JP2516791Y2 - 重量物ハンドリング装置 - Google Patents
重量物ハンドリング装置Info
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- JP2516791Y2 JP2516791Y2 JP3097791U JP3097791U JP2516791Y2 JP 2516791 Y2 JP2516791 Y2 JP 2516791Y2 JP 3097791 U JP3097791 U JP 3097791U JP 3097791 U JP3097791 U JP 3097791U JP 2516791 Y2 JP2516791 Y2 JP 2516791Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は，作業対象ワーク，例え
ば大型ポンプ等の重量物をその分解，点検，補修時等に
把持する重量物ハンドリング装置に関するものである。
ば大型ポンプ等の重量物をその分解，点検，補修時等に
把持する重量物ハンドリング装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】大型ポンプをその分解，点検，補修時等
に把持する作業用ハンドリング装置の従来例を図６によ
り説明すると，４１がベースフレーム，４２，４２が同
ベースフレーム４１上に立設した支柱，４３，４３が反
転治具，４４が同各反転治具４３の中央部を上記各支柱
４２の上端部に枢支するピン，４５が上記各反転軸４３
の一端部または他端部を上記各支柱４２の下端部に着脱
自在に取付けるピン，４６が取付ボルト，Ｗが大型ポン
プ（作業対象ワーク）である。
に把持する作業用ハンドリング装置の従来例を図６によ
り説明すると，４１がベースフレーム，４２，４２が同
ベースフレーム４１上に立設した支柱，４３，４３が反
転治具，４４が同各反転治具４３の中央部を上記各支柱
４２の上端部に枢支するピン，４５が上記各反転軸４３
の一端部または他端部を上記各支柱４２の下端部に着脱
自在に取付けるピン，４６が取付ボルト，Ｗが大型ポン
プ（作業対象ワーク）である。
【０００３】この作業用ハンドリング装置では，取付ボ
ルト４６により大型ポンプＷを反転治具４３，４３の一
端部側に取付け, 次いで天井走行クレーンにより大型ポ
ンプＷを吊り上げ, ピン４５により反転治具４３，４３
の下端部を支柱４２，４２に固定して, 大型ポンプＷを
図示の状態に支持し, 次いで大型ポンプＷの周りに作業
用足場を架設して, 大型ポンプＷの分解, 点検, 補修等
の作業を行う。
ルト４６により大型ポンプＷを反転治具４３，４３の一
端部側に取付け, 次いで天井走行クレーンにより大型ポ
ンプＷを吊り上げ, ピン４５により反転治具４３，４３
の下端部を支柱４２，４２に固定して, 大型ポンプＷを
図示の状態に支持し, 次いで大型ポンプＷの周りに作業
用足場を架設して, 大型ポンプＷの分解, 点検, 補修等
の作業を行う。
【０００４】また作業中, 大型ポンプＷの反転を必要と
するときには, 作業用足場を一旦解体し, 天井走行クレ
ーンにより大型ポンプＷを支持し, 次いでピン４５を外
して, 反転治具４３，４３及び大型ポンプＷを反転可能
にし, 次いで天井クレーンにより反転治具４３，４３及
び大型ポンプＷを吊り上げて, ピン４４を中心に反転さ
せ, 次いでピン４５により反転治具４３，４３の下端部
を支柱４２，４２に固定して, 大型ポンプＷを支持し,
次いで大型ポンプＷの周りに作業用足場を再度架設して
（組立てて），大型ポンプＷの分解, 点検, 補修等の作
業を続行するようにしている。
するときには, 作業用足場を一旦解体し, 天井走行クレ
ーンにより大型ポンプＷを支持し, 次いでピン４５を外
して, 反転治具４３，４３及び大型ポンプＷを反転可能
にし, 次いで天井クレーンにより反転治具４３，４３及
び大型ポンプＷを吊り上げて, ピン４４を中心に反転さ
せ, 次いでピン４５により反転治具４３，４３の下端部
を支柱４２，４２に固定して, 大型ポンプＷを支持し,
次いで大型ポンプＷの周りに作業用足場を再度架設して
（組立てて），大型ポンプＷの分解, 点検, 補修等の作
業を続行するようにしている。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】前記図６に示す従来の
作業用ハンドリング装置では，大型ポンプＷの反転毎
に, 作業用足場の解体, 組立て, クレーン操作等を行わ
なければならなくて, 多くの作業員を必要とする上に,
作業の全てが人手作業になって，分解, 点検, 補修等の
作業時間を長引かせる。また反転治具４３，４３をピン
４４を中心に反転させるだけなので, 大型ポンプＷを任
意の位置に保持することができないという問題があっ
た。
作業用ハンドリング装置では，大型ポンプＷの反転毎
に, 作業用足場の解体, 組立て, クレーン操作等を行わ
なければならなくて, 多くの作業員を必要とする上に,
作業の全てが人手作業になって，分解, 点検, 補修等の
作業時間を長引かせる。また反転治具４３，４３をピン
４４を中心に反転させるだけなので, 大型ポンプＷを任
意の位置に保持することができないという問題があっ
た。
【０００６】本考案は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり, その目的とする処は, 分解, 点検, 補修等の作
業時間を短縮できる。作業対象ワークを任意の位置に保
持できる。さらに分解，点検，補修等の作業過程におい
てワーク反転作業の安全性を確保できる重量物ハンドリ
ング装置を提供しようとする点にある。
であり, その目的とする処は, 分解, 点検, 補修等の作
業時間を短縮できる。作業対象ワークを任意の位置に保
持できる。さらに分解，点検，補修等の作業過程におい
てワーク反転作業の安全性を確保できる重量物ハンドリ
ング装置を提供しようとする点にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに，本考案の重量物ハンドリング装置は，旋回ベース
リングの外周部の１８０°離隔位置から外方に一対の傾
動中心軸を突設し，上記旋回ベースリングを上記各傾動
中心軸と同各傾動中心軸の軸受とを介してベースフレー
ム上に傾動可能に取付け，上記旋回ベースリングの内周
部に旋回ベアリングを介してリング状の旋回座を旋回可
能に取付け，作業対象ワークを着脱自在に掴持するワー
ク用クランプ治具を同旋回座の内周部に取付け，上記各
傾動中心軸のうち一方の傾動中心軸に傾動用ギヤを取付
け，傾動用ギヤに傾動用回転駆動装置のギヤと傾動位置
固定用制動装置のギヤとを噛合し，作業台を上記ベース
フレーム上に上記旋回ベースリング方向への前後進を可
能に設け，同作業台上に上下方向への伸縮が可能なパン
ダグラフ式リフタを介して作業足場を取付けている。
めに，本考案の重量物ハンドリング装置は，旋回ベース
リングの外周部の１８０°離隔位置から外方に一対の傾
動中心軸を突設し，上記旋回ベースリングを上記各傾動
中心軸と同各傾動中心軸の軸受とを介してベースフレー
ム上に傾動可能に取付け，上記旋回ベースリングの内周
部に旋回ベアリングを介してリング状の旋回座を旋回可
能に取付け，作業対象ワークを着脱自在に掴持するワー
ク用クランプ治具を同旋回座の内周部に取付け，上記各
傾動中心軸のうち一方の傾動中心軸に傾動用ギヤを取付
け，傾動用ギヤに傾動用回転駆動装置のギヤと傾動位置
固定用制動装置のギヤとを噛合し，作業台を上記ベース
フレーム上に上記旋回ベースリング方向への前後進を可
能に設け，同作業台上に上下方向への伸縮が可能なパン
ダグラフ式リフタを介して作業足場を取付けている。
【０００８】
【作用】本考案の重量物ハンドリング装置は前記のよう
に構成されており，各ワーク用クランプ治具が非クラン
プ位置にあるときに，天井走行クレーンにより搬送して
来た作業対象ワークを吊り卸して, 作業対象ワークの上
側鍔状部をリング旋回座の各支持部上に載荷し, 次いで
同各ワーク用クランプ治具をクランプ位置に回転して,
作業対象ワークをリング旋回座の各支持部に固定する。
また作業用足場を前進させるとともに昇降させて, 作業
用足場上に乗る作業員を作業位置（分解,点検, 補修等
の作業を行う作業員位置）に移動させる。またその際，
旋回駆動用回転駆動装置を駆動し, その回転をリング状
旋回座に伝えて, 同リング状旋回座と上記作業対象ワー
クとを旋回させる。また傾動用回転駆動装置を駆動し,
その回転を旋回ベースリングに伝えて, 同旋回ベースリ
ングと上記リング状旋回座と上記作業対象ワークとを傾
動乃至倒立させる。またこの傾動乃至倒立時に傾動位置
固定用制動装置を作動し, ブレーキデイスクと同ブレー
キデイスクにギヤを介し噛合している傾動用ギヤとを制
動して, 大型ポンプを傾動乃至倒立位置に保持する。
に構成されており，各ワーク用クランプ治具が非クラン
プ位置にあるときに，天井走行クレーンにより搬送して
来た作業対象ワークを吊り卸して, 作業対象ワークの上
側鍔状部をリング旋回座の各支持部上に載荷し, 次いで
同各ワーク用クランプ治具をクランプ位置に回転して,
作業対象ワークをリング旋回座の各支持部に固定する。
また作業用足場を前進させるとともに昇降させて, 作業
用足場上に乗る作業員を作業位置（分解,点検, 補修等
の作業を行う作業員位置）に移動させる。またその際，
旋回駆動用回転駆動装置を駆動し, その回転をリング状
旋回座に伝えて, 同リング状旋回座と上記作業対象ワー
クとを旋回させる。また傾動用回転駆動装置を駆動し,
その回転を旋回ベースリングに伝えて, 同旋回ベースリ
ングと上記リング状旋回座と上記作業対象ワークとを傾
動乃至倒立させる。またこの傾動乃至倒立時に傾動位置
固定用制動装置を作動し, ブレーキデイスクと同ブレー
キデイスクにギヤを介し噛合している傾動用ギヤとを制
動して, 大型ポンプを傾動乃至倒立位置に保持する。
【０００９】
【実施例】次に本考案の重量物ハンドリング装置を図１
乃至図５に示す一実施例により説明すると，１がベース
フレーム，１’，１’が同ベースフレーム１上に立設し
た軸受フレーム，２が傾動用フレーム，３，３が上記各
軸受フレーム１’により支持された軸受，４が旋回ベー
スリング，５，５が傾動中心軸，６が傾動用ギヤ，７が
傾動用回転駆動モータ，８がウオーム減速機，９，１
０，１８，２０がギヤである。
乃至図５に示す一実施例により説明すると，１がベース
フレーム，１’，１’が同ベースフレーム１上に立設し
た軸受フレーム，２が傾動用フレーム，３，３が上記各
軸受フレーム１’により支持された軸受，４が旋回ベー
スリング，５，５が傾動中心軸，６が傾動用ギヤ，７が
傾動用回転駆動モータ，８がウオーム減速機，９，１
０，１８，２０がギヤである。
【００１０】１１がブレーキデイスク，１２が傾動位置
固定用制動装置，１３，１９がパルスエンコーダ，１４
が旋回ベアリング，１５がリング状の旋回座，１５ａが
同リング状旋回座１５の内周部の円周方向等間隔位置に
設けた複数個（図面では８個）のワーク支持部，１６が
同旋回座１５の外周ギヤ，１７が旋回駆動用モータであ
る。
固定用制動装置，１３，１９がパルスエンコーダ，１４
が旋回ベアリング，１５がリング状の旋回座，１５ａが
同リング状旋回座１５の内周部の円周方向等間隔位置に
設けた複数個（図面では８個）のワーク支持部，１６が
同旋回座１５の外周ギヤ，１７が旋回駆動用モータであ
る。
【００１１】２１が複数個のワーククランプ用治具，２
２が作業台ベースフレーム，２３がレール，２４がラツ
ク，２５が作業台，２６が作業台前後進用モータ，２７
がパンダグラフ式油圧リフタ，２８が手摺，２９，３０
が作業用足場である。３１がドレン管，３２がピンで，
同ピン３２が上記各ワーククランプ用治具２１を上記リ
ング状旋回座１５の内周部の円周方向等間隔位置に上記
各ワーク支持部１５ａに対応して図４（ｂ）の実線位置
と二点鎖線位置との間の揺動を可能に支持している。ま
た３３が上記各ワーククランプ用治具２１と大型ポンプ
（作業対象ワーク）Ｗとを着脱自在に固定する取付ボル
トである。
２が作業台ベースフレーム，２３がレール，２４がラツ
ク，２５が作業台，２６が作業台前後進用モータ，２７
がパンダグラフ式油圧リフタ，２８が手摺，２９，３０
が作業用足場である。３１がドレン管，３２がピンで，
同ピン３２が上記各ワーククランプ用治具２１を上記リ
ング状旋回座１５の内周部の円周方向等間隔位置に上記
各ワーク支持部１５ａに対応して図４（ｂ）の実線位置
と二点鎖線位置との間の揺動を可能に支持している。ま
た３３が上記各ワーククランプ用治具２１と大型ポンプ
（作業対象ワーク）Ｗとを着脱自在に固定する取付ボル
トである。
【００１２】上記旋回ベースリング４の外周部の１８０
°離隔位置から外方に一対の傾動中心軸５を突設してい
る。また旋回ベースリング４を各傾動中心軸５と同各傾
動中心軸５の軸受３と軸受フレーム１’とを介してベー
スフレーム１上に傾動可能に取付けている。また旋回ベ
ースリング４の内周部に旋回ベアリング１４を介してリ
ング状の旋回座１５を旋回可能に取付けている。
°離隔位置から外方に一対の傾動中心軸５を突設してい
る。また旋回ベースリング４を各傾動中心軸５と同各傾
動中心軸５の軸受３と軸受フレーム１’とを介してベー
スフレーム１上に傾動可能に取付けている。また旋回ベ
ースリング４の内周部に旋回ベアリング１４を介してリ
ング状の旋回座１５を旋回可能に取付けている。
【００１３】また大型ポンプ（作業対象ワーク）Ｗを着
脱自在に掴持する複数個（図面では８個）のワーク用ク
ランプ治具２１を同旋回座１５の内周部の円周方向等間
隔位置に取付けている。また各傾動中心軸５のうち, 一
方の傾動中心軸５に傾動用ギヤ６を取付け，同傾動用ギ
ヤ６に傾動用回転駆動モータ７のギヤ９と傾動固定用制
動装置１２のギヤ１０とを噛合している。
脱自在に掴持する複数個（図面では８個）のワーク用ク
ランプ治具２１を同旋回座１５の内周部の円周方向等間
隔位置に取付けている。また各傾動中心軸５のうち, 一
方の傾動中心軸５に傾動用ギヤ６を取付け，同傾動用ギ
ヤ６に傾動用回転駆動モータ７のギヤ９と傾動固定用制
動装置１２のギヤ１０とを噛合している。
【００１４】また作業台２５をレール２３を介してベー
スフレーム１上に旋回ベースリング４方向への前後進を
可能に設けている。また同作業台２５上に上下方向への
伸縮が可能なパンダグラフ式油圧リフタ２７を介して作
業足場２９，３０を取付けている。なお同作業足場２
９，３０のうち, 上方の作業足場３０は, 旋回ベースリ
ング４方向への伸縮が可能である。
スフレーム１上に旋回ベースリング４方向への前後進を
可能に設けている。また同作業台２５上に上下方向への
伸縮が可能なパンダグラフ式油圧リフタ２７を介して作
業足場２９，３０を取付けている。なお同作業足場２
９，３０のうち, 上方の作業足場３０は, 旋回ベースリ
ング４方向への伸縮が可能である。
【００１５】次に前記図１乃至図５に示す重量物ハンド
リング装置の作用を具体的に説明する。各ワーク用クラ
ンプ治具２１が図４（ｂ）の二点鎖線位置に回転してい
るときに，天井走行クレーンにより搬送して来た大型ポ
ンプ（作業対象ワーク）Ｗを吊り卸して，大型ポンプＷ
の上側鍔状部をリング旋回座１５の各支持部１５ａ上に
載荷する。
リング装置の作用を具体的に説明する。各ワーク用クラ
ンプ治具２１が図４（ｂ）の二点鎖線位置に回転してい
るときに，天井走行クレーンにより搬送して来た大型ポ
ンプ（作業対象ワーク）Ｗを吊り卸して，大型ポンプＷ
の上側鍔状部をリング旋回座１５の各支持部１５ａ上に
載荷する。
【００１６】次いで各ワーク用クランプ治具２１をピン
３２を中心に図４（ｂ）の二点鎖線位置→実線位置に回
転し，各ボルト３３をねじ込んで, 大型ポンプＷをリン
グ旋回座１５の各支持部１５ａ上に固定する（図５
（ａ）参照）。その際，作業台前後進用モータ２６を前
進方向に駆動し, 作業台２５とパンダグラフ式油圧リフ
タ２７と作業用足場２９，３０をレール２３に沿い前進
させるとともに, パンダグラフ式油圧リフタ２７を昇降
方向に作動して, 作業用足場３０上に乗る作業員を作業
位置（分解, 点検, 補修等の作業を行う作業員位置）に
移動させる。
３２を中心に図４（ｂ）の二点鎖線位置→実線位置に回
転し，各ボルト３３をねじ込んで, 大型ポンプＷをリン
グ旋回座１５の各支持部１５ａ上に固定する（図５
（ａ）参照）。その際，作業台前後進用モータ２６を前
進方向に駆動し, 作業台２５とパンダグラフ式油圧リフ
タ２７と作業用足場２９，３０をレール２３に沿い前進
させるとともに, パンダグラフ式油圧リフタ２７を昇降
方向に作動して, 作業用足場３０上に乗る作業員を作業
位置（分解, 点検, 補修等の作業を行う作業員位置）に
移動させる。
【００１７】またその際，旋回駆動用モータ１７を駆動
し, その回転をリング状旋回座１５の外周ギヤ１６を経
てリング状旋回座１５に伝えて, 同リング状旋回座１５
と上記大型ポンプＷとを旋回させる。また傾動用回転駆
動モータ７を駆動し, その回転をウオーム減速機８→ギ
ヤ９→傾動用ギヤ６→傾動中心軸５，５→旋回ベースリ
ング４に伝えて, 同旋回ベースリング４と上記リング状
旋回座１５と上記大型ポンプＷとを傾動乃至倒立させる
（図５（ｂ）参照）。
し, その回転をリング状旋回座１５の外周ギヤ１６を経
てリング状旋回座１５に伝えて, 同リング状旋回座１５
と上記大型ポンプＷとを旋回させる。また傾動用回転駆
動モータ７を駆動し, その回転をウオーム減速機８→ギ
ヤ９→傾動用ギヤ６→傾動中心軸５，５→旋回ベースリ
ング４に伝えて, 同旋回ベースリング４と上記リング状
旋回座１５と上記大型ポンプＷとを傾動乃至倒立させる
（図５（ｂ）参照）。
【００１８】またこの傾動乃至倒立時に傾動位置固定用
制動装置１２を作動し, ブレーキデイスク１１と同ブレ
ーキデイスク１１にギヤ１０を介し噛合している傾動用
ギヤ６とを制動して, 大型ポンプＷを傾動乃至倒立位置
に保持する。
制動装置１２を作動し, ブレーキデイスク１１と同ブレ
ーキデイスク１１にギヤ１０を介し噛合している傾動用
ギヤ６とを制動して, 大型ポンプＷを傾動乃至倒立位置
に保持する。
【００１９】
【考案の効果】本考案の重量物ハンドリング装置は前記
のように各ワーク用クランプ治具が非クランプ位置にあ
るときに，天井走行クレーンにより搬送して来た作業対
象ワークを吊り卸して, 作業対象ワークの上側鍔状部を
リング旋回座の各支持部上に載荷し, 次いで同各ワーク
用クランプ治具をクランプ位置に回転して, 作業対象ワ
ークをリング旋回座の各支持部に固定する。また作業用
足場を前進させるとともに昇降させて, 作業用足場上に
乗る作業員を作業位置（分解, 点検, 補修等の作業を行
う作業員位置）に移動させる。またその際，旋回駆動用
回転駆動装置を駆動し, その回転をリング状旋回座に伝
えて, 同リング状旋回座と上記作業対象ワークとを旋回
させる。また傾動用回転駆動装置を駆動し, その回転を
旋回ベースリングに伝えて, 同旋回ベースリングと上記
リング状旋回座と上記作業対象ワークとを傾動乃至倒立
させる。またこの傾動乃至倒立時に傾動位置固定用制動
装置を作動し, ブレーキデイスクと同ブレーキデイスク
にギヤを介し噛合している傾動用ギヤとを制動して, 作
業対象ワークを傾動乃至倒立位置に保持するので, 分
解, 点検, 補修等の作業時間を短縮できる上に, 作業対
象ワークを任意の位置に保持できる。
のように各ワーク用クランプ治具が非クランプ位置にあ
るときに，天井走行クレーンにより搬送して来た作業対
象ワークを吊り卸して, 作業対象ワークの上側鍔状部を
リング旋回座の各支持部上に載荷し, 次いで同各ワーク
用クランプ治具をクランプ位置に回転して, 作業対象ワ
ークをリング旋回座の各支持部に固定する。また作業用
足場を前進させるとともに昇降させて, 作業用足場上に
乗る作業員を作業位置（分解, 点検, 補修等の作業を行
う作業員位置）に移動させる。またその際，旋回駆動用
回転駆動装置を駆動し, その回転をリング状旋回座に伝
えて, 同リング状旋回座と上記作業対象ワークとを旋回
させる。また傾動用回転駆動装置を駆動し, その回転を
旋回ベースリングに伝えて, 同旋回ベースリングと上記
リング状旋回座と上記作業対象ワークとを傾動乃至倒立
させる。またこの傾動乃至倒立時に傾動位置固定用制動
装置を作動し, ブレーキデイスクと同ブレーキデイスク
にギヤを介し噛合している傾動用ギヤとを制動して, 作
業対象ワークを傾動乃至倒立位置に保持するので, 分
解, 点検, 補修等の作業時間を短縮できる上に, 作業対
象ワークを任意の位置に保持できる。
【００２０】また従来のような作業対象ワークの姿勢変
更毎に行っていた作業用足場の解体，組立ての繰り返し
作業を必要としなくて，分解，点検，補修等の作業過程
においてワーク反転作業の安全性を確保できる効果があ
る。
更毎に行っていた作業用足場の解体，組立ての繰り返し
作業を必要としなくて，分解，点検，補修等の作業過程
においてワーク反転作業の安全性を確保できる効果があ
る。
【図１】本考案に係わる重量物ハンドリング装置の一実
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
【図２】その平面図である。
【図３】その側面図である。
【図４】（ａ）はワーク用クランプ治具部分の平面図，
（ｂ）は同ワーク用クランプ治具部分の側面図である。
（ｂ）は同ワーク用クランプ治具部分の側面図である。
【図５】（ａ）及び（ｂ）は同重量物ハンドリング装置
の作用説明図である。
の作用説明図である。
【図６】従来の重量物ハンドリング装置を示す斜視図で
ある。
ある。
１ ベースフレーム ３ 軸受 ４ 旋回ベースリング ５ 傾動中心軸 ６ 傾動用ギヤ ７ 傾動用回転駆動装置 ９ 傾動用回転駆動装置７のギヤ １０ 傾動位置固定用制動装置１１，１２のギヤ １１ 傾動位置固定用制動装置 １２ 傾動位置固定用制動装置 １４ 旋回ベアリング １５ リング状旋回座 ２１ ワーク用クランプ治具 ２５ 作業台 ２７ パンダグラフ式リフタ ２９ 作業用足場 ３０ 作業用足場 Ｗ 作業対象ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 000230940 日本原子力発電株式会社 東京都千代田区大手町１丁目６番１号 (73)実用新案権者 000006208 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目５番１号 (72)考案者 岡本 克也 大阪府大阪市北区中之島３丁目３番22号 関西電力株式会社内 (72)考案者 小池 鉄馬 福岡県福岡市中央区渡辺通２丁目１番82 号 九州電力株式会社内 (72)考案者 鈴木 英昭 東京都千代田区大手町１丁目６番１号 日本原子力発電株式会社内 (72)考案者 下山 博司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目１番１号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)考案者 池田 康弘 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目１番１号 三菱重工業株式会社 高砂製作所内 (72)考案者 橋本 仁志 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目１番１号 三菱重工業株式会社 高砂製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−229707（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−109650（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭56−4604（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 旋回ベースリングの外周部の１８０°
離隔位置から外方に一対の傾動中心軸を突設し，上記旋
回ベースリングを上記各傾動中心軸と同各傾動中心軸の
軸受とを介してベースフレーム上に傾動可能に取付け，
上記旋回ベースリングの内周部に旋回ベアリングを介し
てリング状の旋回座を旋回可能に取付け，作業対象ワー
クを着脱自在に掴持するワーク用クランプ治具を同旋回
座の内周部に取付け，上記各傾動中心軸のうち一方の傾
動中心軸に傾動用ギヤを取付け，傾動用ギヤに傾動用回
転駆動装置のギヤと傾動位置固定用制動装置のギヤとを
噛合し，作業台を上記ベースフレーム上に上記旋回ベー
スリング方向への前後進を可能に設け，同作業台上に上
下方向への伸縮が可能なパンダグラフ式リフタを介して
作業足場を取付けたことを特徴とする重量物ハンドリン
グ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3097791U JP2516791Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 重量物ハンドリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3097791U JP2516791Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 重量物ハンドリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0522407U JPH0522407U (ja) | 1993-03-23 |
| JP2516791Y2 true JP2516791Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=12318719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3097791U Expired - Lifetime JP2516791Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 重量物ハンドリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516791Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2809146B2 (ja) * | 1995-08-28 | 1998-10-08 | 住友電気工業株式会社 | 重量物用反転装置 |
| JP4795725B2 (ja) * | 2005-06-06 | 2011-10-19 | 三菱重工業株式会社 | ハンドリング装置 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3097791U patent/JP2516791Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0522407U (ja) | 1993-03-23 |
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