JP2510573Y2 - ロック付容器 - Google Patents
ロック付容器Info
- Publication number
- JP2510573Y2 JP2510573Y2 JP262090U JP262090U JP2510573Y2 JP 2510573 Y2 JP2510573 Y2 JP 2510573Y2 JP 262090 U JP262090 U JP 262090U JP 262090 U JP262090 U JP 262090U JP 2510573 Y2 JP2510573 Y2 JP 2510573Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- main plate
- lock main
- shaft portion
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロック付容器、特にロック、アンロックを
ワンタッチで極めて容易に行うことができるロック付容
器に関するものである。
ワンタッチで極めて容易に行うことができるロック付容
器に関するものである。
〔従来の技術〕 従来より数多くのロック付容器が提案されている。そ
のうち、実公昭59-3968号公報(合成樹脂製密閉容器)
に示されるように、プラスチック容器が有する弾性力を
有効に利用し、蓋体の周囲上面部を上方へ湾曲し、断面
略U字形状の空隙部内に耐熱ゴム等のパッキンを装着し
て安定した施蓋力が得られるようにした技術、あるいは
実開昭61-167825号公報(弁当箱)に開示された、蓋の
全外周縁部下面に凹設せる収容構内にパッキンを圧入取
着して、ストッパの操作により蓋をロックした時には該
パッキンがフランジ部上面に圧接され、本体と蓋都が密
封される技術が開示されている。
のうち、実公昭59-3968号公報(合成樹脂製密閉容器)
に示されるように、プラスチック容器が有する弾性力を
有効に利用し、蓋体の周囲上面部を上方へ湾曲し、断面
略U字形状の空隙部内に耐熱ゴム等のパッキンを装着し
て安定した施蓋力が得られるようにした技術、あるいは
実開昭61-167825号公報(弁当箱)に開示された、蓋の
全外周縁部下面に凹設せる収容構内にパッキンを圧入取
着して、ストッパの操作により蓋をロックした時には該
パッキンがフランジ部上面に圧接され、本体と蓋都が密
封される技術が開示されている。
上記公知技術に従えば、確かに施蓋時における密閉効
果が期待されるものの、緩衝性、耐熱性等に富むパッキ
ンを必備しなければならず、そのため製造が複雑とな
り、コスト高となることは必至であった。加えて、アン
ロック時にはロック部が搖動し一定の状態を保っておら
ず、いわば締りがなく見映えの悪いものとなっていた。
果が期待されるものの、緩衝性、耐熱性等に富むパッキ
ンを必備しなければならず、そのため製造が複雑とな
り、コスト高となることは必至であった。加えて、アン
ロック時にはロック部が搖動し一定の状態を保っておら
ず、いわば締りがなく見映えの悪いものとなっていた。
本考案は、ロック、アンロック操作をワンタッチで極
めて容易に行い、またロック状態およびアンロック状態
を確保することができ、さらにプラスチックなどで一体
成形を容易にした、構造簡単なロック付容器を提供する
ことを目的とするものであり、具体的には、本体と蓋体
とからなり、蓋体の側端縁に軸部を対設し、該軸部と対
向する本体上部に鍔部を形成し、前記蓋体の軸部には回
動可能に上端を係合し下方部位に前記本体上部の鍔部を
嵌挿、保持する嵌挿部を形成したロック主体板を具備
し、かつ前記軸部の上面と外面に***部を設け、前記ロ
ック主体板の係合回動部内側面に前記***部と対応し係
止する凹部を形成したことを特徴とするプラスチック製
のロック付容器である。
めて容易に行い、またロック状態およびアンロック状態
を確保することができ、さらにプラスチックなどで一体
成形を容易にした、構造簡単なロック付容器を提供する
ことを目的とするものであり、具体的には、本体と蓋体
とからなり、蓋体の側端縁に軸部を対設し、該軸部と対
向する本体上部に鍔部を形成し、前記蓋体の軸部には回
動可能に上端を係合し下方部位に前記本体上部の鍔部を
嵌挿、保持する嵌挿部を形成したロック主体板を具備
し、かつ前記軸部の上面と外面に***部を設け、前記ロ
ック主体板の係合回動部内側面に前記***部と対応し係
止する凹部を形成したことを特徴とするプラスチック製
のロック付容器である。
本考案の前記構成になる容器は、第2図のごとく、蓋
体2に取付けられたロック主体板5について、軸部3を
支点に回動して垂下させ、ロック主体板5の下方部位に
形成した嵌挿部6に、容器の本体1上部に形成された鍔
部4を嵌挿、保持することによって、蓋体2は本体1に
ロックされる。また、アンロック時には、第2図に想像
線にて示したように、ロック主体板5の下端を指などで
外方へ水平状態ないし起立状態のもとに回動して鍔部4
の嵌挿を解除すれば、蓋体2の開放が可能になる。
体2に取付けられたロック主体板5について、軸部3を
支点に回動して垂下させ、ロック主体板5の下方部位に
形成した嵌挿部6に、容器の本体1上部に形成された鍔
部4を嵌挿、保持することによって、蓋体2は本体1に
ロックされる。また、アンロック時には、第2図に想像
線にて示したように、ロック主体板5の下端を指などで
外方へ水平状態ないし起立状態のもとに回動して鍔部4
の嵌挿を解除すれば、蓋体2の開放が可能になる。
しかも、本考案は、第3図示のごとく、蓋体2の軸部
3の上面と外面にそれぞれ***部8,8′を設け、ロック
主体板5の係合回動部7内側面に前記***部8,8′と対
応して係止する凹部9を形成してあるので、ロック主体
板5の垂下時、すなわちロック時には、軸部3外面の隆
起部8′がロック主体板5の前記凹部9に係止され、ロ
ック状態が確保される。
3の上面と外面にそれぞれ***部8,8′を設け、ロック
主体板5の係合回動部7内側面に前記***部8,8′と対
応して係止する凹部9を形成してあるので、ロック主体
板5の垂下時、すなわちロック時には、軸部3外面の隆
起部8′がロック主体板5の前記凹部9に係止され、ロ
ック状態が確保される。
また、アンロック時には、ロック主体板5の下端を回
動させてほぼ水平位置にまで持ち上げれば、軸部3上面
の***部8がロック主体板5の係合回動部内側面の凹部
9に係止され、その状態が維持され、アンロック状態が
確保される。
動させてほぼ水平位置にまで持ち上げれば、軸部3上面
の***部8がロック主体板5の係合回動部内側面の凹部
9に係止され、その状態が維持され、アンロック状態が
確保される。
なお、ロック主体板5は、プラスチック材料で一体成
形することが望ましく、その弾性を利用して***部8,
8′と凹部9との係脱を容易かつ確実にすることができ
ると共に、生産性を高めることもできる。
形することが望ましく、その弾性を利用して***部8,
8′と凹部9との係脱を容易かつ確実にすることができ
ると共に、生産性を高めることもできる。
本考案の一実施例を図面により説明すれば、第1図お
よび第2図において、1は容器の本体で、2は蓋体であ
る。
よび第2図において、1は容器の本体で、2は蓋体であ
る。
蓋体2の側端縁の一部には軸部3が対設され、この軸
部3に対向する本体1の上部には鍔部4が形成される
が、鍔部4は軸部3に対向する部分にのみ形成されて
も、本体1上部の全周にわたって形成されても良い。図
中、Hは把手を示す。
部3に対向する本体1の上部には鍔部4が形成される
が、鍔部4は軸部3に対向する部分にのみ形成されて
も、本体1上部の全周にわたって形成されても良い。図
中、Hは把手を示す。
蓋体2の軸部3には、ロック主体板5の上端が回動可
能に係合され、ロック主体板5の下方部位には本体1の
鍔部4を嵌挿、保持する嵌挿部6が形成されている。さ
らに、ロック主体板5の詳細は、第3図に示すように、
上端に蓋体2の軸部3への係合回動部7が係合され、両
側および下縁が側壁等で覆ってある。このロック主体板
5は、プラスチック材料で一体成形することが望まし
く、弾性を利用して組立て容易となり、生産性も向上す
る。
能に係合され、ロック主体板5の下方部位には本体1の
鍔部4を嵌挿、保持する嵌挿部6が形成されている。さ
らに、ロック主体板5の詳細は、第3図に示すように、
上端に蓋体2の軸部3への係合回動部7が係合され、両
側および下縁が側壁等で覆ってある。このロック主体板
5は、プラスチック材料で一体成形することが望まし
く、弾性を利用して組立て容易となり、生産性も向上す
る。
しかも、ロック主体板5のロック、アンロック状態を
確実に保持するために、蓋体2の軸部3の上面と外面に
***部8,8′を設け、ロック主体板5の軸部3と回動可
能となした回動係合部7の内側面に、これら***部8,
8′を係止する凹部9を形成したものである。従って、
ロック主体板5が垂下してロック状態になる時は、軸部
3の外面の***部8′が凹部9により係止され、ロック
主体板5が回動してほぼ水平状態にある時は、軸部3上
面の***部8が凹部9により係止されアンロック状態が
確保される。これらの状態および解除は、ロック主体板
5の材質による弾性によって行われるようにする。
確実に保持するために、蓋体2の軸部3の上面と外面に
***部8,8′を設け、ロック主体板5の軸部3と回動可
能となした回動係合部7の内側面に、これら***部8,
8′を係止する凹部9を形成したものである。従って、
ロック主体板5が垂下してロック状態になる時は、軸部
3の外面の***部8′が凹部9により係止され、ロック
主体板5が回動してほぼ水平状態にある時は、軸部3上
面の***部8が凹部9により係止されアンロック状態が
確保される。これらの状態および解除は、ロック主体板
5の材質による弾性によって行われるようにする。
なお、ロック主体板5は、蓋体2の対向する側端縁部
にそれぞれ取付けることができるが、蓋体2の一側縁が
本体1とヒンジなどで連結されている時は、蓋体2の開
放縁部にのみ取付ける。
にそれぞれ取付けることができるが、蓋体2の一側縁が
本体1とヒンジなどで連結されている時は、蓋体2の開
放縁部にのみ取付ける。
また、他の実施例として、前記***部8,8′および凹
部9に代えて第4図(a),(b)に示すとおり、軸部
3に凹部9′,9″を、係合回動部7内側面に***部8″
を形成することもよい。
部9に代えて第4図(a),(b)に示すとおり、軸部
3に凹部9′,9″を、係合回動部7内側面に***部8″
を形成することもよい。
更には、***部8,8′および凹部9について、第5図
ないし第7図にそれぞれ例示したように、***部8,8′
を中央部位に設定するか、または軸部3の終端部位に対
設するなり、あるいは前記中央および終端部位にそれぞ
れ設けることも好ましいことであり、これら設定に対応
して凹部9が図示のとおり形成される。これら構成は前
述した第4図(a),(b)の技術思想に従って設計変
更することは可能である。
ないし第7図にそれぞれ例示したように、***部8,8′
を中央部位に設定するか、または軸部3の終端部位に対
設するなり、あるいは前記中央および終端部位にそれぞ
れ設けることも好ましいことであり、これら設定に対応
して凹部9が図示のとおり形成される。これら構成は前
述した第4図(a),(b)の技術思想に従って設計変
更することは可能である。
以上述べたように、本考案によれば、極めて構造簡単
でワンタッチで蓋体を本体にロックしたり、アンロック
したりすることが容易になり、さらにロック状態、アン
ロック状態を確保することができ、さらにプラスチック
による一体成形を容易にし、生産性を向上することがで
きるものである。
でワンタッチで蓋体を本体にロックしたり、アンロック
したりすることが容易になり、さらにロック状態、アン
ロック状態を確保することができ、さらにプラスチック
による一体成形を容易にし、生産性を向上することがで
きるものである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は分離状態のもと
での要部説明図、第2図は要部の断面図、第3図(a)
は蓋体の要部説明図、同図(b)は同図(a)のA−A
線断面図、同図(c)はロック主体部内面より視た説明
図、同図(d)は同図(c)のB−B線断面図、第4図
は他の実施例を示し、同図(a)は軸部の断面図、同図
(b)はロック主体板の要部断面図、第5図ないし第7
図は***部および凹部についてのそれぞれ好ましい他の
実施例を示すものである。 1……本体、2……蓋体、3……軸部、4……鍔部、5
……ロック主体板、6……嵌挿部、7……係合回動部、
8,8′,8″……***部、9,9′,9″……凹部。
での要部説明図、第2図は要部の断面図、第3図(a)
は蓋体の要部説明図、同図(b)は同図(a)のA−A
線断面図、同図(c)はロック主体部内面より視た説明
図、同図(d)は同図(c)のB−B線断面図、第4図
は他の実施例を示し、同図(a)は軸部の断面図、同図
(b)はロック主体板の要部断面図、第5図ないし第7
図は***部および凹部についてのそれぞれ好ましい他の
実施例を示すものである。 1……本体、2……蓋体、3……軸部、4……鍔部、5
……ロック主体板、6……嵌挿部、7……係合回動部、
8,8′,8″……***部、9,9′,9″……凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】本体と蓋体とからなり、蓋体の側端縁に軸
部を対設し、該軸部と対向する本体上部に鍔部を形成
し、前記蓋体の軸部には回動可能に上端を係合し下方部
位に前記本体上部の鍔部を嵌挿、保持する嵌挿部を形成
したロック主体板を具備し、かつ前記軸部の上面と外面
に***部を設け、前記ロック主体板の係合回動部内側面
に前記***部と対応し係止する凹部を形成したことを特
徴とするプラスチック製のロック付容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP262090U JP2510573Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | ロック付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP262090U JP2510573Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | ロック付容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0393451U JPH0393451U (ja) | 1991-09-24 |
JP2510573Y2 true JP2510573Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31506484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP262090U Expired - Lifetime JP2510573Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | ロック付容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510573Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210036294A (ko) * | 2019-09-24 | 2021-04-02 | 농업회사법인 아이팩 주식회사 | 밀폐용기 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4488614B2 (ja) * | 2000-10-26 | 2010-06-23 | 株式会社ニフコ | 蓋体のヒンジ構造 |
JP7038993B2 (ja) * | 2017-10-13 | 2022-03-22 | 株式会社キット | 固定具及び容器 |
-
1990
- 1990-01-16 JP JP262090U patent/JP2510573Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210036294A (ko) * | 2019-09-24 | 2021-04-02 | 농업회사법인 아이팩 주식회사 | 밀폐용기 |
KR102542590B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2023-06-19 | 주식회사 아이팩 | 밀폐용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0393451U (ja) | 1991-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |