JP2525124Y2 - 汚水浄化槽 - Google Patents
汚水浄化槽Info
- Publication number
- JP2525124Y2 JP2525124Y2 JP1991012705U JP1270591U JP2525124Y2 JP 2525124 Y2 JP2525124 Y2 JP 2525124Y2 JP 1991012705 U JP1991012705 U JP 1991012705U JP 1270591 U JP1270591 U JP 1270591U JP 2525124 Y2 JP2525124 Y2 JP 2525124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewage
- tank
- activated sludge
- treatment tank
- sludge treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は汚水浄化槽に関し、詳
しくは流動床などの高濃度活性汚泥処理槽を有する汚水
浄化槽の改良に関する。
しくは流動床などの高濃度活性汚泥処理槽を有する汚水
浄化槽の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、合併浄化槽として、流動床槽等の
高濃度活性汚泥処理槽内にセラミックメンブレン、ある
いはガラス又はプラスチック製0.1 〜10μm 目開きの微
細多孔質管よりなる分離膜モジュールを設けた汚水浄化
槽が提案され実施されつつある。この形式の汚水浄化槽
は活性汚泥により汚水中の有機物を処理した後、分離膜
モジュールで処理水のみを濾過抽出するので排出液の浄
化水準が非常に高くかつコンパクトな装置となり、汚水
浄化槽として好都合である利点を有する。
高濃度活性汚泥処理槽内にセラミックメンブレン、ある
いはガラス又はプラスチック製0.1 〜10μm 目開きの微
細多孔質管よりなる分離膜モジュールを設けた汚水浄化
槽が提案され実施されつつある。この形式の汚水浄化槽
は活性汚泥により汚水中の有機物を処理した後、分離膜
モジュールで処理水のみを濾過抽出するので排出液の浄
化水準が非常に高くかつコンパクトな装置となり、汚水
浄化槽として好都合である利点を有する。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかし、供給される汚水中には粗
大固形物も多く含まれるから、上記高濃度活性汚泥処理
槽へ汚水を供給するに先立ってこれらの濾過スクリーン
を設ける必要があり、濾過物の処理が容易でない欠点が
あった。また高濃度活性汚泥処理槽での処理においても
濾過後に含まれる微小な固形物の完全な分解は困難で、
これらの残滓により分離膜モジュールが早期に目詰まり
を起こし濾過不良となり易い欠点があった。さらに、汚
水の発生状況は日中を通じて一定で無く、ある時間帯に
集中する傾向があり、集中時間帯では活性汚泥による処
理が完全でないまま汚水が外部へ排出される恐れがある
欠点があった。
大固形物も多く含まれるから、上記高濃度活性汚泥処理
槽へ汚水を供給するに先立ってこれらの濾過スクリーン
を設ける必要があり、濾過物の処理が容易でない欠点が
あった。また高濃度活性汚泥処理槽での処理においても
濾過後に含まれる微小な固形物の完全な分解は困難で、
これらの残滓により分離膜モジュールが早期に目詰まり
を起こし濾過不良となり易い欠点があった。さらに、汚
水の発生状況は日中を通じて一定で無く、ある時間帯に
集中する傾向があり、集中時間帯では活性汚泥による処
理が完全でないまま汚水が外部へ排出される恐れがある
欠点があった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記問題点
に鑑み、固形粗大物が含まれていてもこれを充分に分離
処理可能であり、また日中の汚水発生量の多寡に係わら
ず常に一定状態の汚水処理が可能であり、さらに分離膜
モジュール等の目詰まりも有効に防止し得る汚水浄化槽
を提供することを目的としてなされたものである。
に鑑み、固形粗大物が含まれていてもこれを充分に分離
処理可能であり、また日中の汚水発生量の多寡に係わら
ず常に一定状態の汚水処理が可能であり、さらに分離膜
モジュール等の目詰まりも有効に防止し得る汚水浄化槽
を提供することを目的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案の汚水浄
化槽は、汚水原水が流入される沈殿分離槽と、粗大固形
物を沈殿除去した汚水が移流される予備濾過槽と、高濃
度活性汚泥処理槽と、該高濃度活性汚泥処理槽内に設け
られた膜分離装置と、吸引能力が実質的に多段に変更可
能とされた前記膜分離装置の吸引ポンプと、前記高濃度
活性汚泥処理槽内の水位に応じて前記吸引ポンプの吸引
能力を変更させる制御装置とからなることを特徴とする
ものである。
化槽は、汚水原水が流入される沈殿分離槽と、粗大固形
物を沈殿除去した汚水が移流される予備濾過槽と、高濃
度活性汚泥処理槽と、該高濃度活性汚泥処理槽内に設け
られた膜分離装置と、吸引能力が実質的に多段に変更可
能とされた前記膜分離装置の吸引ポンプと、前記高濃度
活性汚泥処理槽内の水位に応じて前記吸引ポンプの吸引
能力を変更させる制御装置とからなることを特徴とする
ものである。
【０００６】
【実施例】次に、この考案の実施例を説明する。図１は
この考案の実施例の断面図である。この考案の汚水浄化
槽１は、汚水原水が流入される沈殿分離槽２と、粗大固
形物を沈殿除去した汚水が移流される予備濾過槽と、例
えば流動床槽等の高濃度活性汚泥処理槽４と、高濃度活
性汚泥処理槽４内に設けられたセラミックメンブレン、
あるいはガラス又はプラスチック製0.1 〜10μm 目開き
の微細多孔質管よりなる膜分離装置５と、吸引能力が実
質的に多段に変更可能とされた膜分離装置５の吸引ポン
プ６と、高濃度活性汚泥処理槽４内の水位Ｈ1 , Ｈ2 ,
Ｈ3 に応じて吸引ポンプ６の吸引能力を変更させる制御
装置７とから構成されている。
この考案の実施例の断面図である。この考案の汚水浄化
槽１は、汚水原水が流入される沈殿分離槽２と、粗大固
形物を沈殿除去した汚水が移流される予備濾過槽と、例
えば流動床槽等の高濃度活性汚泥処理槽４と、高濃度活
性汚泥処理槽４内に設けられたセラミックメンブレン、
あるいはガラス又はプラスチック製0.1 〜10μm 目開き
の微細多孔質管よりなる膜分離装置５と、吸引能力が実
質的に多段に変更可能とされた膜分離装置５の吸引ポン
プ６と、高濃度活性汚泥処理槽４内の水位Ｈ1 , Ｈ2 ,
Ｈ3 に応じて吸引ポンプ６の吸引能力を変更させる制御
装置７とから構成されている。
【０００７】上記において、吸引能力が実質的に多段に
変更可能とされた吸引ポンプ６とは、ポンプ自身の吸引
能力が可変とされているもののほか、幾つかのポンプを
並列配置し、制御装置７より水位に応じてそれらを単独
または並列的に駆動させる場合を含む意味である。
変更可能とされた吸引ポンプ６とは、ポンプ自身の吸引
能力が可変とされているもののほか、幾つかのポンプを
並列配置し、制御装置７より水位に応じてそれらを単独
または並列的に駆動させる場合を含む意味である。
【０００８】
【作用】この考案において汚水原水は沈殿分離槽２に先
ず流入される。この沈殿分離槽２では汚水原水に含まれ
ている粗大固形物が沈殿除去されると共に、汚水は静置
されることにより嫌気処理がなされる。そして固形粗大
物を除去した汚水は次室である予備濾過槽３へ移流す
る。この予備濾過槽３においても汚水は静置されること
からさらに嫌気処理がなされ、またろ材３Ａなどが設置
されている場合は、浮遊物が除去される。
ず流入される。この沈殿分離槽２では汚水原水に含まれ
ている粗大固形物が沈殿除去されると共に、汚水は静置
されることにより嫌気処理がなされる。そして固形粗大
物を除去した汚水は次室である予備濾過槽３へ移流す
る。この予備濾過槽３においても汚水は静置されること
からさらに嫌気処理がなされ、またろ材３Ａなどが設置
されている場合は、浮遊物が除去される。
【０００９】従って、汚水が次室である高濃度活性汚泥
処理槽４へ移流する時点では浮遊物等の除去が充分に行
なわれ、同時に汚水のＳＳ負荷もかなり減少されている
ので高濃度活性汚泥処理槽４での浄化処理は効率良く行
なわれる。そして、この高濃度活性汚泥処理槽４での処
理水は膜分離装置５を経て吸引ポンプ６により吸引濾過
されて外部へ排出される。
処理槽４へ移流する時点では浮遊物等の除去が充分に行
なわれ、同時に汚水のＳＳ負荷もかなり減少されている
ので高濃度活性汚泥処理槽４での浄化処理は効率良く行
なわれる。そして、この高濃度活性汚泥処理槽４での処
理水は膜分離装置５を経て吸引ポンプ６により吸引濾過
されて外部へ排出される。
【００１０】この場合において、吸引ポンプ６の能力は
高濃度活性汚泥処理槽４の水位に応じて制御装置７によ
り制御され、低水位Ｈ1 で停止、中間水位Ｈ2 、例えば
通常状態時における高水位時に作動し、それより高水位
Ｈ3 である時には能力をさらに向上させ排水能力が高め
られる。従って、汚水原水の供給量に応じて膜分離装置
５よりの排水能力が変更されるので汚水の受容量が可変
と出来、未処理水のショートパスによる排出が防止され
る。
高濃度活性汚泥処理槽４の水位に応じて制御装置７によ
り制御され、低水位Ｈ1 で停止、中間水位Ｈ2 、例えば
通常状態時における高水位時に作動し、それより高水位
Ｈ3 である時には能力をさらに向上させ排水能力が高め
られる。従って、汚水原水の供給量に応じて膜分離装置
５よりの排水能力が変更されるので汚水の受容量が可変
と出来、未処理水のショートパスによる排出が防止され
る。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の汚水浄
化槽は高濃度活性汚泥による処理前に嫌気処理を行なっ
ているので高濃度活性汚泥処理槽でのＳＳ負荷が著るし
く低下し得、効率の良い汚水浄化が可能となり同時に分
離膜モジュールの目詰まりもそれだけ防止される。ま
た、処理汚水の排出は最終段階である高濃度活性汚泥処
理槽の水位によって自動的に制御されるので汚水浄化槽
の運転管理が非常に省力化され、維持管理が容易である
など種々の実用的効果を有する。
化槽は高濃度活性汚泥による処理前に嫌気処理を行なっ
ているので高濃度活性汚泥処理槽でのＳＳ負荷が著るし
く低下し得、効率の良い汚水浄化が可能となり同時に分
離膜モジュールの目詰まりもそれだけ防止される。ま
た、処理汚水の排出は最終段階である高濃度活性汚泥処
理槽の水位によって自動的に制御されるので汚水浄化槽
の運転管理が非常に省力化され、維持管理が容易である
など種々の実用的効果を有する。
【図１】この考案の実施例の断面図である。
１ 汚水浄化槽 ２ 沈殿分離槽 ３ 予備濾過槽 ４ 高濃度活性汚泥処理槽 ５ 膜分離装置 ６ 吸引ポンプ ７ 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 3/12 Ｃ０２Ｆ 3/12 Ａ 3/30 3/30 Ｂ (72)考案者 北井 良人 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 株 式会社クボタ滋賀工場内 (72)考案者 中島 広佳 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 株 式会社クボタ滋賀工場内 (56)参考文献 特開 平２−71896（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−200894（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−87599（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 汚水原水が流入される沈殿分離槽と、粗
大固形物を沈殿除去した汚水が移流される予備濾過槽
と、高濃度活性汚泥処理槽と、該高濃度活性汚泥処理槽
内に設けられた膜分離装置と、吸引能力が実質的に多段
に変更可能とされた前記膜分離装置の吸引ポンプと、前
記高濃度活性汚泥処理槽内の水位に応じて前記吸引ポン
プの吸引能力を変更させる制御装置とからなることを特
徴とする汚水浄化槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012705U JP2525124Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-02-13 | 汚水浄化槽 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-63658 | 1990-06-15 | ||
| JP6365890 | 1990-06-15 | ||
| JP1991012705U JP2525124Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-02-13 | 汚水浄化槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0499293U JPH0499293U (ja) | 1992-08-27 |
| JP2525124Y2 true JP2525124Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31948257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991012705U Expired - Lifetime JP2525124Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-02-13 | 汚水浄化槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2525124Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020072082A (ko) * | 2001-03-08 | 2002-09-14 | 대현산업주식회사 | 막분리형 정화조 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP1991012705U patent/JP2525124Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0499293U (ja) | 1992-08-27 |
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