JP2520714B2 - ディジタル型保護継電装置の入力回路の点検監視方式 - Google Patents

ディジタル型保護継電装置の入力回路の点検監視方式

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JP2520714B2 JP63280449A JP28044988A JP2520714B2 JP 2520714 B2 JP2520714 B2 JP 2520714B2 JP 63280449 A JP63280449 A JP 63280449A JP 28044988 A JP28044988 A JP 28044988A JP 2520714 B2 JP2520714 B2 JP 2520714B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ディジタル型保護継電装置の入力回路の
良否判定を行うディジタル型保護継電装置の入力回路の
点検監視方式に関するものである。
【従来の技術】
第3図は例えば特開昭60-55820号公報に示された従来
のディジタル型保護継電装置の入力回路の点検監視方式
を示す概略ブロック図であり、図において、1は電力系
統の電流を取り出す変流器(CT)、2はCT1の出力を絶
縁し、レベル変換する入力トランス部、3は必要周波数
成分を抽出するフィルタ回路部、4はフィルタ回路部3
の出力をディジタル値に変換するアナログ・ディジタル
変換部(A/D変換部)、5はリレー演算と系統事故およ
び入力回路の良否の判定とを行う中央処理装置(CPU)
である。 第4図はフィルタ回路部3の詳細ブロック図で、6は
フィルタ、7はフィルタ6の出力を選択して出力するマ
ルチプレクサ(MPX)である。 また、第5図は複数のフィルタ回路3a〜3cで構成され
たディジタル型保護継電装置の入力回路のブロック図
で、3a,3bおよび3cはフィルタ回路(フィルタカー
ド)、4はA/D変換部で、71は各フィルタ回路3a〜3cの
出力を選択して出力するマルチプレクサ(MPX)、9はA
/D変換器である。 次に動作について説明する。電力系統の電流は、CT1
で取り出され、入力トランス部2で絶縁、レベル変換が
行われ、フィルタ回路部3に入力される。フィルタ回路
部3のフィルタ6で必要周波数成分が抽出され、各フィ
ルタ6の出力はMPX7から随時、切替出力される。この出
力されたアナログ量はA/D変換部4でアナログ・ディジ
タル変換される。このA/D変換部4には、第5図に示す
ように多くのフィルタ回路3a〜3cの出力が接続されてい
て、各出力をMPX71で切替選択して、A/D変換器9でディ
ジタル値に変換する。このディジタル値を入力データと
して、CPU5でリレー演算および系統事故の判定を行い、
系統保護を行う。 同時に、CPU5では上記入力データを使用して入力回路
の良否判定を行っているが、その判定方式として例えば
3相バリッドチェック(ABC−3=ε,
ABC−3O=ε)等の方式を採っている。 3相バリッドチェック方式の概略を記すと、A相,B
相,C相のベクトル和は、通常は零であるが、3相のうち
の1相に関するハードウェアに不具合が発生すると、
相+相+相が零でなくなり、零でなくなったことを
もって異常検出するものである。ここで、入力回路の異
常以外に系統事故の場合でも同様の現象となるが、区別
するために、異常の継続時間を監視する。つまり、系統
事故が発生した後、復旧に要する時間が経過した後でも
異常が継続していたら入力回路の異常と判断する。
【発明が解決しようとする課題】
従来のディジタル型保護継電装置の入力回路の点検監
視方式は以上のように構成されているので、入力回路部
の不具合を検出するまでの期間にリレー演算および系統
故障の判定が誤って行なわれリレーが不要動作したり、
また、フィルタカード3a〜3cの選択を誤り、かつ、双方
のフィルタカード3a〜3cの配列が同一の場合には、相
+相+相は零となって入力回路の監視状態は正常に
なっているにもかかわらず、実は本来の電流入力箇所に
電圧入力がなされた状態であって過剰電流が流れている
といった場合が生じ、監視が正常であるならばその発生
を防止できるリレーの不要動作を生じさせてしまうとい
った課題があった。 この発明は上記のような課題を解消するためになされ
たもので、リレーの不要動作を防止できるとともに、入
力回路の不具合箇所を早期に診断することができるディ
ジタル型保護継電装置の入力回路の点検監視方式を得る
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係るディジタル型保護継電装置の入力回路
の点検監視方式は、複数のフィルタカードのそれぞれ異
なるチャネルに対応したフィルタに点検監視用電圧を印
加し、この点検監視用電圧のフィルタ回路およびA/D変
換部を通過した出力を所定の基準値と比較する比較回路
を備えたものである。
【作用】
この発明における比較回路は、点検監視用電源の出力
が通過したチャネルのフィルタおよびA/D変換部が正常
時に出力する基準値と、実際の出力とを比較して、一致
していなければ入力回路の不良と判定して、リレー演算
および系統故障の判定を中止させる。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
3図および第4図に示したブロック図は本発明の実施例
におけるブロック図と同一である。第1図は本発明の一
実施例による入力回路のブロック図である。図におい
て、8は一定レベルの点検監視用電圧を出力する点検監
視用電源で、第1のフィルタカード3aではチャネル1の
フィルタ6に、第2のフィルタカード3bではチャネル2
のフィルタ6に、第3のフィルタカード3cではチャネル
nのフィルタ6にそれぞれ接続されている。ここで、第
3図に示したCPU5は点検監視用電源が接続されたチャネ
ルのフィルタ6の出力をA/D変換したディジタル値を基
準と比較する比較回路でもある。 次に動作について第2図のフローチャートを参照して
説明する。電力系統の電流はCT1で取り出され、入力ト
ランス部2で絶縁、レベル変換が行われ、フィルタ回路
部3に入力される。次に、フィルタ回路部3のフィルタ
6で必要周波数成分が抽出され、MPX7の所定のチャネル
に入力される。MPX7は随時、チャネル切替を行って、フ
ィルタ6の出力はA/D変換部4に入力される。A/D変換部
4では、まず、フィルタカード3a〜3cの出力を随時、MP
X71で選択してA/D変換器9でディジタル値に変換する。
このデジタル値を入力データとして、CPU5はリレー演算
および系統事故の判定を行い、系統事故時には系統保護
を行う。 一方、各フィルタカード3a〜3cには一定レベルの点検
監視用電圧が、リレー演算には使用されないチャネル
で、各フィルタカード3a〜3cごとに異なったチャネルの
フィルタに加えられている。この一定レベル電圧は上記
の系統入力と同様に、MPX7およびMPX71で選択され、A/D
変換器9でディジタル値に変換される。この場合は、第
1のフィルタカード3aのチャネル1、第2のフィルタカ
ード3bのチャネル2および第3のフィルタカード3cのチ
ャネルnに一定レベル電圧が加わるように点検監視用電
源8を接続したので、CPU5に第1のフィルタカード3aの
チャネル1のフィルタ6の出力、第2のフィルタカード
3bのチャネル2のフィルタ6の出力および第3のフィル
タカード3cのチャネルnのフィルタ6の出力をA/D変換
したディジタル値が入力された時に、これらの値と一定
レベル電圧のA/D変換値(基準値)とを比較して(ステ
ップST1〜ST3)、全て一致していれば、入力回路が正常
であると判定し、他のディジタル値をもとにリレー演算
を実行する(ステップST4)。しかし、1つでも一致し
ない値があれば入力回路が異常であると判定して、他の
ディジタル値は使用せず、つまり、リレー演算は行わ
ず、系統事故の判定を中止する(ステップST5)。 なお、上記実施例では点検監視用電圧として一定レベ
ル電圧を使用したが、零電圧でもよいし、交流電圧でも
よい。また、各フィルタカード3a〜3bに異なる値の電圧
を加えるようにしてもよい。 また、上記実施例では常時監視について説明したが、
点検時に第2図のフローチャートによる動作を行うよう
にしてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。 さらに、上記実施例では、フィルタカード3a〜3cの外
部から点検監視用電圧を加えるように構成したが、フィ
ルタカード3a〜3cの内部から加えてもよい。
【発明の効果】 以上のように、この発明によれば入力回路に複数のフ
ィルタ回路が設けられたディジタル型保護継電装置の入
力回路の点検監視方式を複数のフィルタカードのそれぞ
れ異なるチャネルのフィルタに点検監視用電圧を印加
し、対応する入力回路の出力ディジタル値を基準値と比
較して入力回路の異常を検出するように構成したので、
フィルタ回路におけるフィルタ選択動作およびアナログ
・ディジタル変換部におけるフィルタ回路出力選択動作
の良否判定を、系統事故判定に影響を与えないように即
時に判定でき、特に、アナログ・ディジタル変換部によ
るフィルタ回路の選択動作の良否も判定できることか
ら、フィルタ回路の誤選択に起因する系統事故判定の誤
動作を未然に防止できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるディジタル型保護継
電装置の入力回路を示すブロック図、第2図はディジタ
ル型保護継電装置の入力回路の点検監視方式の動作を示
すフローチャート、第3図はディジタル型保護継電装置
の入力回路の点検監視方式を示す概略ブロック図、第4
図はフィルタ回路部の詳細ブロック図、第5図は従来の
ディジタル型保護継電装置の入力回路を示すブロック図
である。 1は変流器(計器用変成器)、2は入力トランス部、3
はフィルタ回路部、3a〜3cはフィルタ回路(フィルタカ
ード)、4はA/D変換部、5はCPU(演算回路,比較回
路)、6はフィルタ、7,71はマルチプレクサ(MPX)、
8は点検監視用電源、9はA/D変換器。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の電気量を取り込む計器用変成器
    と、取り込んだ前記電気量の必要周波数成分を抽出す
    る、複数のチャネルに対応したフィルタをそれぞれ含み
    各フィルタ出力を選択出力する複数のフィルタ回路およ
    び前記各フィルタ回路の出力を選択してアナログ・ディ
    ジタル変換するアナログ・ディジタル変換部から成る入
    力回路と、前記アナログ・ディジタル変換部の出力にも
    とづいて前記電力系統の事故を検出するとともに、前記
    入力回路の点検監視を行う演算回路とを備えたディジタ
    ル型保護継電装置の入力回路の点検監視方式において、
    前記複数のフィルタ回路の異なるチャネルにそれぞれ点
    検監視用専用チャネルを設け、この点検監視用専用チャ
    ネルに対応したフィルタに点検監視用電圧を入力し、前
    記演算回路は、点検監視用専用チャネルに対応したフィ
    ルタの出力値を前記アナログ・ディジタル変換部を介し
    て入力し、その出力値と前記点検監視用電圧の所定の基
    準値とを比較して、前記入力回路の複数のフィルタ回路
    の選択動作の良否を判定する比較回路を含むことを特徴
    とするディジタル型保護継電装置の入力回路の点検監視
    方式。
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