JP2509161Y2 - 排気マニホルド - Google Patents

排気マニホルド

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JP2509161Y2
JP2509161Y2 JP1989098469U JP9846989U JP2509161Y2 JP 2509161 Y2 JP2509161 Y2 JP 2509161Y2 JP 1989098469 U JP1989098469 U JP 1989098469U JP 9846989 U JP9846989 U JP 9846989U JP 2509161 Y2 JP2509161 Y2 JP 2509161Y2
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branch pipe
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規益 大友
豊 平山
文彦 前田
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本田技研工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、4気筒エンジン用の鋳物製の排気マニホル
ドに関する。
(従来の技術) 従来、4気筒エンジン用の排気マニホルドでは、排気
干渉を避けるため分岐管を#1、#4気筒に連なる第1
のグループと、#2、#3気筒に連なる第2のグループ
との2つのグループに組分けし、共通の出口フランジに
各グループ毎に分岐管を合流して接合するようにしてお
り、該フランジに各グループの合流部を気筒列方向に並
設して結合する場合、第1のグループの一方の分岐管が
第2のグループの分岐管に交差するように配設され、こ
の場合従来は、実開昭61−190423号公報に見られるよう
に、これら分岐管を交差箇所において外壁を共用するよ
うに重合させている。
(考案が解決しようとする課題) 上記の如く分岐管を交差箇所で重合させると、交差す
る一方の分岐管と他方の分岐管の熱変形方向の差異に起
因して、重合部に集中応力が作用するようになり、補強
のため重合部の周囲に駄肉を付けざるを得なくなって、
排気マニホルドの重量が増し、更に重量増に起因して排
気マニホルドの熱容量が増すため、始動後暫くは排気ガ
スの熱が排気マニホルドに奪われて排気温が上昇しなく
なり、排気浄化性能が悪くなる。
本考案は、かかる不具合を解決すべく、駄肉を不要と
して軽量化を図れるようにした排気マニホルドを提供す
ることをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案は、4気筒エンジン用
の鋳物製の排気マニホルドであって、エンジンの排気ポ
ートに接合される共通の入口フランジに結合される4本
の分岐管を備え、これら分岐管を、気筒列方向両外側の
2個の気筒に連通する2本の分岐管から成る第1グルー
プと、気筒列方向内側の2個の気筒に連通する2本の分
岐管から成る第2グループとにグループ分けし、第1グ
ループの一方の分岐管を第2グループの両分岐管に交差
するように配置して、各グループ毎に分岐管を合流し、
第1グループの分岐管の合流部と第2グループの分岐管
の合流部とを共通の出口フランジに結合するものにおい
て、エンジン本体から離間する方向を外方、接近する方
向を内方として、第1グループの一方の分岐管を第2グ
ループの両分岐管に対し該両分岐管の内方に空隙を存し
て交差させると共に、交差部において第1グループの一
方の分岐管を内方と、第2グループの両分岐管を外方と
に湾曲させ、且つ、第2グループの両分岐管の湾曲度合
を第1グループの一方の分岐管の湾曲度合よりも大きく
したことを特徴とする。
(作用) 交差する一方と他方の分岐管が重合していないため、
従来技術の如く重合部での応力は発生せず、強度アップ
のための余分な肉付けが不要となり、排気マニホルドの
軽量化を図れる。
また、交差部において第1グループの分岐管と第2グ
ループの分岐管とが互に反対方向に湾曲しているため、
両グループの分岐管は熱応力で互に離間する方向に変形
し、交差部の空隙を左程広く確保しなくても、これら分
岐管の熱変形による接触を防止でき、排気マニホルドを
コンパクトに構成できる。
ところで、各分岐管はその上流端及び下流端において
共通の入口フランジ及び出口フランジを介して相互に拘
束されるため、各分岐管の熱膨張差による応力がフラン
ジや分岐管に作用し、この場合、各分岐管の湾曲度合が
同一であると、何れの分岐管に応力が集中するか特定す
ることが困難になるため、広範囲に補強用の肉付けをす
る必要がある。然し、本考案では、交差する分岐管の一
方の湾曲度合を他方よりも大きくしているため、湾曲度
合の大きな分岐管の方が変形し易くなって、その変形に
より各分岐管の熱膨張差が優先的に吸収されることにな
り、応力集中箇所の特定が容易になって、無駄な肉付け
をせずに済み、排気マニホルドの一層の軽量化を図れ
る。
また、スペース的に有利な外方位置に第2グループの
分岐管を配置して、該分岐管の湾曲度合を大きくするこ
とにより各分岐管の等長化も図れるようにし、且つ、内
方に配置する第1グループの分岐管の湾曲度合を小さく
して、エンジン本体に対する熱影響を抑制できるように
しており、合理的なレイアウトになっている。
(実施例) 第1図は点火順序を#1→#3→#4→#2とする4
気筒エンジン用の排気マニホルドを示し、(1)はエン
ジンのシリンダヘッドに接合する入口フランジ、(2)
は排気管を接続する出口フランジであり、#1乃至#4
気筒に各連通する第1乃至第4の4本の分岐管(31
(32)(33)(34)を、第1、第4分岐管(31)(34
から成る第1グループと第2、第3分岐管(32)(33
から成る第2グループとの2つのグループに分け、各グ
ループ毎に分岐管を合流して、第1、第4分岐管(31
(34)の合流部(41)と第2、第3分岐管(32)(33
の合流部(42)とを気筒列方向に並設して出口フランジ
(2)に結合し、第4分岐管(34)を第2、第3分岐管
(32)(33)に交差させて合流部(41)に導くようにし
た。尚、隣接する分岐管間及び合流部(41)(42)間は
空隙(5)とし、軽量化を図るようにした。
各分岐管は同じグループに属する分岐管に気筒列方向
から見て重なり合うように配設されており、第1グルー
プの気筒列方向の配設面aに対し第2グループの気筒列
方向の配設面bを第2図に示す如く外方に離間させて、
第4分岐管(34)が第3図に示す如く第2、第3分岐管
(32)(33)の内方を空隙(6)を存して交差するよう
にし、更に前記両配設面a、bの中間部が互に遠ざかる
ように、第2、第3分岐管(32)(33)を外方に湾曲さ
せると共に第4分岐管(34)を内方に湾曲させて、各分
岐管が熱膨張により前記両フランジ(1)(2)間で湾
曲するように変形しても、第4分岐管(34)と第2、第
3分岐管(32)(33)とが接触しないようにし、熱変形
に対してのより大きな許容度を持てるようにした。
尚、前記両合流部(41)(42)を結合する出口フラン
ジ(2)に作用する応力は、両合流部(41)(42)の夫
々の変形方向が近似しているため左程大きくならず、特
別な補強を行わなくとも実用上問題はない。
また、第2、第3分岐管(32)(33)の湾曲度合を第
4分岐管(34)の湾曲度合よりも大きくし、第2、第3
分岐管(32)(33)の管長を長くして、各分岐管の等長
化を図れるようにしている。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、排
気マニホルドの軽量化を図れると共に、軽量化による排
気マニホルドの熱容量の低減により、始動直後の排気温
上昇が促進され、排気浄化性能を向上でき、更に、各分
岐管の等長化が可能となり、各気筒の出力性能を均等化
して音や振動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案排気マニホルドの1例の正面図、第2図は
その側面図、第3図は第2図のIII−III線截断面図であ
る。 (1)…入口フランジ、(2)…出口フランジ (31)〜(34)…分岐管、(41)(42)…合流部 (6)…空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 前田 文彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭59−99118(JP,U) 実開 平1−66424(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】4気筒エンジン用の鋳物製の排気マニホル
    ドであって、エンジンの排気ポートに接合される共通の
    入口フランジに結合される4本の分岐管を備え、これら
    分岐管を、気筒列方向両外側の2個の気筒に連通する2
    本の分岐管から成る第1グループと、気筒列方向内側の
    2個の気筒に連通する2本の分岐管から成る第2グルー
    プとにグループ分けし、第1グループの一方の分岐管を
    第2グループの両分岐管に交差するように配置して、各
    グループ毎に分岐管を合流し、第1グループの分岐管の
    合流部と第2グループの分岐管の合流部とを共通の出口
    フランジに結合するものにおいて、エンジン本体から離
    間する方向を外方、接近する方向を内方として、第1グ
    ループの一方の分岐管を第2グループの両分岐管に対し
    該両分岐管の内方に空隙を存して交差させると共に、交
    差部において第1グループの一方の分岐管を内方と、第
    2グループの両分岐管を外方とに湾曲させ、且つ、第2
    グループの両分岐管の湾曲度合を第1グループの一方の
    分岐管の湾曲度合よりも大きくしたことを特徴とする排
    気マニホルド。
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JPH0166424U (ja) * 1987-10-22 1989-04-27

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