JP2529077Y2 - アライメントディスク用磁気ヘッド - Google Patents

アライメントディスク用磁気ヘッド

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JP2529077Y2
JP2529077Y2 JP1990107614U JP10761490U JP2529077Y2 JP 2529077 Y2 JP2529077 Y2 JP 2529077Y2 JP 1990107614 U JP1990107614 U JP 1990107614U JP 10761490 U JP10761490 U JP 10761490U JP 2529077 Y2 JP2529077 Y2 JP 2529077Y2
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JP
Japan
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azimuth
signal
burst signal
gap
magnetic head
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俊昭 内田
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気ディスク装置の磁気ヘッドを位置決めす
る際に使用するアライメントディスクを製作するための
磁気ヘッドに関するものである。
〔従来の技術〕
磁気ディスク装置に於いては、他装置との交換性を確
保するために磁気ヘッドのギャップ位置を正確に位置出
しする必要性がある。磁気ヘッドのキャップ位置は、第
2図に示すようにディスク中心からの半径方向距離であ
るトラック位置、ディスク中心線からの円周方向距離で
あるオフセット量、ディスク中心線に対する傾きである
アジマス角によって表される。
ギャップ位置出しを正確に行うにはギャップを顕微鏡
等で拡大し、基準位置からの距離をマイクロメータなど
で計測し、誤差を修正して位置決めする光学的方法と、
予めディスクに記録された基準信号の出力を電気的に計
測し、誤差を修正して位置決めするアライメントディス
クによる方法とがある。近年このギャップ位置出し法
は、精度及び自動化に有利なアライメントディスクによ
る方法が主流になってきている。
アライメントディスクにはトラック位置を検出するた
めのキャッツアイ信号、オフセット量を知るためのイン
デックスバースト信号、アジマス角を知るためのアジマ
スバースト信号が記録されている。
キャッツアイ信号は、第3図(a)に示すようにディ
スクの特定トラックのやや外周と内周にディスクの中心
OよりΔιだけあらかじめ偏芯して記録された外周側ト
ラック信号6aと、内周側トラック信号6bとからなる。イ
ンデックスバースト信号7aは、第3図(a)のA部拡大
図である第3図(b)に示すように、ディスクの特定ト
ラック中心上に磁気ヘッドの書き込みギャップがアジマ
ス角0°の状態で、インデックス信号から定まった位置
に記録されている。同様にアジマスバースト信号7b〜7e
は、ディスクの特定トラック中心上にアジマス角がそれ
ぞれθb、θc、θd、θeで記録されている。また、
それぞれの信号は、適当な周波数のアナログ信号で書か
れ、信号幅はギャップ位置ずれがあっても出力が安定す
るように通常のトラック幅より広くなっている。
アライメントディスクを、第3図(a)、(b)に示
された読み出しギャップ2で読み出すと、第4図(a)
及び第4図(a)のB部拡大図である第4図(b)に示
された信号出力が得られる。
キャッツアイ信号出力6a′、6b′では、2つの信号出
力の比率を測定することで特定トラックに於けるギャッ
プ位置を知ることができる。出力比率が6b′>6a′のと
きはギャップが内周側にずれている状態、6b′=6a′の
ときはギャップが正しい位置にある状態、6b′<6a′の
ときはギャップが外周側にずれている状態を表す。イン
デックスバースト信号出力7a′では、基準となるインデ
ックス信号からの時間Tを測定することでオフセット量
を知る事ができる。アジマスバースト信号出力7b′〜7
e′では、各信号の出力値をそれぞれA〜Dとした場合
アジマス角Daは次式(1)で求められる。
ここでKは、A=BまたはC=Dとなる角度である。
第5図にK=30°のときのアジマスバースト信号出力の
例を示す。(a)は−30°のとき、(b)は±0°のと
き、(c)は+30°のとき、(d)は±0°と+30°の
中間値のときを示す。(1)式は、アジマスロスを求め
る次式(2)のθが変化した場合を基本に求められる。
ここでLaはアジマスロス(%)であり、ωはトラック
幅であり、θはヘッドの傾き(アジマス)(rad)であ
り、λはディスク上の記録波長である。
アライメントディスクを用い、磁気ディスク装置の磁
気ヘッドを位置決めするには、まずキャッツアイ信号に
て磁気ヘッドを特定トラック位置に粗位置決めし、次に
インデックスバースト信号、及びアジマスバースト信号
にてオフセット量及びアジマス角を、トラック位置を微
調整しながら合わせ込むのが一般的な手順となってい
る。
次にアライメントディスク製作方法の従来例について
説明する。キャッツアイ信号は、予めディスクを偏芯回
転させることができる装置にて書き込まれているものと
し、詳しい説明は省略する。ここでは本考案の対象とな
るインデックスバースト信号、及びアジマスバースト信
号の書き込み方法について述べる。
第6図はアライメントディスクにインデックスバース
ト信号、及びアジマスバースト信号を書き込むための装
置の要部を示す組立平面図であり、第7図は部分組立平
面図である。
磁気ヘッド11は、ベースプレート14に設けられた回転
軸9を中心に、ベースプレート14上で回転自在な回転プ
レート8に、キャップ12の中心が回転軸9の中心に一致
するように固定されている。ベースプレート14にはダイ
ヤルゲージホルダー16を介し、ダイヤルゲージ13が固定
され、測定端子13bは回転プレート8に設けられたピン1
5に、測定圧にて当接している。同様にベースプレート1
4にはマイクロヘッドホルダー17を介し、マイクロヘッ
ド10が固定され、端子部10aは、回転プレート8の側面
と、引っ張りコイルバネ18によりガタが発生しないよう
に圧接している。
アライメントディスクへのインデックスバースト信号
7aの書き込みは、第7図(a)に示されるようにマイク
ロヘッド10にてギャップ12のアジマス角が0°になるよ
うに回転プレート8の回転角を調整する。次に、前述し
たように予め書き込まれたキャッツアイ信号にてギャッ
プ12を特定トラック位置に正確に位置決めし、ディスク
を回転するためのスピンドルモータより発せられるイン
デックス信号を基準にギャップ12により書き込まれる。
アジマスバースト信号7b〜7eは、第7図(b)〜(e)
に示されるようにそれぞれのアジマス角θb〜θeに対
応したピン15の変位量を三角関係にて求め、求めた値を
アジマス角0°のときのダイヤルゲージの読み13aに加
え、13a′になるようにマイクロヘッド10にて回転プレ
ート8の回転角を調整し、インデックス信号を基準に、
ギャップ12により書き込まれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第3図に示されるインデックスバースト信号
7a、及びアジマスバースト信号7b〜7eの従来の書き込み
方法は、ギャップ12のアジマス角をそれぞれの信号のア
ジマス角に調整するための調整時間を要するばかりでな
く、書き込み装置の機械的精度、特にギャップ12の中心
と回転軸9の中心位置精度が出ていないとアジマス角に
著しい誤差を生じる。また、アジマス角の調整値のバラ
ツキがそのまま信号精度のバラツキとなる。
そこで本考案は、高精度の信号を短時間で書き込むこ
とができるアライメントディスク用磁気ヘッドの提供を
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のアライメントディスク用磁気ヘッドは、マル
チギャップ磁気ヘッドの複数のギャップを、アライメン
トディスクの特定トラック中心に相当する円周に沿って
一列に配列し、各ギャップの向きを対応するインデック
スバースト信号およびアジマスバースト信号のアジマス
角に合わせて固定し、一回の書き込みでインデックス信
号および複数のアジマスバースト信号の書き込みをする
ことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図(a)は本考案の磁気ヘッドの斜視図であり、第1
図(b)は要部を示す平面図である。ここでは3.5イン
チマイクロフロッピィディスク135TPI仕様のSide0を例
に説明する。
薄膜マルチギャップ磁気ヘッド1には厚さが数10μの
磁性基盤からなる1つのスライダー上に、フォトリソ技
術を用い平面的に巻かれたコイル23と、ギャップを構成
するセンターボール21及び薄膜磁極22が複数設けられて
いる。さらに薄膜マルチギャップ磁気ヘッド1はセラミ
ック基板などからなる基台3に正確に位置出し後、接着
等の固定手段で固定され、アライメントディスク製作装
置に組み込まれる。
本考案の薄膜マルチギャップ磁気ヘッド1には、マイ
クロフロッピィディスクのトラック40中心に相当する円
周上の位置、つまりR=32mmの円周5上を中心に、イン
デックスバースト信号用のギャップ2a、及びアジマスバ
ースト信号用のギャップ2b〜2eが設けられ、それぞれの
ギャップにて書き込まれた信号は、磁気ディスク装置の
読み出しギャップ位置2fで読まれたとき、それぞれアジ
マス角0°、アジマス角θb〜θeになるように設定さ
れている。ギャップ幅は、前述したようにギャップ位置
ずれがあっても出力が安定するようにトラック幅0.1875
mmより十分に広く設定されている。
アライメントディスクへの信号書き込みは、ギャップ
2a〜2eに、同時に適当な周波数のアナログ信号をバース
ト幅に相当する時間だけ、スピンドルモータより発せら
れるインデックスバースト信号を基準に書き込むことに
より終了する。
〔考案の効果〕
本考案の磁気ヘッドに於いて、複数のギャップは、イ
ンデックスバースト信号、及びアジマスバースト信号を
書き込むために適したアジマス角で精度良く配置されて
いる。そのため従来例に示したように、ひとつのギャッ
プを有する磁気ヘッドを機械的に回転させる必要がな
く、各信号のアジマス角の精度が向上し、バラツキも著
しく減少する。さらに、複数の信号を同時に書き込むこ
とが可能となり、アライメントディスク製作時間を低減
し、大幅なコストダウンを実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の磁気ヘッドの斜視図、第1図
(b)はその平面図、第2図はギャップ位置の表し方を
示す平面図、第3図(a)はディスク上に書かれた信号
の平面図、第3図(b)はその部分拡大図、第4図
(a)はアライメントディスクの信号出力、第4図
(b)はその部分拡大図、第5図(a)〜(d)はアジ
マスバースト信号の再生出力、第6図はインデックスバ
ースト信号、及びアジマスバースト信号を書き込む従来
の装置の要部を示す平面図、第7図(a)〜(e)はイ
ンデックスバースト信号、及びアジマスバースト信号を
書き込む時の回転プレートの状態を示す図である。 1……薄膜マルチギャップ磁気ヘッド、2a〜2f……磁気
ギャップ、3……基台、4……ディスク、5……特定ト
ラック中心円周、6a、6b……キャッツアイ信号、6a′、
6b′……キャッツアイ信号出力、7a……インデックスバ
ースト信号、7a′……インデックスバースト信号出力、
7b〜7e……アジマスバースト信号、7b′〜7e′……アジ
マスバースト信号出力、21……センターボール、22……
薄膜磁極、23……コイル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アライメントディスクに、少なくともイン
    デックスバースト信号およびアジマスバースト信号を書
    き込む磁気ヘッドであり、書き込みトラックに沿って一
    列に、各々コイルを有する複数の書き込みギャップを配
    列し、該ギャップの向きを対応するインデックスバース
    ト信号およびアジマスバースト信号のアジマス角に合わ
    せて固定し、一回の書き込みでインデックスバースト信
    号および複数のアジマスバースト信号の書き込みをする
    ことを特徴とするアライメントディスク用磁気ヘッド。
JP1990107614U 1990-10-16 1990-10-16 アライメントディスク用磁気ヘッド Expired - Lifetime JP2529077Y2 (ja)

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JPS59152523A (ja) * 1983-02-18 1984-08-31 Hitachi Ltd 磁気ヘツド・アジマス測定用記録媒体
JPS6334140U (ja) * 1986-08-22 1988-03-04
JPH01267820A (ja) * 1988-04-18 1989-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビデオフロッピ装置のヘッドアジマス調整用シート

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