JP2526329B2 - 編集保護装置および編集保護方法 - Google Patents

編集保護装置および編集保護方法

Info

Publication number
JP2526329B2
JP2526329B2 JP3305115A JP30511591A JP2526329B2 JP 2526329 B2 JP2526329 B2 JP 2526329B2 JP 3305115 A JP3305115 A JP 3305115A JP 30511591 A JP30511591 A JP 30511591A JP 2526329 B2 JP2526329 B2 JP 2526329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
file
name
record
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3305115A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05143430A (ja
Inventor
一夫 梶本
知之 野々村
磨理子 竹之内
貴代和 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP3305115A priority Critical patent/JP2526329B2/ja
Publication of JPH05143430A publication Critical patent/JPH05143430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526329B2 publication Critical patent/JP2526329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムなどに
おいて、ファイルの編集保護レベルを判定して編集の可
否などを制御する編集保護装置および編集保護方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の編集保護装置は、図3のように、
書き込み権限変更手段31と、書き込み権限判定手段3
2と、編集禁止手段33と、編集許可手段34とを備え
ていた。編集保護装置が扱うファイル36は、ファイル
36の属性が格納されているファイルヘッダ37とデー
タ38とにより構成されており、ファイルヘッダ37
は、ファイル36の所有者名が格納される所有者名フィ
ールド39と、所有者名フィールド39に格納された名
前を持つ所有者がファイル36に書き込めるか否かとい
う属性が格納される所有者書き込み許可フィールド40
と、所有者名フィールド39に格納された名前以外の名
前を持つ利用者がファイル36に書き込めるか否かとい
う属性が格納される他人書き込み許可フィールド41と
により構成されていた。
【0003】書き込み権限判定手段32は、図4のよう
に、先ずファイル36のファイルヘッダ37の所有者名
フィールド39に格納されている名前とファイルに書き
込もうとしている利用者の名前とが一致するか否かを判
断する(ステップS31)。なお利用者の名前は、シス
テムの起動時に利用者により入力され、編集保護装置に
認識されている。所有者名フィールド39に格納されて
いる名前と利用者の名前とが一致していれば、所有者書
き込み許可フィールド40を参照して所有者が書き込み
可能か否かを判断し(ステップS32)、書き込み可能
であれば編集許可手段34を起動させる(ステップS3
3)。ステップS32において所有者が書き込み可能で
なければ編集禁止手段33を起動させる(ステップS3
4)。ステップS31において所有者名フィールド39
に格納されている名前と利用者の名前とが一致していな
ければ、他人書き込み許可フィールド41を参照して他
人が書き込み可能か否かを判断し(ステップS35)、
書き込み可能であれば編集許可手段34を起動させる
(ステップS33)。ステップS35において他人が書
き込み可能でなければ編集禁止手段33を起動させる
(ステップS34)。編集禁止手段33が起動される
と、ファイル36の編集が不能になると共に、その旨が
図外の表示装置に表示される。編集許可手段34が起動
されると、ファイル36の編集が可能になると共に、そ
の旨が図外の表示装置に表示される。以上の動作によ
り、ファイル36の所有者が他人書き込み許可フィール
ド41に他人は書き込み不可であることを明記しておけ
ば、他人はそのファイル36を読み出して見ることはで
きるものの編集はできなくなり、他人によるデータ38
の破壊を防ぐことができる。
【0004】書き込み権限変更手段31は、図5のよう
に、ファイル36のファイルヘッダ37の所有者名フィ
ールド39に格納されている名前と書き込み権限を変更
しようとしている利用者の名前とが一致するか否かを判
断し(ステップS41)、一致していれば利用者の指示
に基づいて所有者書き込み許可フィールド40を変更し
(ステップS42)、利用者の指示に基づいて他人書き
込み許可フィールド41を変更する(ステップS4
3)。ステップS41において所有者名フィールド39
に格納されている名前と利用者の名前とが一致していな
いと判断すれば、このルーチンを終了する。以上の動作
により、ファイル36のファイルヘッダ37の所有者名
フィールド39に格納されている名前を持つ所有者のみ
が書き込み権限を変更できるので、他人が書き込み権限
を変更した上でファイル36を編集可能にしてデータ3
8を破壊することを防ぐことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の編
集保護装置を採用した計算機システムでは、ファイル3
6を複写した場合に問題が生じる。すなわち、一般にフ
ァイル36を複写すると、複写元のファイル36のファ
イルヘッダ37の所有者名フィールド39に格納されて
いる所有者名にかかわらず、複写先のファイルのファイ
ルヘッダの所有者名フィールドには複写を実行した利用
者の名前が自動的に格納されてしまう。このため、例え
ば学校教育などの場で、先生が作成したファイルを生徒
が着脱可能なフレキシブルディスク等の記録再生媒体に
複写し、そのファイルを宿題として生徒の家庭などにあ
る計算機システムで表示させる場合、複写によって、複
写先のファイルの所有者が先生から生徒に変わってしま
う。このため、従来の編集保護装置では生徒が自由に先
生の作成したファイルのデータを破壊してしまうという
課題があった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、ファイルの複写が行われても、当初のファイル
所有者以外の者がファイルのデータを破壊することを防
止できる編集保護装置および編集保護方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の編集保護装置
は、ファイルにパスワードレコードが存在するか否かを
判定する保護レベル判定手段と、この保護レベル判定手
段によってパスワードレコードが存在すると判定された
場合に前記ファイルの編集を不能とする編集禁止手段
と、前記保護レベル判定手段によってパスワードレコー
ドが存在しないと判定された場合に前記ファイルの編集
を可能とする編集許可手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0008】請求項2の編集保護装置は、請求項1の構
成に加えて、ファイルにパスワードレコードを付与する
パスワード付与手段を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3の編集保護装置は、請求項1の構
成に加えて、着脱可能な複数の記録再生媒体間でファイ
ルを複写するファイル複写手段を備えたことを特徴とし
ている。請求項4の編集保護装置は、請求項1の構成に
加えて、ネットワークを介して受信したファイルを記録
再生媒体に複写するネットワークファイル複写手段を備
えたことを特徴としている。
【0010】請求項5の編集保護装置は、請求項1の構
成に加えて、パスワードレコードには少なくともファイ
ル作成者の名前が記録されており、ファイルのファイル
ヘッダに記録されている名前とパスワードレコードに記
録されている名前とが一致するか否かを判定する所有者
判定手段と、この所有者判定手段によってファイルヘッ
ダに記録されている名前とパスワードレコードに記録さ
れている名前とが一致すると判定された場合に前記ファ
イルのパスワードレコードを削除するパスワード削除手
段とを備えたことを特徴としている。請求項6の編集保
護装置は、ファイルのパスワードレコードに記録された
編集保護レベルを検出する保護レベル判定手段と、この
保護レベル判定手段によって検出された編集保護レベル
の範囲で前記ファイルの編集を可能とする編集制御手段
と、パスワードレコードには少なくともファイル作成者
の名前が記録されており、ファイルのファイルヘッダに
記録されている名前とパスワードレコードに記録されて
いる名前とが一致するか否かを判定する所有者判定手段
と、この所有者判定手段によってファイルヘッダに記録
されている名前とパスワードレコードに記録されている
名前とが一致すると判定された場合に前記ファイルのパ
スワードレコードを削除するパスワード削除手段とを備
えたことを特徴としている。
【0011】請求項7の編集保護装置は、請求項1の構
成に加えて、パスワードレコードには少なくともファイ
ル作成者の名前とパスワードとが記録されており、ファ
イルのファイルヘッダに記録されている名前とパスワー
ドレコードに記録されている名前とが一致するか否かを
判定する所有者判定手段と、パスワードレコードに記録
されているパスワードと利用者が入力したパスワードと
が一致するか否かを判定するパスワード判定手段と、前
記所有者判定手段によってファイルヘッダに記録されて
いる名前とパスワードレコードに記録されている名前と
が一致すると判定されかつ前記パスワード判定手段によ
ってパスワードレコードに記録されているパスワードと
利用者が入力したパスワードとが一致すると判定された
場合に前記ファイルのパスワードレコードを削除するパ
スワード削除手段とを備えたことを特徴としている。請
求項8の編集保護装置は、ファイルのパスワードレコー
ドに記録された編集保護レベルを検出する保護レベル判
定手段と、この保護レベル判定手段によって検出された
編集保護レベルの範囲で前記ファイルの編集を可能とす
る編集制御手段と、パスワードレコードには少なくとも
ファイル作成者の名前とパスワードとが記録されてお
り、ファイルのファイルヘッダに記録されている名前と
パスワードレコードに記録されている名前とが一致する
か否かを判定する所有者判定手段と、パスワードレコー
ドに記録されているパスワードと利用者が入力したパス
ワードとが一致するか否かを判定するパスワード判定手
段と、前記所有者判定手段によってファイルヘッダに記
録されている名前とパスワードレコードに記録されてい
る名前とが一致すると判定されかつ前記パスワード判定
手段によってパスワードレコードに記録されているパス
ワードと利用者が入力したパスワードとが一致すると判
定された場合に前記ファイルのパスワードレコードを削
除するパスワード削除手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0012】請求項9の編集保護装置は、請求項7また
は請求項8の構成に加えて、利用者の操作に基づいてフ
ァイルのパスワードレコードを強制的に削除する強制パ
スワード削除手段を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項10の編集保護方法は、ファイルに
パスワードレコードが存在するか否かを判定する保護レ
ベル判定ステップと、この保護レベル判定ステップでパ
スワードレコードが存在すると判定された場合に前記フ
ァイルの編集を不能とする編集禁止ステップと、前記保
護レベル判定ステップでパスワードレコードが存在しな
いと判定された場合に前記ファイルの編集を可能とする
編集許可ステップとを実行することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の編集保護装置において、保護レベル
判定手段は、ファイルにパスワードレコードが存在する
か否かを判定する。編集禁止手段は、保護レベル判定手
段によってパスワードレコードが存在すると判定された
場合にファイルの編集を不能とする。編集許可手段は、
保護レベル判定手段によってパスワードレコードが存在
しないと判定された場合にファイルの編集を可能とす
る。
【0015】請求項2の編集保護装置において、パスワ
ード付与手段は、ファイルにパスワードレコードを付与
する。請求項3の編集保護装置において、ファイル複写
手段は、着脱可能な複数の記録再生媒体間でファイルを
複写する。請求項4の編集保護装置において、ネットワ
ークファイル複写手段は、ネットワークを介して受信し
たファイルを記録再生媒体に複写する。
【0016】請求項5の編集保護装置において、パスワ
ードレコードには少なくともファイル作成者の名前が記
録されており、所有者判定手段は、ファイルのファイル
ヘッダに記録されている名前とパスワードレコードに記
録されている名前とが一致するか否かを判定する。パス
ワード削除手段は、所有者判定手段によってファイルヘ
ッダに記録されている名前とパスワードレコードに記録
されている名前とが一致すると判定された場合にファイ
ルのパスワードレコードを削除する。請求項6の編集保
護装置において、保護レベル判定手段は、ファイルのパ
スワードレコードに記録された編集保護レベルを検出す
る。編集制御手段は、保護レベル判定手段によって検収
された編集保護レベルの範囲でファイルの編集を可能と
する。パスワードレコードには少なくともファイル作成
者の名前が記録されており、所有者判定手段は、ファイ
ルのファイルヘッダに記録されている名前とパスワード
レコードに記録されている名前とが一致するか否かを判
定する。パスワード削除手段は、所有者判定手段によっ
てファイルヘッダに記録されている名前とパスワードレ
コードに記録されている名前とが一致すると判定された
場合にファイルのパスワードレコードを削除する。
【0017】請求項7の編集保護装置において、パスワ
ードレコードには少なくともファイル作成者の名前とパ
スワードとが記録されており、所有者判定手段は、ファ
イルのファイルヘッダに記録されている名前とパスワー
ドレコードに記録されている名前とが一致するか否かを
判定する。パスワード判定手段は、パスワードレコード
に記録されているパスワードと利用者が入力したパスワ
ードとが一致するか否かを判定する。パスワード削除手
段は、所有者判定手段によってファイルヘッダに記録さ
れている名前とパスワードレコードに記録されている名
前とが一致すると判定され、かつパスワード判定手段に
よってパスワードレコードに記録されているパスワード
と利用者が入力したパスワードとが一致すると判定され
た場合に、ファイルのパスワードレコードを削除する。
【0018】請求項8の編集保護装置において、保護レ
ベル判定手段は、ファイルのパスワードレコードに記録
された編集保護レベルを検出する。編集制御手段は、保
護レベル判定手段によって検収された編集保護レベルの
範囲でファイルの編集を可能とする。パスワードレコー
ドには少なくともファイル作成者の名前とパスワードと
が記録されており、所有者判定手段は、ファイルのファ
イルヘッダに記録されている名前とパスワードレコード
に記録されている名前とが一致するか否かを判定する。
パスワード判定手段は、パスワードレコードに記録され
ているパスワードと利用者が入力したパスワードとが一
致するか否かを判定する。パスワード削除手段は、所有
者判定手段によってファイルヘッダに記録されている名
前とパスワードレコードに記録されている名前とが一致
すると判定され、かつパスワード判定手段によってパス
ワードレコードに記録されているパスワードと利用者が
入力したパスワードとが一致すると判定された場合に、
ファイルのパスワードレコードを削除する。請求項9の
編集保護装置において、強制パスワード削除手段は、利
用者の操作に基づいてファイルのパスワードレコードを
強制的に削除する。
【0019】請求項10の編集保護方法においては、保
護レベル判定ステップでファイルにパスワードレコード
が存在するか否かを判定し、編集禁止ステップで保護レ
ベル判定ステップにおいてパスワードレコードが存在す
ると判定された場合にファイルの編集を不能とし、編集
許可ステップで保護レベル判定ステップにおいてパスワ
ードレコードが存在しないと判定された場合にファイル
の編集を可能とする。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における編集保護装
置の構成図で、この編集保護装置は、パスワード付与手
段1と、ファイル複写手段2と、保護レベル判定手段3
と、編集許可手段4と、編集禁止手段5と、所有者判定
手段6と、パスワード削除手段7とを備えている。編集
保護装置に対して着脱可能な記録再生媒体10の複写元
ファイル11は、データレコード12とパスワードレコ
ード13とを備えており、編集保護装置に対して着脱可
能な記録再生媒体15の複写先ファイル16は、データ
レコード17とパスワードレコード18とを備えてい
る。なお図示していないが、複写元ファイル11および
複写先ファイル16は、所有者名を格納する所有者名フ
ィールドを有するファイルヘッダを備えている。パスワ
ード付与手段1は、複写元ファイル11にパスワードレ
コード13を付与する。ファイル複写手段2は、記録再
生媒体10の複写元ファイル11を記録再生媒体15に
複写して複写先ファイル16とする。保護レベル判定手
段3は、複写先ファイル16にパスワードレコード18
が存在するか否かを判定する。編集許可手段4は、保護
レベル判定手段3によって複写先ファイル16にパスワ
ードレコード18が存在しないと判定された場合に複写
先ファイル16の編集を可能にする。編集禁止手段5
は、保護レベル判定手段3によって複写先ファイル16
にパスワードレコード18が存在すると判定された場合
に複写先ファイル16の編集を不能にする。所有者判定
手段6は、複写先ファイル16のファイルヘッダの所有
者名フィールドに格納されている名前とパスワードレコ
ード18に格納されている名前とが一致するか否かを判
定する。パスワード削除手段7は、所有者判定手段6に
よって所有者名フィールドに格納されている名前とパス
ワードレコード18に格納されている名前とが一致する
と判定された場合に自動的にパスワードレコード18を
削除する。
【0021】次に図2のフローチャートを参照しながら
動作を説明する。まずパスワードの付与は、記録再生媒
体10の複写元ファイル11に、複写元ファイル11の
所有者がパスワード付与手段1を用いてパスワードレコ
ード13を付与することで実現される。このとき、パス
ワードレコード13には複写元ファイル11の所有者名
およびこの所有者のみ知るパスワードが格納される。次
に利用者がファイル複写手段2を用いて複写元ファイル
11の複写を行うと、複写元ファイル11は複写先の記
録再生媒体15に複写先ファイル16として複写され
る。このとき、複写元ファイル11のデータレコード1
2がそのまま複写されて複写先ファイル16のデータレ
コード17になり、複写元ファイル11のパスワードレ
コード13がそのまま複写されて複写先ファイル17の
パスワードレコード19になる。ただし、複写先ファイ
ル16のファイルヘッダの所有者名フィールドには、複
写元ファイル11の所有者名ではなく利用者すなわち複
写先ファイル16の所有者名が格納される。
【0022】この後、複写先ファイル16の所有者が記
録再生媒体15の複写先ファイル16を図外の表示装置
に表示させて利用しようとすると、所有者判定手段6
は、複写先ファイル16のパスワードレコード18に格
納されている所有者名が、複写先ファイル16の所有者
名フィールドに格納されている所有者名と一致するか否
か判定し(ステップS1)、一致した場合はパスワード
削除手段7を起動する。これによりパスワード削除手段
7が複写先ファイル16のパスワードレコード18を削
除する(ステップS2)。一致していない場合はパスワ
ード削除手段7を起動しない。そして保護レベル判定手
段3が複写先ファイル16にパスワードレコード18が
存在するか否かを調べ(ステップS3)、存在しない場
合は編集許可手段4を起動する。これにより複写先ファ
イル16の編集が可能になる(ステップS4)。一方、
複写先ファイル16にパスワードレコード18が存在す
る場合は、保護レベル判定手段3が編集禁止手段5を起
動する。これにより複写先ファイル16の編集が不可能
になる(ステップS5)。したがって、複写先ファイル
16の所有者といえども、複写先ファイル16への書き
込みが行えず、複写先ファイル16のデータレコード1
7の破壊を防ぐことができる。
【0023】このように、複写元ファイル11にパスワ
ードレコード13を付与し、保護レベル判定手段3によ
り複写先ファイル16にパスワードレコード18がある
か否かを判断して編集の可否を決定するので、複写によ
り複写先ファイル16の所有者名フィールドに格納され
ている名前が複写先ファイル16の所有者名に変更され
ても、複写先ファイル16の所有者は複写先ファイル1
6を編集することができない。したがって複写先ファイ
ル16のデータレコード17の破壊を良好に防止でき
る。
【0024】また本実施例のように、所有者判定手段6
を設けて、複写先ファイル16のパスワードレコード1
8に格納されている所有者名が、複写先ファイル16の
所有者名フィールドに格納されている所有者名と一致す
れば、複写先ファイル16のパスワードレコード18を
削除するように構成することにより、複写元ファイル1
1の複写を重ねて複写先ファイル16が複写元ファイル
11の所有者に戻った場合、複写先ファイル16のパス
ワードレコード18が削除されるので、複写元ファイル
11の所有者は複写先ファイル16を編集できる。
【0025】また本実施例のように、パスワード付与手
段1やファイル複写手段2を設ければ、パスワードレコ
ード13の付与や複写元ファイル11の複写を別の装置
で行う必要がなく、たいへん便利である。 (別の実施例)なお上記実施例においては、記録再生媒
体10の複写元ファイル11を記録再生媒体15に複写
して複写先ファイル16を得るように構成したが、ネッ
トワークを介して受信した複写元ファイル11を記録再
生媒体15などに複写して複写先ファイル16を得るよ
うに構成してもよい。
【0026】また上記実施例においては、所有者判定手
段6により複写先ファイル16のパスワードレコード1
8に格納されている所有者名が複写先ファイル16の所
有者名フィールドに格納されている所有者と一致すれば
複写先ファイル16のパスワードレコード18を削除す
るように構成したが、パスワード判定手段を設け、所有
者名が一致し、かつ利用者が入力したパスワードとパス
ワードレコード18に格納されているパスワードとが一
致したときにパスワード削除手段7を起動するように構
成してもよい。このようにすれば、複写先ファイル16
のデータレコード17の破壊をより確実に防止できる。
この場合、複写元ファイル11の作成者がパスワードを
忘れてしまうこともあるので、所定の操作に基づいてパ
スワードレコード18を強制的に削除するパスワード強
制削除手段を設けてもよい。
【0027】また上記実施例においては、パスワードレ
コード18の有無により編集の可否を決定したが、パス
ワードレコード13に作成者の名前と共に編集保護レベ
ル識別子を記録しておき、保護レベル判定手段3により
パスワードレコード18に格納されている編集保護レベ
ル識別子を判定し、その編集保護レベルに応じて編集制
御手段により編集レベルを決定するように構成すること
により、3種類以上の編集モード、例えばデータレコー
ド17の全部を編集可能あるいは編集不能なモードに加
えて、データレコード17の一部を編集可能なモードを
実現してもよい。このようにすれば、使い勝手をより向
上させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァイルにパスワードレコードが存在するか否かを判定す
る保護レベル判定手段と、この保護レベル判定手段によ
ってパスワードレコードが存在すると判定された場合に
ファイルの編集を不能とする編集禁止手段と、保護レベ
ル判定手段によってパスワードレコードが存在しないと
判定された場合にファイルの編集を可能とする編集許可
手段とを備えたので、複写先ファイルのデータレコード
の破壊を良好に防止できるという優れた効果を奏する。
【0029】またファイルのパスワードレコードに記録
された編集保護レベルを検出する保護レベル判定手段
と、この保護レベル判定手段によって検出された編集保
護レベルの範囲でファイルの編集を可能とする編集制御
手段とを備えれば、3種類以上の編集モードを選択する
ことが可能になり、使い勝手をより向上させることがで
きる。
【0030】またファイルにパスワードレコードを付与
するパスワード付与手段を備えれば、パスワードレコー
ドの付与を別の装置で行う必要がなく、たいへん便利で
ある。また着脱可能な複数の記録再生媒体間でファイル
を複写するファイル複写手段を備えれば、ファイルの複
写を別の装置で行う必要がなく、たいへん便利である。
【0031】またネットワークを介して受信したファイ
ルを記録再生媒体に複写するネットワークファイル複写
手段を備えれば、ネットワークを介してファイルを複写
でき、たいへん便利である。またファイルのファイルヘ
ッダに記録されている名前とパスワードレコードに記録
されている名前とが一致するか否かを判定する所有者判
定手段と、この所有者判定手段によってファイルヘッダ
に記録されている名前とパスワードレコードに記録され
ている名前とが一致すると判定された場合に自動的にフ
ァイルのパスワードレコードを削除するパスワード削除
手段とを備えれば、元のファイルの作成者は複写したフ
ァイルであっても編集できるので、たいへん便利であ
る。
【0032】またファイルのファイルヘッダに記録され
ている名前とパスワードレコードに記録されている名前
とが一致するか否かを判定する所有者判定手段と、パス
ワードレコードに記録されているパスワードと利用者が
入力したパスワードとが一致するか否かを判定するパス
ワード判定手段と、所有者判定手段によってファイルヘ
ッダに記録されている名前とパスワードレコードに記録
されている名前とが一致すると判定されかつパスワード
判定手段によってパスワードレコードに記録されている
パスワードと利用者が入力したパスワードとが一致する
と判定された場合に自動的にファイルのパスワードレコ
ードを削除するパスワード削除手段とを備えれば、ファ
イルのデータの破壊をより確実に防止できる。
【0033】また利用者の操作に基づいてファイルのパ
スワードレコードを強制的に削除する強制パスワード削
除手段を備えれば、名前と共にパスワードを削除の条件
に用いる場合、パスワードを忘れても、元のファイルの
作成者であれば複写したファイルを編集できるので、た
いへん便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における編集保護装置の構成
図である。
【図2】本発明の一実施例における編集保護装置の動作
を説明するフローチャートである。
【図3】従来の編集保護装置の構成図である。
【図4】従来の編集保護装置における書き込み権限判定
手段の動作を説明するフローチャートである。
【図5】従来の編集保護装置における書き込み権限変更
手段の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 パスワード付与手段 2 ファイル複写手段 3 保護レベル判定手段 4 編集許可手段 5 編集禁止手段 6 所有者判定手段 7 パスワード削除手段
フロントページの続き (72)発明者 山中 貴代和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−122730(JP,A) 特開 昭62−20040(JP,A) 特開 昭57−23163(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルにパスワードレコードが存在す
    るか否かを判定する保護レベル判定手段と、この保護レ
    ベル判定手段によってパスワードレコードが存在すると
    判定された場合に前記ファイルの編集を不能とする編集
    禁止手段と、前記保護レベル判定手段によってパスワー
    ドレコードが存在しないと判定された場合に前記ファイ
    ルの編集を可能とする編集許可手段とを備えたことを特
    徴とする編集保護装置。
  2. 【請求項2】 ファイルにパスワードレコードを付与す
    るパスワード付与手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の編集保護装置。
  3. 【請求項3】 着脱可能な複数の記録再生媒体間でファ
    イルを複写するファイル複写手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の編集保護装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して受信したファイル
    を記録再生媒体に複写するネットワークファイル複写手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の編集保護装
    置。
  5. 【請求項5】 パスワードレコードには少なくともファ
    イル作成者の名前が記録されており、ファイルのファイ
    ルヘッダに記録されている名前とパスワードレコードに
    記録されている名前とが一致するか否かを判定する所有
    者判定手段と、この所有者判定手段によってファイルヘ
    ッダに記録されている名前とパスワードレコードに記録
    されている名前とが一致すると判定された場合に前記フ
    ァイルのパスワードレコードを削除するパスワード削除
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の編集保
    護装置。
  6. 【請求項6】 ファイルのパスワードレコードに記録さ
    れた編集保護レベルを検出する保護レベル判定手段と、
    この保護レベル判定手段によって検出された編集保護レ
    ベルの範囲で前記ファイルの編集を可能とする編集制御
    手段と、 パスワードレコードには少なくともファイル作成者の名
    前が記録されており、ファイルのファイルヘッダに記録
    されている名前とパスワードレコードに記録されている
    名前とが一致するか否かを判定する所有者判定手段と、
    この所有者判定手段によってファイルヘッダに記録され
    ている名前とパスワードレコードに記録されている名前
    とが一致すると判定された場合に前記ファイルのパスワ
    ードレコードを削除するパスワード削除手段とを備えた
    ことを特徴とする編集保護装置。
  7. 【請求項7】 パスワードレコードには少なくともファ
    イル作成者の名前とパスワードとが記録されており、フ
    ァイルのファイルヘッダに記録されている名前とパスワ
    ードレコードに記録されている名前とが一致するか否か
    を判定する所有者判定手段と、パスワードレコードに記
    録されているパスワードと利用者が入力したパスワード
    とが一致するか否かを判定するパスワード判定手段と、
    前記所有者判定手段によってファイルヘッダに記録され
    ている名前とパスワードレコードに記録されている名前
    とが一致すると判定されかつ前記パスワード判定手段に
    よってパスワードレコードに記録されているパスワード
    と利用者が入力したパスワードとが一致すると判定され
    た場合に前記ファイルのパスワードレコードを削除する
    パスワード削除手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の編集保護装置。
  8. 【請求項8】 ファイルのパスワードレコードに記録さ
    れた編集保護レベルを検出する保護レベル判定手段と、
    この保護レベル判定手段によって検出された編集保護レ
    ベルの範囲で前記ファイルの編集を可能とする編集制御
    手段と、 パスワードレコードには少なくともファイル作成者の名
    前とパスワードとが記録されており、ファイルのファイ
    ルヘッダに記録されている名前とパスワードレコードに
    記録されている名前とが一致するか否かを判定する所有
    者判定手段と、パスワードレコードに記録されているパ
    スワードと利用者が入力したパスワードとが一致するか
    否かを判定するパスワード判定手段と、前記所有者判定
    手段によってファイルヘッダに記録されている名前とパ
    スワードレコードに記録されている名前とが一致すると
    判定されかつ前記パスワード判定手段によってパスワー
    ドレコードに記録されているパスワードと利用者が入力
    したパスワードとが一致すると判定された場合に前記フ
    ァイルのパスワードレコードを削除するパスワード削除
    手段とを備えたことを特徴とする 編集保護装置。
  9. 【請求項9】 利用者の操作に基づいてファイルのパス
    ワードレコードを強制的に削除する強制パスワード削除
    手段を備えたことを特徴とする請求項7または請求項8
    記載の編集保護装置。
  10. 【請求項10】 ファイルにパスワードレコードが存在
    するか否かを判定す る保護レベル判定ステップと、この
    保護レベル判定ステップでパスワードレコードが存在す
    ると判定された場合に前記ファイルの編集を不能とする
    編集禁止ステップと、前記保護レベル判定ステップでパ
    スワードレコードが存在しないと判定された場合に前記
    ファイルの編集を可能とする編集許可ステップとを実行
    することを特徴とする編集保護方法。
JP3305115A 1991-11-20 1991-11-20 編集保護装置および編集保護方法 Expired - Fee Related JP2526329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3305115A JP2526329B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 編集保護装置および編集保護方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3305115A JP2526329B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 編集保護装置および編集保護方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05143430A JPH05143430A (ja) 1993-06-11
JP2526329B2 true JP2526329B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=17941284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3305115A Expired - Fee Related JP2526329B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 編集保護装置および編集保護方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526329B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0863536A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Ricoh Co Ltd 情報記録装置
JP2713186B2 (ja) * 1994-11-07 1998-02-16 日本電気株式会社 機密保護方式
JP4154368B2 (ja) 2004-06-15 2008-09-24 キヤノン株式会社 文書処理装置及び文書処理方法、文書処理プログラム
JP4466583B2 (ja) 2006-02-18 2010-05-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 アクセス制御装置及びアクセス制御プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723163A (en) * 1980-07-18 1982-02-06 Fujitsu Ltd Control system for use of file
JPS6220040A (ja) * 1985-07-19 1987-01-28 Nec Corp フアイル更新方式
JPH03122730A (ja) * 1989-10-05 1991-05-24 Nec Corp 利用権管理方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05143430A (ja) 1993-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0807931B1 (en) Copy preventing system for multi-media equipment
KR980004781A (ko) 디지털 카피관리데이터가 기록되어지는 기록매체와, 디지털 카피관리데이터에 기초하여 재생 또는 기록작동이 제어되는 기록장치 및 재생장치
KR970003113A (ko) 데이타 기록 매체와 재생 장치로 구성된 정보 데이타 재생 시스템
ATE464641T1 (de) Beschränkung der anzahl von seriellen kopien geschützter daten unter verwendung eines speichermediens mit indikator zur berechtigung zur erstellung von kopien.
KR100627988B1 (ko) 정보 재생 및 기록 장치와, 정보 재생 및 기록 방법
TW444193B (en) Data recording apparatus
KR950033851A (ko) 부정 복사로 부터 파션얼 판독 전용 메모리(rom)에 기록된 데이타를 보호하는 방법 및 그 장치
JP2526329B2 (ja) 編集保護装置および編集保護方法
US20030215217A1 (en) Information recording medium, recording apparatus, reproduction apparatus, and recording and reproduction apparatus
GB2323951A (en) Password processing
JP3055359B2 (ja) テープカセット情報保護システム
KR100399504B1 (ko) 정보처리시스템
JP2526329C (ja)
JP3516094B2 (ja) データ管理方法および装置
JP4052722B2 (ja) 表示装置、表示方法、表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびデータ再生装置
JPH0553891A (ja) 情報処理装置
JP3634218B2 (ja) 記録システム、記録方法及び記録媒体
JP2517812B2 (ja) 情報保護レベル設定方法
JPH08339628A (ja) 光記録媒体、光記録再生システム及び光記録再生方法
JPH05298172A (ja) 共通ファイルの管理装置及び管理方法
JP4281066B2 (ja) デジタルコンテンツデータ処理装置およびプログラム
JP3746176B2 (ja) 記録システム、記録方法および記録装置
JPH05205397A (ja) 光ディスク
JP2771676B2 (ja) 情報記録装置
JP2003085051A (ja) コピー及び再生管理方法及び管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees