JP2512333Y2 - ロ―タリ―式吸殻処理装置 - Google Patents

ロ―タリ―式吸殻処理装置

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JP2512333Y2
JP2512333Y2 JP1684390U JP1684390U JP2512333Y2 JP 2512333 Y2 JP2512333 Y2 JP 2512333Y2 JP 1684390 U JP1684390 U JP 1684390U JP 1684390 U JP1684390 U JP 1684390U JP 2512333 Y2 JP2512333 Y2 JP 2512333Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は消火装置が付帯してある灰皿、即ち吸殻処
理装置に関する。
(従来の技術) 従来市場に知られている消火装置付きの灰皿として
は、灰皿底部に密閉消火室が設けてあり、前記灰皿と密
閉消火室の間に吸殻の自重で開閉する蓋が設けてあるも
のがある。
また出願人が先に開発した特開昭64-30574号公報記載
のように吸殻を圧潰する形式のものがある。
(考案が解決しようとする課題) ところが前者のものにおいては、吸殻の自重は極めて
軽く通常2乃至3gであり、スプリング式の時は極めて柔
かいばねを使用することになるが、ばねが弱いと、蓋に
付着する僅かな灰や吸殻屑によっても、下部の密閉消火
室の密閉が不完全になり消火出来なくなる。また後者の
圧潰式のものは優れた消火機能を有するが、固い異物が
投入されたとき作動不能乃至困難となり、装置が破損す
るおそれがある。
そこでこの考案は小さい吸殻は勿論、固い異物の投入
にも何ら故障を起こさず、確実に吸殻を消火する吸殻処
理装置を市場に提供することを目的とする。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 前記課題を達成するためにこの考案は吸殻消火部と、
これに吸殻を導くホッパーと、消火された吸殻をストッ
クするストック部を機枠に備えた吸殻処理装置におい
て、 前記吸殻消火部は軸が鉛直な円柱体と、この上下に配
された2枚の遮蔽板及び前記円柱体を間歇的に回転させ
る間歇回転装置からなり、 前記円柱体はその軸の位置になる回転軸が、機枠に対
して回転自在に支持してあり、この円柱体の前記回転軸
を中心とする同一円周上の位置に等角間隔をおいて少な
くとも4箇の吸殻投入孔がこの円柱体を上下に貫通し
て、前記回転軸と平行にそれぞれ設けられており、 前記間歇回転装置は前記円柱体を一方向に回転させ、
かつ前記の等角間隔に回転させて一旦停止させる装置で
あり、前記円柱体の上に、前記機枠に対して移動しない
ホッパーが設けてあり、この下端は前記円柱体の回転停
止時には、前記ホッパーの下端にある開口の真下である
吸殻投入孔のうちの1つと一致しており、このホッパー
下端の開口の位置が吸殻投入位置としてあり、これよ
り、吸殻投入孔の1ピッチ角円周方向に離れた位置が吸
殻排出位置としてあり、 前記円柱体の回転方向は、前記吸殻排出位置からこの
すぐ隣の吸殻投入位置方向としてあり、 上部遮蔽板は円柱体の上端面と接し、吸殻投入位置以
外の残りの吸殻投入孔の上端をすべて気密的に塞いで機
枠に設けてあり、 下部遮蔽板は円柱体の下端面と接し、吸殻排出位置以
外の残りの吸殻投入孔の下端をすべて気密的に塞いで機
枠に設けて、吸殻排出位置の吸殻投入孔の下端はストッ
ク部に対して開口させてあることを特徴とするロータリ
ー式吸殻処理装置とする。
前記課題を達成するために、関連考案は吸殻消火部
と、これに吸殻を導くホッパーと、消火された吸殻をス
トックするストック部を機枠に備えた吸殻処理装置にお
いて、 前記吸殻消火部は軸が鉛直な円柱体と、この上下に配
された2枚の遮蔽板及び前記円柱体を間歇的に回転させ
る間歇回転装置からなり、 前記円柱体はその軸の位置になる回転軸が、機枠に対
して回転自在に支持してあり、この円柱体の前記回転軸
を中心とする同一円周上の位置に等角間隔をおいて少な
くとも4箇の吸殻投入孔がこの円柱体を上下に貫通し
て、前記回転軸と平行にそれぞれ設けられており、 前記間歇回転装置は前記円柱体を一方向に回転させ、
かつ前記の等角間隔に回転させて一旦停止させる装置で
あり、前記円柱体の上に、前記機枠に対して移動しない
ホッパーが設けてあり、この下端は前記円柱体の回転停
止時には、前記ホッパーの下端にある開口の真下である
吸殻投入孔のうちの1つと一致しており、このホッパー
下端の開口の位置が吸殻吸入位置としてあり、これよ
り、吸殻投入孔の1ピッチ角円周方向に離れた位置が吸
殻排出位置としてあり、 前記円柱体の回転方向は、前記吸殻排出位置からこの
すぐ隣の吸殻投入位置方向としてあり、 上部遮蔽板は円柱体の上端面と接し、吸殻投入位置と
吸殻排出位置以外の残りの吸殻投入孔の上端をすべて気
密的に塞いで機枠に設けてあり、 下部遮蔽板は円柱体の下端面と接し、吸殻排出位置以
外の残りの吸殻投入孔の下端をすべて気密的に塞いで機
枠に設けて、吸殻排出位置の吸殻投入孔の下端はストッ
ク部に対して開口させてあることを特徴とするロータリ
ー式吸殻処理装置とする。
また前記課題を達成するために、この考案のロータリ
ー式吸殻処理装置の前記円柱体の長さは市販巻きたばこ
の最も長いたばこ長さ以上としてあることを特徴とする
場合もある。
また前記課題を達成するために、この考案のロータリ
ー式吸殻処理装置の吸殻投入位置の前記円柱体の上端面
には前記回転装置の作動直前に、待避位置より吸殻投入
位置の吸殻投入孔の上端面まで一挙動するカッターが前
記機枠に設けてあることを特徴とする場合もある。
前記課題を達成するために、この考案のロータリー式
吸殻処理装置の前記吸殻排出位置には前記円柱体が停止
する毎にこの吸殻排出位置の吸殻投入孔の上端外より、
その位置の吸殻投入孔内に挿入され、その下端位置ま
で、下降し、後前記吸殻投入孔外まで上昇し、一往復移
動するスイーパが配備してあることを特徴とする場合も
ある、この明細書においては、スイーパとは吸殻投入孔
用清掃具を示すものである。
この明細書において回転軸が縦方向とは垂直から45°
の範囲をいう。
(考案の作用) 請求項第1項記載の考案に於いては、喫煙者が吸殻を
ホッパーに投入すると、吸殻は円柱体の吸殻投入位置に
ある吸殻投入孔に滑り込み、吸殻はその吸殻投入孔にお
いて、下部遮蔽板に支えられる。
次に、円柱体を一吸殻投入孔間隔角回動させ、この吸
殻は下部遮蔽板に支えられたまま移動する。
このようにして、円柱体が一吸殻投入孔間隔移動する
と、前述の吸殻の投入された吸殻投入孔の上端も上部遮
蔽板によって密封され空気は遮断される。
同様にして、順次吸殻が投入される毎に、一吸殻投入
孔間隔角順次移動し、吸殻が投入されている吸殻投入孔
は遂に、下部遮蔽板の無い吸殻排出位置に達し、下部に
落下してストック部に蓄えられる。
前記の円柱体が順次回動している間であって、吸殻投
入位置と同排出位置以外の吸殻投入孔は上下が完全に遮
蔽し、吸殻を密封したまま移動し、空気の供給を断たれ
た吸殻をこの間に消火する。
この考案においては、前記吸殻投入孔が密封されてい
る期間は、円柱体が少なくとも2回回動する間である。
前記請求項2記載の考案においては、前述の作用の
外、吸殻排出位置においては、吸殻投入孔は、上下端と
も開放状態となる。
請求項第3項記載の考案においては、市販されている
最も長い巻きたばこでも、完全に吸殻投入孔に投入され
る。
請求項第4項記載の考案においては、単一の吸殻投入
孔に2本以上の吸殻が縦に重なって投入され、その内の
一部が投入位置の円柱体の端面から上方に突出している
場合は、この突出している吸殻はカッターによって切断
され、切断された吸殻上部はその孔又は次の吸殻投入孔
に投入される。
請求項第5項記載の考案においては、円柱体が停止す
る毎に吸殻排出位置の吸殻投入孔の上端より、スイーパ
がこの吸殻投入孔内に挿入され、スイーパの先端部分は
吸殻投入孔の下端部まで下降して吸殻投入孔内に、万一
残っている吸殻を押出して前記ストック部内へ除去す
る。この後、スイーパはこの吸殻投入孔外まで上昇し次
の操作に備える。
(実施例) 今この考案の代表的な実施例に就いて説明する。
実施例1. 第1図に示すものであって、請求項第1項及び第3項
記載の考案の代表的な実施例であり、吸殻消火部Aと、
これに吸殻を導くホッパーBと、消火された吸殻をスト
ックするストック部Cを吸殻処理装置の機枠内に備えて
いる。
前記ホッパーBの上縁形状は通常の灰皿と同様の形状
としてある(第1図参照)。
前記吸殻消火部Aは円柱体10と上下の遮蔽板20、21と
間歇回動機構30とよりなり、前記円柱体10は縦方向の回
転軸11によりこの回転軸11の周りに回動自在に機枠45に
対して支持してあり、この回転軸11を中心とする同一円
周上の位置に4箇の吸殻投入孔12が上下に貫通して、前
記円柱体10の前記回転軸11と平行に設けてある。この吸
殻投入孔12はこの実施例に於いては4箇のものを例示し
てあるが、10箇程度まで増加してもこの考案の実施例に
含まれる。
前記ホッパーBは前記機枠45に固定され、その下端は
円柱体10に設けてある前記4箇の吸殻投入孔12と順次同
軸線上に合致するように設けてあり、このホッパーBの
下端の開口位置が吸殻投入位置S1としてある。
前述の円柱体10に設けてある各吸殻投入孔12の長さは
市販されているたばこのうち最も長いものより若干長く
してある。
前記上部遮蔽板20は円柱体10の上端面13の吸殻投入位
置S1の吸殻投入孔12のみ開口し、他の残りの吸殻投入孔
12の上端をすべて気密的に塞いで機枠45に固定して設け
てある。
前記下部遮蔽板21は吸殻排出位置S2の吸殻投入孔12の
み開口し、他の残りの吸殻投入孔12の下端をすべて気密
的に塞いで機枠45に固定設けてあり、前記吸殻投入位置
S1と吸殻排出位置S2は隣接した吸殻投入孔12の位相とし
てある。つまり、吸殻投入位置S1から吸殻投入孔12の1
ピッチ角円周方向に離れた位置が吸殻排出位置S2として
ある。
前記間歇回転装置30は前記機枠45と円柱体10とにわた
って装備してあって、前記円柱体10を前記吸殻排出位置
S2より隣接する吸殻投入位置S1方向に吸殻投入孔12間隔
角毎回動させるようにしてあり、円柱体10が停止したと
きには、ホッパーBの下端位置に、順次吸殻投入孔12が
停止する。この間歇回転装置30の一種として、前記回転
軸11に前記吸殻投入孔12の数に対応する歯数のラチエッ
トホイル32が固定してあり、機枠45に装備した往復移動
するラチエット爪33を備えた作動棒34とによって構成し
てある。
この作動棒34の往復移動の駆動源としては手動型でも
よいが、ソレノイドにより直接、若しくはモータにより
回転する軸と作動棒34とを、回転運動を往復運動に転換
する機構を介して連結して、電気的に作動させ、復帰は
ばね力を利用することが好ましい。また円柱体10の作動
と連動させるのが好ましい。
前記円柱体10の回転軸11の一部が第1図では角軸部51
として、この角軸部51に機枠45に固定してある板ばね52
の一部が弾発的に接触させてた定位置停止機構50を付加
してある。
実施例1の作用 この実施例の作用としては、先ず吸殻をホッパーBに
投入すると、この吸殻はホッパーBに案内されて、その
開口の真下に停止している円柱体10の4個の吸殻投入孔
12のうち吸殻投入位置S1にある吸殻投入孔12に投入され
る。
この吸殻投入位置S1にある吸殻投入孔12の下端は下部
遮蔽板21によって閉鎖されているから、吸殻はこの下部
遮蔽板21に支持される。
次に作動棒34を押し込むと、その先端のラチエット爪
33がラチエットホイール32と掛合して、円柱体10を次の
孔の位置まで、回転軸11の周りに回動させる。この様に
して吸殻が投入される毎に、作動棒34を作動して順次円
柱体10を一吸殻投入孔12間隔角毎回動させる。
この様に円柱体10が回動するときの停止位置は角軸部
51に機枠45に固定した板ばね51が平たく当接して正確な
位置で常に停止する。
この様にすると吸殻投入位置S1を過ぎた吸殻投入孔12
はそれぞれ、上下端共上下部の遮蔽版20及び21によっ
て、外気と気密的に遮断される。
さらに吸殻の投入が順次継続し、順次同様の操作をす
ると、吸殻が投入されている吸殻投入孔12が下部遮蔽板
21の無い吸殻排出位置S2位置に達し、消火した吸殻は下
部の吸殻ストック部Cに順次落下する。
実施例2 この実施例は請求項2乃至請求項5記載の代表的な実
施例であり、実施例1と同一符号のところは、同一の構
成部材乃至は構成部分を示し、同様の作用をなす。
異なるところは前記円柱体10の吸殻投入孔12の数が実
施例1よりも多く、8箇設けてあり、上部遮蔽板20は、
円柱体10の上端面13の吸殻投入位置S1と吸殻排出位置S2
以外の残りの吸殻投入孔12の上端をすべて気密的に塞い
で機枠45に設けてあり、間歇回転装置30、定位置停止機
構50も異なる構造である。
間歇回転装置30は作動主軸35と前記円柱体10とが間歇
歯車機構36の一種によって、係合してあって、機枠45に
回転自在に支承してある作動主軸35が吸殻投入検出セン
サの検出信号によって回転する一回転機構37を備えたモ
ータ38に結合して構成してあり、作動主軸35が回転する
と、これに固定してある第1円盤39に植設してある間歇
歯車機構の一方をなす2本の掛合主ピン40が前記円柱体
10の外周面に植設してある長短2本一組みの掛合従ピン
41に次々と掛合して、作動主軸35が一回転する毎に、前
記前記円柱体10が一吸殻投入孔12間隔角間歇回転するよ
うに設けてある(図3参照)。
定位置停止機構50は前記吸殻投入孔12の位置にそれぞ
れ対応して前記円柱体10の外周面に窪み46を形成してお
き、機枠45に設けたばね材47が順次嵌まり込むクリック
機構48としてある(第3図参照)。
前記円柱体10の吸殻投入位置S1の上端面には前記間歇
回転装置30の作動直前に、待避位置より吸殻投入位置S1
の吸殻投入孔12位置まで進行し後退するカッター60が機
枠45に設けてある(第2図及び第3図参照)。
このカッター60は前記作動主軸35に固定してあるカム
板61によって前進し、引張ばね62によって復帰するよう
にしてある(図2、及び第3図参照)。
更に実施例2においては、前記吸殻排出位置S2には、
前記円柱体10が停止する毎にこの吸殻排出位置S2の吸殻
投入孔12の上端外より、その位置の吸殻投入孔12内に挿
入され、その下端位置まで下降し、前記吸殻投入孔12外
まで上昇し、一往復移動するスイーパ70が設けてあり、
このスイーパ70としてはコイルスプリング乃至ワイヤを
撚った鋼索状の可撓性の棒71としてあり、この先端が前
記吸殻投入孔12に出入りするように設けてあり、この可
撓性の棒71の一端の根元はプーリー72の外周面の一部に
根止めしてあって、これに連なる可撓性の棒71は樋状の
ガイド73を通して、その他端たる先端は前記吸殻排出位
置S2の吸殻投入孔12に臨ませてあり、他方プーリー72は
その中心部が軸線を共有する雄ねじ74に螺合させてあ
り、この雄ねじ74は機枠45に固定してあり、更に前記プ
ーリー72及び雄ねじ54の軸線は前記作動主軸35と同軸線
上に設けてあり、作動主軸35とは別個の部材によって形
成してある。
このプーリー52の下端面には掛合従突起75が設けてあ
り、他方この掛合と掛合する掛合主突起76は前記作動主
軸35の上端に固定してある第2円盤77の上面に植設して
ある。前記第2円盤77が前記モータ38によって回転する
と掛合主突起76が掛合従突起75に掛合してプーリー72を
回転させ、この回転に伴って、プーリー72に巻き込まれ
ている可撓性の棒71が解かれて、その先端部が前記吸殻
投入孔12に挿入され、可撓性の棒71の先端は前記吸殻投
入孔12の下端まで達し、このプーリー72の回転に伴なっ
てプーリー72は雄ねじ74のリードに案内されて次第に円
盤77から離反し、遂には掛合主突起76と掛合従突起75と
の掛合は離反し、プーリー72は戻しばね78(第3図では
トーションばねが示してある)によって元位置に戻さ
れ、スイーパ70たる可撓性の棒71は再びプーリー72に巻
き込まれ、可撓性の棒71の先端部は前記吸殻投入孔12外
まで上昇する様に設けてある。
実施例2の作用 この実施例のものに於ける待機状態は第4図作動線図
に見られるように、スイーパ70たる可撓性棒71は排出位
置の吸殻投入孔12外に待機し、カッター60は投入位置の
吸殻投入孔12より側方に待機した位置が吸殻を受け入れ
る準備完了位置となって、モータ38は停止している。
先ず吸殻がホッパーBに投入されると、この傾斜法面
に案内されて吸殻はその下部より、円柱体10の吸殻投入
孔12のうち吸殻投入位置S1の吸殻投入孔12に滑り落ち、
この中で下部遮蔽板21に支えられる。
前記ホッパーBから落下の途中において、ホッパーB
の下部に取付けられた吸殻検出センサ80が検出信号を発
し、この信号を入力信号として前記モータ38が回転し、
作動主軸35を回転させる。
この作動主軸35の回転に伴いこれに固定してある第1
円盤39、カム板61及び第2円盤77が一斉に同一方向に回
動し始める。従って光ず偏芯したカム板61がカッター60
を吸殻投入位置S1の吸殻投入孔12方向に押出して移動さ
せ、作動主軸35が180°回転すると前記カッター60のエ
ッジは完全に吸殻投入位置S1の吸殻投入孔12の上端面を
通過する。
前記作動主軸35には更に前述の通り、第2円盤77を固
定してあるからこの第2円盤77も一緒に回動させ、これ
に固定してある掛合主突起76が前記カッター60と作動開
始と殆ど同時にプーリー72の下面に植設してある掛合従
突起75と掛合し、プーリー72をこれに巻きつけてある可
撓性の棒71が解ける方向に、戻しばね78の復元力に抵抗
して回動させ、前記可撓性の棒71はそのガイド73に案内
されて、その先端は前記吸殻排出位置S2の吸殻投入孔12
の上端より次第に下方に向かって挿入して行く。
前記作動主軸35の回転と共にプーリー72も回転し、ま
たこのプーリー72はその回転に伴って、その中心部が機
枠45に固定してある雄ねじ74に螺合しているから、プー
リー72は次第に雄ねじ74のリード角に案内されて上方に
移動、つまり第2円盤77から離反し、遂には掛合主突起
76と掛合従突起75との掛合が外れる。この瞬間に於いて
は前記可撓性棒71の先端は殆ど前記吸殻排出位置S2にあ
る前記吸殻投入孔12の下端まで挿入される。
次に掛合主突起76と掛合従突起75との掛合が外れると
戻しばね78の復元力によって、プーリー72、即ち、前記
スイーパ70は元位置に復帰し、吸殻排出位置S2の吸殻投
入孔12を清掃する。
前記スイーパ70が元の位置に復帰後、作動主軸35が回
転すると前記カッター60は偏芯したカム板61の頂き部を
過ぎ、引張ばね62によって後退し始める。また前記作動
主軸35に固定してある第1円盤39も共に回転して、前記
カッター60が後退を開始するころ、間歇回転装置30の一
種たる間歇歯車機構36の前記第1円盤に植設してある2
本一組みの第1及び第2掛合主ピン40が円柱体10の外周
面に植設してある2本一組みの長短2本の掛合従ピン41
に次々と掛合して、円柱体10を一吸殻投入孔12ピッチ回
動させる。
而してモータ38及び一回転主軸35は一回転機構37によ
って一回転して停止し、次の吸殻の投入のために待機状
態となる。
前述のカッター60の一挙動は往復摺動するものを例示
したが、往復回動、一方向に回転するものでもこの考案
としては同一である。一回転機構37は機械的なもの、電
気的制御によるものなど特に制限はない。
また可撓性の棒71の先端部には吸殻投入孔12に符合す
るブラシ79を取付けておくことが好ましい。
ハ.考案の効果 叙上の様に構成し作用を為す各請求項記載の考案のも
のに於いては、順次投入される吸殻は順次円柱体の吸殻
投入孔の中に入れられ、円柱体の回動に伴って、上下の
遮蔽板によって、密閉されて外気と遮断され、この中の
吸殻は吸殻が投入された吸殻投入孔が順次移動して、吸
殻排出位置に達するまでに消火し、吸殻排出位置に達し
たならば、吸殻の自重によってストック部に落下する効
果をなし、吸殻投入位置には常に空の吸殻投入孔が待機
する効果を奏する。
またこの考案においては、仮に固い異物が投入された
としても、単に吸殻投入孔に吸殻同様に入るだけで特に
この装置を破損するおそれは無い。
またこの考案の様に前記円柱体の吸殻投入孔の数は少
なくとも4箇としてあるため、前記円柱体の回転中に少
なくとも2箇区間吸殻投入孔は外気と遮断されるため略
完全に吸殻を消火する効果を奏する。
前記円柱体の吸殻投入孔の数が前述の数の範囲より少
ない場合は吸殻の火が充分に消火されないうちに、円柱
体の回転に伴い吸殻が吸殻排出より排出されるおそれが
あり、また逆に前記吸殻投入孔の数が余りに多い場合
は、前記円柱体の径が大きくなり過ぎ、装置が大型化し
実用的ではない。
前記請求項第3項記載の考案の様に、前記円柱体の長
さは市販巻きたばこの最も長いたばこ長さ以上としてあ
ることを特徴とするものに於いては、市販されているフ
ィルター付きの巻きたばこであって、殆ど喫煙してない
巻きたばこでも吸殻投入孔に完全に収納できる。
前記請求項第4項記載の考案の様に、前記円柱体の吸
殻投入位置の上端面には前記間歇回転装置の作動直前
に、待避位置より吸殻投入位置の吸殻投入孔位置まで一
挙動するカッターが設けてあることを特徴とするものに
於いては、仮に一つの吸殻投入孔に二本以上の吸殻が投
入され、仮にその上端が吸殻投入孔の上端より食み出す
ことがあっても、前記円柱体の回動開始前にこの食み出
している吸殻は前記カッターで切断されるから、食み出
した吸殻で前記円柱体の回動が不能になることは無い。
前記請求項第5項記載の考案の様に、前記円柱体が停
止する毎に前記吸殻排出位置の前記円柱体の吸殻投入孔
の上端外より、その位置の吸殻投入孔内に挿入され、そ
の下端位置まで下降し、前記吸殻投入孔外まで上昇し一
往復移動する。スイーパが前記吸殻排出位置に設けてあ
るため、万一吸殻が吸殻投入孔内に付着したやにで吸殻
投入孔の内周面に付着して、吸殻排出位置で自重で落下
しないような時でも、確実にこのスイーパによって追い
出す効果を有する。
(実施例固有の効果) 実施例1に於いては前記請求項第1項及び第3項記載
の考案の効果を奏することは勿論のこと、構造が簡単
で、特にモータ等不要で故障もないが、吸殻投入孔12の
数が少ないから、個人的に使用する事務机や乗用車やト
ラック等の運転席近傍に使用するものに適する。
実施例2のものは請求項第2項乃至第5項の効果を奏
することは勿論のこと、吸殻投入毎自動的に作動するか
ら、喫煙者が操作する必要なく、不特定多数の人が使用
する銀行、ホテル等のロビーの使用に適する。
また吸殻投入孔12の数が8個有るから、2乃至3人の
人が短時間にそれぞれ吸殻を投入したとしても、投入さ
れた吸殻が吸殻排出位置S2に達するまでには充分に消火
する時間があり、消火前にストック部Cに排出されるお
それは、実用上先ずない。
またスイーパ70の作動と、円柱体10の作動時間帯は重
複することがないから、スイーパ70を破損したり、円柱
体10の回動を不能にするおそれはない。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の代表的な実施例を示すものであって、第
1図は実施例1の斜視図、第2図は実施例2の平面図、
第3図は第2図の一部縦断、一部省略展開側面図、第4
図は実施例2の作動線図である。 図中の主な符号 A……吸殻消火部、B……ホッパー、C……ストック
部、S1……吸殻投入位置、S2……吸殻排出位置、10……
円柱体、12……吸殻投入孔、20……上部遮蔽板、21……
下部遮蔽板、30……間歇回転装置、45……機枠、60……
カッター、70……スイーパ

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸殻消火部と、これに吸殻を導くホッパー
    と、消火された吸殻をストックするストック部を機枠に
    備えた吸殻処理装置において、 前記吸殻消火部は軸が鉛直な円柱体と、この上下に配さ
    れた2枚の遮蔽板及び前記円柱体を間歇的に回転させる
    間歇回転装置からなり、 前記円柱体はその軸の位置になる回転軸が、機枠に対し
    て回転自在に支持してあり、この円柱体の前記回転軸を
    中心とする同一円周上の位置に等角間隔をおいて少なく
    とも4箇の吸殻投入孔がこの円柱体を上下に貫通して、
    前記回転軸と平行にそれぞれ設けられており、 前記間歇回転装置は前記円柱体を一方向に回転させ、か
    つ前記の等角間隔に回転させて一旦停止させる装置であ
    り、前記円柱体の上に、前記機枠に対して移動しないホ
    ッパーが設けてあり、この下端は前記円柱体の回転停止
    時には、前記ホッパーの下端にある開口の真下である吸
    殻投入孔のうちの1つと一致しており、このホッパー下
    端の開口の位置が吸殻投入位置としてあり、これより、
    吸殻投入孔の1ピッチ角円周方向に離れた位置が吸殻排
    出位置としてあり、 前記円柱体の回転方向は、前記吸殻排出位置からこのす
    ぐ隣の吸殻投入位置方向としてあり、 前記の2枚の遮蔽板のうち上部遮蔽板は円柱体の上端面
    と接し、吸殻投入位置以外の残りの吸殻投入孔の上端を
    すべて気密的に塞いで機枠に設けてあり、 他方下部遮蔽板は円柱体の下端面と接し、吸殻排出位置
    以外の残りの吸殻投入孔の下端をすべて気密的に塞いで
    機枠に設けて、吸殻排出位置の吸殻投入孔の下端はスト
    ック部に対して開口させてあることを特徴とするロータ
    リー式吸殻処理装置。
  2. 【請求項2】吸殻消火部と、これに吸殻を導くホッパー
    と、消火された吸殻をストックするストック部を機枠に
    備えた吸殻処理装置において、 前記吸殻消火部は軸が鉛直な円柱体と、この上下に配さ
    れた2枚の遮蔽板及び前記円柱体を間歇的に回転させる
    間歇回転装置からなり、 前記円柱体はその軸の位置になる回転軸が、機枠に対し
    て回転自在に支持してあり、この円柱体の前記回転軸を
    中心とする同一円周上の位置に等角間隔をおいて少なく
    とも4箇の吸殻投入孔がこの円柱体を上下に貫通して、
    前記回転軸と平行にそれぞれ設けられており、 前記間歇回転装置は前記円柱体を一方向に回転させ、か
    つ前記の等角間隔に回転させて一旦停止させる装置であ
    り、前記円柱体の上に、前記機枠に対して移動しないホ
    ッパーが設けてあり、この下端は前記円柱体の回転停止
    時には、前記ホッパーの下端にある開口の真下である吸
    殻投入孔のうちの1つと一致しており、このホッパー下
    端の開口の位置が吸殻投入位置としてあり、これより、
    吸殻投入孔の1ピッチ角円周方向に離れた位置が吸殻排
    出位置としてあり、 前記円柱体の回転方向は、前記吸殻排出位置からこのす
    ぐ隣の吸殻投入位置方向としてあり、 前記二枚の遮蔽板のうち上部遮蔽板は円柱体の上端面と
    接し、吸殻投入位置と吸殻排出位置以外の残りの吸殻投
    入孔の上端をすべて気密的に塞いで機枠に設けてあり、 他方下部遮蔽板は円柱体の下端面と接し、吸殻排出位置
    以外の残りの吸殻投入孔の下端をすべて気密的に塞いで
    機枠に設けて、吸殻排出位置の吸殻投入孔の下端はスト
    ック部に対して開口させてあることを特徴とするロータ
    リー式吸殻処理装置。
  3. 【請求項3】前記円柱体の長さは市販巻きたばこの最も
    長いたばこ長さ以上としてあることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載のロータリー式
    吸殻処理装置。
  4. 【請求項4】吸殻投入位置の前記円柱体の上端面には前
    記回転装置の作動直前に、待避位置より吸殻投入位置の
    吸殻投入孔の上端面まで一挙動するカッターが前記機枠
    に設けてあることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載のロータリー式吸殻処理装置。
  5. 【請求項5】前記吸殻排出位置には前記円柱体が停止す
    る毎にこの吸殻排出位置の吸殻投入孔の上端外より、そ
    の位置の吸殻投入孔内に挿入され、その下端位置まで、
    下降し、後前記吸殻投入孔外まで上昇し、一往復移動す
    るスイーパが配備してあることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第2項記載のロータリー式吸殻処理装置。
JP1684390U 1990-02-23 1990-02-23 ロ―タリ―式吸殻処理装置 Expired - Lifetime JP2512333Y2 (ja)

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JP4454651B2 (ja) 2007-07-25 2010-04-21 ヒロセ電機株式会社 回路基板用電気コネクタ
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