JP2521724Y2 - エアゾール噴射装置 - Google Patents

エアゾール噴射装置

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JP2521724Y2 JP1989067129U JP6712989U JP2521724Y2 JP 2521724 Y2 JP2521724 Y2 JP 2521724Y2 JP 1989067129 U JP1989067129 U JP 1989067129U JP 6712989 U JP6712989 U JP 6712989U JP 2521724 Y2 JP2521724 Y2 JP 2521724Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、化粧品等のエアゾール容器に関する。よ
り詳しくは噴射釦の押し下げを開放して噴射使用を止め
た時に、噴出口を閉止部材で閉じて噴出口からエアゾー
ル内容物が流れ出て垂れることをなくすようにしている
エアゾール噴射装置に関する。
従来の技術 従来、この種のエアゾール噴射装置では、噴射釦の噴
出口に通じる噴出通路に、閉止部材を、前記噴出口を開
く前進位置と、その噴出口を閉じる後退位置とに摺動自
在に設けるとともに、通常は後退位置にばね付勢して構
成し、噴射使用時には前進位置に移動して噴出口からエ
アゾール内容物を噴出し、噴射使用を止めた時に、再び
閉止部材で噴出口を閉じ、前記噴出通路に残ったエアゾ
ール内容物が噴出口から流れ出て垂れるのを防止し、い
わゆる「切れ」を良くしている。
考案が解決しようとする課題 しかし、従来のエアゾール噴射装置では、エアゾール
内容物の流体圧により、ばね付勢力に抗して閉止部材を
前進位置に移動させて噴出口を開くので、経時では、流
体圧が弱まり、噴出口の開きが不確実かつ不安定にな
り、内容物がエアゾール容器内に残留する不具合があっ
た。
そこで、この考案の目的は、噴射釦を押し下げ、噴射
使用時に常に確実に噴出口を開くようにすること、そし
て内容物の残留を防止することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この考案は、たとえば以
下の図示実施例に示すとおり、エアゾール容器1のステ
ム3に噴射釦5を取り付け、その噴射釦5に、内部材6
のような第1の部材と外部材7のような第2の部分とを
設け、その第1の部分には前記ステム3内と連通する横
孔11を形成し、その横孔11に閉止部材16を、前記噴射釦
5の噴出口15を塞ぐ後退位置とその噴出口15を開く前進
位置とに移動自在に設け、その閉止部材16を前記後退位
置に付勢するエアゾール噴射装置において、前記横孔11
内に押し部材13を転がり移動自在に設けるとともに、前
記噴射釦5の前記第2の部分に、その押し下げ時に押し
て前記押し部材13を転がし、その押し部材13を介して押
して前記閉止部材16を付勢力に抗して前記前進位置に移
動する押し部25を形成してなる、ことを特徴とする。
作用 そして、使用時に、噴射釦5を押し下げると、押し部
25で押して押し部材13を転がし、その押し部材13を介し
て押して閉止部材16を付勢力に抗して前進位置に移動
し、噴射口15を開くとともに、噴射釦5の押し下げで同
時にステム3をエアゾール容器1中に押し込み、エアゾ
ール容器1中の内容物をステム3内から横孔11を通して
噴出口15より吐出する。
実施例 以下、図面を参照しつつ、この考案の実施例について
説明する。
第1図には、この考案によるエアゾール噴射装置で、
その噴射不使用時における縦断面図を示し、第2図には
その噴射使用時における縦断面図を示す。図中符号1で
示すものはエアゾール容器である。そのエアゾール容器
1には、図示省略した容器内部に液室を設けるととも
に、その液室に化粧剤等と噴射剤とを一緒に収容する。
エアゾール容器1の蓋部2には、液室の出口を設け、そ
こに噴出バルブを設け、ステム3の上部を外部に突出し
て設ける。該ステム3の下部は、前記噴出バルブに接続
し、下動時に通常は閉じているその噴出バルブを開操作
可能に設ける。
前記エアゾール容器1のステム3には、噴射釦5を装
着する。その噴射釦5は、前記ステム3にはめつける内
部材6と、その内部材6に対して上下可動自在の外部材
7とで構成する。
前記内部材6は、合成樹脂材により成形し、下部には
大径筒部8と小径筒部9とを同心で設け、その小径筒部
9の縦孔10の下部10aに前記ステム3をはめつけて固定
する。内部材6の上部には、直径方向に貫通して横孔11
を設け、内部において前記縦孔10と連通して設ける。内
部材6の上部外周には、切欠溝12を軸方向に設け、その
切欠溝12の下端12aを前記横孔11の一方端の孔縁に切欠
いて設ける。前記横孔11の前記切欠溝12側には、押し部
材13を収容し、転がり可動自在に設ける。押し部材13に
は、鋼球、合成樹脂製球体、円形板などを使用する。前
記横孔11の切欠溝12のある側と反対側には噴出管14を接
続し、内部材6の外周から突出して噴出口15を設ける。
前記噴出口15は、その孔径を内部の横孔15aの直径より
大きくして設ける。前記横孔11・15aの間にわたして閉
止部材16を挿入して設ける。閉止部材16は、シャフト状
で、横長に設け、両端にピストン部17・18を前記横孔11
・15a周面に摺接可能に設け、一方のピストン部17が噴
出口15に位置する前進位置と、その噴出口15から後退し
て横孔15aに位置する後退位置とに摺動可能に設ける。
一方のピストン部17は、横孔15aの直径よりわずかに大
きくリング状に設け、前進位置の噴出口15では、径差に
よりピストン部17外周にすき間19を形成し、該すき間19
を介して外部と横孔11・15aとを連通可能に設け、後退
位置の横孔15aではこれを遮断可能に設ける。他方のピ
ストン部18の肩部18aには、コイルばね20の一端を押し
当て、該コイルばね20により閉止部材16を通常は後退位
置に付勢して設ける。その後退位置で、閉止部材16のピ
ストン部18側の一端を前記押し部材13に当接して設け
る。コイルばね20の他端は、噴出管14の一端に押し当て
る。
前記外部材7は、合成樹脂材により、上面22外周から
下方に筒部23を垂下して円形筒状に成形する。前記筒部
23外周には、窓孔24を設ける。筒部23の上部内面には、
前記押し部材13を押し出す押し部25を突出して設けると
ともに、その押し部25の下部に下端に至るに従い突出量
が低くなる傾斜面25aを設ける。また、筒部23の下部内
面には、係止凸部26を小さく設ける。
しかして、噴射釦5は、外部材7の内部に内部材6を
収容し、押し部25と切欠溝12とをはめ合せて回り止めを
行ない、窓孔24から噴出管14を突出して組み付ける。ま
た、内部材6の上面と外部材7内面とには、コイルばね
28の各端を押し当て、該コイルばね28により、内部材6
に対して外部材7を所定高さまで押し上げ、かつばねに
抗して押し下げ可能に設ける。また、内部材6の大径筒
部8下端と外部材7の係止凸部26を係合して設ける。
そして、噴射釦5は、内部材6をステム3にはめつけ
てエアゾール容器1に装着する。しかして、第2図に示
すように、コイルばね28に抗して外部材7を押し下げる
と、押し部25の傾斜面25aと押し部材13が接触し、その
押し部材13が転動して前進し閉止部材16を押し出す。閉
止部材16が前進位置に移動しすき間19を介して外部と横
孔15a・11とが連通する。そして、外部材7の押し下げ
時に、内部材6およびステム3が下動してエアゾール容
器1の噴出バルブを開くので、エアゾール内容物がステ
ム3内を上昇し、横孔11・15aおよびすき間19を通って
噴出口15から噴出する。噴射釦5の押下力を開放し、噴
射使用を止めると、上述した順序と逆の順をたどってエ
アゾール噴射装置がもとの状態になり、閉止部材16が後
退位置に戻ってピストン部17で横孔15aを遮断し、噴出
口15への通路を遮断する。これにより、噴出バルブから
噴出口15に至る通路に残るエアゾール内容物が噴出口15
から流れ出て垂れるのを防止する。
第3図および第4図は、この考案によるエアゾール噴
射装置の他の実施例で、夫々噴射不使用時における縦断
面図である。第3図において、外部材7は、エアゾール
容器1の蓋部2にはめつけ固定して設けた。また、内部
材6は、噴出管14を含めて一体に成形し、上面に指当部
30を設けて直接押し下げ可能に設けた。さらに、押し部
25は、外部材7の内面に設け、内部材6を押し下げる時
に押し部材13と当接して、これを押し出し可能に設け
た。
第4図において、噴射釦5は、外部材7内に内部材6
を接続部32でつないで一体構成とし、その接続部32を支
点にして内部材6を押し下げ可能に設けた。また、押し
部25は、第3図と同じように外部材7の内面に設けた。
考案の効果 以上のことから、この考案によれば、使用時に噴射釦
を押し下げたとき、転がり移動する押し部材を介して閉
止部材を移動するから、垂直方向に移動する噴射釦から
水平方向に移動する閉止部材への力の伝達を確実かつス
ムーズとして経時においても閉止部材を軽く移動するこ
とができ、エアゾール内容物を残すことなく使いきるこ
とができる。また、噴射使用を止めた時には、噴出口を
閉じるのでその噴出口からエアゾール内容物が流れ出て
垂れるのを防止し、いわゆる「切れ」を良くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の噴射装置の噴射不使用時における縦
断面図、第2図はその噴射使用時における縦断面図、第
3図および第4図はこの考案の他の実施例で、噴射不使
用時における縦断面図である。 1……エアゾール容器 5……噴射釦 15……噴出口 16……閉止部材 25……押し部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器のステムに噴射釦を取り付
    け、その噴射釦に第1の部分と第2の部分とを設け、そ
    の第1の部分には前記ステム内と連通する横孔を形成
    し、その横孔に閉止部材を、前記噴射釦の噴出口を塞ぐ
    後退位置とその噴出口を開く前進位置とに移動自在に設
    け、その閉止部材を前記後退位置に付勢するエアゾール
    噴射装置において、前記横孔内に押し部材を転がり移動
    自在に設けるとともに、前記噴射釦の前記第2の部分
    に、その押し下げ時に押して前記押し部材を転がし、そ
    の押し部材を介して押して前記閉止部材を付勢力に抗し
    て前記前進位置に移動する押し部を形成してなる、エア
    ゾール噴射装置。
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