JP2515742Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2515742Y2 JP1991010740U JP1074091U JP2515742Y2 JP 2515742 Y2 JP2515742 Y2 JP 2515742Y2 JP 1991010740 U JP1991010740 U JP 1991010740U JP 1074091 U JP1074091 U JP 1074091U JP 2515742 Y2 JP2515742 Y2 JP 2515742Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、食品などを保管する冷
蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫は、目的に応じて使用温度
を区分できるように、例えば冷凍室や冷蔵室などの冷却
室を複数有する2ドアタイプなどが主流となっている。
一般に、上記のような冷蔵庫には、例えば図4に示すよ
うに、本体21における各冷却室と、冷凍室扉22およ
び冷蔵室扉23のそれぞれとの密閉のために、弾力性を
備えるゴムなどから成る略筒状のパッキングガスケット
25が、各冷凍室扉22および冷蔵室扉23の周縁部に
取り付けられている。また、各冷却室内を冷却するため
の圧縮機24が本体21の後下端部に設置されている。
上記のようなパッキングガスケット25の取りつけおよ
びその構造について、例として冷凍室扉22に配設され
ているパッキングガスケット25について、図4におけ
るB−B矢視断面である図5を基づいて以下説明する。
【0003】パッキングガスケット25は、冷凍室扉2
2を閉じた時、合成樹脂製の扉外装体である扉サッシ2
7の周縁部における本体21との対向面に穿設された挿
通孔27bに、上記パッキングガスケット25の一端辺
に形成された断面略三角形状のパッキングガスケット取
付部25aが圧入されて、扉サッシ27の周縁部におけ
るパッキングガスケット保持部27aに固定されてい
る。
【0004】このパッキングガスケット25の筒状部に
は、本体外装部材30の前向き周縁部に形成されている
フランジ30aに対向する面の裏側に沿ってマグネット
28が、ゴムなどの弾力性を備えるマグネットカバー2
5cに被われて保持されている。そして、冷凍室扉22
を閉じた時、フランジ30aおよびマグネット28間の
磁気引力によって、パッキングガスケット25がフラン
ジ30aに密着している。このように本体21と冷凍室
扉22とを、パッキングガスケット25により密閉構造
とすることで、冷凍室内の冷気が逃げないようになって
いる。
【0005】しかしながら、フランジ30aおよびパッ
キングガスケット25は、冷凍室内の冷気によりある程
度冷やされており、外気の温度が高く湿度も高い時は、
それらフランジ30aおよびパッキングガスケット25
結露現象が発生する。そこで、この結露を防止するた
め、フランジ30aの角部内に沿って、それら両者30
a・25を加温するためのdpコンデンサー29が配設さ
れ、このdpコンデンサー29は、通常、外気温より約10
℃高くなるように設定されており、伝熱作用によりフラ
ンジ30aおよびパッキングガスケット25を温め、
防止の役目をしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、フランジ3
0aは、マグネット28と磁気吸引力を生じる磁性材料
であればよいが、経済性を考慮して、主に鉄から成る鋼
板が使用されている。よって、鉄は熱伝導の良い材料で
あることから、dpコンデンサー29によって温められた
フランジ30aは比較的高い温度になる。したがって、
磁力により密着しているマグネット28は高い温度とな
り、マグネット28を被っているマグネットカバー25
cの温度も上がり、これと繋がっているパッキングスカ
ート部25eの温度が上がる。このように、冷凍室内に
面しているフランジ30aやパッキングスカート部25
eなどから冷凍室内に熱が侵入し、その侵入した熱は、
前記圧縮機24の冷凍能力によって吸熱される。したが
って、上記構成では、余分な電力を必要とするという問
題を生じている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の冷蔵庫
は、上記課題を解決するために、開口部を備えた冷却室
を有する本体と、上記開口部を開閉する扉とが、該扉に
配設されたガスケットにより密閉される構成を有し、上
記本体に、ガスケットが当接する本体当接部に熱を伝達
し、本体とガスケットとの当接部分の結露を防止する発
熱部材が設けられると共に、上記ガスケットにおける当
接面裏面に、該当接面を本体当接部に密着させる磁石が
取り付けられている冷蔵庫において、上記ガスケット
に、上記磁石を冷却室側から磁石背面側に至る空気層を
有して覆う第1の断熱部材と、該第1の断熱部材を冷却
室側から磁石背面側に至る空気層を有して覆う第2の断
熱部材とで断熱する二重の断熱構成をもっていることを
特徴としている。
【0008】請求項2記載の冷蔵庫は、上記課題を解決
するために、開口部を備えた冷却室を有する本体と、上
記開口部を開閉する扉とが、該扉に配設されたガスケッ
トに より密閉される構成を有し、上記本体に、ガスケッ
トが当接する本体当接部に熱を伝達し、本体とガスケッ
トとの当接部分の結露を防止する発熱部材が設けられて
いる冷蔵庫において、上記ガスケットにおける本体との
当接部分より冷却室側に位置する部分に、本体側に突出
し、閉扉時に本体と面接触して冷却室内と本体当接部と
を遮断する略筒状の突出弾性部が形成されると共に、該
突出弾性部には、突出弾性部内の空気を通す空気抜き穴
が形成されており、かつ、上記突出弾性部と本体との当
接部分とは平坦部を介して接続されていることを特徴と
している。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成により、発熱部材からの熱
により温められた磁石から発せられた熱は、磁石を冷却
室側から磁石背面側に至る空気層を有して覆う第1の断
熱部材と、該第1の断熱部材を、冷却室側から磁石背面
側に至る空気層を有して覆う第2の断熱部材とからな
る、2重の断熱構造によって遮断されることとなる。し
たがって、磁石の背面側からガスケットの冷却室側に位
置する部分への熱の伝達が低減される。
【0010】請求項2記載の構成によれば、閉扉時、上
記略筒状の突出弾性部が本体に面接触し、本体当接部と
冷却室内とが遮断される。したがって、発熱部材により
加温された本体当接部に冷却室内の冷気が当たって加熱
されることを防止でき、冷却室内の温度上昇が低減され
る。
【0011】しかも、突出弾性部には、突出弾性部内の
空気を通す空気抜き穴が形成されているので、この空気
抜き穴を介して突出弾性部内の空気が突出弾性部の変形
に伴って流入出し、突出弾性部内の空気による弾性力に
て生じる閉扉時の扉の開く方向への反力を小さく抑えな
がら、より広範囲に本体と当接させることができ、本体
当接部と冷却室内との遮断をより確実なものとできる。
【0012】
【実施例】本考案に係る冷蔵庫の一実施例である実施例
1について、図1および図3に基づき以下説明する。冷
蔵庫には、図3に示すように、本体1の上部に開口部を
備えた冷凍室(冷却室)2aと下部に冷蔵室3aが設置
されており、上記各室2a・3aには、冷凍室扉2およ
び冷蔵室扉3がそれぞれ取り付けられている。各扉2・
3を閉じた時、各室2a・3aを密閉するために、弾力
性を備えるゴムなどから成る略筒状のパッキングガスケ
ット(ガスケット)5が、各冷凍室扉2および冷蔵室扉
3における本体1と対向する周縁部面に設けられてい
る。また、各室2a・3a内を冷却するための圧縮機4
が本体1の後下端部に設置されている。
【0013】また、上記のような冷蔵庫では、図3のA
−A矢視断面図である図1に示すように、パッキングガ
スケット5は、合成樹脂などから成る扉外装体である扉
サッシ7における本体1と対向する周縁面に穿設された
挿通孔7bに、上記パッキングガスケット5に設けられ
た断面略三角形状のパッキングガスケット取付部5aが
圧入されて、挿通孔7bの内方に形成されたパッキング
ガスケット保持部7a内に保持されて固定されている。
【0014】このパッキングガスケット5の筒状部に
は、冷凍室扉2を閉じた時、本体1における本体外装部
材10の周縁部にあるフランジ(本体当接部)10aと
の当接面であるパッキング当接面5bが形成されてお
り、その裏側に沿うように密着してマグネット(磁石)
8が保持されている。また、冷凍室扉2を閉じた時、パ
ッキングガスケット5がフランジ10aに密着するよう
に、フランジ10aは磁性材から成っていて、この磁性
材としては、経済性などを考慮して、主に鉄などから成
る鋼板などが使用される。これにより、フランジ10a
およびマグネット8間の磁気吸引力によって、パッキン
グガスケット5がフランジ10aに密着する。このよう
にして、冷凍室2aは冷凍室扉2のパッキングガスケッ
ト5により密閉構造とされ、冷凍室2a内の冷気が逃げ
ないようになっている。なお、パッキングガスケット5
では、パッキング当接面5bの密着を阻害しないよう
に、少し手前位置からフランジ10a面とほぼ平行に土
手部11a方向に延びて土手部11aに達するパッキン
グスカート部(当接部分より冷却室側に位置する部分)
5eが形成されている。
【0015】しかしながら、フランジ10aおよびパッ
キングガスケット5は、冷凍室2a内の冷気と接触する
ことにより、ある程度冷やされている。よって、外気が
高温・高湿時には、それらフランジ10aおよびパッキ
ングガスケット5に結露現象が発生する。そこで、その
結露を防止するためには、それら両者10a・5を加温
すればよいことから、本体外装部材10の周縁部を折り
曲げてフランジ10aを形成する際の角部内に沿って、
圧縮機4によって圧縮されて高温となった冷媒を通すパ
イプであるdpコンデンサー(発熱部材)9が配設されて
いる。このdpコンデンサー9は、通常、外気温より約10
℃高くなるように設定されており、伝熱作用によりフラ
ンジ10aおよびパッキングガスケット5を温める。
【0016】一方、冷凍室扉2の扉内板であるドアライ
ナ11と扉サッシ7とにより囲まれた空間、および、冷
凍室2aの内板であるフードライナ12と本体外装部材
10とにより囲まれた空間には発泡ウレタンなどの断熱
材6が充填され、さらに、そのドアライナ11には、冷
凍室扉2の閉じた状態時、パッキングガスケット5とフ
ランジ10aとの密着性を損なわないようにフードライ
ナ12とは接触しないが、冷凍室2a内の冷気を高温と
なるフランジ10aとできるだけ接触させないように、
フードライナ12の形状に沿うように対向する土手部1
1aが一体形成されている。よって、冷凍室扉2の閉じ
た状態では、土手部11aとフードライナ12との間
に、冷凍室の冷気が高温部位と接触して温度上昇を生じ
難いように狭い冷気接触抑制用隙間13が形成される。
なお、上記各ライナ11・12および扉サッシ7は、成
形性、断熱性、絶縁性および軽量性に優れた合成樹脂が
使用される。
【0017】上記のような冷蔵庫において、冷凍室2a
内への熱侵入の主な経路としては、 (1)扉サッシ7からドアライナ11を通って冷凍室2
a内に熱侵入する経路、 (2)フランジ10aが、直接、冷凍室2a内の冷気と
熱交換して熱侵入する経路、 (3)フランジ10aからマグネット8の背面側を経て
パッキングスカート部5eに熱が伝達され、パッキング
スカート部5eから熱侵入する経路などが考えられる。
【0018】そして、上記構成では、(3)の経路から
の熱侵入を低減するため、パッキングガスケット5に対
して、従来と同様にマグネット8の背面側から若干の第
1空気層を設けて覆うように、第1マグネットカバー
(断熱部材)5cが形成されていて、さらに、この第1
マグネットカバー5cを背面側から若干の第2空気層を
設けて覆うように第2マグネットカバー(断熱部材)5
dが形成されている。なお、両カバー5c・5dはパッ
キングガスケット5と同様の材料により形成されてい
る。
【0019】このように上記冷蔵庫では、冷凍室扉2を
閉じるとき、パッキング当接面5bがフランジ10aに
近づくと、フランジ10aとマグネット8との磁気吸引
力により、冷凍室扉2は本体1方向に吸引される。この
とき、冷凍室扉2の周縁部面に沿って設けられているパ
ッキングガスケット5のパッキング当接面5bが、その
磁気吸引力によってフランジ10aに密着するため、冷
凍室2aの気密性が保たれる。
【0020】このとき、パッキング当接面5bがフラン
ジ10aに密着している状態において、さらに冷凍室扉
2を本体1に通常の力で押しつけても、第2マグネット
カバー5dの背面に形成されている気密状態の空気との
弾性力とパッキングガスケット5の弾性力とによる反力
によってパッキングガスケット5の撓みに限界があり、
よって冷凍室扉2と本体1とは、所定の距離を保つこと
ができるようになっており、例えば土手部11aとフー
ドライナ12とが接触して傷が付いたり破損したりする
ことが防止される。
【0021】このように上記構成では、マグネット8の
背面側にそれぞれ空気層を設けて2重のカバー5c・5
dが覆うように設けられている。よって、従来のように
マグネットの背面側に空気層を設けて覆うマグネットカ
バーが1重のものと比べると、2重の空気層によって遮
断される熱量が増加する。このため、冷凍室2a内の冷
気と比べてdpコンデンサー9からの熱によって高温とな
るフランジ10aからパッキング当接面5bに伝達さ
れ、このパッキング当接面5bの裏側に密着しているマ
グネット8を介して、そのマグネット8の背面側からパ
ッキングスカート部5eに達する熱量が低減される。
【0022】したがって、パッキングガスケット5にお
いて、まず、冷気接触抑制用隙間13からの冷気と接触
するパッキングスカート部5eの温度上昇が抑制される
ことにより、冷凍室2aへの熱侵入量を低減することが
でき、その熱を吸熱するための消費電力が低減される。
この結果、冷蔵庫の省電力化を図ることができる。
【0023】そこで、上記実施例1の構成において、パ
ッキングガスケット5を通るあるいはその近傍を通る、
前述した3種の経路による総熱侵入量を測定したとこ
ろ、従来の構成と比べて10%程度低減されていることが
確認された。なお、上記実施例では、冷凍室2aおよび
その冷凍室扉2について適用した例を挙げたが、他の冷
蔵室、野菜室などとその扉とに上記構成を適用すること
が可能である。
【0024】次に、本考案に係る冷蔵庫の他の実施例で
ある実施例2について、図2および図3に基づいて説明
する。なお、前記実施例1において述べた冷蔵庫の各機
能と同様な機能については、下記の実施例2において同
一の参照番号を付与して、それらの説明を省いた。前記
実施例1において述べたパッキングガスケット5を通る
あるいはその近傍を通って侵入する熱の主な経路である
3種の経路の内、(2)の経路からの熱侵入を減少させ
るものである。すなわち、図3のA−A矢視断面図であ
る図2に示すように、パッキングスカート部5e面上
に、冷凍室扉2を閉じた時、パッキングスカート部5e
およびこれと対向するフードライナ12間を塞ぐように
略筒状のパッキングベローズ部(突出弾性部)14が、
フードライナ12の開口周縁部に沿うように形成されて
いる。また、パッキングベローズ部14は、パッキング
ガスケット5と同様の材料により形成されている。
【0025】その上、パッキングベローズ部14の弾性
力に起因するパッキング当接面5bとフランジ10aと
の当接妨害を回避すると共に、冷凍室扉2が閉まってい
る状態において冷凍室扉2の開く方向への反力を小さく
するために、パッキングスカート部5eの背面側空間に
連通する空気逃げ穴14aが形成されている。
【0026】したがって、冷凍室扉2を閉じた時、パッ
キングベローズ部14のフードライナ12との当接面
は、空気逃げ穴14aが設けられているため、パッキン
グベローズ部14内の空気による弾性力による反力の生
じることはなく、パッキングベローズ部14の有する弾
性力によって弾性変形する。このことから、パッキング
ベローズ部14は、空気逃げ穴14aを設けることで、
より広範囲にフードライナ12と当接することができ
る。よって、冷気接触抑制用隙間13からの冷気がパッ
キングベローズ部14でより阻止されて、フランジ10
aに到達することを回避することができる。
【0027】上記のように実施例2では、パッキングベ
ローズ部14を形成することにより、冷凍室扉2を閉じ
た状態の時、フランジ10aと冷気流出防止用隙間13
とを遮断することになる。ところで、従来、フランジか
ら冷凍室内への熱侵入により、その熱を吸熱するために
通常の冷却のための消費電力に加えてさらに電力が消費
されていた。しかしながら、上記実施例2では、冷凍室
2aの冷気と比べて高温となるフランジ10aからの熱
侵入が低減されることから、その熱を吸熱するための消
費電力が低減される。この結果、冷蔵庫の省電力化を図
ることができる。なお、上記実施例2では、冷凍室2a
およびその冷凍室扉2について適用した例を挙げたが、
他の冷蔵室、野菜室などとその扉とに上記構成を適用す
ることが可能である。
【0028】
【考案の効果】請求項1記載の冷蔵庫は、以上のよう
に、上記ガスケットに、上記磁石を冷却室側から磁石背
面側に至る空気層を有して覆う第1の断熱部材と、該第
1の断熱部材を冷却室側から磁石背面側に至る空気層を
有して覆う第2の断熱部材とで断熱する二重の断熱構成
をもっている構成である。
【0029】このように、磁石の背面側及び冷却室側が
二重に断熱されているので、磁石の背面側からガスケッ
トの冷却室側に位置する部分への熱の伝達が低減され
る。この結果、ガスケットからの熱による冷却室内の温
度上昇が抑制され、冷却のための消費電力が低減される
という効果を奏する。
【0030】請求項2記載の冷蔵庫は、以上のように、
上記ガスケットにおける本体との当接部分より冷却室側
に位置する部分に、本体側に突出し、閉扉時に本体と面
接触して冷却室内と本体当接部とを遮断する略筒状の突
出弾性部が形成されると共に、該突出弾性部には、突出
弾性部内の空気を通す空気抜き穴が形成されており、か
つ、上記突出弾性部と本体との当接部分とは平坦部を介
して接続されている構成である。
【0031】このように、閉扉時に上記本体当接部と冷
却室内とを突出弾性部にて確実に遮断することで、冷却
室内の温度上昇が抑制され、冷却のための電力消費が低
減されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の冷蔵庫の要部断面図であ
る。
【図2】本考案の他の実施例の冷蔵庫の要部断面図であ
る。
【図3】上記一実施例および他の実施例における冷蔵庫
の概略側面図である。
【図4】従来の冷蔵庫の概略側面図である。
【図5】上記冷蔵庫の要部断面図である。
【符号の説明】
2 冷凍室扉(扉) 2a 冷凍室(冷却室) 5 パッキングガスケット(ガスケット) 5c 第1マグネットカバー(断熱部材) 5d 第2マグネットカバー(断熱部材) 8 マグネット(磁石) 9 dpコンデンサー(発熱部材) 10a フランジ(本体当接部) 14 パッキングベローズ部(突出弾性部) 14a 空気逃げ穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えた冷却室を有する本体と、
    上記開口部を開閉する扉とが、該扉に配設されたガスケ
    ットにより密閉される構成を有し、上記本体に、ガスケ
    ットが当接する本体当接部に熱を伝達し、本体とガスケ
    ットとの当接部分の結露を防止する発熱部材が設けられ
    ると共に、上記ガスケットにおける当接面裏面に、該当
    接面を本体当接部に密着させる磁石が取り付けられてい
    冷蔵庫において、上記ガスケットに、上記磁石を冷却室側から磁石背面側
    に至る空気層を有して覆う第1の断熱部材と、該第1の
    断熱部材を冷却室側から磁石背面側に至る空気層を有し
    て覆う第2の断熱部材とで断熱する二重の断熱構成をも
    っている ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】開口部を備えた冷却室を有する本体と、上
    記開口部を開閉する扉とが、該扉に配設されたガスケッ
    トにより密閉される構成を有し、上記本体に、ガスケッ
    トが当接する本体当接部に熱を伝達し、本体とガスケッ
    トとの当接部分の結露を防止する発熱部材が設けられて
    いる冷蔵庫において、上記ガスケットにおける本体との当接部分より冷却室側
    に位置する部分に、本体側に突出し、閉扉時に本体と面
    接触して冷却室内と本体当接部とを遮断する略筒状の突
    出弾性部が形成されると共に、該突出弾性部には、突出
    弾性部内の空気を通す空気抜き穴が形成されており、か
    つ、上記突出弾性部と本体との当接部分とは平坦部を介
    して接続されている ことを特徴とする冷蔵庫。
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