JP2509534Y2 - 静電塗装装置 - Google Patents

静電塗装装置

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JP2509534Y2
JP2509534Y2 JP756191U JP756191U JP2509534Y2 JP 2509534 Y2 JP2509534 Y2 JP 2509534Y2 JP 756191 U JP756191 U JP 756191U JP 756191 U JP756191 U JP 756191U JP 2509534 Y2 JP2509534 Y2 JP 2509534Y2
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JP
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dew condensation
conductive paint
electrostatic coating
pressurized air
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十司夫 久保田
一郎 石橋
信成 荒井
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Priority to GB9122394A priority patent/GB2249498B/en
Priority to DE4136674A priority patent/DE4136674C2/de
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導電性塗料に直接高電
圧を印加して静電塗装を行う静電塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、導電性塗料に高電圧を印加し
て自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す技術とし
て、例えば特開平2−2885号公報に開示されている
塗料色替えシステムが知られている。
【0003】この従来技術では、導電性塗料が、塗料供
給源から絶縁管体を介して中間貯留槽に一旦導入された
後、この絶縁管体が洗浄および乾燥されて電気的絶縁状
態(電圧ブロック)が構成されることにより前記塗料供
給源側に電流がリークすることを阻止した状態で、高電
圧が印加された導電性塗料が、前記中間貯留槽から塗装
ガンに供給されて被塗装物に静電塗装が行われている。
【0004】この場合、中間貯留槽から塗装ガンに導電
性塗料を送給するために、加圧空気供給源から前記中間
貯留槽に加圧空気が供給されており、この導電性塗料の
供給終了後に、前記加圧空気がベント部を介して中間貯
留槽から外部に排出されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術において、中間貯留槽内の加圧空気は、断熱膨
張してベント部から外部へと排出されるため、前記中間
貯留槽からこのベント部に至る経路が冷却されてしま
い、大気中の水分が露となってこの経路やベント部に付
着してしまう。このため、中間貯留槽内の導電性塗料に
高電圧が印加される際に、この露を介して漏電が発生し
易くなるという問題がある。
【0006】本考案は、この種の問題を解決するもので
あり、中間貯留槽から導出される加圧空気によって結露
が発生することを阻止することができ、これにより導電
性塗料へ高電圧を印加する際の漏電を有効に防止するこ
とが可能な静電塗装装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、高電圧が直接印加される導電性塗料を
貯留するとともに、電気的に絶縁された貯留槽と、前記
貯留槽に加圧空気を供給して前記貯留槽内の導電性塗料
を塗装ガンに供給するための加圧空気供給機構と、前記
導電性塗料の供給終了後に前記加圧空気を貯留槽の外部
に排出するためのベント機構と、前記ベント機構に結露
が生じることを防止するための結露防止機構とを備える
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の本考案に係る静電塗装装置では、貯留槽
に導電性塗料が貯留された後、加圧空気供給機構の作用
下に加圧空気が前記貯留槽に供給されることにより、こ
の貯留槽内の導電性塗料が塗装ガンに送給され、静電塗
装が行われる。そして、前記導電性塗料の塗装ガンへの
供給終了後に、ベント機構を介して貯留槽内の加圧空気
が外部に排出される。その際、断熱膨張によりベント機
構が冷却されるが、このベント機構に結露防止機構が設
けられているため、結露の発生を防止することができ、
漏電を生ずることがない。
【0009】
【実施例】本考案に係る静電塗装装置について実施例を
挙げ、添付の図面を参照して以下に説明する。
【0010】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る静電塗装装置を示す。この静電塗装装置10は、
高電圧が印加される導電性塗料を貯留するとともに、電
気的に絶縁された中間貯留槽(貯留槽)12と、前記中
間貯留槽12に加圧空気を供給して前記中間貯留槽12
内の導電性塗料を塗装ガン14に供給するための空気供
給源(加圧空気供給機構)16と、前記導電性塗料の供
給終了後に前記加圧空気を中間貯留槽12の外部に排出
するためのベント機構18と、前記ベント機構18に結
露が生じることを防止するための結露防止機構20とを
備える。
【0011】この中間貯留槽12は、電気絶縁性材料で
形成されるとともに、ピストン22を介して分割される
導電性塗料および洗浄液の注入用第1シリンダ室24
と、エア供給用第2シリンダ室26とを備え、この第1
シリンダ室24に、供給路28を介して接地された色替
弁機構30が接続される。この色替弁機構30には、エ
ア(A)、水(W)および洗浄液(S)等の供給を制御
する第1洗浄弁32と、異なる色の導電性塗料を供給す
ることが可能な複数の塗料弁34a乃至34cとが備え
られている。
【0012】供給路28には、少なくとも一部にポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂製電気絶縁
性管路36を含むブロック弁機構38が配置され、この
ブロック弁機構38は、切換弁40a、40bを備える
とともに、入口側の前記切換弁40aによって色替弁機
構30と、エア(A)、水(W)および洗浄液(S)等
の供給を制御する第2洗浄弁42とが切り換えられる。
切換弁40bは、排出路44を経由して廃液槽46に接
続されている。
【0013】第2シリンダ室26に、空気供給源16が
流量調整弁48と、ベント機構18を構成する開閉弁5
0および管路52を介して連通し、結露防止機構20を
構成する管路54が、この管路52との間に通路56を
形成するように二重管として配置される。管路54の一
端側にドライエアを供給するためのエア供給源58が接
続されるとともに、この管路54の他端側に前記ドライ
エアを外部に排出させるための開口部60が設けられて
いる。
【0014】空気供給源16は、ブースタ62を経由し
てエア圧を調節するための導電性塗料の流量調節器64
に接続され、この流量調節器64により導電性塗料の吐
出量の制御が図られる。
【0015】中間貯留槽12の第1シリンダ室24に
は、送出路66を介して塗装ガン14が接続され、この
塗装ガン14は、ダンプ弁68とトリガ弁70とを備え
るとともに、図示しない高電圧印加手段に接続されてい
る。
【0016】次に、このように構成される静電塗装装置
10の動作について説明する。まず色替弁機構30の塗
料弁34aから圧送される所定の色の導電性塗料が、供
給路28を介して中間貯留槽12の第1シリンダ室24
に充填され、さらに送出路66を経由して塗装ガン14
まで充填される。この充填時には、トリガ弁70は閉塞
され、一方、ダンプ弁68は開放され、充填後、このダ
ンプ弁68は閉成される。
【0017】そこで、ブロック弁機構38の切換弁40
a、40bの切り換え動作が行われ、第2洗浄弁42の
駆動作用下に前記ブロック弁機構38が洗浄され、この
洗浄に用いられた洗浄液および水は、排出路44を経由
して廃液槽46に排出される。そして、ブロック弁機構
38は乾燥され、これにより色替弁機構30と中間貯留
槽12とが、電気的に絶縁される。
【0018】次に、空気供給源16から流量調整弁48
および開閉弁50を介して中間貯留槽12の第2シリン
ダ室26に駆動用加圧空気が供給され、ピストン22が
第1シリンダ室24側に変位して導電性塗料が、高電圧
が印加された状態でトリガ弁70の開成作用下に図示し
ないワークに塗布される。
【0019】前記導電性塗料の供給作業が終了した後、
ベント機構18を構成する開閉弁50が駆動されて管路
52が大気に開放されると、中間貯留槽12の第2シリ
ンダ室26内の加圧空気が、この管路52から開閉弁5
0を介して外部に排出される。その際、前記加圧空気が
断熱膨張して管路52が冷却され、この管路52の外面
に結露が発生するおそれがある。
【0020】この場合、本実施例では、結露防止機構2
0を構成する管路54が、管路52を覆うようにして配
置されており、この管路54と管路52との間に形成さ
れる通路56に、エア供給源58からドライエアが供給
される。そして、このドライエアは、通路56を通って
管路52の外面を乾燥させた後、開口部60から外部に
排出される。従って、管路52の外面に大気中の水分が
結露となって付着することを阻止することができる。こ
れによって、導電性塗料に高電圧を印加する際に、不要
に漏電することを有効に防止することが可能になり、塗
装作業全体の効率化を容易に遂行し得るという効果があ
る。
【0021】なお、本実施例では、結露防止機構20と
して、管路52を覆う管路54と、この管路54、52
間にドライエアを供給するエア供給源58とが設けられ
ているが、これに限定するものではなく、種々の構成を
採用することができる。すなわち、管路54、52間に
形成された通路56に所定の温度に加温された温風を供
給することにより、管路52の外面に結露が生じること
を防止することができる。また、管路54あるいはベン
ト機構18を構成する管路52自体を断熱材で形成する
ことにより結露防止機構を構成してもよく、さらにこの
管路52の外面を加熱するための加熱機構を結露防止機
構として配置させることも可能である。
【0022】
【考案の効果】本考案に係る静電塗装装置によれば、以
下の効果が得られる。
【0023】加圧空気供給機構の作用下に、貯留槽内の
導電性塗料が塗装ガンに送給された後、ベント機構を介
して前記貯留槽内の加圧空気が外部に排出される際、結
露防止機構の作用下にこのベント機構に結露が発生する
ことを有効に防止することができる。このため、導電性
塗料に高電圧を印加する際に、漏電が生ずることがな
く、効率的な塗装作業を遂行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る静電塗装装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10…静電塗装装置 12…中間貯留槽 14…塗装ガン 16…空気供給源 18…ベント機構 20…結露防止機構 30…色替弁機構 38…ブロック弁機構 50…開閉弁 52、54…管路 56…通路 58…エア供給源

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電圧が直接印加される導電性塗料を貯留
    するとともに、電気的に絶縁された貯留槽と、前記貯留
    槽に加圧空気を供給して前記貯留槽内の導電性塗料を塗
    装ガンに供給するための加圧空気供給機構と、前記導電
    性塗料の供給終了後に前記加圧空気を貯留槽の外部に排
    出するためのベント機構と、前記ベント機構に結露が生
    じることを防止するための結露防止機構とを備えること
    を特徴とする静電塗装装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記結露防
    止機構は、ベント機構の外面にドライエアを供給するエ
    ア供給源を備えることを特徴とする静電塗装装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、前記結露防
    止機構は、ベント機構の外部に設けられる断熱材を備え
    ることを特徴とする静電塗装装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の装置において、前記結露防
    止機構は、ベント機構に設けられる加熱手段を備えるこ
    とを特徴とする静電塗装装置。
JP756191U 1990-11-08 1991-02-20 静電塗装装置 Expired - Lifetime JP2509534Y2 (ja)

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CA002053671A CA2053671C (en) 1990-11-08 1991-10-17 Electrostatic spray painting apparatus
US07/778,269 US5255856A (en) 1990-11-08 1991-10-17 Electrostatic spray painting apparatus
GB9122394A GB2249498B (en) 1990-11-08 1991-10-22 Electrostatic spray painting apparatus
DE4136674A DE4136674C2 (de) 1990-11-08 1991-11-07 Elektrostatische Farbspritzvorrichtung
FR9113822A FR2668956A1 (fr) 1990-11-08 1991-11-08 Appareil de peinture par pulverisation electrostatique.
FR9202055A FR2675402B1 (fr) 1990-11-08 1992-02-21 Appareil de peinture par pulverisation electrostatique.

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JPH04106658U JPH04106658U (ja) 1992-09-14
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