JP2521551Y2 - 転圧機械の制動装置 - Google Patents

転圧機械の制動装置

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JP2521551Y2
JP2521551Y2 JP1990127691U JP12769190U JP2521551Y2 JP 2521551 Y2 JP2521551 Y2 JP 2521551Y2 JP 1990127691 U JP1990127691 U JP 1990127691U JP 12769190 U JP12769190 U JP 12769190U JP 2521551 Y2 JP2521551 Y2 JP 2521551Y2
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家次 大塚
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エスシーエムロードマシナリー株式会社
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  • Road Paving Machines (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、ロードローラ、振動ローラ、タイヤローラな
どの各種の転圧機械における制動装置の改良に係るもの
である。
〔従来の技術〕
従来、ロードローラなどの油圧駆動式の転圧機械は、
車体を油圧によって駆動する駆動装置と、中立位置、前
進位置及び後進位置に移動可能な前後進レバーと、ブレ
ーキオン位置とブレーキオフ位置に移動が可能で制動装
置を制御するブレーキペダルとを備えている。この転圧
機械では、前後進レバーを前進、中立、後進の各位置に
操作することにより、車体が前進、中立、後進の各状態
になるようにしているが、ブレーキペダルを操作して制
動装置を作動させる構成とこの駆動機構とは関連がな
く、全く別個になっている。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
このため、従来の技術では、車体の走行中にブレーキ
ペダルを操作して制動装置を作動させると、車体には前
進又は後進の駆動力が作用しているから、油圧駆動装置
及び制動装置に無理な負荷が加わり、これらの装置に故
障を発生することが多いとともに、転圧機械の耐用寿命
を縮めるという難点があった。
本案は上記の問題点を解決しようとするもので、制動
装置を作動させたときに前後進レバーがかならず中立位
置に移動して前進又は後進の駆動力が解除され、しか
も、案内されて移動する前後進レバーを正確に中立位置
に停止させる転圧機械の制動装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本案は、車体を駆動する
駆動装置と、前進、中立、後進の各位置に移動可能で前
記駆動装置を前進、中立、後進の各状態に制御する前後
進レバーと、ブレーキオン、ブレーキオフの各位置に移
動可能で制動装置をブレーキオン、ブレーキオフの各状
態に制御するブレーキペダルとを備えた転圧機械におい
て、前記ブレーキペダルの移動を前記前後進レバーに伝
える連結手段と、前記ブレーキペダルによる前記前後進
レバーの前記中立位置への移動を案内する案内手段とを
含み、前記連結手段が、前記前後進レバーにより回転さ
れるシャフトに一端が接続されたアームと、このアーム
の他端側に該アームの軸線方向に形成された摺動路と、
前記ブレーキペダルに一端が連結され、他端が前記アー
ムの前記摺動路に沿って移動可能に連結されたロッドと
から構成され、前記案内手段が、前記ロッドの他端側に
おける少なくとも一側に取り付けられた移動体と、この
移動体の両側に上方を拡開するように傾斜して設置され
た一対のガイド板とから構成され、前記ブレーキペダル
がブレーキオン位置に移動した時、前記ロッドを介して
前記移動体が前記ガイド板に沿って前記ガイド板間極小
部へ引き下ろされることで前記ロッド他端が移動され、
このロッド他端の移動による前記アームの回動によって
前記シャフトを前進位置又は後進位置から中立位置に回
転して保持することを特徴とする。
〔作用〕
ブレーキペダルをブレーキオン位置に移動したとき制
動装置が作動するとともに、前後進レバーは、それまで
の前進位置又は後進位置から連結手段を介して自動的に
中立位置に移動する。このため、車体の前進又は後進さ
せる油圧装置の駆動力が解除される。案内手段は、この
前後進レバーが中立位置に移動するのを案内し、且つこ
れを正確に中立位置に保持するので、前後進レバーの停
止位置が前進位置又は後進位置の方向にずれることはな
い。
〔実施例〕
以下、本案の一実施例を示す図面について具体的にこ
れを説明する。
第1図及び第2図は、本案に係る転圧機械の制動装置
を概括的に示している。本実施例では、転圧機械として
道路の表面を転圧する振動ローラを用いてあるが、これ
に限定されるものではなく、例えばロードローラ、タイ
ヤローラなどの他の転圧機械であってもよい。この転圧
機械は、車体を駆動するための油圧式の駆動装置を備え
ているが、この駆動装置は従来公知のものである。
駆動装置を制御する前後進レバー1は、下端部がシャ
フト2に固着され、このシャフト2は車体のフレーム3
に回転自在に取り付けられている。この前後進レバー1
は、シャフト2の長手方向軸線の周りを回動して、第1
図に示すように、中立位置(N)と、前進位置(F)
と、後進位置(B)との3つの位置に移動され、これら
各位置の間を移動できるようになっている。
駆動装置は油圧ポンプ(図示しない)を含み、この油
圧ポンプはワイヤ4を介してシャフト2に接続されてい
る。したがって、油圧ポンプは前後進レバーの操作に応
じて作動され、前後進レバー1が中立位置(N)にある
とき中立状態で作動せず、前進位置(F)にあるとき前
進状態をとり、後進位置(B)にあるとき後進状態とな
るように設定されているが、これらについては従来公知
であるから、さらに説明することは省略する。
前後進レバー1の下方には、図示しない制動装置を制
御するブレーキペダル5が設置されている。このブレー
キペダル5は、第1図に示すように、一端が軸6でフレ
ーム3に枢着され、フレーム3との間に張設したバネ7
によって足踏み台5aが常時上方に位置するように附勢さ
れており、その上方にストッパー8を設けて上方位置を
規制させてある。この足踏み台5aが上方に位置する状態
はブレーキオフ位置であり、制動装置は作動しない。
また、ブレーキペダル5はその枢着部近くに突出した
作動片5bを有しており、ブレーキペダル5の足踏み台5a
を押し下げたとき、この作動片5bが制動装置を起動させ
る電気スィッチ9に当接するようにしてある。したがっ
て足踏み台5aを押し下げた状態はブレーキオン位置とな
り、第1図に1点鎖線で示すように、作動片5bが電気ス
ィッチ9に当接してこれをオン状態にし、制動装置が作
動してブレーキが作用する。
なお、図示の実施例では電気スィッチ9について説明
したが、これは制動装置がネガティブブレーキの場合で
あり、油圧ブレーキの場合には、マスターシリンダーが
この電気スィッチ9に代えられる。
注目さるべきことは、ブレーキペダル5のブレーキオ
ン位置への移動にともなって、前後進レバー1を前進位
置(F)若しくは後進位置(B)から中立位置(N)に
移動させる連結手段と、前後進レバー1の中立位置
(N)への移動を案内し、且つこれを中立位置(N)に
保持する案内手段とが設けられていることである。
図示の実施例の連結手段11は、シャフト2に接続され
たアーム12と、このアームとブレーキペダル5とを連結
するロッド13とからなっている。さらに詳細に述べるる
と、第3図に示すように、アーム12の一端はシャフト2
に固着され、このアームの他端にはアームの長手方向に
沿って延びる摺動路即ち本実施例ではスロット14が設け
てあり、ロッド13の一端にはフォーク部15が形成され、
このフォーク部の間にアーム12の他端が挿入されてい
る。ロッド13の他端部は、第1図示のように、ブレーキ
ペダル5のほぼ中央部の側面に回転自在に取り付けられ
たシャフト16に貫通され、この端部にネジ部を設けてナ
ット17を螺合してあり、このナットと反対側においてロ
ッド13にストッパーナット18を螺着してある。したがっ
て、このロッド13は、ブレーキペダル5の押し下げ移動
にともなって下方に牽引される。
案内手段20は、第3図に示す実施例では、フォーク部
15の両側に配設された2つの移動体即ち本実施例では円
盤21と、フレーム3に固着されこれら円盤21の両側に上
方を拡開して傾斜させた一対のガイド板22からなってい
るが、この円盤21は1つでもよい。第4図に示す実施例
では1つの円盤21を配置してある。
円盤21、フォーク部15には貫通孔が設けられ、これら
の貫通孔とアーム12のスロット14を通して支軸23が挿通
してあり、この車体23は一端に頭部23aを有し、他端に
設けたネジ部にナット24た螺合してある。このため、ア
ーム12、ロッド13及び円盤21は前記支軸23によってとも
に回転自在に連結され、支軸23はアーム12のスロット14
に沿って摺動することができ、支軸23で枢着された円盤
21とフォーク部15とは、支軸23の移動距離だけアーム12
に対して相対移動するようになっている。
第5図はこの装置の作用説明図であり、いま、前後進
レバー1が前進位置(F)にあって車体が前進している
状態では、アーム12、円盤21及びフォーク部15は同図に
実線で示す位置におかれている。この状態から、ブレー
キペダル5をブレーキオン位置に押し下げて移動させる
と、ロッド13が下方に引っ張られ、同図に示す右側のガ
イド板22に案内されて回転しながら、且つ、アーム12の
スロット14に沿って下方に移動する。この移動によりシ
ャフト2が回動し、これに固着された前後進レバー1が
シャフト2を中心として中立位置(N)に向かって回動
する。
こうして、円盤21が一対のガイド板22の狭い最下部の
間に移動したとき、前後進レバー1が中立位置(N)に
入るため駆動装置が作動を停止し、同時に前述した電気
スイッチ9に作動片5bが当接してこれをオン状態にする
ため、制動装置が作動する。円盤21が一対のガイド板22
の最下部に移動した状態では、その両側がそれぞれガイ
ド板22に当接してきっちりと保持されるから、前後進レ
バー1は中立位置(N)に正確且つ確実に保持され、そ
の停止位置がずれることはない。
ブレーキペダル5は前述したブレーキオン位置におい
て足踏み台5aから足を離すと、バネ7の牽引力によって
上方のブレーキオフ位置に復帰する。この復帰移動でロ
ッド13も押し上げられ、第6図示のように、円盤21とフ
ォーク部15は、支軸23ががアーム12のスロット14内を摺
動することによって上方に移動する。この状態では、前
後進レバー1はブレーキペダル5の牽引とは無関係にな
っており、前進位置(F)若しくは後進位置(B)に移
動させることができる。
また、前後進レバー1が後進位置(B)にあるとき
は、アーム12、円盤21及びフォーク部15は前述した前進
位置(F)と反対側の位置におかれている(第5図の2
点鎖線参照)。この場合も、ブレーキペダル5のブレー
キオン位置への移動にともなって前後進レバー1が中立
位置(N)に移動されるもので、その作用は上記と同様
である。
〔効果〕
上記のごとく、本案によれば、前後進レバーをブレー
キペダルに連結し、ブレーキペダルをブレーキオン位置
に移動したとき前後進レバーを前進位置又は後進位置か
ら中立位置に自動的に移動させるので、ブレーキが作用
するときは駆動装置の駆動力が解除されてゼロとなるか
ら、駆動装置及び制動装置に過度の負荷を生ずることが
全くなくなり、それら装置の故障を完全に防止し、転圧
機械の耐用寿命を長期化できる効果がある。また、本考
案の転圧機械の制動装置によれば、アームに摺動路(実
施例ではスロット)を設けてロッドの引き下がり力をア
ームに伝達させずに回転力のみを伝達するようにしてい
るため、アームの過剰な負荷が掛かり難く、本制動装置
における各機構部の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案に係る転圧機械の制動装置の要部を示す側
面図、第2図はその正面図、第3図はシャフトとロッド
との接続部を示す一部断面正面図、第4図はこの接続部
の他の実施例を示す正面図、第5図はブレーキペダルを
ブレーキオン位置にした場合の作用説明図、第6図はブ
レーキペダルがブレーキオフ位置にある場合の作用説明
図である。 1…前後進レバー、2…シャフト、5…ブレーキペダ
ル、11…連結手段、12…アーム、13…ロッド、20…案内
手段、21…円盤、22…ガイド板、23…支軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体を駆動する駆動装置と、前進、中立、
    後進の各位置に移動可能で前記駆動装置を前進、中立、
    後進の各状態に制御する前後進レバーと、ブレーキオ
    ン、ブレーキオフの各位置に移動可能で制動装置をブレ
    ーキオン、ブレーキオフの各状態に制御するブレーキペ
    ダルとを備えた転圧機械において、 前記ブレーキペダルの移動を前記前後進レバーに伝える
    連結手段と、前記ブレーキペダルによる前記前後進レバ
    ーの前記中立位置への移動を案内する案内手段とを含
    み、 前記連結手段が、前記前後進レバーにより回転されるシ
    ャフトに一端が接続されたアームと、このアームの他端
    側に該アームの軸線方向に形成された摺動路と、前記ブ
    レーキペダルに一端が連結され、他端が前記アームの前
    記摺動路に沿って移動可能に連結されたロッドとから構
    成され、 前記案内手段が、前記ロッドの他端側における少なくと
    も一側に取り付けられた移動体と、この移動体の両側に
    上方を拡開するように傾斜して設置された一対のガイド
    板とから構成され、 前記ブレーキペダルがブレーキオン位置に移動した時、
    前記ロッドを介して前記移動体が前記ガイド板に沿って
    前記ガイド板間極小部へ引き下ろされることで前記ロッ
    ド他端が移動され、このロッド他端の移動による前記ア
    ームの回動によって前記シャフトを前進位置又は後進位
    置から中立位置に回転して保持することを特徴とする転
    圧機械の制動装置。
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