JP2516564B2 - パ―ツフィ―ダの前後方向整列装置 - Google Patents

パ―ツフィ―ダの前後方向整列装置

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JP2516564B2
JP2516564B2 JP5317675A JP31767593A JP2516564B2 JP 2516564 B2 JP2516564 B2 JP 2516564B2 JP 5317675 A JP5317675 A JP 5317675A JP 31767593 A JP31767593 A JP 31767593A JP 2516564 B2 JP2516564 B2 JP 2516564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子部品等(以
下、単にパーツという)をランダムに多数重なり合った
状態から、一つ一つ分離して方向を揃え、各種機器の組
立てラインに当該パーツを供給するために用いられる
パーツフィーダに関し、特に当該パーツを一つ一つ分離
して取り出した後、その前後方向を揃えるためのパーツ
フィーダの前後方向整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器の組立てラインにパーツを供
給するには、そのパーツを一定の向きに整列させておく
必要がある。その手段として、従来より図4に示すよう
なパーツフィーダが用いられていた(以下従来例1とい
う)。また、本出願人は、先に関連技術として、例えば
ICチップを多数モールドした板状のワーク(以下リー
ドフレームという)を一つ一つ分離して取り出し、その
方向を揃える装置を特開平3−259815号公報によ
り提案した(図5:以下従来例2という)。
【0003】上記従来例1は、図4に示すように、バケ
ット101と振動発生装置102とシュータ(排出部)
103とから成り、バケット101の内周面に沿って渦
巻き状の搬送路面104が緩やかな上り傾斜状に形成さ
れている。上記バケット101内に多数のパーツを投入
して、バケット101を振動発生装置102で鋸歯状波
の微振動を与えると、多数のパーツは鋸歯状波振動によ
り搬送路面104に乗せられて、その渦巻状緩斜面10
4を順に並んで徐々に上って行き、一つ一つシュータ1
03にのり移って排出されていく。なお、渦巻状緩斜面
104に沿って、各パーツが適正な方向を向いているか
否かを検出し、方向が不適正な場合には、当該パーツを
渦巻状緩斜面104から跳ね落とす手段(図示せず)が
付設配置されている。
【0004】上記従来例2の整列装置は、図5中の符号
50で示すように、分離取出装置20に後続させて設け
られている。なお、上記分離取出装置20は、複数の搬
送爪22が適当間隔置きに付設された巻掛搬送帯21
を、前後の各巻掛輪23a・23bと搬送路案内輪(2
5)に巻き掛け、上記搬送路案内輪25により巻掛搬送
帯21の終端寄り部を急な上り勾配に形成するととも
に、当該巻掛搬送帯21の中間部を中撓み状に案内する
ように構成し、各搬送爪22はリードフレームRを各搬
送爪22により後ろ上がりの状態で支え、急勾配に形成
した上記巻掛搬送帯21の終端寄り部で重なったリード
フレームRを自重により滑り落とすことにより、一つ一
つ分離して後続の整列装置50に向けて送り出すように
構成されている。
【0005】上記整列装置50は、分離取出装置20か
ら一つ一つ分離搬送されてくるリードフレームRを、一
旦待機ゲート51で受け止めてから検出部52に移し、
この検出部52でリードフレームRの向き及び枚数を検
出し、複数のリードフレームRが送られていることを検
出した場合には、ワーク排除装置53によりリードフレ
ームRを工程外部54に排除し、リードフレームRが1
枚であることを検出した場合には、ワーク排除装置53
によりリードフレームRを表向け装置55に送り、表向
け装置55によりリードフレームRを表向き・横倒しに
してから排出装置56で搬出するように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1のパーツ
フィーダーは、次の問題がある。 渦巻状緩斜面104に乗り上げた各パーツの方向が
不適正な場合には、当該パーツを渦巻状緩斜面104か
らバケット101内に跳ね落とす構成であるため、バケ
ット101内のパーツが少なくなると当該パーツの分離
・排出速度が異常に低下する。即ち、電子パーツ等は通
常6面体から成るが、渦巻状緩斜面104に乗り上げた
パーツの方向が適正である単純計算では確率は1/6に
なり、パーツのうち残りの5/6は当該渦巻状緩斜面1
04からバケット101内に跳ね落とされることとな
る。このためパーツの分離・排出速度が異常に低下し、
組立てラインの生産性を低下させてしまう。
【0007】 パーツのうちの大半は当該渦巻状緩斜
面104からバケット101内に跳ね落とされるため、
当該バケット101内に先に入れたパーツが必ずしも先
に分離・排出されることにはならなず、いつまでもバケ
ット101内に留まってしまうパーツもある。従って、
これらのパーツは振動や衝突の繰り返しにより摩耗し、
パーツに印刷されたパーツ番号等が消えたり、不良品の
発生率が高くなる。 さらに、これらのパーツは、振動や衝突の繰り返し
による異常に高い騒音と塵埃を発生する。このため環境
を悪化する。
【0008】上記従来例2の整列装置は、従来例1のよ
うな問題はないが、次のような問題が生ずる。 上記表向け装置55を、例えば図3に示すようなパ
ーツPに適用すると、倒立状態(接触ピンP1 を下向
き)で投入されたパーツPを横倒しにすることはできる
が、起立状態(接触ピンP1 を上向き)で投入されたパ
ーツPはその起立状態を安定して維持するため、これを
確実に横倒しにすることはできない。つまりパーツPの
整列をすることができない。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、 第1の目的は、パーツの分離・排出速度を速めること、 第2の目的は、先に入れたパーツが先に排出されるよう
にするとともに、振動や衝突の繰り返しによる摩耗やパ
ーツの不良品の発生率を低減すること、 第3の目的は、異常に高い騒音や塵埃の発生を防止して
環境の悪化を防止すること、を技術課題とする。 第4の目的は、従来例2の欠点を解消して確実にパーツ
Pの整列が可能なパーツフィーダの前後方向整列装置を
提供することを技術課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
課題を解決するために、従来例2の整列装置50に代え
て、次のように構成する。即ち、分離取出装置2に後続
させ、かつ、パーツ排出部6の始端側に位置する排出ス
テージ6aに臨ませて設けられたパーツフィーダの前後
方向整列装置4であって、回転自在に枢支された横軸
転輪41と、この横軸回転輪41を間欠的に回転する回
転駆動手段45と、横軸回転輪41の一側で上記排出ス
テージ6aと対向する側に設けられた前後一対のパーツ
押出具46A・46Bとを備して成る。上記横軸回転輪
41は、複数対のパーツ収納部43を軸心に対して放射
状に、かつ、等回転角度間隔に形成して成り、上記各パ
ーツ収納部43は軸心の上方位置4でパーツPを起立
又は倒立状態で受け入れ可能に構成し、上記パーツ収納
部43に起立状態受け入れた一方のパーツPA は、上
方位置4から略90゜回転した前方位置4Aでパーツ
押出具46Aにより排出ステージ6aの前方位置6Aへ
押し出し可能に構成し、倒立状態で受け入れた他方のパ
ーツPB は略270゜回転した後方位置4Bでパーツ押
出具46Bにより排出ステージ6aの後方位置6Bへ押
し出し可能に構成し、排出ステージ6aの後方位置6B
に押し出されたパーツP B を排出ステージ6aの前方位
置6Aに摺動させて移送する移送手段71を設けたこと
を特徴とする。ここで、排出ステージ6aの後方位置6
Bに押し出されたパーツP B を排出ステージ6aの前方
位置6Aに摺動させて移送する移送手段71は、後述す
るように、パーツ引寄具71で機械的に移送するものに
限らず、前下がりに傾斜させた排出ステージ6a上をパ
ーツP B の自重と傾斜落差で移送するものも含む。
【0011】
【発明の作用】本発明では、分離取出装置2より給送さ
れてきたパーツPの前後方向を揃えてパーツ排出部6よ
り排出するが、その際に、以下のように作用する。横軸
回転輪41に形成した各パーツ収納部43を分離搬送部
3の終点側位置3Bに臨ませ、軸心の上方位置4Uでパ
ーツPをパーツ収納部43内に起立又は倒立状態で受け
入れる。各パーツ収納部43に起立状態で受け入れた一
方のパーツPA は、上方位置4Uより略90゜回転した
前方位置4Aでパーツ押出具46Aにより排出ステージ
6aの前方位置6Aに押し出す。倒立状態で受け入れた
他方のパーツPB は上方位置4Uより略270゜回転し
た後方位置4Bでパーツ押出具46Bにより排出ステー
ジ6aの後方位置6Bへ押し出す。そして、排出ステー
ジ6aの後方位置6Bに押し出されたパーツP B を移送
手段71で排出ステージ6aの前方位置6Aに摺動させ
て移送する。つまり、起立状態のパーツP A と倒立状態
のパーツP B は、ともに横軸回転輪41の横側の一箇所
(排出ステージ6aの前方位置6A)に前後方向を揃え
て排出される。
【0012】
【発明の効果】これにより、本発明は以下の効果を奏す
る。 ーツ収納部43内に起立又は倒立状態で受け入れ
たパーツPの前後方向を揃えて一箇所から確実に排出で
きるので、従来例2の欠点を解消して確実にパーツPの
整列が可能なパーツフィーダを提供することができる。 また、パーツPの前後方向を揃えて一箇所から確実
に排出できるので、パーツの排出速度を速め、ひいては
組立ライン等への供給速度を速めて、生産性を高めるこ
とができる。 パーツの不良品の発生率を低減するとともに、振動
や衝突の繰り返しによる騒音や塵埃の発生を防止するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図1は本発明に係る前後方向整列装置
を示し、同図(A)はその縦断面図、同図(B)はその
平面図、図2は分離取出装置を示し、同図(A)はパー
ツ供給部及び分離取出装置の概略側面図、同図(B)は
その要部を取り出して示す側面図、図3は上記前後方向
整列装置を適用したパーツフィーダ全体の概略平面図で
ある。
【0014】このパーツフィーダは、図3に示すよう
に、パーツ供給部1と分離取出装置2と分離搬送部3と
前後方向整列装置4と表裏整列装置5とパーツ排出部6
とから成り、分離取出装置2は、パーツPの送り出し方
向が分離搬送部3の搬送方向と交差するように配置さ
れ、分離搬送部3及びパーツ排出部6は、前後方向整列
装置4に対してそれぞれ往路とUターン状の復路とを形
成するように配置され、パーツ排出部6に表裏整列装置
5を付設配置して構成されている。なお、説明の便宜
上、図3中のパーツPは、接触ピンP1 の突出方向を前
方と規定し、モールド部分の段差部P2 がある面を表面
と規定し、左右の面P3 を側面と規定する。
【0015】上記パーツ供給部1は、図2(A)に示す
ように、ホッパー10を具備して成り、ホッパー10に
投入した複数個のパーツPをランダムに重なり合った状
態で、パーツ分離部2へ供給するように構成されてい
る。なお、分離取出装置2の両側からパーツPが漏れ落
ちるのを防止するため、ホッパー10の両側よりこれと
平行をなすように左右一対の側板11・11が延出して
ある。
【0016】上記分離取出装置2は、重なり合った複数
個のパーツPを、その重なり合った状態から一つ一つ分
離するもので、図2及び図3に示すように、複数の搬送
爪22とシュート板26が適当間隔置きに付設された巻
掛搬送帯21と、前後の各巻掛輪23a・23b及び中
間下部の巻掛輪24と、搬送路案内輪25とを具備して
成り、パーツPの送り出し方向が分離搬送部3の搬送方
向と交差するように配置されている。
【0017】上記巻掛搬送帯21は、単一の幅広い無端
ベルトにより形成され、図2及び図3に示すように、前
後の各巻掛輪23a・23bと中間下部の巻掛輪24と
搬送路案内輪25とに亙って巻き掛けられている。上記
搬送路案内輪25により巻掛搬送帯21の終端寄り部は
急な上り勾配に形成され、当該巻掛搬送帯21の中間部
は中撓み状に案内される。なお、前方の巻掛輪23a
は、図3で示すように、従動プーリ23cと同軸に連動
連結され、図示しない駆動モータにより駆動回転され
る。
【0018】なお、巻掛搬送帯21の終端寄り部を急な
上り勾配に形成するには、各巻掛輪23a・23b・2
4のうち、少なくとも前後の巻掛輪23a・23bがあ
れば足りるが、この実施例では、中間下部の巻掛輪24
を付設配置することにより、前後の各巻掛輪23a・2
3bの間に巻掛搬送帯21の水平部分と急な上り勾配部
分とを形成している。この水平部分ではランダムに供給
されたパーツPの上面又は下面を巻掛搬送帯21で確実
に受け取ることができる。
【0019】図2(B)に示すように、巻掛搬送帯21
の表面には、一度に複数個のパーツPを掬い上げること
ができるように、これと略同幅寸法の搬送爪22とシュ
ート板26が、また、当該巻掛搬送帯21の裏面には、
この幅寸法よりも長尺の裏当て板27が、共にビス28
で固定されている。上記裏当て板27の両端延出部27
aは、左右一対の上記搬送路案内輪25にOリング29
を介して係止され、巻掛搬送帯21が上記所定の軌道を
形成するように案内する。
【0020】上記各搬送爪22は、パーツPの厚みTを
支えるのに必要な背丈に形成されており、急勾配に形成
した上記巻掛搬送帯21の終端寄り部において、搬送爪
22が後ろ上がりの状態になる。この状態において、各
搬送爪22はパーツPの左右のいずれかの側面を側面横
臥姿勢で支え、その上に重なったパーツPを自重により
滑り落とすことにより、各搬送爪22でパーツPを一つ
一つ掬い上げるように構成されている。また、パーツP
の側面を各搬送爪22により側面横臥姿勢で支えること
により、当該パーツPの姿勢は側面横臥姿勢に揃う。
【0021】また、各シュート板26の先端部は、当該
巻掛搬送帯21と接離自在に構成されており、図2
(B)に示すように、このシュート板26は、前方の巻
掛輪23aの頂点を越えた時点で前傾斜姿勢をとり、お
よそ30度前後の前傾斜姿勢でシュート板26上のパー
ツPを滑り落として後続の分離搬送部3へ乗り移らせる
ように構成されている。即ち、上記シュート板26を付
設することにより、シュート板26上のパーツPは、支
持側面が上下反転した側面横臥姿勢のままで、手前のガ
イド板38aを簡単に越えて確実に分離搬送部3へ乗り
移る。
【0022】上記分離搬送部3は、図2(A)及び図3
に示すように、駆動プーリ31及び従動プーリ32と、
これらのプーリ31・32に巻き掛けられた無端ベルト
33と、パルスモータ34及びパルスカウンター35・
36と、無端ベルト33に沿って付設配置された複数個
のパーツ検出器37・37と、無端ベルト33の両側に
設けられた各ガイド板38a・38bとを具備して成
り、上記シュート板26より乗り移ったパーツPを逐一
前後方向整列装置4に向けて搬送し、図1(A)に示す
ように、分離搬送部3の終点側位置3BでパーツPを落
下させ、その方向を90゜変換して前後方向整列装置4
に引き渡すように構成されている。なお、分離搬送部3
ではパーツPの前後方向は確定せず、パーツPの左右の
いずれかの側面P3 を無端ベルト33で支え、側面横臥
姿勢を維持したまま搬送することになる。
【0023】本発明に係る前後方向整列装置4は、図1
〜図3に示すように、分離搬送部3の終点位側置3B
で、パーツ排出部6の始端側に位置する排出ステージ6
に臨ませて設けられている。この前後方向整列装置4
は、回転自在に枢支された横軸回転輪41と、この横軸
回転輪41を1/8回転づつ間欠的に回転する回転駆動
手段45と、横軸回転輪41の一方の横側で排出ステー
ジ6aと対向する側に設けられた前後一対のパーツ押出
具46A・46Bとを具備して成る。
【0024】上記横軸回転輪41は、図2(A)で示す
ように、リングケース49内に回転自在に収納され、8
つのパーツ収納部43が、回転支軸42を中心とする放
射状に等回転角度間隔に形成されている。この各パーツ
収納部43は、回転支軸42の上方位置4UでパーツP
を起立又は倒立状態で受け入れ、上方位置4Uから略9
0゜正回転した回転支軸42の前方位置4A又は略27
0゜正回転した回転支軸42の後方位置4Bで各パーツ
Pを上記パーツ押出具46A又は46Bにより排出ステ
ージ6aの前方位置6A(以下、排出ステージ6aの前
部という)、又は排出ステージ6aの後方位置6B(以
下、排出ステージ6aの後部という)へ押し出すように
構成されている。なお、図示しないが、横軸回転輪41
を収容するリングケース49には、ケース上面に上方位
置4Uに対応するパーツ受入口が、ケースの左右両側面
に前方位置4A及び後方位置4Bに対応する各パーツ押
出口がそれぞれ開口形成されている。
【0025】上記回転駆動手段45は、図1(A)で示
すように、パルスモータ45a及び駆動プーリ45b
と、パルスカウンター45c・45dとから成り、上記
横軸回転輪41同軸に連結され従動プーリ42aを
無端ベルト45eを介して1/8回転づつ間欠的に駆動
回転するように構成されている。また、各パーツ押出具
46A・46Bは、それぞれパーツ収納部43の前方位
置4A及び後方位置4Bに対応させて、横軸回転輪41
の一方の横側に設けられており、それぞれエアシリンダ
46a・46bにより進退可能に構成されている。ま
た、上記リングケース49の他方の横側面には、パーツ
Pの有無及び起立又は倒立姿勢を検出するパーツセンサ
4S・4Sが付設されている。
【0026】上記排出ステージ6aは、図1に示すよう
に、リングケース49の横側に設けられている。この排
出ステージ6aの前部(前方位置)6Aは、パーツ収納
部43が回転支軸42の前方に位置する前方位置4Aに
対応させ、排出ステージ6aの後部(後方位置)6A
は、パーツ収納部43が回転支軸42の後方に位置する
後方位置4Bに対応させて形成されている。また、上記
排出ステージ6aに沿って、パーツ引寄具71が付設配
置されている。このパーツ引寄具71は、エアシリンダ
72により前後方向へ進退可能に構成され、排出ステー
ジ6aの後部6Bに押し出されたパーツPをパーツ引寄
具71により摺動させて排出ステージ6aの前部6A
引き寄せ、移送するように構成されている。
【0027】なお、上記横軸回転輪41に形成されたパ
ーツ収納部43の前方位置4Aと後方位置4Bとを前下
り勾配に形成するとともに、これに対応して排出ステー
ジ6aを前下り勾配の傾斜状に形成し、排出ステージ6
aの後部6Bに押し出されたパーツPが自重と傾斜落差
排出ステージ6aの前部6Aに勝手に滑り降りるよう
に構成した場合には、上記パーツ引寄具71を省略でき
る。
【0028】この前後方向整列装置4は、以下のように
作用する。分離搬送部3より搬送されてきたパーツP
は、軸心の上方位置4Uでパーツ収納部43に起立又は
倒立状態で受け入れられる。上方位置4Uから略45゜
正回転した位置で上記パーツセンサ4SによりパーツP
の起立又は倒立姿勢を検出する。パーツPの姿勢が倒立
姿勢なら、軸心の上方位置4Uから略90゜正回転した
方位置4Aでは、パーツ押出具46Aは作動せず、当
該パーツPA をパーツ収容部43内に置き残し、上方位
置4Uから略270゜正回転した後方位置4Bで、パー
ツ押出具46Bにより当該パーツPB を排出ステージ6
aの後部6Bへ押し出す。次いで、当該パーツPB をパ
ーツ引寄具71により排出ステージ6aの前部6Aに引
き寄せる。
【0029】パーツPの姿勢が起立姿勢なら、上記前方
水平位置4Aで、パーツ押出具46Aにより当該パーツ
A排出ステージ6aの前部6Aに向けて押し出す。
なお、上記パーツ押出具46Aの進退ストロークは、当
該パーツPA と既に排出ステージ6aの前部6Aに引き
寄せられているパーツPB とをパーツ排出部6を構成す
る傾斜板6b上に一緒に押し出すことができるように構
成されている。排出ステージ6aの前部6AにパーツP
B が存在しない場合には、上記パーツ押出具46Aは、
当該パーツPA だけを排出ステージ6aの前部6Aを素
通りして傾斜板6b上に押し出す。
【0030】これにより、各パーツPA 及びPB は確実
にその前後方向が整列され、かつ、矢印で示す排出方向
Fに対して横向きに整列した状態で、パーツ排出部6の
傾斜板6b上を滑り降りることとなる。上記のように各
パーツPA 及びPB を排出方向Fに対して横向きに整列
した状態で排出するようにした場合には、後続のパーツ
Pの接触ピンP1 が、前方のパーツPの段差部P2 があ
る上面に乗り上げるという不都合を解消できる。なお、
上記不都合のおそれが無く、各パーツPA 及びPB を排
出方向Fに対して前向きに整列した状態で排出する場合
には、排出ステージ6aと傾斜板6bとを上記のように
L字状に形成する必要は無く、排出ステージ6aと傾斜
板6bとを円滑な一連の傾斜面に形成することができ
る。
【0031】上記表裏整列装置5は、図1(A)に示す
ように、上記傾斜板6bの途中部に付設配置されてい
る。この表裏整列装置5は、滑り降りるパーツPを途中
で受け止める係止爪51と、この係止爪51を係止作動
させるソレノイド52と、パーツPを受け入れてそのパ
ーツPを表裏反転させるロータ53と、このロータ53
を180゜反転するアクチュエータ(図示せず)と、ロ
ータ53内に受け入れたパーツPがそのまま滑り降りる
のを阻止する係止ロッド54と、この係止ロッド54を
係止作動させるソレノイド55とを具備して成る。
【0032】上記表裏整列装置5は、以下のように作用
する。先頭のパーツPは係止爪51で受け止められ、上
記傾斜板6bに沿って付設配置された表裏検出器56・
56により、後続のパーツPとともにその表裏が検出さ
れる。表面が上向きのパーツPはロータ53内を素通り
して排出され、パーツ排出部6に接続される各種機器の
組み立てラインに供給される。なお、後続のパーツPは
その検出位置で一定時間、図示しない個別足止具により
足止めされる。表裏が反転しているパーツPは、係止ロ
ッド54で受け止められてロータ53内に止まる。ロー
タ53が180゜反転した後、係止ロッド54による係
止を解くことにより、ロータ53内に止まっていたパー
ツPは、ロータ53内から滑り出て、同様に各種機器の
組み立てラインに供給される。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限るものでは
なく、上記表裏整列装置5は分離搬送部3又はパーツ排
出部6のいずれかに付設配置すればよい。また、パーツ
供給部1・分離取出装置2・分離搬送部3・前後方向整
列装置4・表裏整列装置5・パーツ排出部6の具体的な
構成については、適宜変更を加えて実施し得ることは、
多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパーツフィーダの前後方
向整列装置を示し、同図(A)はその縦断面図、同図
(B)はその平面図である。
【図2】パーツフィーダの分離取出装置を示し、同図
(A)はパーツ供給部及び分離取出装置の概略側面図、
同図(B)はその要部を取り出して示す側面図である。
【図3】上記前後方向整列装置を備えるパーツフィーダ
全体の概略平面図である。
【図4】従来例1に係るパーツフィーダの概略縦断面図
である。
【図5】従来例2に係る整列装置の図1(A)に相当する
図である。
【符号の説明】 2…分離取出装置、3…分離搬送部、3…搬送部の終
点側位置、4…前後方向整列装置、4A…パーツ収納部
前方位置、4B…パーツ収納部の後方位置、4U…
ーツ収納部の上方位置、6…パーツ排出部、6a…排出
ステージ、6A…排出ステージの前方位置、 6B…
出ステージの後方位置、41…横軸回転輪、43…パー
ツ収納部、45…回転駆動手段、46A・46B…パー
ツ押出具、71…移送手段(パーツ引寄具)、P・PA
・PB …パーツ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離取出装置(2)に後続させて、かつ、
    パーツ排出部(6)の始端側に位置する排出ステージ(6a)
    に臨ませて設けられたパーツフィーダの前後方向整列装
    置(4)であって、 回転自在に枢支された横軸回転輪(41)と、この横軸回転
    輪(41)を間欠的に回転する回転駆動手段(45)と、横軸
    転輪(41)の一側で上記排出ステージ(6a)と対向する側
    設けられた前後一対のパーツ押出具(46A)(46B)とを具備
    して成り、 上記横軸回転輪(41)は、複数対のパーツ収納部(43)を軸
    心に対して放射状に、かつ、等回転角度間隔に形成して
    成り、上記各パーツ収納部(43)は軸心の上方位置(4U)で
    パーツ(P)を起立又は倒立状態で受け入れ可能に構成
    し、 上記パーツ収納部(43)に起立状態受け入れた一方のパ
    ーツ(PA)は、上方位置(4U)から略90゜回転した前方
    位置(4A)でパーツ押出具(46A)により排出ステージ(6a)
    前方位置(6A)へ押し出し可能に構成し、倒立状態で受
    け入れた他方のパーツ(PB)は略270゜回転した後方位
    置(4B)でパーツ押出具(46B)により排出ステージ(6a)の
    後方位置(6B)へ押し出し可能に構成し、排出ステージ(6
    a)の後方位置(6B)に押し出されたパーツ(P B )を排出ステ
    ージ(6a)の前方位置(6A)に摺動させて移送する移送手段
    (71)を設けたことを特徴とするパーツフィーダの前後方
    向整列装置。
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