JP2514877Y2 - 配線用フロア - Google Patents

配線用フロア

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JP2514877Y2
JP2514877Y2 JP1990028638U JP2863890U JP2514877Y2 JP 2514877 Y2 JP2514877 Y2 JP 2514877Y2 JP 1990028638 U JP1990028638 U JP 1990028638U JP 2863890 U JP2863890 U JP 2863890U JP 2514877 Y2 JP2514877 Y2 JP 2514877Y2
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floor
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JP1990028638U
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Inventor
遼子 河野
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中央建材工業株式会社
有限会社ウイル
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は、床スラブ上面の不陸(凹凸)に対応するこ
とにより安定性を向上させた配線用フロアに関するもの
である。
従来の技術 従来、配線用フロアといえば一単位のフロア材が大き
く、特にGRC、ケイカル板等の材料にてボード材を形成
すると強度を持たせるように該ボード材を厚くしなけれ
ばならない為、薄くても強度があるアルミ、鉄等の金属
製のボード材を使用する場合が多く、而も四角形状のボ
ード材の下面四隅部近傍に同寸の脚部を固設する四点支
持のフロア材を形成するが、かかるフロア材においては
床スラブ上面への配設施工が容易であるが、ボード材の
裏面に長寸のリブ(補強材)を固着して中央集中荷重に
対する強度を保たせることとなり、よって上記リブに強
度を持たせる為にリブ高を高くしなければならず、従っ
て床スラブ上面とボード材間の配線空間が狭くなり、更
にボード材上面の床スラブに対する高さを低く成すと、
配線空間がより狭く成るという欠点を有している。
更に、一枚のフロア材が大きく而も四点支持である
為、床スラブ上面の不陸(凹凸)により一本の脚部が床
スラブに接地出来ない場合が多く、よってフロア材がぐ
らついて不安定になり、延いてはフロア材上に載置する
ものまでが不安定になるという欠点を有している。
又、ボード材を三角形状に形成すると共に、該ボード
材の下面三隅部近傍に同寸の脚部を固設する三点支持の
フロア材も一部にはあるが、かかる三角状のフロア材は
三点支持である為に安定性は増すとしても、ボード材が
三角形である為に枚数が多くなり、而も2枚のフロア材
により正確な方形状に成る様に位置決めしながら載置せ
ねばならず、床スラブ上面への敷設施工が困難であると
いう欠点を有していた。
又、本件出願前に出願公開された特開平1−280166号
公報の特許請求の範囲には、「平面形状が矩形のパネル
本体を複数の小区画に区画し、各小区画間の境界部に
は、当該境界部の両側に位置する両小区画の相対揺動を
可能にする折曲許容部を構成し、更に各小区画の裏側隅
部に支持用足を突設して成る床用パネル。」と所載され
ているが、第1図及び第5図には折曲許容部として、境
界部の全体又は複数箇所に連結部位を形成しているた
め、パネル本体の屈曲変形は境界部の両側に位置する両
小区画の相対揺動のみとなって、パネル本体中央側の小
区画の隅部は常に同一位置となり、変化に富んだ床スラ
ブ上面の不陸に対応出来ない欠点を有し、又上記床用パ
ネルは相互間に間隙部を形成せずに敷設するため、配線
作業時には該当する箇所全てのフロア材を外さねばなら
ない欠点を有し、又フロア材間の相互連結がなくフロア
材同志の一体性に劣るため、地震等の振動、衝撃により
各フロア材が独立して動いてしまって、かかるフロア材
により構成された配線用フロアが崩壊し易い欠点を有し
ていた。
考案が解決しようとする課題 本考案は、床スラブ上面への敷設施工が容易であると
共に、床スラブの不陸(凹凸)とは無関係に常に安定と
成した配線用フロアを提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案は上記欠点を解消する為に、多数のフロア材を
相互間に配線用の間隙部を設けて敷設すると共に、間隙
部にカバー体を載置し、フロア材の周縁部に設けた段差
部に形成した嵌挿孔にカバー体の嵌挿部を嵌挿する様に
した配線用フロアにおいて、フロア材は方形状のボード
材の対角線上に十字状の切込部を設けると共に、該切込
部端部側のボード材の四隅部を極肉薄部とし、切込部に
より分割されたボード部材の三隅部に支持脚部を垂設し
たものであり、隣接するフロア部材間の連結部位は切込
部端部側の極肉薄部1箇所だけであるために、極肉薄部
を支点にして各フロア部材を上下揺動可能にすると共
に、隣接するフロア部材に対し揺動可能にして、フロア
材が床スラブの不陸(凹凸)に対応し、而もボード部材
自体は小片であるため、薄肉状であっても必要強度を有
するために、結果的にフロア材の下方空間が広く成る様
にしている。
作用 本考案はフロア材を床スラブに配設すると、ボード材
が極薄肉部にて折れ曲がって、3本の支持脚部が床スラ
ブ面に接地して、3本の支持脚部によりフロア部材が夫
々三点支持となって、フロア材が床スラブの不陸に対し
て安定する。
そして、多数のフロア材を相互間に間隙部を形成する
様にして床スラブ上に敷設し、カバー体を嵌挿部をフロ
ア材の嵌挿孔に嵌挿してフロア材間の間隙部上に載置す
ると共に、かかるカバー体により隣接するフロア材を相
互連結する。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は硬質プラスチックにより一体成形されたフロア材
であり、方形状なるボード材2の対角線上に設けた十字
状の切込部3により分割されたボード部材4、4a…の三
隅部に支持脚部5、5a…を垂設してフロア材1と成し、
ボード部材4、4a…と支持脚部5、5a…によりフロア部
材6、6a…と成している。
ボード材2は四隅部において幅広となる段差部7を周
縁部に設けると共に、切込部3の端部側のボード材2の
四隅部を各ボード部材4、4a…の連結部位である極肉薄
部8、8a…とし、中央部に円形状の陥没部9を没設して
いる。
そして、極肉薄部8、8a…を支点にしてフロア部材
6、6a…を上下揺動可能にすると共に、隣接するフロア
部材6、6a…に対し揺動可能にしている。
支持脚部5、5a…は中空状とすると共に段差部7の直
下部に配置し、ボード材2中央側の支持脚部5の断面形
状を扇形状と成すと共に、中空部を陥没部9内にて開口
して中央嵌挿孔10を形成し、又他の支持脚部5a、5b中空
部を段差部7にて開口して嵌挿孔11、11cを形成してい
る。
12、12a…は支持脚部5、5a…の夫々の間に垂設した
補助脚部であり、該補助脚部12、12a…は支持脚部5、5
a…より若干短小とし、その内ボード材2の長辺部に垂
設したものを段差部7の直下部に配置すると共に中空状
と成し、かかる中空部を段差部7にて開口して嵌挿孔11
a、11bを形成している。
13は中央嵌挿孔10に嵌合するキャップ体であり、円板
体14の下面中央部に十字状の間隙部を設けて断面扇形状
の嵌挿部15、15a…を一体的に固着してキャップ体13と
成している。
16は方形状のカバー体であり、該カバー体16は四隅部
且つボード材2の四角部の夫々に設けた一対の嵌挿孔1
1、11cと対応する位置の夫々に一対の嵌挿部17、17aを
垂設している。
18は矩形状のカバー体であり、該カバー体18は長辺部
の中央部に切込部19、19aを設けると共に、ボード材2
の段差部7に設けた嵌挿孔11a、11bと対応する位置に嵌
挿部20、20aを垂設し、且つ短辺部の一方に半円状の切
欠部21を設けている。
又、ボード部材4、4a…の中央部にコンセント等を取
付けたり、或いは配線をボード部材4、4a…上に取り出
す為の取付孔(図示せず)等を貫設しても良い。
尚、本実施例においてボード部材4、4a…の直角部に
垂設した支持脚部5の断面形状を扇形状と成したが、か
かる形状に限定されず、例えば支持脚部5a、5bと同様に
断面円形状と成すなど形状に限定されず、又キャップ体
13の嵌挿部15、15a…の形状は支持脚部5の形状に対応
させている。
又、本実施例においては中央嵌挿孔10にキャップ体13
を嵌合しているが、単にボード部材4、4a…の直角部に
支持脚部5を垂設するだけでも良い。
又、第9図及び第10図に図示する様に、フロア材1の
隣接する2辺部に垂設した支持脚部5a、5b下部に間隔保
持体32、32a…を設けても良く、該間隔保持体32、32a…
は夫々に支持脚部5a、5bより突片33を延設すると共に、
該突片33先端部に直立円筒状の嵌着部34を固着してい
る。
又、第12図に図示する様に、カバー体16、18表面に基
準線35を表示しても良く、該基準線35はカバー体16にお
いては中央に十字状に、カバー体18においては中央部長
手方向に夫々表示している。
尚、本実施例に於いてボード材2を平板状と成した
が、かかる方式に限定されず、ボード材2に規則的にス
リット(図示せず)を設けたり、或いはボード材2を肉
薄状と成し、該ボード材2の裏面にリブ(図示せず)を
設けて、強度低下させずに軽量化を図ることも可能であ
る。
次に本考案に係る配線用フロアの作用について説明す
ると、 先ず、第8図に図示する様に、隣接するフロア材1間
に間隙部36を設ける様にして多数のフロア材1を床スラ
ブA上面に敷設すると、該床スラブA上面の不陸(凹
凸)に対応して極肉薄部8、8a…にてボード材2が屈曲
し、フロア部材6、6a…の夫々が支持脚部5、5a…によ
り三点支持となって安定し、それによりフロア材1の各
々が床スラブA上にて安定する。
次に、間隙部36及びフロア材1の下部空間を利用して
配線することにより、配線量の増大を図り、嵌挿部17、
17aを嵌挿孔11、11cに嵌挿する様にしてカバー体16を4
枚のフロア材1の中央部分に発生する間隙部36に載置す
ると共に、嵌挿部20、20aを嵌挿孔11a、11b…に挿嵌す
る様にしてカバー体18を残余部分の間隙部36に載置し
て、隣接するフロア材1を間隙部36を保持したまま連結
し、最後にタイルカーペットKを全面に渉る様に敷き詰
める。
又、重い荷重がフロア材1にかかった場合にはボード
材2が撓んで補助脚部12、12a…が床スラブA上面に接
地して支持する。
又、間隔保持体32、32a…を有するフロア材1におい
ては、第11図に図示する様に、間隙部36の幅を測らず
に、間隔保持体32、32a…の嵌着部34に隣接するフロア
材1における間隔保持体32、32a…を設けていない支持
脚部5a,5bを単に嵌入する様にして床スラブA上にフロ
ア材1を敷設すれば、フロア材1間に間隙部36が自動的
に形成される。
又、第12図に図示する様に、基準線35を表示したカバ
ー体16、18を間隙部36に配置すれば、タイルカーペット
Kを基準線35に沿わせる様に載置することにより、墨出
しを行わずに容易且つ短時間で敷き詰めることが出来
る。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、多数のフロア材1を相互間に配線
用の間隙部36を設けて敷設すると共に該間隙部36にカバ
ー体16、18を載置し、フロア材1の周縁部に設けた段差
部7に形成した嵌挿孔11、11a…にカバー体16、18の嵌
挿部17、17a、20、20aを嵌挿する様にした配線用フロア
において、フロア材1は方形状のボード材2の対角線上
に十字状の切込部3を設けると共に、該切込部3端部側
のボード材2の四隅部を極肉薄部8、8a…とし、切込部
3により分割されたボード部材4、4a…の三隅部に支持
脚部5、5a…を垂設したので、三角形状のフロア材と同
様に床スラブ上に安定的に敷設出来ると共に、方形状の
フロア材と同様に床スラブ上への敷設作業を容易化する
ことが出来、更に隣接するフロア材1を間隙部36を保持
しながら連結することが出来、而も隣接するフロア部材
1間の連結部位は切込部3端部側の極肉薄部8、8a…1
箇所だけであることによって、極肉薄部8、8a…を支点
にして各フロア部材6、6a…を上下揺動可能にすると共
に、隣接するフロア部材6、6a…に対し揺動可能にし
て、変化に富んだ床スラブA上面の不陸に対応すること
が出来る。
又、床スラブA上面の不陸(凹凸)に対応して支持脚
部5、5a…が全て接地し、フロア部材6、6a…の夫々が
独立して支持脚部5、5a…により三点支持となって安定
することによって、フロア材1の各々が床スラブAの不
陸(凹凸)に無関係に常に安定状態で載置することが出
来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は本考案に係るフロア材の平面図、第2図は同上
X−X断面端面図、第3図は同上Y−Y断面図、第4図
及び第5図はカバー体の斜視図、第6図及び第7図はキ
ャップ体の斜視図、第8図はフロア材の敷設状態を示す
平面図、第9図は間隔保持体を有するフロア材の平面
図、第10図は同上Z−Z断面図、第11図は第9図のフロ
ア材の連結状態を示す平面図、第12図は基準線を表示し
たカバー体を間隙部に載置した状態を示す平面図であ
る。 1フロア材、2ボード材、3切込部、4、4aボード部
材、5、5a支持脚部、7段差部、8、8a極肉薄部、11、
11a嵌挿孔、16カバー体、17、17a嵌挿部、18カバー体、
20、20a嵌挿部、36間隙部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−207563(JP,A) 特開 平1−280166(JP,A) 実開 平2−1346(JP,U) 実開 昭60−6044(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のフロア材を相互間に配線用の間隙部
    を設けて敷設すると共に該間隙部にカバー体を載置し、
    フロア材の周縁部に設けた段差部に形成した嵌挿孔にカ
    バー体の嵌挿部を嵌挿する様にした配線用フロアにおい
    て、フロア材は方形状のボード材の対角線上に十字状の
    切込部を設けると共に、該切込部端部側のボード材の四
    隅部を極肉薄部とし、切込部により分割されたボード部
    材の三隅部に支持脚部を垂設したことを特徴とする配線
    用フロア。
JP1990028638U 1990-03-20 1990-03-20 配線用フロア Expired - Lifetime JP2514877Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606044U (ja) * 1983-06-25 1985-01-17 オ−エム工業株式会社 建物用直敷き床板
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