JP2520114Y2 - 可動翼操作機構のシール装置 - Google Patents

可動翼操作機構のシール装置

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JP2520114Y2
JP2520114Y2 JP1991032315U JP3231591U JP2520114Y2 JP 2520114 Y2 JP2520114 Y2 JP 2520114Y2 JP 1991032315 U JP1991032315 U JP 1991032315U JP 3231591 U JP3231591 U JP 3231591U JP 2520114 Y2 JP2520114 Y2 JP 2520114Y2
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JP
Japan
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movable wing
main shaft
wing operation
sealing device
rod
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Application number
JP1991032315U
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JPH04109496U (ja
Inventor
和幸 南部
紀夫 三井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポンプ製品の可動翼操
作機構に適用されるシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプ製品において、可動翼操作
機構が設置されるランナボス内は、封入された潤滑油に
よって該機構部の潤滑が行われてきた。しかしながら、
ランナボス内の潤滑油を完全にシールすることは不可能
で、最近は、環境悪化等防止のため、該ランナボス内の
潤滑を清水にて行う方法が実施されつつある。
【0003】また、翼操作に必要な操作力はランナボス
から離れた場所に設置されるバルコン、油圧ピストン等
により発生させているので、当然該装置とランナボス内
の操作機構とを連結する操作棒が必要となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、上述した潤滑
油又は清水がこの操作棒を通じて漏洩しないよう、従来
にあっては、Oリング、Vリング等の高分子材料で作製
したシールを使用している。しかしながら、該シールを
使用した場合、該シールとの摺動摩擦による軸摩耗が発
生するという問題があった。
【0005】本考案は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、軸摩耗の発生を確実に防
止できるようにした可動翼操作機構のシール装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案は、ランナボス内の封入液体が外部へ漏洩
しないよう、ポンプの主軸とこの主軸の内部に配設され
ている可動翼操作棒との間にシール部材を配設した可動
翼操作機構のシール装置において、該シール部材を軸方
向に柔軟性を有する部材により作製すると共に、該シー
ル部材から漏洩した液体を検知する検知手段を設けたも
のである。
【0007】
【作用】上記の手段によれば、ポンプの主軸とこの主軸
の内部に配設されている可動翼操作棒との間に設けられ
るシール部材として、軸方向に柔軟性を有する部材、例
えば高圧、高速条件下のメカニカルシールに採用されて
いる溶接ベローズ等の部材を使用している。したがっ
て、主軸とシール部材との間の摺動摩擦をなくすことが
でき、軸摩耗の発生を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照して本考案の一実施例につ
いて詳細に説明する。図1は、本実施例に係る可動翼操
作機構のシール装置を示す断面図である。
【0009】図1において、ポンプの主軸1の内部には
可動翼操作棒2が配設されており、該操作棒2の先端側
には、主軸1と共に回転運動しながら直線運動をするロ
ッド3が嵌装されている。
【0010】可動翼ポンプでは、バルコン、油圧ピスト
ン等で発生させた翼開閉操作力を駆動装置4を介して
動翼操作棒2に伝え、さらにガイドロッド5に沿った操
作棒2の直線運転をリンク機構6によりベーン7の回転
運動に変換するよう構成されている。
【0011】そして、この可動翼操作機構の潤滑剤(例
えば水)はランナボス8内に封入されており、前記駆動
装置4側の液体(例えば油)との混合を避けるため、シ
ール部材9がポンプの主軸1とこの主軸の内部に配設さ
れている可動翼操作棒2との間に装着配置された構造と
なっている。
【0012】ロッド3は、上述したように、主軸1と共
に回転運動しながら、直線運動するため、シール部材9
は該直線方向の動きに追随できる、つまり軸方向に柔軟
性を有するベローズ等の部材により作製されている。
【0013】また、シール部材9が万一破損した際、ラ
ンナボス8内の封入液が、ポンプの主軸1と可動翼操作
2との間の隙間を伝わるが、該封入液の駆動装置4側
への漏洩を防止するために、操作棒2の周囲に補助シー
ル部材10を嵌着させた構造としている。
【0014】さらに、主軸1において、該補助シール部
材10の手前側にはドレン穴11が穿設されていると共
に、該ドレン穴11に連通するドレン受け12が主軸1
の外周側に配設されており、該ドレン受け12にて通常
点検時に漏洩の有無を検知できる構造としている。そし
て、該ドレン受け12には漏洩検知器13が取り付けら
れており、自動漏洩検知器が可能となっている。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、
ンプの可動翼操作機構のシール装置において、ポンプの
主軸とこの主軸の内部に配設されている可動翼操作棒と
の間に配設するシール部材を軸方向に柔軟性を有する部
材により作製したことにより、主軸とシール部材との間
の摺動摩擦を排除でき、これによって軸摩耗の発生を確
実に防止できるという優れた効果を奏する。また、検知
手段を設けた構成としたことにより、前記シール部材よ
り漏洩が起こったとしても、該漏洩した液体を容易に検
知できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る可動翼操作機構のシー
ル装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 可動翼操作棒 3 ロッド 4 駆動装置 5 ガイドロッド 6 リンク機構 7 ベーン 8 ランナボス 9 シール部材 10 補助シール部材 11 ドレン穴 12 ドレン受け 13 漏洩検知器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランナボス内の封入液体が外部へ漏洩しな
    いよう、ポンプの主軸とこの主軸の内部に配設されてい
    る可動翼操作棒との間にシール部材を配設した可動翼操
    作機構のシール装置において、該シール部材を軸方向に
    柔軟性を有する部材により作製すると共に、該シール部
    材から漏洩した液体を検知する検知手段を設けたことを
    特徴とする可動翼操作機構のシール装置。
JP1991032315U 1991-03-11 1991-03-11 可動翼操作機構のシール装置 Expired - Lifetime JP2520114Y2 (ja)

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JPH04109496U JPH04109496U (ja) 1992-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51108210U (ja) * 1975-02-28 1976-08-30
JPS64767U (ja) * 1987-06-22 1989-01-05
JPH01173495U (ja) * 1988-05-24 1989-12-08

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