JP2520643Y2 - 鋼帯の入側通板装置 - Google Patents

鋼帯の入側通板装置

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JP2520643Y2
JP2520643Y2 JP1991090062U JP9006291U JP2520643Y2 JP 2520643 Y2 JP2520643 Y2 JP 2520643Y2 JP 1991090062 U JP1991090062 U JP 1991090062U JP 9006291 U JP9006291 U JP 9006291U JP 2520643 Y2 JP2520643 Y2 JP 2520643Y2
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steel strip
guide table
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武 市原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コイル状の鋼帯を巻戻
す際、鋼帯の先端を巻戻し装置からピンチロールへ自動
的に誘導通板する入側通板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コイル状の鋼帯を巻戻す際、鋼帯コ
イルの先端通板については、例えば実開昭58−518
17号公報に示された「ストリップの巻取り機用案内装
置」の技術でも知られているように、巻戻し装置におい
てもこれをマグネットコンベヤーで対応していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしこの方法では、
鋼帯厚さが1.4mm以上で鋼帯コイル外径1200m
m以下のような場合、鋼帯先端の巻きぐせをマグネット
コンベヤーの吸着力で矯正しないと、マグネットコンベ
ヤー搬送に必要な鋼帯保持力が得られず、鋼帯先端がマ
グネットコンベヤーから落下して、案内装置による鋼帯
先端通板ができなくなる。
【0004】そこでマグネットコンベヤーの吸着力を強
くし、鋼帯先端の巻きぐせを矯正しようとすると、マグ
ネットコンベヤーのマグネットとストリップ吸着力がマ
グネットコンベヤーのプーリーとベルトのグリップ力よ
り大きくなり、プーリーが空転して通板できなくなる。
【0005】そのため鋼帯コイルの先端の巻きぐせを矯
正するために、鋼帯の巻戻し方向とは反対の位置に巻き
ぐせを矯正するベンディング装置を設け、鋼帯を通板と
は反対方向に巻き戻し、前記ベンディング装置で鋼帯の
巻きぐせと逆方向に曲げることにより鋼帯先端の矯正を
行った後、鋼帯の巻戻し方向への通板を行っている。
【0006】しかしながらこのベンディング装置による
先端矯正も、鋼帯コイル外径の違いにより巻きぐせが異
なるため、すべての巻戻し径の鋼帯に適用出来るもので
はなく、鋼帯先端の落下がしばしば発生し、入り側の自
動運転に支障を来していた。
【0007】本考案は上記課題に鑑み、鋼帯先端の落下
を防止し、マグネットコンベヤーの吸着力で鋼帯先端を
保持しながら、かつ円滑に鋼帯をピンチロールへ通板す
る鋼帯の入側通板装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、コイル状の鋼
帯を上戻しする巻戻し装置と、鋼帯を緊張するピンチロ
ールとの間に、巻戻した鋼帯先端をピンチロールに誘導
するマグネットコンベヤーを設けた鋼帯の入側通板装置
において、前記マグネットコンベヤーをそのピンチロー
ル側の基端部を支点として回動可能とし、タッチロール
を有する先端部はほぼ巻戻し装置の中心まで達するよう
に設け、マグネットコンベヤーの下面側には、ガイド
テーブルを、並行に且つガイドテーブル上に設けたスト
ッパーを介しマグネットコンベヤーとは一定の隙間を保
って配設し、該ガイドテーブルの基端部はピンチロール
の下側ロールと同軸として回動可能とし、さらにガイド
テーブルには巻戻し装置側に向かって摺動する移動テー
ブルを内蔵させ、その先端部にタッチロールを配設した
ことを特徴とする鋼帯の入側通板装置である。
【0009】
【作用】本考案は以上の如く構成されており、巻戻し装
置から上戻しされた鋼帯の先端は、励磁された状態で下
降したマグネットコンベヤーのマグネットにより吸引さ
れるとともに、上昇してきたガイドテーブルによって挟
持される。
【0010】マグネットコンベヤーとガイドテーブルと
の間は、鋼帯の誘導に支障がないように例えばストッパ
ー等により一定の隙間に保たれる。
【0011】巻戻しされた鋼帯は、巻戻し装置の回転と
ともにマグネットコンベヤーの移動により誘導されピン
チロール方向に移動するが、このとき通常鋼帯先端に生
じる下方向の巻きぐせは、磁力に抗してマグネットコン
ベヤーより離脱し垂れ下るようになるが、ガイドテーブ
ルにより頭が押さえられ、ガイドテーブル上面に保持さ
れて鋼帯先端の落下が防止され、円滑にピンチロールに
誘導される。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は鋼帯入側通板装置の側面図,図2は通板装
置ガイドテーブルの作動を説明する側面図である。
【0013】本鋼帯入側通板装置は、コイル状の鋼帯を
上戻しする巻戻し装置1と、鋼帯を緊張するピンチロー
ル2と、巻戻した鋼帯先端をピンチロール2に誘導する
マグネットコンベヤー3と、マグネットコンベヤー3の
下面側に並行に設けられたガイドテーブル4により構成
されている。
【0014】マグネットコンベヤー3は、ピンチロール
2側の基端部5の貫通軸5aを支点として回動可能に設
けられ、先端部はほぼ巻戻し装置1の中心まで達する長
さとされ、その先端部にはマグネットコンベヤー3を上
下に回動するシリンダー6が取り付けられる。
【0015】またその先端下部には巻戻し装置1に挿着
されたコイル11に当接するタッチロール7が取り付け
られている。さらにコンベヤー3内には鋼帯11aを吸
引保持するマグネット3aが列設され、その下部には鋼
帯11aをピンチロール2側に通板するベルト12が取
り付けられている。
【0016】マグネットコンベヤー3の下面側に並行に
設けられたガイドテーブル4は、基端部をピンチロール
2の下側ロール2aと同軸に取り付けて回動可能とし、
テーブル下面には、ガイドテーブル4を上下に回動する
シリンダー8が取り付けられる。またガイドテーブル4
上面には、テーブル4が上昇した場合に鋼帯11aの誘
導に支障がないよう、マグネットコンベヤー3との間に
一定の隙間を保つための所定厚みのストッパー9が取り
付けられる。
【0017】さらにガイドテーブル4には、シリンダー
等により巻戻し装置1側に向かって摺動するようにした
移動テーブル4aを内蔵させており、該テーブル4aの
先端にはコイル11に当接するタッチロール10が取り
付けられている。
【0018】ついで本通板装置の作動について説明す
る。
【0019】先ずマグネットコンベヤー3を、ピンチロ
ール2側の基端部5の貫通軸5aを支点として回動さ
せ、タッチロール7を巻戻し装置1に挿着したコイル1
1の上面に当接させるまでマグネットコンベヤー3を下
降させる。
【0020】ついで巻戻し装置1から上戻した鋼帯11
aの先端を励磁された状態のマグネットコンベヤー3の
マグネット3aにより吸引させるとともに、ガイドテー
ブル4を上昇させる。
【0021】ついで移動テーブル4aをコイル11に当
接するまで突出させたのち、マグネットコンベヤー3の
ベルト12を駆動させることにより、吸引した鋼帯先端
をピンチロール2側に通板する。
【0022】このようにすれば、通常鋼帯先端に生じる
下方向の巻きぐせは、移動テーブル4aおよびガイドテ
ーブル4によって鋼帯の頭が押さえられ、ガイドテーブ
ル4上面に保持されて鋼帯先端の落下が防止され、マグ
ネットコンベヤー3およびガイドテーブル4の隙間を通
過して、鋼帯11aは円滑にピンチロール2に誘導され
る。
【0023】一旦鋼帯11a先端がピンチロール2に噛
み込めば、ガイドテーブル4はその目的を達するので、
移動テーブル4aを後退させたのちこれを下方に退避さ
せ、ついでマグネットコンベヤー3も上方に退避させ巻
戻しを継続する。
【0024】
【考案の効果】以上説明した如く本考案によれば、コイ
ルの巻戻しに際して、先端の巻きぐせによって生ずる鋼
帯先端の落下による入側自動通板の停止による生産量の
減少、鋼帯先端通板復旧作業の発生といった不具合を、
マグネットコンベヤーとガイドテーブルにより解決する
ものであり、従来併用していたベンディングローラ等の
矯正装置は不要となり、円滑にコイルを巻戻し通板する
ことができ、作業効率,生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼帯入側通板装置の側面図である。
【図2】通板装置ガイドテーブルの作動を説明する側面
図である。
【符号の説明】
1 鋼帯の巻戻し装置 2 ピンチロール 3 マグネットコンベヤー 3a マグネット 4 ガイドテーブル 4a 移動テーブル 5 マグネットコンベヤーの基端部 5a 貫通軸 6,8 シリンダー 7,10 タッチロール 9 ストッパー 11 コイル 11a 鋼帯 12 ベルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状の鋼帯を上戻しする巻戻し装置
    と、鋼帯を緊張するピンチロールとの間に、巻戻した鋼
    帯先端をピンチロールに誘導するマグネットコンベヤー
    を設けた鋼帯の入側通板装置において、前記マグネット
    コンベヤーをそのピンチロール側の基端部を支点として
    回動可能とし、タッチロールを有する先端部はほぼ巻戻
    し装置の中心まで達するように設け、マグネットコン
    ベヤーの下面側には、ガイドテーブルを、並行に且つ該
    ガイドテーブル上に設けたストッパーを介しマグネット
    コンベヤーとは一定の隙間を保って配設し、該ガイドテ
    ーブルの基端部はピンチロールの下側ロールと同軸とし
    て回動可能とし、さらにガイドテーブルには巻戻し装置
    側に向かって摺動する移動テーブルを内蔵させ、その先
    端部にタッチロールを配設したことを特徴とする鋼帯の
    入側通板装置。
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JPS63165017A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd オ−プニングヘツド付コイル先端部引出し装置

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