JP2514921Y2 - バンド長さ調節環 - Google Patents
バンド長さ調節環Info
- Publication number
- JP2514921Y2 JP2514921Y2 JP1991042134U JP4213491U JP2514921Y2 JP 2514921 Y2 JP2514921 Y2 JP 2514921Y2 JP 1991042134 U JP1991042134 U JP 1991042134U JP 4213491 U JP4213491 U JP 4213491U JP 2514921 Y2 JP2514921 Y2 JP 2514921Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- ring
- rectangular frame
- length adjusting
- frames
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はズボン吊りバンド、肩掛
けバンド等に使用されるバンド長さ調節環、さらに詳し
くは、金属製線材を屈曲して形成した横長矩形枠環と、
該横長矩形枠環の短枠をガイドとして曲環部分で移動自
在に架設した金属製線材を屈曲して形成したバンド止め
杆とからなるバンド長さ調節環の改良に関するものであ
る。
けバンド等に使用されるバンド長さ調節環、さらに詳し
くは、金属製線材を屈曲して形成した横長矩形枠環と、
該横長矩形枠環の短枠をガイドとして曲環部分で移動自
在に架設した金属製線材を屈曲して形成したバンド止め
杆とからなるバンド長さ調節環の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のバンド長さ調節環は、図３に示す
ように、バンド止め杆３が横長矩形枠環１の短枠２をガ
イドとして曲環部分６で移動自在となったものである
が、バンド止め杆３を一方の長枠４へ接近するように移
動させて他方の長枠４との間を広くするようにすると、
長枠４とバンド止め杆３により止められたバンドが弛め
易くなることから、バンド長さ調節環として広く使用さ
れている。その構成は図３に示すように、金属製線材を
屈曲して形成した横長矩形枠環１と、該横長矩形枠環１
の短枠２相互間に長枠４と平行であって、該短枠２をガ
イドとして曲環部分６で移動自在に架設した金属製線材
を屈曲して形成したバンド止め杆３とからなっている。
ように、バンド止め杆３が横長矩形枠環１の短枠２をガ
イドとして曲環部分６で移動自在となったものである
が、バンド止め杆３を一方の長枠４へ接近するように移
動させて他方の長枠４との間を広くするようにすると、
長枠４とバンド止め杆３により止められたバンドが弛め
易くなることから、バンド長さ調節環として広く使用さ
れている。その構成は図３に示すように、金属製線材を
屈曲して形成した横長矩形枠環１と、該横長矩形枠環１
の短枠２相互間に長枠４と平行であって、該短枠２をガ
イドとして曲環部分６で移動自在に架設した金属製線材
を屈曲して形成したバンド止め杆３とからなっている。
【０００３】また、従来、この種のバンド長さ調節環と
して、例えば、実公昭６２−１９３ ９号公報に開示され
ているように、提帯を長さ調整自在に巻掛けするように
した肩掛鞄の提帯連結具において、ループ状に形成した
長方形枠の対向する短辺側杆部に提帯掛杆をスライド可
能に架設し、該提帯掛杆の適所には突出部を適当数上方
へ曲突して設けると共に、該各突出部側へ突出する如
く、上記長方形枠の一方の長辺側杆部に曲突部を設けて
なる肩掛鞄の提帯連結具、が知られている。
して、例えば、実公昭６２−１９３ ９号公報に開示され
ているように、提帯を長さ調整自在に巻掛けするように
した肩掛鞄の提帯連結具において、ループ状に形成した
長方形枠の対向する短辺側杆部に提帯掛杆をスライド可
能に架設し、該提帯掛杆の適所には突出部を適当数上方
へ曲突して設けると共に、該各突出部側へ突出する如
く、上記長方形枠の一方の長辺側杆部に曲突部を設けて
なる肩掛鞄の提帯連結具、が知られている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、前者のバンド長さ調節環においては、バンド
止め杆３の移動を円滑にするために、バンド止め杆３と
短枠２との結合がガタ付きのある緩い状態で曲環部分６
で架設されているが、これがためにバンド止め杆３の架
設部分が、図３に二点鎖線で示すように横長矩形枠環１
のコーナーの屈曲部分へ回り込んで固定化され、バンド
の装着作業を困難としている点に解決すべき課題があっ
た。
ののうち、前者のバンド長さ調節環においては、バンド
止め杆３の移動を円滑にするために、バンド止め杆３と
短枠２との結合がガタ付きのある緩い状態で曲環部分６
で架設されているが、これがためにバンド止め杆３の架
設部分が、図３に二点鎖線で示すように横長矩形枠環１
のコーナーの屈曲部分へ回り込んで固定化され、バンド
の装着作業を困難としている点に解決すべき課題があっ
た。
【０００５】従来の技術で述べたもののうち、後者の肩
掛鞄の提帯連結具においては、提帯掛杆に巻掛けする提
帯が長手方向に引張られることによって、該提帯は部分
的に上記提帯掛杆の突出部と長辺側杆部の曲突部とによ
り押圧挟着されるように構成したものであるから、腰の
弱いホース状織物の提帯であっても、上記突出部と曲突
部とにより部分的に挟着保持されると共に、その挟着力
は提帯に作用する張力に比例して大きくなるので、特に
腰の弱い提帯の場合、その長手方向に作用する張力が大
きくなるほど幅方向にずれたり片寄り易いものであった
が、このようなずれや片寄りを確実に防止でき、かくし
て生産性の良い安価なホース状織物の提帯を支障なく使
用することができるものの、上記曲突部は、もし上記提
帯が巻掛けされていない場合には、上記提帯掛杆の突出
部の下へもぐり込むものであり、提帯掛杆の嵌り防止作
用、即ち、提帯掛杆が長方形枠のコーナーの屈曲部分へ
回り込まないように防止する作用、を全く奏しないとい
う解決すべき課題があった。
掛鞄の提帯連結具においては、提帯掛杆に巻掛けする提
帯が長手方向に引張られることによって、該提帯は部分
的に上記提帯掛杆の突出部と長辺側杆部の曲突部とによ
り押圧挟着されるように構成したものであるから、腰の
弱いホース状織物の提帯であっても、上記突出部と曲突
部とにより部分的に挟着保持されると共に、その挟着力
は提帯に作用する張力に比例して大きくなるので、特に
腰の弱い提帯の場合、その長手方向に作用する張力が大
きくなるほど幅方向にずれたり片寄り易いものであった
が、このようなずれや片寄りを確実に防止でき、かくし
て生産性の良い安価なホース状織物の提帯を支障なく使
用することができるものの、上記曲突部は、もし上記提
帯が巻掛けされていない場合には、上記提帯掛杆の突出
部の下へもぐり込むものであり、提帯掛杆の嵌り防止作
用、即ち、提帯掛杆が長方形枠のコーナーの屈曲部分へ
回り込まないように防止する作用、を全く奏しないとい
う解決すべき課題があった。
【０００６】本考案は、上記従来の不都合を解消し、バ
ンド止め杆又は提帯掛杆と短枠又は 短辺側杆部との結合
がガタ付きのある緩い状態であっても、バンド止め杆又
は提帯掛杆が横長矩形枠環又は長方形枠のコーナーの屈
曲部分へ回り込まないようにして、バンド又は提帯の装
着作業及び長さ調節を容易に実施できるようにしたバン
ド長さ調節環を提供することを目的とするものである。
ンド止め杆又は提帯掛杆と短枠又は 短辺側杆部との結合
がガタ付きのある緩い状態であっても、バンド止め杆又
は提帯掛杆が横長矩形枠環又は長方形枠のコーナーの屈
曲部分へ回り込まないようにして、バンド又は提帯の装
着作業及び長さ調節を容易に実施できるようにしたバン
ド長さ調節環を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案のバンド長さ調節
環は、図１に示すように、金属製線材を屈曲して形成し
た横長矩形枠環１と、該横長矩形枠環１の短枠２相互間
に該短枠２をガイドとして曲環部分６で移動自在に架設
した金属製線材を屈曲して形成したバンド止め杆３とか
らなるバンド長さ調節環において、前記横長矩形枠環１
の一対の長枠４、４の両端部に、一対の短枠２、２の延
長方向外方へ前記一対の長枠４、４の間隔よりも大きく
膨出する嵌り防止曲部５を形成したことを特徴とするも
のである。
環は、図１に示すように、金属製線材を屈曲して形成し
た横長矩形枠環１と、該横長矩形枠環１の短枠２相互間
に該短枠２をガイドとして曲環部分６で移動自在に架設
した金属製線材を屈曲して形成したバンド止め杆３とか
らなるバンド長さ調節環において、前記横長矩形枠環１
の一対の長枠４、４の両端部に、一対の短枠２、２の延
長方向外方へ前記一対の長枠４、４の間隔よりも大きく
膨出する嵌り防止曲部５を形成したことを特徴とするも
のである。
【０００８】
【作用】上記のように構成することにより、図１に二点
鎖線で示すようにバンド止め杆３が斜めとなっても、嵌
り防止曲部５の内曲部７に規制されるようになり、それ
以上に斜めになることがないから、曲環部分６が横長矩
形枠環１のコーナーの屈曲部分へ回り込んで固定化され
ることが解消される。
鎖線で示すようにバンド止め杆３が斜めとなっても、嵌
り防止曲部５の内曲部７に規制されるようになり、それ
以上に斜めになることがないから、曲環部分６が横長矩
形枠環１のコーナーの屈曲部分へ回り込んで固定化され
ることが解消される。
【０００９】上記のように形成されたバンド長さ調節環
は、従来と同様、図４に示すようにバンド止め杆３に一
端部を固定したズボン吊りバンド、鞄の肩掛けバンド等
のバンドＢを、吊り環Ｃ等に通して迂回させ、バンド長
さ調節環の一方の周枠の裏面からバンド止め杆３を跨ぎ
越させてバンド長さ調節環の他方の周枠の裏面から引き
出すように装着して、迂回部分の長さ調節をするように
使用するのである。
は、従来と同様、図４に示すようにバンド止め杆３に一
端部を固定したズボン吊りバンド、鞄の肩掛けバンド等
のバンドＢを、吊り環Ｃ等に通して迂回させ、バンド長
さ調節環の一方の周枠の裏面からバンド止め杆３を跨ぎ
越させてバンド長さ調節環の他方の周枠の裏面から引き
出すように装着して、迂回部分の長さ調節をするように
使用するのである。
【００１０】
【考案の効果】以上説明したように本考案のバンド長さ
調節環は、金属製線材を屈曲して形成した横長矩形枠環
１と、該横長矩形枠環１の短枠２相互間に該短枠２をガ
イドとして曲環部分６で移動自在に架設した金属製線材
を屈曲して形成したバンド止め杆３とからなるバンド長
さ調節環において、前記横長矩形枠環１の一対の長枠
４、４の両端部に、一対の短枠２、２の延長方向外方へ
前記一対の長枠４、４の間隔よりも大きく膨出する嵌り
防止曲部５を形成したから、バンド止め杆３が斜めとな
っても、嵌り防止曲部５の内曲部７に規制されるように
なり、それ以上に斜めになることがないから、曲環部分
６が横長矩形枠環１のコーナーの屈曲部分へ回り込んで
固定化されることが解消される。
調節環は、金属製線材を屈曲して形成した横長矩形枠環
１と、該横長矩形枠環１の短枠２相互間に該短枠２をガ
イドとして曲環部分６で移動自在に架設した金属製線材
を屈曲して形成したバンド止め杆３とからなるバンド長
さ調節環において、前記横長矩形枠環１の一対の長枠
４、４の両端部に、一対の短枠２、２の延長方向外方へ
前記一対の長枠４、４の間隔よりも大きく膨出する嵌り
防止曲部５を形成したから、バンド止め杆３が斜めとな
っても、嵌り防止曲部５の内曲部７に規制されるように
なり、それ以上に斜めになることがないから、曲環部分
６が横長矩形枠環１のコーナーの屈曲部分へ回り込んで
固定化されることが解消される。
【００１１】従って本考案によれば、バンドを装着する
際に、バンド止め杆３を強い力で正しい位置へ戻す作業
が不要となり、バンドの装着作業能率を良好にするとと
もに、バンドを装着した後においても、バンド止め杆３
が斜めに固定化されることがないので、バンドの長さ調
節を円滑に行うことができる。
際に、バンド止め杆３を強い力で正しい位置へ戻す作業
が不要となり、バンドの装着作業能率を良好にするとと
もに、バンドを装着した後においても、バンド止め杆３
が斜めに固定化されることがないので、バンドの長さ調
節を円滑に行うことができる。
【図１】本考案に係るバンド長さ調節環の正面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。
【図３】従来のバンド長さ調節環の正面図である。
【図４】使用状態を示す断面図である。
１ 横長矩形枠環 ２ 短枠 ３ バンド止め杆 ４ 長枠 ５ 嵌り防止曲部 ６ 曲環部分 ７ 内曲部
Claims (1)
- 【請求項１】 金属製線材を屈曲して形成した横長矩形
枠環１と、該横長矩形枠環１の短枠２相互間に該短枠２
をガイドとして曲環部分６で移動自在に架設した金属製
線材を屈曲して形成したバンド止め杆３とからなるバン
ド長さ調節環において、前記横長矩形枠環１の一対の長
枠４、４の両端部に、一対の短枠２、２の延長方向外方
へ前記一対の長枠４、４の間隔よりも大きく膨出する嵌
り防止曲部５を形成したことを特徴とするバンド長さ調
節環。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991042134U JP2514921Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | バンド長さ調節環 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991042134U JP2514921Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | バンド長さ調節環 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065526U JPH065526U (ja) | 1994-01-25 |
| JP2514921Y2 true JP2514921Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=12627475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991042134U Expired - Lifetime JP2514921Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | バンド長さ調節環 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514921Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5280610A (en) * | 1975-12-27 | 1977-07-06 | Tokushiyu Konkuriito Kougiyou | Heat insulating sound insulation panel for construction |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS621939U (ja) * | 1985-06-18 | 1987-01-08 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP1991042134U patent/JP2514921Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH065526U (ja) | 1994-01-25 |
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