JP2529478Y2 - 可変風量ユニット - Google Patents

可変風量ユニット

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JP2529478Y2
JP2529478Y2 JP1991015538U JP1553891U JP2529478Y2 JP 2529478 Y2 JP2529478 Y2 JP 2529478Y2 JP 1991015538 U JP1991015538 U JP 1991015538U JP 1553891 U JP1553891 U JP 1553891U JP 2529478 Y2 JP2529478 Y2 JP 2529478Y2
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wind speed
air volume
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speed sensor
volume unit
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JP1991015538U
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JPH04113849U (ja
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州三 秋田
晴彦 安達
正 鈴木
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、可変風量ユニットに
関し、特にたとえば風速に基づいて算出された実風量と
要求風量とに基づいてダンパの開度を制御する、可変風
量ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示す従来の可変風量ユニット1
は、筒状のケーシング2を含み、ケーシング2の内部に
は、空気入口側に風速センサ3が、空気出口側にダンパ
4がそれぞれ設けられる。そして、空調すべき室内には
室温センサ5が設けられ、また、所定の箇所に、風速セ
ンサ3および室温センサ5からの信号を受けるコントロ
ーラ6が設けられる。コントローラ6は、室温センサ5
からの信号に基づいて要求風量を算出し、風速センサ3
からの信号に基づいて実風量を算出し、要求風量と実風
量とが等しくなるように、ダンパモータ7を制御し、そ
れによってダンパ4の開度を制御する。なお、実風量
は、風速センサ3が平均風速を検知するものとして算出
される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の可変風量ユニッ
ト1においては、ケーシング2の空気入口にストレート
ダクト8を接続した場合には、空気流路の風速センサ3
を含む横断面を通過する気流の速度分布(以下、「風速
分布」という)は、たとえば図10において矢印で示す
ようになる。したがって、風速センサ3は、その面を通
過する最大風速を検知することになり、コントローラ6
で求められる実風量は真値よりも大幅に大きいものとな
ってしまう。一方、ケーシング2の空気入口に曲がりダ
クト9を接続した場合には、風速分布は、たとえば図1
1において矢印で示すようになり、気流の方向と風速セ
ンサ3の中心線Aの方向とが一致せず、また、曲がりダ
クト9の直後に発生する渦流が風速センサ3に影響を与
えるため、正確な風速を検知できない。
【0004】すなわち、従来の可変風量ユニット1で
は、正確な平均風速を検知することができず、したがっ
て、ダンパ4の開度を適切に制御できないという問題点
があった。それゆえに、この考案の主たる目的は、ダン
パ開度をより適切に制御できる、可変風量ユニットを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、主ダクトに
結合される入口と室内に結合される出口とを有するかつ
その内部を空気が流れるケーシング、ケーシング内に設
けられる風速センサおよびケーシング内の風速センサよ
り下流に設けられるダンパを備える、可変風量ユニット
において、ケーシング内に空気を整流する整流筒を設
け、整流筒内に風速センサを設け、整流筒の風速センサ
より上流側に整流網を設けたことを特徴とする、可変風
量ユニットである。
【0006】
【作用】風速センサを取り囲むようにして設けられた整
流筒が、風速センサに与えられる気流の方向を風速セン
サの中心線の方向と一致させる。また、整流網が、風速
センサに与えられる気流に混在した渦流を緩和する。し
たがって、正確な風速を検知できる。そして、整流網の
線形あるいはピッチを調整することによって、風速セン
サに与えられる気流の風速を平均風速とほぼ等しくする
ことができる。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、より平均風速に近い
風速を検知できるので、ダンパ開度をより適切に制御で
きる。この考案の上述の目的,その他の目的,特徴およ
び利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説
明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1および図2を参照して、この実施例の可
変風量ユニット10は、入口12および出口14を有す
る略直方体形状のケーシング16を含む。入口12は、
主ダクトに通じるダンパ18に接続され、出口14は、
空調すべき部屋に通じるダクト20に接続される。した
がって、空気はケーシング16の内部を入口12から出
口14に向かって流れる。
【0009】ケーシング16の内部には、その上流側す
なわち入口12の近傍に、風速を検知するための風速セ
ンサ22が設けられる。この風速センサ22としては、
適当な形式のものが用いられ得るが、この実施例ではカ
ルマン渦を利用するものが用いられる。そして、風速セ
ンサ22を取り囲むようにして、整流筒24が設けられ
る。整流筒24は、その側面が風速センサ22の中心線
Aに対して平行に延びるように配置され、図2に示すよ
うに、支持部材26によってケーシング16の内部で支
持される。整流筒24の空気流入側開口28には、所定
の線径およびピッチを有する整流網30が取り付けられ
る。この整流網30としては、通常の金網、エキスパン
ドメタル製の金網あるいはプラスチック製の網などが用
いられ得る。なお、整流筒24の開口面積(整流網30
の面積)は適宜変更されてもよいが、整流筒24の開口
周囲長さがケーシング16の開口周囲長さの1/2程度
となるようにするのがよいであろう。
【0010】そして、風速センサ22および整流筒24
の下流には、空調すべき室内に送風される風量を調整す
るためのダンパ32が設けられる。ダンパ32は軸34
によって支持され、ケーシング16の外部に設けられた
ダンパモータ36によって開閉される。空調すべき室内
には、室内温度を検知するための室温センサ38が設け
られる。
【0011】風速センサ22、ダンパモータ36および
室温センサ38には、それぞれ実風量演算回路40、モ
ータ制御回路42および要求風量演算回路44が接続さ
れる。これらの回路40〜44は、コントローラ46を
構成し、1つのケース48内に収納される。実風量演算
回路40は、風速センサ22から与えられた信号に基づ
いて実風量を算出し、要求風量演算回路44は室温セン
サ38から与えられた信号に基づいて要求風量を算出す
る。そして、モータ制御回路42は、実風量演算回路4
0で求められた実風量と要求風量演算回路44で求めら
れた要求風量とを比較し、実風量と要求風量とが等しく
なるように、ダンパモータ36を制御し、ダンパ32の
開度を調整する。なお、実風量演算回路40は、風速セ
ンサ22が平均風速を検知したものとして実風量を算出
する。
【0012】この実施例によれば、整流網30によって
気流の速度を調整することができるので、ケーシング1
6にストレートダクト50を接続した場合には、たとえ
ば図3において矢印で示すように、風速分布をほぼ均一
化することができる。また、ケーシング16に曲がりダ
クト52を接続した場合には、たとえば図4において矢
印で示すように、整流筒24によって、風速センサ22
に与えられる気流の方向を風速センサ22の中心線Aの
方向と一致させることができる。また、整流網30によ
って、曲がりダクト52の直後に生じる渦流を緩和する
ことができる。そして、この場合にも、整流網30の線
径あるいはピッチを適宜調整することによって、風速セ
ンサ22に与えられる気流の風速を平均風速とほぼ等し
くすることができる。
【0013】すなわち、この実施例によれば、より平均
風速に近い風速を正確に検知することができ、ダンパ開
度をより適切に制御することができる。なお、ケーシン
グ16および整流筒24の形状は、実施例のような略直
方体形状に限られず、たとえば図5に示すような円筒形
状であってもよい。また、図6に示すように略直方体形
状のケーシング16の内部に円筒形状の整流筒24を配
置するようにしてもよいし、図7に示すように、円筒形
状のケーシング16の内部に略直方体形状の整流筒24
を配置するようにしてもよい。
【0014】また、上述の実施例では、整流網30は整
流筒24の上流側開口28に設けられるが、整流網30
は、そこを通過した気流が風速センサ22に与えられる
ように配置されればよく、したがって、図8に示すよう
に、整流筒24の中央部に配置されてもよいし、その他
適当な位置に配置されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1の実施例の左側面図である。
【図3】図1の実施例にストレートダクトを接続した場
合の風速分布を示す図解図である。
【図4】図1の実施例に曲がりダクトを接続した場合の
風速分布を示す図解図である。
【図5】ケーシングおよび整流筒を円筒形状とした状態
を示す図解図である。
【図6】ケーシングを直方体形状とし、整流筒を円筒形
状とした状態を示す図解図である。
【図7】ケーシングを円筒形状とし、整流筒を直方体形
状とした状態を示す図解図である。
【図8】整流網を整流筒の中央部に配置した状態を示す
図解図である。
【図9】従来技術を示す図解図である。
【図10】図9の従来技術にストレートダクトを接続し
た場合の風速分布を示す図解図である。
【図11】図9の従来技術に曲がりダクトを接続した場
合の風速分布を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …可変風量ユニット 16 …ケーシング 22 …風速センサ 24 …整流筒 30 …整流網 32 …ダンパ 36 …ダンパモータ 38 …室温センサ 46 …コントローラ 50,52…ダクト
フロントページの続き (72)考案者 鈴木 正 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ トレーン株式会社栃木工場内 (56)参考文献 特開 平4−84062(JP,A) 特開 昭58−61411(JP,A) 特公 昭59−42808(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主ダクトに結合される入口と室内に結合さ
    れる出口とを有するかつその内部を空気が流れるケーシ
    ング、前記ケーシング内に設けられる風速センサおよび
    前記ケーシング内の前記風速センサより下流に設けられ
    るダンパを備える、可変風量ユニットにおいて、 前記ケーシング内に前記空気を整流する整流筒を設け、
    前記整流筒内に前記風速センサを設け、前記整流筒の前
    記風速センサより上流側に整流網を設けたことを特徴と
    する、 可変風量ユニット。
JP1991015538U 1991-03-18 1991-03-18 可変風量ユニット Expired - Lifetime JP2529478Y2 (ja)

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JP1991015538U JP2529478Y2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 可変風量ユニット

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JPH04113849U JPH04113849U (ja) 1992-10-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122795A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Hibiya Eng Ltd 風量調整装置
US20170336083A1 (en) * 2015-03-02 2017-11-23 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
JP2019035536A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 アズビル株式会社 風量調整ユニット

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