JP2512418Y2 - 音色制御装置 - Google Patents

音色制御装置

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JP2512418Y2
JP2512418Y2 JP1993025490U JP2549093U JP2512418Y2 JP 2512418 Y2 JP2512418 Y2 JP 2512418Y2 JP 1993025490 U JP1993025490 U JP 1993025490U JP 2549093 U JP2549093 U JP 2549093U JP 2512418 Y2 JP2512418 Y2 JP 2512418Y2
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JP
Japan
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tone color
parameter
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adjuster
timbre
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JP1993025490U
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JPH0685515U (ja
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洋己 岩下
道生 駿河
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Korg Inc
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は各種の電子楽器、或は
音声信号処理器に利用することができる音色制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2に音声信号処理器の概略の構成と従
来の音色制御装置の概要を示す。音声信号処理器はアナ
ログ入力部1と、アナログ/デジタル変換器2と、信号
処理用ICによって構成される音色調整器3と、デジタ
ル/アナログ変換器4と、アナログ出力部5、とによっ
て構成される。6は音色制御器を示す。音色制御器6は
音色メモリ6Aと、パラメータ入力手段6Bと、音色選
択器6Cとによって構成される。
【0003】音色メモリ6Aには各種のタイプの音色例
えばディストーションサウンド(歪み効果)、クリーン
サウンド(コーラス効果やリバーブ効果)等の音色を得
るためのパラメータが記憶されている。どの音色タイプ
を選ぶかは音色選択器6Cの設定によって選択される。
音色選択器6Cは例えばロータリスイッチのような択一
手段、或は多数の押釦スイッチ等によって構成すること
ができる。
【0004】パラメータ入力手段6Bは音色メモリ6A
にパラメータを書込む場合に用いられる。一つの音色を
規定するにはパラメータの数としては一般に、マルチエ
フェクターと呼ばれる装置では20〜30、多い場合は
それ以上のパラメータを設定しなければならない。一般
にパラメータの設定入力用の操作器はスライドボリュー
ム、または回転ボリュームが用いられる。この例ではコ
ストダウンを目的に1個のスライドボリュームSVRを
用いて複数のパラメータを入力できるように構成した場
合を示す。即ち、選択スイッチSWの切り替えによって
パラメータの種類を選択し、その選択されたパラメータ
の値をスライドボリュームSVRによって設定し、その
設定したパラメータの値を音色メモリ6Aに書込む、一
つの音の音色を規定するのに先に説明したように20〜
30個のパラメータ値を設定する必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】1.従来は1度の入力
手段の操作により1つのパラメータしか変更できなかっ
た。 2.目的の音色を得るには、どのパラメータをどの程度
の値にしなければならないかユーザーが経験的に学習す
る必要があった。
【0006】3.ある特定のパラメータを現在の値より
変更したい場合、よい音色 (効果)を得るためには同時に、他のパラメータのいく
つかも再調整する必要がある。これも2.と同様に、ど
のパラメータをどの程度再調整すればよいかは、ユーザ
ーが経験的に学習する必要があった。
【0007】4.従来はパラメータの可変範囲は固定で
あるため、より多くの音色を作りだすためには、各パラ
メータの可変範囲を広くとってお必要があった。このた
め、逆にユーザーにとっては不必要なパラメータ値の組
合せが多くなり、目的の音色に到達しにくい。以上の理
由により、これまでのパラメータの書き替には、多くの
操作と経験的な学習が必要で、音作りが面倒なものであ
った。
【0008】図3に或る音色タイプでのパラメータ設定
例を示す。このパラメータ設定例において、パラメータ
#1をx1 からx′1 に変更した場合、良い音色 (効果)を得るためには同時に他のパラメータ#2〜#
5もx′1 の値に適合するように変更する必要がある。
結局全てのパラメータの書き替が必要になる。また図4
及び図5に音色Aと音色Bを得る場合のパラメータ設定
例を示す。この設定例に示す数値例えば1〜3はパラメ
ータ値がこの範囲内でなければならないことを示す。ま
たx2 、x4 で示す値は目的の音色を得るためにはその
パラメータを或る値に固定しなければならないことを示
している。更に※は設定する必要がないパラメータを示
す。
【0009】図4及び図5に示したように、目的とする
音色を得るにはどのパラメータをどの程度の値にしなけ
ればならないか利用者自身が経験的に学習し、覚える必
要があった。またパラメータの可変範囲は固定であるた
め、多くの音色を設定できるようにするためにはパラメ
ータの可変範囲を広く採っておく必要がある。例えば図
4及び図5に示した例では音色タイプAとBの双方を設
定できるようにするにはパラメータ#1の設定範囲は1
〜12の可変範囲が必要である。各パラメータの可変範
囲が広ければ広い程、不必要なパラメータ値の組合せが
存在し、利用者は目的とする音色に設定することがむず
かしいものとなる。更に音色タイプの種類によっては設
定する必要のないパラメータも存在し、この点で利用者
に困惑を与える欠点がある。また図3乃至図5では説明
を簡素に済ませるために、パラメータの数を5とした
が、現実には先にも説明したように、パラメータの数は
20〜30程度存在するから、利用者が自分で得たい音
色に設定する作業は更に面倒なものとなる。
【0010】この考案の目的は、簡単な操作で目的とす
る音色に設定することができ、然も簡単に音色を微調整
することができる音色制御装置を提供しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案では音色を規定
する複数組のパラメータ、及びその可変範囲を予め記憶
器に用意し、この用意した複数組のパラメータの中の1
組を選択することにより目的とする音色が得られるよう
に構成すると共に、音色微調整の際にも、パラメータの
微調整に伴い、同時に他のどのパラメータを調整すれば
よいかを、またどれくらいの割合で調整すればよいか
を、予め記憶器に用意することにより選択したパラメー
タを一つの音色微調操作器の操作によって、利用者の最
も好ましい音色に設定できるように構成したものであ
る。
【0012】
【実施例】図1にこの考案の一実施例を示す。図2と対
応する部分には同一符号を付して示す。この考案では音
色調整器3に与える複数のパラメータ#1〜#5を記憶
するパラメータ記憶器を複数組設ける。図中8Aはこの
パラメータ記憶器,8Bはパラメ−タの微調整用記憶器
を示す。つまりこの例では音色制御器5をマイクロコン
ピュータによって構成した場合を示す。マイクロコンピ
ュータは周知のように中央演算処理装置7と、この中央
演算処理装置7を所定の順序で動作させるプログラム等
を記憶したROM8と、操作入力内容等を一時記憶する
RAM9と入力ポート10、出力ポート11とによって
構成される。
【0013】この考案ではROM8の一部の領域にパラ
メータ記憶器8Aを設ける。このパラメータ記憶器8A
に予め目的の音色を得るためのパラメータ設定を選択
できる音色分用意する。入力ポート10には音色タイプ
選択器12と、音色微調操作器13とが接続される。音
色タイプ選択器12は例えばロータリスイッチ或は複数
の押釦スイッチによって構成することができる。図の例
では複数の押釦スイッチを用いた場合を示す。各押釦ス
イッチに音色が割当られ、希望する音色タイプに割当ら
れている押釦スイッチをオンに操作することにより、マ
イクロコンピュータにどの押釦スイッチがオンになった
かを読込ませ、その押釦スイッチに対応した領域から1
組のパラメータが読出される。一つの音色タイプを規定
するためにパラメータが例えば5つあるものとすると、
5つの音色パラメータが出力ポート11より出力された
パラメータ#1、#2、#3、#4、#5を音色調整器
3に与え、目的の音色タイプを設定する。このようにし
て音色選択器12を構成する押釦スイッチの何れかを押
下操作することによって、各押釦スイッチに割当た音色
タイプを設定することができる。
【0014】一方この考案では音色微調操作器13を設
けた構成を特徴とするものである。この音色微調操作器
13は例えばスライドボリュームによって構成すること
ができる。スライドボリュームの摺動子を操作すること
により、選択されているパラメータの中の可変が必要な
パラメータの値を微調整する。但し、各パラメータの可
変範囲は予め許容範囲に制限する点がこの考案の特徴と
する構成である。
【0015】つまり、パラメータ記憶器8Aに用意する
パラメータにはそれぞれに許容される可変範囲の値を微
調整用記憶器8Bに予め記憶させておく、一例として図
4に示した音色Aを設定するためのパラメータ#1には
パラメータ値1〜3の範囲で変化させることができるこ
とを記憶させる。#2には可変範囲が4〜6であること
を記憶させる。#3には可変範囲が7〜9であることを
記憶させる。#4はx4 の値に固定、#5は設定しない
ことを記憶させる。このように各パラメータ#1〜#3
にパラメータ値の可変範囲を予め規定しておき、音色微
調操作器13を操作することにより、。各パラメータ#
1〜#3を許容範囲内で変化させる。この場合、パラメ
ータ#1が1〜3に変化するとき、パラメータ#2は例
えば4〜6、#3は例えば7〜9に変化し、各パラメー
タ相互が最適条件を維持しながら変化するように制御す
る。
【0016】一方、図5に示した音色Bを設定するため
のパラメータ#1にはパラメータ値10〜12を可変範
囲として記憶させ、パラメータ#2はx2 に固定、パラ
メータ#3は設定不要を記憶させ、パラメータ#4はパ
ラメータ値として13〜15を可変範囲として記憶さ
せ、パラメータ#5にはパラメータ値16〜18を可変
範囲として記憶させる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、各パラメータ#1〜#5に可変範囲及び設定の不
要、固定値であること等の各条件を与えておくことによ
り、各音色タイプの範囲内で微調整を行なうことができ
る。従って利用者は目的の音色タイプを選択した後、音
色微調操作器13を操作するだけで最も希望する音色に
調整することができる。よって簡単な操作で目的とする
音色に設定できるから、誰れにでも好みの音色に設定で
き、その効果は実用に供して頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すブロック図。
【図2】従来の技術を説明するためのブロック図。
【図3】音色を規定するためのパラメータの設定例を示
す図。
【図4】音色を規定するためのパラメータの設定例を示
す図。
【図5】音色を規定するためのパラメータの設定例を示
す図。
【符号の説明】
1 音源 2 音色調整器 3 増幅器 4 スピーカ 5 音色制御器 6 中央演算処理装置 8 ROM 8A パラメータ記憶器 8B 微調整用記憶器 9 RAM 10 入力ポート 11 出力ポート 12 音色タイプ選択器 13 音色微調操作器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.音色調整器を具備し、この音色調整
    器に複数のパラメータを与えることにより、各種のタイ
    プの音色を持つ音を発生させることができる電子楽器、
    または音声信号処理器用の音色制御装置において、 B.上記各種の音色タイプを決定する複数のパラメータ
    を1組とし、複数組のパラメータを記憶したパラメータ
    記憶器と、 C.上記パラメータ記憶器に記憶した各組のパラメータ
    の許容可変範囲を記憶した微調整用記憶器と、 D.上記パラメータ記憶器に記憶した複数組のパラメー
    タの中から所望の音色タイプを決定するパラメータの組
    を選択して読み出し、上記音色調整器に与える音色タイ
    プ選択器と、 E.この音色タイプ選択器で選択して上記音色調整器に
    与えているパラメータの値をその許容範囲内で互いに連
    動させて可変調整する音色微調操作器と、 を付加して構成したことを特徴とする音色制御装置。
JP1993025490U 1993-05-17 1993-05-17 音色制御装置 Expired - Lifetime JP2512418Y2 (ja)

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JPH0685515U JPH0685515U (ja) 1994-12-06
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JP3713762B2 (ja) * 1995-09-19 2005-11-09 ヤマハ株式会社 パラメータ設定装置
JP6973564B2 (ja) * 2015-12-24 2021-12-01 ヤマハ株式会社 音響効果制御装置、音響効果制御プログラムおよび音響効果制御方法
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JP2542680B2 (ja) * 1988-07-14 1996-10-09 株式会社東芝 燃料チャンネルの性状測定装置

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