JP2525060B2 - 光学的に読み取り可能でかつ記録可能なディスク装置を格納する物品 - Google Patents

光学的に読み取り可能でかつ記録可能なディスク装置を格納する物品

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JP2525060B2 JP1501813A JP50181389A JP2525060B2 JP 2525060 B2 JP2525060 B2 JP 2525060B2 JP 1501813 A JP1501813 A JP 1501813A JP 50181389 A JP50181389 A JP 50181389A JP 2525060 B2 JP2525060 B2 JP 2525060B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はCD(コンパクトディスク)、CD−ROM(コン
パクトディスク、読出し専用記憶装置)及びビデオレー
ザディスクのような光学的に読み取り可能でかつ記録可
能なディスク装置を格納するための格納技術に関する。
より具体的には、本発明は、この目的に使用される、外
側箱状ハウジング用の成形された熱可塑性プラスチック
インサートに関する。この格納手段(パッケージ)は、
使用しない期間中、ディスクを受け入れかつ保持し得る
形態をしている。
発明の背景 コンパクトディスク(「CDs」)は最初、音楽をデジ
タル式にレコーディングするための記憶/再生媒体とし
て設計されていた。この目的に形成されるディスクは、
標準直径12cm(4.72インチ)及び標準肉厚1.2mmのプラ
スチックにて被覆されたアルミニウムで処理した面を利
用するものである。音響情報は、肉厚の薄い反射性アル
ミニウム層内に極微のピットとして、デジタル形式にて
ディスクの片面にのみ位置決めされる(製造工程を簡単
にするため)。各々、長さ約1ミクロンのこれらピット
の間隔及び長さ如何により、ディスクプレーヤ装置がど
んなデータを「見る」ことが出来るかが決まる。
かかるディスクを「かける」ためには、半導体レーザ
からの赤外線ビームを一連のレンズ及びプリズムを通じ
てピット上に集束させる。ピットに当たる光線は散乱さ
れる一方、ピット間の平滑面に当たる光はフォトデコー
ダ、即ちダイオードを通じてプリズムに反射されて戻
り、このプリズムにより光は電子信号に変換される。そ
の結果生じるオフオフデジタル信号が解読されて電子フ
ィルタを通じて供給され、これにより、信号はデジタル
形態から任意のハイファイ増幅器に適したアナログ信号
に変換される。
極く最近、上述の型式の音響コンパクトディスク技術
は、コンピュータ利用技術と組み合わされて使用され
て、デジタル式情報記録の標準型式として米国の製造業
者に受け入れられている標準型の4.72インチのコンパク
トオーディオディスク又は5−1/4インチのもの何れか
を利用して、CD−ROM(コンパクトディスク、読出し専
用記憶装置)として知られる光学的記憶システムを形成
している。各CD−ROMは500メガビッドの情報、即ち、約
275,000ページの文章を記憶することが出来、これは、
フロッピーディスクの1,500倍及びハードディスクの10
−15倍に相当する。
光学的ディスクのブランクは、磁気型ハードディスク
に使用されるのと同様のアルミニウムプラター上に蒸着
させた感熱性金属フィルム、有機質ポリマー(例えば、
プラスチック)又はその両者を組み合わせた層から成っ
ている。光学的記録技術は、この表面に様々な形態の標
識を施すことにより、デジタル情報をディスク表面上に
記憶させる。これら技術は、レーザが被覆層に一連のピ
ットを形成するアブレーティブ(ablative)記録段階
と、レーザの熱が下部のポリマー内に小量のガスを発生
させ、このガスが封じ込められて、金属フィルム層の表
面に気泡を形成するようにする気泡形成段階と、ディス
クの反射層が書き込みレーザによって光反射性の層から
透明層に変換される、結晶相から非結晶相への変換段階
とを備えている。
音響CD又はCD−ROMの表面上の保護プラスチック被覆
は塵埃がその反射性金属面に入るのを防止する。一方、
例えば、ハードディスク上に記録された情報は塵埃、
煙、指紋、熱及びレーザ読み取りディスクには悪影響を
及ぼさないその他の損傷状態から注意して保護しなけれ
ばならない。顕著な掻き傷又は汚れのみがレーザ光ビー
ムを妨害する虞れがある。
かかる悪影響を及ぼす掻き傷及び/又は汚れの共通の
原因は、かかるディスクを保持するために一般に使用さ
れている型式の成形プラスチック製の格納ケースに対し
て上述の型式のレーザディスク装置を取出し及び/又は
挿入することである。これらのケースは、多くの鋭角な
縁部を有しており、これら縁部によりディスクを不注意
に取り扱ったとき、ディスクの情報保持面に掻き傷又は
穴が生じ、その結果、そこに収容された情報の一部又は
全部が失われる可能性がある。
かかる格納容器の典型的な例はナッセルダー(Nussel
der)への米国特許第4,535,888号に開示されている。こ
の引例は例えば、光学的に読み取り可能なビデオディス
ク又はデジタルレコードのような高度の情報記録密度を
有する少なくとも2つのディスクを同時に格納するのに
適したプラスチック製のカセットについて記載してい
る。このカセットには、箱形の中央部分が形成されてお
り、該中央部分はその上方側部及び下方側部にそれぞれ
端末がある中間底部分を有しており、箱形の床部分の形
態としたカバーが設けられている。各床部分は中央部分
の一側部にヒンジ止めして取り付けられている。この物
品の構造により、これら部分の中央に配設された***し
たシート及びペグ機構によって、ディスクを各床部分に
隣接して、及び中間底部の一側部上に支持することが可
能となる。このようにして構成された格納カセットは、
そのヒンジ型式の構造のため、一般に、「宝石箱」カセ
ットと称されている。
発明の概要 本出願人は、従来の技術にて利用された格納技術の欠
点を解決するCDs、CD−ROMs、ビデオカセット等用の各
種の格納カセットを開発した。本発明は、全体として、
外側の箱状ハウジング内に位置決めされる、成形され、
挿入可能な熱可塑性プラスチック製の引出し部材(即ち
「インサート」)から成っている。このインサートはCD
等を使用しない間、上述の型式のディスクを受け入れか
つ保持し得る形態とされる。
本発明による、従来技術の欠点を解決するための手段
を個々に説明する。
本発明によれば、 (1)外側ハウジングに挿入中又は外側ハウジングから
取り出すとき、ディスク手段の情報保持領域が損傷され
ないような方法にて、光学的に読み取り可能でかつ記録
可能なディスク手段を前記外側ハウジング内に受け入れ
得る形状及び寸法とされた挿入可能な引出し部材にし
て、 a)半円形の溝であって、前記ディスク手段を前記溝内
に取り外し可能に保持し得るように前記ディスク手段の
外周縁における情報非保持領域に圧力接触することによ
り、前記光学的に読み取り可能でかつ記録可能なディス
ク手段を受け入れ得る形状及び寸法とした前記半円形の
溝を一つの面に有する基部と、b)前記基部の上方部分
と一体に形成された蓋であって、前記外側ハウジングの
対応するV字形の上方端縁と接触するV字形の下方端縁
を有する形状及び寸法とした前記蓋と、 c)さらに、前記挿入可能な引出し部材及び前記ディス
ク手段を前記ハウジング内に保持する手段と、を備える
ことを特徴とする挿入可能な引出し部材、 が提供される。ディスク手段は、その外周縁における情
報非保持領域にて基部の半円形の溝と接触することによ
り、保持される。また、ディスク手段をハウジングに対
して出し入れする際にも、ディスク手段の外周縁におけ
る情報非保持領域のみが、ハウジングのV字形の上方端
縁や溝に接触することになる。したがって、ディスク手
段の情報保持領域を損傷することがない。
本発明によれば、 (2)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部が平行な一対の垂直壁部材により少なくとも
一部分画成され、前記壁部材がその第1及び第2の横方
向側端縁に沿ってそれぞれ前記基部と一体に形成される
ことを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供され
る。壁部材と基部との一体形成は製造を容易にする。
本発明によれば、 (3)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記蓋がその前面の少なくとも一部分に刻目付き把持
部分を備えることを特徴とする挿入可能な引出し部材、
が提供される。刻目付き把持部分は蓋の操作を容易にす
る。
本発明によれば、 (4)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部が、その間に位置決めされたヒンジ手段によ
り上方半体及び下方半体に分割され、前記上方半体が、
前記下方半体と同一面の高さの第1の位置からある距離
だけ離間された第2の位置まで下方に回転し得るように
したことを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供さ
れる。上方半体の移動により、ディスク手段の取り出し
は容易になる。
本発明によれば、 (5)前記(4)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部を上方半体及び下方半体に分割する前記ヒン
ジ手段が、薄く可撓性を有するヒンジであって前記基部
の前記上方半体と前記下方半体とを接続するよう該基部
と一体に成形されたヒンジを備えていることを特徴とす
る挿入可能引出し部材、が提供される。一体成形のヒン
ジは、部品点数の減少に貢献し、製造組み立てコストの
低減にもなる。
本発明によれば、 (6)前記(5)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記保持手段が前記引出し部材及び前記ハウジングの
内側部分間に圧力接触を生じさせる手段を備えているこ
とを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供される。
圧力接触を生じさせる手段は、簡単な構成により必要な
保持を与えることができる。
本発明によれば、 (7)前記(6)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記保持手段が、 a)前記基部の背面に沿って位置決めされ、各々が前記
ヒンジに対し略垂直方向に方向決めされた少なくとも1
つの通路部材と、 b)前記基部の前記下方半体上の前記各通路部材内を伸
長する第1の伸長部材であって、前記ハウジングの内面
上に位置決めされた対応する部材の上を往復運動不能に
修道可能に進み得るようにした前記第1の伸長部材と、 c)前記第1の伸長部材に対応する第2の伸長部材であ
って、前記第1の伸長部材の位置に対抗しかつ隣接する
位置にて前記ハウジング後方壁の内面から伸長する前記
第2の伸長部材と、を備えることを特徴とする挿入可能
な引出し部材、が提供される。伸長部材は適度の干渉係
合を与えることができる。
本発明によれば、 (8)前記(7)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記保持手段が前記基部の前記背面上に位置決めされ
た2つの垂直通路部材であって、相互に略平行に整合さ
れかつ前記ヒンジに対し略垂直方向に方向決めされると
共に、前記基部の前記上方半体に沿って十分な深さを有
し、前記基部の正面に沿った前記通路の反対側に対応す
る***したリッジを形成する前記通路部材を備えること
を特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供される。リ
ッジは、相互係合部材のひとつとして用いることができ
る。
本発明によれば、 (9)前記(8)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記第1及び前記第2の伸長部材が傾斜路部材であ
り、前記第1の傾斜路部材が傾斜した下面及び前記基部
に対し略垂直方向に伸長する上面を有し、前記第2の部
材が傾斜した上面及び前記ハウジングの前記背面に対し
略垂直方向に伸長する下面を有し、前記ディスク手段に
アクセスしたとき、前記基部の少なくとも前記下方半体
が内部に留まるようにする一方、前記引出し部材が前記
ハウジング内に完全に挿入され得るようにしたことを特
徴とする挿入可能な引出し部材、が提供される。ディス
ク手段が基部とともに不用意にハウジングから抜け落ち
てしまうのが防止される。
本発明によれば、 (10)前記(9)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記保持手段が前記基部の上方半体上に位置決めされ
た前記通路部材の少なくとも一方の部材の一部内に位置
決めされた伸長ボタン部材であって、各々が前記ハウジ
ング上にて前記第2の伸長部材を横切って往復運動しか
つ前記第2の伸長部材とスナップロック状態に係合し、
前記ディスクにアクセスするため意図的に開放されるま
で前記ハウジングを閉塞状態に維持し得るようにした前
記ボタン部材をさらに備えることを特徴とする挿入可能
な引出し部材、が提供される。ボタン部材は、簡単な構
造で適度のスナップロック状態を与えることができる。
本発明によれば、 (11)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部が平坦な板部材からある距離だけ離間された
円弧状の着座部材を備え、前記着座部材及び前記板部材
が前記半円形の溝のそれぞれ前面及び背面を形成し、前
記溝がその間のスペースにより形成されることを特徴と
する挿入可能な引出し部材、が提供される。自然な形で
溝が形成される構造である。
本発明によれば、 (12)前記(11)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記溝の形状に略適合する形状とされ、前記半円形溝
の背面を形成する前記板部材の一部が、前記板部材の他
の部分から少なくとも一部分分離され、可撓性フラップ
手段を形成することを特徴とする挿入可能な引出し部
材、が提供される。フラップ手段の可撓性は組み付けを
容易にする。
本発明によれば、 (13)前記(11)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記半円形の溝が、前記ディスク手段の情報保持部分
に掻き傷又はその他損傷を与えることなく、圧力接触す
ることにより、前記ディスク手段の周縁部分を前記溝内
に保持するのに十分な程度前記溝内にて分離し得るよう
に位置決めされた少なくとも1つの伸長部材をさらに備
えることを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供さ
れる。伸長部材の存在が、ディスク手段の保持をさらに
確実なものにする。
本発明によれば、 (14)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部が前記ディスク手段を前記半円形の溝内に案
内する案内手段をさらに備えることを特徴とする挿入可
能な引出し部材、が提供される。案内手段は、溝内へと
ディスク手段を確実に導く。
本発明によれば、 (15)前記(14)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記案内手段が前記引出し部材の対応する垂直端縁部
分に沿って位置決めされた一体に形成した一対の垂直方
向リブ部材であって、前記デジタルディスク手段の端縁
部分に接触し、前記ディスク手段を前記半円形の溝内に
案内し得るような形状とされた前記リブ部材をさらに備
えることを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供さ
れる。リブ部材は案内手段の一形態である。
本発明によれば、 (16)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記保持手段が前記基部により画成された少なくとも
1つの穴であって、前記ハウジングの後方縦面の内面上
に位置決めされた傾斜路手段に相嵌合し、内部に前記引
出し部材を維持し得るようにした前記穴を備えることを
特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供される。穴
は、相互嵌合手段のひとつを構成する。
本発明によれば、 (17)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記蓋がヒンジ手段により前記引出し部材の他の部分
に作用可能に取り付けられることを特徴とする挿入可能
な引出し部材、が提供される。かかるヒンジ手段の採用
により、簡便な蓋の取り付けが可能となる。
本発明によれば、 (18)前記(9)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記ヒンジ手段が薄く可撓性を有するヒンジであり、
前記蓋が、その下面から前記ハウジングの内側部分まで
伸長する少なくとも1つのロック止め部材であって、各
々が前記蓋から最も遠方にて取り外されたその端末部分
に垂直方向の伸長部を有する前記ロック止め部材をさら
に備え、前記垂直方向伸長体が前記ハウジングの横方向
側壁の溝付き部分と相嵌合し得るような形状にされるこ
とを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供される。
ロック止め部材により、蓋が不用意に開いたりするのを
防止することができる。
本発明によれば、 (19)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記ハウジングが、前記挿入可能な引出し部材上に位
置決めされた前記ディスク手段に対する透明な保護外側
包装体を形成し得る形状、寸法にされることを特徴とす
る挿入可能な引出し部材、が提供される。内部に観察が
可能になる。
本発明によれば、 (20)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部が前記挿入可能な引出し部材及び前記外側ハ
ウジング間の摩擦嵌めを促進し得るように湾曲させた半
円筒状の面を有する構造とされ、前記基部がその垂直端
縁に沿ってそこから垂直方向に伸長する少なくとも1つ
のタブ部材であって、前記引出し部材が前記ハウジング
内に挿入されたとき、前記ハウジングの内面に接触して
前記引出し部材の曲率を著しく低減させ、その間に摩擦
嵌めを形成する作用をする前記タブ部材をさらに備える
ことを特徴とする挿入可能な引出し部材、が提供され
る。タブ部材により、確実な摩擦嵌めが可能になる。
本発明によれば、 (21)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記ディスク手段がコンパクトディスク、CD−ROM又
はビデオレーザディスクであることを特徴とする挿入可
能な引出し部材、が提供される。広く利用されるべき、
典型的な利用分野である。
本発明によれば、 (22)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記基部が円錐形状部分を有していることを特徴とす
る挿入可能な引出し部材、が提供される。円錐形の漏斗
の中に硬貨(コイン)を落としたときのように、「ディ
スク手段の外周縁のみが接触する」ことが実現される。
本発明によれば、 (23)前記(1)に記載の挿入可能な引出し部材にし
て、 前記ハウジングが、前記V字形の上方端縁から内方へ
と突出する複数の1/4円錐形部材を有していることを特
徴とする挿入可能な引出し部材、が提供される。1/4円
錐形部材は、円錐形状部分を形成するひとつの手段であ
る。
本出願人の新規な格納技術の一例として、以下、本発
明の幾つかの実施例について説明する。しかし、本発明
が添付図面に示された実施例にのみ限定されるものと解
釈されるべきではない。換言すれば、本発明は、図示し
た実施例の2又はそれ以上の実施例の特徴を組み合わせ
た、不図示のインサートにも関するものである。
ここに示した本出願人の格納カセットの各実施例は、
全体として、ある方法により、ハウジング内に少なくと
も一部分が取り付けられるようにされたインサートを収
容する、ポリスチレンのような熱可塑性プラスチックに
て成形されたハウジングを備えている。該インサート
は、ポリプロピレンのようなポリオレフィン系の熱可塑
性プラスチックにて成形されており、該インサートに
は、符号化されたディスクが外側ハウジング又はインサ
ート自体の一部分を形成する鋭角なプラスチック端縁に
接触したときに生じるような情報保持面の損傷を伴うこ
となく、ディスクを取り外し可能に保持する手段が設け
られている。さらに、ディスクに加えて、パッケージは
又、通常、歌の題名、演奏家の伝記のような販売促進に
役立つ情報を記載した印刷した小冊子及びジャケット説
明文を有している。
本出願人の格納カセットの外側プラスチックハウジン
グはここに開示した各実施例(即ちA乃至C)の全体を
通じて略同一である。このハウジングは、全体として、
平坦な底部材にて接続されて略矩形の箱状構造体を形成
する対向状態に配設された2対の平坦な側部材を有する
構造にて構成される。さらに、ハウジングは実施例Cに
ついて説明される伸長部材のような、その内側まで伸長
する整列手段を随意的選択として設けることも出来る。
これらの整列手段はインサートの下面をハウジング内に
位置決めしかつ着座させるのに役立つ。
各場合共、ハウジングには、パッケージを開けてディ
スクにアクセスしようとするとき、インサートの少なく
とも一部分をその内部に取り付けるようにする手段が設
けられる。実施例A及びBにおいて、かかる取り付け手
段はハウジングの後方(即ち、インサートの後側)平坦
面上にてある距離を置いて離間させて一体に形成された
一対の傾斜路を備えている。これらの傾斜路はハウジン
グの内側に伸長し、それぞれ、インサート表面を完全に
通って伸長する一対の対応した窓部又は通路にそれぞれ
係合する。実施例Cにおいて、インサートの下方部分の
みがハウジング内に取り付けられる。これは、インサー
トの両横方向端縁部分に沿って位置決めした一対の可撓
性のタブ部材によって行われる。各可撓性タブには、伸
長フィンガが設けられており、このフィンガはインサー
トがハウジングから約半分引き出されたとき、ハウジン
グの後方平坦面と一体に形成されたリブ部材に係合す
る。これにより、インサートはハウジングからそれ以上
遠くまで動くのが阻止され、ディスク上半分へのアクセ
スが可能となる。
さらに、本出願人の格納カセットのハウジングに関し
て、正面平坦面の上方水平端縁、即ち、閉塞部材は図示
した各実施例において、幅の広いV字形の外形を有する
ように成形される。ディスクがハウジング内部に位置決
めされたインサートに挿入され又は該インサートから取
り外されるとき、閉塞部材上面のV字形端縁は、端縁、
即ち、ディスクの情報を保持しない面にのみ接触し、こ
れにより、ディスクの符号化された部分に掻き傷又はそ
の他の損傷が付くのを防止する。かかる損傷によりディ
スクの情報の一部又は全部が失われることが多い。
本発明の各実施例について利用されるハウジングによ
り提供される類似点に加えて、各種のインサートは所期
の結果を達成するための特別の特徴を備えている。しか
し、各実施例に使用されるインサートの目的は同一であ
る。即ち、使用しない期間中、符号化されたディスクを
受け入れ、保持して格納する一方、ディスクをカセット
格納パッケージに出入れする間、該ディスクの符号化さ
れた表面に掻き傷、又はその他の損傷が付かないように
することである。このため、各インサートは僅かに異な
る方法にてその所望の機能を実現する。
本出願人の格納カセットの実施例Aに使用されるイン
サートは、皿状の形状をしており、対向状態に配設され
た一対の垂直の側壁と、及びハウジングの平坦な床面に
当接する水平底部材とにより画成される底部分を備えて
いる。活性ヒンジ(薄く可撓性を有するヒンジ)により
底部分に取り付けられたパッケージ蓋が、基部の上方部
分に位置決めされかつ該上方部分と一体に形成されてい
る。この蓋の下面から垂直方向に伸長するのは、その一
側端縁に沿って位置決めされた伸長タブである。各タブ
には、ハウジングの各横側壁上面の対応する切欠き部分
に係合する突起が形成されている。
実施例Aのインサートはさらに、基部のそれぞれ左側
及び右側端縁部分に沿って位置決めされた一対の平行な
垂直リブを備えている。これらのリブはその周端縁によ
りディスクをインサートの半円形の溝付き部分内に案内
する働きをする。この溝付き部分は溝の正面壁及びイン
サートの基部を形成する円弧状の着座部材を備え、その
基部の一部は切欠いて可撓性フラップを形成し、このフ
ラップは溝の後壁を画成する。着座部材と切欠いた基部
との間のスペースは、ディスクの周端縁を受け入れかつ
保持するのに十分である。
少なくとも1つのスペーサボタンがインサートの基部
により形成された可撓性フラップの切欠き部分の付近に
てインサートの正面側(即ち、ディスクに対面する側)
に位置決めされている。さらに、半円形の着座部材の背
面と一体に成形された幾つかの伸長部材がスペーサボタ
ンと同様の機能を果たす。即ち、これらの伸長部材は着
座部材と、インサート基部により形成される可撓性フラ
ップとを最小の分離状態に維持する働きをする。これ
は、ディスクを本出願人の格納カセット内に挿し又は該
カセットから取り出すとき、上記面の一方の周縁に沿っ
た粗な端縁がディスクの情報保持面に掻き傷又はその他
の損傷を与えるのを防止する働きをする。
実施例Bに使用されるインサートは、ハウジング内に
取り外し可能に嵌まるよう僅かな曲率を伴って成形され
る。この湾曲させたインサートが外側ハウジング内に受
け入れられると、ディスクのそれぞれの側にて基部分の
正面から垂直方向に伸長する一対の平行なタブ部材が、
下方に付勢され、閉塞部材の内面に接触する。このよう
にして、これらのタブに加えられる力がインサートの曲
率を小さくする働きをする。インサートが偏平になるに
伴い、インサートと外側ハウジングとの間には摩擦嵌め
が生じ、これにより、パッケージが上下逆さにされた場
合でさえ、インサートは適所に維持される。
上述の摩擦嵌めの補助手段として、一対の可撓性タブ
がインサートBの横側壁の底端縁に沿って位置決めされ
る。かかるタブは各々、水平方向の切欠き部分を有する
形態にされており、該切欠き部はパッケージハウジング
の対応する横側壁と一体に形成されたリッジ部材と相嵌
合し得るようにされている。
実施例Bのインサートには、さらに、両外側側端縁か
ら内方に離間させた垂直方向に平行な一対の通路部分が
形成されている。これら通路部分は、ハウジングの背面
の内面上に一体に形成された対応する一対の傾斜路部材
を受け入れる形態にされている。この構成により、イン
サートは一体に形成されたハンドル部分の刻目付き正面
を把持することによって、ハンドルから略半分、即ち、
傾斜路部材が通路部分の終端に達するまで引き出すこと
が出来る。この動作により、ディスク上半分にアクセス
することが可能となる。ハンドルには、刻目付き面が設
けられており、確実な把持を容易にすると共に、パッケ
ージが開けられたとき、インサートを滑らかにかつ一定
に引き出すことが可能となる。
実施例Aについて上述したように、インサートの正面
には、各通路部分及びこれに対応する平行なタブ部材間
に位置決めされ、歪曲前のインサートの曲率を小さくす
るのに利用される一対の平行な垂直方向リブ部材が設け
られている。この垂直方向リブの目的は、符号化された
ディスクの端縁をインサートの溝付き部分内に案内する
ことであり、該インサートの溝付き部分は正面にて円弧
状の着座部材により形成され、背面にてインサートの基
部により形成される。上述のように、着座部材の上方端
縁に隣接して位置決めされたインサート基部の半円形部
分は切欠いて、ディスクが溝内にて着座部材の後方にて
摺動し得るようにしてある。インサート基部の正面上に
位置決めされたスペーサボタン、及び着座部材の背面上
に一体に成形された伸長部材は、溝を形成する部材間の
分離程度を最小にし、かつこれら部材の鋭角な端縁がデ
ィスク表面を損傷させるのを防止する働きをする。
インサートの背面は開放した通路部分の領域が波形に
形成されている。これにより、インサートの湾曲部分は
切欠き部分に起因する強度の損失を補正するためにイン
サートの肉厚をより厚くすることを要せずに、可撓性を
さらに増大させて成形することが可能となる。肉厚を増
大させたならば、ディスクと付随する小冊子及びジャケ
ット説明文との間の設計許容誤差が制限されているた
め、該インサートの機能に悪影響を及ぼすであろう。
実施例Cのインサートは実施例A又はBと同一の結果
を達成し得る付加的な特徴を備えている。このインサー
トが手前に、即ち、その付随するハウジングの開口部外
に引っ張られたとき、インサートの約1/2を占める上方
部分は約30乃至45゜の角度にて下方に降下して離反する
位置となる。この下方への回転は、インサートの2つの
部分を可撓性の「活性ヒンジ(living hinge)」によ
り接続することで可能となる。インサートの上方部分が
下方に降下して離反すると、格納されたディスクの上方
半分が露出される。ディスクの情報保持面が鋭角部分に
接触し、表面が損傷されないようにするため、インサー
トの下方の半円形「ディスク拘束」部分は極めて浅い円
錐形又は漏斗状の形状に形成されている。インサートの
上方及び下方半分はパッケージが閉じられたとき同一面
の高さとなり、ディスクの全面を確実に支持することが
出来る。
故に、この構造は硬貨を漏斗内に投入する動作に対し
アナロジーとして考えることができる。硬貨をどのよう
に取り扱おうとも、硬貨の端縁、又は本発明の場合、符
号化したディスクの端縁のみがインサートの表面に接触
するようにすることが出来る。ディスクがインサートの
上方半体上に着座すると、端縁はこの「ディスク拘束」
面の周縁の周囲に位置決めされた平坦な台状部分の上を
通り、このことにより、格納中、ディスクの符号化され
ていない部分を付加的に支持することが可能となる。こ
こに説明した構造は、保持された情報が失われる原因と
なるディスクの損傷を防止することが出来る。
本出願人の発明の実施例Cには、又整列手段が設けら
れ、上述の同封された販売促進用小冊子を妨害しない位
置にてインサートをハウジング内に再現可能に着座させ
得るようにすることが出来る。インサートには、ハウジ
ング基部の内面から伸長する部材に対応するその基部分
に一対の切欠き部分が形成されている。インサートの基
部がハウジングの基部に接近するのに伴い、伸長部材は
切欠き部材内に拘束され、このため、インサートは正確
に位置決めされる。
さらに、インサート全体がハウジングから完全に引き
出されるのを防止するため、インサートには、その下方
横方向端縁に、後方に伸長するフィンガ部材を有する可
撓性タブ部材が設けられる。これらのフィンガ部材は、
***したリブを拘束し得る形態とされており、このリブ
は上述のように、ハウジングの後方平坦壁の内面上に一
体に成形されている。故に、可撓性タブにより、インサ
ートは下方に押圧される(即ち、パッケージの組立中、
内方に圧縮することにより)が、特定の点を越えて上方
に伸長することはないという効果が得られる。
多くの点にてインサートCに類似するインサートD
は、この実施例を上述のインサートC、インサートA及
びBから識別する多数の特徴を備えている。例えば、実
施例Cは全く新規な拘束機構を利用して、そのインサー
ト部分をハウジング内に保持する。この機構はインサー
トDの背面に沿って垂直方向に伸長する一対の平行な通
路を備えている。両方の通路には、上方、即ち、インサ
ートの内側部分に、該通路内にてインサートから略垂直
方向に伸長する傾斜路部材が設けられる。これらの傾斜
路は格納ハウジングの背面から垂直方向内方に伸長する
対応した傾斜路部材を通って伸長し得る形態にされてい
る。
その後、インサートがハウジング内にさらに摺動する
と、インサートの下方部分の傾斜路と垂直方向に整合す
る状態にて、インサートDの上方背面上に位置決めされ
た第2対の伸長部材が、ハウジングの後方壁上の傾斜路
上を通って伸長し、これにより、インサートの基部分に
よって画成された一対の切欠きがハウジングの基部から
上方に伸長する一対の伸長部材上に着座される。パッケ
ージが開放されると、ユーザは十分な力を作用させて、
ハウジング背面上の傾斜路とインサート背面上の伸長部
材との間の干渉嵌めを解消されなければならない。これ
ら伸長部材には、丸形面が形成されており、ハウジング
上の傾斜路を通って、即ち、上方又は下方に動き易いよ
うにしてある。ハウジング上の傾斜路を通過した後、イ
ンサートDは、外側ハウジングから引き出され、インサ
ートの下方後方部分の傾斜路の平坦な上面がハウジング
上の傾斜路の下方垂直面に接触する点に達する。これに
より、一方又は両組みの傾斜路を破断させるのに十分な
力が加えられない限り、インサートによるさらに外方向
への動きを阻止する効果が得られる。このため、実施例
Cについて利用したような伸長部材を有する可撓性のタ
ブを使用する必要がなくなり、このため、この実施例に
は、実施例Cにおいてハウジングの内側に位置決めされ
る対応するリッジと共に、これらタブは存在しない。
さらに、パッケージハウジングの閉塞部分の内側に
は、各々、丸形外面を有する縦方向に方向決めされた一
対の「1/4−円錐形」部材が閉塞体の上方端縁と平行に
かつ該端縁より僅かに下方に位置決めされている。これ
らの円錐形の伸長体はインサートを引っ張り出してディ
スクを受け入れるとき、インサートと閉塞体の内面との
間に細長い菱形の孔を形成し、このため、ディスクをパ
ッケージに対して出し入れするとき、その一部分がパッ
ケージの鋭角な端縁に当たって擦られ、それによりディ
スクの有用性が毀損又は破壊される虞れは著しく軽減さ
れる。この1/4円錐形部材とインサートとの間に画成さ
れるスペースは、浅い漏斗に似ており、ディスクの符号
化されていない端縁部分のみがパッケージの表面に実際
に接触する。
さらに、インサートの内側部分の前面上に位置決めさ
れた円弧状の着座部材(ディスク拘束リングの一部を形
成する)上にて、2つの丸形部材が上方に伸長してい
る。これらの部材は、通常、パッケージ内に含まれる小
冊子の下方半分をディスク上方にて支持すると共に、イ
ンサートを動かしたとき、小冊子がディスクの表面に当
たって擦り、ディスクを損傷させ及び小冊子にしわを付
けるのを防止する働きをする。
さらに、インサートの上方前面上、即ち、活性ヒンジ
の上方にて、第2の組の平行なリブがインサートから垂
直方向上方に伸長し、小冊子の上方半分を支持する。こ
の第2の組のリブは、インサートの前面上の各周端縁に
沿って位置決めされた第1組のリブから内方に位置決め
されている。さらに、ディスクの上方周端縁が格納位置
にてその上に静止する***した半円形のリッジの曲率を
考慮に入れて、第2の内側組のリブは外側組のリッジよ
りも長さを短くしてある。
さらに、ディスク拘束リングの外側周端縁の上方部分
に沿って、囲繞する側壁に取り付けられていない一対の
細長いフィンガ部材が自由に遊動し、ディスク及び小冊
子の双方をその適当なスロット内に挿入し易いようにし
てある。これら細長いフィンガが可撓性を有することの
さらなる利点は、各種の肉厚の小冊子に対して適用可能
であることである。このため、これらフィンガによりデ
ィスク及び小冊子の双方をパッケージに挿入し及び/又
はパッケージから引き出すのが容易になる。
小冊子を正確に位置決めするのをさらに支援するた
め、インサートをハウジング内に保持する拘束装置につ
いて上述したように、ハウジングの基部内面から垂直方
向上方に伸長する対の伸長部材も又第2の機能を果た
す。その自由表面、即ち、インサートの後方壁に当接し
ないその端縁は丸形とし、小冊子をパッケージ内に挿入
するとき、その小冊子がその上を円滑に摺動するのを許
容し、これによって小冊子の損傷を防止し、小冊子がデ
ィスクの拘束リングとハウジングの閉塞体との間のその
適正なスペース内に確実に入り得るようにする。
勿論、本出願人のインサートの各種の異なる形態が上
述のように可能である。例えば、外側ハウジング内に摩
擦嵌めするように僅かな曲率を有して成形されたインサ
ートBは、実施例Cのものと同様の特徴を備えるように
成形し、例えば、インサートの下方半円形「ディスク拘
束」部分が浅い円錐形又は又は漏斗状の形状を有するよ
うにする。平坦な棚状部分を溝の周縁に沿って位置決め
し、ディスクの符号化されていない部分を付加的に支持
し得るようにすることが出来る。さらに、インサートの
各横方向側壁の端末底部分に位置決めされた可撓性のタ
ブ部材には、ハウジングの縦方向後方壁の内側部分に一
体に成形された***リブを拘束し得る形状とした伸長部
材を設けることが出来る。インサートの基部分は実施例
Cに示すような、ハウジング基部から伸長する上方伸長
部材に対応する切欠き部分を備える構造とすることが出
来る。この構成は小冊子をハウジング内に適正に位置決
めするために提供される。さらに別の実施例において、
実施例Aのインサートは、実施例Bについて上述したよ
うに、実施例Cの特徴を備えることが出来る。
図面の簡単な説明 第1図は本発明のディスク格納パッケージの第1の実
施例Aの分解斜視図、 第2図は第1図に示した実施例Aの組み立てられた平
面図、 第3図は第2図の線3−3に沿った断面図、 第4図は第2図の線4−4に沿った部分断面図、 第5図は第3図の線5−5に沿った部分断面図、 第6図は第5図の線6−6に沿った部分断面図、 第7図は第5図の線7−7に沿った部分断面図、 第8図は第5図の線8−8に沿った部分断面図、 第9図は開放位置にある実施例Aのインサートの一部
切欠いた断面図、 第10図は本発明の第2の実施例Bの分解斜視図、 第11図は第10図に示した実施例の組み立てられた状態
の平面図、 第12図は第11図の線12−12に沿った部分断面図、 第13図は第12図の線13−13に沿った部分断面図、 第14図は第13図の線14−14に沿った部分断面図、 第15図は第13図の線15−15に沿った部分断面図、 第16図は第13図の線16−16に沿った部分断面図、 第17図は第13図の線17−17に沿った部分断面図、 第18図は第13図の線18−18に沿った部分断面図、 第19図は開放位置にある実施例Bのインサートの一部
切欠いた断面図、 第20図は本発明のディスク格納パッケージの第3の実
施例Cの分解斜視図、 第20A図は実施例Cのヒンジ止めされたインサートの
端縁に沿った部分図、 第21図は第20図に示した実施例の組み立てられた状態
の平面図、 第22図は第21図の線22−22に沿った部分断面図、 第23図は第22図の線23−23に沿った部分断面図、 第24図は第23図の線24−24に沿った部分断面図、 第25図は第23図の線25−25に沿った部分断面図、 第26図は第23図の線26−26に沿った部分断面図、 第27図は開放位置にある実施例Cのインサートの一部
切欠いた断面図、 第28図は第27図の線28−28に沿った部分断面図、 第29図は第27図の線29−29に沿った部分断面図、 第30図は本発明の第4の実施例Dの分解斜視図、 第31図は第30図の実施例Dのヒンジ止めされたインサ
ートの端縁に沿った部分図、 第32図は第30図の線32−32に沿った部分断面図、 第33図は第30図に仮想線で示したインサートの下方部
分の面積を示す第30図のインサートの部分背面図、 第34図は第33図の線34−34に沿った部分断面図であ
る。
好適な実施例の詳細な説明 最初に第1図を参照すると、本出願人の新規なディス
ク格納パッケージ10の第1の実施例(A)が図示されて
いる。パッケージ10はプラスチック製の外側ハウジング
12を備え、このハウジング12内には、ディスク16を保持
し得る形状とした引出し部材14(以下「インサート」と
称する)が摺動可能に係合している。ハウジング12は無
顔料の熱可塑性プラスチック材料にて成形し、小売りの
顧客がパッケージ10の中身を視覚的に観察し得るように
することが望ましい。
上述のように、例えば、ポリスチレンのような成形し
た熱可塑性プラスチックから成るハウジング12は底部材
22にて相互に接続された2対の対向状態に配設した側部
材18a、18b、20a、20bを備えて構成される。以下に「閉
塞体(closure)」と称する正面20aがハウジング12の他
の部分から別個に成形され、ソリューション溶接又は超
音波接合のような方法により該ハウジングに固着するこ
とが望ましい。
閉塞体20aには、閉塞体20aの他の部分の肉厚より比較
的薄い肉厚を有するその上面24に凹状部分24が形成され
ている。凹状部分24はリッジ26からハウジング12の上方
端縁28まで伸長し、蓋32の前面30を受け入れる着座部と
して機能する。蓋32はヒンジ49に沿って歪曲し又は屈曲
し得る方法にてインサート14と一体に形成される。さら
に、閉塞体20aの上方端縁28はV字形の外形にて形成さ
れ、これにより、ディスク16はある角度を成してハウジ
ング12内に挿入することが出来る。このため、音響的又
は視覚的データを保持しないディスクの縁辺又は端縁が
ハウジング12に接触するディスク16の唯一の部分とな
る。このようにして、ディスク16を挿入することによ
り、その情報保持面がハウジング12に乗り上げたり又は
掻き傷を付けることが防止される。
インサート14の蓋32が開放されたとき、端縁28に沿っ
た楕円形の切欠きのため、ユーザの指でディスク16を把
持することが容易となる。さらに、この切欠きによっ
て、ディスクに収容された音響的光学的データに関する
説明的情報を包含する小冊子のようなディスク16に同封
される補助的な印刷物にアクセスすることが可能とな
る。蓋32の前面30は上方端縁28の外形に適合し、閉塞時
に平滑な面を提供し得るような形状にしてある。
ハウジング12の背面20bの上面には、ハウジング12の
内部まで伸長し、インサート14の窓部38と摺動可能に係
合し得る形状とした傾斜路36が形成されている。傾斜路
36及びこれに対応する窓部38が相嵌合状態に係合するこ
とにより、ディスク16を取り外すとき、又はパッケージ
が上下逆さにされたとき、インサート14が摺動してハウ
ジング12から外に出るのを防止する。
さらに、ハウジング12の側壁18a、bにはその上方内
面に切欠き部分40が設けられており、インサート14の蓋
32と一体に成形されかつ該蓋32から垂直方向に伸長する
タブ42と相嵌合状態に係合する。故に、蓋32の前面30と
閉塞体20aの凹状部分24間の摩擦係合は、タブ42が切欠
き部分40内に相嵌合状態に係合することと組合わさっ
て、ユーザが意図的に開放しない限り、パッケージ10を
閉塞状態に維持する働きをする。
インサート14は、望ましくはポリプロピレンのような
ポリオレフィン系の熱可塑性プラスチック材料にて成形
される。インサートはトレー形状とし、対向状態に配設
された一対の平行な側壁46a、b及び底壁48により画成
された基部44を備えることが望ましい。基部44の上方部
分は望ましくは「活性ヒンジ(living hinge)」機構の
ような可撓性のヒンジ手段49により基部に取り抜けられ
た蓋32を備えている。「活性ヒンジ」は、薄くて可撓性
を有するヒンジである。この場合の活性ヒンジは、蓋32
と基部44とを接続すべく、インサート14と一体に成形さ
れたヒンジ部分を構成している。この「活性ヒンジ」に
より、蓋32は約120゜の範囲内にて、即ち、蓋32の背面5
0がハウジング12の縦壁20bに接触するまで任意の所望の
角度にて回転し、パッケージ10を開放し、ディスク16又
はその中に位置決めした補助的な印刷物を取り出すこと
が可能となる。
インサート14は、基部分44の表面に対し垂直に伸長す
る平行なリブ52をさらに備えている。リブ52の目的は、
後側を基部44により、及び正面を着座部材58により画成
された半円形の溝56内にディスク16の周端縁を案内する
ことである。着座部材58に隣接する基部44の対応する半
円形部分は切り欠いており、ディスク16が溝56内へと基
部44及び着座部材58間を摺動可能であるようにしてあ
る。インサート14にはディスク16及び半円形の切欠きに
より可撓性とされた基部44を互いに僅かに分離した状態
に維持する働きをする成形されたスペーサボタン60がさ
らに形成されている。スペーサボタン60の目的は、基部
44の切欠き部分の周縁に沿った鋭角な端縁が、ディスク
16を溝56内に挿入し又は該溝56から除去するとき、該デ
ィスク16の情報保持面に掻き傷を付けるのを防止するこ
とである。
リブ52が存在しなかったならば、ディスク16は溝56の
外側に、即ち、着座部材58及び閉塞体20a間を摺動し、
販売促進用小冊子(図示せず)のためのスペースを占有
することになろう。かかる小冊子は上述した型式のディ
スク16に一般に同封されており、これらは例えば音響CD
の場合、歌の題名又はアーチストに関する伝記的情報を
包含することが出来る。
次に、第2図を参照すると、蓋32の上平面62が図示さ
れている。上述のように、蓋32はインサート14の基部44
と一体に形成されて、活性ヒンジ49により該基部44に可
撓状態に取り付けられている。
第3図はパッケージ10全体の断面図である。ディスク
16に加えて、パッケージ10は歌の題名/又はディスク16
に収納した作品のアーチストの伝記のような販売促進文
を包含することの出来るジャケット説明文64及び小冊子
66のような各種の印刷物を含んでいる。
第3図を左方向から右方向に参照すると、閉塞体20
a、即ち、ハウジング12の前面が図示されており、その
後に、インサート14の側壁46aにより閉塞体20a及びディ
スク16間の位置まで案内される小冊子66,基部44上の半
円形の切欠き部と共に、ディスク16を内部に着座させる
溝56を形成する着座部材58が図示されている。基部44の
可撓性の切欠き部分及び着座部材58間に発生される摩擦
により、パッケージ10が収縮し又は上下逆さにされたと
きでさえ、ディスク16を確実に把持することが出来る。
さらに左方向から右方向に見ると、ディスク16、イン
サート14の基部44、ジャケット説明文64及びハウジング
12の後方壁20bが図示されている。上述したが第3図に
より明確に図示するように、スペーサボタン60は基部44
の可撓性の切欠き部分をディスク16の表面から離反する
位置に位置決めし、基部44の可撓性切欠き部分の鋭角な
端縁がディスク表面に換き傷を付けるのを防止する働き
をする。
第3図に明確に図示した本発明の幾つかの特徴には、
ハウジング12と一体に成形された傾斜路36とインサート
14の対応する窓部38との間の相互ロックばねが含まれ
る。各傾斜路36は下方に傾斜し、インサート14をハウジ
ング12内に摺動可能に挿入し易いようにされている。そ
の後、これらの部材、即ち、傾斜路36はディスク16又は
小冊子66の何れかをパッケージ10から取り出すとき、イ
ンサート14がハウジング12外に引き出されるのを防止す
る。矩形の傾斜路36及びこれに対応する窓部38は本発明
の好適な実施例であるが、第10図に関して後述するよう
にその他の形状でも良好に作用し、窓38に代えて、溝付
き通路を使用し、インサート14がハウジング12内にて限
られた程度に摺動するのを許容するが、該インサート14
が完全に外に引き出されないようにすることが出来る。
さらに、蓋32の前面30は、ユーザに対し適宜なスリッ
プ皆無の把持面を提供する、プラスチックに成形された
一連の刻目又は波状部分68が形成される。この粗な仕上
げ面は暗い環境で該製品を使用する者又は視力が劣る人
が容易に感触することが出来る。
第4図は蓋32から垂直方向に伸長するタブ42とハウジ
ング12の横方向側壁18aの内側の切欠き部分40との間の
相ロック嵌め状態の分解図である。この嵌めにより、ユ
ーザが十分な力を作用させ、ハウジング12及び蓋32間の
係合を解消させ、ディスク16をパッケージ10から取り出
し可能となるまで、蓋32は閉塞位置に維持される。
第5図はインサート14の特徴を示す該インサートの部
分背面図である。基部44はその背面に窓部38から下方に
伸長し、インサート14の他の部分よりも薄い肉厚を有す
るが、インサート14の全体に亘っては伸長しない溝付き
部分70を有している。溝付き部分70はインサートが傾斜
路36の上を通るのを容易にする。インサート14がハウジ
ング12内に位置決めされたとき、同様の目的の働きをす
る溝72が上記溝付き部分70に対応して後方支持部材74に
形成されている。インサート14の前面に位置決めされ、
ディスク16を溝56内の位置まで案内する一対のリブ52の
一方が仮想線で図示されている。
一連の伸長部材76が着座部材58の背面と一体に成形さ
れ、該部分に対して平行に伸長している。部材76はディ
スク16の表面と着座部材58間に最小の分離状態を維持す
る点にてスペーサボタン60と同一の目的を果たす。かか
る分離により、インサート14に挿入し又は該インサート
14から取り出すとき、ディスク16が溝56に摩擦係合する
ことに起因してディスク14の情報保持面に掻き傷を付け
るのを防止することが出来る。
第6図は対応する傾斜路36及び窓部38間の相嵌合状態
を示す接写図である。各傾斜路36はハウジング12の壁20
bと一体に成形されかつ該ハウジング12の内部まで伸長
している。各傾斜路36はディスク16又は小冊子の一方、
あるいはその双方をパッケージ10から取り出すとき、イ
ンサート14がディスク16又は小冊子と共に、ハウジング
12から外に引き出されるを防止する。
第7図はディスク16を溝56内に案内するのに有用な一
対のリブ52の1つの断面図である。上部から底部まで、
即ち、後方から正面に、この図面はハウジング12の後方
平坦壁20b、ジャケット説明文64、インサート14の基部4
4を備え、前記インサート14内にてディスク16を案内す
る成形リブ52、ディスク16、小冊子66及び最後に閉塞部
材20aを有している。上述のように、リブ52は、ディス
ク16が着座部材58及び小冊子66間の位置まで下方に摺動
し、所期の標的、即ち溝56を見失うのを防止する。
第8図はディスク16を着座部材58及び基部44の可撓性
部分の間に挿入する状態を示す部材76の1つの断面図で
ある。このようにして、部材76はディスクの挿入又は取
り出し中、ディスク16が着座部材58の端縁78に当るのを
防止し、その情報記憶面の損傷を阻止する働きをする。
第9図には、傾斜路36が窓部38に係合していない別の
実施例が図示されている。この実施例において、インサ
ート14はある距離だけハウジング12から引き出し、その
水平方向の基部材48のみがハウジング12内に、即ち、基
部材48が傾斜路36に係合することにより維持されるよう
にすることが出来る。この構成により、小冊子66/又は
ディスク16への簡単なアクセスが可能となる。
しかし、上述の別の形態において、インサート14は容
易に屈曲し又は破断し、あるいは傾斜路36の一方又は両
方がパッケージ10を開けるときに作用する過度の力によ
ってぱちっと離れる可能性があるから、上述の実施例、
即ち傾斜路36が窓部38に相嵌合する実施例の方が望まし
い。相嵌合する傾斜路及び窓部は何れの種類の損傷をも
回避する。
さらに、第9図には、蓋32の前面30及びその本体部分
の間に位置決めされた小さいスペース78が図示されてい
る。ここで、図示するように、本体部分31はハウジング
12の開放端内に挿入される一方、面30は閉塞体20aの外
側に位置決めされて凹状部分24を覆い、摩擦嵌めしてそ
の上に密封される。
次に、第10図を参照すると、本出願人のディスク格納
パッケージ10の第2の実施例(B)が図示されている。
実施例A及びBは類似するため、同一又は同一の機能を
有する両パッケージの特徴は同一の参照符号にて表示す
る。
上記実施例(B)において、インサート14は僅かな曲
率を伴って成形され、1)ハウジング内を通し易くする
ためインサート14が平坦にされたとき、インサート及び
ハウジング12間に生じる摩擦嵌め、及び2)インサート
14の横方向側壁46a、bの切欠き部分78及びハウジング1
2の対応する横方向側壁18a、b上に位置決めされた***
したリッジ80間の相嵌合状態の係合の組み合わせによ
り、該インサート14はハウジング12内に維持される。側
壁46a、bの下方部分、即ち切欠き78の下方にある部分
は可撓性であり、インサート14をハウジング12内に挿入
したとき、タブ79がリッジ80を通って内方に圧搾される
ようにする。
ハウジング12の一部を形成する後壁20bの内面上に一
体に成形された傾斜路36は、実施例Aにおけると同一の
目的を果たす。しかし、この実施例において、窓部38に
代えて溝38′を使用し、これにより、インサート14はハ
ウジング12から少なくとも一部分、即ち、インサート14
の湾曲部分がハウジング12の上方端縁28に達するまで引
き出すことが出来る。上述のように、即ち、パッケージ
10の実施例Aについて説明したように、端縁28は緩く傾
斜する側部を有するV字形の外形を備えて成形され、デ
ィスク16が閉塞体20aの頂部を横断しインサート14の溝5
6内まで下降するのを容易にする。このV字形はディス
ク16をパッケージ10内に挿入し又は該パッケージ10から
取り出すとき、ハウジング12の端縁28がディスク16の情
報が保持されない部分にのみ接触するようにする点で重
要である。蓋32は、端縁28の形態に対応し得るよう成形
されており、このため、パッケージ10が完全に閉塞され
たとき、刻目部分68が閉塞体20aの上方端縁28に当接す
る。
インサート14には、2対の平行な棚部材82がさらに設
けられている。部材82は蓋32と一体に成形されており、
小冊子66(図示せず)をディスク16の上方に支持する働
きをする。さらに、インサート14の基部44の前面から垂
直方向に伸長するタブ84がインサートの両側部分に沿っ
て設けられており、インサート14の屈曲部分を付勢して
ハウジング12内に平らに位置するようにし、インサート
14及びハウジング12を摩擦係合させる。タブ84は、又小
冊子66を適所に維持するという第2の機能を果たす。小
冊子66の好適な位置は閉塞体20及び着座部材58間におけ
るディスク16の正面である。さらに、本出願人の実施例
Aについて上述したように、***したリッジ52がインサ
ート14の基部44に形成されており、ディスク16を溝56内
に案内する。
第11図には、第2図と同一の方法にて蓋32の上方平坦
面62が図示されている。しかし、蓋32はインサート14の
他の部分と一体に形成されている一方、実施例Aにおけ
るように可撓性のヒンジは備えていない。上述のよう
に、パッケージ10は、湾曲した挿入可能なインサート14
をハウジング12内まで下方に摺動させ、蓋32の前面が閉
塞体20の上方端縁28に当接するまで、インサート14の湾
曲状態を真っすぐに矯正することにより、閉塞される。
第12図は、第3図に示したものと同様である本出願人
のパッケージ10の実施例Bの縦方向断面図である。第2
図を左方向から右方向に見ると、閉塞体20a、即ち、ハ
ウジング12の前面が図示されており、その後に閉塞体20
a及びディスク16間に位置決めされた小冊子66、及び基
部44の半円形の切欠きと共に溝56を形成し、その中にデ
ィスク16を着座させる着座部材58が示されている。第3
図に関して説明したように、基部44の可撓性切欠き部分
及び着座部材58間の摩擦により、パッケージ10が振られ
又は上下逆さにされたときでさえ、ディスク16を確実に
把持することが出来る。さらに左方向から右方向に参照
すると、ディスク16、インサート14の基部分44、ジャケ
ット説明文64及びハウジング12の後方平坦面20bが図示
されている。
符号86で示した線はインサート14の背面に成形された
波状面を示す。波状面86は成形されたプラスチックイン
サート14の肉厚を増大させずに補強する働きをする。傾
斜路36は基部44の波状部分の溝38′内に伸長し、インサ
ート14が上方又は下方に動くときその構内を摺動する。
次に、第13図を参照すると、実施例Bのパッケージ10
に使用されるインサート14の部分背面図が図示されてい
る。上述したように、ディスク16は溝56に摩擦状態に係
合し、伸長部材76はスペーサボタン60と共に、ディスク
16を挿入するには十分な幅であるが、溝の端縁によりデ
ィスク16の端縁部分に掻き傷が付けられるのを防止する
のに十分幅の狭い空隙を形成する働きをする。
インサート14の基部において、壁46bの可撓性の側部
タブ79が水平方向溝付き部分78を備えて成形されてい
る。溝78はハウジング12の横方向壁18bと一体に成形さ
れたリッジ80を受け入れ得る形状にしてある。このロッ
ク止め係合は、ハウジング12内にてインサート14の円弧
状部分を真っすぐに矯正することにより(タブ84に下向
きの力を作用させることにより)形成された摩擦嵌めと
共に、容器が上下逆にされたときでさえ、該容器を閉塞
位置に維持する働きをする。対応する機構がインサート
14の他方の平行な端縁に沿って設けられている。
上記実施例(B)において、溝38′はインサート14の
前面から背面まで該インサートを完全に通って伸長して
いる。さらに、溝38′と整合した支持部材48、74の溝付
き部分72は、インサート14をハウジング12内に挿入した
とき、該インサート14の背面が傾斜路36に沿って通り易
くする。波状面86がインサートの背面に成形されてお
り、その肉厚を増大させ、従って、より可撓性を低下さ
せることなく補強することが出来る。上述のように、こ
の構造により、インサート14をハウジング12内に摺動さ
せることにより下向きの力がタブ84に加えられたとき該
インサート14が平坦になるのを許容する。
第14図乃至第17図には、インサート14の各種の部分に
沿った多数の断面図が示されている。例えば、第14図は
溝38′の断面図であり、平坦面20bの内面に一体に成形
された傾斜路36が、溝38′内まで伸長しインサート14を
ハウジング12内に維持している。
第15図はタブ84の1つの断面図である。この図はタブ
84に加えられた下向きの力がインサート14の湾曲部分を
付勢させて最初の湾曲角度と反対の方向に屈曲させ、よ
って喰い込むことなく、摺動し、ハウジング12に対して
出入りし得るようにするのに十分に真っすぐな形状を取
り得るようにする方法を示している。
第16図は基部44の可撓性部分とインサート14の着座部
材58との間に介装されたディスク16を示す溝56の断面図
であり、着座部材58はその背面に設けられ、一連の成形
された部材76がその表面から垂直方向に伸長し、部材44
と着座部材58の間に最小スペースを形成する。このよう
にして形成されたスペースは、ディスク16の少なくとも
端縁部分をその中に挿入するのに少なくとも十分であ
る。
第17図は着座部材58、ディスク16及びスペーサボタン
60を収容する基部44の可撓性部分を通る溝56の中心断面
図である。スペーサボタン60は第1図に図示するように
基部44と一体に形成されており、部材76は着座部材58の
後方部分に成形されている。このようにして、部材76は
着座部材58をディスク16から離間した状態に維持する働
き、即ちスペーサボタン60により提供されるのと同一の
働きをする。
第18図は第19図の断面図である。この図には、インサ
ート14の各横方向側壁46aの底部に沿って位置決めされ
た可撓性タブ79が図示されている。可撓性タブ79はハウ
ジング14の横方向側壁18a、18bに成形された切欠部分78
(図示せず)にてハウジング12の各側壁18bに位置決め
したリッジ80に係合する。
第19図には、開放状態にある本出願人のパッケージ10
の実施例Bが図示されている。左方向から右方向に、こ
の図は閉塞体20a、小冊子66、着座部材58、ディスク1
6、基部44、ジャケット説明文68及びハウジング12の縦
方向後壁20bを示している。応力を受けないときのイン
サート14の曲率はこの図面から明らかである。
第20図には、本出願人のディスク格納パッケージ10の
さらに別の実施例(C)が図示されている。この実施例
と実施例A、B間の類似点を考慮して、上述し又は同一
の機能を有する特徴は同一の参照符号にて表示してあ
る。
実施例Cは、実施例Bと同様の方法にて最も明確で自
然な動きのみを利用して摺動し開放し得るように設計さ
れたものである。蓋32には、第10図に関して説明したよ
うに、実施例(B)の蓋32と同様の方法にて刻目が付け
られた親指状領域68が設けられている。
インサート14がパッケージ10の組み立て中、最初にハ
ウジング12内に摺動されると、一体に形成された垂直方
向の伸長部90に圧接する可撓性タブ79は、インサート14
の本体に向けて内方に圧縮され、ハウジング12の後方平
坦壁22の内面に一体に成形された各一対の***した平行
なリッジ92に接触する。これによって、タブ79はリッジ
92を通って進み、切欠き94を有するインサート14の下方
部分が伸長部材96に係合することが出来、このことはイ
ンサート14をハウジング12内に方向決めする働きをす
る。伸長部材96はハウジング12の底面22と一体に形成さ
れており、その後方平坦面20bと当接する。
パッケージ10を開放するためには、インサート14を手
前に引っ張ると、伸長部材96及び切欠き94間の係合が解
消され、可撓性タブ79の垂直方向の伸長部90がリッジ92
を拘束することにより、それ以上前方に動くのを阻止す
るまでインサート14は外方に摺動する。
インサート14は前方に摺動するとき、小冊子66(図示
せず)を共に動かし、これと共に、小冊子66の上方端縁
が閉塞体20aの内面に位置決めされた伸長部材98により
拘束されるまでインサート14をその経路に沿って動か
す。この構成によって、小冊子66はユーザが希望すると
きに把持し得る位置に位置決めされる。
別の実施例において、部材98は長さ約1インチの***
したリッジを形成し得るように伸長させ、閉塞体20aの
内面上に水平方向に位置決めすることが出来る。このよ
うにして、この構成の平面図は、閉塞体20aの内面及び
インサート14の前面間に位置決めされたインサート基部
の下方部分に形成したのと同様の深さの浅い円錐形又は
漏斗状の領域の外観を提供する。この構成はハウジング
12のV字形端縁28と共に、ディスク16の何れかの部分が
ハウジング12の内側部分に入るときに該ディスク16に掻
き傷又はその他の損傷が付くの防止する働きをする。
インサート14がその最大伸長点に達したとき、即ち、
伸長体90がリッジ92に当接したとき、活性ヒンジ93によ
ってのみ内側半体に取り付けられたインサート14の外側
半体(即ち、ハウジング12の外側の部分)は約30゜乃至
45゜の角度まで下方に降下する。これが行われると、デ
ィスク16の外側半体が露出され、これによりユーザによ
る把持が可能となる。
インサート14には、中心に位置決めされた穴100がさ
らに設けられ、該穴100の下方のリング状部分はハウジ
ング12の後方平坦壁20bの切欠き部分102に対応する。こ
の設計(即ち、実施例C)の目的は、ユーザの指を切欠
き部分102、穴100及びその後ディスク16の中央穴(図示
せず)に通した後、ユーザの親指でディスク16の外側端
縁を自然に把持し、パッケージ10から取り出し易いよう
にすることである。
インサート14は、基部44及び着座部材58により形成さ
れた溝付き拘束リング56を有し、ディスク16の下方周端
縁部分を把持するトレーとして設計されている。インサ
ート14のこの部分は、常にハウジング12内にあり、活性
ヒンジ93が成形された部分が終端となっている。
ハウジング12を越えて伸長するインサート14の他の部
分は、パッケージ10が閉塞されたとき、ディスク16の上
方周端縁部分を支持する成形されたリング状の平坦台状
部分106を備えている。溝付きの拘束リング56及び平坦
台状部分106は共に、パッケージ10が閉塞されたとき同
一平面の高さとなり(第20図Aからより明らかであるよ
うに)、如何なるときでもディスクの符号欠されていな
い周縁部分以外の何れの点にも接触しない。
この構成はこれら部片を幾何学的に方向決めしたこと
に起因するものであり、拘束リング56付近の基部44の表
面は極めて浅い逆円錐体の半体の形状に成形されてい
る。ディスク16は、この表面の上を通るとき、その端縁
の上にのみ乗り上げる。狭小な外周の棚104に接触した
ときに限り、ディスク16は棚104及び当接する狭小な張
り出し部分間に着座する。
閉塞体20aの端縁28は、実施例A、Bにおける上方閉
塞端縁の機能と同様の機能を果たし、そのV字形の外形
がディスク16を溝付き拘束リング56内に案内し、ディス
クをパッケージ10に挿入し又は該パッケージ10から取り
出すとき、ディスク16の情報保持面が、ハウジング12の
粗の表面に当たって掻き傷が付くのを防止する。
拘束リング56の上方ウィング付きフィンガ108(これ
は第20図Aに示した接写図からより容易に理解すること
が出来る)は外方向に、即ち閉塞体20aに向けて傾斜し
ており、小冊子66(図示せず)を着座部材58及び閉塞体
20aの内面間の適正な位置に案内する。このため、小冊
子66はディスク16用として確保された拘束リング56に誤
って入らないようにされる。可撓性インサート14の上面
から垂直方向に伸長するリブ部材110も又小冊子66に対
して1つの働きをする。インサート14の上方ヒンジ止め
部分がディスク16の下面に向けて上方に回転されると、
リブ110は小冊子66を支持しかつ該小冊子がディスク16
の上に直接位置決めされるのを阻止する働きをする。さ
らに、ディスク16を取り出し又は交換するためパッケー
ジ10を開放されたならば、蓋32の成形されたリッジは小
冊子66をハウジング12内に押し戻す働きをする。
第21図は蓋32の上方平坦面62を示す点で第2図及び第
11図と同様である。蓋32はインサート14の一体部分とし
て形成されていることに注目する必要がある。
第22図はパッケージ10の実施例Cの完全な断面図であ
る。第22図を左方向から右方向に見ると、閉塞体20a、
小冊子66、着座部材58、ディスク16、円錐形の外形の基
部44、ジャケット説明文64及びハウジング12後方平坦壁
20bが図示されている。実施例Cにおけるインサート14
上のディスク16方向は第22図から一層容易に理解するこ
とが出来る。この図面から、ディスク16がパッケージ10
内に格納されたとき、インサート14はティスクの周端縁
部分以外ディスク16の如何なる部分にも接触しないこと
が容易に理解される。この分離状態は、ディスク16の周
端縁を除き、ディスク16及びインサート14間のスペース
114により示される。
第23図は実施例Cに利用されるインサート14の特徴を
示す該インサート14の部分背面図である。基部44の周端
縁部分は拘束リング56の半円形の円弧状部分に沿って離
間した多数の位置、望ましくは3つの位置にて着座部材
58に取り付けられる。この取り付けは、基部44の周縁か
ら上方に、次に着座部材58の背面に対し略直角に伸長す
る成形された部材116により行われる。各取り付け部材1
16の間の領域内には、ディスク16の端縁部分を受け入れ
るのに十分な幅を有する溝付きリング56が位置してい
る。
ディスク16の背面はインサート14の穴100を通じて見
ることが出来る。ディスク16をインサート14から取り出
すためには、ヒンジ93の上方のインサート14の部分を下
方に回転させて離反させ、次にユーザが指をディスク16
の穴118に差し込んで行うことが出来る。親指と人差し
指でディスク16の端縁を把持する間、ユーザはディスク
16の端縁を引っ張って溝付きリング56外に引き出すこと
が出来る。
第23図には、ハウジング12の基部22から伸長する部材
96及びインサート14の基部分に形成された切欠き94間の
嵌合状態がさらに図示されている。この構造はパッケー
ジ10が閉塞されたとき、部材96及び閉塞体20a間にて小
冊子66をハウジング12内に正確に位置決めする整列手段
として機能する。この図面には、さらに、***したリブ
92に拘束することにより、インサート14を少なくとも一
部分ハウジング12内に維持するための突起90を有する可
撓性タブ79が図示されている。
第24図は第23図に仮想線で示した、閉塞体20aの内面
上に位置決めされた伸長部材98の断面図である。部材98
はパッケージ10が閉塞されたとき、蓋32の凹状部分に当
接する。
第25図は取り付け部材116の1つの断面図であり、溝
付き拘束リング56を形成し得るように基部44を着座部材
58に取り付ける手段が示されている。リング56はディス
ク16の周端縁を受け入れるのに十分な幅を有している。
第26図はインサート14の切欠き94、及びハウジング12
の底部材22から伸長する対応した伸長部材96の断面図で
ある。平坦壁20bに当接する背面を有する部材96は、第2
3図について説明したように、小冊子66がその傾斜面に
沿って下方に摺動しその適正な位置、即ち閉塞体20aの
内面に当たる位置に静止するのをさらに確実にする。
第27図には、本出願人のパッケージ10の実施例Cが図
示されている。この図は左方向から右方向に向けて、閉
塞体20a、小冊子66、着座部材58、ディスク16及びイン
サート14の基部44を示し、該インサート14の下方部分に
は活性ヒンジ93を中心とした円弧に沿って後方に回転可
能である上方部分を有する漏斗状の形状に成形されてい
る。この図面には、可撓性タブ79の伸長体90が***した
リッジ92を拘束し、ヒンジ93がハウジング12の開口部と
略同一高さとなる箇所を通ってインサート14がハウジン
グ12外に引き出されるのを防止する方法がさらに図示さ
れている。
第28図はパッケージ10の断面図であり、リッジ92を拘
束し(第27図参照)インサート14がハウジング12外に完
全に引き出されるのを防止する目的の伸長部材90をその
端末に有する可撓性タブ79が図示されている。可撓性タ
ブ79及びインサート14の本体部分間の傾斜隙間88によ
り、インサート14が最初にハウジング12内にて摺動する
とき、タブ79が内方に歪曲し、リッジ92を迂回すること
が可能となる。
第29図は第28図に示した面より高い面におけるパッケ
ージ10の断面図である。この図は可撓性タブ79及びリッ
ジ92の1つとの間の係合状態を示すためのものである。
第30図乃至第34図には、本出願人のディスク格納パッ
ケージ10のさらに別の実施例(D)が図示されている。
この実施例は該実施例を上述した実施例A乃至Cから識
別する種々の特徴を備えているが、これら実施例、即ち
主として実施例Cと共通する多数の特徴を保持してい
る。このため、この実施例Dにおいて、実施例A乃至C
と同一であり、又は同一の目的を果たす特徴部分は同一
の参照符号を使用して表示した。
実施例Dは、実施例Cの方法によって最も明確でかつ
自然の動きのみを利用して摺動し開放し得るように設計
されている。この目的のため、蓋32には、第20図に関し
て説明したように、実施例Cの蓋32と同様の方法にて刻
目が付けられたその前面に親指形状の領域68が設けられ
ている。
この実施例と「C」として表示した実施例(即ち、第
20図乃至第29図)の1つの大きな相違点は、インサート
14をハウジング12内に拘束する方法である。インサート
14をその最初の組み立て中、ハウジング12内に最初に摺
動させると、インサート14背面の浅い溝付き通路118内
に位置決めされた一対の傾斜路116(仮想線で図示)が
ハウジング12の後壁22から内方に伸長する対応した一対
の傾斜路部材に接触する。下方、即ちその内側部分の前
面がインサート14の前面と同一高さになる通路118は、
上方、即ちインサート14の外側部分(即ち、活性ヒンジ
の上方部分)上に持ち上げられ、前面、即ちインサート
14のディスク16に対面する側にリッジ119を形成する。
傾斜路116は傾斜路120の上を摺動し得るような形態と
されており、これにより、インサートはハウジング12内
までさらに摺動するのが可能となる。次に、インサート
14の下方平坦面122がハウジング12の対応する「床」部
分22に接触すると、インサート14の面122により画成さ
れた切欠き94が、ハウジング12の底面22と一体に形成さ
れた伸長部材96を拘束する。これは、インサートをハウ
ジグ内にて方向決めする働きをする。しかし、実施例C
と異なり、部材96の前面は丸味が付けられており、パッ
ケージ10を開放し又は閉塞するため、インサート14をハ
ウジング12外に取り出し又はハウジング12内に押し込む
とき、ディスク16と共に通常包装されている小冊子66
(図示せず)の損傷を防止することが出来る。
さらに、インサート14をハウジング12の底部に向けて
下方に案内したとき、第2の対の伸長部材124(図示せ
ず)が傾斜路120を経て摺動し、該インサート14がハウ
ジング12内にしっかりと着座したとき、部材124の上面
が傾斜路120の下面に当接するようにしてある。これら
の部材124はインサート14の背面から垂直方向外方に伸
長し、インサート14の頂部、即ち活性ヒンジの上方にて
平行な通路118内に位置決めされた対応する傾斜路116に
対して垂直方向に整合される。
伸長部材124は、その外側部分に僅かに丸味が付けら
れており、このため、パッケージ10はユーザが最小の力
を作用させて部材124及び傾斜路116間の干渉嵌めを解消
させて開放することが出来る。部材120、124間の係合が
解消されたならば、インサート14をハウジング12外に引
っ張り出し、その背面の傾斜路116の平坦な上面がハウ
ジング12の後壁20bの傾斜路120における平坦な下面によ
って拘束されかつ保持される位置にすることが出来る。
これとは逆に、これら部品を反対方向に動かすことによ
りパッケージ10をぱちっと閉塞することが出来る。さら
に、傾斜路120はインサート14の少なくとも下方部分を
ハウジング12内に維持するのみならず、パッケージ10の
ある適応例において含まれる印刷されたジャケット説明
文64を同様に適所に固持する働きもする。
この実施例D及び実施例C間のさらに別の相違点は、
実施例Cの閉塞体20aの内方に伸長する部材98に代え
て、ディスク16に向けて内方に伸長しかつ1/4円錐形の
形状とした水平方向リブ部材124を使用することであ
る。リブ部材124は幾つかの機能を果たし、その最も重
要なものはインサート14の下方部分と閉塞体20aの内面
との間に浅い細長い菱形の穴を形成することであり、こ
のことはディスク16をハウジング12内のインサート14か
ら取り出しかつ該インサートに挿入するのをそれぞれ容
易にする。
上述の菱形の形状は、ハウジング12のV字形端縁28と
共に、ディスク16がハウジング12の内側部分に進むとき
そのいかなる部分にも掻き傷又はその他の損傷を付ける
のを防止する働きをする。さらに、1/4円錐形部材124の
外面に丸味が付けられていることにより、閉塞体20aの
V字形の端縁28はその所期の機能を果たす一方、実施例
Cにて採用したものより深さを浅くすることが可能とな
る。リブ部材124は又ディスク16を取り出したとき、小
冊子66(図示せず)をハウジング12内に維持する働きを
する。さらに、ディスク16をインサート14から取り出し
易いようにするため、ハウジング12の後壁20bの溝102に
対応する半円形の溝126が閉塞体20aの上方端縁28に形成
されている。この構成により、ユーザはパッケージ10の
何れの側からも溝102、126の一方からディスク16の中心
穴100に指を挿入して、符号化された面をハウジング12
の鋭角部分に当たるように引っ張ることなく、ディスク
を直接持ち上げて引き出すことが出来る。
さらに、インサート自体に関して、拘束リング56の上
方ウィング付きフィンガ108は実施例Cと異なり自由に
浮動可能であるようにされており、このため、それぞれ
側壁46a、46bと一体に形成されていない。さらに、側壁
46a、bは指の動きを妨害しないようフィンガ108から後
方に傾斜させてある。この構成は、上方に湾曲する組の
可撓成フィンガ108を設けることにより、各種の幅及び
肉厚を有する小冊子66をパッケージ10内に挿入し易くす
ることが出来ることを含む多数の利点を提供するもので
ある。このため、パッケージ10はアーティストの伝記及
び/又は歌の題名を記載した小冊子を含む音響CD、及び
ディスクに付随する背景情報が遥かに多量であるCD−RO
Mを保持するために使用することが出来る。
さらに、ディスク16は自然に拘束リング56内に案内さ
れる一方、小冊子66はフィンガ上を摺動して下方に動
き、閉塞体20a及び伸長部材96間のスペース内に入る点
にて、ウィング付きフィンガ108はディスク16及び小冊
子66を容易に識別し得る。上述のように、部材96はその
自由端、即ち外側端縁に丸味が付けられており、小冊子
66をパッケージ10に対して出入れするときの小冊子66の
損傷を防止することが出来る。このため、小冊子66又は
ディスク16の何れもパッケージ10内のそれぞれの位置ま
で自由に動くのが全く妨害されることはない。さらに、
一対の***したボタン部材128が円弧状の着座部材58の
表面上に設けられており、小冊子66に対する付加的な上
方支持手段を提供する。
インサート14の上方前面部分、即ち活性ヒンジ93の上
方に、上述のように、インサートのその部分に通路118
の後方境界を形成する一対の平行な***したリッジ119
がある。各リッジ119はヒンジ93からインサート14の蓋
部分32まで伸長している。さらに、実施例Cと異なり、
インサート14の前面から略垂直方向に伸長しかつインサ
ートの内側部分に向けて外側リッジ119から内方にある
程度の距離をおいて位置決めされた第2組の平行なリッ
ジ部材130が設けられている。リブ110及びボタン部材12
8と共に、リブ130は小冊子66を支持する働きをし、この
ため、小冊子はパッケージ10のディスク16の直ぐ上には
位置しない。
第31図はインサート14のヒンジ部分の接写図である。
この図は、可撓性のフィンガ部材108が拘束リング56の
周縁にて浮動するときの該部材108の方向を示す点で特
に有用である。上述のように、部材108はディスク16を
溝56内に容易に方向決めするという有用な機能を果たす
一方、各種の寸法の小冊子66をインサート14及び閉塞体
20a間のスペース内に挿入するのに十分な可撓性を備え
ている。この図面には、インサート14がディスク16を取
り出すのに十分な距離だけハウジング12から引き出され
たとき、該インサートの下方部分及び閉塞体20aの1/4円
錐形部材124間に形成された円錐形又は漏斗状形状の領
域の一部がさらに示されている。
第32図は閉塞部材20a及び該閉塞部材から縦方向に伸
長する1/4円錐形部材124の1つの断面図である。この図
はこのようにして形成され、その上をディスク16が通る
ときその情報保持面が掻き傷又はその他の損傷を受ける
のを防止する部材124の丸味を付けた外面を明確に示
す。
第33図は本出願人のインサート14の下方部分の部分背
面図である。この図には、傾斜路116及びインサート14
の対応する上方部分(図示せず)の上に伸長部材124
(図示せず)を有する浅い通路118(第30図に仮想線で
図示)の1つが明確に図示されている。
第34図は傾斜路116及びインサート14下面の活性ヒン
ジ93の断面図である。
ここに開示した本発明は、上述の目的を達成し得るよ
う構成されているが、当業者には多数の変形例及び実施
例が案出可能であり、請求の範囲は本発明の真の精神及
び範囲に包含されるかかる変形例及び実施例の全てを包
含するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョンソン・ロバート・ダブリュー アメリカ合衆国コネチカット州06880, ウエストポート,マデリン・アベニュー (番地なし) (56)参考文献 特開 昭58−147868(JP,A) 実開 昭59−185771(JP,U)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側ハウジングに挿入中又は外側ハウジン
    グから取り出すとき、ディスク手段の情報保持領域が損
    傷されないような方法にて、光学的に読み取り可能でか
    つ記録可能なディスク手段を前記外側ハウジング内に受
    け入れ得る形状及び寸法とされた挿入可能な引出し部材
    にして、 a)半円形の溝であって、前記ディスク手段を前記溝内
    に取り外し可能に保持し得るように前記ディスク手段の
    外周縁における情報非保持領域に圧力接触することによ
    り、前記光学的に読み取り可能でかつ記録可能なディス
    ク手段を受け入れ得る形状及び寸法とした前記半円形の
    溝を一つの面に有する基部と、 b)前記基部の上方部分と一体に形成された蓋であっ
    て、前記外側ハウジングの対応するV字形の上方端縁と
    接触するV字形の下方端縁を有する形状及び寸法とした
    前記蓋と、 c)さらに、前記挿入可能な引出し部材及び前記ディス
    ク手段を前記ハウジング内に保持する手段と、を備える
    ことを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記基部が平行な一対の垂直壁部材により少なくとも一
    部分画成され、前記壁部材がその第1及び第2の横方向
    側端縁に沿ってそれぞれ前記基部と一体に形成されるこ
    とを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記蓋がその前面の少なくとも一部分に刻目付き把持部
    分を備えることを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記基部が、その間に位置決めされたヒンジ手段により
    上方半体及び下方半体に分割され、前記上方半体が、前
    記下方半体と同一面の高さの第1の位置からある距離だ
    け離間された第2の位置まで下方に回転し得るようにし
    たことを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  5. 【請求項5】請求の範囲第4項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記基部を上方半体及び下方半体に分割する前記ヒンジ
    手段が、薄く可撓性を有するヒンジであって前記基部の
    前記上方半体と前記下方半体とを接続するよう該基部と
    一体に成形されたヒンジを備えていることを特徴とする
    挿入可能引出し部材。
  6. 【請求項6】請求の範囲第5項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記保持手段が前記引出し部材及び前記ハウジングの内
    側部分間に圧力接触を生じさせる手段を備えることを特
    徴とする挿入可能な引出し部材。
  7. 【請求項7】請求の範囲第6項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記保持手段が、 a)前記基部の背面に沿って位置決めされ、各々が前記
    ヒンジに対し略垂直方向に方向決めされた少なくとも1
    つの通路部材と、 b)前記基部の前記下方半体上の前記各通路部材内を伸
    長する第1の伸長部材であって、前記ハウジングの内面
    上に位置決めされた対応する部材の上を往復運動不能に
    摺動可能に進み得るようにした前記第1の伸長部材と、 c)前記第1の伸長部材に対応する第2の伸長部材であ
    って、前記第1の伸長部材の位置に対抗しかつ隣接する
    位置にて前記ハウジング後方壁の内面から伸長する前記
    第2の伸長部材と、を備えることを特徴とする挿入可能
    な引出し部材。
  8. 【請求項8】請求の範囲第7項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記保持手段が前記基部の前記背面上に位置決めされた
    2つの垂直通路部材であって、相互に略平行に整合され
    かつ前記ヒンジに対し略垂直方向に方向決めされると共
    に、前記基部の前記上方半体に沿って十分な深さを有
    し、前記基部の正面に沿った前記通路の反対側に対応す
    る***したリッジを形成する前記通路部材を備えること
    を特徴とする挿入可能な引出し部材。
  9. 【請求項9】請求の範囲第8項に記載の挿入可能な引出
    し部材にして、 前記第1及び前記第2の伸長部材が傾斜路部材であり、
    前記第1の傾斜路部材が傾斜した下面及び前記基部に対
    し略垂直方向に伸長する上面を有し、前記第2の部材が
    傾斜した上面及び前記ハウジングの前記背面に対し略垂
    直方向に伸長する下面を有し、前記ディスク手段にアク
    セスしたとき、前記基部の少なくとも前記下方半体が内
    部に留まるようにする一方、前記引出し部材が前記ハウ
    ジング内に完全に挿入され得るようにしたことを特徴と
    する挿入可能な引出し部材。
  10. 【請求項10】請求の範囲第9項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記保持手段が前記基部の上方半体上に位置決めされた
    前記通路部材の少なくとも一方の部材の一部内に位置決
    めされた伸長ボタン部材であって、各々が前記ハウジン
    グ上にて前記第2の伸長部材を横切って往復運動しかつ
    前記第2の伸長部材とスナップロック状態に係合し、前
    記ディスクにアクセスするため意図的に開放されるまで
    前記ハウジングを閉塞状態に維持し得るようにした前記
    ボタン部材をさらに備えることを特徴とする挿入可能な
    引出し部材。
  11. 【請求項11】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記基部が平坦な板部材からある距離だけ離間された円
    弧状の着座部材を備え、前記着座部材及び前記板部材が
    前記半円形の溝のそれぞれ前面及び背面を形成し、前記
    溝がその間のスペースにより形成されることを特徴とす
    る挿入可能な引出し部材。
  12. 【請求項12】請求の範囲第11項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記溝の形状に略適合する形状とされ、前記半円形溝の
    背面を形成する前記板部材の一部が、前記板部材の他の
    部分から少なくとも一部分分離され、可撓性フラップ手
    段を形成することを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  13. 【請求項13】請求の範囲第11項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記半円形の溝が、前記ディスク手段の情報保持部分に
    掻き傷又はその他損傷を与えることなく、圧力接触する
    ことにより、前記ディスク手段の周縁部分を前記溝内に
    保持するのに十分な程度前記溝内にて分離し得るように
    位置決めされた少なくとも1つの伸長部材をさらに備え
    ることを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  14. 【請求項14】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記基部が前記ディスク手段を前記半円形の溝内に案内
    する案内手段をさらに備えることを特徴とする挿入可能
    な引出し部材。
  15. 【請求項15】請求の範囲第14項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記案内手段が前記引出し部材の対応する垂直端縁部分
    に沿って位置決めされた一体に形成した一対の垂直方向
    リブ部材であって、前記デジタルディスク手段の端縁部
    分に接触し、前記ディスク手段を前記半円形の溝内に案
    内し得るような形状とされた前記リブ部材をさらに備え
    ることを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  16. 【請求項16】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記保持手段が前記基部により画成された少なくとも1
    つの穴であって、前記ハウジングの後方縦面の内面上に
    位置決めされた傾斜路手段に相嵌合し、内部に前記引出
    し部材を維持し得るようにした前記穴を備えることを特
    徴とする挿入可能な引出し部材。
  17. 【請求項17】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記蓋がヒンジ手段により前記引出し部材の他の部分に
    作用可能に取り付けられることを特徴とする挿入可能な
    引出し部材。
  18. 【請求項18】請求の範囲第9項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、前記ヒンジ手段が薄く可撓性を有する
    ヒンジであり、前記蓋が、その下面から前記ハウジング
    の内側部分まで伸長する少なくとも1つのロック止め部
    材であって、各々が前記蓋から最も遠方にて取り外され
    たその端末部分に垂直方向の伸長部を有する前記ロック
    止め部材をさらに備え、前記垂直方向伸長体が前記ハウ
    ジングの横方向側壁の溝付き部分と相嵌合し得るような
    形状にされることを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  19. 【請求項19】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記ハウジングが、前記挿入可能な引出し部材上に位置
    決めされた前記ディスク手段に対する透明な保護外側包
    装体を形成し得る形状、寸法にされることを特徴とする
    挿入可能な引出し部材。
  20. 【請求項20】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記基部が前記挿入可能な引出し部材及び前記外側ハウ
    ジング間の摩擦嵌めを促進し得るように湾曲させた半円
    筒状の面を有する構造とされ、前記基部がその垂直端縁
    に沿ってそこから垂直方向に伸長する少なくとも1つの
    タブ部材であって、前記引出し部材が前記ハウジング内
    に挿入されたとき、前記ハウジングの内面に接触して前
    記引出し部材の曲率を著しく低減させ、その間に摩擦嵌
    めを形成する作用をする前記タブ部材をさらに備えるこ
    とを特徴とする挿入可能な引出し部材。
  21. 【請求項21】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記ディスク手段がコンパクトディスク、CD−ROM又は
    ビデオレーザディスクであることを特徴とする挿入可能
    な引出し部材。
  22. 【請求項22】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記基部が円錐形状部分を有していることを特徴とする
    挿入可能な引出し部材。
  23. 【請求項23】請求の範囲第1項に記載の挿入可能な引
    出し部材にして、 前記ハウジングが、前記V字形の上方端縁から内方へと
    突出する複数の1/4円錐形部材を有していることを特徴
    とする挿入可能な引出し部材。
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