JP2528094B2 - フアイバ形偏光子 - Google Patents
フアイバ形偏光子Info
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- JP2528094B2 JP2528094B2 JP60228299A JP22829985A JP2528094B2 JP 2528094 B2 JP2528094 B2 JP 2528094B2 JP 60228299 A JP60228299 A JP 60228299A JP 22829985 A JP22829985 A JP 22829985A JP 2528094 B2 JP2528094 B2 JP 2528094B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- core
- type polarizer
- panda
- polarizer
- Prior art date
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/105—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type having optical polarisation effects
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光フアイバセンサおよび光通信に用いられ
るフアイバ他偏光子に関するものである。
るフアイバ他偏光子に関するものである。
(従来の技術) 一定方向の偏光のみを通すようにしたものは、これを
用い偏光の発生および検出ができ、これをその用途によ
り偏光子(polarizer)および検光子(analyser)と呼
ばれる。前者は自然光より平面偏光を作るのに用いら
れ、後者は偏光面の検出に用いられる。
用い偏光の発生および検出ができ、これをその用途によ
り偏光子(polarizer)および検光子(analyser)と呼
ばれる。前者は自然光より平面偏光を作るのに用いら
れ、後者は偏光面の検出に用いられる。
第8図は従来より用いられている偏光子の説明図であ
つて、1が図に示すような方解石をカナダバルサムで互
いに逆向きに接着させたグラン−トンプソンプリズムで
ある。
つて、1が図に示すような方解石をカナダバルサムで互
いに逆向きに接着させたグラン−トンプソンプリズムで
ある。
偏光子に入射した自然光のうち、P成分の平面偏光の
みが透過する。
みが透過する。
しかし従来のこのようなバルク形の偏光子をフアイバ
センサに用いるためには、光フアイバとの光の結合のた
めにレンズを用いなければならない。レンズやバルク偏
光子を用いると振動や熱等により容易に光学軸がずれ
て、光量が変動するので、システムの信頼性が乏しいと
いう欠点があつた。
センサに用いるためには、光フアイバとの光の結合のた
めにレンズを用いなければならない。レンズやバルク偏
光子を用いると振動や熱等により容易に光学軸がずれ
て、光量が変動するので、システムの信頼性が乏しいと
いう欠点があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 前述の欠点を除去するために、フアイバにおける偏波
依存性曲げ損失を利用したフアイバ形の偏光子を提供す
ることにある。
依存性曲げ損失を利用したフアイバ形の偏光子を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 以下の条件を満たすPANDAファイバをドラムに巻回す
ることにより、ファイバ形偏光子を形成する。
ることにより、ファイバ形偏光子を形成する。
すなわち、入射光の波長をλ、前記PANDAファイバの
コアとクラッドの比屈折率差Δ Δ=(n1 2−n2 2)/2n1 2 に対して(ただし、n1及びn2は各々前記コア及び前記ク
ラッドの屈折率)、 前記PANDAファイバのガウス波形以外の電界分布を持
つ高次モードの群の遮断波長のうち最も長い遮断波長λ
cが 4.3×102Δ+0.18≦λ/λc≦4.3×102Δ+0.8 なる条件を満足するよう設計する。
コアとクラッドの比屈折率差Δ Δ=(n1 2−n2 2)/2n1 2 に対して(ただし、n1及びn2は各々前記コア及び前記ク
ラッドの屈折率)、 前記PANDAファイバのガウス波形以外の電界分布を持
つ高次モードの群の遮断波長のうち最も長い遮断波長λ
cが 4.3×102Δ+0.18≦λ/λc≦4.3×102Δ+0.8 なる条件を満足するよう設計する。
本発明はすべて光フアイバで構成されており、レンズ
等を用いなくても、他の光ブアイバと光結合ができる点
が従来の偏光子と異なる。
等を用いなくても、他の光ブアイバと光結合ができる点
が従来の偏光子と異なる。
第1図は本発明の一実施例図である。第1図のフアイ
バ形偏光子は応力付与形のPANDAフアイバ2を直径Dの
ドラムに巻いたものである。
バ形偏光子は応力付与形のPANDAフアイバ2を直径Dの
ドラムに巻いたものである。
第2図はPANDAフアイバの断面図であつて、コア3の
両側に熱膨張係数がクラツド4の熱膨張係数と異なる応
力付与部5が配置されている。具体的には、応力付与部
には石英にB2O3が15mol%ドーブされたガラスが用いら
れている。
両側に熱膨張係数がクラツド4の熱膨張係数と異なる応
力付与部5が配置されている。具体的には、応力付与部
には石英にB2O3が15mol%ドーブされたガラスが用いら
れている。
第3図はPANDAフアイバの作製方法の説明図である。
第3図において、6はコアであつて、超音波ドリルで
穴開けしたブリフオーム7に応力付与母材8を挿入し、
ヒータ9で2100℃に加熱して線引きする。
穴開けしたブリフオーム7に応力付与母材8を挿入し、
ヒータ9で2100℃に加熱して線引きする。
第4図はPANDAフアイバにおける応力による光弾性効
果を考慮した屈折率分布を示したものである。n10およ
びn20は各々応力を考慮しないときのコアおよびクラツ
ドの屈折率である。
果を考慮した屈折率分布を示したものである。n10およ
びn20は各々応力を考慮しないときのコアおよびクラツ
ドの屈折率である。
第4図には、第2図におけるy軸上の屈折率分布nx,n
yを示してある。第4図により、コアおよびコア近傍で
は nx>ny (1) であるが、クラツド中では nx≒ny (2) であることがわかる。図中、βx/kまたはβy/kはx,y偏
波の規格化伝搬定数である。このようなPANDAフアイバ
が 第5図に示すように、半径R(=D/2)で曲げられて
いるとき、フアイバ中の平面波の位相速度は で与えられる。ここで、v∞は曲げがないとき(R=
∞)の位相速度である。なお第5図に示すE(r)は光
の電界分布である。
yを示してある。第4図により、コアおよびコア近傍で
は nx>ny (1) であるが、クラツド中では nx≒ny (2) であることがわかる。図中、βx/kまたはβy/kはx,y偏
波の規格化伝搬定数である。このようなPANDAフアイバ
が 第5図に示すように、半径R(=D/2)で曲げられて
いるとき、フアイバ中の平面波の位相速度は で与えられる。ここで、v∞は曲げがないとき(R=
∞)の位相速度である。なお第5図に示すE(r)は光
の電界分布である。
クラッド中の平面波の位相速度はrの増加とともに大
きくなり、r=roの位置で媒質中の位相速度vcl=c/ncl
を越えクラツド中に放射される。ここで、nclはクラツ
ドの屈折率、cは真空中の光速である。放射が始まる位
置rOはvR(rO)=c/nclより で与えられる。第4図に示すように βx/k−βy/k=B (5) (B:モード複屈折率) であるから、x偏波の放射される位置ro (x)とy偏波の
放射される位置ro (y)の間には、次のような差があるこ
とがわかる。
きくなり、r=roの位置で媒質中の位相速度vcl=c/ncl
を越えクラツド中に放射される。ここで、nclはクラツ
ドの屈折率、cは真空中の光速である。放射が始まる位
置rOはvR(rO)=c/nclより で与えられる。第4図に示すように βx/k−βy/k=B (5) (B:モード複屈折率) であるから、x偏波の放射される位置ro (x)とy偏波の
放射される位置ro (y)の間には、次のような差があるこ
とがわかる。
この実施例の場合には、B=4.5×10-4,D=2R=4.5cm
であるから ro (x)−ro (y)≒7μm (7) となる。従つて、y偏波はx偏波に比べてコアに近い位
置から放射されることがわかる。
であるから ro (x)−ro (y)≒7μm (7) となる。従つて、y偏波はx偏波に比べてコアに近い位
置から放射されることがわかる。
クラツド中の電界は指数関数的に減少するので、y偏
波の方が大きな曲げ損失を被るのに対して、x偏波はほ
とんど曲げ損失を受けず、曲げ損失の偏波依存性が生じ
ることがわかる。
波の方が大きな曲げ損失を被るのに対して、x偏波はほ
とんど曲げ損失を受けず、曲げ損失の偏波依存性が生じ
ることがわかる。
第6図は第1図に示すフアイバ偏光子(Δ=0.24%)
の消光比およびx偏波の損失の波長依存性を示したもの
である。2R=4.5cm、巻き数N=4、PANDAフアイバの長
さL=1.5mの場合、消光比20dB以上で、x偏波の損失が
1dB以下の波長範囲は 1.48μmλ1.61μm (8) である(第6図の斜線部分)。
の消光比およびx偏波の損失の波長依存性を示したもの
である。2R=4.5cm、巻き数N=4、PANDAフアイバの長
さL=1.5mの場合、消光比20dB以上で、x偏波の損失が
1dB以下の波長範囲は 1.48μmλ1.61μm (8) である(第6図の斜線部分)。
用いているPANDAフアイバの遮断波長はλc=1.1μm
であるから となる。
であるから となる。
比屈折率差Δ、遮断波長λc、モード複屈折率B、曲
げ半径Rおよび巻き数Nを種々変えて実験を行つた結果
を第7図に示す。図中直線aより上の領域は、消光比が
20dB以上となる領域であり、直線bより下の領域はx偏
波の損失が1dB以下の条件を満足する領域である。
げ半径Rおよび巻き数Nを種々変えて実験を行つた結果
を第7図に示す。図中直線aより上の領域は、消光比が
20dB以上となる領域であり、直線bより下の領域はx偏
波の損失が1dB以下の条件を満足する領域である。
すなわち第7図の斜線で囲まれた部分が偏光子として
の特性を満足する領域である。
の特性を満足する領域である。
直線aおよびbは実験式として次式で近似できる。
直線a: λ/λc=4.3×102Δ+0.18 (10) 直線b: λ/λc=4.3×102Δ+0.8 (11) 従つて斜線で囲まれた範囲は と表わされる。
結局、光源の波長がλであるとき比屈折率差がΔであ
るフアイバを用いる場合には、遮断波長λcは式(12)
を満足するように設計すればよいことがわかる。
るフアイバを用いる場合には、遮断波長λcは式(12)
を満足するように設計すればよいことがわかる。
(発明の効果) 以上の説明により明らかなように、本発明のフアイバ
形偏光子は、小形、軽量であり、かつ他のフアイバとの
光結合をコネクタや融着接続によつて容易に達成できる
利点がある。
形偏光子は、小形、軽量であり、かつ他のフアイバとの
光結合をコネクタや融着接続によつて容易に達成できる
利点がある。
第1図は本発明の一実施例図、 第2図はPANDAフアイバの断面図、 第3図はPANDAフアイバの作製方法の説明図、 第4図はPANDAフアイバの各偏波の屈折率分布を示す
図、 第5図は曲がりフアイバによる放射損失を説明する図、 第6図は2R=4.5cm,N=4の場合のフアイバ偏光子の消
光比とx偏波の損失の波長依存性を示す図、 第7図は消光比20dB以上、損失1dB以下を満足する領域
を示す図、 第8図は従来のバルク形のグラン−トンプソン偏光子の
説明図である。 1……グラン−トンプソンプリズム 2……PANDAフアイバ、3……コア 4……クラツド、5……応力付与部 6……コア 7……穴開けしたプリフオーム 8……応力付与母材、9……ヒータ 10……コア
図、 第5図は曲がりフアイバによる放射損失を説明する図、 第6図は2R=4.5cm,N=4の場合のフアイバ偏光子の消
光比とx偏波の損失の波長依存性を示す図、 第7図は消光比20dB以上、損失1dB以下を満足する領域
を示す図、 第8図は従来のバルク形のグラン−トンプソン偏光子の
説明図である。 1……グラン−トンプソンプリズム 2……PANDAフアイバ、3……コア 4……クラツド、5……応力付与部 6……コア 7……穴開けしたプリフオーム 8……応力付与母材、9……ヒータ 10……コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−189848(JP,A) ELECTRONICS LETTE RS Vol.19,No.17,PP. 679〜680
Claims (1)
- 【請求項1】PANDAファイバが、ドラムに巻回されたフ
ァイバ形偏光子であって、 前記PANDAファイバは、入射光の波長をλとして、前記P
ANDAファイバのコアとクラッドの比屈折率差Δ Δ=(n1 2−n2 2)/2n1 2 に対して(ただし、n1及びn2は各々前記コア及び前記ク
ラッドの屈折率)、 前記PANDAファイバのガウス波形以外の電界分布を持つ
高次モードの群の遮断波長のうち最も長い遮断波長λc
が 4.3×102Δ+0.18≦λ/λc≦4.3×102Δ+0.8 なる条件を満足することを特徴とするファイバ形偏光
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60228299A JP2528094B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | フアイバ形偏光子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60228299A JP2528094B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | フアイバ形偏光子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6287906A JPS6287906A (ja) | 1987-04-22 |
JP2528094B2 true JP2528094B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=16874282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60228299A Expired - Lifetime JP2528094B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | フアイバ形偏光子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528094B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58189848A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | フアイバ形光学ヘツド |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP60228299A patent/JP2528094B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ELECTRONICSLETTERSVol.19,No.17,PP.679〜680 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6287906A (ja) | 1987-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |