JP2513090Y2 - 屋根受けフレ―ム - Google Patents

屋根受けフレ―ム

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JP2513090Y2
JP2513090Y2 JP1571293U JP1571293U JP2513090Y2 JP 2513090 Y2 JP2513090 Y2 JP 2513090Y2 JP 1571293 U JP1571293 U JP 1571293U JP 1571293 U JP1571293 U JP 1571293U JP 2513090 Y2 JP2513090 Y2 JP 2513090Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根受けフレーム、特
に屋根板が固定される吊子を備えたタイトな屋根受けフ
レームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の屋根受けフレームとして
実願平3−47577号により提案されものが知られて
いた。図7のように、この屋根受けフレームFは、梁や
母屋などの下地材100から立ち上げられ上端部に横向
きの突片部11A,11Bを備えた第1および第2の板
状部1A,1Bと、第1および第2の板状部1A,1B
の相互間に挿入される脚部21を備えた吊子2と、ボル
ト3と、ナット4とを備えており、上記各板状部1A,
1Bや吊子2の脚部21に開設されたボルト挿通孔(不
図示)に挿通した上記ボルト3の軸部31にナット4を
ねじ込み、そのボルト3の頭部32とナット4とによっ
て各板状部1A,1Bを締め付けて吊子2を固定するよ
うになっている。なお、各板状部1A,1Bは下地材1
00に溶接Sで固着される。200は両端部または両端
部および中間部の馳部が上記吊子2に馳締め結合された
折版形状の金属製の屋根板である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の屋
根受けフレームFにおいては、屋根板200と吊子
2、、屋根板200と各板状部1A,1Bの突片部11
A,11B、吊子2と各板状部1A,1Bなどが接触し
ており、しかもそれらはすべて金属製である。そのた
め、屋根板200の温度が下がったときにその影響が屋
根受けフレームFに直接に及んで屋根受けフレームFが
冷却されてその表面に結露を生じることがあった。
【0004】ところが、屋根板200の下側に断熱材が
装填されていたり、また、下地材200上の屋根受けフ
レームFの両側に天井材300が配設されていたりする
と、屋根受けフレームFの表面で結露した水分が断熱材
や天井材300などにしみ込んで断熱材の断熱性能を低
下させたり、断熱材や天井材を朽ちさせたりするおそれ
がある。また、屋根受けフレームF自体が結露による水
分で発錆するおそれもある。
【0005】本考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、吊子の脚部と第1および第2の板状部との間の
熱伝導経路や屋根板と各板状部に具備された突片部との
間の熱伝導経路に熱伝導性に乏しい合成樹脂製の部材を
介在させることにより、屋根受けフレームにおける断熱
材や天井材に接する箇所での結露を抑制することのでき
る屋根受けフレームを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による屋根受けフ
レームは、梁や母屋や下屋根などの下地材から立ち上げ
られ、上端部に横向きの突片部を備えた第1および第2
の板状部と、第1および第2の上記板状部の間に介在さ
れる板片部と上記突片部の上に重ねられるカバー部とを
具備し、板片部にボルト挿通用の孔部を設けた第1およ
び第2の合成樹脂製の間装板部と、第1および第2の間
装板部における板片部の相互間に挿入される脚部を備え
た吊子と、第1板状部に開設された非円形状の孔部と、
第2板状部に開設された孔部と、第1板状部の孔部に回
転不能に嵌入可能な突起とこの突起を第1板状部の孔部
に嵌入したときに第1板状部の外表面に対接される鍔部
とを具備する合成樹脂製の第1間装輪と、第2板状部の
外表面に対接される第2間装輪と、第1間装輪、吊子の
脚部および第2間装輪にそれぞれ形成されたボルト挿通
孔と、上記各ボルト挿通孔に貫挿される軸部とその軸部
の端部に設けられた頭部とを具備する締付けボルトと、
締付けボルトの軸部にねじ合わされるナットと、を有す
るものである。
【0007】
【作用】このように構成される屋根受けフレームによる
と、吊子の脚部と第1および第2の板状部との間に第1
または第2の間装板部を形成している合成樹脂が、屋根
板と各板状部の突片部との間に第1または第2の間装板
部のカバー部を形成している合成樹脂が、第1板状部と
締付けボルトとの間に第1間装輪を形成している合成樹
脂が、第2板状部とナットとの間に第2間装輪を形成し
ている合成樹脂が、それぞれ介在されるため、それらの
合成樹脂に特有の性質に基づく伝熱遮断機能によって屋
根板の温度降下の影響が各板状部やその突片部、締付け
ボルトやナットなどに及びにくくなってそれらに結露を
生じにくくなる。
【0008】また、当該屋根受けフレームを組み立てて
締付けボルトとナットとを締め付けると、第1板状部の
外表面に対接された第1間装輪の鍔部と第2板状部の外
表面に対接された第2間装輪とが締め付けられる。その
ため、第1および第2の板状部が締め付けられて吊子の
脚部が第1および第2の間装板部の相互間で挾持され
る。しかも第1間装輪の突起が第1板状部の孔部に嵌入
されるので、第1間装輪のボルト挿通孔より挿通される
締付ボルトの軸部は第1板状部の孔部および第2板状部
のボルト挿通孔に接触しない。よって、仮に吊子から締
付ボルトの軸部に熱伝達が行われるとしても屋根受けフ
レームには熱伝達がなされない。
【0009】
【実施例】図1は本考案の実施例による屋根受けフレー
ムの分解斜視図である。この屋根受けフレームFにおい
て、第1板状部1Aと第2板状部1Bとはそれらの上端
部に横向きの突片部11A,11Bを一体に備えている
と共に、それらの突片部11A,11Bの端部に斜め下
向きの傾斜片部12A,12Bが一体に具備されてい
る。また、第1板状部1Aおよび第2板状部は、底板部
13の両横端部から斜めに立ち上げられた傾斜板部14
A,14Bの上端部に各別に上向きに延出されている。
そして、底板部13と一対の傾斜板部14A,14Bと
によって二等辺三角形に近似する形状が形作られ、この
形状によって容易に座屈や振れを生じないトラス機能が
付与されている。また、第1板状部1Aには正方形の角
孔状に形成された孔部15Aが開設され、第2板状部1
Bには上記孔部15Aと同一形状および大きさの角孔で
なる孔部15Bが開設されている。なお、上記孔部15
A,15Bは三角形、楕円形などの円形以外の形状であ
ればよい。上記板状部1A,1B、底壁部13および傾
斜板部14A,14Bは金属製である。
【0010】5は第1間装板部51Aと第2間装板部5
1Bとがそれらの下端部において連結された一体構造の
合成樹脂製部材である。第1間装板部51Aおよび第2
間装板部51Bはそれぞれ、板片部52A,52Bとそ
れらの上端部から横向きに突出されたカバー部53A,
53Bとを備えており、それぞれの板片部52A,52
Bの外表面側には、前後に間隔を隔てて縦リブ状の突条
54A,54Bが一対ずつ設けられ、また、第1間装板
部51Aの板片部52Aに正方形の孔部55Aが開設さ
れ、第2間装板部51Bの板片部52Bに上記孔部55
Aと同一形状および大きさの孔部55Bが開設されてい
る。さらに、上記カバー部53A,53Bにはそれぞれ
傾斜部56A,56Bが具備されている。そして、第1
間装板部51Aの板片部52Aと第2間装板部51Bの
板片部52Bとの間には所定の隙間57が形成されてい
る。なお、上記した前後の突条54A,54Bの間隔は
上記各板状部1A,1Bを挿入し得る程度に定められて
いる。
【0011】吊子2は前後に長い頭部22と板片状の脚
部21とを有しており、脚部21にボルト挿通孔23が
開設されている。
【0012】6Aは第1間装輪であり、このものは、第
1板状部1Aの孔部15Aと第1間装板部51Aに具備
されている上記板片部52Aの孔部55Aに回転不能に
嵌入可能な正方形の角形の突起61Aと円形の鍔部62
Aとボルト挿通孔63Aと鍔部62A側の四角形の凹所
64A(図3参照)とを具備している。6Bは第2間装
輪であり、このものには上記第1間装輪6Aと同一のも
のが用いられている。すなわち、この第2間装輪6B
は、第2板状部1Bのボルト挿通孔15Bと第2間装板
部51Bに具備されている上記板片部52Bのボルト挿
通孔55Bに回転不能に嵌入可能な正方形の角形の突起
61Bと円形の鍔部62Bと孔部63Bと鍔部62B側
の四角形の凹所64Bとを具備している。第1間装輪6
Aの突起61Aや第2間装輪6Bの突起61Bは三角
形、楕円形などの円形以外の形状であってもよく、要す
るに、上記孔部15A,15Bに突起61A,61Bを
嵌め込んだときに回転しない形状であればよい。なお、
第2間装輪6Bの突起61Bとそれを嵌め込む突起61
Bとは、この実施例では回転できない形状になっている
けれども、必ずしも回転できない形状でなければならな
いとことはない。
【0013】締付けボルト7は軸部71とその軸部71
の端部に設けられた頭部72と頭部72の裏面側に具備
された四角形の凸部73とを有している。8はナット、
91,92はワッシャである。
【0014】図2は図1に示した屋根受けフレームFの
使用状態の破断斜視図、図3は図2の要部を拡大して示
した縦断正面図である。これらの図から類推できるよう
に、第1および第2の板状部1A,1Bは、底板部13
と傾斜板部14A,14Bとの境界箇所のコーナ部分を
下地材100に溶接してその下地材100から立ち上げ
られ、それらの板状部1A,1Bの相互間に第1間装板
部51Aの板片部52Aと第2間装板部51Bの板片部
52Bとが挿入状態で介在され、かつ、第1間装板部5
1Aの傾斜板部56Aが突片部11Aに具備された傾斜
片部12Aに、また、第2間装板部51Bの傾斜板部5
6Bが突片部11Bに具備された傾斜片部12Bにそれ
ぞれ重ねられる。また、吊子2の脚部21が第1間装板
部51Aと第2間装板部51Bとの相互間に確保された
隙間57に差し込まれる。
【0015】他方、第1間装輪6Aの角形突起61Aが
第1板状部1Aの孔部15Aと第1間装板部51Aの板
片部52Aの孔部55Aとに嵌入されると共に、その鍔
部62Aが第1板状部1Aの外表面に重ねられる。同様
に、第2間装輪6Bの角形突起61Bが第2板状部1B
の孔部15Bと第2間装板部51Bの板片部52Bの孔
部55Bとに嵌入されると共に、その鍔部62Bが第2
板状部1Bの外表面に重ねられる。そして、第1間装輪
6Aおよび吊子2の脚部21の各ボルト挿通孔63A,
23と第2間装輪6Bのボルト挿通孔63Bとに締付け
ボルト7の軸部71を挿通し、その軸部71にワッシャ
91,92を嵌めてナット8を締め付けてある。
【0016】ここで、第1間装輪6Aに具備されている
角形突起61Aの鍔部62Aからの突出寸法は、第1板
状部1Aの厚さと板片部52Aの厚さとを加えた寸法と
同等かそれより少なくなっていることが必要である。同
様に、第2間装輪6Bに具備されている角形突起61B
の鍔部62Bからの突出寸法は、第2板状部1Bの厚さ
と板片部52Bの厚さとを加えた寸法と同等かそれより
少なくなっていることが必要である。この条件は、締付
けボルト7にナット8を締め付けたときに、各間装板部
51A,51Bの板片部52A,52Bで吊子2の脚部
21を固定させる機能と、各板状部1A,1Bを締め付
けてそれらに上記間装板部51A,51Bを固定させる
機能とを発揮させるための条件であり、そのようにして
おくことにより、各機能を発揮させるためのボルト・ナ
ットを別々に設ける必要がなくなる。
【0017】締付けボルト7にナット8を締め付ける作
業は、第1間装輪6Aの角形突起61Aが第1板状部1
Aや板片部52Aの角孔状の各孔部15A,55Aに嵌
まり込んでおり、第2間装輪6Bの角形突起61Bが第
2板状部1Bや板片部52Bの角孔状の孔部15B,5
5Bに嵌まり込んでいると共に、締付けボルト7の凸部
73が第1間装輪6Aの凹所64Aに嵌まり込んでいる
ので、ナット8と締付けボルト7や第1および第2の間
装輪6A,6Bとが供回りすることがなく、その締付け
作業を楽に行うことができる。また、各間装板部51
A,51Bの傾斜部56A,56Bが締付け作業のじゃ
まになるような場合は、図1〜図3に示したように、そ
れらの傾斜部56A,56Bに凹入状の逃げ部58A,
58Bを設けておくとよい。
【0018】なお、吊子2の頭部22にはカラー鋼板な
どでなる折版屋根板200の頂部が馳締め結合され、ま
た、下地材100には天井材300が配設されている。
400は天井材300の端部を支持している天井板取付
部材である。
【0019】図3に示した構造で屋根板が取り付けられ
ていると、吊子2の脚部21と各板状部1A,1Bとの
間に各間装板部51A,51Bの板片部52A,52B
が、屋根板200と各板状部1A,1Bの突片部11
A,11Bとの間に各間装板部51A,51Bのカバー
部53A,53Bが、第1板状部1Aと締付けボルト7
との間に第1間装輪6Aが、第2板状部1Bとナット8
との間に第2間装輪6Bが、それぞれ介在される。そし
て、上記の板片部52A,52B、カバー部53A,5
3B、第1間装輪6Aおよび第2間装輪6Bはいずれも
熱伝導性に乏しいという特質を有して伝熱遮断機能を発
揮する合成樹脂で作られているので、それらの合成樹脂
による伝熱遮断機能によって屋根板200の温度降下の
影響で各板状部1A,1Bや傾斜板部14A,14B、
突片部11A,11B、締付けボルト7やナット8など
が冷却されにくくなってそれらに結露を生じにくくな
る。したがって、屋根板200の下側に断熱材が装填さ
れていたり、下地材100に天井材300が配設されて
いたりしても、結露した水分で断熱材の断熱性能が早期
に低下したり断熱材や天井材が早期に朽ちたりすること
が防止されると同時に、屋根受けフレームF自体が結露
による水分で発錆したりすることが防止される。なお、
締付けボルト7と第1板状部1Aや第2板状部1Bとの
間に合成樹脂を介在させておくためには、第1間装輪6
Aの角形突起61Aが第1板状部1Aの孔部15Aだけ
に嵌まる突出幅を有し、第2間装輪6Bの角形突起61
Bが第2板状部1Bの孔部15Bだけに嵌まる突出幅を
有しておれば十分であり、必ずしもそれらの角形突起6
1A,61Bが各板片部52A,52Bの孔部55Aや
孔部55Bに嵌まり込んでいる必要はない。また、板状
部1A,1Bの角孔状の孔部15A,15Bに第1間装
輪6や第2間装輪6Bの角形の突起61A,61Bが嵌
挿されているので、締付ボルト7が空回りすることがな
くなって締付作業が容易になる。
【0020】図1〜図3で説明した実施例においては、
第1間装板部51Aと第2間装板部51Bとが合成樹脂
製部材として一体に形成されているけれども、これらは
別々に分割したものを用いることができ、そのようにす
ることによって第1間装板部51Aや第2間装板部51
Bの成形に使用する金型構造が簡単になり、それだけ製
作コストが安くつくという利点がある。図4には第1間
装板部51Aと第2間装板部51Bとを別々に形成した
屋根受けフレームFの使用状態を示している。図4にお
いて、第1間装板部51Aと第2間装板部51Bとが分
割されている以外は、図3で説明したものとまったく同
様であるので同一部分に同一符号を付すことによって重
複説明を避けることにする。
【0021】また、図1〜図3で説明した実施例におい
ては、第2間装輪6Bとして第1間装輪6Aと同じもの
を用いているけれども、この第2間装輪6Bは角形突起
61Bを持たないものであってもよい。図5には角形突
起を持たない第2間装輪6Bを用いた屋根受けフレーム
Fの使用状態を示している。図5おいて、第2間装輪6
Bが角形突起を持たない以外は、図3で説明したものと
まったく同様であるので同一部分に同一符号を付すこと
によって重複説明を避けることにする。
【0022】図6は他の実施例を示している。この実施
例は上下の屋根板200A,200Bに馳締め式が適用
された折版屋根の例示であり、下側の屋根板200Aが
下地材として用いられている。具体的には、図6のよう
に下側の屋根板200Aの馳締め結合部210Aを挾持
用金具510,510で挾み付け、その挾持用金具51
0,510に具備された第1板状部1Aと第2板状部1
Bとの間に上記した合成樹脂製部材5を挾み込んで締付
けボルト7およびナット8で下側の屋根板200Bの馳
締め結合部210Aに締付けてある。また、一対の上記
挾持用金具510,510は高さ方向の中間部がボルト
520とナット530とを用いて締め付けられている。
【0023】
【考案の効果】この考案によれば、屋根板の温度降下の
影響が合成樹脂の特質である伝熱遮断機能により各板状
部や締付けボルトやナットに及びにくいのでそれらが冷
却されにくくなって表面に結露を生じにくくなる。その
ため、屋根板の下側に断熱材が装填されていたり、下地
材に天井材が配設されていたりしても、結露した水分で
断熱材の断熱性能が早期に低下したり断熱材や天井材が
早期に朽ちたりすることが防止されると同時に、屋根受
けフレーム自体が結露による水分で発錆したりすること
が効果的に抑制されるという効果がある。
【0024】また、締付けボルトとナットが、第1およ
び第2の間装板部を締め付けて吊子の脚部を固定する機
能と、第1および第2板状部を締め付けてそれらに上記
間装板部を固定する機能とを兼備しているので、それぞ
れの機能を発揮させるためのボルト・ナットを別々に設
ける必要がなくなって部品点数の削減が図られ、ひいて
はコスト低減が達成されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による屋根受けフレームの分解
斜視図である。
【図2】図1に示した屋根受けフレームの使用状態の破
断斜視図である。
【図3】図2の要部を拡大して示した縦断正面である。
【図4】変形例による屋根受けフレームの使用状態の破
断斜視図である。
【図5】他の変形例による屋根受けフレームの使用状態
の破断斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例による屋根受けフレームの
使用状態を示す概略正面図である。
【図7】従来の屋根受けフレームを説明するための正面
図である。
【符号の説明】
F 屋根受けフレーム 1A,1B 板状部 2 吊子 6A,6B 間装輪 7 締付けボルト 8 ナット 11A,11B 突片部 15A 孔部 15B 孔部 21 脚部 23,63A,63B ボルト挿通孔 51A,51B 間装板部 52A,52B 板片部 53A,53B カバー部 61A 突起 62A 鍔部 71 軸部 72 頭部 100 下地材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安本 重一 大阪府大阪市都島区大東町2丁目21番22 号 株式会社マルイチ内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁や母屋や下屋根などの下地材から立ち
    上げられ、上端部に横向きの突片部を備えた第1および
    第2の板状部と、 第1および第2の上記板状部の間に介在される板片部と
    上記突片部の上に重ねられるカバー部とを具備し、板片
    部にボルト挿通用の孔部を設けた第1および第2の合成
    樹脂製の間装板部と、 第1および第2の間装板部における板片部の相互間に挿
    入される脚部を備えた吊子と、 第1板状部に開設された非円形状の孔部と、 第2板状部に開設された孔部と、 第1板状部の孔部に回転不能に嵌入可能な突起とこの突
    起を第1板状部の孔部に嵌入したときに第1板状部の外
    表面に対接される鍔部とを具備する合成樹脂製の第1間
    装輪と、 第2板状部の外表面に対接される第2間装輪と、 第1間装輪、吊子の脚部および第2間装輪にそれぞれ形
    成されたボルト挿通孔と、 上記各ボルト挿通孔に貫挿される軸部とその軸部の端部
    に設けられた頭部とを具備する締付けボルトと、 締付けボルトの軸部にねじ合わされるナットと、 を有することを特徴とする屋根受けフレーム。
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