JP2512881Y2 - 冷蔵庫等のドアパックの構造 - Google Patents

冷蔵庫等のドアパックの構造

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JP2512881Y2
JP2512881Y2 JP2457592U JP2457592U JP2512881Y2 JP 2512881 Y2 JP2512881 Y2 JP 2512881Y2 JP 2457592 U JP2457592 U JP 2457592U JP 2457592 U JP2457592 U JP 2457592U JP 2512881 Y2 JP2512881 Y2 JP 2512881Y2
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富夫 陶山
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溝部が形成されている
ドアパックと、組み立てられたときドアパックの溝部を
向いた端部を有するドア板と、これらのドアパックとド
ア板との間に充填されている断熱材とから構成され、ド
アパックの溝部にドアガスケットの矢形部が挿入されて
いるドアパックの構造に関し、特に冷蔵庫等に適用して
好適なドアパックの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫は、文献名を挙げるまでもなく周
知であり、断熱箱体で構成され、その前面には開口部が
形成されている。そして開口部には開閉扉が設けられて
いる。開閉扉の裏側の周縁部にはドアガスケットが取り
付けられ、このガスケットは開閉扉を閉じるとき、断熱
箱体の開口部の端面に当接するようになっている。この
ような冷蔵庫の開閉扉の裏側に設けられているドアガス
ケットは、実公昭61ー2467号公報、同62−12
228号公報、同62−41178号公報等に開示され
ているように従来周知である。そしてその代表例が模式
的に図2に示されている。
【0003】このドアガスケット60は、基板部61、
矢形部62、複数個のヒレ63、64、65、マグネッ
ト66等から構成されている。そして開閉扉本体は、ド
アパック70と、例えば不錆鋼から形成されているドア
板80と、発泡材85とから構成されているが、これら
のドアパック70の構造も、またドア板80の構造も従
来周知で、ドアパック70の周縁部には、ドアガスケッ
ト60の矢形部62が挿入される溝71が形成されてい
る。ドア板80の周縁部はコ字形に曲げられ、その端部
81は溝71の方を向いている。
【0004】したがって、矢形部62をヒレ65の上か
らローラ等で押圧して溝部71に挿入すると、ドアガス
ケットはその基板部61がドアパック70の面に密着し
た状態で開閉扉本体に取り付けられることになる。この
状態で開閉扉を閉じると、ドアガスケットのマグネット
66が冷蔵庫本体に着磁し、冷気の庫外へのモレが防止
されると共に、ヒレ63、64、65で被われた空気室
67、68によって庫内からマグネット66部への冷気
の進入が防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ドアガスケット60も、矢形部62をドアパック70の
の溝71に挿入するだけで、開閉扉に取り付けられると
いう優れた効果は認められる。しかしながら、従来のド
アガスケットは、開閉扉本体に対する取付け操作性ある
いは作業性が悪いという欠点がある。すなわち図2に示
されている従来例によると、ドアパック70とドア板8
0とを組み立てた後に、例えばウレタンを発泡して、ド
アパック70が変形できない状態になってから、ローラ
等を使用して手によって矢形部62を溝部71に差し込
んでいるので、使用中にドアガスケット60が溝71か
ら簡単には外れないという利点はあるが、簡単には差し
込むことができず作業能率が劣る欠点がある。これに対
して、変形し易い状態にあるドアパック70の溝部71
に矢形部62を取り付けてから、ドア板80にセット
し、そして発泡する組立方法によると、差し込み作業能
率は向上する。しかしながら図3に示されているよう
に、矢形部62を差し込むときにドアパック70の溝部
71が広がってしまい、使用中にドアガスケット60の
矢形部62が溝部71から簡単には外れしまう別の欠点
がある。本考案は、上記したような従来の事情に鑑みて
なされたもので、ドアガスケットの矢形部をドアパック
の溝部に容易に差し込むことができると共に、使用中に
ドアガスケットすなわち矢形部がドアパックから不用意
に外れない冷蔵庫等のドアパックの構造を提供すること
を目的としている。
【0006】
【解決するための手段】本考案は、上記目的を達成する
ために、溝部が形成されているドアパックと、組み立て
られたとき前記ドアパックの溝部を向いた端部を有する
ドア板と、前記ドアパックとドア板との間に充填されて
いる断熱材とから構成され、前記ドアパックの溝部にド
アガスケットの矢形部が挿入されている冷蔵庫等のドア
において、前記ドアパックの溝部の外側にはリブが設け
られ、請求項2記載の考案ではリブは、ドアパックの溝
部の膨出部から接線的に立ち上がり、請求項3記載の考
案のリブは、ドア板の端部に当接するように構成されて
いる。
【0007】
【作用】本考案は、上記のように構成されているので、
ドアパックの溝部にドアガスケットの矢形部を差し込
む。そしてドア板にセットする。その後、ドア板とドア
パックとの間に断熱材を発泡する。請求項2記載の考案
ではリブは、ドアパックの溝部の膨出部から接線的に立
ち上がっているので、ドアパックをドア板にセットする
ときは、リブをドア板の端部に接触させながら、あるい
は案内させながらセットする。請求項3記載の考案では
リブは、ドア板の端部に当接しているので、リブで位置
決めする。その後、ドア板とドアパックとの間に断熱材
を発泡する。
【0008】
【実施例】本考案は色々な形で実施できる。例えばドア
パックの溝部の変形を防止するためのリブは、ドアパッ
クの板厚を一部肉厚にしても実施できる。したがってリ
ブに中にはこのような肉厚部も含まれることになる。ま
たリブあるいは肉厚部は、ドア板の端部から離しても実
施できるが、図にはドア板の端部に当接した例が示され
ている。本考案の実施に際しては、リブあるいは肉厚部
はドアパックの溝部の両外側に設けるのが望ましい。溝
部の変形が一層防止されるからである。しかし図には、
ドア板の端部側に設けた例のみが示されている。
【0009】以下本考案の実施例を説明する。図1は、
断熱扉Dのドアガスケット1部分の横断面図であるが、
同図を参照すると、ドアガスケット1の概略の形状は、
図2あるいは図3に示されている従来のドアガスケット
と同じであることが理解される。すなわちドアガスケッ
ト1は、例えば高重合度塩化ビニールから形成されてい
る平らな基板部2と、概略矢の形をした矢形部3と、複
数個のヒレ4、5、6と、断熱扉Dを閉めるときに本体
側に着磁するマグネット7とから構成されている。矢形
部3は、後述するドアパック20の溝部23に挿入され
る部分で、中空の矢の形をしている。したがって、溝部
23には弾性変形して縮径された状態で挿入され、一旦
挿入されると元の状態に復元し矢によって抜け落ちが防
止される。
【0010】基板部2の一方の面には、前述したように
矢形部3が形成されているが、反対側の他方の面には第
1、2および第3のヒレ4、5、6が、例えば柔軟な合
成樹脂から基板部2と一体的に形成されている。第1の
ヒレ4の付け根は、矢形部3の反対側の面に位置し、こ
のヒレは膨出部を経てマグネットあるいはゴム磁石7を
包んでいる袋体10に到っている。同様に第2、第3の
ヒレ5、6も、基板部2から延び膨出部を経て同様に袋
体10に到っている。このような第1、2および第3の
ヒレ4、5、6および基板部2等によって第1、2の空
気室12、13が形成されている。
【0011】断熱扉本体は、図1に示されているよう
に、例えば硬質塩化ビニールから形成されているドアパ
ック20と、不錆鋼から形成されているドア板30と、
ドアパック20とドア板30との間で発泡されている断
熱材26とから構成されている。ドアパック20は、断
熱扉本体の内側に位置する部分で全体の形状は従来のも
のと同様であり、ドアガスケット1の基板部2が接する
周縁部は、平面部21となっている。そしてこの平面部
21が下方に曲げられて溝部23が一体的に形成されて
いる。溝部23は図に示されているように、断面形は略
円形を呈し、入り口のネック部24より内部の方が広く
なっている。そして本実施例では、セットしたときドア
板30の端部34側に、図1の(ロ)に示されているよ
うに、側面的に見てネック部24を跨ぐようにしてリブ
25が所定の間隔をおいて要所に複数個形成されてい
る。さらに詳しく説明すると、リブ25は図1の(ロ)
に示されているように、膨出部23aから接線的に立ち
上がっていると共に、その外側はドア板30の端部34
に当接している。ドア板30は、断熱扉本体の外側にな
る表面部31と、周面となる側部32と、内側になる裏
面部33とを有するようにコ字形に曲げ加工されてい
る。そして裏面部33の端部34は、溝部23のネック
24の近くまで延びている。
【0012】次に上記実施例の作用について説明する。
ドアパック20の溝部23にドアガスケット1の矢形部
3を位置させ、ローラまたは指でドアガスケット1を上
方から押す。そうすると、押圧力が矢形部3に伝わり、
矢形部3は溝部23のネック部24で縮径されて内部に
入る。溝部23の内部に入ると、矢形部3は元の状態に
復元する。したがって、矢形部3が溝部23に嵌まり、
ドアガスケット1はドアパック20に固定されることに
なる。そして図示されているようにドア板30にセット
する。次いでドア板30とドアパック20との間で例え
ばウレタンを発泡して断熱材26を充填する。
【0013】本実施例によると、色々な効果が得られ
る。例えばドアパック20にはリブ25が形成されてい
るので、強度が増している。したがって、断熱材26を
充填する前に矢形部3を溝部23に挿入しても、溝部2
3が不用意に開くようなことはない。このように、断熱
材26を充填する前に、ドアガスケット1の矢形部3を
ドアパック20の溝部23に挿入することができるの
で、短時間に容易に差し込むことができる。しかもリブ
25がドア板30の端部34に当接しているので、溝部
23の、開く方向への変形がドア板30の端部34で防
止される。したがって使用中にドアガスケット1の矢形
部3が溝部21から抜けるようなことはない。またドア
パック20をドア板30にセットするときは、要所に設
けられているリブ25がドア板30の端部34で案内さ
れる。
【0014】
【考案の効果】以上のように、本考案によると、ドアパ
ックの溝部の外側にはリブが設けられているので、ドア
板とドアパックとの間に断熱材を充填する前に、ドアパ
ックの溝部にドアガスケットの矢形部を挿入しても、ド
アパックの溝部が外側に広がることがないという本考案
特有の効果が得られる。またリブが設けられているの
で、使用中にドアガスケットの矢形部がドアパックの溝
部から抜けるようなこともない。請求項2記載考案によ
ると、リブはドアパックの溝部の膨出部から接線的に立
ち上がっているので、上記効果に加えてドアパックをド
ア板にセットするとき、リブで案内され、スムーズにセ
ットできる。請求項3記載考案によると、リブはドア板
の端部に当接しているので、前述の効果に加えてリブに
よりドアパックの位置決ができる。またドアを開くとき
には矢形部が、溝部から抜けるように作用するが、溝部
の広がりが確実に防止され、矢形部が抜けることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の1実施例を示す断面図であ
り、その(イ)は、ドアガスケット部分の、また(ロ)
はリブ部分の詳細を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】従来例の溝が変形した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ドアガスケット 3 矢形部 20 ドアパック 23 溝部 25 リブ 30 ドア板 34 端部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝部が形成されているドアパックと、組
    み立てられたとき前記ドアパックの溝部を向いた端部を
    有するドア板と、前記ドアパックとドア板との間に充填
    されている断熱材とから構成され、前記ドアパックの溝
    部にドアガスケットの矢形部が挿入されている冷蔵庫等
    のドアにおいて、 前記ドアパックの溝部の外側にはリブが設けられている
    ことを特徴とする冷蔵庫等のドアパックの構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリブは、ドアパックの溝
    部の膨出部から接線的に立ち上がっていることを特徴と
    する冷蔵庫等のドアパックの構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のリブは、ドア板の端部に
    当接していることを特徴とする冷蔵庫等のドアパックの
    構造。
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