JP2525459B2 - シヤツタ - Google Patents

シヤツタ

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JP2525459B2
JP2525459B2 JP63136903A JP13690388A JP2525459B2 JP 2525459 B2 JP2525459 B2 JP 2525459B2 JP 63136903 A JP63136903 A JP 63136903A JP 13690388 A JP13690388 A JP 13690388A JP 2525459 B2 JP2525459 B2 JP 2525459B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シヤツタ羽根を往復走行させ、往路,復路
共に露光を行わせるシヤツタに関するものである。
[従来の技術] 従来の、往路で露光、復路で走行準備位置に遮光状態
のままセツトされる電磁駆動シヤツタでは、適正な露光
秒時を得るために、走行準備状態から、先羽根駆動用電
磁駆動源へ通電を開始し、所定の露光秒時とそのシヤツ
タユニツト特有の調整秒時を考慮した時間後、後羽根駆
動用電磁駆動源へ通電を行い露光を終了させるように構
成されている。
[発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、往路,復路共に露光を行わせる電磁駆
動シヤツタでは、往路の露光が適性になるように設定さ
れた通電信号(即ち“所定の露光秒時+調整秒時”)で
先羽根用と後羽根用電磁駆動源への通電順序を入れ換え
て復路の露光を行った場合、双方の電極駆動源の特性の
微妙な差、回転方向の違いによる同一電磁駆動源自体の
特性の差、羽根走行方向の違いによる羽根作動負荷の差
等により、適正な露光秒時精度が得られないという欠点
があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、走行特性等を加味した補正を往路,
復路で各々持ち、羽根の走行方向により切り換えて露光
秒時制御を行うことで、往路,復路共に適正な露光秒時
精度が得られるようにしたものである。
[実施例] 第1図〜第10図は本発明を適用した往路,復路共に露
光を行なう電磁駆動シヤツタの実施例で、第1図はこの
電磁駆動シヤツタの全体を表わした斜視図(往路走行開
始前或は復路走行完了状態)、第2図は第1図と同じ状
態のシヤツタの正面図、第3図は第2図の状態に於て、
シヤツタ羽根群の作動制御を行なう電磁駆動源部分を取
り除いたものを示す正面図(羽根駆動レバー、ブレーキ
機構、信号接片等が見えている)、第4〜6図は羽根駆
動レバーとブレーキ機構との動きを示した正面図で、電
磁駆動源部分を省略して表わしている。そのうち、第4
図はスリツト露光開始直後を示し、第5図は同じくスリ
ツト露光の後半途中を、第6図は全開露光状態を示して
いる。第7図は往路走行完了、或は復路走行開始前状態
を示すシヤツタの正面図、第8図は第7図の状態に於て
電磁駆動源部分を取り除いたものを示す正面図。
これらの図に於て、1はシヤツタ地板であり、平面略
中央には開口部1aが設けられている。2はシヤツタ地板
1に対向して一定の間隙を保つように取り付けられてい
るカバー板で、開口部1aに対応した位置に同様な開口部
(不図示)を有している。このシヤツタ地板1とカバー
板2との間には、羽根群3及び羽根群4が間に仕切板5
(開口部1aに対応した位置に開口部5aを有している)を
挟んで設けられ、それぞれ2本の羽根アーム6及び7
(羽根群3の羽根アームは不図示)と公知のリンク機構
の作動により開口部の開閉を行なうように構成されてい
る。8は羽根と羽根アームとを回動可能に結合させるた
めの羽根ダボ、羽根ユニツトとしては両羽根群3,4共に
同様な構造となっている。
ここで、羽根群3の駆動に関するものと、羽根群4の
駆動に関するものは、ほぼ同様の構造及び作動を行なう
ので、以下、羽根群4の駆動に関する部分の番号は、対
応する羽根群3の駆動に関するものの番号に100を加え
た数字で表わし、羽根群4の駆動に関するものの詳しい
説明は省略する。
9は駆動レバーで、羽根アームとピン9aで連結してお
り、軸Pの周りに回動することによって羽根群3を開閉
駆動する。また、レバーの中央付近に駆動力の伝達を受
ける孔部9bを有しており、伝達側のピン(連結レバー10
の下面に植設され、図上では連結レバーの上面に植設さ
れたピン10cと同位置にて同径)と軸P周りの回転方向
に所定の遊びをもって係合している。10は連結レバー
で、電磁駆動源の出力軸(Pと同軸)と直結しており、
電磁駆動源の軸P周りの回転力を前記ピン10cの下面伝
達側ピンにて駆動レバー9に伝達すると共に、下側立曲
げ部10a,10bによってブレーキレバー11上のバネ性を有
した(第3図に於て、矢印A方向にバネ性を持ち、Aと
直角方向には撓みにくい)腕部11a及び11bと係合して、
ブレーキレバー11を軸Rの周りに所定方向で所定角度回
動し、羽根群3の走行開始時のストツパ解除と走行完了
時のブレーキ効果の発生を行なう。ブレーキレバー11は
前記の構造に加えて、駆動レバー9のピン9aの側面に作
用し、ストツパとブレーキの役目をする突起部11c,11d
と、軸R周りの回動習性を与えられるバネ15の力を受け
る腕部11eとを有している。12はブレーキレバー11の側
面に当接し、ブレーキレバー11の時計方向の回動を規制
するストツパピン。13は同じくブレーキレバー11の反時
計方向の回動を規制するストツパピン。14は揺動レバー
で、軸Tの周りに回動可能に枢支され、レバーの先端に
ブレーキレバー11,111に対してそれぞれ軸R及び軸S周
りの回動習性を与えるバネ15を支持しており、このバネ
15のバネ力のバランスにより軸T周りの回動を行なう。
16,17はゴムストツパで、駆動レバーのピン9aの側面に
作用し、羽根走行終了時の羽根へのシヨツクを緩和す
る。18は電磁駆動源用地板でプラスチツク等の絶縁及び
非磁性材料でできており、上側に羽根群の駆動及び制御
を行なう電磁駆動源MG1,MG2を、下側に羽根群の走行状
態を検知する信号接片19,20及び119,120が配置され、ビ
ス21によりシヤツタ地板1に植設された支柱22に固定さ
れている。ここで信号接片19,20はその基部を上記地板1
8に支持され、先端を地板18の下側に植設されたピン23
にプリテンシヨンをもって当接して位置を決められてい
る。そして、その位置はピン10cの軸P周りの回動領域
内にあり、羽根群3の開閉動作に対応して、接点がON−
OFFすることにより羽根群の走行状態を検知する。24は
電磁駆動源MG1のヨーク、25は永久磁石で、図の上下方
向に磁化されている。26は可動コイルで、軸Pの周りに
回動可能に枢支され、電気を流すことにより、電磁気力
が発生し、回転力を生み出す。いわゆるメータータイプ
の電磁駆動源を形成している。そして、前述した接点の
ON−OFFを検知してコイルへの電流の向きを反転させ往
復動するようにしている。27は電磁駆動源MG1を電磁駆
動源用地板18に固定するための押え板であり、ビス28に
より該地板18に結合される。
第9図は本実施例の電気的な構成を示すブロツク図で
ある。PRSは制御回路で、例えば内部にCPU(中央演算処
理部)RAM、ROM、入出力ポート、タイマー回路等が配置
された1チツプマイクロコンピユータであり、前記ROM
内には、シヤツター制御等のソフトウエア及びパラメー
タが格納されている。入出力ポートはシヤツターの状態
を検知するスイツチの入力や、シヤツター通電信号の出
力等を行なう。タイマー回路は設定した時間のカウント
を行ない、シヤツター制御の計時等を行なう。SHTはシ
ヤツター制御回路で、制御回路PRSからの制御信号SSHT
1,SSHT2及び走行方向信号SDIRによりそれぞれ電磁駆動
源MG1,MG2に通電を行なう。電磁駆動源MG1に通電を行な
うと、走行方向信号SDIRで指定した方向に羽根群3が走
行する。通電開始から羽根群3が走行完了するまでの時
間が経過した後、通電を停止する。羽根群4についても
同様で、SSHT2信号でMG2に通電されると羽根群4が駆動
される。
シヤツタの状態は、状態信号SSW1,SSW2によりシヤツ
タ制御回路SHTから、制御回路PRSにつたえられる。接片
19,20が導通状態の時SSW1がHを出力し、接片119,120が
導通状態の時SSW2がHを出力する。それぞれ断線状態の
時はLを出力する。SSW1=H,SSW2=Lの場合は往路走行
開始前(第3図)であり、逆にSSW1=L,SSW2=Hの場合
は復路走行開始前(往路走行終了後)(第8図)を表わ
す。シヤツターが全開状態(第6図)では、SSW1=L,SS
W2=Lとなる。
次に、このように構成された実施例の動作を第11図の
フローチヤートを含めて説明する。
第1図〜第3図を往路走行開始状態として、最初に、
カメラが正確に作動するのに十分なエネルギーが電池に
あるかどうかの確認、いわゆるバツテリーチエツクを行
なう。その際に羽根群3及び羽根群4をそれぞれ駆動制
御する電磁駆動源MG1,MG2のコイル26及び126に各回転軸
P,Qの周りに反時計方向、即ちこれから羽根を走行させ
露光を行なう方向と反対方向に(ロツク方向)に回転力
を与えるよう所定電流を所定時間通電する(ステツプ
1)。この場合両方のコイルに同時に通電してバツテリ
ーチエツクを行なうことにより、高速秒時での両方のコ
イルに同時に通電する状態(電源条件としては最も厳し
い)を再現し、露光秒時精度を保証し、更に両方のコイ
ルの断線チエツクとなる。但し、どちらか一方だけのコ
イルへの通電を行なってもバテツリーチエツクとするこ
とはできる。もしバツテリーチエツクでNGとなれば、カ
メラはシークエンスをストツプさせ、不作動となる。バ
ツテリーチエツクでOKとなれば、羽根群3(往路走行時
に先羽根となる)を駆動制御する電磁駆動源のコイル26
に該コイルが軸Pの周りに時計方向に回動するよう所定
電流を通電開始し、シヤツタは露光動作に入る(ステツ
プ2)。コイル26の回動はそのまま連結レバー10に伝え
られ該レバー10は軸Pの周りに時計方向に回動を開始す
る。
その時点では連結レバー10の下面のピンと駆動レバー
9の穴部9bとは、第3図の如く、時計方向の回動側に遊
びがあるので連結レバー10の回動は駆動レバー9にはま
だ伝わらず、羽根群3はスタート準備位置に留まってい
る。更に、ブレーキレバー11は、バネ15により軸Rの周
りに時計方向の回動習性を与えられたままストツパピン
12にレバーの側面を当接させ、突起部11cを駆動レバー
9のピン9aの走行領域内に所定量突出させ、突出部11c
及びゴムストツパ17とで形成されるエリアに駆動レバー
9のピン9aを押え込み、羽根群3のスタート準備位置の
変動を規制している。連結レバー10の回動直後、連結レ
バー10の下側立曲げ部10aは、ブレーキレバー11の腕部1
1aの先端部を矢印A方向とほぼ直角方向に押し、ブレー
キレバー11を軸Rの周りに、バネ15による時計方向の回
動習性に抗して、反時計方向に回動する。そして、連結
レバー10の回動により、前述の下面のピンと、駆動レバ
ー9の穴部9bとの遊びがなくなり当接した時点で、ブレ
ーキレバー11はその突出部11cをピン9aの走行領域外に
退避させるまで回動している。ここで始めて、電磁駆動
源の回転力が駆動レバー9に伝えられ、駆動レバー9は
軸Pの周りに時計方向に回動を始め、羽根群3は開動作
を始める。この時、連結レバー10はある程度の回転角度
助走をして勢いをつけているので、羽根群3の開動作の
立上りが鋭くなり、幕速の向上に寄与する。
やがて、第4図のように、羽根群3が開動作を始めて
直後、連結レバー10はブレーキレバー11を更に反時計方
向に回動させ、下側立曲げ部10aと腕部11aとの係合を離
脱する。この時には既に、ブレーキレバー11は軸Rの周
りに反時計方向に回動習性が与えられるようになってい
る。それは揺動レバー14が各ブレーキレバーの腕部11e
と111eの位置により、バネ15のバネバランスが取れる位
置に、軸Tの周りに時計方向に回動しているからであ
る。
羽根群3用のコイル26に通電が開始されてから、適正
な露光ができるように、所定の露光秒時T1[カメラの露
光段数に則った秒時、例えば1/2n(nは整数)秒]に、
そのシヤツタユニツト特有の駆動・制御系の応答特性や
駆動特性、或は羽根系の走行特性に応じて調節しなけれ
ばならない調整秒時ΔT1を加味した時間だけ待った後
(ステップ3)、羽根群4用のコイル126に通電を開始
し、閉じ動作を行なう(ステップ4)。
更に時間が経過して、第5図のように羽根群3が走行
終了直前になるとブレーキレバー11は既にバネ15による
反時計方向の回動習性を持ったまま、ストツパピン13に
レバーの側面を当接させ、突起部11dを駆動レバー9の
ピン9aの走行領域内に所定量突出させ、ピン9aの走行を
待ち受ける。やがてピン9aが突起部11dに当接すると、
羽根群3の走行エネルギが相当あるので、ピン9aはブレ
ーキレバー11のバネ15による反時計方向の回動習性に抗
してブレーキレバー11を時計方向に回動して、最終停止
位置へと移行しようとする。同時に、連結レバー10の下
側立曲げ部10bが、ブレーキレバー11のバネ性を持った
腕部11bの側面に接触し、腕部11bを矢印A方向に押し除
けながら、やはり最終停止位置へと移行しようとする。
従って、羽根群3はブレーキレバー11によるこれらのバ
ネ抗力と回転運動へのエネルギの変換により制動を受
け、耐久性に優れた安定走行が可能となる。更に羽根群
3が走行完了位置に到達した直後のバウンドは、バネ15
により反時計方向に回動習性を与えられたブレーキレバ
ー11の突起部11dがピン9aをゴムストツパ16とで形成さ
れるエリア側に押え込み、取り除かれる。また、羽根群
3が走行する以前(第3図)には接触(ON)状態であっ
た接片19,20は羽根群3の走行完了時点(第6図,第8
図)では非接触(OFF)状態となる。
羽根群4(往路走行時に後羽根となる)は、閉じ動作
をする点以外は、その駆動及びブレーキに関してまった
く羽根群3のものと同じ動作を行なう。そして、羽根群
4が走行する以前(第3図,第6図)には非接触(OF
F)状態であった接片119,120は、羽根群4の走行完了時
点(第8図)には接触(ON)状態となる。尚、前述のブ
レーキ機構は、第5図に示したスリツト露光の場合で
も、第6図に示した全開露光の場合でも、前述の如く同
様に作動することができる。
第7図,第8図のように、往路走行が終了し羽根群4
が開口を遮閉し、露光が完了する。この状態では、往路
走行開始前と比べ、羽根群3に絡むものと羽根群4に絡
むものとがそっくり逆転している。つまり、この状態が
次の復路走行開始状態となる。そこで、カメラの制御マ
イコンは先ほどの接片19,20及び119,120のON,OFF状態
が、往路走行開始前と逆転していることを検知し、羽根
群3及び4の走行方向を往路時とは反対となるように、
各羽根群の駆動制御用コイル26,126への通電方向を反転
させる。以下復路走行は前述の往路走行とは、各部の働
きが反転して(例えば、ブレーキレバー11の突起部11d
が羽根群3のスタート準備位置の変動を規制し、突起部
11cが羽根群3の走行終了時に制動とバウンド防止の役
目をする等…)同様の動作を行なうのでポイントのみを
述べる。まず、バツテリーチエツクであるが、復路走行
で露光を行なう方向と反対方向(ロツク方向)に回転力
を与えるように各コイルに通電する(ステツプ5)。そ
して、駆動制御用コイル126に反対方向の通電を行ない
羽根群4の復路走行を行なわせる(ステツプ6)。
一方、往路走行と異なるのは調整用の秒時設定で、羽
根群3と4で先羽根と後羽根の役割を交替しているの
で、各電磁駆動源のコイルへの通電順序を入れ換えなけ
ればならなく、双方の電磁駆動源の特性の微妙な差、回
転方向の違いによる同一電極駆動源自体の特性の差、羽
根群走行方向の違いによる羽根群作動負荷の差等によ
り、往路走行時の調整用秒時ΔT1のままでは適正な露光
秒時精度が得られないため、復路走行用に別の調整用秒
時ΔT2を設ける。これは、接片19,20及び119,120のON,O
FF状態を検知し、切り換える。
したがって、露光秒時T2に調整用の秒時ΔT2を加味さ
せた時間待って(ステツプ7)、コイル26に反対方向の
通電を行ない羽根群3の復路走行を行なわせてシヤツタ
走行を完了させる(ステツプ8)。
また、復路走行完了時には第3図の状態になってお
り、接片19,20及び119,120のON,OFF状態が復路走行開始
前と逆転(つまり、往路走行開始前と同じ)しているの
で、これをカメラの制御マイコンが検知して、再びコイ
ル26,126への通電方向を反転させ、調整用秒時をΔT1
切り換え、動作説明の最初に述べた往路走行開始状態と
なる。
次に第10図のタイミングチヤートに基づいて電磁シヤ
ツター駆動について述べる。
[時刻a]SSHT1,SSHT2を同時に通電してバツテリーチ
エツクを行う。シヤツタの状態は、復路走行終了後なの
でシヤツタ羽根群3は閉,羽根群4は開状態である。こ
のためSSW1=H,SSW2=Lである。バツテリーチエツク
は、シヤツタ羽根が走行しない方向、すなわち羽根群3
を開→閉,羽根群4を閉→開に通電する。このような通
電方向はSDIR=Hで指定される。
[時刻b]バツテリーチエツクが終ると、シヤツタ走行
方向を換えるためSDIR=Lにする。これで往路のシヤツ
タ走行方向が設定される。
[時刻c]シヤツタ羽根群3のマグネツトに通電を行う
とシヤツタ羽根群3は閉→開方向に走行し、先幕として
の作用を為す。
[時刻d]シヤツタ羽根群3が開状態になるとSSW1=L
になる。
[時刻e]SSHT1の通電は、時刻cからシヤツタ羽根が
走行するために十分な時間が経過した後、停止する。
[時刻f]時刻cから所定の露光秒時Tと調整用秒時Δ
T1を加算した時間後、SSHT2=Hとなり、シヤツタ羽根
群4が走行する。シヤツタ羽根群4はSDIR=Lの時、開
→閉方向に通電される(後幕走行)。
[時刻g]シヤツタ羽根群4が開状態でなくなるとSSW2
=Hになる。
[時刻h]SSHT2の通電は、時刻fから一定時間経過し
た後停止する。
このようにして往路のシヤツタ走行が完了する。この
時シヤツタ羽根群3は開,羽根群4は閉状態となり、走
行方向SDIR=Lで羽根群3が閉→開,羽根群4が開→閉
のままである。
次に復路の走行について説明する。
[時刻i]バツテリーチエツクを行う。走行方向が時刻
hの時と同じため走行が行われない。時刻aでのバツテ
リーチエツクと逆方向通電となる。
[時刻j]バツテリーチエツク後SDIR=Hにして走行方
向を逆に設定する。
[時刻k]復路ではシヤツタ羽根群4が先幕となり最初
に走行する。
[時刻l]シヤツタ羽根群4が開状態になるとSSW2=L
になる。
[時刻m]SSHT2は時刻kから一定時間後通電を停止す
る。
[時刻n]時刻kから所定の露光秒時Tと往路の時と別
の調整用秒時ΔT2を加算した時間後、シヤツタ羽根群3
の走行を開始する(SSHT1=H)。
[時刻o]シヤツタ羽根群3が開状態でなくなるとSSW1
=Hになる。
[時刻p]時刻nから一定時間経過するとSSHT1=Lに
して通電を終了する。
このようにして、復路のシヤツタ走行が完了する。
なお、上述した調整用秒時は、往路用,復路用で各々
独立して持つもので往路,復路で異なりはするが、ある
関連を持ってどちらか一方が決まれば一義的にもう一方
が定まるのであれば、その関係式に則ってどちらか一方
のみの調整で済ませ、両方を調整する手間を省くことも
できる。
又、シヤツタの走行の為の駆動源は電磁駆動に限ら
ず、例えばバネによる駆動であっても往路,復路の両方
向で露光を行うものには本発明は適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は往路,復路共に露光を
行わせるシヤツタにおいて、往路,復路に応じた特性を
加味した補正を行って露光秒時制御を行うことで、往
路,復路共に適正な露光秒時精度が得られるシヤツタを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を実施した電磁駆動シヤツタの全体を表
わした斜視図、 第2図は第1図と同じ状態のシヤツタの正面図、 第3図は第2図の状態に於て電磁駆動源部分を取り除い
たものを表わした正面図、 第4図はスリツト露光開始直後の羽根駆動レバーとブレ
ーキ機構との動きを表わした正面図、 第5図はスリツト露光の後半途中の羽根駆動レバーとブ
レーキ機構との動きを表わした正面図、 第6図は全開露光の羽根駆動レバーとブレーキ機構との
動きを表わした正面図、 第7図は往路走行完了、或は復路走行開始前の状態を表
わしたシヤツタの正面図、 第8図は第7図の状態に於て電磁駆動源部分を取り除い
たものを表わした正面図、 第9図は本発明実施例の電気的な構成を示すブロツク
図、 第10図は本発明実施例のタイミングチヤート、 第11図は本発明実施例のフローチヤート。 3及び4は羽根群、19,20及び119,120は信号接片、24及
び124はヨーク、25及び125は永久磁石、26及び126は可
動コイル、MG1及びMG2は電磁駆動源、PRSはカメラの制
御回路、SHTはシヤツタ制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シヤツタ露光用開口を開閉する2組の遮光
    部材を往復走行させ、往路,復路共に露光を行わせるシ
    ヤツタにおいて、 シヤツタの往路走行の際には、第1の遮光部材の走行開
    始信号を発生させた後に往路走行における特性を補正し
    た所定シヤツタ秒時後に第2の遮光部材の走行開始信号
    を発生させ、シヤツタの復路走行の際には、第2の遮光
    部材の走行開始信号を発生させた後に復路走行における
    特性を補正した所定シヤツタ秒時後に第1の遮光部材の
    走行開始信号を発生させるシヤツタ秒時制御回路を設け
    たことを特徴とするシヤツタ。
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