JP2511120Y2 - ガイドレ―ルへの吊下部材などの取り付け装置 - Google Patents

ガイドレ―ルへの吊下部材などの取り付け装置

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JP2511120Y2
JP2511120Y2 JP1991093155U JP9315591U JP2511120Y2 JP 2511120 Y2 JP2511120 Y2 JP 2511120Y2 JP 1991093155 U JP1991093155 U JP 1991093155U JP 9315591 U JP9315591 U JP 9315591U JP 2511120 Y2 JP2511120 Y2 JP 2511120Y2
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モノレール形搬送用電
車のガイドレールに当該ガイドレールを吊り下げる吊下
部材を結合する場合や、当該ガイドレールから安全ネッ
トを吊り下げる場合に、前記ガイドレールの長さ方向任
意の位置の上側面に取り付けることのできる取り付け装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のこの種のガイドレ
ールへの吊下部材などの取り付け装置は、ガイドレール
の横側面に取り付けるタイプのものと、ガイドレールの
上側面に取り付けるタイプのものとが知られているが、
前者のガイドレールの横側面に取り付けるタイプのもの
では、吊下部材の真下でガイドレールを吊り下げるため
には、湾曲した大型の吊下部材が必要となり、コスト高
になるばかりでなく、搬送電車との間で制御情報を受け
渡しするための機器などの取り付けに最適なレール横側
面に吊下部材が取り付けられることになるので、前記機
器の取り付け位置が制約されるなどの悪影響が及ぶ恐れ
があった。
【0003】また、後者のガイドレールの上側面に取り
付けるタイプのものは、例えば実開平1−123768
号公報に開示されるように吊りボルト専用のものであっ
て、1本の吊りボルトでガイドレールを吊り下げること
になるので、大重量の搬送電車用ガイドレールの吊り下
げには不適当であるばかりでなく、ガイドレール吊り下
げ専用形であるから、他の例えば安全ネットをガイドレ
ールから吊り下げる場合などには活用することができな
い欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
考案のガイドレールへの吊り下げ部材などの取り付け装
置は、モノレール形搬送用電車のガイドレール2の上端
に左右一対の外向き被係合部11a,11bをレール長
さ方向に連続して形成し、左右一対のクランプ部材13
a,13b夫々の下端には、前記左右一対の被係合部1
1a,11bに係脱自在な内向き係合部12a,12b
を設けるとともに、両クランプ部材13a,13bを互
いに引き寄せて締結する締結用ボルトナット14を設
け、前記両クランプ部材13a,13bの上端には、同
一レベルで外向きに張り出す取り付け座15a,15b
を設けて成るガイドレールへの吊り下げ部材などの取り
付け装置であって、前記両取り付け座15a,15bに
は、前記締結用ボルトナット14の締結方向と直交する
上下方向のボルト穴16,17が設けられ、前記締結用
ボルトナット14は、一方のクランプ部材13aの外側
面に設けた凹部18内に回転可能に遊嵌する角孔付き頭
部14aを備え且つ他方のクランプ部材13b側のナッ
ト部(ナット14c)に螺合貫通するボルト14bを有
するもので、当該ボルト14bの先端と頭部14aの何
れもが両クランプ部材13a,13bの外側面からは突
出しない点に特徴を有する。
【0005】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1および図2において、1は搬送
電車であって、ガイドレール2に走行可能に支持され、
下部には、被搬送物Wを支持する開閉自在なハンガー3
を備えた被搬送物吊下装置4が昇降可能に吊り下げられ
ている(図は上昇限位置まで吊り上げられた状態であ
る)。5は前記搬送電車1の走行経路下に架設された安
全ネットであって、長さ方向適当間隔おきに結合された
左右一対の安全ネット吊下部材6と、この両吊下部材6
が両端に結合された梁材7、およびこの梁材7の中央部
を前記ガイドレール2の上側面に固定する取り付け装置
8とを介して、前記ガイドレール2から吊り下げられて
いる。
【0006】9はガイドレール2の長さ方向適当間隔お
きに配設されたガイドレール吊下部材であって、前記安
全ネット5の吊り下げに使用されている取り付け装置8
と同一の取り付け装置8を介して、前記ガイドレール2
の上側面に取り付けられている。10は隣合う吊下部材
8間に張設されるブレーシングである。
【0007】図3および図6に示すように前記ガイドレ
ール2の上端には、水平外向きに張り出す左右一対の外
向き被係合部11a,11bがレール長さ方向に連続し
て形成されている。しかして前記取り付け装置8は、前
記左右一対の被係合部11a,11bに係脱自在な溝か
ら成る内向き係合部12a,12bを下端部に有する左
右一対のクランプ部材13a,13bと、両クランプ部
材13a,13bを互いに引き寄せて締結する3本の締
結用ボルトナット14とを備えている。
【0008】前記両クランプ部材13a,13bの上端
には、同一レベルで外向きに張り出す取り付け座15
a,15bが連設され、この両取り付け座15a,15
bに前記締結用ボルトナット14の締結方向に対し直交
する上下方向のボルト穴16,17が設けられている。
前記締結用ボルトナット14は、一方のクランプ部材1
3aの外側面に設けた凹部18内にボルト頭部14aが
回転可能に遊嵌して当該クランプ部材13aを左右横方
向に貫通するボルト14bと、他方のクランプ部材13
bの外側面に設けた凹部19内に回転不能に嵌合して前
記ボルト14bに螺嵌するナット14cとから構成され
ている。前記各凹部18,19は、ボルト頭部14aや
ナット14cがこれら凹部18,19から突出しない深
さを有する。なお、前記ボルト頭部14aには、回転操
作用角孔14dが設けられている。
【0009】上記のように構成された取り付け装置8は
次のように使用される。すなわち、ガイドレール2の取
り付け位置に左右一対のクランプ部材13a,13b
を、その内向き係合部(溝)12a,12bをガイドレ
ール2の外向き被係合部11a,11bに嵌合させるよ
うにセットし、一方のクランプ部材13aの各凹部18
内にボルト頭部14aを嵌合させるように当該クランプ
部材13aを貫通させた3本のボルト14bを、他方の
クランプ部材13bの各凹部19内に嵌合させた回転不
能のナット14cに、前記ボルト頭部14aの回転操作
用角孔14dを利用して螺合締結させる。この結果、両
クランプ部材13a,13bが互いに引き寄せられて前
記ガイドレール2の上端部に固定される。この締結用ボ
ルトナット14による両クランプ部材13a,13bの
締結状態において、図3に示すように、ボルト14bの
先端が凹部19から突出しないように当該ボルト14b
の長さが設定されている。勿論、前記のようにボルト頭
部14aやナット14cも各凹部18,19からは突出
しない。
【0010】一方、ガイドレール吊下部材9の下端に
は、前記取り付け装置8の一対のクランプ部材13a,
13bにおける両取り付け座15a,15bのボルト穴
16に合致するように四隅にボルト穴を備えた取り付け
板20が固着されている。従って、前記のようにガイド
レール2の所要箇所に取り付けられた取り付け装置8の
一対のクランプ部材13a,13bの上に前記ガイドレ
ール吊下部材9の下端取り付け板20を載置し、両者の
四隅を上下方向に貫通するボルトナット21で互いに締
結することにより、取り付け装置8を介してガイドレー
ル吊下部材9をガイドレール2の上側面所要箇所に結合
することができる。
【0011】この場合、ガイドレール2に対する取り付
け装置8の取り付け位置を後から調整し得るように、前
記一対のクランプ部材13a,13bの取り付け座15
a,15bに設けられるボルト穴16かまたは、ガイド
レール吊下部材9の下端取り付け板20に設けられるボ
ルト穴を左右横方向に長い長孔としておき、ボルトナッ
ト21,14を弛緩させて一対のクランプ部材13a,
13bを若干離間移動させることができるようにするの
が望ましい。
【0012】前記取り付け装置8を利用して安全ネット
吊下用梁材7をガイドレール2の上側面に取り付けると
きは、取り付け装置8を前記の要領でガイドレール2の
上側面所要箇所に固定した後、前記梁材7の中央底面を
前記取り付け装置8の左右一対のクランプ部材13a,
13b上に載置し、両者を前記クランプ部材13a,1
3bの取り付け座15a,15bに設けられているボル
ト穴17とこれを上下方向に貫通するボルトナットによ
り結合すれば良い。勿論、ガイドレール吊下部材9を固
定するためのボルト穴16をそのまま利用することもで
きる。
【0013】なお、一対のクランプ部材13a,13b
を互いに締結するボルトナット14のナット部として、
一方のクランプ部材13bの凹部19内に回転不能に嵌
合するナット14cを利用したが、当該クランプ部材1
3bそのものに刻設したねじ穴を利用することもでき
る。
【0014】
【考案の作用及び効果】以上のように本考案のガイドレ
ールへの吊下部材などの取り付け装置は、ガイドレール
の長さ方向任意の位置の上側面に、左右一対のクランプ
部材をボルトナットにより互いに引き寄せるように締結
するだけで簡単容易に取り付けることができるものであ
って、ガイドレールの横側面を利用するものではないの
で、当該ガイドレールの横側面を、搬送電車との間で制
御情報の受け渡しを行う各種機器などの取り付けスペー
スとして活用することができるものであるが、次のよう
な格別の作用効果を有するものである。
【0015】即ち、ガイドレールの上側面に取り付けた
取り付け装置の左右一対のクランプ部材には、両クラン
プ部材を互いに引き寄せて締結する締結用ボルトナット
の締結方向とは直交する上下方向のボルト穴を備え且つ
同一レベルで外向きに張り出す取り付け座が設けられて
いるので、この両取り付け座を利用して、ガイドレール
を吊り下げる吊下部材の下端をボルトナットで結合して
ガイドレールを吊り下げた場合、両クランプ部材を互い
に締結する締結用ボルトナットが仮に振動などで緩んで
も、両クランプ部材が直ちに離間移動してガイドレール
側の外向き被係合部と両クランプ部材の内向き係合部と
が離脱するのを、両クランプ部材の取り付け座と前記吊
下部材とを結合する上下方向のボルトナットにより防止
することになり、ガイドレールが不測に落下するような
危険な事態は避けることができ、安全性に優れている。
【0016】しかも、両クランプ部材を互いに締結する
締結用ボルトナットの両端は当該両クランプ部材の外側
面からは突出していないので、両クランプ部材の取り付
け座と吊下部材とを結合する上下方向のボルトナットの
位置を両クランプ部材の外側面から大きく離す必要がな
く、両取り付け座の張り出し量を最小限に抑えて、取り
付け装置そのものの横巾を小さくして軽量安価に構成す
ることができる。また、両クランプ部材の取り付け座と
吊下部材とを結合する上下方向のボルトナットと両クラ
ンプ部材を互いに締結する締結用ボルトナットとが干渉
し合うこともないので、両クランプ部材と吊下部材との
結合作業も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の取り付け装置を使用した実施例を示
す側面図である。
【図2】 同縦断正面図である。
【図3】 ガイドレールとガイドレール吊下部材との結
合箇所の詳細を示す縦断正面図である。
【図4】 図3の側面図である。
【図5】 ガイドレールに取り付けられた取り付け装置
の一部切り欠き平面図である。
【図6】 ガイドレール要部と分解された取り付け装置
とを示す縦断正面図である。
【符号の説明】
7 安全ネット吊下用梁材 8 取り付け装置 9 ガイドレール吊下部材 11a,11b 左右一対の外向き被係合部 12a,12b 左右一対の内向き係合部 13a,13b 左右一対のクランプ部材 14,21 ボルトナット 14a ボルト頭部 14b ボルト 14c ナット 14d 回転操作用角孔 15a,15b 左右一対の取り付け座 16,17 ボルト穴 18,19 凹部 20 取り付け板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノレール形搬送用電車のガイドレールの
    上端に左右一対の外向き被係合部をレール長さ方向に連
    続して形成し、左右一対のクランプ部材夫々の下端に
    は、前記左右一対の被係合部に係脱自在な内向き係合部
    を設けるとともに、両クランプ部材を互いに引き寄せて
    締結する締結用ボルトナットを設け、前記両クランプ部
    材の上端には、同一レベルで外向きに張り出す取り付け
    座を設けて成るガイドレールへの吊下部材などの取り付
    け装置であって、 前記両取り付け座には、前記締結用ボルトナットの締結
    方向と直交する上下方向のボルト穴が設けられ、 前記締結用ボルトナットは、一方のクランプ部材の外側
    面に設けた凹部内に回転可能に遊嵌する角孔付き頭部を
    有し且つ他方のクランプ部材側のナット部に螺合貫通す
    るボルトを有するもので、当該ボルトの先端と頭部の何
    れもが両クランプ部材の外側面からは突出しない ガイド
    レールへの吊下部材などの取り付け装置。
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JPH01123768U (ja) * 1988-02-12 1989-08-23
JPH0253660A (ja) * 1988-08-12 1990-02-22 Kito Corp 搬送車用レール

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