JP2515807Y2 - 製紙用リジェクト処理装置 - Google Patents

製紙用リジェクト処理装置

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JP2515807Y2
JP2515807Y2 JP1990102226U JP10222690U JP2515807Y2 JP 2515807 Y2 JP2515807 Y2 JP 2515807Y2 JP 1990102226 U JP1990102226 U JP 1990102226U JP 10222690 U JP10222690 U JP 10222690U JP 2515807 Y2 JP2515807 Y2 JP 2515807Y2
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JP
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fiber
lees
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raw material
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叔彦 相川
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Aikawa Iron Works Co Ltd
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Aikawa Iron Works Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、新生パルプ生産処理,損紙処理又は新聞,
雑誌等の故紙処理において、未離解繊維片,原料中に混
入する異物(金属片,石,プラスチック片等)を含む製
紙用原料を処理し、粗大異物を系外に排出すると共に、
未離解繊維片の離解作用と回収を行う製紙用リジェクト
処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
新生パルプ生産処理,損紙処理,故紙処理などの製紙
工程においては、例えば第4図に示すように、パルパー
Pで離解した原料を、クリーナC,タンクTを経て1次ス
クリーンS1及び2次スクリーンS2でスクリーニングし、
良質原料とリジェクトとに篩分することが行われてい
る。
この篩分されたリジェクトには、異物と未離解繊維片
が多量に含まれているために、リジェクト中の繊維分を
回収すべく、離解機Bを使用して未離解繊維片をほぐし
て単繊維化して貯槽STに貯留し、この単繊維化した繊維
片と粕を再篩分するためにリジェクトスクリーンRが使
用されていた。ところで、リジェクトスクリーンRで篩
分された粕は、連続的に少量、又は間欠的に排出される
が、その濃度は0.5〜1.5%程度と低く、多量の水を含ん
でいるところから、この水と粕とを分離するために、振
動スクリーンやドラムスクリーン等の脱水機Dが使用さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記のように従来のリジェクト処理方
式では、離解機,リジェクトスクリーン,脱水機、及び
貯槽,ポンプ,弁,配管等の付属機器を多く必要とし、
設備が複雑化すると共に操作も繁雑であり、しかも設置
面積も増大するという問題点があった。
本考案は、これら従来の問題点を解決し、離解,篩
分,脱水のリジェクト処理をコンパクトな単一装置で効
果的に行うことができる装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、一端に原料押込口、他端に粕排出口を設け
たケーシング内に繊維と異物と粕とを篩分するための筒
状スクリーンを設け、該筒状スクリーンの外側を繊維回
収室、内側を異物回収室とし、該異物回収室に前記原料
押込口と粕排出口を連通すると共に前記繊維回収室に繊
維排出口を設け、ケーシング内の原料押込口側を1次ス
クリーンゾーンとし粕排出口側を2次スクリーンゾーン
とし、前記異物回収室の2次スクリーンゾーン側の上方
部に洗浄水流出管を配設し、前記異物回収室内に回転軸
を貫通し、該回転軸の1次スクリーンゾーン側に筒状ス
クリーンに近接するハイドロフォイルと離解用部材を取
り付け、回転軸の2次スクリーンゾーン側に粕を前記粕
排出口方向へ移送するスクリュー羽根を取り付け、さら
にケーシングを原料押込口側を下にして傾斜せしめたこ
とを特徴とする製紙用リジェクト処理装置である。
〔作用〕
本考案の製紙用リジェクト処理装置では、リジェクト
は押込ポンプ、レベルタンクなどから原料押込口2を経
て筒状スクリーン4内側の異物回収室6へ押し込まれ、
1次スクリーンゾーンIにおいて回転軸8と共に回転す
る離解用部材10によって未離解繊維片がほぐされて単繊
維化されると同時に、筒状スクリーン4もハイドロフォ
イル10によって清掃されつつ繊維片は筒状スクリーン4
を通過し、繊維回収室5を経て繊維排出口7から排出さ
れて回収され、製紙用原料として使用される。1次スク
リーンゾーンIで筒状スクリーン4によって通過が阻止
された異物は、さらに2次スクリーンゾーンIIにおい
て、洗浄水流出管12から流出する洗浄水と回転するスク
リュー羽根により移送される異物中に残留する少量の繊
維が剥離され、水と共に筒状スクリーン4を通過し、繊
維回収室5を経て繊維排出口から排出され、回収されて
製紙用原料となる。また、繊維が回収された後の粕は、
回転するスクリュー羽根11によってさらに移送されつつ
脱水状態になり、粕排出口3から排出されて適宜処分さ
れる。なお、筒状スクリーン4内における水位は、スク
リュー羽根11によって異物を移送することができる程度
に保っておくが、繊維回収室5の繊維排出口7からの排
出量の調節によって行われる。
このような本考案の製紙用リジェクト処理装置は、例
えば第2図に示すように、パルパーP,クリーナC,タンク
T,スクリーンS,リジェクトスクリーンRからなる製紙工
程で、リジェクトスクリーンRから排出されるリジェク
トをさらに処理するように組み込まれ、回収された繊維
をタンクTへ返送し、パルパーで離解された製紙原料と
共に再処理される。
また、本考案の製紙用リジェクト処理装置は、第3図
に示すように、繊維回収室1の1次スクリーンゾーンI
側と2次スクリーンゾーンII側との間を仕切り、各繊維
回収室5−5,5−2にそれぞれ繊維排出口7,7′を設ける
ようにすれば、1次スクリーンゾーンIでは得られた製
紙用の良質原料を別に回収することができ、第2図のリ
ジェクトスクリーンRを省略することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して以下に説明する。
第1図において、筒状のケーシング1の一端には原料
押込口2が設けられ、ケーシング1の他端には粕排出口
3が設けられており、ケーシング1内には繊維と異物と
粕とを篩分するための丸孔またはスリットが形成された
スクリーンプレートからなる筒状スクリーン4が設けら
れ、スクリーン1の外側を繊維回収室5、スクリーン1
の内側を異物回収室6とし、この異物回収室6にケーシ
ング1の原料押込口2と粕排出口3が連通され、また繊
維回収室5には繊維排出口7が設けられており、ケーシ
ング1内の原料押込口2側を1次スクリーンゾーンIと
し、粕排出口3側を2次スクリーンゾーンIIとしてあ
る。
また、筒状スクリーン4内には回転軸8が貫通され、
この回転軸8は軸受9,9で支承され図示しない駆動装置
によって回転自在となっており、回転軸8の1次スクリ
ーンゾーンI側には筒状スクリーン4に近接してハイド
ロフォイル10と離解用部材10′、あるいはドラム状ロー
タ等の離解用部材10が取り付けられ、回転軸8の2次ス
クリーンゾーンII側には粕を粕排出口3の方向へ移送す
るためのスクリュー羽根11が取り付けられている。
さらに、異物回収室6の2次スクリーンゾーンIIの上
方部側には、洗浄水流出管12が配設されている。
そして、上記のように構成されたケーシング1は、原
料押込口2側の端部を下にして傾斜させ、原料押込口2
が押込ポンプの吐出口(図示せず)などに連結されてい
る。
図中、13は沈降する重量異物を排出するための排出口
で、開閉弁14を備えている。
上記第1図示例では、1次スクリーンゾーンIと2次
スクリーンゾーンIIの繊維回収室5を一緒に、両ゾーン
で回収された繊維を繊維排出口7から排出,回収するよ
うにしたものであるが、この繊維回収室5を両スクリー
ンゾーンで別々に仕切るようにすることも好ましい。
即ち、第3図示のように、繊維回収室を1次スクリー
ンゾーンIと2次スクリーンゾーンIIとの間で隔壁15に
て5−1と5−2とに仕切り、各繊維回収室5−1,5−
2に繊維排出口7,7′を設けることによって、1次スク
リーンゾーンIで未離解繊維片が離解された製紙用の良
質原料と、1次スクリーンゾーンIで回収しきれなかっ
た繊維とを別々に回収することができる。なお、第3図
示例では、ケーシング1の原料押込口2を押込ポンプに
代えて相当のレベルを保持するレベルタンク16の底部に
連結した例を示す。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、一端に原料押込口、他
端に粕排出口を設けたケーシング内に繊維と異物と粕と
を篩分するための筒状スクリーンを設け、該筒状スクリ
ーンの外側を繊維回収室、内側を異物回収室とし、該異
物回収室に前記原料押込口と粕排出口を連通すると共に
前記繊維回収室に繊維排出口を設け、ケーシング内の原
料押込口側を1次スクリーンゾーンとし粕排出口側を2
次スクリーンゾーンとし、前記異物回収室の2次スクリ
ーンゾーン側の上方部に洗浄水流出管を配設し、前記異
物回収室内に回転軸を貫通し、該回転軸の1次スクリー
ンゾーン側に筒状スクリーンに近接するハイドロフォイ
ルと離解用部材を取り付け、回転軸の2次スクリーンゾ
ーン側に粕を前記粕排出口方向へ移送するスクリュー羽
根を取り付け、さらにケーシングを原料押込口側を下に
して傾斜せしめたことにより、1次スクリーンゾーンで
離解、繊維分の回収を行ったリジェクトから、さらに2
次スクリーンゾーンで繊維分の回収を行うことによっ
て、リジェクト中の有用繊維分を余すところなく回収
し、製紙生産量を増大させ、また繊維分をほとんど含ま
ない粕を脱水状態に篩分し排出することができて粕のそ
の後の処分を容易にし、さらに装置は極めてコンパクト
であり、操作は簡単で設置面積も極めて節減できる等の
多くの有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断側面図、第2図は
第1図の使用系統説明図、第3図は本考案の他の実施例
を示す縦断側面図、第4図は従来の故紙処理工程の1例
を示す系統説明図である。 I…1次スクリーンゾーン、II…2次スクリーンゾー
ン、1…ケーシング、2…原料押込口、3…粕排出口、
4…筒状スクリーン、5,5−1,5−2…繊維回収室、6…
異物回収室、7,7′…繊維排出口、8…回転軸、10…ハ
イドロフォイル、10′…離解用部材、11…スクリュー羽
根、12…洗浄水流出管、15…隔壁。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に原料押込口2、他端に粕排出口3を
    設けたケーシング1内に繊維と異物と粕とを篩分するた
    めの筒状スクリーン4を設け、該筒状スクリーン4の外
    側を繊維回収室5、内側を異物回収室6とし、該異物回
    収室6に前記原料押込口2と粕排出口3を連通すると共
    に前記繊維回収室5に繊維排出口7を設け、ケーシング
    1内の原料押込口2側を1次スクリーンゾーンIとし粕
    排出口3側を2次スクリーンゾーンIIとし、前記異物回
    収室5の2次スクリーンゾーンII側の上方部に洗浄水流
    出管12を配設し、前記異物回収室6内に回転軸8を貫通
    し、該回転軸8の1次スクリーンゾーンI側に筒状スク
    リーン4に近接するハイドロフォイル10と離解用部材1
    0′を取り付け、回転軸8の2次スクリーンゾーンII側
    に粕を前記粕排出口3方向へ移送するスクリュー羽根11
    を取り付けるとともに洗浄水流出管12を設け、さらに、
    ケーシング1を原料押込口2側を下にして傾斜せしめた
    ことを特徴とする製紙用リジェクト処理装置。
  2. 【請求項2】前記繊維回収室5の1次スクリーンゾーン
    I側と2次スクリーンゾーンII側との間を隔壁15にて仕
    切り、2次スクリーンゾーン側の繊維回収室5に繊維排
    出口7′を設けた請求項1記載の製紙用リジェクト処理
    装置。
JP1990102226U 1990-10-01 1990-10-01 製紙用リジェクト処理装置 Expired - Lifetime JP2515807Y2 (ja)

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