JP2507746B2 - 避雷器 - Google Patents

避雷器

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JP2507746B2 JP15054787A JP15054787A JP2507746B2 JP 2507746 B2 JP2507746 B2 JP 2507746B2 JP 15054787 A JP15054787 A JP 15054787A JP 15054787 A JP15054787 A JP 15054787A JP 2507746 B2 JP2507746 B2 JP 2507746B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は碍管内への雨水などの水分の侵入を阻止し、
該碍管内の気密性を向上せしめた避雷器に係り、送配電
線等の避雷装置に利用される避雷器に関する。
(従来の技術) 避雷器としては従来より配電用,送電用として各種の
タイプが知られており、また、逐次新しいタイプのもの
が発明,考案されている。何れにしても、避雷器はその
性能は当然として、該避雷器の内部に包蔵される避雷素
子を、水,湿気等から完全に遮断することが必要であ
る。即ち、前記避雷器の内部に湿気が侵入すると、該湿
気を介して内部要素の劣化を生じて電気漏洩が増すばか
りでなく、避雷器としての性能が低下してしまうことは
周知である。従って、前記避雷器内部への湿気等の侵入
阻止に対して種々の工夫を凝らしている。それらの中か
ら3つの例を取上げて以下に説明する。
従来の技術1 この従来の避雷器を、第6図に基づいて説明する。第
6図は避雷器を示す一部切欠縦断面図であり、該第6図
における碍管(21)の上端側に課電電極(23)が配設さ
れ、下端側にキャップ状の接地電極(24)が冠着されて
いる。さらに、前記碍管(21)の内部には複数個の避雷
素子(22)が積層状に重ね合せた状態で内蔵されると共
に、該最上位の避雷素子(22)の上端面には受金具(2
6)が載置されている。また、前記課電電極(23)の碍
管(21)内の突出部(33)には電極金具(25)が連結さ
れ、該電極金具(25)と前記受金具(26)の間に前記避
雷素子(22)各々の当着面と、最下部に配設される避雷
素子(22)と前記接地電極(24)の当着面とを押圧する
スプリング(27)が介装されている。さらに、前記電極
金具(25)と受金具(26)の間はスプリング(27)で支
持されている銅リボン(28)で接続され、導電可能にな
っている。
そして、雨水等の侵入阻止を図る為に、前記碍管(2
1)の上端中央部に、該碍管の中心に向うにつれてその
内径が小さくなるテーパ穴(39)を設け、該テーパ穴
(39)の内周面に対応した外形に形成された防水ゴム
(29)の外周を、該防水ゴム(29)の中心を貫通する課
電電極(23)の上端側に螺刻された雄ネジ(30)に螺着
したナット(31)で該防水ゴム(29)の端面を前記課電
電極(23)を覆う保護キャップ(32)のロック金具(3
4)(35)を介して締付けて当接させている。また、前
記碍管(21)の下端外周に面取部(36)を設け、該面取
部(36)にO−リング(37)を嵌着し、該O−リング
(37)を前記碍管(21)の下端側に冠着されているキャ
ップ状の接地電極(24)で押圧している。
従って、前記防水ゴム(29)とテーパ穴(39)内周の
間、防水ゴム(29)と課電電極(23)の間には該防水ゴ
ム(29)の弾性に基づく面圧が発生し、また、O−リン
グ(37)と面取部(36)の間、該O−リング(37)と接
地電極(24)のO−リング(37)の押圧面にはO−リン
グ(37)の弾性に基づく面圧が発生して避雷器内部への
雨水等の侵入を阻止することになる。
従来の技術2 この従来の避雷器の構成を、その課電電極側の要部一
部切欠縦断正面図の第7図に基づいて以下に説明する。
即ち、碍管(51)の上端側にキャップ状の課電電極
(53)が冠着されている。該課電電極(53)の前記碍管
(51)との対向面には、該碍管(51)の長さ方向の中心
と同軸心とした環状の溝(56)が設けられると共に、該
溝(56)にO−リング(67)が嵌着されている。更に、
前記課電電極(53)の前記碍管(51)上部付近の外周を
隙間を有して包囲する筒部(58)内周には螺旋溝(57)
が刻設され、該螺旋溝(57)が刻設された前記筒部(5
8)内周と前記碍管(51)上部付近外周の間にシール剤
(59)が充填されている。
なお、この避雷器における前記碍管(51)下端側の雨
水等の侵入阻止構成は、第6図に基づいて説明した従来
の技術1における避雷器と同構成であるから説明を割愛
する。
従来の技術3 この従来の避雷器を、その要部縦断面を示す第8図に
基づいて以下に説明する。
この避雷器は特開昭61−151913号公報において開示さ
れているものであって、碍管(81)の端部外周に雄ネジ
(94)が形成され、該雄ネジ(94)にキャップ状の課電
電極(83)を螺合固定している。そして、該課電電極
(83)の内部には有機性絶縁材料(87)を注入し、凝固
させて気密性を保持させている。
(発明が解決しようとする問題点) 前項において説明した従来の避雷器は、何れも避雷器
内部への雨水等の侵入阻止に対しての密封機能上の諸点
については、ほぼ満足することができるが、密封機構と
して複雑となるので使用部材が多種にわたったり、或は
密封機能を発揮させるための前作業が困難である。
即ち、従来の技術1及び従来の技術2で説明した避雷
器内部への雨水等の侵入は防水ゴム、O−リング等によ
って防止されるのであるから、該防水ゴム、O−リング
が押圧される押圧面は平滑で傷が無いことが望ましい。
しかし、前記押圧面が形成される碍管は、焼物であって
焼成による寸法のばらつき、釉薬のたまり等による凹凸
が生じたり、異物の付着による傷などが生じ易い。従っ
て、釉薬のたまり、寸法歪が発生すると修復できないの
で使用不能になる。また、O−リングは組込み具合によ
っては溝からはみ出し、組込時に噛込まれ、むしれたり
して密封機能を失ったりすることもあるので、組立作業
において細心の注意を要する。更に、従来の技術2で説
明した避雷器のように、O−リングの他にシール剤を用
いる場合には、該シール剤が付着される面は清浄にしな
ければならない。即ち、該シール剤の付着面が清浄でな
いと該面にシール剤が付着せず密封機能を発揮できない
ことになる。従って、予めシール剤付着面の脱ゴミ,脱
脂作業を行なう必要があり、しかもシール剤付着面の形
状が複雑である程、完全な脱ゴミ、脱脂は困難である。
さらに、電極等の金属に対して腐蝕作用を有するシール
剤もあり、このような場合にはアンダーコーティングも
必要となる。
また、従来の技術3で説明した避雷器では碍管の端部
外周に形成された雄ネジに螺合固着された課電電極の内
部に有機性絶縁材料を充填する。従って、該有機性絶縁
材料の接触面を清浄にしなければならない。そして、組
立後の前記有機性絶縁材料が十分凝固しないうちに、前
記課電電極が動いたりすると密封機能が低下するから、
組立後の避雷器を即移動したりする場合には細心の注意
を要することになる。
従って、本発明は避雷器の密封に用いる部材の減少を
図ると共に、組立工数を削減することのできる避雷器の
提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前項で説明した問題点の解決を図る為に、
課電側及び接地側電極各々を略包蔵するように折曲延在
された碍管の両端縁を密封金具で押着する構成にしたの
であって、従ってその特徴とするところは、有機性絶縁
材料からなる碍管の両端開口部に対し、課電電極並びに
接地側電極を配装する他、前記両電極間に複数個の避雷
素子を直列配置にして装設し、更には碍管の両端開口部
に密封金具を嵌着してなる避雷器において、前記碍管は
架橋ポリマーなどの材料よりなる熱収縮性材で形成さ
れ、かつ該碍管の両端縁は前記課電側並びに接地側電極
を各々略包蔵するように折曲延在されて嵌着されると共
に、該碍管両端縁が前記密封金具で押着包蔵されてなる
構成にしたところにある。
(作 用) 本発明は、架橋ポリマーなどの材料よりなる熱収縮性
材で形成された碍管の両開口部に課電電極と接地電極を
配装し、該両電極を略包蔵するように前記碍管の両端縁
を折曲延在させると共に、該碍管の両端縁を密封金具で
押着包蔵したのである。
従って、該密封金具を取付けると、該密封金具により
前記碍管の両端縁は前記両電極に各々押着される。前記
熱収縮材料からなる碍管は弾性を有している為、前記押
着部には面圧が発生する。つまり、碍管の弾性が失なわ
れない限り、該碍管と両電極の間並びに該碍管と密封金
具の間には面圧が発生し続けることとになり、碍管内に
包蔵されている避雷素子配置位置まで雨水等が侵入する
ことはない。従って、従来の技術になる避雷器のよう
に、防水ゴム,O−リングの装着,或はシール剤,有機性
絶縁材料を注入,凝固させるまでもなく、前記密封金具
を取付けるだけで避雷器内部への雨水等の侵入を阻止す
ることができるようになったのである。
(実 施 例) 本発明になる実施例を、第1図乃至第5図を参照しな
がら以下に説明する。
第1実施例 この第1実施例を、その縦断面を示す第1図に基づい
て以下に説明する。
第1図において示す符号(1)は径方向の厚さ略3mm
のシリコンゴムからなる碍管であり、該碍管(1)の内
側には複数個の避雷素子(2)が積層に直列配置される
と共に、第1図における該直列配置された避雷素子
(2)の上端面には課電電極(3)が、また、下端面に
は接地電極(4)が重合状に配装されている。前記課電
電極(3)上端面と、接地電極(4)の下端面にはそれ
らの中心部を除いて碍管(1)の両端縁(5)が折曲延
在されており、そして、両電極(3)(4)と避雷素子
(2)各々の当接面に対する押圧力は前記碍管(1)を
略140℃30分間加熱して熱収縮させ、該碍管(1)の両
端縁(5)で挟持することによって与えられる。
前記両電極(3)(4)の外周には半円形断面をした
溝(6)が周設され、かつそれらの端面中央には雌ネジ
(7)が螺刻されている。そして、雌ネジ(7)には前
記碍管(1)の端部外周に外嵌される筒部(8)と、該
碍管(1)の端縁(5)外面に当接される当接面(9)
を有するキャップ状の密封金具(10)が各々螺合されて
いる。更に、前記両電極(3)(4)の溝(6)に対応
する前記密封金具(10)の筒部(8)外周を外力によっ
て塑性変形させて凹溝(11)を形成させた。つまり、前
記筒部(8)外周をかしめた構成としたのである。
従って、前記凹溝(11)内側には碍管(1)の弾性に
基づく面圧が発生することになる。即ち、該凹溝(11)
内側は密封機能を有することになり、該凹溝(11)内側
から前記避雷素子(2)が配装されている位置まで雨水
等が侵入することがなくなった。
また、本実施例では、前記密封金具(10)の筒部
(8)外周と、該筒部(8)よりも中心寄りの前記碍管
(1)外周とを被覆する前記碍管(1)と同材質の架橋
ポリマーなどの材料よりなる熱収縮性材料の保護管(1
2)を外嵌した。該保護管(12)は前記雌ネジ(7)に
螺着されている密封金具(10)の弛み防止に対してその
効果を発揮する。
なお、本実施例では前記筒部(8)外周をその周方向
にかしめたが、例えば、高圧ゴムホースにおける金具の
締付けと同様に、前記筒部(8)の径方向の中心と平行
な方向の複数個所で該筒部(8)外周を締付けることも
でき、また、前記周方向のかしめと、筒部(8)の径方
向の中心と平行な複数個所での締付けを併用することも
できる。
第2実施例 この第2実施例を、その課電電極側の要部縦断面を示
す第2図に基づいて説明する。
即ち、FRP樹脂からなる円筒(20)の内側に、その上
面中央に雌ネジ(7)が螺刻された円板上の課電電極
(3)が嵌装されており、また、課電電極(3)の下面
に接して避雷素子(2)が嵌装されている。
前記円筒(20)の端部付近の外周には半円径断面をし
た溝(6)が周設されている。そして、課電電極(3)
の中心部を除く上端面には前記円筒(20)外周に外嵌さ
れる熱収縮性の碍管(3)の端縁(5)が折曲延在され
ている。また、雌ネジ(7)には碍管(3)の端部外周
に外嵌される筒部(8)と、該碍管(1)の端縁(5)
外面に当接される当接面(9)を有するキャップ状の密
封金具(10)が螺合されている。更に、前記円筒(20)
の溝(6)に対応する密封金具(10)の筒部(8)外周
を外力によって塑性変形させて凹溝(11)を形成させ
た。そして、密封金具(10)の筒部(8)外周と、該筒
部(8)よりも中心寄りの碍管(1)外周に保護管(1
2)を外嵌した。従って、その作用,効果は第1実施例
と同効である。
第3実施例 この第3実施例を、その課電電極側の要部縦断面を示
す第3図に基づいて以下に説明する。
即ち、円板状の課電電極(3)の上端面中央部に突出
部(13)を設け、該突出部(13)の先端に雄ネジ(14)
を螺刻すると共に、該雄ネジ(14)の下部を該雄ネジ
(14)の外径よりもその外径が小さな円柱部(15)を形
成させた。そして、該円柱部(15)外周を碍管(1)の
端縁(5)で包蔵した。また、前記雄ネジ(14)には、
その下部内側に前記円柱部(15)を包蔵している前記碍
管(1)の端縁(5)外周を押着する押着内面(16)を
有し、かつ該押着内面(16)の上方に、該押着内面(1
6)内径と同心の前記雄ネジ(14)に対応する雌ネジ
(7)が螺刻された密封金具(10)を螺着した。更に、
前記碍管(1)端部外周並びに端面と、密封金具(10)
の下部外周を包蔵する熱収縮性材料の保護管(12)を外
嵌した構成とした。
従って、前記円柱部(15)外周と押着内面(16)に
は、前記端縁(5)の弾性に基づく面圧が発生し、ま
た、前記密封金具(10)の外周は保護管(12)によって
締付けられるから、その作用,効果は第1実施例と同効
である。
第4実施例 この第4実施例を、その課電電極側の要部縦断正面図
の第4図に基づいて以下に説明する。
即ち、円板状の課電電極(3)の上面中央に雌ネジ
(7)を螺刻し、かつ前記課電電極(3)上面に前記雌
ネジ(7)と同心にその断面が半円形状のリング状の溝
(6)を刻設した。そして、該溝(6)を碍管(1)の
端縁(5)で覆うと共に、前記雌ネジ(7)に前記碍管
(1)端部付近の外周径と略同径の円板体(17)を有
し、かつ該円板体(17)の下面中央に前記雌ネジ(7)
に対応する雄ネジ(14)を有する密封金具(10)を螺着
した。また、前記円板体(17)の下面には前記課電電極
(3)上面に刻設された溝(6)に対応する凸部(18)
を形成すると共に、前記碍管(1)の端部付近の外周と
前記密封金具(10)の円板体(17)外周に熱収縮性の保
護管(12)を外嵌した構成にした。
従って、前記溝(6)と凸部(18)に碍管端縁(5)
の弾性に基づく面圧が発生し、また、前記熱収縮性の保
護管(12)により円板体(17)外周が締付けられるか
ら、その作用,効果は第1実施例と同効である。
第5実施例 この第5実施例を、そき課電電極側の要部縦断正面図
の第5図に基づいて以下に説明する。
即ち、円板状の課電電極(3)の上面中央に、深くな
るにつれてその内径が小さくなるテーパ穴(19)を設
け、該テーパ穴(19)の底部に該テーパ穴(19)と同心
に雌ネジ(7)を螺刻した。そして、前記テーパ穴(1
9)の内周面を碍管(1)の端縁(5)を折曲させて覆
う一方、前記雌ネジ(7)には前記テーパ穴(19)内周
面に対応するテーパ状の外周面を有し、かつその下部に
雄ネジ(14)を有する密封金具(10)を螺着した。ま
た、前記碍管(1)の端部付近の外周及び端部側面と、
前記密封金具(10)の外周とを熱収縮性の保護管(12)
を外装した構成とした。
従って、前記テーパ穴(19)内周面と密封金具(10)
のテーパ状外周面には前記碍管(1)端縁(5)の弾性
に基づく面圧が発生し、また、前記熱収縮性の保護管
(12)は密封金具(10)の外周を締付けるから、その作
用,効果は第1実施例と同効である。
即ち、本発明によって、従来の技術になる避雷器のよ
うに、防水ゴムやO−リングを用い、或はシール剤や有
機性絶縁材料を注入するまでもなく、前記碍管端縁の弾
性を利用して、該碍管端縁を密封金具を取付けて課電電
極或は接地電極に押着するだけで、前記碍管端縁は密封
機能を発揮するから、避雷器内部への雨水等の侵入を完
全に阻止でき、もって、碍管内の気密性をより向上する
ことができる。
(発明の効果) 本発明は、電極と避雷素子とを収納する碍管を、架橋
ポリマー等の材料よりなる熱収縮性材で形成し、前記碍
管の端縁により前記電極を略包蔵して、該碍管の端縁を
密封金具により前記電極に押着させる構成としたのであ
る。
従って、密封金具を取付けると前記碍管の両端縁は前
記両電極側に押着される。前記碍管の端縁は弾性を有し
ているから、該碍管両端縁の押着面には弾性に基づく面
圧が発生する。つまり、該碍管の両端縁は押着によって
密封機能を発揮することになるから、前記密封金具を取
付けるだけで、避雷器内部への雨水等の侵入が阻止され
ることになる。
また、前記碍管両端縁に対する適切な押着力は両電極
並びに密封金具の寸法精度管理と、前記密封金具の取付
力の管理によって行なわれるから、該密封金具を予め設
定された取付力で取付けるだけの簡単な作業で良い。
従って、従来の避雷器のように、該避雷器内部への雨
水等の侵入を阻止する為に、防水ゴム,O−リング,シー
ル剤或は有機性絶縁材料等を用いる必要がなくなった。
即ち、使用部材は削減され、また、前記密封金具等は
金属製であって、例え傷付きを発生しても容易に修復で
きることが多く、さらにシール剤や有機製絶縁材を注入
することもないから、組立時における部品の取扱い並び
に組立上った直後の避雷器の取扱いも容易になり、部品
の脱ゴミ,脱脂作業も、例えば工場エヤを該部品に吹付
けるだけの簡単な脱ゴミ作業で済むようになった。
以上のように本発明によれば、避雷器の密封用部品が
減少され、かつ密封金具を取付けるだけの簡単な作業で
碍管内部への雨水等の侵入を阻止できる極めて有用、か
つ優れた避雷器を実現することができたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の避雷器の縦断面正面図、第2図は
第2実施例の避雷器の課電電極側要部縦断正面図、第3
図は第3実施例の避雷器の課電電極側要部縦断正面図、
第4図は第4実施例の避雷器の課電電極側要部縦断正面
図、第5図は第5実施例の避雷器の課電電極側縦断正面
図、第6図は従来の技術1の避雷器の一部切欠縦断正面
図、第7図は従来の技術2の避雷器の課電電極側要部の
一部切欠縦断正面図、第8図は従来の技術3の避雷器の
課電電極側要部縦断正面図である。 (1)……碍管、(2)……避雷素子、(3)……課電
電極、(4)……接地電極、(5)……碍管端縁、
(6)……溝、(10)……密封金具、(12)……熱収縮
性保護管、(20)……絶縁性円筒。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機性絶縁材料からなる碍管の両端開口部
    に対し、課電側電極並びに接地側電極を配装する他、前
    記両電極間に複数個の避雷素子を直列配置にして装設
    し、更には前記碍管の両端開口部に密封金具を嵌着して
    なる避雷器において、前記碍管は架橋ポリマーなどの材
    料よりなる熱収縮性材で形成され、かつ該碍管の両端縁
    は前記課電側並びに接地側電極を各々略包蔵するように
    折曲延在されて嵌着されると共に、該碍管両端縁が前記
    密封金具で押着包蔵されてなる構成にしたことを特徴と
    する避雷器。
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