JP2519271Y2 - 成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス - Google Patents

成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス

Info

Publication number
JP2519271Y2
JP2519271Y2 JP1316093U JP1316093U JP2519271Y2 JP 2519271 Y2 JP2519271 Y2 JP 2519271Y2 JP 1316093 U JP1316093 U JP 1316093U JP 1316093 U JP1316093 U JP 1316093U JP 2519271 Y2 JP2519271 Y2 JP 2519271Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
face
knockout
fixed
face table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1316093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0666895U (ja
Inventor
幸太朗 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1316093U priority Critical patent/JP2519271Y2/ja
Publication of JPH0666895U publication Critical patent/JPH0666895U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519271Y2 publication Critical patent/JP2519271Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトランスファプレスにお
いてプレス行程中に成形された成形品を機内で検査する
ようにした成形品変形検査装置を備えたトランスファプ
レスに関する。
【0002】
【従来の技術】トランスファプレスで円筒側面に成形加
工した成形品は円筒部が変形するため機外において作業
員が一個一個マイクロメータにより変形度を検査する
か、または機外に設けた検査装置で選別をしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】人手による検査のため
作業員はプレスの稼働中常時機械についている必要があ
り、また加工完了後に機外で検査するため判定される迄
の間に不良品が多数発生し製品コストが上昇するという
問題があった。本考案は従来技術のこのような問題点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは機内で無
人で自動検査により能率的に正確,確実に実施できる成
形品変形検査装置を備えたトランスファプレスを提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における成形品変形検査装置を備えたトランス
ファプレスは、トランスファプレスのプレス工程中にお
ける円周角度位置決め可能な成形品の変形検査装置であ
って、計測位置で製品側面を受ける固定V面台と、該固
定V面台に対向して水平に進退可能に設けられた対向V
面台と、該対向V面台を進退させる駆動手段と、前記固
定V面台側に位置調整可能に設けられ前記対向V面台の
基準面との間隙を検出する検出器と、前記固定V面台と
対向V面台の把持中心位置に固定され成形品に挿通して
位置決めする手段を有するノックアウトガイドと、該ノ
ックアウトガイドに摺動可能に案内され常時第1ばねで
トランスファラインまで押し上げられるノックアウト
と、ラムと一体に上下動され下降端で前記ノックアウト
の上面位置を規定する押圧子を有するパンチホルダと、
該パンチホルダの中心に摺動可能に挿通され前記第1ば
ねより強い第2ばねで常時下方に付勢されるパンチとを
含んでなり、計測時成形品に自由度を与えて成形品をV
面台で把持するものである。
【0005】
【作用】検査位置のノックアウト上に成形品が送られる
とラムと一体のパンチホルダ及びパンチが下降して成形
品をノックアウトとで上下より挟持して対向V面台の開
いた計測位置迄下降させる。その下降端手前でパンチが
ノックアウトガイドに当接され次いでパンチホルダの押
圧子がノックアウトに当接され成形品の挟持が解除され
自由度を与える。駆動手段の作動で対向V面台が移動し
て固定V面台に成形品を押し当て検出器により対向V面
台の基準面との間隙を計測して間隙量を出力する。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図1〜図8にもとづき
説明する。図1に示す周知のトランスファプレスにおい
てトランスファプレス機台1にはダイセット下台2の上
面をトランスファスライド3aがトランスファ方向に各
工程間を工程ピッチで往復動されるように構成されてい
る。工程位置の上には各パンチ32が各パンチホルダ3
1を介して上下動されるラム6に等ピッチで並列して設
けられている。トランスファスライド3aには対向する
一対のフィンガ3が工程ピッチと同じピッチで工程数設
けられており、フィンガ3は図示しない駆動装置,カム
などにより所定時期に開閉される。
【0007】プレス成形の成形を終了した検査される成
形品Wは例えば図7に示すように側面90°間隙で複数
個所の凹所Wbが形成されるとともに位置決め切欠部W
aが端面形成されたものに限定される。この成形品Wの
楕円変形を検査するための工程が成形工程の次に設けら
れており、この検査位置の構成を図2〜図5にもとづき
説明する。検査位置のプレス機台1のダイセット下台2
にはダイホルダ11が設立されノックアウトガイド12
を位置決めしている。このノックアウトガイド12は挿
通された成形品Wが微小移動可能な外径を有し、後述の
ノックアウトと成形品の各長さを加えた長さより長い長
さを有し、その上端はトランスファラインの僅かに下位
置迄延在し成形品の位置決め用切欠Waに係合する位置
決めピン13を側面に突設している。
【0008】ノックアウトガイド12にはノックアウト
14が摺動可能に挿通されており、プレス機台1のダイ
セット下台2に設けられた2本の押し上げピン16をば
ね座15を介して上方に付勢する圧縮ばね17によって
通常ノックアウト14がトランスファライン迄上昇させ
られている。トランスファラインより下位の計測検査位
置でノックアウトガイド12を挟んで左右に一対のV面
台18,19がダイホルダ11上に設けられている。ダ
イホルダ11に固定された一対のV面台の一方の固定V
面台18は90°のV面18aを側面に有する。他方の
対向V面台19はV面18aに対向した90°のV面1
9aを有しダイホルダ11上に設立された案内板21,
21に、間隙をおいて平行で摺動可能に水平に軸承され
た2本の案内棒22,22にボルトにより一体移動可能
に取付けられた取付板20に設けられている。
【0009】また対向V面台19には後端にフック23
aと基準面板24を有する係合板23が案内棒22の間
で平行に取付けられている。ダイセット下台2のダイホ
ルダ11の対向V面台側の端面にエアアクチュエータ2
6が水平に取付けられており、そのピストンロッド端の
係合頭部27が対向V面台19を引き離す方向でフック
23aと係合するようになされている。案内板21と対
向V面台19の取付板20との間には圧縮ばね28が介
装されていて対向V面台19を固定V面台側に付勢して
いる。ダイホルダ11上にはまた無接触検出器29が基
準面板24と対向する位置にアングル25で位置調整可
能に取付けられており、対向V面台19が成形品Wを固
定V面台18とで把持したときの基準面板24との隙間
を検出しこの値が設定値範囲内に入らなかったとき不良
品信号をまた設定値範囲内のとき良品信号を出力する図
示しない制御装置例えばデジタルメータリレーに接続さ
れている。
【0010】検出位置の軸心上にはラム6にパンチホル
ダ31が取りつけられており、その中心穴にパンチ32
が摺動可能でキー33で回り止め且つ移動量が規制され
て挿通されている。そして中心穴に内挿され圧縮ばね1
7より強いばね圧の圧縮ばね34により下方に付勢され
ている。このパンチ32の外径は成形品Wの内径より僅
かに小径で下端にノックアウトガイド12が嵌装する盲
穴32aが穿設されている。 またパンチホルダ31の
下端には180°離れた2位置に下降時に上昇端にある
ノックアウト14を押し下げる2本の押圧子36が平行
に植設されている。
【0011】さらに検査工程で合否が決められた成形品
を次工程で選別する構成を図6にもとづき説明する。プ
レス機台のダイセット下台2上のダイホルダ41の穴4
1aと同軸にラム6と一体のパンチホルダ31に平板状
のパンチ42が設けられている。そしてフィンガ3はダ
イホルダ41とパンチ42との間に成形品Wを送り込
む。またダイセット下台2の穴2aの下位置には不良品
側シュート43bと良品側シュート43aとに分けるシ
ュータ43が取付けられている。そしてシュータ中央水
平の支軸44で枢支されるシャッタ46が内蔵されてい
て、エアアクチュエータ47のピストンロッド端48と
連結されており、検出器29の信号により図示しない制
御装置で判定した良品・不良品の信号にもとづき成形品
Wが選別される。
【0012】この構成になる本考案の検査動作並びに選
別動作を図6,図8にもとづき説明する。全成形を終わ
った成形品Wが検査工程位置にフィンガ3で挟持されて
送られ、成形品Wは上昇端にあるノックアウト14上に
位置する(図8A)。ラム6の下降によりパンチホルダ
31,パンチ32が下降され、パンチ32の下端が成形
品Wに当接する(図8B)。さらにパンチホルダ31,
パンチ32が下降すると圧縮ばね34のばね圧は圧縮ば
ね17のばね圧より強いのでパンチ32が後退すること
なくフィンガ3で把持されている成形品Wを押し下げ
る。成形品はフィンガ把持面を滑りノックアウト14、
押し上げピン16を圧縮ばね17の力に抗して押し下げ
られノックアウトガイド12に外装される(図8C)。
そして成形品Wは開いた状態にある一対のV面台の間に
挿入される。
【0013】さらにパンチホルダ31,パンチ32が下
降すると成形品Wの位置決め切欠きWbがノックアウト
ガイド12の位置決めピン13と係合する。この時点で
ノックアウトガイド12上端はパンチ32の凹所32a
に挿入され凹所32aの底に当接される(図8D)。さ
らにパンチホルダ31,パンチ32が下降すると2本の
押圧子36の下降がノックアウト14の上面に当接して
僅かに押し下げる。これにつれて成形品も僅かに下がる
が、パンチ32はノックアウトガイド12により止めら
れて下降せず、押圧子36によるノックアウト14の下
降分圧縮ばね34が圧縮される。したがって成形品Wの
上端とパンチ32の下端との間に隙間が生じる(図8
E)。この隙間によりノックアウトガイド12に隙間を
有して挿入されている成形品Wは半径方向に自由度を有
することになる。
【0014】次いでエアアクチュエータ26の空気圧方
向を切り換えて係合板23の拘束を解除すると、圧縮ば
ね28のばね力により対向V面台19が前進され位置決
めピン13で位置決めされ自由度を有する成形品Wを固
定V面台18に押圧し、90°間隔の4面のV面18
a,19aで把持する。この把持状態で成形品の側面成
形凹部Wbは把持面より外れた位置にあり計測の支障と
ならない。成形品の成形による真円からの変形量に対応
した大きさの無接触検出器29と基準面板24との隙間
が計測され図示しない制御装置において予め設定された
製品の公差を隙間量に換算した許容範囲にあるかが判定
される。この計測はラム6の下死点停止間の60°の範
囲で行われる。エアアクチュエータ26の空気圧方向が
切り替えられ係合板23を介して対向V面台19が後退
されV面間が開かれる。ラム6の上昇とともにパンチホ
ルダ31,パンチ32が上昇し、ノックアウト14が圧
縮ばね17の力により成形品Wを押し上げ閉じているフ
ィンガの間に強制的に挿入して把持させる。
【0015】この判定信号が出力されてエアアクチュエ
ータ47の空気圧方向を選択し選別装置のシャッタ46
が作動される。今成形品Wが良品であればシャッタ46
は左傾されて良品側シュート43aが開かれる。フィン
ガ3が一ピッチ送られ選別工程に成品が移送されると、
パンチホルダ32,平板状パンチ42が下降されフィン
ガ3で把持されている成形品Wに当接しフィンガ3を僅
かに押し開いて油などの付着で落下しにくい成形品Wを
強制的に落下させる。良品信号により開いた良品側シュ
ート43aに投入される。もし不良品と判定された場合
は制御装置より警報が出され加工工程を一時中断すると
ともに不良信号によってシャッタを右傾させ不良品側シ
ュート43bを開いて不良品を選別する。不良となる原
因を解消して工程を続行する。
【0016】
【考案の効果】上述のとおりであるので本考案は以下の
効果を奏する。トランスファプレスの1工程中に検査装
置を組み込んだことにより不良品が発生しても機内中で
直ちに確実対応できて不良品を減少させることができ
る。さらに人手を必要とせず無人運転化が可能になり製
品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスファプレスの一部を断面とした側面図
である。
【図2】検査位置における装置の側断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】パンチホルダ,パンチが下降端にあるときの図
2のB−B線断面図である。
【図5】ノックアウト・V面台・成形品の平面上の位置
関係を示す図である。
【図6】選別装置の縦断面図である。
【図7】成形品の一例を示す図である。
【図8】検査位置でのパンチの下降途中における成形
品,ノックアウトの関係状態図である。
【符号の説明】
3 フィンガ 6 ラム 10 ダイホルダ 12 ノック
アウトガイド 14 ノックアウト 17,28,
34 圧縮ばね 18 固定V面台 19 対向V
面台 22 案内棒 24 基準面
板 26 エアアクチュエータ 29 無接触
検査器 31 パンチホルダ 32 パンチ 36 押圧子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスファプレスのプレス工程中にお
    ける円周角度位置決め可能な成形品の変形検査装置であ
    って、計測位置で製品側面を受ける固定V面台と、該固
    定V面台に対向して水平に進退可能に設けられた対向V
    面台と、該対向V面台を進退させる駆動手段と、前記固
    定V面台側に位置調整可能に設けられ前記対向V面台の
    基準面との間隙を検出する検出器と、前記固定V面台と
    対向V面台の把持中心位置に固定され成形品に挿通して
    位置決めする手段を有するノックアウトガイドと、該ノ
    ックアウトガイドに摺動可能に案内され常時第1ばねで
    トランスファラインまで押し上げられるノックアウト
    と、ラムと一体に上下動され下降端で前記ノックアウト
    の上面位置を規定する押圧子を有するパンチホルダと、
    該パンチホルダの中心に摺動可能に挿通され前記第1ば
    ねより強い第2ばねで常時下方に付勢されるパンチとを
    含んでなり、計測時成形品に自由度を与えて成形品をV
    面台で把持することを特徴とする成形品変形検査装置を
    備えたトランスファプレス。
JP1316093U 1993-02-26 1993-02-26 成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス Expired - Lifetime JP2519271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1316093U JP2519271Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1316093U JP2519271Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0666895U JPH0666895U (ja) 1994-09-20
JP2519271Y2 true JP2519271Y2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=11825426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1316093U Expired - Lifetime JP2519271Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2519271Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0666895U (ja) 1994-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109848678A (zh) 一种自动装配铜套设备
US7387006B1 (en) Sensing system for sheet metal forming tool
CN209578696U (zh) 一种自动冷压铜套设备
CN106197216B (zh) 一种球轴承径向游隙测量方法及多参数自动测量仪
CN109108649A (zh) 一种行星轴的智能识别柔性装配***及其工作方法
JP2519271Y2 (ja) 成形品変形検査装置を備えたトランスファプレス
CN212114272U (zh) 触头铆接装置
CN205967130U (zh) 六工位机壳点铆整形机
CN205909792U (zh) 汽车制动钳支架喇叭口激光检具及具有该检具的检测装置
CN109926491B (zh) 移管活塞冲孔加工设备
CN108326225B (zh) 冲压钢球用的锻料输送装置
CN107192625B (zh) 热机疲劳试验方法及使用该方法的热机疲劳试验机
CN212539005U (zh) 位置度检测治具
CN113333642B (zh) 一种钢丝端头全自动压铆机
CN214470553U (zh) 柴油发动机气门液压机构零部件自动化检测装置
CN213737476U (zh) 料盘夹取机构及料盘搬运装置
CN212419498U (zh) 一种铆钉上料组装装置
KR101664902B1 (ko) 대칭부품 자동분류 배출 장치가 구비된 프로그래시브형 금형
CN209792374U (zh) 移管活塞冲孔加工设备
CN210154479U (zh) 一种产品外宽和凹槽深度检测***
US20220314299A1 (en) Workpiece ejecting system for use in stamping machine
CN211924750U (zh) Cam偏心轴承的压保持架装置
CN113118048A (zh) 一种用于检测包装盒表面抗摩擦能力的设备
CN110926955A (zh) 一种汽车电池包壳体强度检测装置
CN114589481B (zh) 一种高精度散热模组螺母铆压设备