JP2515148Y2 - モノポ−ルアンテナ - Google Patents

モノポ−ルアンテナ

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JP2515148Y2
JP2515148Y2 JP1987011061U JP1106187U JP2515148Y2 JP 2515148 Y2 JP2515148 Y2 JP 2515148Y2 JP 1987011061 U JP1987011061 U JP 1987011061U JP 1106187 U JP1106187 U JP 1106187U JP 2515148 Y2 JP2515148 Y2 JP 2515148Y2
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antenna
monopole antenna
conductor
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明 赤石
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はロケツト,航空機等に用いられるモノポー
ルアンテナに関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来のロケツト用モノポールアンテナの側面
からみた断面図である。
図において,(1)は放射導体であり,空気抵抗を減
らすために薄いストリップ導体が用いられている。
(2)は放射導体を支える誘電体,(3)は地導体,
(4)はコネクタである。第4図は第3図のモノポール
アンテナを正面からみた断面図である。
次に動作について説明する。放射導体(1)はコネク
タ(4)によつて給電され,高周波電波が流れる。この
電流は放射導体(1)と地板(3)の接続部で電流が最
大となり,放射導体(1)の先端で零となる定在波とな
つている。誘電体(2)は放射導体(1)を支える部材
であり,ロケツトの振動,空力加熱に耐えるとともに電
波を透過する材料が選定されている。
従つてコネクタ(4)によつて給電された高周波電波
は放射導体(1)によつて空中にほぼ100%放射され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のモノポールアンテナは,地板に垂直に取付ら
れ,放射導体の長さは約1/4波長にしなければならず,
アンテナ全長の非常に長くなる欠点があつた。
また従来のモノポールアンテナの入力インピーダンス
は約35Ωであるため50系の同軸コネクタと完全に整合し
ていない欠点もあつた。
この考案は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので,アンテナの全長が短くなるとともに,給電
コネクタとのインピーダンス整合をとることができるモ
ノポールアンテナを得ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るモノポールアンテナは,モノポールア
ンテナをジグザグ状に折り曲げるとともに折返しアンテ
ナとし,給電点から電気的線路長で1/4波長の所を短絡
したものである。
〔作用〕
この考案におけるモノポールアンテナは,放射導体を
ジグザグ状にすることにより,全長が短縮され,折り曲
げと短絡の効果により,アンテナとコネクタとの完全な
インピーダンスの整合を実現している。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図について説明する。
第1図において,(1)は折返し構造の放射導体,
(2)はこの放射導体(1)を支える誘電体,(3)は
地導体である。(4)は放射導体(1)を給電するコネ
クタ,(5)は折返し構造の途中を短絡する短絡板であ
る。
図において,放射導体(1)はストリップ導体でジグ
ザク状に折り曲げられているため,アンテナの全長
(L)は第3図のアンテナの全長(L′)より短くな
る。この状態でアンテナが共振したときの入力インピー
ダンスを計算すると12.5Ωとなつている。このインピー
ダンスと50Ω系の同軸コネクタ(4)と整合をとるため
に,放射導体(1)を幅の等しい2つの平行線路より構
成される折返し構造とする。この折返し構造の一方の線
路を地板(3)に接地し,他方の線路をコネクタ(4)
の中心導体に接続する。ここで折返しアンテナの原理に
よると,コネクタ(4)側からみた入力インピーダンス
は4倍になるため12.5Ω×4=50Ωとなり放射導体
(1)とコネクタ(4)は整合する。しかしこのままで
は放射導体(1)の全長,すなわち給電点と導体先端間
の長さは,ジグザグ構造の効果により1/4波長より長く
なつている。このため,給電点のインピーダンスはアン
テナの放射抵抗の他に,全長が1/4波長より長いスタブ
によるリアクタンスが並列に加わり,50Ωにならなくな
つてしまう。
そこで,給電点から電気的線路長が1/4波長の所を短
絡し,リアクタンスを無限大にして,給電点インピーダ
ンスを50Ωとなるようにし,コネクタとの整合をとつて
いる。なお誘電体(2)はストリツプ状の放射導体
(1)を支持するとともにロケツト打上時の振動と空力
加熱から放射導体(1)を保護している。この誘導体
(2)があることにより,モノポールの共振周波数が若
干変化するが,放射導体の長さを少し変えることにより
整合がとれ問題ない。
ここでこの考案をまとめると以下のようになる。
(1) 線状アンテナを小型化の為にジグザグ状にし
た。
(2) ジグザグ状にすることにより、給電点インピー
ダンスが低下したため、給電ケーブルとの整合をとるた
めに、折り返しアンテナとした。
(3) 折り返しアンテナにすると、給電点に並列にス
タブ線路のリアクタンスが装荷され、この値は、ジグザ
グアンテナの電気長が1/4波長以上となることから、有
限の値となり、給電点のVSWRを増加させてしまう。
(4) この欠点を除去するために、給電点から電気長
で1/4波長のところを短絡し、給電点の並列に装荷され
るリアクタンスを無限大として、スタブ線路の悪影響を
取り除いた。
(5) しかるに、短絡板より先の部分は一本のアンテ
ナとして動作しており、必ずしも、折り返し構造をして
いる必要はないが、これを除去するとアンテナ自体の放
射抵抗が低下し、給電ケーブルとの整合が取れなくなっ
てしまう。したがって、短絡板より先の部分も必ず必要
である。
なお上記実施例は放射導体(1)を全て折返し構造と
しているが,給電点からみて短絡板(5)から先の部分
はストリツプ板のままでも良い。更に,放射導体(1)
は折返し形のワイヤまたはパイプであつても同様の効果
がある。
〔考案の効果〕
以上のように,この出願の考案は1/4波長のモノポー
ルアンテナの全長を短縮するためにアンテナを折り返し
アンテナとし、さらにジグザグに折り曲げて給電点から
線路長が1/4波長の所を短絡したものであり、アンテナ
をジグザグ状にしたことによる、放射抵抗の低下とアン
テナ線路長の増加による並列リアクタンスの付加を改善
したものである。すなわち、放射抵抗の低下は折り返し
アンテナとすることにより改善し、ジグザグ状にしたこ
とによるアンテナ線路長の増加による給電点に対する並
列リアクタンスの付加は、給電点からアンテナの線路長
で1/4波長のところを短絡することにより、並列に付加
されるリアクタンスを無限大として、その影響をなくし
たという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は,この考案によるモノポールアンテナを側面か
らみた断面図,第2図は第1図のモノポールアンテナを
正面からみた断面図,第3図は従来のモノポールアンテ
ナを側面からみた断面図,第4図は第3図のモノポール
アンテナを正面からみた断面図である。図において
(1)は放射導体,(2)は誘電体,(3)は地板,
(4)はコネクタ,(5)は短絡板である。 なお,図中同一あるいは相当部分には同一符号を付して
示してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−152805(JP,U) 実開 昭57−98010(JP,U) 実開 昭57−82709(JP,U) 実公 昭37−27324(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地板上に形成した折返しモノポールアンテ
    ナにおいて,モノポールをジグザグ状に折り曲げて折返
    しアンテナとし,給電点から電気的に線路長が全長で1/
    4波長の所を短絡したことを特徴とするモノポールアン
    テナ。
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