JP2511961Y2 - 物品表面撮影装置 - Google Patents

物品表面撮影装置

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JP2511961Y2
JP2511961Y2 JP2988192U JP2988192U JP2511961Y2 JP 2511961 Y2 JP2511961 Y2 JP 2511961Y2 JP 2988192 U JP2988192 U JP 2988192U JP 2988192 U JP2988192 U JP 2988192U JP 2511961 Y2 JP2511961 Y2 JP 2511961Y2
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俊一 等
正弘 山本
清四郎 斉藤
三好 大沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋼構造物等の鋼製部材
における腐食後の表面形状を3次元的にかつ非破壊的に
計測する場合等に使用する物品表面撮影装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触式3次元形状測定装置とし
て、特開平1−244303号公報により公表されてい
るように、被写体に平行光線を投射し、その平行光線を
途中で遮断するナイフエッジを設け、被写体に写るナイ
フエッジの像から被写体の凹凸を解析する装置が知られ
ている。またコンクリートのひび割れ計測システムとし
て、特開平2−259513号公報により公表されてい
るように、コンクリート面のひび割れを撮影する2台の
カメラを有する基線長固定ステレオ写真撮影手段と、そ
の基線長固定ステレオ写真撮影手段により撮影されたス
テレオ写真に基づいて、コンクリートのひび割れを計測
するひび割れ計測手段とからなるひび割れ計測システム
が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の非接触式3
次元形状測定装置の場合は、ナイフエッジを移動させて
平行光線を走査させるので、装置が複雑になり、かつ大
面積の凹凸解析には不適当である。また前記従来のコン
クリートのひび割れ計測システムの場合は、2台のカメ
ラを必要とするので計測装置の製作コストが高くなり、
かつ2台のカメラを相対的に位置決めして固定すること
が困難であり、さらに室内で撮影することは可能である
が、屋外で撮影することは困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本考案の第1の物品表面撮影装置において
は、被撮影物品1の表面に載置される撮影箱2の下部を
開放し、その被撮影物品1の表面を撮影する1台のカメ
ラ3を、前記撮影箱2の上部中央に配置し、その撮影箱
2の上部に固定された支持部材4に、カメラ3に固定さ
れた可動保持部材5を、前後方向に延長する締付固定用
螺杆6により枢着し、前記支持部材4と締付固定用螺杆
6とに、前記カメラ3を前記螺杆6を中心として一定角
度だけ回動させるためのストッパ7,8と係合部材9と
を設け、前記撮影箱2内の左右両側壁10,11に、垂
直な鏡12,13を固定し、前記撮影箱2内の上部に照
明器具14を取付ける。本発明の第2の物品表面撮影装
置においては、被撮影物品の表面に載置される撮影箱2
の下部を開放し、その被撮影物品1の表面を撮影する1
台のカメラ3を前記撮影箱2の側壁10の支持部材4に
固定し、前記撮影箱2内でカメラ3と相対する側面に1
枚の鏡12を配置し、その鏡12に固定された回転軸部
材31によって、鏡12を一定角度回転させることがで
きるようにし、前記撮影箱2内の上部に照明器具14を
取付けた。
【0005】
【実施例】図1ないし図8は本考案の第1の実施例に係
る物品表面撮影装置を示すものであって、被撮影物品1
の表面15に載置される金属製撮影箱2の下部が開放さ
れ、その撮影箱2の4隅部に設けられた縦向きの雌ねじ
孔16に、座板17に固定された高さ調節用縦螺杆18
が螺合され、前記撮影箱2の下端部の外周に、ゴム製遮
光部材19がボルト20および帯状押え金具21により
固定されている。
【0006】前記撮影箱2における上面板22の中央部
に開口部23が設けられ、前記被撮影物品1の表面15
を撮影する1台のカメラ3は、前記上面板22の中央上
部に配置され、前記カメラ3の後部に可動保持部材5が
固定され、前記撮影箱2における背面板24の上部外面
に、支持部材4がボルト25により固定され、前記可動
保持部材5における後部垂直板体26の中央上部に、締
付固定用螺杆6が溶接により固定され、その締付固定用
螺杆6は前記支持部材4の上部に設けられた透孔に回動
自在に挿通され、前記締付固定用螺杆6に、可動保持部
材5を支持部材4に締付固定するための蝶ナット27が
螺合されている。
【0007】前記支持部材4の中間部に、前記螺杆6を
中心とする円弧状孔28が設けられ、前記可動保持部材
5における後部垂直板体26の下部に固定された係合部
材9は、円弧状孔28に挿通され、その円弧状孔28の
両端部は係合部材9を係合させるストッパ7,8になっ
ており、蝶ナット27を弛緩した状態で、カメラ3を水
平位置から一方に一定角度例えば15°回動させると、
係合部材9がストッパ7に突き当たり、またカメラ3を
水平位置から他方に一定角度例えば15°回動させる
と、係合部材9がストッパ8に突き当たり、カメラ3を
一方または他方に15°回動させた状態で、蝶ナット2
7を緊締して、カメラ3を傾斜状態で固定する。またカ
メラ3を傾斜させないで真下を向くように配置して固定
し、この状態で、被撮影物品1の表面15を撮影するこ
ともできる。
【0008】前記カメラ3と撮影箱2の上面板22との
間に遮光用蛇腹29が介在され、前記撮影箱2内の左右
両側の側壁10,11に、垂直な鏡12,13が固定さ
れ、かつ前記側壁10,11の内側の上部に照明器具1
4が取付けられ、さらに撮影箱2の外部に、照明器具1
4に給電するバッテリー30が取付けられている。また
撮影箱2の内面の鏡12,13以外の部分には、黒色の
布が貼付けられている。
【0009】本考案の物品表面撮影装置を使用して、物
品例えば鋼製部材における腐食後の表面形状を3次元的
にかつ非破壊的に計測する場合は、物品表面撮影装置を
鋼製部材からなる被撮影物品1の表面15に載置し、か
つ高さ調節用縦螺杆18を回動して、撮影箱2の水平度
を調整する。次にカメラ3を被撮影物品1の表面15に
直角に向かせて、すなわちカメラ3の本体を水平状態に
して、蝶ナット27により固定したのち、前記カメラ3
により被撮影物品1の表面15を撮影する。次にカメラ
3を水平状態から一方向に一定角度例えば15°傾斜さ
せて固定して、図9および図10に示す状態にしたの
ち、前記カメラ3により前記表面15を撮影する。次い
で前記カメラ3を他方向に一定角度例えば15°傾斜さ
せて固定したのち、そのカメラ3により表面15を撮影
する。なお、2枚の写真からの凹凸の解析にはカメラ3
の角度は大きいほど精度が向上するが、遠近の差が生じ
るため寸法精度が低下する。好ましくはカメラ3の片振
り角度を30度以下が適当である。
【0010】本考案の場合は、1台のカメラ3により2
方向から前記表面を撮影するので、前記被撮影物品1の
表面15の凹凸を、簡単で小型の装置を使用して解析す
ることができる。またカメラ3が前記表面15から一定
の距離に配置され、かつカメラ3が一定の角度に固定さ
れるので、カメラ3による撮影の倍率および精度を一定
にすることができる。なお、2枚の写真からの凹凸の解
析にはカメラ3の角度は大きいほど精度が向上するが、
遠近の差が生じるため寸法精度が低下する。好ましくは
カメラ3の片振り角度を30度以下にするのが適当であ
る。
【0011】また撮影箱2を採用したので、外部光線に
よる色相および陰影が遮断され、そのため解析誤差をな
くすることができ、さらに物品表面撮影装置が小型でし
かも軽量であるので、運搬が容易であり、そのため屋外
の任意場所で使用するのに適している。また水中撮影も
可能である。ただし、水中で使用する場合は、カメラ
3,照明器具14やバッテリー30を防水型とする他、
水の濁りなどによる影響を避けるため、撮影箱2内を濁
りの無い清水で満たせるように撮影箱2の下部を透明な
ガラスによって閉ざす必要がある。
【0012】図11ないし図12は本考案の第2の実施
例に係る物品表面撮影装置を示すものであって、被撮影
物品1の表面15に載置される金属製撮影箱2における
側板10に開口部23が設けられ、前記被撮影物品1の
表面15を撮影する1台のカメラ3は前記側板の開口部
に配置され、前記カメラ3の相対する側板に回転軸部材
31に固定された鏡12が設置され、前記撮影箱2を貫
通した前記回転軸部材31を一定角度回転させることで
鏡12を一定角度回転できるようにしている。鏡12の
角度をカメラ3に対して45度とすれば、被撮影物品の
正面の写真を得ることができ、前記鏡12の位置を中心
として、例えば鏡12を前後に7.5度回転させれば、
第1実施例でカメラ3を15度回転させたものと同様の
2枚の写真を得ることができる。また、鏡12の回転方
式としては回転軸部材31を図12のように手動によっ
て回転することができるが、カメラ3との連動によって
一定角度を自動的に回転させることもできる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、被撮影物品1の表面に
載置される撮影箱2の下部を開放し、その被撮影物品1
の表面を撮影する1台のカメラ3を、前記撮影箱2の上
部中央に配置し、その撮影箱2の上部に固定された支持
部材4に、カメラ3に固定された可動保持部材5を、前
後方向に延長する締付固定用螺杆6により枢着し、前記
支持部材4と締付固定用螺杆6とに、前記カメラ3を前
記螺杆6を中心として一定角度だけ回動させるためのス
トッパ7,8と係合部材9とを設け、前記撮影箱2内の
左右両側壁10,11に、垂直な鏡12,13を固定
し、前記撮影箱2内の上部に照明器具14を取付ける
か、または被撮影物品1の表面に載置される撮影箱2の
下部を開放し、その被撮影物品1の表面を撮影する1台
のカメラ3を、撮影箱の側壁10の支持部材4に固定
し、前記撮影箱2内でカメラ3と相対する側壁の側に1
枚の鏡12を配置し、その鏡12に固定された回転軸部
材31によって、鏡12を一定角度回転させることがで
きるようにし、前記撮影箱2内の上部に照明器具14を
取付けたので、1台のカメラ3を使用した簡単な構成で
小型の撮影装置によって、物品の表面を容易に撮影する
ことができ、かつ室内および屋外の何れにおいても物品
の表面を容易に撮影することができ、さらに物品の表面
から一定の距離において、一定の角度から写真撮影でき
るので、画像解析を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る物品表面撮影装置
を示す縦断正面図である。
【図2】本考案の第1の実施例に係る物品表面撮影装置
を示す縦断側面図である。
【図3】本考案の第1の実施例に係る物品表面撮影装置
を示す平面図である。
【図4】本考案の第1の実施例に係る物品表面撮影装置
を示す横断平面図である。
【図5】図2の一部を拡大して示す縦断側面図である。
【図6】図5の一部を拡大して示す縦断側面図である。
【図7】撮影箱の下部の一部を示す縦断正面図である。
【図8】物品表面撮影装置の上部を示す背面図である。
【図9】本考案の第1の実施例に係る物品表面撮影装置
の使用状態を示す縦断正面図である。
【図10】図9の上側部分を示す背面図である。
【図11】本考案の第2の実施例に係る物品表面撮影装
置を示す縦断正面図である。
【図12】本考案の第2の実施例に係る物品表面撮影装
置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 被撮影物品 2 撮影箱 3 カメラ 4 支持部材 5 可動保持部材 6 締付固定用螺杆 7 ストッパ 8 ストッパ 9 係合部材 10 側壁 11 側壁 12 鏡 13 鏡 14 照明器具 15 表面 16 雌ねじ孔 17 座板 18 高さ調節用縦螺杆 19 遮光部材 20 ボルト 21 帯状押え金具 22 上面板 23 開口部 24 背面板 25 ボルト 26 後部垂直板体 27 蝶ナット 28 円弧状孔 29 遮光用蛇腹 30 バッテリー 31 回転軸部材 32 レバー 33 ばね 34 係止ピン 35 係止孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大沢 三好 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (56)参考文献 特開 昭61−33091(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被撮影物品1の表面に載置される撮影箱
    2の下部を開放し、その被撮影物品1の表面を撮影する
    1台のカメラ3を、前記撮影箱の上部中央に配置し、そ
    の撮影箱2の上部に固定された支持部材4に、カメラ3
    に固定された可動保持部材5を、前後方向に延長する締
    付固定用螺杆6により枢着し、前記支持部材4と締付固
    定用螺杆6とに、前記カメラ3を前記螺杆6を中心とし
    て一定角度だけ回動させるためのストッパ7,8と係合
    部材9とを設け、前記撮影箱2内の左右両側壁10,1
    1に、垂直な鏡12,13を固定し、前記撮影箱2内の
    上部に照明器具14を取付けた物品表面撮影装置。
  2. 【請求項2】 被撮影物品1の表面に載置される撮影箱
    2の下部を開放し、その被撮影物品1の表面を撮影する
    1台のカメラ3を、撮影箱2の側壁10の支持部材4に
    固定し、前記撮影箱2内でカメラ3と相対する側面に1
    枚の鏡12を配置し、その鏡12に固定された回転軸部
    材31によって、鏡12を一定角度回転させることがで
    きるようにし、前記撮影箱2内の上部に照明器具14を
    取付けた物品表面撮影装置。
JP2988192U 1992-04-09 1992-04-09 物品表面撮影装置 Expired - Lifetime JP2511961Y2 (ja)

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JPH0581622U JPH0581622U (ja) 1993-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3680564B2 (ja) * 1998-07-13 2005-08-10 カシオ計算機株式会社 撮影制御装置及び撮影制御処理プログラムを記憶した記憶媒体
JP5481857B2 (ja) * 2008-12-26 2014-04-23 東亜ディーケーケー株式会社 検知器
JP7360853B2 (ja) * 2018-12-17 2023-10-13 株式会社クボタ 浮遊物撮影装置
KR102311464B1 (ko) * 2020-05-29 2021-10-12 주식회사 베이리스 영상 획득 장치

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