JP2528278B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP2528278B2
JP2528278B2 JP61106223A JP10622386A JP2528278B2 JP 2528278 B2 JP2528278 B2 JP 2528278B2 JP 61106223 A JP61106223 A JP 61106223A JP 10622386 A JP10622386 A JP 10622386A JP 2528278 B2 JP2528278 B2 JP 2528278B2
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【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 この発明は、客が挿入した紙幣を所定金種別に振分け
て取引の終了時又は取消時まで一時貯留し、取引終了後
はその紙幣を金種ごとに金庫側に送り出し、取引取消時
はその紙幣を返却側に送り出すために用いられる紙幣振
分機構を備えた紙幣処理装置に関するものである。
従来技術とその欠点 従来の紙幣処理装置において使用している振分機構
は、回転ドラムの外周に紙幣を金種ごとに、かつ、一枚
ずつ回転ドラムの回転方向にずらして巻回し、回転ドラ
ムと同期回転するベルトで押えて、金種ごとの紙幣振分
と貯留をする構造となっている。
従って、振分・貯留に大きな空間を必要とし、紙幣の
返却時も収納時も、回転ドラムの回転により紙幣を一枚
ずつ順次送出さなければならないから、時間がかかる。
また、紙幣が客による挿入時又は搬送ベルトなどによる
搬送時に幅方向のずれその他の姿勢不良を生じても、振
分・貯留の間は回転ドラムに挟持され続けているから、
姿勢の矯正ができず、従って、紙幣が返却又は収納され
るまでの間に紙幣の破損やジャムを招くなどの欠点があ
った。
この発明の目的 この発明は、上記従来技術の欠点を解消すること、す
なわち、可及的に小さな空間で紙幣の振分・貯留が可能
であるとともに、紙幣の収納・返却所要時間が短縮で
き、また、紙幣の幅方向のずれその他の姿勢不良の矯正
も容易にできる振分機構を有する紙幣処理装置を提供す
ることを目的とする。
目的達成手段 この発明は、上記目的を達成するため、挿入口から挿
入された紙幣を返却用搬送部又は金庫収納用搬送部まで
搬送する途中において、鑑別終了後の紙幣を送込部によ
り二つの搬送ベルトの間に垂直に送り込み、前記搬送ベ
ルトとその両搬送ベルトの下側部の間に設けられて送込
まれた紙幣を停止させる停止板とこれら搬送ベルト及び
停止板を取付る左右一対の基板とで振分室を形成し、そ
の振分室内の紙幣送り込み面に関して互いに反対側に紙
幣戻り止め部材を設けてそれぞれ対応する紙幣戻り止め
部材と搬送ベルトとの間に紙幣貯留部を形成して、振分
室内に鑑別結果により一方の紙幣貯留部側から他方の紙
幣貯留部側まで移動されるプッシャを備え、また、両搬
送ベルトの下端部を鑑別結果、取引終了又は取消に応じ
て選択動作される振分ウィングを介して返却側搬送部と
収納側搬送部とに連通させるようにしたものである。
この発明の実施例 次に、この発明の具体的構成を、図示の実施例につい
て説明する。
[概括的構成] この発明に係る紙幣処理装置の構成は、概括的には、
搬送系と、振分系と、収納金庫と、釣札供給系と、制御
系とに分割することができる。以下、順次説明する。
[a.搬送系] 搬送系は、接客面に設けてある紙幣挿入口1から挿入
された紙幣を鑑別部2内を経てこの発明の要部である紙
幣振分機構の振分室4の上方に設けられた送込部3まで
搬送する搬送ベルト群cb1〜cb6と、後述されるように振
分室4の左右両側に配置されて紙幣振分機構の一部を構
成し、選別・貯留されている紙幣を選択的に下方に搬送
する搬送ベルトcb7,cb8と、紙幣振分機構から搬送ベル
トcb7及び/又はcb8により送出される紙幣を接客面の返
却口5方向に送り出す搬送ベルトcb10,cb12と、紙幣振
分機構から搬送ベルトcb7及び/又はcb8により送出され
る紙幣を所定金種ごとに金庫6A,6B方向に搬送する搬送
ベルト群cb7,cb9、cb10,cb11と,釣札供給系の一部を構
成する搬送ベルトcb13,cb14とを有している。
そして、搬送ベルト群cb1〜cb6は正転・逆転可能なモ
ータM1、共通の伝動ベルトtb1、クラッチcl1及び伝動ベ
ルトtb2並びに伝動ベルトtb1と伝動ベルトtb3により駆
動され、搬送ベルトcb7,cb9〜cb11は正転のみ可能なモ
ータM2、伝動ベルトtb4,tb5、クラッチcl3、伝動ベルト
tb6により駆動され、搬送ベルトcb8,cb12はモータM2
伝動ベルトtb4、クラッチcl4伝動ベルトtb7によりそれ
ぞれ駆動される。
また、搬送ベルトcb13,cb14はモータM1、共通伝動ベ
ルトtb1、クラッチcl2、伝動ベルトtb8により駆動され
る。各モータとクラッチと伝動ベルトは基板10の搬送ベ
ルトと干渉しない位置に配設されている。しかし、搬送
ベルトの伝動手段は任意である。
そして、搬送ベルトcb1,cb2は鑑別部2に沿って設け
られ、cb3,cb4は鑑別後の偽札を振分室4まで送り込ま
ずに挿入口1に返却するために設置され、cb5,cb6は鑑
別後の紙幣を振分室4内に所要の姿勢をもって落下させ
るために設けてあり、cb7,cb8は後述ように金種別に振
分けられた紙幣を貯留しかつ指令に基いて送り出し、cb
7,cb9はその当接部分で取引成立後の第一金種の紙幣を
保留する第一保留部23を構成し、cb10,cb11はその当接
部分で取引成立直後の第二金種の紙幣を保留する第二保
留部24を構成する。
[b.振分系] 振分系は、鑑別部2による鑑別を終了して送込部3よ
り垂直な紙幣送り込み面に沿って落下する紙幣を鑑別結
果に応じて第一金種、例えば千円札と、第二金種、例え
ば五千円及び一万円札とに振分けて貯留する、この発明
の要部である振分機構と、この振分機構から搬出される
紙幣を行先別に、すなわち、返却側又は収納側のいずれ
かに振分けるウィング7,8とからなっている。
振分機構は送込部3の下方に設置され、この送込部の
紙幣送り込み面sの両側に備えた搬送ベルトcb7,cb
8と、両搬送ベルト間で送込部から紙幣の長さよりもや
や大きい距離だけ低い位置に設けられ、送込部から落下
する紙幣を受け止める停止板9とを有して、搬送ベルト
cb7,cb8、停止板9及びこれらを固定している左右一対
の基板10とによって振分室4が画成されている。
また、各搬送ベルトcb7,cb8と紙幣送り込み面sとの
間において振分室4を挟んで互いに対向して突出する紙
幣戻り止め部材11,12が各基板に固定され、各対の戻り
止め部材と各搬送ベルトとの間にそれぞれ第一金種の紙
幣を貯留する第一貯留部13と第二金種の紙幣を貯留する
第二貯留部14が形成されている。
そして、振分室4内には、一方の紙幣貯留部から他方
の紙幣貯留部までの間を往復移動可能なプッシャ15が取
付けられている。図示の例では、プッシャ15は下端が基
板10にピンp1,p2を介して枢着された一対のレバー16,17
の上端をリンク18で揺動自在に連結し、そのリンクの一
端に前記停止板9の中央溝内に水平方向に移動自在に挿
入したプッシャ15の下端を固着し、レバー17の基板に対
する支点p2の両側にソレノイドSOL2,SOL3のプランジャ
を枢着し、さらに、レバー17の上端に引張りばね19の一
端を結合し、他端を基板に固定している。プッシャ15は
フレーム状に組立て、搬送ベルトcb7側に周面の一部を
突出させた押圧ローラ20を取付けることが望ましい。
上記構成において、ソレノイドSOL2,SOL3は常時は非
通電状態にあるため、プッシャ15はばね19により一方の
貯留部13側の搬送ベルトcb7に押圧されている。ソレノ
イドSOL2とSOL3は、後述のように、鑑別部2の鑑別結果
に応じて鑑別終了後の紙幣が送込部3により振分室4内
に搬入完了したことが検知器ph5により検出されたこと
により、励磁及び消磁される。
図示の例では、挿入された紙幣が千円であるときの鑑
別信号に基いてソレノイドSOL2が励磁され、紙幣が振分
室4に落下したことが検知器ph5により検知されたとき
にソレノイドSOL2の消磁と同時にソレノイドSOL3が励磁
される。従って、振分室に落下した紙幣は第一貯留部13
に貯留される。また、挿入された紙幣が五千円又は一万
円であるときの鑑別信号に基いてソレノイドSOL3が励磁
され、その紙幣が振分室に落下したことが検知されたと
きにソレノイドSOL3の消磁と同時にソレノイドSOL2が励
磁される。従って、振分室に落下した紙幣は第二貯留部
14に貯留される。
送込部3を、第2図において左右の各二本の搬送ベル
トcb5,cb6を単に面接触して配置しただけの構成とした
場合は、紙幣が振分室4に落下するときに送込部3から
離間すると同時に、紙幣の挿入当時に有していた又は搬
送時に生じた折りぐせが容易に復活するため、紙幣が振
分室内で座屈し、そのままプッシャ15により貯留部に移
動されて貯留されるので、貯留容積が有効に使用され
ず、また、後に搬送ベルトにより収納側又は返却側に円
滑に搬送されなくなるおそれがある。
このような紙幣の振分室内での座屈を防止するため、
送込部3は、第4図に示すように、左右いずれか一方の
一対の搬送ベルトcb5の下端部を他方の搬送ベルトcb6
下端部の間に位置させて、側面より見て重複させてい
る。これにより、送込部3より振分室4に送り出される
紙幣Bは第4図に示すように垂直線に沿ってほぼ凹字形
に屈曲又は湾曲されて送り込まれるから、振分室内には
座屈せずに直進する。従って、各紙幣貯留部13,14には
最少容積をもって最大枚数の紙幣B1,B2の貯留が可能で
ある。
また、送込部3から落下した紙幣は、振分室4内で自
由になるから、挿入された紙幣の姿勢が搬送ベルトcb7
又はcb8に対して適切でないときは、この振分室の基板1
0の間で移動して姿勢が矯正される。
振分ウィング7,8は、振分室4内の第一金種の紙幣
(千円札)と第二金種の紙幣(五千円札と一万円札)を
金庫収納側又は返却口返却側のいずれかに向けるための
ものである。振分ウィング7,8にはソレノイドSOL5,SOL6
がそれぞれ連結され、通常は各ソレノイドは消磁され
て、振分ウィング7,8は第1図の実線位置に保持されて
おり、振分室内の紙幣は、挿入された紙幣について取引
が終了したときは搬送ベルトcb7,cb9、cb8,cb10,cb11
駆動により各貯留部13,14から紙幣が収納側に移動さ
れ、また、取引を取消されたときはソレノイドSOL5,6
励磁され、各ウィング7,8が第1図の点線位置に反転さ
れるとともに、搬送ベルトcb7,cb8,cb10〜cb12の駆動に
より各貯留部の紙幣が返却側に移動される。
第一貯留部13の紙幣はソレノイドSOL3の励磁によりプ
ッシャ15が搬送ベルトcb7に押圧された状態でその搬送
ベルトを回転させることにより送り出される。また、第
二貯留部14の紙幣を送り出すときはプッシャ15をソレノ
イドSOL2により第二貯留部側に移動させてもよい。
しかし、紙幣挿入後に取消ボタンが操作されたとき
に、一つのプッシャ15を各貯留部に順次移動させて送り
出していては取消ボタン操作時から紙幣の全部が返却口
5に排出されるまでに時間がかかって好ましくない。そ
こで、停止板9の下側にその溝を経て搬送ベルトcb8
当接しうるローラ状プッシャ21を回転アーム22に結合
し、そのアームにソレノイドSOL4を連結することによ
り、両プッシャ15,22を同時にそれぞれ搬送ベルトcb7,c
b8に押圧させて、両貯留部13,14の紙幣B1,B2をほぼ同時
に返却口5に排出させることができるようにしている。
[c.紙幣収納金庫] 紙幣収納金庫6は、搬送ベルト群cb7,cb9、cb8,cb10,
cb11により搬入される紙幣を金種ごとに、この実施例で
は釣札に使用される千円札と、釣札に使用されない五千
円札及び一万円札とをそれぞれ異なる収納空間に収容す
ることができる。
第1図には第一金種紙幣である釣札に使用される千円
札を収容するための釣札金庫6Aと、第二金種紙幣である
五千円札及び一万円札を収容するための回収金庫6Bとを
各別に備えた例が示されている。各金庫6A,6Bには、そ
れぞれ第一保留部23又は第二保留部24より搬送ベルトcb
15,cb16、cb17,cb18を介して送り込まれる紙幣を、各金
庫内の所定収納空間に順次積層押圧して収納するため
の、各金庫についてほぼ同様な構成を有する収納機構が
設けられている。
この収納機構は、釣札金庫側のものについて説明する
と、金庫側に取付けられる往復移動自在のプッシャ25
と、このプッシャを常時紙幣搬入面より収納空間26側に
付勢して紙幣押圧するばね27と、前記プッシャに連結部
材28により連結されたレバー29を介して金庫外側からプ
ッシャ25をばね27の付勢方向と反対方向に移動させるた
めの手段とから構成されている。
プッシャ移動手段は、紙幣処理装置側に設けられた正
転・逆転可能なモータM3と、金庫装填部の奥に備えられ
た共通伝動ベルトtb9,tb10と、クラッチcl5、金庫装填
部の上方及び下方に備えたプーリpl1,pl2により保持さ
れた駆動ベルトdb1と、駆動ベルトに取付けられ、その
駆動ベルトdb1の回転とともに前記レバー29の先端29aと
係合してこれを介してプッシャ25をばね27に抗して紙幣
搬送面に関して収納空間26側と反対側に移動させるフッ
ク30とから構成されている。
駆動ベルトdb1のフック30は、通常、第5図に実線で
示す定位(イ)にあって、プッシャ25が収納空間26内の
紙幣を釣札金庫内に設けてある固定底板31に押圧する位
置に保持され、第一保留部23から紙幣を収納する場合は
モータM3、ベルトtb9、クラッチcl5、ブレーキbk2、伝
動ベルトtb10を介して駆動ベルトdb1が所定方向(時計
方向)に回転されて、フック30が下位(ロ)まで移動さ
れるためレバー29を介してプッシャ25の金庫内の紙幣搬
入面Saより下側まで移動する(第7図参照)。そして、
紙幣の搬入が終了したことを検知したときにモータM3
逆転され、フック30は上位(ハ)まで移動されるため、
プッシャ25はばね27の力により、収納した紙幣を固定底
板31に対して押圧する。
その後、モータM3が再び正転されてフックが定位
(イ)に復帰される。しかし、プッシャ25がばね27によ
り固定底板31に対して押圧したままである。
回収金庫6Bの収納機構は、釣札金庫6Aの収納機構とは
モータM3、伝動ベルトtb10を共通にし、駆動ベルトdb1
と同様の駆動ベルトdb2を回収金庫に対応してプーリp
l3,pl4により備えるとともに、プーリpl2及びpl3のそれ
ぞれと共通の軸上に設けられた歯車g1,g2を噛み合わせ
てある点以外は上記の釣札金庫の収納機構とほぼ同一の
構成である。
駆動ベルトdb2は歯車g1,g2により駆動ベルトdb1を伝
動ベルトとしてこれと互いに反対方向に回転するように
連結してあり、プッシャ25Bは常時はばね27と同様のば
ねにより収納した紙幣を固定底板31Bに押圧し、第二保
留部24から紙幣を収納するときは、駆動ベルトdb2の回
転とともにフック30Bによりプッシャ25Bが上位(ロ)ま
で移動されて紙幣の収納が可能になり(第7図参照)、
収納終了により駆動ベルトdb2の逆回転によりフック30B
が下位(ハ)まで移動するので、プッシャが紙幣を固定
底板31Bに押圧し、プッシャは定位(イ)に復帰する。
32は収納空間26Bに収納された紙幣が紙幣の重さ及び
/又は紙幣の折れぐせによる嵩ばりにより紙幣搬入の障
害にならないように紙幣を保持する支持板である。
釣札金庫においては、収納空間26に収納した紙幣B
1を、次に説明するように、釣札としてローラ33により
送り出すため、プッシャ25が第7図の下位まで下降して
紙幣収納中においてもすでに収納された紙幣B1をローラ
33に押圧した状態で保持する必要があり、このため、釣
札金庫6A内にはプッシャ25の外側おいて昇降自在の可動
底板34を備え、プッシャ25が上昇したときは可動底板34
を下降させてプッシャにより固定底板31方向に持上げて
きた紙幣を可動底板34と固定底板31との間に搬入し、そ
の後プッシャの下降とともに可動底板34を上昇させて、
その紙幣を可動底板34により常時固定底板31に押圧する
ようにしてある。
可動底板34はその前部に設けた左右一対のローラ35を
2本の垂直軸36により挟持して安定して昇降可能とさ
れ、そのローラ軸先端に一端を結合したばね37の他端を
釣札金庫上部に固定することにより常時上方に付勢して
あり、また、プッシャ25の上昇・下降に対応して可動底
板34を下降・上昇させるには、可動底板の前部にレバー
38を設けるとともに、紙幣処理装置側に駆動ベルトdb1
と同様のもう一つの駆動ベルトdb3をプーリpl5,pl6によ
り支持し、その駆動ベルトに前記レバーと係合するフッ
ク39を備えて、モータM3の回転力をクラッチcl6により
プーリpl5に断続することにより可能にしている。
[d.釣札供給系] 釣札金庫6Aには、これに収納された紙幣を釣札として
紙幣処理装置側に設けられた搬送系M1、tb8,cb13,cb14
に送り出すための手段が備えられている。この釣札供給
手段は、第7図に例示するように、釣札金庫6A内に取付
けられ、互いに押圧接触して、上述のように固定底板31
と可動底板34との間に保持されている紙幣B1を一枚ずつ
送出す送りローラ33及び送りベルト40,41と、ベルト40
を回転させる伝動ベルト42とからなっており、伝動ベル
ト42はプーリpl7とpl8の間において釣札金庫6Aの前面に
設けた開口から前方に臨ませてある。そして、紙幣処理
装置の金庫装填部の奥には、金庫6Aの前面開口に対応す
る位置に、モータM3によりクラッチ・ブレーキcl7,bk1
及び伝動ベルトtb12を介して回転される駆動ローラ43が
設けてあり、これにより、釣札金庫を装填すると、その
ローラ43の周面の一部がその金庫の前面の開口から金庫
6A内に挿入されて伝動ベルト42に押圧する(第7図参
照)。
送りベルト41のプーリpl11,pl12により支持されてい
る部分は、ゴムローラ44に円弧状に接触されて、固定底
板31の後端付近においてV字形の進入口45を形成してお
り、その進入口に可動底板と固定底板との間に保持され
ている紙幣B1が1枚しか進入できないようにするための
ブレード46が設けられ、また、送りベルト40,41のプー
リpl9,pl10、pl11,pl12間に支持されている部分の間に
案内板47,48が取付けられている。この案内板の先端は
金庫外に開口する紙幣送り出し口49を形成しており、こ
の金庫6Aを金庫装填部に装填したときは、紙幣送り出し
口49が紙幣処理装置の釣札搬送ベルトcb13,cb14の他端
の間に対向するようになっている。
そして、プーリpl12には、このプーリに付与される回
転力が所定値以上のときは回転を許容するが、回転力が
所定値未満のときは回転を阻止するトルクリミッタ50が
備えてあり、また、送りベルト41はゴムローラ44に対し
て線接触ではなく、円弧面に沿った面接触とされてい
る。これにより、釣札金庫6Aの底部から進入口45に紙幣
が1枚だけ進入するときはゴムローラ44からベルト41に
は所定値以上のトルクが伝達されるから、ベルト41が回
転を設け、従って、その紙幣はローラ44とベルト41によ
り案内板47,48の間を送り出し口49から突出するまで搬
送されるが、進入口45に2枚の紙幣が進入したときは、
ゴムローラ44のトルクは2枚の紙幣の間でのスリップに
よりベルト41に伝達されないため、トルクリミッタの作
用によりベルト41は回転されない。よって、紙幣送り出
し口49からは1枚の紙幣のみが送り出される。そして、
ベルト41がゴムローラ44回りに面接触させてあるため、
線接触させる場合よりも確実な紙幣分離効果が得られ
る。
紙幣収納金庫は、上記のように釣札用と回収用とに各
別の金庫を使用せずに、第8図に例示するように、一つ
の金庫6内に釣札収容空間26Aと回収札収容空間26Bとを
備えるとともに、常時釣札収容空間の紙幣を固定底板31
に押圧する上記可動底板34と同様の可動底板を備え、一
つのプッシャ25を釣札収容空間側と回収札収容空間側と
の間を往復移動可能に設け、紙幣処理装置側には第5図
の駆動ベルトdb1を釣札収容空間から回収札収容空間ま
で移動させるに必要な長さに延長して、そのベルトのフ
ックでプッシャ25に連結されたレバー29を介してプッシ
ャを、モータM3と伝動ベルトtb10と駆動ベルトdb1とフ
ック30とで釣札と回収札とをそれぞれ所定の金庫に収納
するように構成することもできる。
第10図はこの場合の金庫の斜視図であり、51はレバー
29の昇降用縦孔、52はレバー38の昇降用縦孔、53A,53B
はそれぞれ第一金種紙幣搬入口、第二金種紙幣搬入口、
54はゴムローラ挿入口である。
[e.制御糸](作用の説明) 制御系は、記憶部に格納されているプログラム、及び
図示されているが以上に説明していない各検知器ph1〜p
h25からの信号入力に基いて、上記搬送系、振分系、紙
幣収納金庫及び釣札供給系とに対して所定の順序で所要
の制御を行ない、所期の目的を達成させるものである。
以下、上記構成に基く制御部による紙幣処理装置全体の
作用を説明する。
紙幣挿入・鑑別・返却・振分 最初の客が紙幣挿入口1に紙幣を挿入すると、検知器
ph1からの検知信号が制御部に入力し、これに基いて搬
送系のモータM1が正転し、伝動手段tb1,cl1,tb2を介し
て搬送ベルトcb1,cb2が駆動されるとともに、ソレノイ
ドSOL1が所定時間のみ励磁されて紙幣挿入口のシャッタ
ーs1が開放されるため、紙幣は鑑別部2に搬入される。
検知器ph2と、この検知信号を入力する制御部の長さ測
定回路と、測定長と記憶している各種真正紙幣の標準長
とを比較して挿入された紙幣の長さを判定する判定回路
とよりなる金種鑑別部により、挿入された紙幣の金種が
鑑別される。金種鑑別結果は紙幣の後端が検知器ph2
通過した直後に得られる。(第13図及び第14図参照) そして、鑑別結果が第一金種、すなわち、千円札であ
るときは、上述のように制御部は振分機構のソレノイド
SOL2を励磁してプッシャ15を第2貯留部14側に移動させ
て、また、鑑別結果が第二金種、すなわち、五千円札又
は一万円札であるときはソレノイドSOL2SOL3のいずれも
励磁せずにばね19によりプッシャ15を第1貯留部13側に
保持したまま、振分室4の紙幣送り込み面を開放して紙
幣の到来を待つ。前端が検知器ph3を通過した紙幣は続
いてセンサーHOL1,HOL2及び制御部の鑑別回路(図示せ
ず)により紙幣の磁性などの材質、透過光量パターンな
ど既知の鑑別方法によって真偽鑑別が行なわれる。
紙幣の後端が検知器ph3を通過した時点で鑑別が開始
される。これと同時にクラッチcl1がOFFして、紙幣は検
知器ph4を動作する位置で鑑別結果が得られるまで止め
られる。(第13図及び第14図参照) そして、鑑別結果が偽札であるときは、第13図に示す
ように、制御部はその旨の鑑別信号の入力に基いて検知
器ph4らの検知信号の入力を条件としてモータM1を逆転
し、かつ、クラッチcl1をONして、その偽札を紙幣挿入
口1に返却する。また、クラッチcl1のONと同時にソレ
ノイドSOL2が消磁され、ばね19の復帰力補助のためにSO
L3が瞬時励磁して、すぐまた消磁する。挿入口1に返却
された紙幣が抜き取られると、検知器ph1により検知さ
れ、紙幣処理装置は初期状態に戻る。
また、鑑別結果が真札であるときは、第14図に示すよ
うに、鑑別結果の出力と同時に、クラッチcl1がONし、
搬送ベルトcb1〜cb6は正転を続行され、紙幣は送込部3
より振分機構の振分室4に向って送り込まれる。プッシ
ャ15はすでに紙幣の長さによる金種判定結果に基いて送
り込み面から挿入される紙幣の金種の貯留部と反対側に
移動されているから、紙幣の搬入が円滑に行なわれる。
そして、検知器ph5の検知信号により紙幣の振分室内へ
の搬入完了を検知すると、制御部はソレノイドSOL2,SOL
3のうち励磁されていた方を消磁するとともに消磁され
ていた方を励磁して、プッシャ15を挿入された紙幣の金
種に対応する貯留部方向に移動させて、その紙幣を戻り
止め部材11と搬送ベルトcb7との間の第一貯留部13又は
戻り止め部材12と搬送ベルトcb8との間の第二貯留部14
に押し込み、貯留する。
鑑別された紙幣枚数は金種ごとに及び第一金種と第二
金種別に記憶部により記憶され、演算部により挿入総額
が算出される。
他方、制御部は既知の技術により、鑑別結果に対応す
る金額を接客面に表示し、かつ、その金属で取引可能な
範囲などを表示する。他の紙幣が挿入された場合も前述
と同様にして鑑別、鑑別結果によるプッシャ15の事前移
動、振分室4への搬入、搬入完了によるプッシャ15の移
動が行なわれて、特定の金種の紙幣は所定の貯留部に追
加貯留され、接客面には挿入総額が表示される。
紙幣の振分室4への搬入完了後、所定時間経過時に搬
送系のモータM1が停止される。
取引取消 客が取引条件入力前又は後に、取消ボタンを操作した
ときは、第15図に示すように、取消信号に基いてソレノ
イドSOL4〜SOL7が励磁され、モータM2が回転されるとと
もにクラッチcl3が動作されるため、搬送ベルトcb7〜cb
12が同時に駆動されるので、第一貯留部13に貯留されて
いた紙幣はプッシャ15により搬送ベルトcb7に押圧され
るため搬送力を受けて振分室4から搬出され、第一貯留
部13を返却側に連通させている振分ウィング7、案内部
材55、搬送ベルトcb10、同じく第二貯留部14を返却側に
連通させている振分ウィング8を介して搬送ベルトcb8,
cb12間に至る。また、第二貯留部14に貯留されていた紙
幣はソレノイドSOL4を介してローラ状プッシャ21により
搬送ベルトcb8に押圧されるため、搬送力を受けて振分
室4から搬出され、搬送ベルトcb8、案内部材55、振分
ウィング8を介して同様に搬送ベルトcb8,cb12間に至
る。そして、返却口5のシャッターs2が検知器ph11の立
下りまで開放されるため、搬送ベルトcb8,cb12間の紙幣
は返却口5に放出される。検知器ph12の立下りにより返
却口からの紙幣の抜き取りが検出される。
両貯留部13,14からはそれぞれ二つのプッシャ15,21を
用いて同時に搬出させるから、返却所要時間が短縮され
る効果がある。また、両貯留部13,14の下端部から振分
ウィング8までの距離をほぼ等しくした場合は、二つの
金種に選別して貯留されていた紙幣が、返却時はほぼ同
時に返却口に放出されるため、時間差放出に伴なう客の
心理的動揺が防止される効果がある。
取引成立・紙幣保留 客の入力が取引条件を成立させた場合は、既知の方法
により会計処理及び取引完了に必要な動作、例えば商品
放出がされ、会計処理の結果(釣銭がある場合はその金
額表示を含む)が接客面に表示される。また、振分機構
内の紙幣のうち第一貯留部13の紙幣は、釣札金庫6A又は
釣札収納空間26Aに釣札が満杯か否かに応じて、次のよ
うに保留部23又は24に搬送されて保留される。
すなわち、釣札が満杯でない場合は第16図(イ)に示
すように、制御部は取引完了と同時にモータM2の回転、
クラッチcl3のONをさせて、搬送ベルトcb7,cb9により第
一貯留部13から紙幣を搬送ベルトcb7,cb9間の第一保留
部23まで搬出し、検知器ph6がOFFし、かつ、検知器ph13
がONしたときにモータM2及びクラッチcl3をOFFさせて紙
幣を第一保留部23に保留する。
また、釣札金庫6A又は釣札収納空間26Aに釣札が満杯
の場合は、第16図(ロ)に示すように、まず、ソレノイ
ドSOL5をONしてウィング7を動作させた後、モータM2
回転、クラッチcl3のONをさせて、検知器ph6がOFFし、
かつ、検知器ph14がONしたときにモータM2及びクラッチ
cl3をOFFさせて紙幣を第二保留部24に保留する。
さらに、第二貯留部14内の紙幣については、第一貯留
部13に紙幣が無い場合は、ソレノイドSOL4の励磁、モー
タM2の回転により、搬送ベルトcb8,cb10〜cb12を駆動し
て第二金種の紙幣を搬送ベルトcb10,cb11間の第二保留
部24まで搬送し、検知器ph14が動作したときにモータM2
を止めて紙幣を第二保留部24に保留する。
第一貯留部13と第二貯留部14に紙幣が有り、かつ、釣
札金庫又は釣札収納空間に釣札が満杯でない場合は、第
16図(ニ)に示すように、ソレノイドSOL4を励磁させた
後、モータM2とクラッチcl3をONさせて搬送ベルトcb7,c
b8及びcb9〜cb11により第一貯留部13及び第二貯留部14
の紙幣をそれぞれ第一保留部23と第二保留部24に搬送
し、検知器ph13,ph14のONに基いてモータM2とクラッチc
l3をOFFさせる。
第一貯留部13と第二貯留部14に紙幣が有り、かつ、釣
札金庫又は釣札収納空間に釣札が満杯の場合は、第16図
(ホ)に示すように、ソレノイドSOL4,SOL5を励磁させ
た後、モータM2とクラッチcl3をONさせて搬送ベルトc
b7,cb8、振分ウィング7及びcb10,cb11により第一貯留
部13及び第二貯留部14の紙幣をいずれも第二保留部24に
搬送し、検知器ph14のONに基いてモータM2とクラッチcl
3をOFFさせる。
次客の紙幣挿入・金庫への収納 保留部23,24に保留された紙幣は、次客の紙幣挿入が
検知されたときにそれぞれ釣札金庫6A又は回収金庫6Bに
搬入されて収納される。
第一保留部23のみ又は第一保留部23と第二保留部24に
保留紙幣があるときは、制御部は第17図(イ)に示され
たタイミングに基いてモータM3,M2、クラッチcl3cl5,cl
6及びブレーキbk2の制御を行なう。すなわち、次客の紙
幣挿入検知信号に基いてモータM3の逆転、クラッチcl5
のONにより前記収納機構の駆動ベルトdb1又はdb1とdb2
を回転させ、そのベルトに固定されたフック30を介して
各金庫又は紙幣収納空間のプッシャ25,25Bを検知器ph19
及び検知器ph24とブレーキbk2により定位から第1動作
位置に移動させ停止させたのち、モータM2を回転させて
第一保留部23から搬送ベルトcb7,cb9、cb15,cb16を介し
て釣札金庫6A内に、また第二保留部24から搬送ベルトcb
10,cb11、cb17,b18を介して回収金庫6B内に搬入する。
検知器ph15,ph16の立下りより所定時間経過後に紙幣の
収納完了が判断されてクラッチcl3をOFFさせると同時に
モータM2の停止、モータM3の正転、クラッチcl5のONを
させて、駆動ベルトを介してプッシャ25,25Bを第2動作
位置に移動させて各金庫内に搬入された紙幣を固定底板
31,31Bに押圧する。また、第一保留部の紙幣を釣札金庫
内に搬入したときはプッシャ25が固定底板に押圧すると
きに、クラッチcl6及び駆動ベルトdb3により可動底板34
が昇降される。
第17図(ロ)は第二保留部24にのみ紙幣が保留されて
いるときの各モータM3,M2、クラッチcl5の動作を示す。
釣札排出処理 釣札金庫には予め所定数の釣札が用意されており、会
計処理により釣札の放出が必要な場合は、制御部は上述
のように振分室内の紙幣を保留部に保留したのちに、釣
札供給系を駆動する。すなわち、図示されていない金庫
装填検知器からの検知信号の入力があることを条件とし
て、第18図に示すように、制御部はモータM1を回転さ
せ、クラッチcl2を動作させて搬送ベルトcb13,cb14を駆
動させ、同時にモータM3を回転させ、クラッチcl7とブ
レーキbk1を断続的に交互に動作させて伝動ベルトtb12
を介して駆動ローラ43を回転させることにより、釣札金
庫6A内の送りローラ33,ゴムローラ44及び送りベルト41
を所定方向に回転させる。このとき、可動底板34は固定
底板31に対して紙幣を押圧しているから、ローラ33,44
及びベルト41の作用により釣札金庫内の紙幣が釣札とし
て送出口49より搬出される。
搬出される紙幣は検知器ph25,ph26,ph27により枚数検
出がされる。各検知器が所定時間関係をもって動作され
たことと、全検知器の検知出力が一定であることが正常
判定の条件とされる。検知出力が判定値以下の場合は、
2枚放出と判定される。
そして、釣札が供給されるときは、振分機構のプッシ
ャ15を第一貯留部13側に保留させて振分室4への搬入を
持たせ、検知器ph5により搬入完了が検出するたびにソ
レノイドSOL2及びSOL3を若干の時間差をもってON・OFF
して、プッシャ15を第二貯留部14側に移動させる。も
し、3枚目の紙幣を送り出すときに紙幣が2枚重なって
いることが検出された場合は、2枚目の紙幣を第二貯留
部に移動させるためにソレノイドSOL2をONさせたまま保
持し、3枚目(2枚重ねの)が検知器ph5からの振分室
搬入検知信号に基づいてソレノイドSOL2のOFFとともに
ソレノイドSOL3をONさせてその紙幣を第一貯留部13に取
込み、所定枚数の最終枚数目、例えば3枚目の紙幣を排
出したときに、第二貯留部に搬入するためのソレノイド
SOL2,SOL3のONの終了後に、ソレノイドSOL6,SOL7をONさ
せてウィング8を動作させる。その後、モータM2、クラ
ッチcl3,cl4を動作させることにより、釣札を返却口5
に放出する。
また、第一貯留部13に取込まれた2枚重ねの紙幣は、
その後のモータM2の回転,クラッチcl3の動作によりそ
の釣札を再び釣札金庫6A内に収納する。
この発明の効果 上述のように、この発明による振分機構は、挿入口か
ら挿入された紙幣を返却用搬送部又は金庫収納用搬送部
まで搬送する途中において、送込部の送り込み面の互い
に反対側に搬送ベルトを設け、その搬送ベルトの下端部
間に紙幣停止板を備えて、これら搬送ベルトと停止板と
基板とで振分室を形成し、前記送り込み面と各搬送ベル
トとの間に戻り止め部材を備えてそれら搬送ベルトと戻
り止め部材とによって紙幣貯留部を形成し、両貯留部の
間を往復移動可能なプッシャを取付けてなるものである
から、構成及び紙幣の金種ごとの振分貯留が簡単であ
り、とくに送込部から紙幣を振分室に落下させ、これを
プッシャで所定貯留部に押し込むことにより振分られる
から、貯留所要時間が小さい。また、貯留された紙幣を
金種の違いに関わりなく、両搬送ベルトの同時駆動によ
り短時間に同時に返却することを可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の一実施例を示すものであり、第1図
は全体の構成を示す一部断面側面図、第2図は主として
振分機構を抽出して示す側面図、第3図は振分室におけ
る横断面図、第4図は送込部の横断面図、第5図は紙幣
収納金庫及び紙幣収納機構を示す縦断面図であり、第6
図のV−V線に対応する。第6図は第5のVI−VI線断面
図、第7図は第6のVII−VII線断面図である。 第8図ないし第10図は紙幣収納金庫の他の例を示すもの
であり、第8図は断面図、第9図は第8図のIX−IX線断
面図、第10図は斜視図である。 第11図及び第12図は紙幣の流れを概略的に示すフローチ
ャートであり、第11図は釣札が満杯でない場合のフロー
チャート、第12図は釣札が満杯である場合のフローチャ
ートである。 第13図は紙幣の挿入から鑑別後、偽札の返却までの各構
成要素の動作の時間関係を示すタイムチャート、第14図
は同じく挿入から真札の貯留までの各構成要素の動作の
時間関係を示すタイムチャート、第15図は貯留後、取引
取消により紙幣が返却される場合の関連構成要素の動作
の時間関係を示すタイムチャート、第16図は振分機構の
紙幣貯留部から取引完了時に保留部に搬送される各種の
場合を説明するタイムチャートである。 第17図は保留部から各金庫に収納される場合の関連構成
要素の動作の時間関係を示すタイムチャート、第18図は
釣札を排出する場合の関連構成要素の動作の時間関係を
示すタイムチャートである。 3……送込部、4……振分室、5……返却口、 6A,6B,6……紙幣収納金庫、 6A……釣札金庫、6B……回収札金庫、 7,8……振分ウィング、 9……停止板、 10……基板、11,12……戻り止め部材、 13,14……紙幣貯留部、 15……プッシャ、16,17……レバー、 18……リンク、19……ばね、 21……ローラ状プッシャ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入口から挿入された紙幣を返却用搬送部
    又は金庫収納用搬送部まで搬送する途中において、鑑別
    後の紙幣を送込部が下向きに送込む紙幣送り込み面に対
    して互いに反対側に離間した位置に、互いに独立駆動さ
    れて紙幣を下方に搬送する搬送ベルトを設けるととも
    に、両搬送ベルトの下側部間に前記送込部から送り込ま
    れる紙幣を受け止める停止板を備えて、前記両搬送ベル
    トと停止板と前記送込部及び搬送ベルトを支持する両側
    の基板との間に振分室を形成し、 (ロ)前記振分室内の前記紙幣送り込み面に関して互い
    に反対側に左右一対の紙幣戻り止め部材を備えて、各一
    対の紙幣戻り止め部材とこれに対応する前記搬送ベルト
    との間に紙幣貯留部を形成し、 (ハ)前記振分分室内に、前記送込部により前記紙幣送
    り込み面に送り込まれた紙幣を移動によりいずれか一方
    の紙幣貯留部に収容させるプッシャを前記搬送ベルトに
    向って往復移動可能に備え、 (ニ)前記プッシャには鑑別結果に基いて所定の貯留部
    側に移動させる駆動手段を連結し、 (ホ)前記振分室の両搬送ベルトの下端部には、制御部
    により動作される振分ウィングを介して連通される返却
    用搬送部及び金庫収納用搬送部を連設して成る紙幣振分
    機構、 を有している紙幣処理装置。
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JPS55143251U (ja) * 1979-03-30 1980-10-14
JPS5988774U (ja) * 1982-12-02 1984-06-15 富士電機株式会社 紙葉類収納装置

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