JP2525779B2 - 使い捨て吸収性下着 - Google Patents

使い捨て吸収性下着

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JP2525779B2 JP61209403A JP20940386A JP2525779B2 JP 2525779 B2 JP2525779 B2 JP 2525779B2 JP 61209403 A JP61209403 A JP 61209403A JP 20940386 A JP20940386 A JP 20940386A JP 2525779 B2 JP2525779 B2 JP 2525779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、尿およびその他身体からの浸出物を吸収し
含有するのに用いられる使い捨て下着の類に関する。詳
しくは、本発明は、適切な位置に固定するファスナーを
備えた身体にフィットし自然に調節される使い捨て下着
に関する。更に詳しくは、本発明は新規な素材を用いる
新規な構造をもって適切な密着性および機能性を高めて
いる使い捨てのおむつに関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 使い捨て下着は、一般にその分野ではよく知られてお
り、そして、特に乳幼児の世話における分野では、使い
捨ておむつが尿および他の排出物の吸収含有の役目を備
えていて、重要かつ欠くことのできない衛生用品となっ
ている。現在商業的に普及している使い捨ておむつは、
一般に、一個一個、予め形成され折りたたまれていて、
当てる面が多孔性の層をしており、その間に吸収素材を
もった流体を通さない当てシートが配置されている。こ
れらの現在普及している使い捨ておむつは、特定な必要
性に合っていて人気が上がってきている。しかしなが
ら、現在普及している使い捨ておむつは便利で効果的で
あるが、それらには、そのおむつをしている乳児の母親
達によって見出された幾つかの欠点がある。母親達の間
では、彼らの子供に着用させた時、見た目にもきれいで
魅力ある使い捨ておむつが出来ればいいという望みの声
が強かったのである。その見た目にきれいという規準
は、整ったほっそりと見せる適合性と、尿または便を漏
れさせないで胴や脚に清潔にフィットすることを含むと
された。また、母親達は、子供達が、しわくちゃになっ
ていたり、がさばったりあるいはだらしなくなっている
ように見えることも望まないということもわかった。さ
らに、これらの母親達は、使い捨ておむつがより大きい
赤ん坊にもフィットしたりあるいは、より大きな寸法を
もった使い捨ておむつがほしいと述べたのである。
これらの母親達によってわかった別の欠点は、皮ふに
接してたまる尿、便あるいは湿気によって生じた皮ふの
かゆみに関係する問題であった。この問題をなくし解決
する使い捨ておむつへの要望も非常に強かった。
別の主な欠点は、赤ん坊におむつを固定する方法に関
する。現在商業上普及している使い捨ておむつにおいて
最も良く用いられる方法はプラスチックの密着テープで
ある。初めは、使い捨ておむつに用いられた締結テープ
は再密着できなかった。つまり、母親がおむつがぬれて
いるか調べたり、おむつの工合を直したりしたい時、そ
のテープは再度密着することのできないものであったの
である。すなわち、このことは、そのおむつは、たと
え、取換えるつもりはなくても、捨てなければならない
ことになるということであった。現在では、使い捨てお
むつには、再密着できるように作られたテープを用いて
いる。しかしながら、現在使用されているテープは、ベ
ビーパウダーあるいはベビーオイルあるいはその他のも
ので汚れがつくと、それらによって再密着できなくな
り、最悪の場合には、最初に使用する時にも密着できな
くなるということがわかった。母親達は、汚れがつかず
に常に再度密着できそして赤ん坊が動いたりさわったり
しても容易にはずれることのない締結部を有する使い捨
ておむつを要望する表明をしている。常に再密着できる
テープを得る試みとしてある製造業者たちはテープによ
り強力な接着剤を用いることをしてみた。しかしなが
ら、不幸にも、その強力接着剤は、外側のカバー部分を
破いてしまうことになってやはりおむつを使用できない
ようにしてしまうのである。
さらに、現在の使い捨ておむつに使用されている締結
テープは、またフィット工合も良くないといえる。とい
うのは、テープは、外側カバーのいかなる部分にも密着
できるように作られていて、テープの密着すべき場所を
母親に表示していないので、テープはしばしば良くない
位置で外側のカバーに密着され、このことが、いくつか
の不工合をもたらすのである。第1に、おむつが赤ん坊
に適切にフィットせず、例えば、ゆるすぎるとおむつは
ずり下がってしまったり胴でだらんとなってしまったり
し、また、きつすぎると、外側のカバーを引張ることに
なって赤ん坊を不快にしてしまったりする。第2に、適
切でない位置にテープがあると脚を開いたときにすき間
を生じて漏れを生ずるのである。第3に、上記のような
問題を直そうとテープの位置を再び決めようとすると、
テープの汚れを増すことになって、おむつが使用できな
いようになるということが母親達にわかった。
現在の使い捨ておむつに関する欠点を解決しようとす
る試みは数年間におよび、これらの試みには幾つかの異
なった方法が含まれている。フィット工合を良くする一
つの方法では、股部分の見かけ幅を狭くするために長方
形のおむつを幾何学的に折りたたむようにしている。こ
の方法の一つは、ダンカン等による米国特許第Re.26,15
1に教示されており、これにおいて、長方形のおむつは
平行に細長く折りたたまれた箱ひだと両側に沿ってゆっ
たり重なるフラップを備えている。別のものが、ルーベ
ッキィの米国特許第3,196,874号に教示されており、こ
れにおいては、長方形のおむつは、股部分が三角形に折
りこまれている。これらの2つの方法は、おむつが幼児
により簡単につけられるようになっているが、しかしな
がら問題点は残っている。第1に、予め折りたたまれた
長方形のおむつは結果として両脚間のかさばりを増し幼
児に不快感を与えることになる。第2に、そのぴったり
しないかさばりによって、おむつが両脚にぴったりする
ことができなくてすき間を残し漏れを生じることにな
る。第3にぴったりしない両側によって腰部分をずり下
げてしまうことになって、おむつの腰部分の前部分にす
き間を生じやはり漏れを生ずるのである。加うるに、腰
前部にすき間があることによっておむつがかさばり、締
まりなくそしてだらしなくみえるようにしてしまう。
両脚間のぴったりしないかさばりに関する問題を解決
するために、股部分の吸収パッドの幅を減ずることを含
めた方法が試みられた。しかしながら、使い捨ておむつ
を構成するのに用いられる素材は、比較的肌になじまな
いぴったりしないものであるら、大腿部にぴったりフィ
ットさせるのはむずかしく、望ましくないすき間が依然
として生じてしまうことなるのである。さらに、吸収パ
ッドの幅を減少すると可能な吸収能力を減じてしまって
そのこともまたさらに漏れの可能性を増すのである。漏
れを少くする試みとして、ブーエルの米国特許第3,860,
003号では、おむつの縁部に、その伸縮するラインと股
間の吸収パッドの縁部との間に、伸縮性弾力性のあるフ
ラップを設けている。
また、1つの問題を解決しようとすると別の問題が出
現する結果ともなる。伸縮性のフラップは、その引張弾
力が変形しやすいフラップを押圧して脚部と密接するよ
うになるので大腿部にきっちりと付着する。しかしなが
ら、大腿部においてぴったりと付着することはいくつか
の悪影響が生じてしまう。第1に、ぴったり締めつける
ことによって尿がおむつ縁部近辺に集中することになっ
て、それによって、フラップと肌との間の部分に尿が浸
透しそこで肌にかゆみを生じさせる。第2に、所定のフ
ラップ幅を設けるために、吸収パッドの幅を減らすこと
が必要であるから、残りの吸収材は過剰に濡れることに
なり、やはり漏れが生ずることになる。第3に、減少し
た幅の吸収材が過剰に濡れるようになると、それは分離
して股間底部にひとかたまりになる傾向をもち、かくし
て流体が吸収剤の未使用部分に移動するのを妨げること
になるのである。
伸縮性フラップに関する問題を解決するために、新し
く改良された使い捨ておむつがウーン等による米国特許
第4,050,462号に教示されており、それにおいては、お
むつは、より良くなった機能的吸収能力と同時によりぴ
ったりと脚にフィットするように狭くなった股の部分に
おける縁部に沿ったところだけ伸縮自在になっている。
このことは、吸収材の縁部にすぐ接してゴムひもをとり
つけたりまた、吸収パッド面をその部分の背当てあるい
は当て材に接着して一体構造にすることによって達成せ
られる。このことによって、ゴムひもが縮むと吸収パッ
ドが縮むようになり、かくして全体にわたるしわが、な
かんずく股部分にできるのである。これらの全体にわた
るしわが、吸収材が分離する傾向を少くしそして吸収材
の吸い上げ特性を増すことによって吸収パッドの効果的
な吸収能力を高めるのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、解剖学的に形がフィットし、解剖学的に自
動的に調節できる使い捨ておむつの改良を教示するもの
であって、赤ん坊につけるのに魅力的にスリムでこぎれ
いなおむつを提供するものである。本発明によるおむつ
はこぎれいで、脚部や腰部にすき間を生じないそしてほ
とんど完全に、汚れ防止の再締結可能な固定位置にある
締結部を有する。さらに本発明による使い捨ておむつ
は、通気性があって、同時に漏れ防止が高度にできるも
のである。
本発明によれば、脚部および腰部に開口部を有し、身
体からの流体物およびその他の排出物を吸収し含有する
ための吸収材手段を内に設けた外カバーを備える、解剖
学的に体形にフィットし概して自然調整する使い捨て吸
収下着を提供する。着用者に使い捨て下着をとめ付ける
ため長さいっぱいの締結手段が外カバーに取付けられて
いるものである。
すなわち、本発明による使い捨て衣類は、前部腰部分
及び後部腰部分と該前部腰部分と後部腰部分との間に設
けられた股部分とを有し、該前部腰部分と後部腰部分又
は該腰部分の延長部材の最上部境界部分が腰部開口を形
成し、股部分の最外部分が着用状態において第1、第2
脚開口を形成するようになった外カバーと、該外カバー
内に配置され体液その他の***物を吸収し保持する吸収
手段と、両側においてそれぞれ外カバーに取り付けら
れ、腰部開口から脚開口までの間のほぼ全長にわたる閉
鎖部分を形成する締結手段とを備える形式のものであっ
て、前部腰部分及び後部腰部分の最外側境界、又は該前
部腰部分の延長部材の最外側境界と後部腰部分の最外側
境界とが、着用状態において第1、第2接合部を形成
し、該第1、第2接合部の最上点が腰部開口の縁部に位
置しており、締結手段が、前部腰部分又は該前部腰部分
の延長部材の両側の接合部において外カバーに取り付け
られた第1の対の締結部材と、後部腰部分の両側の接合
部において外カバーに取り付けられた第2の対の締結部
材とから構成され、これら締結部材は、ポイント固定方
式の締結部材であり、外カバーが少なくとも一方向に20
%以上、200%以下の範囲で弾性的に伸ばし得るように
なったことを特徴とする。
本発明の一実施例においては、外カバーはまた第2の
方向すなわち体の横方向に対し垂直な方向にも伸びるこ
とができ、また本発明のさらに別の実施例においては、
外カバーは、伸縮する方向が異なる少くとも3つの部分
を包含するのである。
本発明のさらに他の実施例では、下着の腰ベルトに沿
ってそして選択的に脚開口部の回りに沿って同じく弾性
部材を備える。
本発明のさらに他の実施例では、腰部のそして選択的
な脚部の弾性部材は、長さいっぱいの締結手段によって
とめ付けられるが、それらは、また別に、互いに連関合
致するための補助的な交差部分を有する固定ポイント締
結部材であってもよく、それにおいてファスナー手段は
着用者の身体に着脱自在に相互締結されるのである。
本発明の利点は、使い捨て下着が小ぎれいで気持良く
着用者の肌を傷めないような独特の材質から独特の方法
で下着の合成がなされることによって、着用した時の吸
収材下着のフィット性および外観がかなり改良されてい
るということである。
本発明の他の利点は、少くとも1つの固定位置に締結
できる、長さいっぱいのファスナーは、複数回再締結で
きる能力を有し、汚れにあまり感知しないで、腰開口部
から各々の脚開口部までぴったり閉じ、使用中腰開口部
と各脚開口部との間の距離は維持しながらそれによって
腰部はたるむことなくそして脚開口部はすき間ができる
ことがなく、さらに弾性力があって、ファスナーが着用
者の運動を制限しないようになっているということであ
る。
本発明のある1つの態様においては、他の利点は、外
カバーであって、それは、約20%から200%までの範囲
で身体の横方向に弾力性をもって伸びることができ、着
用者の腹部や太ももの寸法がかわるようにいろいろな体
形構造的特長によって生ずるいろいろな着用者の体形に
下着を自然調節するようになっているのである。さら
に、自然調整特長によって下着をさらに眠っている間お
よびその他の種の活動中着用者のいろいろな位置や行動
にあわせて自然調節する一方スリムできっちりとした美
学的な外観を呈することが可能である。
本発明は、一般に、尿およびその他の身体からの浸出
物を吸収格納する使い捨ておむつに関する。また特に本
発明は解部学的に形がぴったりし、大体自動調節して着
用者の身体に美的に良くフィットする使い捨ておむつに
関する。また特に、本発明は、着用者におむつをしっか
りととりつけるため外カバーに位置を固定する締結部を
有するものである。従って以下に前記のような本発明の
いくつかの実施例を図面にもとづいて詳細に説明する。
以下の記載は本発明範囲を限定するのではないことはも
ちろんである。
(実施例) 各図面においては、同部分には同符号が付してある。
第1A図ないし第1D図においては、赤ん坊が着用している
使い捨ておむつ10を示す。腰開口部12および脚開口部14
はヘムが形成されている。第1A図、第1B図および第1D図
において締結部の位置16が示されている。第1D図は、あ
る時間幼児によって着用された後ダッシュ線18で示した
はじめの位置からおむつが移動する最小限度を示すもの
である。
第2図において、本発明の使い捨ておむつの一実施例
を示す。外カバー20は平面図で示されそれには吸収材構
造体22が配置されている。外カバー20は、脚部ヘム24と
後側の腰部フラップ26、前側の腰部28を折りたたまれて
いない状態で示されている。折り線30が示してあるが、
ここで後側の腰部フラップ26は折り曲げられるのであ
る。同様に折り線32が示してあるが、この場所で前側腰
部フラップ28が折り曲げられるのである。折り線34が示
してあるところでヘム24は折り曲げられる。線36は吸収
材38の周縁を示す。第2図に関連した第3図において
は、吸収材構造体22は液体を通過させる身体側の当て部
分42を備えており、これは液体不透過バリヤ44に接着し
てあり、これらの間に吸収材38が配置される。バリヤ44
に身体側当て部分42を接着するには適当なあらゆる手段
が用いられる。バリヤ44に身体側当て部分42を接着する
好適な方法は音波すなわち超音波エネルギによってつく
られるボンドのような自生接着剤である。身体側当て部
分42とバリヤ44との間を接着する機能は間に配置された
吸収材38を維持することと、吸収材構造体22を単一構造
体として維持することである。吸収材38によっては、身
体側当て部分42とバリヤ44との間の接着は連続していて
もまたは、一連の点々であってもよい。図面では、明瞭
化のために、いくつかの自己接着点40だけが示されてい
る。その他の方法、すなわち押圧または感熱接着剤が使
われてもよく、そしてこれらは本発明の範囲内と考えら
れるものである。第3図に示すように、吸収材構造体22
は外カバー20に配置されている。各構成部分を作ってい
る素材については後述の図において述べることとする。
第4図には、第2図に示した使い捨ておむつの一実施
例が示されているが、腰部フラップ26および28を備えて
いて、これらは吸収材構造体22上に折りたたまれてポケ
ット29および31を形成している。第4図にはまた折りた
たまれ接着されたヘム24が示されている。また、接着に
はいかなる方法がとられてもよいが、しかし、自己接着
が好適な方法であって一連の点接着46を図示してある。
フラップ26および28を外カバーに接着する自己接着48も
表示されている。わかるように、吸収材構造体22の端部
上にフラップ26および28を折りたたんで吸収材構造体22
を外カバー20の伸縮能力を抑えることなく外カバーに対
する位置に維持するのである。第5図は第4図の5−5
線に沿った断面図であって、吸収材構造体22上に折りた
たまれた時の腰フラップ26の関係を示している。特に注
目すべきことは、外カバー20にも腰フラップ26または28
にも吸収材構造体22の端部を保持する直接の接着剤が何
もないということである。このことによって、外カバー
20の伸縮能力が吸収材構造体22によって抑えられないと
いうことを確実にしているのである。前後の腰フラップ
26および28に加えて、おむつの股部分において外カバー
0吸収材構造体22を接着する自己接着剤50が表わされて
いる。これらの接着剤は外カバー20の股部分の伸縮性を
抑えることになるが、外カバーにとっては股部分におい
て身体の横方向に延びることは大して必要性がないの
で、その接着剤は外カバーの機能性にはさし障りがな
い。
第6図ないし第9図は、本発明の使い捨ておむつのま
た別の実施例を示すものである。第6図ないし第9図全
部にみられるように、吸収材構造体22は身体側当て部分
42と液体不透過バリヤ44とを備え、間に吸収材38を配置
してある。第6図の7−7線に沿った断面図である第7
図に示されているように、身体側当て部分42は、前述の
実施例で記述されているようにバリヤ44に接着されてい
るというよりむしろ外カバー20に接着されている。製造
中吸収材成分38の形状を維持するために、吸収材成分は
ティッシュで包むようにするか、または第7図および第
9図で示されるようにバリヤ44にティッシュ43を接着し
ておくようにしてもよい。身体側当て部分42は、外カバ
ー20が伸びた状態にある時外カバー20に接着される。こ
の身体側当て部分42は上述した自己接着45である適宜な
方法を用いる従来の方法によって外カバー20に接着され
ることができる。第8図および第9図は、外カバー20が
伸びていない状態にある時の第6図および第7図に示し
た使い捨ておむつを示す。形は寸法的には正確ではな
い。特に、第8図の9−9線に沿った断面図である第9
図によれば、身体側当て部分42が外カバーに接着されて
から、外カバー20がゆるんだ時、身体側当て部分42は外
カバー20によって吸収材構造体22の下側に引張られるこ
とがわかる。そして、わかるように、この方法は外カバ
ー20の伸縮性の妨げにならないのである。第6図から第
9図を通して示した使い捨ておむつは、第2図から第5
図に示した腰フラップ26および28によってつくられた幅
のあるヘムよりもむしろ比較的狭いヘム52および54を、
後部腰部分および前部腰部分にそれぞれ有するものであ
る。
第10図は本発明使い捨ておむつのまた別の実施例を図
示するものであって、それには、弾力性部材56が吸収材
構造体22の股部分内部に配置されている。弾性部材56は
身体側当て部分42かあるいはバリヤ44のどちらかにぴっ
たりと接着される。好適には、弾性部材56は身体側当て
部分42に接着されるものである。なぜならば、おむつを
幼児につけた時吸収材構造体22は弾性部材56の引張りに
よってカップ状形体をつくるようになるからである。弾
力性部材56は、吸収材構造体22を平らな状態に拘束し
て、身体側当て部分42に取り付けられる。その拘束を解
除すると、弾性部材56は吸収材構造体22をカップ形状に
する。身体側当て部分42をバリヤ44に接着する自己接着
剤40は自己接着剤48と同じく第10図に部分的にのみ示さ
れている。注目すべきことは、吸収材構造体22を外カバ
ー20に接着する自己接着剤50は、弾性部材56の内側に示
されていることである。また第10図と第10A図には後部
腰フラップ26と前部腰フラップ28の最も外側の部分に腰
のタック57が図示されている。腰タック57は、おむつを
赤ん坊に固定した時、腰をすっきりとみせるようにし、
そして締結部位置近辺をなめらかな形状にする。腰タッ
ク57は前後部腰フラップ26および28の最先端近くにそれ
ぞれ位置し、第10図の10A-10A線に沿った断面図である
第10A図により明白に示されているように折りたたまれ
るのである。図の符号59で示した長さは1/4インチ(約
0.6センチ)から1/2インチ(約1.2センチ)の範囲内に
あり、折りたたんだ長さ61は約1/4インチ(約0.6セン
チ)である。赤ん坊の腰をすっきりとみせるようにする
ことに加えて、腰タック57は腰部57は腰部を赤ん坊の肌
により密接にとどめるようにして、それによって腰部に
すき間が生じないようにしている。すき間がなくて、赤
ん坊につけたおむつの外観が良くなり、そして腰部分に
不当な引張りを加えなくてもより心地よく腰部分がフィ
ットするのである。腰のタックは好ましくは自己接着剤
で適所63に保持される。前述したように、その他の接着
方法が用いられてもよくそれらは本発明の範囲内とみな
されるものである。
第11図および第12図は、本発明の使い捨ておむつのさ
らにまた別の実施例を示すもので、それにおいては、弾
性部材58は後部腰フラップ26内に配置され、そして弾性
部材60は前部腰フラップ28内に配置されている。弾性部
材62は脚部ヘム24に配置されている。第12図は第11図の
12-12線に沿った断面図であって、弾性部56および62を
吸収材構造体22および脚部ヘム24にそれぞれ配置するこ
とを示している。前に記したように、自己接着剤50は、
液体不透過バリヤ44を外カバー20に接着する一方、自己
接着剤40は液体透過層42を間に配置した吸収材38でもっ
て吸収材構造体の液体不透過層44に接着する。また第12
図には自己接着剤46がヘム24をこのヘム24内に配置され
た弾性部材62でもって外カバー20に接着していることが
示されている。注目することはヘム24は外カバー20の部
分から成っているということである。
第13および13Aは、第6図ないし第9図に示した使い
捨ておむつに対して、弾性部材58がヘム52に、弾性部材
60がヘム54に、そして弾性部材62が脚部ヘム24に配置さ
れている例を示すものである。第13図の13A-13A線に沿
った断面図である第13A図は、第10図および第10A図に関
して述べた腰タック57に類似の腰タック65を示す。第13
図および第13A図に示したタック65は折りたたまれたと
ころを示してあり、弾性部材58を内蔵している。このこ
とによって弾性部材58を固定することになっている。こ
の弾性部材の固定に関する説明は第19図に関する説明の
ところですることとする。
第14B図は、外カバー20に使用できる2方向性弾力伸
縮材質の好適な方向づけを示す。矢印67は身体の横方向
を表わし一方矢印69は縦方向を表わす。
第14C図は、後部腰部分64、前腰部分66と中間の股部
分68をもった3つの部分の外カバー20の大体の寸法を示
す。ライン67は一般に後腰部分64と股部分68との間の境
界を表わしている。同様にライン69は一般に前腰部分66
と股部分68との間の境界を表わす。わかるように、ライ
ン77と79の位置は本発明の範囲を限定するものではな
く、3部分をもった外カバーの一般的概念を示すために
表わされているのである。矢印71、73、75は各々の部分
における外カバーの伸縮性の方向を表わする。外カバー
を作る特定の材質については後述する。
第14A図ないし第16図は、外カバー20に取付けた固定
ポイント締結部すなわちファスナーの実施例を示す。外
カバー20は大体後部腰部分64と前部腰部分66とそれらの
間に配置した股部分68とからつくられている。後部腰部
分64の最も外側部分に一対のファスナー部材70および72
が取付けられており、これらについては、後記の図に関
連して詳しく説明することとする。前部腰部分66の最も
外側の部分に一対のファスナー部材74および76が取付け
られているが、これらについても後記の図に関連して詳
しく説明する。注目することは、ファスナー部材70およ
び72は外カバー20の内側に取付けられ、一方ファスナー
部材74および76は外カバー20の外側に取付けられるとい
うことである。さらに注目することは、ファスナー部材
70および72は外カバー20の外側に締結され、そしてファ
スナー部材74および76は外カバー20の内側に取付けられ
ることができるのである。第14図は自己接着剤78で外カ
バー20に取付けられたファスナー部材70、72、74および
76を示す。第15図は第14図の15-15線に沿った部分断面
図であって、自己接着剤78で外カバー20に取付けられた
ファスナー部材72を示す。外カバー20にファスナー部材
72を接着するその他の方法が考えられることはもちろん
であつて、自生接着剤だけに限るものではない。第16図
は第14図の16-16線に沿った断面図であって、自己接着
剤78によって外カバー20に接着されたファスナー部材76
を示す。同様に、ファスナー部材76を外カバー20に接着
するには他の方法を用いることができることはもちろん
である。第14図ないし第16図は、一対のファスナー70お
よび72が一対のファスナー74および76と結びついた時、
後部腰部分64の最も外側の部分が前部腰部分66と重なる
方法を示すものである。この重なり締結方法は第17図お
よび第18図において明白にされるであろう。
第17図および第18図において、第17図はファスナの相
対位置関係を示すため、1つのファスナを開いて赤ん坊
につけられるときのおむつを示す。第18図は、第17図の
18-18線に沿った断面図であって、ファスナー部材70と
このファスナー部材70と重なりあったファスナー部材74
とが、自己接着剤78で外カバー20に接着されていること
を示す。注目することは、外カバー20の第1の部分77は
外カバー20の第2部分79と重なることである。
第14図−第16図と共に第17図および第18図によれば、
平面図での外カバーの形と着用者に着用したとする時の
外カバーの形との間の関係が明らかにされている。後腰
部分64の最も外側の部分71と前腰部分66の最も外側の部
分73とは、おむつを着用者にとり付けた時収束して第1
および第2の接合部77、79を形成するようになってい
る。股部分68の最も外側の部分75は、使い捨ておむつを
着用者にとり付けた時両脚開口部81を形成するのであ
る。長さいっぱいのファスナー部材70および74は、第17
図に開いた位置で示されていて、それらの位置関係を表
わしている。長さいっぱいという特長は、その使い捨て
おむつを着用者にとり付けた時後腰部分64と前腰部分66
の収束によって形成された接合部77、79の長さのことで
ある。ファスナー部材70、74、72、76は主に接合部77、
79と同じ長さである。接合部77、79は腰開口部87の第1
および第2の場所83、85から脚開口部81まで延長する。
第19図、第20図および第21図において、本発明の使い
捨ておむつの更に別の実施例が示されている。この実施
例において、外カバー延長部材80および82が前部腰部分
66の最も外側部分に取付けられている。ファスナー部材
74および76は延長部80および82に取付けられる。上記の
ように、延長部材80および82を外カバー20の前部腰部分
66の最も外側の部分に、そしてファスナー部材74および
76を延長部分80および82に取付ける方法は、接着剤、ス
テーフル打ち、リベット打ち、ミシンかけなどを包含す
る技術分野におけるいくつか周知の方法とすることがで
きる。本実施例においては、ファスナー部材70、72、7
4、76を延長部材80、82取付け、そして延長部材80、82
を外カバー20に取付けることに関して、点78によってグ
ラフ的に示されている自己接着が図示されている。
また第19図、第20図および第21図においては腰部分と
脚部ヘムに弾力性をもたらす様子が示されている。弾力
性をもたらす1つの方法は、腰部分に弾性部材58および
60を、そして脚部ヘム24に弾性部材62を用いることによ
るものである。わかるように、弾性部材58、60、62は本
発明のいずれの実施例にも用いられるが、しかしここで
は明確化のためにある図にだけに示すこととした。弾性
部材は、天然ゴムの薄いリボン状のものなどのようなお
むつ製造技術において用いられる普通の弾性材を包含す
るものである。腰部分およびまたは脚部ヘムに弾力性を
もたらす好適な方法は、米国ミネソタ州セントポールの
H.B.Fuller社の商標「FULLASTIC」として市場に出てい
るような高温溶融感圧弾性接着剤を押出すことである。
注目すべきことは、第19図においては腰部の弾性部材
は、それぞれのファスナー部材によって各端部に止めら
れていることが図示されている。例えば、弾性部材58は
ファスナー部材70および72によって各端部に止められ
る。さらに、第13図に関して前記したように、腰部にお
ける弾性部材はタック65によって止められてもよい。同
様に、弾性部材60はファスナー部材74および76によって
各端部に止められる。両脚部の弾性部材62はまたそれぞ
れのファスナー部材によっても止められる。弾性部材を
止めつけることによってより一層力が均等に行きわたる
ことになり、それによって害となる、あるいは無駄な引
張りをおむつのどの部分からも排除するのである。これ
によってすき間ができることを防ぐようになり、よって
尿や***物の漏れをなくすことになるのである。
第22図は、ファスナー部材の関係を示すために一方の
ファスナーを開いた状態にした子供につける時の様子を
あらわす、第19図ないし第21図に示した実施例を示す。
第23図は、第22図の23-23線に沿った断面図である。第2
3図は、延長部材80、82をつけ加えた結果による突き合
せ結合部88を写実的に示す。この結合部88で注目すべき
ことは、外カバー20の2つの部分は重ならずに接してい
るということである。
第24図および第25図は、固定位置ファスナー部材70お
よび74それぞれの実施例を示す。ファスナー部材70、74
はいくつかの方法によって製造されることができると考
えられる。ファスナー部材70、74を効果的に作り出す一
つの方法は、それらが相当な長さに押出されるようにそ
れらを設計することであってそれによって個々の部材は
材料のかなりの長さから切断することができるのであ
る。かなりの長さのものは巻き取られ、続く行程で貯蔵
される。効果的な生産のさらに別の態様は、同じ断面を
有するようにファスナー部材を設計することであって、
そのため各ファスナー部材は同一の材料ロールから切断
できるのである。
ファスナー部材70、74は、それらが赤ん坊の肌をすり
むいたりもぞもぞさせたりしないように、そして同時に
たやすく外れたりしてしまわないように、慎重に設計さ
れなければならずまた、慎重に選択された素材から作ら
なければならない。
ファスナー部材70、74の素材の選択において考えねば
ならない別の要素は、下着への取付方法あるいはファス
ナー部材70、74を下着と一体化させる方法である。例え
ば、もし、自己接着が用いられることになれば、自己接
着できる素材を選ぶ必要があるのである。
ファスナー部材70、74の素材および設計の選択規準
は、弾性率(E)に関連して素材の慣性モーメント
(I)を考えることである。(E)(I)の積にかかわ
る選択規準は次のようである。値(E)(I)は素材/
設計の組合せで決定される。すなわち、値(E)(I)
は特定の素材を用いる特定の設計に対して決定される。
値(E)(I)は、1972年マグローヒル社発行、ジョセ
フ.E.シグレイのテキストブック「メカニカルエンジニ
アリングデザイン」(“Mechanical Engineering Desig
n")第2版699頁からとった以下の公式から計算され
る。
EI=L3M/48 これにおいて、MはASTMテストD−790から得られ、ま
たLはASTMテストD−790によって定められる。
例えば、ファスナー部材70、74のようなファスナー部
材では、約0.5ポンド・平方インチないし約3.5ポンド・
平方インチの範囲における(E)(I)との素材/デザ
インの組合せは、結合されたファスナー部材70、74が通
常の使用と通常の状態での着用者の肌を傷めずまた通常
の使用と通常の状態では外れることがないようにするの
に好適であるということが見い出された。値(E)
(I)の特に好適な範囲は約0.9ポンド・平方インチな
いし約3.4ポンド・平方インチである。
弾性率(E)は標準表からいろいろな素材に対して決
定できる。もし、約4,000psiないし約6,000psiの範囲内
の、そしてさらに好適には約6,000psiないし約40,000ps
iの範囲の弾性率を有する材料が選択されると、満足い
く値(E)(I)を得ることは容易である。表1は代表
的な材料とそれらの弾性率を挙げている。
表1 材 料 弾 性 率 (psi) 65% DOW 722 28,900-40,400 35% PP PROFAX*7823 28,900-40,400 50% DOW 722 71,000-89,000 35% PP PROFAX 7823 71,000-89,000 50% EVA(ethylene binyl acetate) 54,000-55,600 50% PP PROFAX 7823 54,000-55,600 注入モールド PP PROFAX 7823 46,000 ポリウレタン ESTANE**58134 9,000 ポリウレタン ESTANE 58130 18,000 ポリウレタン ESTANE 58133 22,100 ポリウレタン ESTANE 58810 12,000 * PROFAX: ハーキュレス社(Hercules Co.)の商標** ESTANE: B.F.グッドリッチ(Goodrich)の商標 わかるように、ファスナー部材の適切なデサインとフ
ァスナー部材の適切な選択は、下着の心地良さと機能性
にとって最も重要である。もしファスナー部材があまり
伸縮性がないと、着用者に不快を生じさせそして傷つき
やすくなる。もし、ファスナー部材が伸縮性がありすぎ
ると、締め付けるのがむずかしく、通常の使用そして通
常の状態では締めたままにしておくことができず、また
下着の形をとどめることができない。すなわち下着が巻
かれたりだんごになったりしてしまう。
再び第24図によれば、ファスナー部材70はフラット部
分90と孔92と成形した2つの留め金94、96から一般に成
っている。第24図に示したファスナー部材70は、上述し
たような材料の連続ロールから長さ「X」の部分をカッ
トして得られる。その部分の全体の長さ「X」の横断面
は、線105で切断した部分を示してある。次いで孔92が
設けられていて、それはフラット部分90から材料の一部
分と、留め金94と96との間の留め金材の一部分とを切り
取ったものである。
第25図には、ファスナー部材74が示されている。(フ
ァスナー部材76も同じである)。ファスナー部材74は上
記のファスナー部材70と同じようにして作られる。ファ
スナー部材74は材料の連続ロール(図示せず)から切断
される。この材料のロールは、好適には、ファスナー部
材70が切断されるロールと同一のものである。この場
合、部材74は一般にフラット部分98と孔100と2つの留
め部102と104とから成る。部材は、ファスナー部材70の
長さ「X」より少し長い長さ「X′」で切断されるが、
その訳は後に述べる。さらに、第25図においては、孔10
0の長さは、第24図に示した孔92より小さい。留め部102
と104の端部は留め部94と96の端部より十分大きくて、
留め部94と96の端部を留め部102と104の下で相互連結す
ることができるようになっている。留め部102と104の側
部は、106で示したようにフラット部分98に接着しても
よい。接着の好適な方法は自己接着であって、自己接着
剤を符号106で示してある。
第24図および第25図、並びに上記したEIの値を参照す
ると、線105(第24図)と線109(第25図)によって示さ
れた区域のEIの値は、0.5-3.5ポンド−平方インチの範
囲内にあるように、また好適には0.9-3.5ポンド−平方
インチの範囲内になるように選択される。線103(第24
図)と線107(第25図)によって示された区域にわたるE
Iの値は、0.002ないし0.010ポンド−平方インチの範囲
内になるように選択される。
第26図において、相互連結された個々の留め部102と9
4が示されている。留め部と長さ「X」(第24図)およ
び「X′」(第25図)の所望の関係との相互関係がここ
で明らかである。ファスナー部材は合致するための補助
横断面部分を有し、そして着脱自在に相互連結できるも
のである。留め部102の縁部をフラット部98に接着する
自己接着剤106は2つ折りの機能を有している。1つは
ファスナーに安定性を与え、そして、2つ目は留め部94
が留め部102の側からすべりおちないようにする。
各部分に使用される材料について記述すると、本実施
例の使い捨ておむつに用いる液体透過身体側当て部分42
は次の規準に合うことが望ましい。1つは、身体側当て
部分42は乾燥していること、すなわち吸収材構造体22が
尿を吸収した後に乾燥した感触を有していること。この
規準の測定は、身体側当て部分42は通常の尿が吸収構造
体に吸収された後、さわって乾燥していると感じること
である。2つ目は、身体側当て部分42のZ方向(身体側
から外カバーへの外方向にむかう方向)の流体透過率
が、乳幼児の尿を出す率において、尿を吸収材へと透過
させるのに十分高いものであることである。3つ目は、
感触色、不透明度がさらに規準としてあり、これらは、
他の色でも良いのだが最も好適で満足いくのは白い材料
であって、吸収材内の尿または***物の色を覆うのに十
分な不透明度があるものである。4つ目は、身体側当て
部分42は液体不透過バリヤ44に自己接着できることであ
る。バリヤ44は好適にはポリプロピレンから成るが、他
の液体不透過材質のものも使用可能である。
身体側当て部分は、ポリエステル/ポリプロピレンの
ような合成繊維から成る柔らかで圧縮性のある材質のも
のであって、流体を移動させるための密度を濃くした地
帯を設けるために、間隔をおいた場所における上部当て
部分に一体化して接着されている。
上部当て部分は、ポリプロピレン、ポリエステルなど
のような合成繊維のスパンボンドされたウエブを接着し
たパターンのものである。身体側当て部分の組み合わさ
れた坪量は、約30-100g/m2の範囲にあるものである。そ
れは全体にわたる湿潤仕上げ(wetting finish)をしな
ければならない。身体側当て部分の底部層は典型的に
は、100%までのポリエステルファイバー、好ましくは2
5-50%のポリエステルステープルを含むポリエステル/
ポリプロピレンファイバーのカーディングしたウエブで
あって、湿潤可能であるように十分に界面活性剤による
仕上が施されている。湿潤仕上げをしたデュポン社の5.
5デニールの2インチポリエステルステープル、タイプT
808、中空ファイバーが好ましいが、その他の湿潤可能
なポリエステルステープルファイバーでも大丈夫であ
る。ハーキュール社(Hercules Inc.)のポリプロピレ
ンタイプT−123も3デニールで17/8インチステープル
で湿潤仕上げしてあり好適である。ウエブは、当て部分
に取付ける間隔をおいた接着剤を介して一緒に接着され
るだけであって、それらは熱または超音波接着で一般的
には得られる。底部層はまたスパンボンド作用などのそ
の他の不織行程で形成され、それにおいては、フィラメ
ントが紡がれて接着せずにワイヤスクリーンで集めら
れ、次いで上述したように予め接着された当て部分に接
着される。それは、例えば、ローム、アンドハース社
(Rohm and Haas Co.)の0.2-0.5% TRITON X−102、
あるいは同等の表面活性剤で処理することによって得ら
れるような湿潤仕上げをするものである。
本発明の外カバー20は好ましくは約20パーセントから
200パーセントまでの伸縮性を有する弾力性のある伸縮
材質から作られる。ここで使用する伸縮性という語は次
のような関係とされている。
伸縮性=〔(最終寸法−初期寸法)/ 初期寸法〕×100% 外カバー20は弾力性があり、すなわち外カバーは伸縮力
が除かれるとほぼ初期の寸法に戻る。
そのような弾力性をもった伸縮材料は、本出願人によ
る米国出願番号( )(発明者Tony.J.Wis
neskiおよびミカエル.T.モーマン)の“Polyolefin-Con
taining Extrudable Compositions and Methods for th
eir Formation into Elastomeric Products"に記載され
ており、その記載内容は本文に引用されている。該出願
のものは、押出後、例えば繊維状の不織エラストマーウ
エブなどのようなエラストマーの生成物を形成するよう
に固化する押出可能なエラストマーの組成物を提供する
ものである。押出可能なエラストマー組成物は、(1)
A−B−A′ブロックコポリマーで重さが小なくとも約
10パーセントのものから成るもの(AおよびA′は各々
ポリ(ビニールアレン)のようなスチレン族を包含する
熱可塑性ポリマーエンドブロックであり、Bはエラスト
マーポリ(エチレン−ブチレン)ミッドブロックであ
る)と、(2)ポリオレフィンで重さが0パーセントよ
り大きく90パーセントまでのものから成るものとが混合
されているもので、このポリオレフィンは、A−B−
A′ブロックコポリマーと混合され、そして適当な高圧
と高温条件を与えた時、混合した形で、A−B−A′ブ
ロックコポリマーとともに押出できるものである。A−
B−A′ブロックコポリマーは、押出可能な成分から形
成された生成物にエラストマーの特性を与える役割を
し、そして混合された状態のポリオレフィンの存在は、
純粋のA−B−A′コポリマーの粘性に比べて成分の粘
性をおさえる役割をし、従って成分の押出性が強められ
るのである。
好適には、ブロックコポリマーのエンドブロックを含
有するAおよびA′の熱可塑性スチレン族は、例えばポ
リ−(アルファーメチルスチレン)のようなポリスチレ
ンおよびポリスチレン族を含むグループから選択され
る。ある実施例においては、エンドブロックを含有する
AおよびA′熱可塑性スチレン族は同一である。好適に
は、ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、エチレンコポリマー、プロピレンコポ
リマー、ブテンコポリマーあるいは、これらの物質の2
つまたは3つの配合物から選択した少くとも1つのポリ
マーを含むグループから選択される。
通常配合物は、ブロックコポリマーを少くとも重さ約
20%から重さ約95%までと、ポリオレフィンを少くとも
重さ約5%から重さ約80%まで包含する。例えば、配合
物は、ブロックコポリマーを約30%重量から約90%重量
までと、ポリオレフィンを約10%重量から約70%重量ま
で含む。好適には、配合物は、約50%重量から約90%重
量までのブロックコポリマーと、約10%重量から約50%
重量までのポリオレフィンとを含むものである。例えば
配合物は、約50%重量から約70%重量までのブロックコ
ポリマーと約30%重量から約50%までのポリオレフィン
を含むこともできる。1つの配合物は約60%重量のポリ
オレフィンを含む。押出し可能な組成物は押出されたり
あるいはその他、たとえば注入モールドなどのモールド
法によって、適切、かつ効果的な高圧と高温条件の組合
せで、形成される。これらの条件は、使用されるポリオ
レフィンによって変化することになる。例えば、もし配
合物にポリオレフィンとしてポリエチレンが使用される
と、少くとも約125℃の温度で押出し成分が押出され、
もし、例えば配合物にポリプロピレンが使用されると、
少くとも約125℃の温度で押出し成分が押出され、例え
ば少くとも約290℃から約345℃までの温度で押出され、
特に、少くとも約300℃から約335℃までの温度では例え
ばエラストマーファイバーのようなエラストマー生成物
に押出され、それは繊維状の不織エラストマーウエブと
して集収される。
好適には、配合物は、ダイ・チップ内で(たとえば、
ダイ・チップの線上1インチにつき30の押出し毛細管を
有するもので、各々の毛細管は直径0.0145インチ長さ0.
113インチである押出し毛細管をもったダイ・チップ内
で)約300ポンド/インチ2ゲージ以下の高圧で、たとえ
ば約20ポンド/インチ2ゲージから約250ポンド/インチ
2ゲージまでの圧力で上述した温度範囲内で押出され
る。特に配合物は、約50ポンド/インチ2ゲージから約2
50ポンド/インチ2ゲージまでの圧力において、例えば
約125ポンド/インチ2ゲージから約225ポンド/インチ2
までの圧力において上述した温度範囲内において押出さ
れる。1インチ当りのダイス型にもっと少ない数の毛細
管を有する他のダイス型のものではもっと高い圧力が使
われるがしかし、概して生産率は低い結果となる。
重要なことは、押出し成分におけるポリオレフィンの
存在が、押出し成分の粘性を、純粋なブロックコポリマ
ーの粘性に比較して、十分なレベルにまで下げるので全
体にわたって押出し成分が十分に押出されることがわか
った。もし全て他のパラメータが同じままであるとすれ
ば、この減少した粘性がダイス型先端圧力を比例的に減
少する。たとえば、押出し成分の粘性は、上述の温度お
よび上述の圧力範囲内で押出された時一般に、約500ポ
イズ以下である。好適には、押出し成分の粘性は、上述
した上昇温度上昇圧力の範囲内では、約300ポイズ以下
である。たとえば上述した上昇温度上昇圧力条件におい
て押出された時押出し成分の粘性は少くとも約100ポイ
ズから約200ポイズまでである。
ポリオレフィンは、ブロックコポリマーの粘性に比較
して、配合物の粘性を減少するので、押出し成分は、例
えば、約0.0145インチの直径と約0.113インチの長さの
毛細管をダイス型Iインチ平方当り30個有するダイス型
を介して、少くとも1つの毛細管から約0.02グラム/分
から約1.7グラム/分以上の割合で押出される。例え
ば、押出し成分は約0.0145インチの直径と約0.113イン
チの長さの毛細管をもった上述のダイス型を介して少く
とも1つの毛細管で約0.1グラム/分から約1.25グラム
/分までの割合で押出される。好適には、押出し成分
は、約0.0145インチの直径と約0.113インチの長さの毛
細管をもった上述したダイス型チップを介して1つの毛
細管で少くとも約0.3グラム/分から約1.1グラム/分ま
での割合で押出される。
押出し成分は、好適には、約100ミクロンより大きく
ない平均的直径のミクロファイバーを有し、また好適に
は約300グラム/m2以下の平均基本重量を有する、たと
えば、約5グラム/m2から約100グラム/m2またはそれ
以上までの平均基本重量を有する繊維状の不織エラスト
マーウエブに形成される。さらに特別には、平均基本重
量は約10グラム/m2から約75グラム/m2までの間であ
る。例えば、繊維状不織ウエブは、押出成分を、適切な
すなわち効率的な組合せの上昇温度を上昇圧力条件で押
出すことによって形成される。好適には、押出し成分
は、もしポリオレフィンがポリエチレンであれば少くと
も125℃からまたはもしポリオレフィンがポリプロピレ
ンであれば少くとも約175℃から、例えば約290℃から約
345℃まで、さらに特別には、約300℃から約335℃まで
の温度で押出される。好適には、押出し成分は、上述し
た温度と圧力範囲内で、約300ポンド/in2ゲージ以下
の、たとえば約20ポンド/in2ゲージから約250ポンド/
in2ゲージまでのダイス型チップ内で、(たとえは、約
0.0145ンチの直径と約0.113インチの長さを有する毛細
管の各々がダイス型チップの直線1インチにつき30こあ
るダイス型チップの毛細管内で)押出される。さらに、
特別には、押出し成分は、上述した圧力において、約50
ポンド/in2ゲージから約250ポンド/in2ゲージまで、
たとえば、約125ポンド/in2ゲージから約225ポンド/i
n2ゲージまでの上述したダイス型チップの毛細管内で押
出される。
エラストマー不織ウエブの形成において、押出成分
は、上述した上昇温度と上昇圧力条件において、少くと
も約0.02グラム/毛細管/分から約1.7グラム/毛細管
/分以上まで、例えば、少くとも0.1グラム/毛細管/
分から約1.25グラム/毛細管/分まで、さらに特別に
は、少くとも約0.3グラム/毛細管/分から約1.1グラム
/毛細管/分までの割合で、複数の小さな直径を押出し
毛細管を有するダイス型を介して、溶融した糸としてガ
ス流内に押出されるのであって、このガス流はその溶融
した糸を細くしてガスから生じた流れのミクロファイバ
ーをもたらしそれらは次いで繊維性の不織エラストマー
ウエブに形成されそれらが蓄積されたところで集収され
る。先細りガス流れは、少くとも約100℃から約400℃ま
で、たとえば約200℃から約350℃までの温度でそして少
くとも約0.5ポンド/in2ゲージから約20ポンド/in2
ージまで、たとえば少くとも約1ポンド/in2ゲージか
ら約10ポンド/in2ゲージまでの圧力で溶融糸にもたら
される。糸を細くするガス流は、不活性で非酸化のガス
流、たとえば、窒素ガスの流れなどであってもよい。い
くつかの実施例においては、糸を細くするガス流の速度
と温度は、約10ミクロンから約60ミクロンまで、たとえ
ば少くとも約10ミクロンから約40ミクロンまでの直径を
有するファイバーを実質的に連続して集められるように
調整される。そのように形成された繊維性不織エラスト
マーウエブは、少くとも約10%重量のブロックコポリマ
ーと0%重量以上で約90%重量までのポリオレフィンと
から成るエラストマーファイバーを包含する。ファイバ
ーは通常少くとも約20%重量から約95重量までのブロッ
クコポリマーと、少くとも約5%重量から約80%重量ま
でのポリオレフィンとから成る。たとえば、ファイバー
は少くとも約30%重量から約90%重量までのブロックコ
ポリマーと少くとも約10%重量から約70%重量までのポ
リオレフィンとから成る。好適には、ファイバーは約50
%重量から約90%重量までのブロックコポリマーと、少
くとも約10%重量から約50%重量までのポリオレフィン
とから成る。例えば、ファイバーは、少くとも約50%重
量から約70%重量までのブロックコポリマーと少くとも
約30%重量から約50%重量のポリオレフィンとから成
る。
弾性伸縮可能材料は、少くとも1つの弾性ウエブに接
着された少くとも1つの集合可能なウエブを包含する合
成弾性材をつくり出す方法、すなわち(a)(エラスト
マーファイバーの不織ウエブのような繊維性ウエブ、例
えば溶融吹き付けエラストマーファイバーを包含する)
弾性ウエブを引張って細長くすることと、(b)細長く
した弾性ウエブを、少くとも1つの集合可能ウエブに、
少くとも弾性ウエブの部分を柔らかくして接着された合
成ウエブを形成する条件下で接着することと、(c)合
成ウエブを接着段階後直ちにほぐしてそれによって集合
可能ウエブは集められて合成弾性材を形成するようにす
ることとを包含する方法により形成できる。繊維性弾性
ウエブはまた接着中伸びた状態において、少くとも約25
パーセント、好適には約25パーセントないし500パーセ
ント以上、たとえば約25パーセントないし550パーセン
トの長さで維持され得る。その方法はまた、弾性ウエブ
と集合可能ウエブとを重なり合せそして重なり合ったウ
エブに熱と圧力を加えることによって、たとえば弾性ウ
エブの接着場所を、少くとも約65℃から約120℃、好適
には少くとも約70℃から約90℃までの温度に加熱するこ
とによって、細長い弾性ウエブを集合可能ウエブに接着
することを包含する。
本願はまた、少くとも1つの集合可能ウエブに接着さ
れた弾性ウエブを包含する弾性合成物質を提供するもの
であって、該集合可能ウエブは合成物質を伸ばしたりゆ
るめたりする際に弾性ウエブと共に伸縮できるものであ
り、弾性合成物質は上述した方法でつくられるものであ
る。また複数の間隔をおいた場所でくり返しパターンで
集合可能ウエブに接着される弾性ウエブも設けられ、集
合可能ウエブは接着された場所の間で集められる。弾性
ウエブはエラストマーファイバーの不織ウエブ、好適に
は、例えば溶融吹きつけエラストマーファイバーまたは
エラストマーフィルムのエラストマー不織ウエブのよう
なエラストマーミクロファイバーを包含する。
弾性合成材料は次の組合せのうちのいずれか1つまた
はそれ以上を包含する。すなわちエラストマーファイバ
ー、好適には溶融吹きつけエラストマーファイバーは、
(i) A−B−A′ブロックコポリマー(Aおよび
A′は同じあるいは異なるエンドブロックであって、各
々は熱可塑性ポリマーエンドブロックまたはセグメント
で、これはポリスチレンまたはポリスティレン類のよう
なスチレン族を包含するものであり、またBはエラスト
マーポリマー中間ブロックまたはセグメントで、たとえ
ばポリ(エチレン−ブチレン)、ポリイソプレンおよび
ポリブダジエンを包含する群から、好適にはポリ(エチ
レン−ブチレン)から選択された中間ブロックであ
る。)と、(ii)(1)のA−B−A′ブロックコポリ
マーおよび1つまたはそれ以上のポリオレフィンの配合
物とを含む群から選択した物質から形成される。Bはポ
リ(エチレン−ブチレン)中間ブロックである。
また、AおよびA′エンドブロックの各々は、ポリス
チレンおよびポリスチレン類、たとえばポリ(アルファ
メチルスチレン)から成る群から選択され、またBがポ
リ(エチレン−ブチレン)中間ブロックであるA−B−
A′ブロックコポリマーと1つまたはそれ以上のポリオ
レフィンの配合物からエラストマーファイバーが形成さ
れる場合、ポリオレフィンはポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブテンエチレンコポリマー、プロピレンコポ
リマーおよびブテンコポリマーの1つまたはそれ以上か
ら選択される。エラストマーフィルムおよびエラストマ
ー不織ウエブ、例えば、溶融吹きつけミクロファィバー
を形成するエラストマーファイバーは、少くとも10パー
セント、たとえば少くとも20パーセント、特別には少く
とも30パーセント、たとえば約10パーセントから90パー
セントまでの重量の前記A−B−A′ブロックコポリマ
ーと、0パーセント重量以上で、たとえば約90パーセン
トから約10パーセント重量までのポリオレフィンとから
成る。弾性ウエブ、たとえば、繊維性弾性ウエブは、複
数の間隔をおいた場にくり返しパターンで集収ウエブに
接着され、そして集合可能ウエブは接着された場所と場
所の間に集められる。好適には弾性ウエブは、約5ない
し約300グラム/m2好適には約5ないし約200グラム/
m2、たとえば約5ないし約100グラム/m2の低基本重量
を有するが、しかし、その基本重量はもっと高いことも
可能である。集合可能ウエブは、不織非弾性材、好適に
はポリエステルファィバー、例えばポリ(エチレンテレ
フタレート)ファイバー、ポリオレフィンファイバー、
ポリアミドファイバー、たとえばナイロンファイバー、
セルロースファイバー、たとえばコットンファイバー、
そしてそれらの混合物を包含する群から選択された物質
で形成されたファイバーから成るものである。また一
方、集合可能ウエブはどのような適切な織物繊維であっ
てもよい。特定の点においては、使用されるA−B−
A′ポリマーの成分は、Aの分子量とA′の分子量の合
計がA−B−A′ブロックコポリマーの分子量の約14か
ら31パーセント(Bがポリ(エチレン−ブチレン)であ
るときは14ないし29パーセント)であるようになってい
る。
弾力性を持った伸縮性材料は、しわ寄せ可能な不織繊
維ウエブに不織弾性ウエブを結合した合成不織弾性ウエ
ブとして形成することができる。この伸縮性材料は、弛
んだ状態では不織弾性ウエブがバイアス力により伸ばさ
れた状態から弛められて不織繊維ウエブをしわ寄せ状態
にする。しわ寄せ可能な不織繊維ウエブは、伸ばされた
状態の不織弾性ウエブ上にメルトブロー(溶融吹きつ
け)その他の方法により直接形成される。たとえば、不
織弾性ウエブは、溶融吹きつけ繊維性不織弾性ウエブに
対抗して弾性フィルムの有孔ウエブであってもよい。形
成された不織弾性ウエブは通常のゆるめられた伸びてい
ない、バイアスしていない長さを有する。その後、不織
弾性ウエブは、伸びたバイアスした長さにまで伸ばされ
て細長くされる。方法の続いての段階では、繊維性の不
織集合可能ウエブが、たとえば溶融吹きつけかまたはス
ピン接着方法かのどちらか一方またはその他の形成方法
によって、不織弾性ウエブの表面に直接に形成される一
方、不織弾性ウエブはその細長くなった伸びたそしてバ
イアスした長さに維持される。繊維性不織集合可能ウエ
ブの形成中、不織弾性ウエブは、そのゆるめられたバイ
アスしてない長さの少くとも125パーセント、すなわち1
1/4倍の長さに維持される。たとえば、不織弾性ウエブ
の伸びたバイアスした長さは、不織弾性ウエブのゆるめ
られたバイアスしてない長さの少くとも約125パーセン
トから約700パーセント以上までの範囲内にある。繊維
性不織集合可能ウエブは、不織弾性ウエブに結合される
一方、不織弾性ウエブはその細長い伸びたバイアスした
長さに維持される。この結果、繊維性不織集合可能ウエ
ブに結合される不織弾性ウエブを包含する合成不織弾性
ウエブが形成されることになる。繊維性不織集合可能ウ
エブは不織弾性ウエブの表面に直接に形成されていて不
織弾性ウエブは伸びたバイアスした長さに維持されてい
るのであるから、不織弾性ウエブはこの方法段階で、細
長くされ、伸ばされてそしてバイアスされる。そして繊
維性不織集合可能ウエブは集められてはいないが集めら
れる状態におかれる。ある態様において、繊維性不織集
合可能ウエブを不織弾性ウエブに結合することは2つの
ウエブを互いに融合する熱接着によって得られる。この
熱接着は、少くとも2つのうちのウエブの1つを形成す
るのに用いられる物質のうちの少くとも1つの溶解温度
以下の約50℃から2つのウエブのうちの少くとも1つを
形成するのに用いられる物質のうちの少くとも1つの溶
解温度までの範囲内で実施され得る。高いスループット
率では、熱接着はウエブを形成するのに用いられる物質
のうちの1つまたはそれ以上の溶解温度より上で実施さ
れることができる。熱接着はまた適宜の従来の圧力条件
で行なうこともできる。所望であれば、従来からの音波
接着技術が熱接着段階で代りにとられてもよい。
本願のまた別の実施例によれば、繊維性不織集合可能
ウエブを伸びた不織弾性ウエブに結合することは、弾性
ウエブの表面に繊維性不織集合可能ウエブの形成中、そ
の集合可能ウエブの個々のファイバーを不織弾性ウエブ
とからからませることによるだけで得られる。もし不織
弾性ウエブが、たとえば溶融吹きつけによって形成され
た繊維性不織集合可能ウエブであれば、繊維性不織集合
可能ウエブの個々のファィバーを繊維性不織集合可能ウ
エブとからませることは、繊維性不織集合可能ウエブの
個々のファィバーを繊維性不織集合可能ウエブの個々の
ファィバーとからませることによって得られる。もし不
織弾性ウエブが有孔フィルムであれば、繊維性不織ウエ
ブをフィルムと結合することは、フィルムの孔内で繊維
性集合可能ウエブの個々のファィバーをからませること
によって得られる。2つのウエブを互いに結合すること
はまた後述の粘着性の弾性材、その方法から不織弾性ウ
エブを形成することによって得られる。さらに、2つの
ウエブを互いに結合することは、集合可能ウエブが弾性
ウエブの表面に形成された後2つのウエブに圧力をもた
らすことによってさらに強化される。2つのウエブの結
合におけるさらに良い方法は、不織弾性ウエブの上部表
面に、それに繊維性集合可能ウエブを形成するのに先だ
って粘着性物質をもたらすことによって得られるのであ
る。
2つのウエブの互いの結合がなされて合成弾性ウエブ
を形成した後、バイアスしている力が合成不織弾性ウエ
ブから除かれて、合成弾性ウエブはその通常のゆるめら
れたバイアスしていない長さにゆるめられる。繊維性不
織集合可能ウエブは不織弾性ウエブに結合される一方、
不織弾性ウエブは伸びているので、合成不織弾性ウエブ
をゆるめる結果として、集合可能なウエブは収縮してい
る不織弾性ウエブと共に運ばれることとなって、かくし
て集められるのである。合成不織弾性ウエブ上のバイア
スしている力を減少することによって不織集合可能ウエ
ブを集めることが生じた後、合成不織弾性ウエブは、本
発明によって教示された使い捨て下着のような生産者の
生産の製造行程に向けて貯蔵または荷作り用にロールに
巻かれる。
先に述べた弾性力をもった伸縮性材料を製造する方法
は、粘着性の繊維性不織弾性ウエブの使用によって強化
されるが、それは、たとえば、AおよびA′が各々熱可
塑性ポリスチレンまたはポリスチレン類エンドブロック
であってBは弾性ポリイソプレン中間ブロックであるA
−B−A′ブロックコポリマーまたはそのようなA−B
−A′ブロックコポリマーとポリ(アルファ−メチルス
チレン)との配合物のような粘着性弾性材の溶融吹きつ
けミクロファイバーによって形成される。ある実施例に
おいては、AはA′と同じ熱可塑性ポリスチレンまたは
ポリスチレン類のエンドブロックである。粘着性繊維性
不織弾性ウエブは次いで細長い、伸びた長さに伸ばされ
ることによって細長くされ、そして繊維性不織集合可能
ウエブはたとえば粘着繊維性不織弾性ウエブの表面上直
接に繊維性不織集合可能ウエブを溶融吹きつけまたはス
ピン接着することによって形成される一方、繊維性不織
弾性ウエブをその伸びた長さに維持するのである。繊維
性不織弾性ウエブは粘着性があるということの結果、繊
維性不織集合可能ウエブは同時に粘着繊維性不織弾性ウ
エブの表面に形成されそして粘着をもって結合される。
この結果として、粘着繊維性不織弾性ウエブに接着結合
された非集合繊維性不織集合可能ウエブを有する合成不
織弾性ウエブの形成ということになり2つのウエブを互
いに結合することが接着結合によって得られそれは繊維
性不織弾性ウエブの表面上に繊維性不織集合可能ウエブ
を形成する間に生ずるのである。2つのウエブの互いの
接着結合は、合成ウエブが形成された後であって、しか
も繊維性粘着不織弾性ウエブはゆるめられる前に加熱さ
れていない合成不織弾性ウエブをローラ間のニップを介
して通すことによって合成不織弾性ウエブに圧力を与え
て増強されるのである。接着結合は、さらに粘着繊維性
不織弾性ウエブの表面に、そこに集合可能ウエブを形成
するに先立って接着材を与えることによって強化され
る。合成不織弾性ウエブは次いでその通常のゆるめられ
たバイアスしてない長さにゆるめられるのである。繊維
性不織集合可能ウエブは粘着繊維性不織弾性ウエブに結
合される一方粘着繊維性不織弾性ウエブは伸びた状態に
あるので、合成不織弾性ウエブとかくして粘着繊維性不
織弾性ウエブをゆるめる結果集合可能ウエブは収縮して
いる繊維性不織弾性ウエブと共に運ばれてかくして集め
られることになるのである。繊維性不織集合可能ウエブ
の集合が生じた後、合成不織弾性ウエブは、貯蔵用にロ
ールに巻き取られたり、あるいは本発明によって教示さ
れた使い捨て下着のような使い捨て下着生産の製造過程
に直接にもたらされたりする。
弾性力をもた伸縮材料すなわち合成不織弾性ウエブ
は、先に述べた方法で形成される。特に、そのゆるめら
れた、伸びていない状態にある合成不織弾性ウエブは、
繊維性不織集合可能ウエブに結合されている不織弾性ウ
エブから成りまた該集合可能ウエブは、不織弾性ウエブ
が細長い伸びたバイアスした長さからゆるんだバイアス
してない伸びていない長さにゆるめられた結果集められ
た。繊維性不織弾性ウエブの形成に使用する例としての
エラストマー材はポリエステルエラストマー材、ポリウ
レタンエラストマー材およびポリアミドエラストマー材
を包含する。繊維性不織弾性ウエブの形成に使用の他の
エラストマー材は、(a)AとA′が各々スチレン族を
包含する熱可塑性ポリマーエンドブロックであって、A
は、ポリ(ビニールアレン)のような、A′と同じ熱可
塑性ポリマーエンドブロックであり、Bは共役のジエン
または低アルケンのようなエラストマーポリマー中間ブ
ロックである、A−B−A′ブロックコポリマー、また
は、(b)AとA′が各々スチレン族を包含する熱可塑
性ポリマーエンドブロックであって、Aはポリ(ビニー
ルアレン)のようなA′と同じ熱可塑性ポリマーエンド
ブロックであり、Bは共役のジエンまたは低アルケンの
ようなエラストマーポリマー中間ブロックであるA−B
−A′ブロックコポリマーと1つまたはそれ以上のポリ
オレフィンまたはポリ(アルファ−メチルスチレン)と
の混合体を包含する。AおよびA′エンドブロックはポ
リスチレンまたポリスチレン類を包含する群から選択さ
れ、またB中間ブロックはポリイソプレン、ポリブタジ
エンまたはポリ(エチレン−ブチレン)を包含する群か
ら選択される。もしAおよびA′がポリスチレンまたは
ポリスチレン類を包含する群から選択されるならば、そ
してBがポリ(エチレン−ブチレン)であるならば、こ
れらのブロックコポリマーと混合される物質は、エチレ
ン、プロピレン、ブテン、他の低アルケンのコポリマー
を包含するポリマーあるいはこれらの物質の1つまたは
それ以上のものである。もしAおよびA′がポリスチレ
ンまたはポリスチレン類を包含する群から選択されそし
てBがポリイソプレン中間ブロックであれば、このタイ
プのブロックコポリマーと混合するための物質はポリ
(アルファ−メチルスチレン)である。
明らかにわかることは、外カバー20用の適切な材料を
作るための方法の記載そして外カバーとして使用するの
に適した材料の記載はただ例としてだけで、何ら限定す
るものではない。他の弾力性をもって伸びることができ
る材質は本発明の精神を逸脱しないで使用できる。
いろいろな材質が、繊維性材、泡状体、粒子などを含
め吸収成分として使用するために考えられる。一般に、
使い捨ておむつに使用するのに、最も経済的な流体吸収
材は吸収ファイバーであった。最も通常に使用された吸
収ファイバーは、通常当業者に「パルプフラフ」または
単に「フラフ」として知られている粉砕ウッドパルプの
ようなセルロース性ファイバーである。これらのファイ
バーから作られた吸収成分は一般に低密度で高い流体吸
収能力を有するがしかしそれらの吸い上げ能力は比較的
悪いということがわかった。この比較的悪いウィッキン
グ能力を解決するための従来技術での試みは本願出願人
に譲渡されSiglに発行された米国特許第4,213,459号に
教示されている。米国特許第4,213,459号は吸収成分の
孔の寸法が減少して改良された孔の毛細管作用が重力に
まさって、廃棄流体が上方に動いて吸収成分の他の部分
へと移るのに打ち勝つようになる方法を示唆している。
悪い吸い上げ能力の問題を解決する別の試みは、吸収成
分に異なる密度または異なる平均孔寸法のセルロースフ
ァイバーの少くとも2つの層を設けることである。吸収
成分は、身体側当て部分42のすぐ下にある、フラフ(fl
uff)などのようなセルロースファイバーの第1の低密
度の層を備え、第1の層の下にフラフの第2の高密度層
を備えるのである。“主勢”としてソフトウッドパルプ
フラフが上記した層の各々に使用されている。また一
方、“主勢”のソフトウッドフラフの層は第1の層に使
用されそして、“優勢”のハードウッドフラフは第2の
層に使用され、この場合において、第1の層と第2の層
との間で変えるのは平均的孔の寸法であって必ずしも密
度ではない。この記載では、「主勢」というのは少くと
も約80%を意味し、一方「優勢」は少くとも約50%を意
味していることである。もう1つの手段は、必ずしも密
度を変化させないで孔の寸法を変えることである。この
ことは、ハードウッドフラフはソフトウッドフラフより
孔の寸法が小さいから行なわれ得る。そして結果とし
て、もし、ハードウッドフラフファイバーが高密度のソ
フトウッドフラフファイバーの代りに使われるならば、
たとえ各層の密度が同じであっても、2つの異なった寸
法の孔の分布が得られる。かくして、たとえば、“主
勢”のソフトウッドフラフパルプから得られた第1の層
における粗い孔の構造と“優勢”のハードウッドフラフ
から成る第2の層における微細な孔の構造とを包含し、
全体にわたって一つの密度を密度を濃くした2つの成分
のフラフのサンドイッチ状体が使用される。
吸収材成分に関する第2の態様は吸収材成分の部分に
ヒドロゲルの一部分を包含することに関する。ここで使
われている「ヒドロゲル」という語はそれ自体の重さの
水分または水状流体の何倍も吸収することができる1つ
またはそれ以上のハイドロコロイド物質のことをいう。
これらの物質は、一般に、従来方法でホモポリマー化さ
れた場合、水溶ポリマーを形成する1つまたはそれ以上
のモノマーをポリマー化することによってつくられる。
それらを水に溶けない本発明に適したものにするため
に、これらのポリマーあるいはポリマー混合物は典型的
には、しばしば架橋剤と反応させて、架橋ポリマーを形
成し、よってある限られた非水溶性をもたらす一方水ま
た水を含む流体で膨張しやすいままになっている。高分
子量ポリマーの鎖をからませることによって擬似架橋結
合がまた得られて、水に溶けない性質をもたらす。典型
的には、これらのハイドロコロイドは、ポリアクリル酸
とメタクリル酸のようなそのバリエーションの塩であ
る。商業上は、それらはGrain Processing社の“WATER
LOCK"、米国アラカワケミカル社の“ARASORB720"、およ
び日本触媒の“AQUALICCA"という商標で手に入る。他の
ヒドロゲルはまたスターチあるいはセルロースのバック
ボーンおよび架橋結合されたカルボン酸塩セルロース上
にグラフトされた親水性ポリマーを包含する。
ヒドロゲルは第1の高密度層と第2の高密度層との
間、あるいは低密度層と高密度層との間にサンドイッチ
状にされる。ヒドロゲルはまた高密度層に隣接して配置
されそれは次いで低密度層でカバーされてもよい。吸収
材成分が層に構成されていることに加えて、ヒドロゲル
を粉末、ファイバーなどとして吸収材成分内に入れて混
合体を形成してもよい。その場合、吸収材成分は0.1g/c
c.の、あるいは約0.1g/cc.ないし、0.35g/ccまでの範囲
内で全ての層に均一な密度強化をもたらす。
ここで使われる「密度」という語は低密度層または高
密度層の成分構造体の密度のことであって、実際のファ
イバーの密度のことをいうのではない。(実際のファイ
バー密度は約1.5g/cc.である。)低密度層の密度は約0.
03ないし約0.14g/cc.の範囲にあり、好適には約0.07な
いし0.11g/ccの範囲である。高密度層は、約0.14ないし
約0.35g/cc.の範囲、好ましくは約0.16ないし約0.3g/cc
の範囲の密度を有し、余分な剛性をもたない望みの毛細
管を設けている。これらの好適な範囲の密度は、0.2psi
の荷重の下で測定された密度である。
吸収材ファイバーとしては粉末にしたウッドパルプが
好適であるがしかし綿のリンターのようなその他のセル
ロースファイバーを使用することもできる。好適なフラ
フは、(すなわち周知の技術の硫酸塩法で作られる)漂
白されたダイオウマツのクラフトウッドパルプであり、
それはインターナショナルペーパーカンパニーから買う
ことができる。適切なハードウッドフラフパルプはサザ
ーンハードウッドクラフトであってそれは、 Weyerhauser Companyから“New Bern 309"として手に入
れることができる。
また別の態様が本発明の精神を離れずに用いられる。
たとえば、濃い密度をもったフラフ層はまた低密度にお
ける同形の(ウッドパルプおよびまたはステープルファ
イバーと組合さった溶融吹きつけポリマーファイバー)
ウエブ、カーティングされたウエブ、気体成形の(ステ
ープルウッドパルプブレンド)ウエブなどのようなその
他の吸収材をもって使用される。
本発明のさらに別の態様によれば、吸収材成分は2−
98%重量の充てん物質とヒドロゲル物質との混合物を備
える。その「充てん物質」は、吸収材ファイバーのよう
な粉末、ファイバーまたは粒子状をした広い範囲の種類
の物質を含み、ここにおいて、吸収材ファイバーは(上
記した)セルロースファイバー、親水性物質、または疎
水性物質である。充てん物質は表面活性剤で処理され
て、表面の湿潤性を良くする。実施例では、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、およびポリスチレンのようなポリ
オレフィン、同時に天然のわずかな吸収材の土、雲母、
または野菜(たとえばとうもろこしの軸)くず、同時に
これらの物質の混合物を包含する。米国特許第4,381,78
2号(Mazurak外)を参考のこと。その記載は本文に引用
されている。
本発明によって用いられる表面活性剤は、AEROSOL O.
T.(American Cyanamid)、TEEPOL 610(Particle Data
Laboratories Ltd.)、NEODOL-27(シェル、ケミカル
カンパニー)、DUOMEEN-361(Armour Industrial Chemi
cal Company)、そしてTRITON X−102(ロームアンドハ
ースカンパニー)のようなイオン化または非イオン化物
質を包含する。
充てん物質は、先ず約0.5%から2.5%重量の範囲の表
面活性剤を含む約20%重量の表面活性剤溶液で均一に湿
らされる。ヒドロゲル粉末が次に加えられて、成分が全
体にわたって十分混合一体化するように十分に混ぜ合わ
せられる。ヒドロゲル粒子はわずかに膨張して充てん物
質に接着する。乾燥後、好適には、その混合物に、かた
まりをくだくわずかな機械的作業をかける。使用の際、
充てん物質は、混合物全体にわたって液体を迅速に吸い
上げ、そして実質的にはゲルブロックを形成する傾向を
とり除く作用をするのである。本発明をある特定の論理
に限定することは望まないが、一方表面活性剤は、乾燥
ヒドロゲルをわずかに膨張してそれを粘着性にして、そ
れが充てん材粒子に接着するようにさせることが信じら
れている。このため、好適には、充てん材は、表面活性
剤溶液との混合に先立って約10%重量までの水分を含
み、湿っているのである。
充てん物質の量は、2−98%重量の範囲内にあり、好
適な量としては5ないし95%重量の範囲内であり、より
好適には、ヒドロゲル物質の量にもとづいて25%ないし
7.5%である。表面活性剤は、好適には非吸収材充てん
材の量にもとづいて約0.05%ないし0.5%重量の量が、
そしてより好適には0.1%ないし0.2%重量の量が充てん
物質に加えられるのである。充てん物質は、平均的ヒド
ロゲル粒子直径の1−10,000倍、好適には1−1000倍、
最適には10-100倍の範囲にある比較的大きな平均的粒子
直径のものである。
以上本発明のいくつかの実施例を図示し記述してきた
が、本発明はこれに限定することなく、本発明の精神を
逸脱しないで、当業者にって幾多の変化変形ができるこ
とはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1A図は赤ん坊に取り付けたところを示す本発明の使い
捨ておむつの則面図、 第1B図は赤ん坊に取り付けたところを示す本発明使い捨
ておむつの正面図、 第1C図は赤ん坊に取り付けたところを示す本発明使い捨
ておむつの背面図、 第1D図はある一定の時間着用していた後の赤ん坊におけ
る配置を示している本発明使い捨ておむつの正面図、 第2図は、半仕上げ状態にあることを示す本発明使い捨
ておむつの一実施例の平面図、 第3図は、第2図の3−3線に沿った断面図、 第4図は、仕上げた状態ではあるがファスナーを除い
た、第2図に示した使い捨ておむつの平面図、 第5図は、第4図の5−5線に沿った断面図、 第6図は、半仕上げ状態で示した本発明使い捨ておむつ
の別の実施例の平面図、 第7図は、第6図の7−7線に沿った断面図、 第8図は、仕上げた状態にある第6図に示した別の実施
例の図、 第9図は、第8図の9−9線に沿った断面図、 第10図は、本発明使い捨ておむつのさらにまた別の実施
例の平面図、 第10A図は、第10図に示した10A-10A線に沿った断面図、 第11図は、本発明使い捨ておむつのさらにまたまた別の
実施例の平面図、 第12図は、、第11図の12-12線に沿った断面図、 第13図は、本発明使い捨ておむつのさらに他の実施例を
示す図、 第13A図は、第13図の13A-13A線の断面図、 第14A図は固定位置ファスナーをおむつに取り付ける第
1の方法を示す本発明の使い捨ておむつの一実施例の平
面図、 第14B図は、固定位置ファスナーをおむつに取付ける第
1の方法と外カバーの伸縮する方向を示す本発明の使い
捨ておむつの一実施例の平面図、 第14C図は、固定位置ファスナーをおむつに取付ける第
1の方法と外カバーのまた別の伸縮方向を示す本発明の
使い捨ておむつの一実施例の平面図、 第15図は、第14図の15-15線の断面図、 第16図は、第14図の16-16線の断面図、 第17図は、着用者にとり付けたときの本発明使い捨てお
むつの一実施例の斜視図、 第18図は、第17図の18-18線に沿った断面図、 第19図は固定位置ファスナーをおむつにとり付ける第2
の方法を示している本発明使い捨ておむつの平面図、 第20図は第19図の20-20線に沿った断面図、 第21図は第19図の21-21線に沿った断面図、 第22図は、着用者にとり付けた時の本発明使い捨ておむ
つの一実施例の斜視図、 第23図は第22図の23-23線に沿った断面図、 第24図は固定位置ファスナーの1つの部材の斜視図、 第25図は固定位置ファスナーの第2の部材の斜視図、そ
して 第26図は相互締結された位置で示した固定位置ファスナ
ーの2つの部材の斜視図、 である。 10……使い捨ておむつ 12……腰開口部 14……脚開口部 16……ファスナー位置 20……外カバー 22……吸収材構造体 24……ヘム 26,28……胴フラップ 38……吸収材成分 42……身体側当て部分 44……バリヤ 46,48……接着剤 54……ヘム 56……弾性部材 57……タック 62……弾性部材 70,72,74,76……ファスナー部材 80,82……延長部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 773747 (32)優先日 1985年9月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 773748 (32)優先日 1985年9月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 773750 (32)優先日 1985年9月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 レオナ ジー ボランド アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ニ ーナ フォンドット ドライヴ 3246 (72)発明者 グレゴリー ジェイ ラジャラ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ニ ーナ ハンセン ストリート 612 (72)発明者 スタンリー アール ケレンバーガー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ア ップルトン ウェスト リンドバーグ ストリート 306 (56)参考文献 特開 昭53−273(JP,A) 特開 昭49−133141(JP,A) 特開 昭60−151303(JP,A) 実開 昭59−165404(JP,U)

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部腰部分(66)及び後部腰部分(64)と
    該前部腰部分(66)と後部腰部分(64)との間に設けら
    れた股部分(68)とを有し、前記前部腰部分(66)と前
    記後部腰部分(64)又は該腰部分の延長部材(80、82)
    の最上部境界部分が腰部開口(12、81)を形成し、前記
    股部部(68)の最外部分が着用状態において第1、第2
    脚開口(14、87)を形成するようになった外カバー(2
    0)と、 前記外カバー(20)内に配置され体液その他の***物を
    吸収し保持する吸収手段(38)と、 両側においてそれぞれ前記外カバー(20)に取り付けら
    れ、前記腰部開口(12、81)から前記脚開口(14、87)
    までの間のほぼ全長にわたる閉鎖部分を形成する締結手
    段(16、70、72、74、76)と、 を備える使い捨て衣類であって、 (a) 前記前部腰部分(66)及び前記後部腰部分(6
    4)の最外側境界、又は該前部腰部分の延長部材(80、8
    2)の最外側境界と前記後部腰部分(64)の最外側境界
    とが、着用状態において第1、第2接合部(77、79)を
    形成し、該第1、第2接合部の最上点が前記腰部開口の
    縁部に位置しており、 (b) 前記締結手段(16、70、72、74、76)が、前記
    前部腰部分(66)又は該前部腰部分の延長部材(80、8
    2)の両側の前記接合部(77、79)において前記外カバ
    ー(20)に取り付けられた第1の対の締結部材(74、7
    6)と、前記後部腰部分(64)の両側の前記接合部(7
    7、79)において前記外カバー(20)に取り付けられた
    第2の対の締結部材(70、72)とから構成され、これら
    締結部材はポイント固定方式の締結部材であり、 (c) 前記外カバー(20)が少なくとも一方向に20%
    以上、200%以下の範囲で弾性的に伸ばし得る、 ことを特徴とする使い捨て衣類(10)。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨て
    衣類であって、 前記外カバー(20)の前記前部腰部分(66)と前記後部
    腰部分(64)が少なくとも一方向に弾性的に伸ばすこと
    ができるものであり、 前記外カバー(20)の身体側表面上に吸収材構造体(2
    2)が重ねられており、 前記吸収材構造体(22)を、前記外カバー(20)の伸縮
    性をほとんど阻害しないような状態で該外カバー(20)
    に取り付け、一体化する取付手段(26、28)が設けられ
    た、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  3. 【請求項3】前部腰部分(66)及び後部腰部分(64)と
    該前部腰部分(66)と後部腰部分(64)との間に設けら
    れた股部分(68)とを有し、前記前部腰部分(66)と前
    記後部腰部分(64)又は該腰部分の延長部材(80、82)
    の最上部境界部分が腰部開口(12、81)を形成し、前記
    股部部(68)の最外部分が着用状態において第1、第2
    脚開口(14、87)を形成するようになった外カバー(2
    0)と、 前記外カバー(20)内に配置され体液その他の***物を
    吸収し保持する吸収手段(38)と、 両側においてそれぞれ前記外カバー(20)に取り付けら
    れ、前記腰部開口(12、81)から前記脚開口(14、87)
    までの間のほぼ全長にわたる閉鎖部分を形成する締結手
    段(16、70、72、74、76)と、 を備える使い捨て衣類であって、 (a) 前記前部腰部分(66)及び前記後部腰部分(6
    4)の最外側境界、又は該前部腰部分の延長部材(80、8
    2)の最外側境界と前記後部腰部分(64)の最外側境界
    とが、着用状態において第1、第2接合部(77、79)を
    形成し、該第1、第2接合部の最上点が前記腰部開口の
    縁部に位置しており、 (b) 前記締結手段(16、70、72、74、76)が、前記
    前部腰部分(66)又は該前部腰部分の延長部材(80、8
    2)の両側の前記接合部(77、79)において前記外カバ
    ー(20)に取り付けられた第1の対の締結部材(74、7
    6)と、前記後部腰部分(64)の両側の前記接合部(7
    7、79)において前記外カバー(20)に取り付けられた
    第2の対の締結部材(70、72)とから構成され、 (c) 前記外カバー(20)が少なくとも一方向に20%
    以上、200%以下の範囲で弾性的に伸ばすことができ、
    これによって前記外カバー(20)の前記前部腰部分(6
    6)と前記後部腰部分(64)が少なくとも一方向に弾性
    的に伸ばしえるようになっており、 (d) 前記外カバー(20)の身体側表面に吸収材構造
    体(22)が重ねられ、 (e) 前記吸収材構造体(22)を、前記外カバー(2
    0)の伸縮性をほとんど阻害しないような状態で該外カ
    バー(20)に取り付け、一体化する取付手段(26、28)
    が設けられた、 ことを特徴とする使い捨て衣類(10)。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨て
    衣類であって、 前記外カバー(20)は、前記前部腰部分(66)の両側の
    最外部分に取り付けられた一対の前部腰部分延長部材
    (80、82)を備える、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項に記載した使い捨て
    衣類であって、 前記第1の対の締結部材(74、76)と前記第2の対の締
    結部材(70、72)は互いに嵌合できるように対応する断
    面形状を有し、 前記第1の対の締結部材(74、76)の各々は前記第2の
    対の締結部材(70、72)の各々に対して解除可能にロッ
    ク係合できるようになった、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨て
    衣類であって、 前記第1の対の締結部材(74、76)と前記第2の対の締
    結部材(70、72)は、前記腰部開口(12、81)から前記
    脚開口(14、87)までの間のほぼ全長にわたる長さの部
    材からなる、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第2項に記載した使い捨て
    衣類であって、 前記吸収材構造体(22)は、液体透過性の身体側ライナ
    ー(42)と、該ライナーに接合された液体不透過性のバ
    リヤー(44)と、該ライナーと該バリヤーとの間に配置
    された吸収材(38)とからなる、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第3項に記載して使い捨て
    衣類であって、 前記前部腰部分(66)の前記延長部材(80、82)は、少
    なくとも一方向(75)に20%以上、200%以下の範囲で
    弾性的に伸ばすことができる、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨て
    衣類であって、 前記外カバー(20)と前記延長部材(80、82)の少なく
    とも一方は空気透過性である、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記前部腰部分(66)及び前記後部腰部分(64)の最上
    側境界と前記股部分(68)の最外側部分(24)にはヘム
    が形成された、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記締結手段(16)は、締結位置が固定された締結手段
    である、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記外カバー(20)は着用者の身体横断する少なくとも
    一方向に伸ばすことができる、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記第1の対の締結部材(74、76)は前記後部腰部分
    (64)の両側の最外側部分に取り付けられ、 前記第2の対の締結部材(70、72)は前記前部腰部分
    (66)の両側の最外側部分に取り付けられた、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記第1の対の締結部材(74、76)は前記後部腰部分
    (64)の両側の最外側部分に取り付けられ、 前記第2の対の締結部材(70、72)は前記前部腰部分
    (66)の両側の前記延長部材(80、82)の最外側部分に
    取り付けられた、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記締結部材(70、72、74、76)は、着用者の皮膚に対
    して刺激を与えない程度に可撓性であり、意図に反して
    外れたりしない程度に可撓性が低い、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記締結部材(70、72、74、76)の各々は、ほぼ平坦な
    ベース(90)と、前記ベースの第部分によって互いに分
    離された一対の留め金(94、96、102、104)とからな
    る、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項に記載した使い捨
    て衣類であって、 ほぼ平坦な前記ベース(90)は前記第1部分に孔(92)
    を有する、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第17項に記載した使い捨
    て衣類であって、 数値EIを式EI=L3M/48で計算される締結部材の可撓性の
    尺度としたとき、前記留め金(94、96、102、104)を含
    む前記締結部材の断面を通る方向に測定したEIの第1の
    値が1.44x10-3N.m2(0.5ポンド・インチ2)から10.04x1
    0-3N.m2(3.5ポンド・インチ2)までの範囲である、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲第8項に記載した使い捨
    て衣類であって、 数値EIについての前記第1の値が2.58x10-3N.m2(0.9ポ
    ンド・インチ2)から9.75x10-3N.m2(3.4ポンド・イン
    2)までの範囲である、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲第19項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記第1部分を含む前記締結部材の断面を通る方向に測
    定した数値EIについての第2の値が5.7x10-6N.m2(0.00
    2ポンド・インチ2)から2.87x10-5N.m2(0.010ポンド・
    インチ2)までの範囲である、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  21. 【請求項21】特許請求の範囲第15項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記第1の対の締結部材(74、76)が前記第2の対の締
    結部材(70、72)との係合から横方向にずれるのを防止
    するための防止手段(106)が設けられ、 該防止手段(106)は前記対の留め金(102、104)の各
    々の少なくとも一つの縁を前記ベースに接合する接合部
    である、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  22. 【請求項22】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記外カバー(20)が弾性を有し、この弾性が前記締結
    部材(70、72、74、76)とともに作用して前記第1、第
    2締結部材の係合を維持するようになった、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  23. 【請求項23】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記締結部材(70、72、74、76)は、弾性係数が266バ
    ール(40001b/in2)ないし4134バール(60,001b/in2
    の材料から作られた、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  24. 【請求項24】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記外カバー(20)は、身体横断方向(67、71、75)と
    該身体横断方向に対してほぼ直角の垂直方向(69、73)
    の2方向に弾性的に伸ばすことができる、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  25. 【請求項25】特許請求の範囲第24項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記外カバー(20)は前記2方向の各々について20%か
    ら200%までの範囲で弾性的に伸ばすことができる、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  26. 【請求項26】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 弾性的に伸ばすことができる前記外カバー(20)は、少
    なくとも3つの部分を有し、各部分は、隣の部分とは異
    なる方向に伸ばすことができるようになったことを特徴
    とする使い捨て衣類。
  27. 【請求項27】特許請求の範囲第26項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記弾性的に伸ばすことができる外カバー(20)は、 第1の方向(75)に伸ばすことができる前部腰部分(6
    6)と、 第2の方向(71)に伸ばすことができる後部腰部分(6
    4)と、 前記前部腰部分(66)と前記後部腰部分(64)との間に
    あって第3の方向(73)に伸ばすことができる股部分
    (68)と、 からなることを特徴とする使い捨て衣類。
  28. 【請求項28】特許請求の範囲第27項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記第2の方向(71)は身体横断方向であり、 前記第3の方向(73)は前記身体横断方向にほぼ直角な
    垂直方向であり、 前記3つの部分は20%から200%までの範囲で弾性的に
    伸ばすことができるようになった、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  29. 【請求項29】特許請求の範囲第1項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記前部腰部分(66)と前記後部腰部分(64)の少なく
    とも一つに沿って腰部弾性部材(58、60)が配置され、 前記股部分(68)の両側の最外側部(24)に脚部弾性部
    材(62)が設けられ、 前記弾性部材(58、60、62)はヘム内に配置された、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  30. 【請求項30】特許請求の範囲第29項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記弾性部材(58、60、62)は弾性的に伸ばすことがで
    きる前記外カバー(20)と前記ヘムを補足して腰部開口
    及び脚開口が自動的に身体に倣うようにする、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  31. 【請求項31】特許請求の範囲第29項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記腰部の弾性部材(58、60)は前記締結手段(65)に
    より固定され、 前記脚部の弾性部材(62)の端部は前記締結手段(65)
    により固定された、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  32. 【請求項32】特許請求の範囲第3項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記外カバー(20)は空気透過性であり、弾性不織布に
    より形成されて20%から200%までの範囲で弾性的に伸
    ばすことができるようになった、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  33. 【請求項33】特許請求の範囲第32項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記弾性不織布は、ストレッチボンドされた積層材料で
    ある、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
  34. 【請求項34】特許請求の範囲第33項に記載した使い捨
    て衣類であって、 前記ストレッチボンドされた積層材料は、押し出し可能
    なポリオレフィンからなり、伸ばされた弾性材料の両面
    にメルトブローされたものである、 ことを特徴とする使い捨て衣類。
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