JP2508641B2 - ゲル強度を有する血粉の製造方法 - Google Patents

ゲル強度を有する血粉の製造方法

Info

Publication number
JP2508641B2
JP2508641B2 JP61131144A JP13114486A JP2508641B2 JP 2508641 B2 JP2508641 B2 JP 2508641B2 JP 61131144 A JP61131144 A JP 61131144A JP 13114486 A JP13114486 A JP 13114486A JP 2508641 B2 JP2508641 B2 JP 2508641B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
gel strength
temperature
sterilization
dried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61131144A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62289151A (ja
Inventor
旨孝 佐藤
芳夫 鈴木
忠 矢口
晴彦 永澤
美子 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP61131144A priority Critical patent/JP2508641B2/ja
Publication of JPS62289151A publication Critical patent/JPS62289151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508641B2 publication Critical patent/JP2508641B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fodder In General (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、動物の血液から得られる血漿液や血清液
等のゲル強度を有する血液成分から、そのゲル強度を損
なうことなく加熱殺菌された血粉をえることのできるゲ
ル強度を有する血粉の製造方法に関するものである。
「従来の技術および問題点」 周知のように、牛、豚等の屠殺の血液は、高蛋白質、
低脂肪であり、しかも、蛋白質中に含まれるアミノ酸構
成も栄養的に優れたものである。
しかし、こうような屠殺動物の血液の利用状況を見る
と、ごく一部が煮沸凝固等の簡単な処理法で低品質のも
のが製造され、肥料用や、飼料用として利用されている
に過ぎず、大部分は未利用のまま排水処理され、排水処
理上の大きな負担になっているのが現状である。
そこで、近年、畜産動物の副生物質の有効利用と、屠
殺場の近代化の立場から血液成分の優れた栄養価値の他
に血液成分の持つ優れた食品加工上の諸物性を生かす血
液処理方法として、血液を遠心分離機にかけて血液を血
球と血漿に分離するか、あるいは血液からフィブリンを
取り除き、その血液を遠心分離機にかけて血球と血清と
に分離して、分離したそれぞれをスプレー乾燥、凍結乾
燥、真空乾燥等の低温乾燥によって蛋白を変性させずに
乾燥製品である血粉を得る方法が提供されている。
この方法で得た血漿または血清は、淡黄色をしてお
り、またゲル強度が乾燥血粉の状態で、例えば、豚血漿
では300g/cm2以上、牛血漿では500g/cm2以上あり、本
来、粘弾性、こし、歯ごたえ等が重要視される食品の添
加剤となり得る。例えば、代用卵白などとして有効利用
が可能である。
しかし、これらの従来の方法では、濃縮乾燥温度が低
いために、温度による殺菌は考えられず、得られる血漿
また血清製品には、おおよそ1g当たり105〜107ケ位の多
量の一般生菌数があるケースが多く、食品としての安全
性に問題があった。
血粉を食品または食品加工材料とする場合、最も大切
なことは、食品としての安全性であり、特に注意を要す
るのは、微生物による汚染である。そのためには、血粉
の原料を得る採血工程で衛生的な採血方法を採用する必
要があり、また、それ以後の分離乾燥工程においても、
外部からの微生物の混入や工程内での微生物の増殖を極
力抑えることが大切である。しかし、製造工程上で、こ
れらの微生物を完全に抑えることが困難である。そこ
で、得られた血粉の殺菌が重要となるが、血粉の殺菌の
方法としては、一つにはエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド等によるガス殺菌が知られている。この殺
菌法は、蛋白質の変性も少なく、血粉の溶解度やゲル強
度の低下を起こすことなく、殺菌が可能であるが、使用
ガスの残留毒性の問題が未解決である。この他の殺菌法
としては、加熱殺菌法がある。この殺菌法は、衛生的に
優れた殺菌法であるが、蛋白質の熱変性が起こり、ゲル
強度が低下し、血粉の商品価値の著しい低下の原因とな
る。
ところで、本願発明に先立って、本出願人は血液また
は血漿等の血液成分から、それらの水溶性(溶解性)
と、熱凝固性を50%を越えて低下させずに殺菌された乾
燥製品を得る方法を提案した(特公昭60−15号)。この
方法は、血液または遠心分離機等によって分離された各
血液成分を低温乾燥し、含水率30重量%以下の乾燥品と
し、それらの乾燥品をそれぞれの含水率に対して80〜16
0℃の温度に加熱、殺菌するものであるが、粘弾性、こ
し、歯ごたえ等が重要視される添加剤としての物性であ
るゲル強度については考慮されていなかった。
ゲル強度は、溶解度(水溶性)や熱凝固性とは異なっ
た現象で、例えば、。血球は赤褐色をしており、栄養的
には血漿や血清同様に優れた組成のものであり、蛋白質
の含量の点で見ると乾燥物換算で約90%と血漿や血清の
70〜75%に比較して優れているが、本来血球はゲル強度
を有していない。また、血漿や血清の乾燥製品を得る際
に溶解度や熱凝固性を保持できても、ゲル強度の測定が
不可能となる場合が多く、たとえ乾燥製品を得る際に溶
解度を80%程度に維持できても、非常に低下してしま
う。
本発明者らは、上記事情に鑑みて種々検討した結果、
前記の低温乾燥で得られた血漿、血清等のゲル強度は、
その水分12%以下の条件で、その品温を110℃以下に限
定し、かつ適宜換気及び攪拌しつつ加熱されるのであれ
ば、ほとんど低下しないことを知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その
目的は、一般生菌、大腸菌等の滅菌(商業滅菌)を行な
うことができ、かつゲル強度の低下がほとんどない血粉
の製造方法を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明に係るゲル強度を有する血粉の製造方法は、
血液から得たゲル強度を有する乾燥血液成分を初期水分
が3〜12重量の状態で、殺菌室内の換気を連続的または
断続的に行いつつ攪拌し、かつ間接加熱にて90〜110℃
の品温に加熱することにより殺菌された血粉を得ること
を特徴とする方法である。
「作用」 上記方法によれば、低温乾燥で得られた血漿、血清等
の粉末を、そのゲル強度をほとんど低下させずに充分殺
菌することが可能となる。
以下、この発明を実施例によりさらに詳しく説明す
る。
「実施例」 第1図に示すように、套管状ナイフ等で家畜動物1か
ら衛生的に採血を行なうと同時に抗凝固剤タンク2のク
エン酸ソーダ水溶液等の抗凝固剤を直ちに血液に対して
クエン酸ソーダとして0.5重量%程度混合して血液の凝
固を防止する。採血された血液は、ストレーナ3を通し
て混入した肉片、脂肪片、毛などの夾雑物を除去した後
に、一旦検査タンク4に貯留する。検査タンク4に貯留
している間に屠体の検査等で病気の屠畜等の有無を調べ
た後に、衛生的であると確認された血液のみを次の熱交
換器5を通し、冷却したあと、遠心分離機6に送る。こ
の高速連続式の遠心分離機6で分離を行ない、軽液部分
を血漿液、重液部分を血球液として回収する。得られた
血漿液を次の血漿真空低温乾燥機7に送り、ここで血漿
液の濃度が薄い段階では品温を好ましくは40℃以下に、
濃度が50%以上と高くなった段階でも品温を50℃以下に
保ちながら低温で乾燥を行ない、血漿液中の蛋白質が熱
変性しないように留意する。真空低温乾燥機7での乾燥
の程度は、次の工程の殺菌段階を考慮に入れて乾燥の度
合いを調整し、適切な水分の段階で乾燥を止める。乾燥
した血漿粉は、粉砕機8で通常60メッシュアンダー位に
粉砕を行なう。
なお、乾燥血漿に代えて乾燥血清を得る場合は、血液
から捕捉素子等を血液中で緩やかにかきまぜ血液中のフ
ィブリンをまつわりつけて取り除いた後、遠心分離機で
血清液と血球液に分離するか、遠心分離機で分離された
血漿液をしばらく貯留槽に蓄えてフィブリンを凝固さ
せ、凝固したフィブリンを篩別、濾別またはストレーナ
等を用いてフィブリンを除いて血清液を得て、この血清
液を前記と同様に真空低温乾燥機で乾燥すればよい。
上記乾燥血漿および乾燥血清は本願発明の乾燥血液成
分に当たるものである。
本発明を効果的に実施するためには、次の殺菌工程以
前の採血工程、分離工程、乾燥工程で蛋白質を含む食品
の取り扱いに関する常識的な注意事項が重要である。す
なわち、採血の際に出来るだけ微生物が血液に混入しな
いように注意を払うこと、採血後、冷却を充分に行な
い、好ましくは4℃以下とし、採血後の血液中の微生物
が増殖しないようにすることが大切である。また、分離
工程では遠心分離機で血液の温度が上がるので、分離液
を貯留する貯留槽(図示せず)では、再度4℃以下に冷
却する必要がある。乾燥工程では、水分を蒸発させるた
め、血漿液、血清液ともに加熱の必要があるが、この
際、品温を50℃以下、好ましくは40℃以下に保ち、蛋白
質が変性を起こすような温度に上がることは極力避ける
必要がある。
以上の説明のように、充分注意して製造した乾燥血液
成分である乾燥血漿、乾燥血清ともに、溶解度として95
%以上であり、血漿粉ゲル強度は、屠畜の種類により異
なるが、牛の場合で500g/cm2以上、豚の場合で300g/cm2
以上と物性の上では非常に優れた中間製品である、しか
し、微生物数の面で見ると、おおよそ血粉1g当たり105
〜107ケ位の多量の微生物が含まれているケースが多
い。
次に、上記乾燥血漿および乾燥血清は、加熱殺菌機9
に入れられる。ここでいう加熱殺菌とは、食品用素材と
して使用して支障のない程度に微生物を滅菌する商業滅
菌(Commercial Steriliatoin)を含むものである。す
なわち、血粉の物性を余り低下させることなく、有害細
菌の指標である大腸菌群の数も目標値(100g当たり最確
数として30ケ)以下にする方法である。
上記乾燥血漿および乾燥血清の加熱殺菌の時に起こる
重要な物性の変化としてはゲル強度がある。食品および
食品加工の上から血漿および血清の価値を上げるにはゲ
ル強度が重要である。
このゲル強度の測定法の概要を下記に示す。
血粉を蒸留水に溶解して固形分10%の溶液に調整す
る。これを直径30mmの塩化ビニリデンチューブに充填
し、このチューブの上部から真空ポンプで脱気を行な
う。次にこのチューブを密閉し、温度90℃の湯浴中で30
分間加熱凝固させる。加熱凝固した後に、15℃に冷却
し、塩化ビニリデンチューブを剥ぎ、30mmの長さに切っ
た円筒型の試料をレオメータを用いて破壊点を測定す
る。なお、後述の実験例では、不動工業(株)製NRM−2
002J、アダプタとして直径1.5cmの円板タイプ(粘弾性
用)のプランジャーを使用した。一試料につき、5回測
定を行ない。最高値と最低値を除き、3つの測定値の平
均値を算出し、下記の計算式でゲル強度を算出する。
なお、上記測定器NRM−2002Jの荷重目盛は、パーセン
ト表示で、100%の時の荷重が切り替え可能となってい
る。従って、上式は次のようにも表示される。
本殺菌工程の技術構成の主な事項としては、加熱殺菌
時の適切な品温、時間の維持および被殺菌物である乾燥
血液成分の初期水分の調整、ならびに選定した殺菌機に
関連して、この殺菌機の昇温用熱媒の温度調整、殺菌室
内の換気、攪拌等の適切な制御である。以下、これら各
事項について詳しく説明する。
(i)殺菌時の品温 殺菌時の品温としては、おおよそ90〜110℃の範囲、
好ましくは95〜105℃位に維持するのが適切である。乾
燥血液成分中に含まれる微生物数が少なく、または含ま
れる部生物が殺菌しやすい微生物である場合は90℃位
で、充分に目的を達する場合もあるが、微生物数が多
く、または殺菌しにくい微生物が多い場合は、110℃位
の品温にする必要がある。品温を高くする程、殺菌効果
は良くなるが、ゲル強度の低下が起こりやすくなるの
で、好ましくは95℃〜105℃位がよい。
品温の維持時間については、バッチリ式で行なう場合
と連続式の場合、さらには殺菌機室のジャケット、コイ
ルまたは攪拌機の羽根に蒸気や鉱油等の熱媒を通して加
熱殺菌する間接加熱式ロータリー型、パドル型等の殺菌
機を使用する場合などによって異なる。そして、間熱式
のバッチ式では、昇温まで経時的に品温が上昇し、その
間も殺菌の効果があるので、所定の品温に達したら、た
だちに降温してもよいケースがある。このように、殺菌
時間については、あまり正確な規定は難しい。しかし、
間接加熱のバッチ式の場合で、おおよそ殺菌温度に昇温
した後、10分間位行なうとよく、間接加熱の連続式の場
合では、殺菌機内の滞留時間を20分〜60分位で行なうと
よい。
(ii)乾燥血液成分の初期水分 乾燥血液成分中の初期水分は、非常に重要である。初
期水分が3重量%未満の低い水分で加熱殺菌を開始する
と、殺菌効果が劣り、初期水分が12重量%を越える水分
で開始すると、殺菌効果は良いが、ゲル強度の低下を起
こし品質が低下する。従って、ゲル強度の低下を起こす
ことなく、効果的な殺菌が実施できる初期水分の範囲
は、3〜12重量%、好ましくは4〜10重量%、さらに好
ましくは5〜6重量%である。
一般に、血漿液または血清液を真空乾燥等で乾燥を行
なう場合、吸湿性が強く、通常の製造作業で乾燥血粉の
水分が3重量%以下になることはほとんどない。初期水
分が3重量%未満の場合には、効果的に殺菌を行なうた
めには、噴霧加湿を行ない、さらによく攪拌混合して均
一な加湿処理行なって、所定の水分まで増湿した後、加
熱殺菌を実施することが好ましい。なお、本明細書にお
いて、水分は次式で示した値である。
(iii)乾燥血液成分の粉砕 ゲル強度を有する血液成分である血漿液や血清液を乾
燥する方法としては、スプレードライヤーまたは攪拌式
の真空乾燥機等が用いられるが、これらを乾燥した状態
の血粉(乾燥血液成分)は粒径が不揃いであり、また、
殺菌効果からも乾燥血液成分は、予め粉砕し、60メッシ
ュアンダーに粉砕した後に殺菌した方がよい。殺菌後に
粉砕すると粉砕操作により殺菌後の血粉が再度微生物に
より汚染される場合もあり、また、あまり血粉の粒径が
大きいと内部への伝熱量が少なくなって殺菌の効果がよ
くない場合が起こる。
(iv)殺菌室内の換気 前記間接加熱式の殺菌機においては、殺菌を密閉状態
にして加熱殺菌した場合、乾燥血液成分に含まれる水分
が蒸発し、部分的に湿熱滅菌の状態になり、飽和状態に
近い高温の水蒸気により乾燥血液成分のゲル強度が低下
する恐れがある。従って、殺菌室に適切な量の窒素等の
不活性ガスや空気を送入し、発生した水蒸気を適宜追い
出して、殺菌室内を換気し、ゲル強度の低下を防止する
必要がある。換気する気体の通気量については、装置の
規模や乾燥血液成分の攪拌速度により異なり、一般に小
規模の装置においては、乾燥血液成分当たりの伝熱面積
が大きいため、伝熱が早く、必要な気体の通気量も大き
くなる。
これに反して、規模が大きくなると乾燥血液成分当た
りの伝熱面積が小さく、伝熱が遅くなるので、所要の通
気量は小さくて済む。一例を挙げれば、100〜200g位の
乾燥血液成分を殺菌する場合の必要な通気量は、乾燥血
液成分1g当たり毎分0.1〜0.2Nl程度の通気が必要である
が、30〜40Kgの規模では0.02Nl位の通気で足りる。ま
た、必要通気量は攪拌の速度にも影響される。従って、
必要通気量においては、使用する装置や規模毎に実験に
より確認する必要があるが、乾燥血液成分1g当たり毎分
0.02〜0,2Nlの通気量が必要である。
(v)加熱媒体の温度 乾燥血液成分の昇温のため殺菌室のジャケットや攪拌
機の羽根のコイルに蒸気や鉱油等の熱媒体を通す上記間
接加熱においては、加熱媒体の温度が殺菌の品温より高
く、品温と加熱媒体の温度差が大きい程、昇温は容易で
あるが、あまりに高過ぎると、伝熱面の温度が高くなり
過ぎて、接触面で乾燥血液成分が加熱され、ゲル強度の
低下を生じる心配があるので、熱媒体の温度は充分に検
討しなければならない。
(vi)換気流入気体の加熱温度 上記間接加熱式の殺菌室を換気するための流入気体の
温度は、室温でも特に支障はないが、予熱した気体を送
入する方が品温上昇のための伝熱面も少なくて済み、ま
た、媒体の温度を余り高くする必要がない利点がある。
しかし、殺菌温度以上であまり高くすると、直接、被殺
菌物である乾燥血液成分と接触するので、ゲル強度の低
下が生じ、好ましくない。換気流入気体の予熱温度とし
ては110℃以下が好ましい。また、換気用通気気体とし
ては、もっとも安価な空気を使用してもよく。その流入
空気は商業滅菌を目的とする場合、特に殺菌された無菌
空気を使用しなくても差し支えない。
(vii)攪拌 乾燥血液成分を全く攪拌しないで殺菌を行なうと、試
料中に蒸気がこもり、ゲル強度の低下の原因となるの
で、必要によって攪拌を行なう。
以上のような技術的な要素に従って、乾燥血液成分の
加熱殺菌を行なうことにより商業滅菌の目的を達するこ
とが可能であるとともに、ゲル強度の低下を極力抑制
し、優れた食品ないし食品加工用原料として付加価値の
高い血粉の製造が可能である。
このようにして殺菌されたゲル強度を有する血粉は、
必要により袋詰機10で袋詰めされる。なお、第1図中、
符号11、12、13、14は、それぞれ血球液を対象とした真
空低温乾燥機、粉砕機、袋詰機を示すものである。
次に、前記実施例の効果を確認するために行なった実
験例を説明する。
この実験に用いた装置は、周知のロータリーエバポレ
ータ(ヤマト科学株式会社製RE−45型)を改造したもの
である。この実験装置の概略構成を第2図に示した。図
中符号20は図示しないコンプレッサーからの圧縮空気を
貯える圧縮空気貯槽、21は圧力計、22は空気入口温度
計、23は空気流量計、24は空気送入用連結ゴム管、25は
加温用油浴、26は加温用熱媒、27は試料、28はナス型フ
ラスコ、29は棒状温度計、30は空気送入管、31は空気排
出管、32はナス型フラスコ28をロータリージョイント36
を介して回転させつつ支承する軸受け要部、33は冷却
管、34はゴム栓、35は排気用連結ゴム管である。このロ
ータリーエバポレータは真空下でナス形フラスコ28中の
試料27を真空下で濃縮または乾燥するのに用いるのが通
常であるが、本実験の場合は、ゴム栓34の部分にあった
切り替えコックを取り外し。このゴム栓34を取り付け、
さらにこのゴム栓34に棒状温度計29と空気送入管30と排
気管31とを取り付けたものである。なお、棒状温度計29
の温感部は、ナス型フラスコ28の試料27内部に挿入され
るようにし、また空気送入管30の先端は試料27の表面に
空気が広く分配されるように拡大した。さらに、空気排
出管31も同様にナス型フラスコ28の内部に達し、先端部
は試料27から発生した湿気を含む空気が集まり易いよう
に広げた構造にした。ナス型フラスコ28の内部での空気
送入管30と空気排出管31の先端部設置位置は、空気送入
管30の方が試料27の表面に近く。空気排出管31の先端部
は、試料27の表面から遠くし、送入空気により飛散する
試料がなるべく空気排出管31から流出しないように工夫
した。
以下に本装置の運転方法の概要を説明する。
ナス型フラスコ28に適量の試料(血漿粉または血清
粉)27を採取する。加温油浴の温度を予め一定の温度に
昇温する。圧縮空気を圧縮空気貯留槽20に送り、圧力と
温度を測定する。ナス型フラスコ28をロータリージョイ
ント36に取り付け、油浴中で回転させる。空気流量計23
を用い、所定の空気を空気送入管30を通じて送入し、排
気は空気排気管31を通じて排出される。試料27の品温
は、試料27中に挿入された棒状温度計29で測定される。
送入した空気の量は、測定した温度と圧力により標準状
態(1気圧、0℃)に補正して表示した。また、ゲル強
度の測定は、前記した方法によった。
(実験例1) 加熱殺菌した場合の乾燥血液成分の品温とゲル強度の
影響を確認するため、牛の血液(採血時、抗凝固剤とし
てクエン酸ソーダを血液に対して0.5重量%添加したも
の)を4000rpmで、20分間遠沈管型遠心分離機にかけ、
分離した血漿液を品温を40℃以下に保って真空乾燥し、
得た乾燥血漿を対象に前記実験装置(第2図)で試験し
た。
実験条件を下記に示す。
・使用フラスコ・・・1容ヒダ付ナスフラスコ ・試料種類・・・牛乾燥血漿(水分重量7%、ゲル強度
584g/cm2、粒度60メッシュアンダー) ・試料充填量・・・120g ・殺菌温度・・・80、90、95、100、105、110、120℃
(品温) ・殺菌時間・・・10分 ・換気空気(無殺菌)量および温度・・・0.15Nl/g・mi
n、20℃ ・回転数・・・6r.p.m. ・分析項目・・・水分、ゲル強度、一般生菌数、大腸菌
群 実験結果を次の表1に示す。この表の結果より牛乾燥
血漿の場合で、90〜110℃位の範囲までの品温が適切で
あることが判る。なお、前記牛血からフィブリンを除い
て遠心分離を行ない、同様に真空乾燥して得た牛乾燥血
清を対象に同様な試験を行なった結果、血漿の場合とほ
ぼ同様な結果であった。また、豚乾燥血漿粉および豚乾
燥血清粉についてもほぼ同様の結果が得られた。
(実験例2) ゲル強度を低下させずに加熱殺菌するためには、乾燥
血液成分の加熱殺菌前の初期水分が大切である。
豚血漿粉および血清粉を用いて初期水分の加熱殺菌に
対する影響を調べた実験の結果を以下に示した。実験に
は第2図に示した実験装置を用いた。豚の血液(採血
時、抗凝固剤としてクエン酸ソーダを血液に対して0.5
重量%添加したもの)を4000rpm,20分間遠心分離機にか
け、分離した血漿液を品温50℃以下で真空乾燥し、得た
豚乾燥血漿を用いて実験を行なった。実験条件を下記に
示す。
・使用フラスコ・・・1容ヒダ付ナスフラスコ ・試料種類・・・豚乾燥血漿[初期水分14、12、10、
8、6、4、3、2重量%、粒度60メッシュアンダー] ・試料充填量・・・120g ・殺菌温度・・・110℃(品温) ・殺菌時間・・・10分 ・換気空気(無殺菌)量および温度・・・0.15Nl/g・mi
n、20℃ ・回転数・・・6r.p.m. ・分析項目・・・ゲル強度、一般生菌数、大腸菌群 なお、豚乾燥血漿は、水分7.5重量%、ゲル強度351g/
cm2であったので、実験に使用する8〜14重量%水分の
乾燥血漿は、無菌水を加湿し、また6重量%以下の水分
試料については、試料容器を予め滅菌した真空乾燥機を
用いて乾燥して調整した。
実験結果を下記表2に示す。
(以下、余白) 上表に示したように初期水分が2重量%以下になると
品質は良好であるが、一般生菌数の殺菌効果が劣る。ま
た、水分12重量%以上では殺菌効果は良好であるが、ゲ
ル強度は低下する。殺菌温度や通風量、回転数等の殺菌
条件により若干差異があるが、初期水分は3〜12重量%
の範囲を保つべきである。
前記抗凝固剤を添加した豚血液からフィブリンを除い
て遠心分離を行なって同様に真空乾燥で得た豚乾燥血清
を対象に上記同様の実験を行なった結果を次の表3に示
した実験条件は豚乾燥血漿の場合と同一である。
上表に示したように豚乾燥血清についても豚乾燥血漿
の場合とほぼ同様な傾向であった。実験例1の牛乾燥血
漿、血清についても同様な実験を行なったが、同様な結
果が得られた。
加熱殺菌における傾向として初期水分が少なすぎる
と、品質低下への影響は少ないが、目的の殺菌効果が劣
る。また、初期水分が多すぎると、殺菌効果は良好であ
るが、ゲル強度の低下が大きくなり、商品価値が低下す
る。初期水分は3〜12重量%、好ましくは4〜10重量
%、さらに好ましくは5〜6重量%である。
(実験例3) 乾燥血漿の粒度の違いによる殺菌効果の影響について
上記実験例2と同様の方法で得た水分6.7重量%、ゲル
強度374g/cm2の豚乾燥血漿について、粒度をフィルタで
分け、各粒度について前記実験装置(第2図)を用いて
実験した。
実験条件を下記に示す。
・使用フラスコ・・・1容ヒダ付ナスフラスコ ・試料種類・・・豚乾燥血漿(水分6.7重量%、ゲル強
度374g/cm2) ・粒度・・・4メッシュアンダー20メッシュオン、20メ
ッシュアンダー60メッシュオン、60メッシュアンダー ・試料充填量・・・120g 殺菌温度・・・105℃ ・殺菌時間・・・10分 ・換気空気(無殺菌)量および温度・・・0.15Nl/g・mi
n、20℃ ・回転数・・・6r.p.m. ・分析項目・・・ゲル強度、一般生菌数 実験結果を下記表4に示す。
上表に示したように、粉砕の粒度の細かい方が殺菌効
果は優れている。粒径を好ましくは60メッシュ以下にし
た後に殺菌する方がよい。
(実験例4) 間接加熱式の加熱殺菌において、殺菌室の換気を行な
う場合と、全く換気を行なわない場合との殺菌効果およ
び乾燥血漿のゲル強度の比較を行なった。実施例1と同
様な方法で得た水分7.0重量%、ゲル強度579g/cm2の牛
乾燥血漿を前記実験装置(第2図)を用いて行なった。
実験条件を下記に示す。
・使用フラスコ・・・100ml容ヒダ付ナスフラスコ ・試料種類・・・牛乾燥血漿(水分7.0重量%、粒度60
メッシュアンダー) ・試料充填量・・・15g ・殺菌温度・・・105℃(品温) ・殺菌時間・・・10分 ・[換気空気(無殺菌)量および温度]・・・0.15Nl/g
・min、20℃ ・回転数・・・6r.p.m. ・分析項目・・・ゲル強度、一般生菌数 実験結果を次の表5に示す。
上表の実験結果から明らかなように、間接加熱式の加
熱殺菌における換気、無換気ともに一般生菌、大腸菌の
殺菌効果は良好であった。耐熱芽胞菌は殺菌前の試料か
ら陰性であった。しかし、ゲル強度については、換気の
場合、低下が少なく、ほぼ製品の品質目標値を維持でき
ているが、換気しない場合は、著しいゲル強度の劣化を
生じている。
同様な条件で中の乾燥血清についての実験を行なった
が、ほぼ同様な結果を得た。乾燥血漿、乾燥血清ともに
換気を行なうことにより加熱殺菌によるゲル強度の低下
を抑え、製品品質の目標値を維持することが可能であっ
た。なお、耐熱菌については、一般に加熱殺菌の効果が
少ないとされているが、新鮮な血液を用い、衛生的な前
処理を行なうことにより、乾燥血粉の段階でほとんど目
標値以下の値が得られることが確認されており、本実験
でも殺菌前の乾燥血漿の段階で300ケ/g以下であり、陰
性であった。
(実験例5) 間接加熱殺菌において必要な殺菌室内の換気を行なう
気体の温度の影響について、実験例2と同様の方法で得
た水分6.7重量%、ゲル強度385g/cm2、60メッシュアン
ダーの豚乾燥血漿を用いて、前記実験装置(第2図)で
実験を行なった。その結果、80〜120℃の加熱空気を用
いることにより目的の品温に到達するのに10〜20分を要
していたものが、5分以内に短縮された。
しかし、加熱空気の温度を余り高くすると、品質への
影響が生じるので、品温と同様に110℃以下にすること
が好ましい。加熱空気温度のゲル強度に対する影響の実
験結果を次の表6に示す。
なお、加熱殺菌中、乾燥血漿の品温は110℃に昇温
後、その温度を10分間保った後、降温した。
従って、間接加熱式の加熱殺菌における殺菌室への送
風空気は、常温でも支障はないが、予熱した空気を送る
方が昇温に要する時間が少なく、また、熱媒の温度も低
くて済む。
上記実験の条件を下記に示す。
・使用フラスコ・・・1ヒダ付ナスフラスコ ・試料種類・・・豚乾燥血漿(水分6.7重量%、粒度60
メッシュアンダー) ・試料充填量・・・150g ・殺菌温度・・・100℃(品温) ・殺菌時間・・・10分 ・換気空気(無殺菌)量・・・0.15Nl/g・min ・換気空気温度・・・80、90、100、110、120℃ ・回転数・・・6.r.p.m. (実験例6) 加熱殺菌における攪拌の影響を調べるため、前記実験
例2と同様の方法で得た水分6.7重量%、ゲル強度385g/
cm2の豚乾燥血漿を用いて前記実験装置(第2図)で実
験した。
実験条件を下記に示す。
・殺菌温度・・・100℃(品温) ・使用フラスコ・・・1ヒダ付ナスフラスコ ・試料種類・・・豚乾燥血漿(水分6.7重量%、粒度60
メッシュアンダー) ・試料充填量・・・120g ・換気空気(無殺菌)量および温度・・・0.16Nl/g・mi
n、20℃ ・回転数・・・0、1、2、5、10、21r.p.m. ・油浴温度・・・120〜125℃ 実験結果を表7に示した。
上表に示したように、回転数は0ではゲル強度が劣化
するが毎分1回転でも試料が動いていれば、品温の劣化
を防ぐことができる。なお、攪拌が少ない場合は、境膜
部分に過熱が起こり得るので、熱媒温度を幾分低目に制
御した方がよい。
なお、乾燥血液成分の攪拌の方法としては、前記実験
装置(第2図)に示したような殺菌試料の入った容器自
体を回転させる方法と、攪拌機を殺菌室内に入れる方法
とがある。通風時の試料の飛散の点からは攪拌機を殺菌
室内に入れる方法の方が有利である。
なお、前記実施例において、乾燥血液成分を得るの
に、真空乾燥法を用いたが、これに限らず、スプレー乾
燥法、凍結乾燥法を用いてもよい。また、間接加熱式の
加熱殺菌において、殺菌室内の換気は、断続的に行って
もよく、さらに殺菌室に気体を送風機で送る方式に代え
て、殺菌室内の気体を吸引するようにして換気をおこな
ってもよいのは勿論である。
以上、血漿粉、血清粉等のゲル強度を有する殺菌され
た血粉の製造方法を説明したが、これらから明らかなよ
うに、本発明方法によれば、ゲル強度等食品および食品
加工材料の品質に重要な物性を低下させることなく効果
的な殺菌を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は血粉の製造工程図、第2図は本発明方法の実験
に用いた装置の構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永澤 晴彦 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株式会社新潟鉄工所内 (72)発明者 西村 美子 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株式会社新潟鉄工所内 (56)参考文献 特開 昭53−75356(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血液から得たゲル強度を有する乾燥血液成
    分をその初期水分が3〜12重量%の状態で殺菌室内の換
    気を連続的または断続的に行いつつ攪拌し、かつ間接加
    熱にて90〜110℃の品温に加熱するこにより殺菌された
    血粉を得ることを特徴とするゲル強度を有する血粉の製
    造方法。
  2. 【請求項2】乾燥血液成分がその品温を50℃以下に保っ
    て乾燥したものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載のゲル強度を有する血粉の製造方法。
  3. 【請求項3】乾燥血液成分が60メッシュ以下に粉砕され
    たものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のゲル強度を有する血粉の製造方法。
  4. 【請求項4】乾燥血液成分が乾燥血漿および/または乾
    燥血清成分であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のゲル強度を有する血粉の製造方法。
  5. 【請求項5】殺菌室内の換気を乾燥血液成分1g当たり0.
    02〜0.2Nl/minの気体を前記殺菌室内に通すことにより
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のゲ
    ル強度を有する血粉の製造方法。
  6. 【請求項6】殺菌室内の換気を110℃以下に加熱した気
    体を前記殺菌室内に通すことにより行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第5項に記載のゲル強度
    を有する血粉の製造方法。
  7. 【請求項7】換気のために殺菌室内を通す気体が空気で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第5
    項または第6項のいずれかに記載のゲル強度を有する血
    粉の製造方法。
JP61131144A 1986-06-06 1986-06-06 ゲル強度を有する血粉の製造方法 Expired - Lifetime JP2508641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61131144A JP2508641B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 ゲル強度を有する血粉の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61131144A JP2508641B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 ゲル強度を有する血粉の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62289151A JPS62289151A (ja) 1987-12-16
JP2508641B2 true JP2508641B2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=15051028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61131144A Expired - Lifetime JP2508641B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 ゲル強度を有する血粉の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508641B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5375356A (en) * 1976-12-17 1978-07-04 Niigata Engineering Co Ltd Heating and pasteurizing method for blood powder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62289151A (ja) 1987-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4347259A (en) Method for reducing the bacterial population of blood powder
US4019958A (en) Continuous process of producing pancreatin and product thereof
CN101530129B (zh) 冻干奶粉的生产方法
JP5026960B2 (ja) タンパク質可溶化のための方法およびシステム
CN1323543A (zh) 低粘度高胶凝强度的蛋白质-淀粉组合物以及含有该组合物的肉糜及其制备方法
JPWO2010067533A1 (ja) 大豆蛋白及びその製造方法
JP3941903B2 (ja) 粉粒体の連続攪拌殺菌装置
JP2508641B2 (ja) ゲル強度を有する血粉の製造方法
AU732195B2 (en) Process for aseptically packaging protein-containing material and product produced thereby
US4790995A (en) Process for sterilizng spices
JP2009143845A (ja) ミミズ抽出液の製造方法及びミミズ乾燥粉末の製造方法
CLEGG et al. Production of an enzymic hydrolysate of casein on a kilogram scale
JPH0829067B2 (ja) 血粉の殺菌方法
JPH0829068B2 (ja) 血粉の殺菌方法
BRPI0115343B1 (pt) Method for manufacturing a decontaminated animal feeding of transmissible degenerative encephalopathies
JPH0579299B2 (ja)
JPH0829069B2 (ja) ゲル強度を有する殺菌された血粉の製造方法
JPS63283553A (ja) 殺菌された血粉の製造方法
JP5696917B2 (ja) ミミズ体液の製造方法及びミミズ乾燥粉末の製造方法
US3424587A (en) Method of treatment of crude animal fat
CN103913045B (zh) 一种稳定高效的胶原蛋白干燥方法
Bianchi et al. Amino acid composition of granules and spots in Grana Padano cheeses
CN1695496A (zh) 畜肉提取物及畜肉提取物的制造方法
RU2125811C1 (ru) Способ получения вареных кормов
JP3318048B2 (ja) 蛋白質水溶液の処理方法