JP2513667Y2 - 高圧送電鉄塔等における標識取付け金具 - Google Patents

高圧送電鉄塔等における標識取付け金具

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JP2513667Y2
JP2513667Y2 JP4793090U JP4793090U JP2513667Y2 JP 2513667 Y2 JP2513667 Y2 JP 2513667Y2 JP 4793090 U JP4793090 U JP 4793090U JP 4793090 U JP4793090 U JP 4793090U JP 2513667 Y2 JP2513667 Y2 JP 2513667Y2
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良三 山田
基次 野村
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株式会社ミウラ化学
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高圧送電鉄塔等における標識取付け金具に
係り、より詳細には、例えば、高圧送電鉄塔を構成する
アングル材に標識板、広告板(本明細書において、標識
という)を、簡単かつ確実でしかも強固に取り付け得る
高圧送電鉄塔等における標識取付け金具に関する。
〔従来の技術〕
高圧送電鉄塔は、高電圧を送電する充電部を有するた
め、種々の危険表示用標識板等が取り付けられている。
そして、具体的には、次のような手段でもって標識を取
り付けている。すなわち、 金属製バンドでもって、アングル材に巻き付け固定す
る方法。
針金によって、標識の隅部とアングル材とを結び付け
固定する方法。
アングル材に取り付け孔を形成し、該取り付け孔にボ
ルト、ナットで固定する方法。
等の方法が採られている。
そして、例えは、鉄塔周囲の通行者、作業者等に、危
険である旨を認識させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述したような従来の方法の場合、次のよう
な問題がある。すなわち、 針金や金属製バンド等による緊縛固定では、風雨等の
環境条件によって弛緩し易く、ガタツキが生じ、近隣住
宅等への環境障害(騒音障害や落下事故等)となる。ま
た、取り付けに手数がかかる。
アングル材に取り付け孔を設ける方法の場合、該取り
付け孔の穿設作業に手数を要すると共に、鉄塔等によっ
ては、該孔の穿設が認められない場合がある。
標識の「取り付け方向」が、特定方向にしか選定でき
ない。
等の問題がある。
本考案は、上述した点に対処して創案したものであっ
て、その目的とする処は、標識を強固に固定でき、風雨
によるガタツキや落下事故が低減でき、かつ標識の「取
り付け方向」を任意に設定できる高圧送電鉄塔等におけ
る標識取付け金具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段としての本考
案の高圧送電鉄塔等における標識取付け金具は、高圧送
電鉄塔等のアングル材に標識を取り付けるための標識取
付け金具において、該金具を標識取付用板体とアングル
材装着用棒体で構成し、該標識取付用板体の先端部に折
曲片等による標識取付部を設け、その後部に前後方向に
長い長孔を設け、該長孔に上記アングル材装着用棒体と
係合すると共に、該長孔内を移動自在の係合具を配設
し、また、上記アングル材装着用棒体の先端部に上記係
合部に回動自在に係合する係合部を設け、その後部に二
個の“く”字状挟持体を、その内側を対向して摺動自在
に挿入し、両“く”字状挟持体間で上記アングル材を挟
持できるようにすると共に、その後部に該“く”字状挟
持体を締め付けるための締め付け具を設けた構成よりな
る。
また、本考案の高圧送電鉄塔等における標識取付け金
具は、上記構成において、必要に応じて、上記係合部側
の“く”字状挟持体の外側に短筒体を固着し、締め付け
具側の“く”字状挟持体の内側に短筒体を固着した構成
としている。
〔作用〕 そして、上記構成に基づく、本考案の高圧送電鉄塔等
における標識取付け金具は、鉄塔等において、複数個の
標識取付用板体の標識取付部に標識を固定すると共に、
アングル材装着用棒体の両“く”字状挟持体間に上記鉄
塔等を構成するアングル材を挟持させると共に、締め付
け具によって上記“く”字状挟持体を、上記標識取付用
板体側に締め付けることで、上記アングル材の適宜位
置、任意方向に取り付けることができるように作用す
る。
ここで、上記アングル材への取り付け方法は、上記標
識取付用板体に形成される長孔内の係合具を移動・固定
させ、該係合具と係合するアングル材装着用棒体の係合
部を介して、該アングル材装着用棒体と上記標識取付用
板体との傾斜角度を調整することで設定できるよう作用
する。
また、“く”字状挟持体に筒体を設けた場合は、その
挟持・締め付け強度を増加させ、標識の取り付けを一層
強固な状態とできる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化した実施
例について説明する。
ここに、第1〜3図は、本考案の一実施例を示し、第
1図は側面図、第2図は平面図、第3図は標識の取り付
け状態を示す側面図である。
本実施例の標識取付け金具は、概略すると、標識取付
用板体1とアングル材装着用棒体2とより構成されてい
る。
標識取付用板体1は、標識aを取り付けるための板体
であって、金属、FRP等の硬質板体よりなる長方形状板
体3で形成され、その先端部に標識取付部4を有し、そ
の後部に長孔5を有している。標識取付部4は、長方形
状板体3の先端部を折曲し、その折曲片に標識取り付け
孔6を設けて形成して、ボルト、ナット等によって標識
aを取り付けられるようにしている。長孔5は、長方形
状板体3の板体長手方向に平行する長い孔であって、前
後方向に2個形成もしくは穿設形成されている。ここ
で、長方形状板体3は、通常、幅25mm、長さ203mmの大
きさの板体(折曲片部分を除く)が用いられ、その先端
に形成される標識取付部4を形成する折曲片は、長さ40
mm程度とされ、また長孔5は幅14mm、長さ70mm程度の孔
とされている。そして、長孔5には、着脱自在、かつ移
動自在に係合具7が取り付けられている。係合具7は、
ボルト、ナットによって形成されていて、該ボルト、ナ
ットにアングル材装着用棒体2の係合部8を装着できる
ようにした構成となっている。
アングル材装着用棒体2は、高圧送電鉄塔を形成する
アング材bに装着するための棒体であって、先端部に環
状に折り曲げて形成して係合部8を有する棒体のボルト
として形成されていて、該ボルトに遊動自在に、“く”
字状挟持体9、10を、その内側が対向するようにして嵌
合されている。“く”字状挟持体(または折曲片挟持
体)9、10には、それぞれ棒体2に嵌める孔11が形成さ
れていて、“く”字状挟持体9には、孔11に連続するよ
うにその外側(係合部8側)に短筒12が接続されてい
て、また“く”字状挟持体10には、孔11に連続するよう
にその内側(係合部8側)に短筒13が接続されている。
そして、棒体2の後部には、ナットよりなる締め付け体
14が螺合されている。ここで、“く”字状挟持体9、10
の内側の拡開角度は135°程度としている。また、その
長さ(“く”字を形成する各片の長さ)は、アングル材
aを挟持できる程度の長さとし、ここでは、20mm程度と
し、また短筒12、13も20mm程度の長さとしている。
そして、本実施例の高圧送電鉄塔における標識取付け
金具は、鉄塔等のアングル材bを、アングル材装着用棒
体2の両“く”字状挟持体9、10間に挟持させ、かつ締
め付け具14によって“く”字状挟持体9、10を標識取付
用板体1側に締め付けると共に、標識取付用板体1の標
識取付部4に標識aをボルト、ナットによって固定し、
かつ長孔5における係合具7を遊動調整し、またアング
ル材装着用棒体2の角度調整を行うことで、アングル材
bの適宜位置、任意方向に標識aを取り付けることがで
きるように作用する。ここで、短筒12は、締め付けの
際、係合部8に当接して、その締め付け状態を良好に
し、また、短筒13はアングル材bとの締め付け状態を良
好にし、かつ締め付け体14の締め付けを確実にするよう
に作用する。
本実施例においては、3個の標識取付け具によってア
ングル材bに標識を取り付けるようにした構成となって
いる(第3図参照)。また、下側の標識取付け金具にお
いては、係合具7を後部の長孔5に配置した構成として
いる。長孔を複数個設けたことにより、その取り付け位
置の調整を、より大きくできるように作用する。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるもので
なく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変形実施でき
るものを含む。因みに、標識取付部は、単なる折曲片で
なく、例えば、T字状となるようにした構成等としても
よい。また、短筒をゆうしない構成としてもよい。更
に、標識取付用板体は、長方形状板体に限るものでな
く、他の形状よりなる板状体であってもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、本考案の高圧送電鉄
塔等における標識取付け金具によれば、該金具を標識取
付用板体とアングル材装着用棒体で構成し、該板体の後
部位に前後方向に長い長孔を設け、該長孔に上記アング
ル材装着用棒体と係合すると共に、該長孔内を移動自在
の係合具を配設し、また、上記アングル材装着用棒体の
先端部に上記係合部に回動自在に係合する係合部を設
け、その後部に二個の“く”字状挟持体を、その内側を
対向して摺動自在に挿入し、両“く”字状挟持体間で上
記アングル材を挟持できるようにしているので、上記標
識を強固に固定でき、風雨、螺子緩みによるガタツキや
落下事故が低減でき、かつ標識の「取り付け方向」を任
意に設定できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本考案の一実施例を示し、第1図は側面
図、第2図は平面図、第3図は標識の取り付け状態を示
す側面図である。 1……標識取付用板体、2……アングル材装着用棒体、
3……長方形状板体、4……標識取付部、5……長孔、
6……標識り付け孔、7……係合具、8……係合部、9
……“く”字状挟持体、10……“く”字状挟持体、11…
…孔、12……短筒、13……短筒、14……締め付け体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧送電鉄塔等のアングル材に標識を取り
    付けるための標識取付け金具において、該金具を標識取
    付用板体とアングル材装着用棒体で構成し、該標識取付
    用板体の先端部に折曲片等による標識取付部を設け、そ
    の後部に前後方向に長い長孔を設け、該長孔に上記アン
    グル材装着用棒体と係合すると共に、該長孔内を移動自
    在の係合具を配設し、また、上記アングル材装着用棒体
    の先端部に上記係合部に回動自在に係合する係合部を設
    け、その後部に二個の“く”字状挟持体を、その内側を
    対向して移動自在に挿入し、両“く”字状挟持体間で上
    記アングル材を挟持できるようにすると共に、その後部
    に該“く”字状挟持体を締め付けるための締め付け具を
    設けていることを特徴とする高圧送電鉄塔等における標
    識取付け金具。
  2. 【請求項2】係合部側の“く”字状挟持体の外側に短筒
    体を固着し、締め付け具側の“く”字状挟持体の内側に
    短筒体を固着してなる請求項1に記載の高圧送電鉄塔等
    における標識取付け金具。
JP4793090U 1990-05-07 1990-05-07 高圧送電鉄塔等における標識取付け金具 Expired - Lifetime JP2513667Y2 (ja)

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