JP2513704Y2 - 電気鍛縮装置の摺動電極 - Google Patents

電気鍛縮装置の摺動電極

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JP2513704Y2
JP2513704Y2 JP5963691U JP5963691U JP2513704Y2 JP 2513704 Y2 JP2513704 Y2 JP 2513704Y2 JP 5963691 U JP5963691 U JP 5963691U JP 5963691 U JP5963691 U JP 5963691U JP 2513704 Y2 JP2513704 Y2 JP 2513704Y2
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sliding
sliding electrode
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重夫 板倉
昭憲 甲斐
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上下の電極により支持
した棒状の素材に通電して加熱し、軸端に塊状部を形成
するようにした電気鍛縮装置の摺動電極の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2と図3は、電気鍛縮法により、たと
えば所定径かつ所定長の丸棒状の素材(1)より、エンジ
ンバルブの中間体を成形する状況を略示するものであ
る。
【0003】(2)は、従来使用されている銅製の摺動電
極で、図4に示すように、半割円筒状をなす1対の電極
片(3)(3)よりなり、対向する平面部には、素材(1)と
等径の半円弧状の支持溝(4)(4)が上下方向を向いて切
設され、両電極片(3)(3)は駆動装置のホルダ(図示省
略)に取付けることにより、矢印方向に相対的に移動さ
せられる。
【0004】(5)は、摺動電極(2)の上方に位置する固
定電極を兼ねる受金、(6)は摺動電極(2)の下方に位置
して、油圧装置(図示省略)により昇降する押圧杆であ
る。
【0005】上述の装置を用いてエンジンバルブの中間
体を成形するには、まず両電極片(3)(3)を離間させる
とともに、押圧杆(6)を下降させて、素材(1)をフィン
ガー(図示省略)に把持して両電極片(3)(3)間に挿入
し、図2に示すように両電極片(3)(3)を閉じて密接さ
せる。
【0006】ついで、電源(7)より摺動電極(2)と受金
(5)に給電して、押圧杆(6)を上昇させれば、素材(1)
は両電極片(3)(3)間を摺動して上昇し、上端が受金
(5)に圧接すると、素材(1)の摺動電極(2)と受金(5)
との間に通電されて赤熱して軟化し、さらに上昇する押
圧杆(6)により、図3に示すように、軸端部に大径の塊
状部(8)が形成される。
【0007】図示を省略したが、この塊状部(8)をプレ
ス加工して傘部を形成すれば、エンジンバルブの中間品
が得られる。
【0008】軟質の摺動電極(2)は、使用中、赤熱した
塊状部(8)により高温に熱せられるので、素材(1)が摺
動する支持溝(4)(4)は、次第に摩耗して電気抵抗が増
大するので、このようになった摺動電極(2)は取り外し
て新たな電極と交換する必要がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】このように摺動電極
(2)は、軟質の銅製であり、支持溝(4)の摩耗が早いた
め、その交換頻度も多く、多数の摺動電極(2)を用意し
ておく必要がある。また、摩耗した支持溝(4)を切削し
て大径のワーク用として再利用することもあるが、その
利用回数が限られ、また個々に切削加工する必要がある
ので作業性が悪い。
【0010】本考案は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、交換の頻度を少なくして、長寿命かつ経
済的な摺動電極を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の摺動電極は、棒状素材に通電して加熱しつ
つ、該棒状素材を固定電極に向かって押圧することによ
り、固定電極側の軸端に大径の塊状部を形成するように
した電気鍛縮装置における前記固定電極と対をなす摺動
電極であって、ほぼ直方体形に形成した導電性材料の、
互に平行をなす両側面に、前記棒状素材の直径方向のほ
ぼ半分が密接して嵌合しうる半円弧状の互に平行をなす
複数の支持溝を、上下方向を向いて、かつ対称的に切設
した1対の電極片より構成されている。
【0012】
【作用】本考案の摺動電極によると、両電極片の複数対
の支持溝により、複数の素材支持孔が形成されるので、
各支持孔を順次交互に使用することにより、支持溝の数
だけ複数回使用することができ、保有する予備品が少な
くて済む。
【0013】全部の支持溝が摩耗した時は、これを一度
に切削加工して再生しうるので、再生加工の作業性が向
上する。
【0014】
【実施例】図1は、本考案の摺動電極(11)の一実施例を
示すもので、導電性材料により成形された両電極片(12)
(12)は、概ね直方体形に形成されている。
【0015】各電極片(12)の互に平行をなす両側面に
は、エンジンバルブ製作用の丸棒状の素材(本実施例に
おいては図示省略)と等径の半円弧状の互に平行をなす
2本ずつの支持溝(13)(13)が、上下方向を向いて、かつ
対称的に切設されている。
【0016】従って、両電極片(12)(12)の対向する側面
同士を重合させれば、2本の素材支持孔(図示省略)が形
成され、両電極片(12)(12)を180°回動させて他方の
側面同士を重合させれば、同様に2本の支持孔が形成さ
れるので、本考案の摺動電極(11)は、全支持溝(13)が摩
耗するまで、4回使用することができる。
【0017】すべての支持溝(13)が摩耗した時は、これ
を切削加工して、サイズの大きいエンジンバルブ用の素
材の摺動動極として再使用することができる。
【0018】また本考案の摺動電極(11)は、従来のもの
より大型で側面が著しく屈曲して表面積が大きいので、
放熱効果も良好である。
【0019】なお本考案は、各電極片(12)の側面に切設
する支持溝(13)の数を、2本ずつに限定するものではな
い、また、対向する支持溝(13)同士の大きさをそれぞれ
大小異ならせ、サイズの異なる素材を、1つの摺動電極
で行ないうるようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】本考案の摺動電極は上述のように形成さ
れるので、以下に列挙するような効果がある。
【0021】(a) 1対の電極片に複数の素材支持孔が
形成されているので、各支持孔を順次使用することによ
り、電極の交換頻度が少なくて済み、かつ保有する予備
の摺動電極の数を少なくすることができるので、生産性
が向上し、しかも経済的である。
【0022】(b) 全部の支持溝が摩耗した時、これを
一度に切削加工して再生しうるので、再生加工の作業性
が向上する。
【0023】(c) 本考案の摺動電極は、従来のものよ
り表面積が大きく、放熱効果が良好となるので寿命が長
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の摺動電極の斜視図である。
【図2】従来の摺動電極を使用した電気鍛縮装置の要部
の鍛縮開始前の状況を示す正面図である。
【図3】同じく鍛縮中の状況を示す正面図である。
【図4】従来の摺動電極の斜視図である。
【符号の説明】
(1)素材 (2)摺動電極 (3)電極片 (4)支持溝 (5)受金 (6)押圧杆 (7)電源 (8)塊状部 (11)摺動電極 (12)電極片 (13)支持溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−62830(JP,A) 特開 昭62−180976(JP,A) 特開 平3−275242(JP,A) 特開 昭52−74511(JP,A) 特開 平1−57940(JP,A) 実開 平3−18936(JP,U) 実公 昭46−35227(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状素材に通電して加熱しつつ、該棒状
    素材を固定電極に向かって押圧することにより、固定電
    極側の軸端に大径の塊状部を形成するようにした電気鍛
    縮装置における前記固定電極と対をなす摺動電極であっ
    て、ほぼ直方体形に形成した導電性材料の、互に平行を
    なす両側面に、前記棒状素材の直径方向のほぼ半分が密
    接して嵌合しうる半円弧状の互に平行をなす複数の支持
    溝を、上下方向を向いて、かつ対称的に切設した1対の
    電極片よりなる電気鍛縮装置の摺動電極。
JP5963691U 1991-07-04 1991-07-04 電気鍛縮装置の摺動電極 Expired - Fee Related JP2513704Y2 (ja)

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JPH055247U JPH055247U (ja) 1993-01-26
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JP2586471Y2 (ja) * 1993-01-28 1998-12-09 フジオーゼックス株式会社 電気鍛縮装置用電極

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