JP2519950Y2 - 支柱と装飾ビームとの連結部構造 - Google Patents

支柱と装飾ビームとの連結部構造

Info

Publication number
JP2519950Y2
JP2519950Y2 JP1993015778U JP1577893U JP2519950Y2 JP 2519950 Y2 JP2519950 Y2 JP 2519950Y2 JP 1993015778 U JP1993015778 U JP 1993015778U JP 1577893 U JP1577893 U JP 1577893U JP 2519950 Y2 JP2519950 Y2 JP 2519950Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
handrail
pillar
bracket
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993015778U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0674617U (ja
Inventor
稔弘 新居
俊一 大沢
貫治郎 岩井
Original Assignee
住金鋼材工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住金鋼材工業株式会社 filed Critical 住金鋼材工業株式会社
Priority to JP1993015778U priority Critical patent/JP2519950Y2/ja
Publication of JPH0674617U publication Critical patent/JPH0674617U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519950Y2 publication Critical patent/JP2519950Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、特に、所定間隔おき
に立設された支柱と、この支柱の上端部に連結される手
すりとの連結部に適用される支柱と装飾ビームとの連結
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
遊歩道や広場等に、それとなく歩行者を誘導したり、あ
るいは安全のため通行を規制したりする目的で設置され
る安全柵の多くは、複数本の支柱を所定間隔おきに建て
付け、この複数本の支柱間に手すりを架け渡すことによ
り構成されている。また、その中には様々な装飾が施さ
れたものも多い。
【0003】しかし、この種の安全柵の多くは、支柱と
手すりとの連結にブラケットとボルト・ナットが使用さ
れ、その多くは露出して風雨にさらされたままの状態に
なっている場合が多い(図4参照)。
【0004】このため、いくら様々な装飾が施されてい
ても、その効果が半減してしまうのを免れず、また、永
年の経過とともにねじ部が錆び付き、部品の交換等のメ
ンテナンスがスムーズにできない等の課題があった。
【0005】また、永年の間、風雨にさらされてせっか
くの装飾が朽ちてしまうなどの課題もあった。
【0006】この考案は、以上の課題を解決するために
なされたもので、永年の間風雨にさらされても装飾性を
損なわず、しかも、部品の交換等のメンテナンスもスム
ーズに行えることを可能にした支柱と装飾ビームとの連
結部構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係る支柱と装
飾ビームとの連結部構造は、支柱および装飾ビームを角
形鋼管の表面にZ−S処理を施し、その上に装飾材を接
着又は塗着することによりそれぞれ形成し、前記装飾ビ
ームの下側部に開口部を設け、前記支柱の上端部に前記
開口部から前記装飾ビーム内に突出するブラケットを突
設し、前記装飾ビームの内側部に前記開口部側に突出す
るブラケットを突設し、かつ、前記ブラケットどうしを
前記装飾ビーム内に内包されるボルト・ナットによって
連結することにより構成されている。
【0008】
【実施例】実施例1. 図1、図2及び図3は、この考案に係る装飾ビームの連
結部構造の一実施例を示し、図において、符号1は地盤
面下に造成されたコンクリート基礎2の上に所定間隔お
きに建て付けられた支柱、3と4はこの支柱1,1 間に架
け渡された装飾ビーム3と4(以下、「胴縁3」、「手
すり4」という)、5と6は支柱1の側面部と上端部に
それぞれ突設され、前記胴縁3と手すり4の端部を支柱
1の中間部と上端部にそれぞれ連結するブラケット、7
と8は同様の目的で胴縁3及び手すり4の端部にそれぞ
れ突設されたブラケット、そして、符号9はブラケット
5と7及び6と8とをそれぞれ連結するボルト・ナット
である。
【0009】支柱1、胴縁3及び手すり4は角形鋼管の
表面にレジンモルタル、ポリマーセメントモルタル等の
プラスチックモルタル、人工大理石やアクリル樹脂等の
合成樹脂、あるいは松、檜等の木質材や集成材、合板等
の木質材、さらには、レンガ、ガラス、セラミックタイ
ル等の無機材料等からなる装飾材を塗着又は張り付ける
等して構成されている。
【0010】この場合、角形鋼管の表面には、接着下地
処理として装飾材の接着性を良くするためにプライマー
処理やアルマイト処理、あるいは鋼管の表面に亜鉛−鉄
合金粒を投射し、且つ、クロメート処理又はリン酸塩処
理を施すことにより鋼管の表面に亜鉛−鉄合金の被膜を
形成する、いわゆるZ−S処理が施されている。
【0011】ブラケット5は板状に形成され、かつ、支
柱1の中間部の側部に溶接等によって胴縁3の中に水平
に突設されている。また、ブラケット6はL字状に形成
され、かつ、支柱1の上端部に溶接等によって突設さ
れ、その連結片6aが手すり4の中に開口部10を介して水
平に突設されている。
【0012】ブラケット7は胴縁3の両端部の内壁部3a
より水平に突設され、ブラケット5の上に載置されてい
る。また、ブラケット8は手すり4の両端部の内壁部4a
より水平に突設され、ブラッケト6 の連結片6aの上に載
置されている。
【0013】そして、ブラケット5と7、ブラケット6
の連結片6aとブラケット8とがボルト・ナット9によっ
てそれぞれ連結され、このようにして胴縁3と手すり4
が支柱1の中間部と上端部とにそれぞれ連結されてい
る。
【0014】この場合、ボルト・ナット9の締め付けが
可能なように、胴縁3及び手すり4の両端部の下側に
は、胴縁3及び手すり4の中に手を挿入できるように開
口部10が形成されている。
【0015】また、ボルト・ナット9のボルト頭部が胴
縁3及び手すり4の中に完全に収納できるように、ブラ
ケット5と胴縁3の下端部との間の寸法δ1 、ブラケッ
ト6の水平部6aと手すり4の下端部との間の寸法δ2
設定されている。
【0016】図3は、手すり4の中間部を支柱1の上端
部に連結する連結部の構造を示し、手すり4の下側部に
開口部10が形成され、この開口部10を介して手すり4の
中にブラケット6が突出されている。また、手すり4の
内壁部4aにブラケット8 が開口部10側に水平に突出され
ている。そして、ブラケット6の水平部6aとブラケット
8とがボルト・ナット9によって連結され、このような
構成によって支柱1の上端部に手すり4が連結されてい
る。
【0017】このように構成されていることにより、ブ
ラケット8などの連結金具が全く外に露出しないので、
外観上見苦しくないだけでなく、連結金具が錆び付いて
劣化するなどの問題も起こらない。
【0018】なお、実施例では、支柱と装飾ビームとし
ての胴縁および手すりとの連結部構造について説明した
が、これらの部材の連結部に限られるものではなく、高
い装飾性が要求される部材の連結部の構造として広く適
用できるものである。
【0019】
【考案の効果】この考案に係る支柱と装飾ビームとの連
結部構造は以上説明した構成からなり、支柱と装飾ビー
ムとが、ともに角形鋼管の表面にZ−S処理を施し、そ
の上に装飾材を接着又は塗着することにより形成されて
いるので、装飾材材の接着性がきわめて高く、永年にわ
たって激しい風雨にさらされても、装飾材が剥離するこ
とはなたく永年にわたって高い装飾性を維持できる効果
がある。
【0020】また、装飾ビームの下側部に開口部を設
け、支柱の上端部に前記開口部から前記装飾ビーム内に
突出するブラケットを突設し、前記装飾ビームの内側部
に前記開口部側に突出するブラケットを突設し、かつ、
前記ブラケットどうしを前記装飾ビーム内に内包される
ボルト・ナットで連結して、支柱の上端部に手すりとし
ての装飾ビームが連結されているので、ブラケット及び
ボルト・ナットが装飾ビームの中に完全に収納されて外
部に露出せず、このため、ブラケットなどの連結金具の
露出によって装飾効果を低下させさようなことがなく、
また、連結部が風雨にさらされることもないので、補修
等に際してボルト・ナットが錆ついてとれなくなる等の
問題もなく、部品の交換等のメンテナンスもスムーズに
できる効果がある。特に、支柱と、人の手に触れやすい
手すりとの連結部に適用されることにより前記のような
効果がいえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る装飾ビームの連結部構造の一実
施例を示す安全柵の一部正面図である。
【図2】図1における胴縁及び手すりと支柱との連結部
を示す縦断面図である。
【図3】図1における手すりと支柱との連結部を示す縦
断面図である。
【図4】従来の装飾ビームの連結部の構造の一例を示す
安全柵の一部正面図である。
【符号の説明】
1…支柱、2…コンクリート基礎、3…胴縁、4…手す
り、5,6 …ブラケット、7,8 …ブラケット、9…ボルト
・ナット、10…開口部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱および装飾ビームを角形鋼管の表面
    にZ−S処理を施し、その上に装飾材を接着又は塗着す
    ることによりそれぞれ形成し、前記装飾ビームの下側部
    に開口部を設け、前記支柱の上端部に前記開口部から前
    記装飾ビーム内に突出するブラケットを突設し、前記装
    飾ビームの内側部に前記開口部側に突出するブラケット
    を突設し、かつ、前記ブラケットどうしを前記装飾ビー
    ム内に内包されるボルト・ナットによって連結してなる
    ことを特徴とする支柱と装飾ビームとの連結部構造。
JP1993015778U 1993-03-31 1993-03-31 支柱と装飾ビームとの連結部構造 Expired - Lifetime JP2519950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993015778U JP2519950Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 支柱と装飾ビームとの連結部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993015778U JP2519950Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 支柱と装飾ビームとの連結部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0674617U JPH0674617U (ja) 1994-10-21
JP2519950Y2 true JP2519950Y2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=11898279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993015778U Expired - Lifetime JP2519950Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 支柱と装飾ビームとの連結部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2519950Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3205187A1 (de) * 1982-02-13 1983-08-25 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Substituierte phenylpyrazolderivate, verfahren zu ihrer herstellung, arzneimittel auf basis dieser verbindungen, sowie deren verwendung
JPS6211497A (ja) * 1985-07-08 1987-01-20 株式会社東芝 洗濯機の給水用継手装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0674617U (ja) 1994-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5881519A (en) Housing assembly
US20080272353A1 (en) Apparatus and method for post mount guide
AU2018100657A4 (en) Frameless Glass Fencing Component
US11180921B2 (en) Hidden fastener railing system
US6394422B1 (en) Decorative scroll for a baluster
JP2519950Y2 (ja) 支柱と装飾ビームとの連結部構造
KR101881515B1 (ko) 경사면 각도 조절이 가능한 데크로드 난간 구조물
US20180266141A1 (en) Railing System With Concealed Anchor System
AU782440B2 (en) Support means
KR200279221Y1 (ko) 난간
JPH08245151A (ja) エレベータ入口の三方枠
JPH06137051A (ja) 門柱,塀等の乾式エクステリア構築物
JPH10159395A (ja) 転落防止柵用支柱及びそれを用いた柵体
JPH0619608Y2 (ja) 高 欄
JPH06141685A (ja) システムプランター
CN217266913U (zh) 一种铝合金立柱结构
KR200400165Y1 (ko) 쐐기편이 마련된 핸드레일을 구비한 난간대
JP2509893Y2 (ja) 安全柵
JP2003193692A (ja) 防水パンと壁下地ユニットとの接続構造
JP2649882B2 (ja) タイルの取付工法
CA2595709A1 (en) Stringer and step support kit for stairways
JPS5935702Y2 (ja) 手摺
JP2000080781A (ja) 建築仕上げ用部材
JPS5911156Y2 (ja) 屋外型手摺
JPH0734454Y2 (ja) レリーフ入り掲示板

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term