JP2523164Y2 - 複数内容物押出容器 - Google Patents

複数内容物押出容器

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JP2523164Y2
JP2523164Y2 JP7403590U JP7403590U JP2523164Y2 JP 2523164 Y2 JP2523164 Y2 JP 2523164Y2 JP 7403590 U JP7403590 U JP 7403590U JP 7403590 U JP7403590 U JP 7403590U JP 2523164 Y2 JP2523164 Y2 JP 2523164Y2
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JP
Japan
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pressing
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JP7403590U
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JPH0432977U (ja
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次夫 勝間田
登美雄 田原
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釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は複数の内容物を区画収容しておき、使用時に
これらを一定割合でとり出して混合し使用するようにし
た複数内容物押出容器に関するものである。
[従来の技術] 複数の内容物を単一の容器に区画収容しておき、使用
の都度これらを同時にとり出すようにしたものは、練歯
磨のチューブ容器で日常的に見ることができる。即ち、
この種の容器は複数の内容物を予め混合して収容してお
くと経時的に反応が進行して効果を低下したり変質する
心配があるものを、その都度混合して新鮮な状態で使用
できるほかに、内容物に異なる着色を施してとり出した
とき模様を現出して興味をもたせる、などの利点をもっ
ている。
しかしながら、現在まで提供されているこの種の容器
はチューブ状であり、内部で区画されている内容物を一
定割合で絞り出すのがきわめて困難で混合比率がその都
度異なってしまい安定した使用上の効果を期待できな
い。また、使用に伴って次第に潰れてゆく材料で作られ
ていると、容器としての意匠的効果が全く期待できない
ばかりか、キャップを施した状態でも外圧が自由に加え
られるのでキャップを外したとき内容物が流出落下して
周囲を汚す心配があるなど、取扱い面での問題もある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、複数の内容物を区
画収容して使用の都度これらが同時にとり出されるよう
にしたチューブ状容器では、内容物のとり出し比率が一
定でなく使用上の効果が不安定になるばかりか、容器と
しての意匠的効果が期待できないとともに不用意に流出
した内容物が周囲を汚すことがある。という点である。
即ち、本考案は複数の内容物を容器形状を変えること
なく常に一定割合でとり出すことができるとともに、内
容物が周囲を汚す心配がない複数内容物押出容器を提供
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、本考案は複数の内容物を区
画収容する複数の収容部を同心に設けた本体と、収容部
に嵌込まれた押圧部片を有し本体に回動可能に装着した
ふた体とを具えた。
即ち、本体は円筒形の周壁および底壁と、周壁と同心
の少なくとも一つの円筒形の仕切壁とを有していてこれ
らに囲まれた空間が少なくとも二つの収容部を形成して
いるとともに、一つの半径上に受圧壁を有している。ま
た、ふた体は収容部の上面を覆う頂壁と、一つの半径上
に配列して頂壁の裏面に突設した少なくとも二つの押圧
部片と、各押圧部片の周側方に設けた注出口と、注出口
を開放可能に覆ったカバー体とを有している構成であ
り、押圧部片を収容部にそれぞれほぼ隙間なく嵌込んで
ふた体を本体に回動可能に装着した。
[作用] 押圧部片を受圧壁にほぼ接した状態で収容部に内容物
を充填収容する。ふた体を回動すると押圧部片が一体に
移動して内容物を加圧し注出口から押出す。内容物のと
り出し比率は、押圧部片の移動による各収容物の容積変
化の比率が一定であるため常に一定であり、また内容物
は頂壁の上に押出される。
[実施例] 第1図乃至第5図は本考案の第一実施例であって、本
体1は円筒形の周壁2および底壁3と、周壁2と同心の
円筒形の仕切壁4と、周壁2の一つの半径上に設けられ
た受圧壁5とを有しており、これらの周壁2、仕切壁
4、受圧壁5の上端縁は一平面上に揃えられているとと
もに、底壁3と周壁2と仕切壁4との囲まれた環状の空
間および底壁3と仕切壁4とに囲まれた円状の空間はそ
れぞれ収容部6、7を形成している。また、周壁2の外
側周面の上端近くに環状の係止突条8が設けられている
とともにその下方に外ねじ条9が形成されており、更に
その下方に外裾壁10が一体に設けられている。底壁3は
中心に軸受孔11を有しているとともに、環状の収容部6
の底面に上向きのラチェット12を全周に亘って有してい
る。
次にふた体15は本体1の上面を覆う頂壁16とその外側
周縁から下方へ延びる側壁17とを有しており、側壁17の
内側周面に環状の係合突条18が設けられていて係止突条
8と係合することにより本体1に回動可能に装着されて
いる。頂壁16の裏面には一つの半径上に配列した二つの
押圧部片19、20が突設されており、これらは収容部6、
7にそれぞれほぼ隙間なく嵌込まれていて、外側の押圧
部片19の下端に設けた下向きの弾性爪21がラチェット12
と噛合っているとともに、内側の押圧部片20の内側縁に
沿って一体に形成された支軸22の下端が軸受孔11に嵌込
まれている。
支軸22は本体1およびふた体15の中心軸線上に配置さ
れており、ふた体1の回動を安定よく行なわせるととも
に押圧部片19の補強として働く。尚、二つの押圧部片1
9、20は回動前方に充填されている内容物の抵抗で湾曲
し或いは破損しないように中空の厚肉とされている。
ふた体15は押圧部片19、20が受圧壁5の一側面に接し
た状態から第2、4図反時計方向へ回動して収容部6、
7に充填した内容物を押出し、一回転して受圧壁5の反
対測面に接するものであって、ラチェット12と弾性爪21
とは一方向へのみ回動させる逆転防止構造となってい
る。
頂壁16の上面には受皿となる凹部23が形成されてお
り、各押圧部片19、20の回動前方に設けた注出口24、25
と回動後方に設けた空気孔26、27とが凹部23に開口して
いるとともに、カバー体29が凹部23に嵌込まれてその下
面のボス30が凹部23の孔28に圧入することによって頂壁
16に取付けられている。カバー体29の下面には空気孔2
6、27に空気を導入する溝31が設けられ、また端縁には
薄肉の蝶番32を介して注出口24、25を覆う舌片33、34が
連設されている。
尚、ふた体15を覆ってパッキング36を有するキャップ
35が外ねじ条9に螺装されている。
このように構成した本実施例は、キャップ35を外して
側壁17を指で挟んで回すことによりふた体15を一方向へ
回動し、収容部6、7に充填されている内容物を押圧部
片19、20により加圧して注出口24、25から舌片33、34を
押上げて凹部23に押出すものであって、二種類の内容物
を凹部23の中で混合し使用する。ふた体15は内容物の圧
力が押圧部片19、20に作用していてもラチェット12と弾
性爪21との噛合いによって押戻されることがなく、また
ラチェット12の歯のピッチの整数倍ずつ回動するので1
ピッチの回動で押出される内容物の量を最小単位量に設
定すれば正確に軽量された内容物をとり出すことができ
る。また、押圧部片19、20の移動による二つの収容部
6、7の容積変化の比率は一定であるので、収容部6、
7の縦断面積比と平均半径比とに応じた一定割合で二種
の内容物をとり出すことができる。
尚、凹部23に押出された内容物を除去すると舌片33、
34は蝶番32の弾性力で注出口24、25を塞ぎ、内容物がご
みや雑菌などで汚染されるのを防止する。
次に、第6図、第7図は本考案を化粧用コンパクト容
器に適用した第二実施例であって、本体41の底壁43に円
筒形の周壁42と仕切壁44とを同心に設けるとともにその
一つの半径上に位置させて受圧壁45を設けて環状の空間
および円状の空間からなる二つの収容部46、47を形成し
た。周壁42の外側周面の下端近くに環状の係止突条48が
設けられ、底壁43の中心に軸受孔51が設けられていると
ともに環状の収容部46の底面に上向きのラチェット52が
全周に亘って設けられている。
また、ふた体55は収容部46、47の上面を覆う頂壁56と
その外側周縁から下方へ延びる側壁57とを有しており、
側壁57の内向き環状の係合突条58が係止突条48と係合す
ることにより本体41に回動可能に装着されている。頂壁
56の裏面に突設した二つの押圧部片59、60は収容部46、
47にそれぞれほぼ隙間なく嵌込まれており、外側の押圧
部片59の下端に設けた下向きの弾性爪61がラチェット52
と噛合ってふた体55を一方向へのみ回動させるようにな
っているとともに、内側の押圧部片60と一体の支軸62の
下端が軸受孔51に嵌込まれている。更に、頂壁56の上面
に受皿となる凹部63が形成されており、各押圧部片59、
60の回動前方に設けた注出口64、65が凹部63に開口して
いるとともに、注出口64 65を開閉するカバー体69が凹
部63に摺動可能に嵌込まれており、且つ各押圧部片59、
60の回動後方に設けた空気孔66、67が頂壁56の上面に開
口している。
尚、頂壁56にパフ71が載っており、外ふた体72が本体
41に蝶番73により結合されている。
このように構成した本実施例は、外ふた体72を開きカ
バー体69を摺動させて注出口64、65を開放してから側壁
57を指で挟んで回すことによりふた体55を一方向へ回動
し、収容部46、47に充填されている内容物を押圧部片5
9、60により加圧して注出口64、65から凹部63に押出す
ものであって、二種類の内容物をパフ71に混合付着させ
て使用する。
この実施例によっても正確に計量された内容物を一定
割合でとり出すことができるとともにカバー体69によっ
て内容物の汚染を防止することができ、また押圧部片5
9、60は内容物を加圧して押出す方向へのみ移動可能で
あるので逆行して内容物内に空気を吸込み次の押出し量
ととり出し比率とを不正確にするという心配が皆無であ
る。
尚、前記二つの実施例における支軸22、62は主にふた
体15、45の回動を安定させるものであって省略しても差
支えなく、またラチェット12、52と弾性爪21、61とを周
壁2、42と側壁17、57とに設けることもできる。更に、
仕切壁4、44を同心に二以上設けて収容部6、7、46、
47を三以上形成することもある。
[考案の効果] 本考案は本体に複数の内容物を同心に設けてそれらに
充填した内容物をふた体の押圧部片によって押出す構成
であるから、複数の内容物を常に一定割合でとり出し安
定した使用上の効果が得られるばかりか、内容物はふた
体の頂壁上に押出されるので混合、拭きとりが容易であ
る。また、使用に伴って変形しないので容器としての意
匠的効果をもたせることができ、且つ内容物が不用意に
流出して周囲を汚すという心配もなく、更に注出口はカ
バー体で覆われるので不使用時に内容物が汚染されるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例を示す縦断面図、第2図は
第1図のX−X線に沿う断面図、第3図は第1図のY−
Y線に沿う拡大断面図、第4図は拡大平面部分図、第5
図は第4図の縦断面図、第6図は本考案の第二実施例を
示す縦断面図、第7図は第6図の一部切截した平面部分
図である。 1、41……本体、2、42……周壁、3、43……底壁、
4、44……仕切壁、5、45……受圧壁、6、7、46、47
……収容部、12、52……ラチェット、15、55……ふた
体、16、56……頂壁、17、57……周壁、19、20、59、60
……押圧部片、21、61……弾性爪、24、25、64、65……
注出口、29、69……カバー体、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形の周壁および底壁と、前記周壁と同
    心に設けられた少なくとも一つの円筒形の仕切壁と、一
    つの半径上に設けられた受圧板とを有し、前記周壁と底
    壁と仕切壁とに囲まれた空間が少なくとも二つの収容部
    を形成している本体と; 前記収容部の上面を覆う頂壁と、一つの半径上に配列し
    て前記頂壁の裏面に突設した少なくとも二つの押圧部片
    と、前記各押圧部片の周側方に設けられた注出口と、前
    記注出口を開放可能に覆ったカバー体とを有するふた体
    と; を具えており、前記押圧部片を前記収容部にそれぞれほ
    ぼ隙間なく嵌込んで前記ふた体が前記本体に回動可能に
    装着されている複数内容物押出容器。
JP7403590U 1990-07-12 1990-07-12 複数内容物押出容器 Expired - Lifetime JP2523164Y2 (ja)

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JPH0432977U JPH0432977U (ja) 1992-03-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5650507B2 (ja) * 2010-11-25 2015-01-07 株式会社吉野工業所 吐出容器
JP5604273B2 (ja) * 2010-11-30 2014-10-08 株式会社吉野工業所 吐出容器

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JPH0432977U (ja) 1992-03-17

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