JP2520182B2 - 透水性ケ―ソン - Google Patents

透水性ケ―ソン

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JP2520182B2
JP2520182B2 JP2083298A JP8329890A JP2520182B2 JP 2520182 B2 JP2520182 B2 JP 2520182B2 JP 2083298 A JP2083298 A JP 2083298A JP 8329890 A JP8329890 A JP 8329890A JP 2520182 B2 JP2520182 B2 JP 2520182B2
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彬夫 田中
義郎 永井
治生 清水
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は透水性ケーソンに関する。
従来の技術 従来、港曲などにおいては、例えばケーソン等により
防波堤が築堤されており、この防波堤に囲まれて閉鎖的
水域が形成されている。しかし、この閉鎖的水域におい
ては海水の流通性が乏しくなり、港湾内の海水が汚濁す
るため、近年、このケーソンに湾外側と湾内側とを横方
向に連通する連通通路を設けて、閉鎖的水域内の水質汚
濁を防止することが提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記のように湾外側と湾内側とを横方向に連
通する連通通路を設けたケーソンでは、海底部に堆積し
ているヘドロなどが連通通路を通って移動してしまい、
ヘドロ箇所の拡大などを招くおそれがある。
本発明は上記課題を解決するもので、ヘドロ箇所の拡
大などを招くことのない透水性ケーソンを提供すること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、水中に配置させ
たケーソンにおいて、波浪伝達方向に貫通する通路部を
設け、この通路部の互いの開口部の高さを異ならしめ、
高い位置にある開口部を湾外側に向け、低い位置にある
開口部を湾内側に向けて配置させたものである。
作用 上記構成により、一方の開口部は低い位置に、また他
方の開口部は高い位置に配設させ、高い位置の開口部を
ヘドロ箇所側の領域である湾外側に向けて透水性ケーソ
ンを配置することにより、通路部を介してこの通路部前
後の領域間で波浪によって水が通過する一方、ヘドロは
通路部に流入することがなくなり、これによりヘドロ箇
所の拡大は防止される。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図(a)および(b)に示すように、コンクリー
ト製のケーソン1には斜め前後方向に貫通する通路部2
が複数並んで設けられ、一方の開口部3は高い位置に形
成され、他方の開口部4は低い位置に形成されている。
この透水性ケーソン5は、ヘドロaが海底にたまってい
る領域の境界部などにおいては、第2図に示すように、
高い位置にある開口部3がヘドロa側湾外側領域に向か
うように、波浪伝達力xに対向して(例えば開口部3が
湾外側に向かって)配置されている。
上記構成において、波浪伝達力xにより湾外側の中層
部または上層部の海水が通路部2を介して湾内側の低層
部に流入する。したがって、湾の内外間で海水が良好に
流通する状態でありながら、ヘドロaがたまっている湾
外側の開口部3は高い位置にあることにより通路部2へ
のヘドロaの流入は防止される。これによりヘドロa箇
所が拡大することはない。
また、上記実施例においては、ヘドロ箇所の拡大を防
止する例を示したが、微細な砂の流出防止にも利用でき
る。すなわち、微細な砂のある箇所の側に高い位置の開
口部3を向けかつ波浪xに対向して配置することにより
微細な砂の流出を防止できる。
さらに、上記透水性ケーソン5は水質の改善にも利用
できる。すなわち、高い位置の開口部3を湾外側に向け
ることにより、海中の上層部および中層部の酸素量の多
い水が海流で流入して低い位置の開口部4から流れ出
る。この酸素量の多い水が海底近くの酸素量の少ない水
に混入することにより水質が改善される。また、底部が
富栄養化されている側に、低い位置の開口部4を向ける
ことによって、波浪流れで底部近傍の富栄養化水bが通
路部2を介して上層部、中層部に供給され、これによっ
ても水質が改善される。
第3図(a),(b)は他の実施例を示すもので、こ
の実施例においては、コンクリート製の底面部11の前端
および後端から上方に延びる前面壁12および後面壁13が
立設されている。そして、この前面壁12と後面壁13とに
跨って鋳鉄管等からなる複数の通路部14が傾斜されて配
設され、通路部14の前側開口部15は高い位置に、通路部
14の後側開口部16は低い位置に配置されている。この透
水性ケーソン17によっても上記実施例の透水性ケーソン
5と同様の作用効果が得られる。
なお、上記両実施例における通路部2,14の長さや傾斜
角度は用途に応じて適宜変更させるとよい。
さらに、第4図(a),(b)は別途実施例を示すも
ので、この透水性ケーソン21は上下2段のコンクリート
製ケーソン22A,22Bにおいて前面の高い位置に複数の開
口部23が設けられ、後面の高い位置に複数の開口部24が
設けられ、これらの対応する開口部23,24同士が上下お
よび前後に延びた通路部としての連通空間部25により連
通されている。隣り合う連通空間部25同士は各段のケー
ソン22A,22Bにそれぞれ横方向に延びて形成された横連
通路26A,26Bによって連通されている。なお、図示しな
いが、この透水性ケーソン21の横方向端部は蓋部材など
により閉鎖されて、前面開口部23と後面開口部24のみか
ら海水等が流入、流出するようになっている。この種の
透水性ケーソン21によっても上記実施例の透水性ケーソ
ン5,17と同様の作用効果が得られる。
また、各実施例の透水性ケーソン5,17,21を組合わせ
て使用してもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、通路部の互いの開口部
の高さを異ならしめ、高い位置にある開口部を湾外側に
向け、低い位置にある開口部を湾内側に向けて配置させ
たので、ヘドロや細かな砂などが湾外側にある場合にこ
の湾外側の高位置の開口部を配置したため、ヘドロや細
かな砂の湾内側への流入を防止でき、また、湾内におけ
る海底近傍の富栄養水側に低位置の開口部を向けて配置
することにより富栄養水を上、中層部に供給でき、さら
には酸素量の多い上、中層部の水を酸素量の少ない低層
部に供給できない水質の改善を行える。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本発明の一実施例に係る透
水性ケーソンを示す断面図および正面図、第2図は同透
水性ケーソンの使用例を示す断面図、第3図(a)およ
び(b)は本発明の他の実施例に係る透水性ケーソンを
示す断面図および正面図、第4図(a)および(b)は
さらに本発明の他の実施例を示す断面図および正面図で
ある。 1,22A,22B……ケーソン、2,14……通路部、3,4,15,16,2
3,24……開口部、5,17,21……透水性ケーソン、12……
前面壁、13……後面壁、25……連通空間部(通路部)、
26A,26B……横連通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−70706(JP,A) 特開 昭64−36809(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中に配置させたケーソンにおいて、波浪
    伝達方向に貫通する通路部を設け、この通路部の互いの
    開口部の高さを異ならしめ、高い位置にある開口部を湾
    外側に向け、低い位置にある開口部を湾内側に向けて配
    置させたことを特徴とする透水性ケーソン。
JP2083298A 1990-03-29 1990-03-29 透水性ケ―ソン Expired - Fee Related JP2520182B2 (ja)

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JPS6370706A (ja) * 1986-09-11 1988-03-30 Sawamura Design Kenkyusho:Kk 防波堤
JPH0285410A (ja) * 1988-09-19 1990-03-26 Kubota Ltd 消波ケーソン

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