JP2508987B2 - 油入電気機器 - Google Patents
油入電気機器Info
- Publication number
- JP2508987B2 JP2508987B2 JP28599593A JP28599593A JP2508987B2 JP 2508987 B2 JP2508987 B2 JP 2508987B2 JP 28599593 A JP28599593 A JP 28599593A JP 28599593 A JP28599593 A JP 28599593A JP 2508987 B2 JP2508987 B2 JP 2508987B2
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- Japan
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- container
- air
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器，リアクトル等
を収納し油量調整装置を備えた油入電気機器に関する。
を収納し油量調整装置を備えた油入電気機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の油入電気機器は、図３に示すよう
になっている。同図において、１は変圧器，リアクトル
等を収納した油入機器本体、２は本体１に充填された絶
縁油、３は本体１の上方へ設けられた油量調整装置、４
は本体１と油量調整装置３とを連通したパイプ、５は油
量調整装置３の絶縁油２の表面を覆ったゴム膜等からな
る隔膜、６は隔膜５の上方に形成された空気室である。
になっている。同図において、１は変圧器，リアクトル
等を収納した油入機器本体、２は本体１に充填された絶
縁油、３は本体１の上方へ設けられた油量調整装置、４
は本体１と油量調整装置３とを連通したパイプ、５は油
量調整装置３の絶縁油２の表面を覆ったゴム膜等からな
る隔膜、６は隔膜５の上方に形成された空気室である。
【０００３】７はシリカゲルを収納した除湿ケース、８
は空気室６とケース７の上端とを連通したパイプ、９は
ケース７の下端から導出されたパイプ、１０はパイプ９
の下端部に設けられた油つぼ、１１は油つぼ１０の油で
あり、油１１の表面がパイプ９の下端より若干上方に位
置し、パイプ９の下端を塞ぎ、油つぼ１０，油１１によ
り除塵器を構成し、流入する外気の除塵を行う。そし
て、本体１内の絶縁油２が温度上昇により膨張すると、
隔膜５が上方へわん曲し、空気室６の空気がパイプ８，
ケース７を介してパイプ９の下端から、油１１を押し下
げて排出する。
は空気室６とケース７の上端とを連通したパイプ、９は
ケース７の下端から導出されたパイプ、１０はパイプ９
の下端部に設けられた油つぼ、１１は油つぼ１０の油で
あり、油１１の表面がパイプ９の下端より若干上方に位
置し、パイプ９の下端を塞ぎ、油つぼ１０，油１１によ
り除塵器を構成し、流入する外気の除塵を行う。そし
て、本体１内の絶縁油２が温度上昇により膨張すると、
隔膜５が上方へわん曲し、空気室６の空気がパイプ８，
ケース７を介してパイプ９の下端から、油１１を押し下
げて排出する。
【０００４】つぎに、本体１内の絶縁油２が温度低下に
より収縮すると、隔膜５が下方へわん曲して空気室６が
負圧になり、パイプ９の下端から油１１が上昇し、油１
１の表面がパイプ９の下端とほぼ同一面になり、外気が
パイプ９内に流入する。このとき、外気の塵埃が油１１
に吸収され、除湿ケース７内の除湿剤により除湿され
る。
より収縮すると、隔膜５が下方へわん曲して空気室６が
負圧になり、パイプ９の下端から油１１が上昇し、油１
１の表面がパイプ９の下端とほぼ同一面になり、外気が
パイプ９内に流入する。このとき、外気の塵埃が油１１
に吸収され、除湿ケース７内の除湿剤により除湿され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の場合、除湿ケー
ス７内のシリカゲルの性能が劣化するため、シリカゲル
を定期的に交換するか、加熱再生せねばならず、管理及
び作業が煩雑であるという問題点がある。本発明は、前
記の点に留意し、除湿のための管理及び作業を容易にし
た油入電気機器を提供することを目的とする。
ス７内のシリカゲルの性能が劣化するため、シリカゲル
を定期的に交換するか、加熱再生せねばならず、管理及
び作業が煩雑であるという問題点がある。本発明は、前
記の点に留意し、除湿のための管理及び作業を容易にし
た油入電気機器を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の油入電気機器は、油入機器本体と、該本体
に連通し空気室を有する油量調整装置と、前記空気室に
連通した容器と、該容器に連通して空気が出入し外気の
塵埃を除去する除塵器と、前記容器に設けられ前記容器
内を除湿するペルチェ効果を有する電子冷却素子からな
る電子式除湿器とを備えたものである。
に、本発明の油入電気機器は、油入機器本体と、該本体
に連通し空気室を有する油量調整装置と、前記空気室に
連通した容器と、該容器に連通して空気が出入し外気の
塵埃を除去する除塵器と、前記容器に設けられ前記容器
内を除湿するペルチェ効果を有する電子冷却素子からな
る電子式除湿器とを備えたものである。
【０００７】
【作用】前記のように構成された本発明の油入電気機器
は、油量調整装置の空気室と除塵器との間の容器に、ペ
ルチェ効果を有する電子冷却素子からなる電子式除湿器
が設けられているため、除塵されて流入した外気の湿気
を充分に除去することができ、かつ、除湿のための管理
及び作業を殆ど要しなく、容易にすることができる。
は、油量調整装置の空気室と除塵器との間の容器に、ペ
ルチェ効果を有する電子冷却素子からなる電子式除湿器
が設けられているため、除塵されて流入した外気の湿気
を充分に除去することができ、かつ、除湿のための管理
及び作業を殆ど要しなく、容易にすることができる。
【０００８】
【実施例】１実施例について図１及び図２を参照して説
明する。それらの図において図３と同一符号は同一もし
くは相当するものを示す。１２は上面が前記パイプ８を
介して空気室６に連通した容器、１３は容器１２を気密
に閉塞した扉であり、容器１２の下面から前記パイプ９
が導出され、パイプ９の下端部に油つぼ１０が設けられ
ている。
明する。それらの図において図３と同一符号は同一もし
くは相当するものを示す。１２は上面が前記パイプ８を
介して空気室６に連通した容器、１３は容器１２を気密
に閉塞した扉であり、容器１２の下面から前記パイプ９
が導出され、パイプ９の下端部に油つぼ１０が設けられ
ている。
【０００９】１４は容器１２に収納され容器１２内を除
湿する電子式除湿器、１５は容器１２内に設けられた湿
度計、１６は扉１３に形成された湿度計１５ののぞき窓
である。
湿する電子式除湿器、１５は容器１２内に設けられた湿
度計、１６は扉１３に形成された湿度計１５ののぞき窓
である。
【００１０】つぎに、除湿器１４の１例を図２について
説明する。縦長筒状の金属製ケース１７とその下部に連
設された樹脂製水受ケース１８とで本体ケース１９が構
成され、本体ケース１９内に上下方向の空気流通路２０
が形成され、本体ケース１９の下部及び上端にそれぞれ
流通路２０に連通した吸入口２１及び吐出口２２が形成
されている。前記流通路２０には、ペルチェ効果を利用
した電子冷却素子２３が配設され、その吸熱面に冷却フ
イン２４が接合されるとともに、発熱面に放熱フイン２
５の導熱部２６が接合され、放熱フイン２５が冷却フイ
ン２４の上方に配置されている。
説明する。縦長筒状の金属製ケース１７とその下部に連
設された樹脂製水受ケース１８とで本体ケース１９が構
成され、本体ケース１９内に上下方向の空気流通路２０
が形成され、本体ケース１９の下部及び上端にそれぞれ
流通路２０に連通した吸入口２１及び吐出口２２が形成
されている。前記流通路２０には、ペルチェ効果を利用
した電子冷却素子２３が配設され、その吸熱面に冷却フ
イン２４が接合されるとともに、発熱面に放熱フイン２
５の導熱部２６が接合され、放熱フイン２５が冷却フイ
ン２４の上方に配置されている。
【００１１】更に、流通路２０の放熱フイン２５の直上
には、トランスを有し商用交流を所定電圧に直流に変換
するＡＣ／ＤＣ電源２７が配設され、その上方に除湿空
気流を形成するフアン２８が設けられ、水受ケース１８
の底部の排水口２９に排水ホース３０が接続され、排水
ホース３０が容器１２の下面から導出されている。な
お、３１は素子７の外周を覆った断熱材である。
には、トランスを有し商用交流を所定電圧に直流に変換
するＡＣ／ＤＣ電源２７が配設され、その上方に除湿空
気流を形成するフアン２８が設けられ、水受ケース１８
の底部の排水口２９に排水ホース３０が接続され、排水
ホース３０が容器１２の下面から導出されている。な
お、３１は素子７の外周を覆った断熱材である。
【００１２】そして、電源２７で得られた直流電源によ
り電子冷却素子２３を駆動すると、冷却フイン２４の温
度が低下するとともに、放熱フイン２５の温度が上昇
し、フアン２８の駆動によって吸入口２１より流通路２
０内に流入した空気が冷却フイン２４で冷却され、空気
中の水蒸気がフイン２４に凝縮して結露し、この結露水
が水受ケース１８より排水ホース３０を経て排出され
る。一方、冷却フイン２４で乾燥した空気は放熱フイン
２５で暖められ、吐出口２２より排出される。
り電子冷却素子２３を駆動すると、冷却フイン２４の温
度が低下するとともに、放熱フイン２５の温度が上昇
し、フアン２８の駆動によって吸入口２１より流通路２
０内に流入した空気が冷却フイン２４で冷却され、空気
中の水蒸気がフイン２４に凝縮して結露し、この結露水
が水受ケース１８より排水ホース３０を経て排出され
る。一方、冷却フイン２４で乾燥した空気は放熱フイン
２５で暖められ、吐出口２２より排出される。
【００１３】そして、本体１内の絶縁油２の温度上昇及
び温度低下による空気の呼吸作用及び除塵は、図３の場
合と同様、油つぼ１０の油１１を介して行われ、容器１
２に流入した外気は、容器１２内の電子式除湿器１４に
より除湿され、結露水は排水ホース３０により容器１２
外に排出される。
び温度低下による空気の呼吸作用及び除塵は、図３の場
合と同様、油つぼ１０の油１１を介して行われ、容器１
２に流入した外気は、容器１２内の電子式除湿器１４に
より除湿され、結露水は排水ホース３０により容器１２
外に排出される。
【００１４】なお、排水ホース３０から外気が流入する
恐れがある場合は、排水ホース３０に逆止弁を設ければ
よい。また、フアン２８及び電子冷却素子２３は、必ず
しも常時作動させる必要はなく、容器１２内の湿度によ
り自動的に作動させればよい。さらに、のぞき窓１６か
ら湿度計１５を見ることにより、除湿器１４の性能を監
視することができる。また、容器１２及び除塵器を油量
調整装置３の上方へ配置するようにしてもよい。
恐れがある場合は、排水ホース３０に逆止弁を設ければ
よい。また、フアン２８及び電子冷却素子２３は、必ず
しも常時作動させる必要はなく、容器１２内の湿度によ
り自動的に作動させればよい。さらに、のぞき窓１６か
ら湿度計１５を見ることにより、除湿器１４の性能を監
視することができる。また、容器１２及び除塵器を油量
調整装置３の上方へ配置するようにしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明の油
入電気機器は、油量調整装置３の空気室６と除塵器との
間の容器１２に、ペルチェ効果を有する電子冷却素子２
３からなる電子式除湿器１４が設けられているため、除
塵されて流入した外気の湿気を充分に除去することがで
き、従来のようなシリカゲルの交換，加熱再生等を要さ
ず、除湿のための管理及び作業を殆ど要しなく、容易に
することができる。
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明の油
入電気機器は、油量調整装置３の空気室６と除塵器との
間の容器１２に、ペルチェ効果を有する電子冷却素子２
３からなる電子式除湿器１４が設けられているため、除
塵されて流入した外気の湿気を充分に除去することがで
き、従来のようなシリカゲルの交換，加熱再生等を要さ
ず、除湿のための管理及び作業を殆ど要しなく、容易に
することができる。
【図１】本発明の１実施例の概略正面図である。
【図２】図１の一部の切断正面図である。
【図３】従来例の概略正面図である。
１ 油入機器本体 ２ 絶縁油 ３ 油量調整装置 ６ 空気室 １２ 容器 １４ 電子式除湿器 ２３ 電子冷却素子
Claims (1)
- 【請求項１】 油入機器本体と、該本体に連通し空気室
を有する油量調整装置と、前記空気室に連通した容器
と、該容器に連通して空気が出入し外気の塵埃を除去す
る除塵器と、前記容器に設けられ前記容器内を除湿する
ペルチェ効果を有する電子冷却素子からなる電子式除湿
器とを備えた油入電気機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28599593A JP2508987B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 油入電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28599593A JP2508987B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 油入電気機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07115021A JPH07115021A (ja) | 1995-05-02 |
| JP2508987B2 true JP2508987B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=17698652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28599593A Expired - Lifetime JP2508987B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 油入電気機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508987B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103062944B (zh) * | 2013-02-01 | 2014-07-16 | 山东威特人工环境有限公司 | 能够快速脱水的太阳能导热油锅炉*** |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP28599593A patent/JP2508987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07115021A (ja) | 1995-05-02 |
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