JP2527322Y2 - コンクリート壁内探査用レーダ - Google Patents

コンクリート壁内探査用レーダ

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JP2527322Y2
JP2527322Y2 JP1988013347U JP1334788U JP2527322Y2 JP 2527322 Y2 JP2527322 Y2 JP 2527322Y2 JP 1988013347 U JP1988013347 U JP 1988013347U JP 1334788 U JP1334788 U JP 1334788U JP 2527322 Y2 JP2527322 Y2 JP 2527322Y2
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JP
Japan
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radar
antenna
concrete wall
exploration
metal
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JP1988013347U
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功 松本
健二 山田
厚 兼田
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁波を利用したレーダ波をコンクリート壁
内に放射し、その内部の金属物(例えば鉄筋)や非金属
物(例えば塩化ビニールパイプ、空洞及びひび割れ)に
よって反射される電波を検知して、それらの存在及び位
置を探査測定する装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、その種の探査装置にはレーダ波を用いる方式の
他に電磁誘導方式があり、それは金属物が接近するとコ
イルに流れる交流電流の変化が生じるので、それを検知
するものである。非金属には電磁誘導が生じないためこ
の方式では鉄筋以外の塩ビパイプ、空洞、ひび割れ等の
検知測定は不可能である。また指向性やシールド性が悪
く、装置の近傍に金属物があるとそれに反応してしまい
測定が不確実になるという欠点があった。また、一方レ
ーダ波を利用するレーダ方式のものでは片手で自由に操
作できる程度(例えば重量1kg程度)の小型軽量のもの
は存在しなかった。
本考案は、かかる従来の欠点を解決することを目的と
し、金属物のみならず非金属物の探査を可能とし、さら
に指向性並びにシールド性に優れ小形・軽量化されたコ
ンクリート壁内探査用レーダを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案は、コンクリート壁内に向けてレーダ波
を放射し、その反射波を受信することによって前記コン
クリート内部の金属物及び非金属物の存在及び位置を探
査するための探査用レーダにおいて、送信用アンテナ及
び受信用アンテナの夫々の一方の面を半円筒形状の反射
板で覆い、その内部に電波吸収体を充填し、前記送信用
アンテナ及び受信用アンテナの両反射板の中間に金属シ
ールド板を設けたことを特徴とする。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示すものであって、1は
アンテナ全体をシールドする金属ケース、2はアンテナ
全体を移動せしめるための車輪であって図面には1つの
み描かれている。3はアンテナエレメント用ガラスエポ
キシ板であってアースパターンをエッチングしたガラス
エポキシ製PC板、4は送信アンテナエレメント、5は受
信アンテナエレメント、6,7は指向性とシールド性のた
めの円筒反射板、8,9は電波を吸収して送受信波を乱さ
ないための電波吸収体、10は送信回路11からのパルス波
形を送信アンテナエレメント4に給電するための接続同
軸ケーブル、11はパルス送信回路、12は受信アンテナエ
レメント5からの信号を低周波に変更(サンプリングに
依る)して増幅する受信回路、13は送信と受信を分離シ
ールドする金属板、14はアースパターン、15はフォトセ
ンサ、および16は円板のまわりにスリットを定間隔に入
れた、フォトカプラ形エンコーダである。
第2図は第1図を立体的にわかりやすく表わした斜視
図である。このような構造のために、アンテナエレメン
ト4から放射された電波はコンクリート表面と反対側に
も放射され、電波吸収体8を通って減衰され、さらに円
筒形の反射板6に当ってはねかえって集光レンズのよう
に電波吸収体の中で弱い集合体となりほとんど送信エレ
メントには到達しなくなる。またコンクリート側に放射
される電波も円筒反射板の効果により指向性が良くな
る。またシールド性についても反射板6、金属ケース1
の2重シールド構造により外部による影響を受けにく
く、また外部に及ぼす影響も少くなる。さらに送受分離
金属板13を設けることにより送信から直接受信へとび込
む電波の影響を少くし、コンクリート内部からの反射信
号が認識しやすいようになっている。また、ケーブル10
は送信回路11、アンテナエレメント6の不整合の影響を
とり除くため長さを約1mとして反射時間が長くなるよう
にし、実際測定するレンジの外になるように考慮してあ
る。また、受信回路12は受信アンテナエレメント5との
距離を極力短くとり、反射時間の誤差を少くするように
配慮してある。
(考案の効果) 以上述べたとおり、本考案によれば半円筒形状の反射
板、その内部に充填した電波吸収体および金属シールド
ケースによる3重構造となっているので、外部に電波を
漏洩しないとともに外部からの電波の影響をも未然に防
止することが可能となるのみならず、反射板を半円筒形
状としたことによってアンテナの指向性が改善され、さ
らに送受信用アンテナの両反射板の中間に金属シールド
板を設けているので、送信用アンテナから受信用アンテ
ナへの電波の漏洩をさらに防止することができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す概略断面図
及び斜視図である。 1……金属シールドケース、2……アンテナ移動用車
輪、3……アンテナエレメント用ガラスエポキシ板、4
……送信用アンテナエレメント、5……受信用アンテナ
エレメント、6……送信アンテナ反射板、7……受信ア
ンテナ反射板、8……送信アンテナ電波吸収体、9……
受信アンテナ電波吸収体、10……送信回路と送信アンテ
ナエレメントを接続する同軸線、11……送信回路、12…
…受信回路、13……送受分離用金属シールド板、14……
アースパターン、15……光検出用トランジスタ、16……
車輪直結光パルス発生用スリット円板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−207004(JP,A) 特開 昭61−296287(JP,A) 実開 昭60−160616(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート壁内に向けてレーダ波を放射
    し、その反射波を受信することによって前記コンクリー
    ト内部の金属物及び非金属物の存在及び位置を探査する
    ための探査用レーダにおいて、送信用アンテナ及び受信
    用アンテナの夫々の一方の面を半円筒形状の反射板で覆
    い、その内部に電波吸収体を充填し、前記送信用アンテ
    ナ及び受信用アンテナの両反射板の中間に金属シールド
    板を設けたことを特徴とするコンクリート壁内探査用レ
    ーダ。
JP1988013347U 1988-02-03 1988-02-03 コンクリート壁内探査用レーダ Expired - Lifetime JP2527322Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002016962A1 (fr) * 2000-08-23 2002-02-28 Cos Co., Ltd. Procede de fabrication d'antenne radar a ondes electromagnetiques et antenne radar a ondes electromagnetiques

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