JP2520325Y2 - トラック用ホイールカバー - Google Patents

トラック用ホイールカバー

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JP2520325Y2
JP2520325Y2 JP1988157173U JP15717388U JP2520325Y2 JP 2520325 Y2 JP2520325 Y2 JP 2520325Y2 JP 1988157173 U JP1988157173 U JP 1988157173U JP 15717388 U JP15717388 U JP 15717388U JP 2520325 Y2 JP2520325 Y2 JP 2520325Y2
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JP
Japan
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wheel
wheel cover
hole
desk
cover
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JP1988157173U
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Inventor
秀▲あき▼ 小林
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ヤック株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ホイールデスクへのホイールカバーの装着
が簡単であり且つホイールカバーの装着によって車軸特
にブレーキドラム部分に熱がこもらずしかも外観に優れ
たトラック用ホイールカバーに関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、トラックの化粧の一環としてホイールデスク
(3′)に鏡面仕上げされたホイールカバー(4′)を
装着する事が良く行なわれている。処が前輪は兎も角、
後輪はダブルタイヤであって車輪のホイールデスク
(3′)の中央に車軸に一致して中央突起(12′)が大
きく突出しており、且つ中央突起(12′)の回りが大き
くリング状に凹んでいてホイールカバー(4′)の凹凸
が激しく、中央突起(12′)の処理が困難であった。そ
こで、従来のホイールカバー(4′)では単にホイール
カバー(4′)の中央に大きな中央突起挿通用の大孔
(13′)を穿設し、中央突起(12′)がホイールカバー
(4′)から突出した状態で我慢せざるを得ず、外観的
に問題があった。そこで、中央突起(4′)にキャップ
状の第2ホイールカバー(従来例では図示せず)を被嵌
しようとしたが車軸からの熱やブレーキをかけた時に発
生する摩擦熱が第2ホイールカバー内にこもってしまい
車軸特にブレーキドラムの温度が異常に高くなってしま
うと言う欠点や、第2ホイールカバーをしようとした場
合には第1ホイールカバーの内周面と第2ホイールカバ
ーの外周面との間が非常に狭いためにボックススパナの
ような締結工具が前記外周面に接触して入り難く、第2
ホイールカバーの取り付けが出来ないというような問題
点もあった。
(考案の目的) 本考案はかかる従来例の欠点に鑑みて為されたもの
で、その目的とする処はホイールデスクへのホイールカ
バーの装着が簡単であり且つホイールカバーの装着によ
って車軸特にブレーキドラム部分に熱がこもらずしかも
外観に優れたトラック用ホイールカバーを提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、係る従来技術の問題点を解決するために、
第1項では; なべ状に形成され、ホイールデスク(3)の中央に
突設されている中央突起(12)を挿通するための中央大
孔(13)が中央部分に穿設され、かつ該中央大孔(13)
の周辺部にホイールデイスク(3)に取着するボルト挿
通孔(6)が穿設されている第1ホイールカバー(4a)
と、 第1ホイールカバー(4a)の中央大孔(13)から突
出している中央突起(12)に被嵌されるキャップ本体
(17)及び該キャップ本体(17)の開口外縁に突設さ
れ、第1ホイールカバー(4a)のボルト挿通孔(6)に
対応する部位にボルト挿通孔(6)が穿設された被覆用
鍔(18)とからなるキャップ状の第2ホイールカバー
(4b)とで構成されてなり、 第2ホイールカバー(4b)のキャップ本体(17)側
面に、第1ホイールカバー(4a)並びに第2ホイールカ
バー(4b)をホイールデスク(3)に固着するためのボ
ルト・ナットに合わせて透孔(19)を穿設すると共に、 この透孔(19)をボルト軸方向に沿って長溝状に穿
設する。
と言う技術的手段を採用している。
(作用) 第1ホイールカバー(4a)をホイールデスク(3)
の外側面に添わせて固着し、第1ホイールカバー(4a)
の中央大孔(13)から中央突起(12)を突出させる。
続いて第2ホイールカバー(4b)を中央突起(12)
に被嵌し、第2ホイールカバー(4b)にて中央突起(1
2)を覆い隠すと共に第2ホイールカバー(4b)を第1
ホイールカバー(4a)に取着する。
ここで、第2ホイールカバー(4b)の側面に穿設さ
れた透孔(19)の存在によりボックススパナ(20)が第
2ホイールカバー(4b)の側面に接触せず、締め込みが
容易に行える。
このようにホイールカバー(4)をホイールデスク
(3)に装着した状態でトラックの運転を行うのである
が、車軸に伝わった熱やブレーキをかけつ時に発生した
熱は第2ホイールカバー(4b)の透孔を通して放散さ
れ、ホイールカバー(4)によって熱がこもると言うよ
うな現象が生じないものである。
(実施例) 以下、本考案に付いて説明する。ホイールカバーは前
輪用と後輪用とがあるが、本考案にかかるホイールカバ
ー(4)は後輪用のものである。トラックの後輪側は内
輪側と外輪側のダブルタイヤとなっている。ブレーキド
ラム(1)には同一円周上に複数本の取付ボルト(2a)
が植設されており、内輪側ホイールデスク(3b1)が、
内側の取付ボルト(2a)に螺着された外側取付ボルト
(2b)にてブレーキドラム(1)に固着されている。こ
の外側取付ボルト(2b)は内面に雌ねじが螺設されてお
り、外面に雄ねじが刻設されているもので、雌ねじが前
記内側取付ボルト(2a)に螺着されて内輪側ホイールデ
スク(3b1)を固着しているものである。外輪側ホイー
ルデスク(3b2)はこの外側取付ボルト(2b)に螺着さ
れたナット(7)にて固着されるものでその状態が第2
図の通りである。
次に、外輪側ホイールデスク(3b2)とこれに装着さ
れる後輪側のホイールカバー(4)に付いて説明する。
外輪側ホイールデスク(3b2)は図のようにダブルタイ
ヤのために車軸カバー用の中央突部(12)を中心に大き
くリング状に凹こんでいる。
後輪側のホイールカバー(4)は第1ホイールカバー
(4a)と第2ホイールカバー(4b)とで構成されてお
り、第1ホイールカバー(4a)は外輪側ホイールデスク
(3b2)に合わせてなべ状に凹こんでおり、その中央部
分に車軸挿通用の中央大孔(13)が穿設され、更に中央
大孔(13)の回りにカバー取付用の孔が穿設されてい
る。このカバー取付用の孔の半分は第1ホイールカバー
(4a)をホイールデスク(3b2)に螺着するためのテー
パ状取付孔(6)となっており、残りが外輪側ホイール
デスク(3b2)を螺着したナットを挿通するためのばか
孔(9)であり、ばか孔(9)とテーパ状取付孔(6)
とは1つ置きに設けられている。テーパ状取付孔(6)
はホイールデスク(3b2)側に向かって次第に直径が小
さくなるようなテーパ状に形成されており、後述するよ
うにナットによる締め込み時にホイールカバー(4)が
車軸に対して自動的にセンタ合わせされるようになって
いる。更に、第1ホイールカバー(4a)の開口縁外周に
は外鍔(14)が突設されており、外輪側ホイールデスク
(3b2)に係着するようになっている。又、取付用の孔
の周囲には小判型の長孔(15)が同一円周上に等間隔で
穿設されている。
第2ホイールカバー(4b)は帽子状のキャップ本体
(17)と、キャップ本体(17)の開口外縁に突設された
被覆用鍔(18)とで構成されており、被覆用鍔(18)に
は第1ホイールカバー(4a)の取付用の孔に合わせてば
か孔(9)とテーパ状取付孔(6)とが同様に穿設され
ている。同時にキャップ本体(17)の側壁には取付用の
孔に合わせて軸方向に長溝状の透孔(19)が穿設されて
いる。
しかして第1図のようにまず、第1ホイールカバー
(4a)を外輪側ホイールデスク(3b2)内に嵌め込み、
続いて第2ホイールカバー(4b)を第1ホイールカバー
(4a)内に嵌め込んで外側取付ボルト(2b)を第1ホイ
ールカバー(4a)並びに第2ホイールカバー(4b)のテ
ーパ状取付孔(6)に挿通し、ナット(7)を均等に締
め込んで第1、第2ホイールカバー(4a)(4b)を共締
め固着するようにするが、この場合ナット(7)を均等
に締め込んで行くに連れて第1、第2ホイールカバー
(4a)(4b)とが外輪側ホイールデスク(3b2)に沿っ
て移動し、取付ボルト(2)のセンタとテーパ状取付孔
(6)のセンタとが合致するようになって第1、第2ホ
イールカバー(4a)(4b)のセンタと外輪側ホイールデ
スク(3b2)のセンタとが自動的に合致するようにな
る。これにより自動的にホイールバランスが取れるもの
である。
ここで、第1、第2ホイールカバー(4a)(4b)の取
付けに当たって第2ホイールカバー(4b)の側壁と第1
ホイールカバー(4a)の内壁との間が非常に狭く、ボッ
クススパナ(20)が側壁に当たってナット(7)を締め
込めないものであるが、前記長溝状の透孔(19)によっ
てボックススパナ(20)が側壁に当たる事なく挿入出来
るものである。
このようにホイールカバー(4)をホイールデスク
(3)の外面に取着した状態でトラックを走行させると
車軸に伝わった熱やブレーキをかけた時に発生する摩擦
熱によってブレーキドラムの部分に多大の熱がたまる事
になるが、この熱は第2ホイールカバー(4b)の透孔に
よって放熱され、ブレーキドラム部分に蓄熱されないも
のである。
(効果) 本考案は、なべ状に形成され、ホイールデスクの中央
に突設されている中央突起を挿通するための中央大孔が
中央部分に穿設されている第1ホイールカバーと、第1
ホイールカバーの中央大孔から突出している中央突起に
被嵌され、第1ホイールカバーに取着されるキャップ状
の第2ホイールカバーとで構成されたトラック用ホイー
ルカバーにおいて、第2ホイールカバーの側面に透孔を
穿設してあるので、ホイールカバーをホイールデスクの
外面に取着した状態でトラックを走行させると車軸に伝
わった熱やブレーキをかけた時に発生する摩擦熱によっ
てブレーキドラムの部分に多大の熱がたまる事になる
が、この熱は第2ホイールカバーの透孔によって放熱さ
れ、ブレーキドラム部分に蓄熱されないと言う利点があ
り、又、上記透孔は、第1ホイールカバー並びに第2ホ
イールカバーをホイールデスクに固着するためのボルト
・ナットに合わせてボルト軸方向に沿って長溝状に穿設
してあるので、第1、第2ホイールカバーの取付けに当
たって第2ホイールカバーの側壁と第1ホイールカバー
の内壁との間が非常に狭くともボックススパナが側壁に
当たってナットを締め込めないと言うような事がなく極
めて円滑にナットの締め込み作業が出来るものである。
即ち、前記透孔は、長溝状にする事により放熱孔とし
ての役割を果たすと同時にボックススパナの逃げ孔とし
ての2役を果たすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図…本考案の後輪側ホイールカバーの取付方法を示
す一実施例の分解断面図 第2図…本考案の後輪側ホイールカバーの取付状態を示
す一実施例の断面図 第3図…本考案の後輪用ホイールカバーの取付状態を示
す一実施例の正面図 第4図…従来例の後輪用ホイールカバーの取付状態を示
す一実施例の断面図 (1)……ブレーキドラム (2)……取付ボルト (2a)……内側取付ボルト (2b)……外側取付ボルト (3)……ホイールデスク (3b1)……内輪側ホイールデスク (3b2)……外輪側ホイールデスク (4)……ホイールカバー (4a)……第1ホイールカバー (4b)……第2ホイールカバー (5)……デスク取付孔、(6)……テーパ状取付孔 (7)……ナット、(8)……テーパ状角部 (9)……ばか孔、(10)……突部 (11)……固着孔、(12)……中央突部 (13)……中央大孔、(14)……外鍔 (15)……長孔、(16)……キャップ (17)……キャップ本体、(18)……被覆用鍔 (19)……長溝状の透孔、(20)……ボックススパナ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】なべ状に形成され、ホイールデスクの中央
    に突設されている中央突起を挿通するための中央大孔が
    中央部分に穿設され、かつ該中央大孔の周辺部にホイー
    ルデスクに取着するボルト挿通孔が穿設されている第1
    ホイールカバーと、第1ホイールカバーの中央大孔から
    突出している中央突起に被嵌されるキャップ本体及び該
    キャップ本体の開口外縁に突設され、第1ホイールカバ
    ーのボルト挿通孔に対応する部位にボルト挿通孔が穿設
    された被覆用鍔とからなるキャップ状の第2ホイールカ
    バーとで構成されてなり、 第2ホイールカバーのキャップ本体側面に、第1ホイー
    ルカバー並びに第2ホイールカバーをホイールデスクに
    固着するためのボルト・ナットに合わせて透孔を穿設す
    ると共に、この透孔をボルト軸方向に沿って長溝状に穿
    設してなる事を特徴とするトラック用ホイールカバー。
JP1988157173U 1988-12-01 1988-12-01 トラック用ホイールカバー Expired - Lifetime JP2520325Y2 (ja)

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JPH0277104U JPH0277104U (ja) 1990-06-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521764U (ja) * 1975-06-24 1977-01-07
JPS5489741U (ja) * 1977-12-07 1979-06-25
JPS582642Y2 (ja) * 1979-05-09 1983-01-18 太平洋工業株式会社 ホイ−ルキヤツプ
JPS57105801U (ja) * 1980-12-23 1982-06-30
JPS6046301U (ja) * 1983-09-03 1985-04-01 サカエ理研工業株式会社 通風孔を設けたホイ−ルキヤツプ

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JPH0277104U (ja) 1990-06-13

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