JP2508368Y2 - 高所作業車のブ―ム干渉防止装置 - Google Patents

高所作業車のブ―ム干渉防止装置

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JP2508368Y2
JP2508368Y2 JP4144990U JP4144990U JP2508368Y2 JP 2508368 Y2 JP2508368 Y2 JP 2508368Y2 JP 4144990 U JP4144990 U JP 4144990U JP 4144990 U JP4144990 U JP 4144990U JP 2508368 Y2 JP2508368 Y2 JP 2508368Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、高所作業車に関し、さらには、この高所作
業車に取り付けられたブームの制御装置に関する。
(従来の技術) 電柱上における電気工事等には、トラックの車体に起
伏、伸縮および旋回作動が自在なブームを備え、かつこ
のブームの先端に作業車搭乗用の作業台を取り付けてな
る高所作業車が用いられる。
上記ブームは作業性向上の要請から全周旋回可能とさ
れる場合が多く、この場合には、トラックの車体の最前
部に取り付けられたキャビン(運転台)や車体上に架装
された大型の工具箱がブームの旋回範囲に含まれ、ブー
ムの起伏が低いままに旋回作動を行うと、ブームまたは
作業台がキャビンまたは工具箱に干渉するおそれがあ
る。特に、高所作業車では、作業台に搭乗した作業者に
よりブームの作動が操作されるのであるが、その作業者
にとってはブームの下側や作業台の下部は死角となり、
キャビン等との位置関係を把握しにくいこと等から、例
えば、作業台の下部をキャビン上部に干渉させてしまう
ことがある。
そこで、このような高所作業車には、ブームおよび作
業台がキャビン等に対して所定距離(干渉する危険のな
い十分な距離)以上接近しないようブームの作動を規制
する干渉防止装置が取り付けられている。
また、上記のようにブームを備えた高所作業車には、
格納可能な長さ(例えば、全縮状態)としたブームの中
間部を受けて保持するブーム受け台が取り付けられてい
る。このブーム受け台上にブームを格納することによ
り、トラック走行中における振動に対して、ブームを一
定位置に格納しておける。なお、ブームをブーム受け台
上に格納した状態においては、ブームの先端部分や作業
台の下部は、キャビンや工具箱の上部に近接した状態と
なることが多い。
(考案が解決しようとする課題) このため、ブーム格納時には、上記干渉防止装置を作
動させたままではブームの格納作動ができない。したが
って、干渉防止装置を非作動に切り換えて、作業台に搭
乗した作業者の目視により、ブームおよび作業台をキャ
ビン等に干渉させないよう注意しながらブーム操作を行
い、ブーム受け台上に格納するというように、格納時に
おけるブームの操作が煩わしく、作業性が悪いという問
題がある。
以上の問題に鑑み、本考案では、ブーム格納時には、
自動的に、ブーム等のキャビン等への干渉防止制御から
ブームの自動格納作動制御に切り換わるようにしたブー
ム干渉防止装置を提供することを目的としている。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案のブーム干渉防
止装置は、ブームの起伏角を検出する起伏検出器と、ブ
ームの伸長量を検出する伸長検出器と、ブームの旋回角
を検出する旋回検出器とを備える。さらに、これら検出
器からの信号に基づいてブームの伸長量がこのブームの
車体に対する格納時の所定長さであり、且つブームの旋
回位置および起伏位置が車体に対する所定格納位置に対
して所定範囲内にあると判断したときに、ブームを上記
所定格納位置に格納作動させる格納制御手段と、ブーム
の伸長量が上記所定長さ以上であるか又はブームの旋回
位置および起伏位置が上記所定範囲外にあると判断した
ときに、キャビンその他車体上の架装物へのブームの干
渉を防止するためにこのブームの作動を規制する干渉防
止制御手段とを備える。
(作用) このようなブーム干渉防止装置では、通常作業時、即
ち、ブームが格納用所定長さ以外の長さであるか、また
は、上記所定範囲以外に位置するときは、ブームの作動
は、干渉防止制御手段によりブームおよび作業台がキャ
ビンや工具箱に干渉しないよう規制制御され、作業後に
ブームが格納用所定長さとされ、さらにブームの位置が
所定格納位置に対して所定範囲内に移動されたときは、
格納準備を行ったものとして、ブームは格納作動制御手
段により所定格納位置に自動的に格納される。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の好ましい実施例につい
て説明する。
まず、本考案に係るブーム干渉防止装置を備えたトラ
ックマウント式高所作業車を第1図に示す。
この高所作業車1の車体2後部には旋回台3が取り付
けられており、この旋回台3は旋回モータ(ここでは図
示せず、第2図参照)の作動により車体2に対して旋回
自在である。また、旋回台3の上部にはブーム4の基端
部が枢着されている。このブーム4は、基端ブーム4a内
に先端ブーム4bが嵌入されてなり、旋回台3と基端ブー
ム4b間に取り付けられた起伏シリンダ5の作動により起
伏が自在であり、また、先端ブーム4bは基端ブーム4aに
対して伸縮シリンダ(ここでは図示せず、第2図参照)
の作動により伸縮が自在である。さらに、ブーム4(先
端ブーム4b)の先端には作業第6が取り付けられてい
る。作業時には起伏シリンダ5によりブーム3を起立さ
せるとともに伸縮シリンダによりブーム4を伸長させる
等して、作業台6を所定の高所に運び、作業台6に搭乗
した作業者による高所作業が行われる。また、トラック
のキャビン7の後方にはブーム受け第8が取り付けられ
ている。作業を行わない場合には、ブーム4を全縮状態
(格納用所定長さ)としてこのブーム受け台8上に載置
して格納する。
次に、上記ブーム干渉防止装置について、第2図を用
いて説明する。
このブーム干渉防止装置10は、起伏センサ11、伸長セ
ンサ12、旋回センサ13、格納作動用演算器14、干渉防止
用演算器15、格納コントローラ16および規制コントロー
ラ17から構成されている。
起伏センサ11、伸長センサ12および旋回センサ13は、
それぞれブーム4の起伏角、伸長量および旋回台3の旋
回角(ブーム4の旋回角)を検出するためのものであ
る。これら各センサ11〜13は、格納作動用演算器14およ
び干渉防止用演算器15のそれぞれに信号ラインを介して
繋がっている。
格納作動用演算器14は、上記各センサ11〜13からの検
出信号に基づいて、ブーム4が全縮状体、即ち、格納す
るための長さであるか否かを判断する一方、ブーム4の
位置が、ブーム受け台8に搭載される位置(所定格納位
置)に対して、第3A、B図により示される格納準備範囲
H内にあるか否かを判断する。この格納準備範囲Hは、
第3A図に示すように、ブーム4の所定格納位置P(鎖線
Pは、ブーム4の中心線の位置に対応する。)の左右に
ブーム4の基端部を中心に所定の角度で広がる水平範囲
成分HHおよび第3B図に示すように、所定格納位置Pより
やや上方(ブーム4がブーム受け台8に干渉しないよう
にやや上方としている。)から所定の角度だけ上方に広
がる垂直範囲成分HPから形成される範囲である。
格納作動用演算器14は、ブーム4が全縮状態であり、
且つ格納準備範囲H内にあると判断したときは、格納コ
ントローラ16に作動信号を送出する。
干渉防止用演算器15は、上記各センサ11〜13からの検
出信号に基づいて、ブーム4の長さおよび位置を算出
し、当該ブーム4の位置等が、ブーム4自体または作業
台6を、キャビン7に対して予め設定された干渉許容距
離(干渉防止に十分な距離)以上接近させるような位置
等であるか否かを判断するとともに、格納作動用演算器
14と同様にブーム4が全縮状態か否かおよびブーム4の
位置が格納準備範囲H内にあるか否かを判断する。
ブーム4が、全縮状態より長いかもしくは格納準備範
囲H外に位置すると判断し、且つ、ブーム4や作業台6
をキャビン7に上記干渉許容距離以上接近させる位置や
長さにあると判断した場合には、作動信号を規制コント
ローラ17に送出する。
格納コントローラ16および規制コントローラ17は、そ
れぞれ格納作動用演算器14および干渉防止用演算器15か
らの作動信号を受けると、バルブユニット21に格納制御
信号および規制制御信号を送出する。なお、バルブユニ
ット21は、通常は、作業者の操作に応じて、油圧源22か
らの作業油をブーム4の各作動を行わせる起伏シリンダ
5や伸縮シリンダ23、旋回モータ24(以下、アクチュエ
ータと称する)に給排し、上記格納制御信号または規制
制御信号により、作業者の操作に拘らず、それら信号に
基づいて各アクチュエータへの作業油の給排制御を行
う。
次に、このブーム干渉防止装置の作動について説明す
る。
通常作業時において、例えば、ブーム4をほぼ水平に
起伏させたまま車体2の側方から前方にかけて旋回作動
させようとした場合に、ブーム4もしくは作業台6(特
に、作業台6に搭乗した作業者から死角となるブーム4
の下側や作業台6の下部)とキャビン7とが前述の干渉
許容距離にまで接近する状態が生ずることがある。この
ような状態になると、その旨が干渉防止用演算器15によ
り判断され、規制コントローラ17によりそれ以上ブーム
4や作業台6がキャビン7に接近しないようブーム4の
作動が規制され、それらの干渉が回避される。ここで、
ブーム4は、干渉方向以外であれば作業者の操作に応じ
て作業可能であり、ブーム4を一端起伏上げ作動させる
等してキャビン7を除けながら目標位置に移動させるこ
とができる。
作業終了後において、ブーム4を格納するときは、ま
ず、作業者の操作によりブーム4を全縮状態に短縮作動
させ、次に、ブーム4を旋回作動させてブーム受け台8
のほぼ上方に位置させ、さらに、ブーム4を起伏下げ作
動させる。上記旋回作動中もしくは起伏下げ作動中にブ
ーム4の位置が格納準備範囲H内に入ると、その旨が格
納作動用演算器14により判断され、その後は、格納コン
トローラ16によりブーム4は所定格納位置Pに向かって
自動的に位置修正されながらブーム受け台8上に格納さ
れる。なお、通常作業中に、ブーム4が全縮状態で、且
つキャビン7の上方低位置に位置することは稀であるの
で、このように格納準備範囲Hにおいてブーム4が自動
格納がされるようにしても実用上は問題ない。
以上のようなブーム干渉防止装置は、第4図に示すよ
うなタイプの高所作業車に用いてもよい。この高所作業
車では、旋回台33が車体前部に取り付けられ、ブーム34
および作業台36は、車体上に架装された大型の工具箱39
の上部に載置されて格納される。通常作業時もしくはブ
ーム格納時において、ブーム4を下げ過ぎたまま車体前
後付近で旋回作動すると、ブーム34や作業台36がキャビ
ン37や工具箱39に干渉するおそれがある。ここで、上記
ブーム干渉防止装置が有効となる。
ハ.考案の効果 以上のように、本考案のブーム干渉防止装置を用いれ
ば、通常作業時においては、ブームおよび作業台と車両
のキャビンや車体上に取り付けられた工具箱等との干渉
を確実に防止できる一方、ブームを、全縮状態等、格納
するための長さとし、所定格納位置の上方付近まで移動
させるだけで、後は本装置により自動的にブームの格納
作動がなされる。このため、ブームの干渉防止制御から
格納作動制御への切り換え操作や作業者の目視によるブ
ームの格納操作を不要とすることができ、作業者の労力
軽減および作業効率の向上に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るブーム干渉防止装置を備えた高
所作業車を示した斜視図、 第2図は、上記ブーム干渉防止装置のブロック図、 第3A、3B図は、上記ブーム干渉防止装置によりブームの
格納作動制御を行わせる格納準備範囲を示した平面図と
側面図、 第4図は、上記高所作業車の別タイプの例を示した側面
図である。 4、34…ブーム、6、36…作業台 7、37、…キャビン、8…ブーム受け台 39…工具箱 P…所定格納位置、H…格納準備位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に起伏、伸長および旋回自在なブーム
    を備え、このブームの先端に作業台を有してなる高所作
    業車に取り付けられるブーム干渉防止装置であって、 前記ブームの起伏角を検出する起伏検出器と、 前記ブームの伸長量を検出する伸長検出器と、 前記ブームの旋回角を検出する旋回検出器と、 これら検出器からの信号に基づいて前記ブームの伸長量
    が前記車体に対する格納時の所定長さであり、且つ前記
    ブームの旋回位置および起伏位置が前記車体に対する所
    定格納位置に対して所定範囲内であると判断したとき
    に、前記ブームを前記所定格納位置に格納作動させる格
    納制御手段と、 前記各検出器からの信号に基づいて前記ブームの伸長量
    が前記所定長さ以上であるか又は前記ブームの旋回位置
    および起伏位置が上記所定範囲外にあると判断したとき
    に、キャビンその他前記車体上の架装物への前記ブーム
    の干渉を防止するためにこのブームの作動を規制する干
    渉防止制御手段とから構成されることを特徴とする高所
    作業車のブーム干渉防止装置。
JP4144990U 1990-04-18 1990-04-18 高所作業車のブ―ム干渉防止装置 Expired - Lifetime JP2508368Y2 (ja)

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