JP2507540B2 - Lapd処理方法 - Google Patents

Lapd処理方法

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JP2507540B2
JP2507540B2 JP63131705A JP13170588A JP2507540B2 JP 2507540 B2 JP2507540 B2 JP 2507540B2 JP 63131705 A JP63131705 A JP 63131705A JP 13170588 A JP13170588 A JP 13170588A JP 2507540 B2 JP2507540 B2 JP 2507540B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、CCITT勧告に従うLAPD処理LSIにおける処理
方法に係り、特にTEI管理手順処理時に、外部制御装置
との間で授受される情報を最小に抑え、また、同一内容
のフレーム連続受信によってはシステム処理能力が低下
されないようにしたLAPD処理方法に関するものである。
[従来の技術] これまでに、この種処理についてのものとしては、特
開昭62−171298号公報や特開昭62−131652号公報、特開
昭62−164345号公報、特開昭62−117050号公報などが挙
げられるが、何れにおいてもTEI(Terminal Endpoint I
dentifier;端末終端点識別子)管理手順の効率的な処理
については言及していなく、その手順処理上同一内容の
フレームが異常に連続的に受信される場合についても何
等考慮されていないものとなっている。
[発明が解決しようとする課題] 即ち、これまでにあっては、TEI管理手順のためのUI
フレーム(Unnumberd Informationフレーム;非番号性
情報フレーム)(M−UIフレーム)の送受信に際し、外
部制御装置との間で授受される情報を必要最小とするこ
とについては配慮されていなかったものである。M−UI
フレームについての送受信処理はそれ以外のUIフレーム
についての送受信処理と同様とされていたことから、M
−UIフレームの情報(I)フイールドの授受のための外
部バッファメモリを必要とするばかりでなく、LAPD(Li
nk Access P−rocedure on tne D−channel)処理LSIと
外部制御装置、あるいは外部バッファメモリとの間のア
クセスを必要とするため、LAPD処理システムの処理能力
向上が妨げられるという不具合があったものである。
そのような不具合に加え、また、端末側LAPD処理LSI
からは何等かの異常により同一機能のM−UIフレームが
連続的に送信される場合があるが、これら全く同一機能
のM−UIフレームを網側LAPD処理LSIにて連続して受信
するような、異常時での受信処理についても配慮されて
おらず、かかる異常時においても、M−UIフレームのI
フイールドを全て外部バッファメモリへ転送することと
なり、外部バッファメモリが無効に使用され、ひいては
バッファメモリ不足を引き起こし、システム障害に陥る
などの不具合があったものである。
本発明の目的は、網側LAPD処理LSIが端末側LAPD処理L
SIとの間でM−UIフレームを授受するに際し、外部制御
装置との間では必要最小な情報を授受するだけで済まさ
れるLAPD処理方法、更には、端末側LAPD処理LSIより連
続的に同一機能のM−UIフレームが送信される場合で
も、網側LAPD処理LSIにてそれらM−UIフレームを効率
的に受信処理し得るLAPD処理方法を供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、網側LAPD処理LSIにてM−UIフレームを
端末側LAPD処理LSIとの間で授受するに際し、外部制御
装置との間で授受される情報は、M−UIフレーム中の動
作表示情報と、M−UIフレーム中のメッセージ種別(機
能種別)に対応して定義されたコマンド/ステータスコ
ード情報とすることで達成される。また、TEI管理手順
を実行するに際しては各種のM−UIフレームが端末側LA
PD処理LSIとの間で授受されるが、同一参照番号に係る
同一機能種別のM−UIフレームが連続的に受信される場
合は、最大許容回数受信されたことを以て、以降受信さ
れるそのM−UIフレームを廃棄することで達成される。
[作用] 網側LAPD処理LSIよりM−UIフレームを送信する場合
には、外部制御装置からのそのM−UIフレームの機能種
別に応じたコマンドコードおよび動作表示(Ai)にもと
づき、LAPD処理LSI内部でそれに応じた情報(I)フレ
ームを含むフレームが構成されたうえ端末側に送信され
るようになっているものである。また、端末側より受信
したUIフレームがM−UIフレームである場合には、その
機能種別に応じたステータスコードおよび動作表示(A
i)が外部制御装置に報告されるようになっているもの
である。このようにM−UIフレームの送受信に際し、網
側LAPD処理LSIとその外部制御装置との間で授受される
情報は必要最小とされ、したがって、外部バッファメモ
リをアクセスすること不要にしてそれら間で直接的に情
報が転送され得、外部バッファメモリをアクセスするこ
とによるLAPD処理システムの処理能力低下は防止される
ところとなるものである。
また、受信した端末側からのM−UIフレームの処理に
ついては、同一端末および同一機能種別毎に最大許容回
数まで行なうものとし、以降受信される同一内容のM−
UIフレームは全て廃棄されるものとすれば、外部制御装
置への動作表示(Ai)およびステータスコードの勧告回
数は最大許容回数までとされ、徒らに報告が繰り返され
ることによるLAPD処理システムの処理能力低下も防止さ
れ得るものである。
[実施例] 以下、本発明を第1図から第9図により説明する。
先ず本発明に係る網側LAPD処理LSIについて説明すれ
ば、第2図はその一例での内部構成をその周辺としての
システム全体制御用外部制御装置およびメモリとともに
示したものである。図示のようにLAPD処理LSI1はシステ
ムバス4を介しメモリ(MEM)3とともに上位装置とし
ての外部制御装置(MPU)2に収容された状態で、CCITT
勧告にもとづく複数のISDN端末(図示せず)との間で送
信回線(TXD)5および受信回線(RXD)6を介して各種
フレームを送受信するものとなっている。また、LAPD処
理LSI1自体はROM7にフアームウェアを保持しており、そ
のLSI内部全体はプロセッサ(CPU)8により制御され、
内部制御に必要とされる情報やパラメータなどはRAM9に
格納されるようになっている。
ここで、LAPD処理LSI1によるレイヤ2フレームの送受
信が如何に行なわれるかについて簡単ながら説明すれ
ば、以下のようである。
即ち、端末に対してCCITT勧告にもとづいたDチャン
ネル(制御信号チャンネル)信号を送信する場合は、送
信回線(TX)10においてレイヤ2のフレームが組み立て
られるようになっている。第3図に示すようにフラグケ
ーシング(1オクテット構成)F,アドレス(A)フイー
ルド(2オクテット構成),制御(C)フイールド(1
または2オクテット構成)、情報(I)フイールド(最
大260オクテット構成、但し、本フイールドが不要なフ
レームあり)、フレームチェックシーケンス(2オクテ
ット構成)FCSおよびフラグシーケンス(1オクテット
構成)Fよりフレームが構成されたうえ送信回線(TX
D)5を介し端末側に送信されるようになっている。上
記フレーム構成要素のうち、アドレス(A)フイールド
および制御(C)フイールドはCCITT勧告のLAPD手順に
もとづいてCPU8による処理により生成されたうえ送信回
路(TX)10へ転送され、また、情報(I)フイールドが
レイヤ3の情報を含む場合には、外部制御装置(MPU)
2がその情報をメモリ(MEM)3に一旦格納した後に、L
APD処理LSI1に対しこれを端末に送信すべく指令する
(コマンド発行する)ようになっている。LAPD処理LSI1
では外部インタフェース回路(HIF)16などを介しその
コマンドを受信、解読した後にダイレクトメモリアクセ
ス制御回路(DMAC−T)11を起動すれば、メモリ(ME
M)3に格納されているそのレイヤ3情報はメモリ(ME
M)3からダイレクトメモリアクセス制御回路(DMAC−
T)11、送信データ用FIFO(TFF)12を介し送信回路(T
X)10に転送され、フレームとして構成された後に送信
する回線(TXD)5を介し送信されるものである。
一方、受信回線(RXD)6を介し端末からレイヤ2フ
レームを受信した場合、受信回路(RX)13では受信フレ
ームの分析が行なわれるようになっている。この分析で
もしも受信フレームガレイヤ3の情報を有する場合は、
この旨はCPU8に通知されるとともに、そのレイヤ3情報
は受信データ用FIFO(RFF)14へ転送記憶され、その後
にCPU8によりダイレクトメモリアクセス制御回路(DMAC
−R)15を起動することで、レイヤ3情報はメモリ(ME
M)3へ一旦転送記憶されるものとなっている。なお、
第2図中17は演算回路を示しており、また、タイマ(T
M)18はフレーム送受信の際での応答が規定時間内に受
信されたか否かを監視するために設けられたものであ
る。因みに端末側の構成について説明すれば、端末側も
第2図に示すものに同様となっている。但し、端末側LA
PD処理LSIには、第2図中に点線表示の乱数発生回路(R
P)19が更に設けられたものとなっている。これは、端
末各々にTEIが網側から自動割当されるまでの間、TEIの
代わりに乱数を端末識別用として用いようというもので
ある。
さて、本発明について具体的、詳細に説明するに際
し、先ずTEI割当手順、TEI検査手順およびTEI解除手
順、更にはオプションとしてのTEI検証手順よりなるTEI
管理手順のためのUIフレーム(M−UIフレーム)の送受
信動作について説明する。一般にISDN加入者線には複数
の端末が接続され得るので、CCITT勧告にはそれら複数
の端末を論理的に識別するための番号(端末終端点識別
子;TEI)に係る管理手順が規定されている。このTEI管
理手順のために、網と端末との間で送受するフレームは
非番号性情報(UI)フレーム(M−UIフレーム)とさ
れ、そのフレーム内情報(I)フイールドは第4図に示
す内容を有したものとなっている。即ち、マネージメン
トエンティティ識別子(MEI)は“00001111(=O
FH;16進表示)“固定値であり、参照番号(Ri)は
0から65535までの範囲内に含まれる何れかの2進数値
であり、これは端末各々において乱数発生回路19よりラ
ンダムに生成されたものである。また、メッセージ識別
(MTP)はTEI管理手順上実行される機能種別に応じた8
ビットの2進数(ビットコード)とされ、最後の動作表
示(Ai)は機能種別毎の手順において管理対象となるTE
I相当の0から127までの範囲の2進数値である。
さて、各種M−UIフレームのメッセージ識別およびR
i,Aiの値を第5図に、また、第1図にそれらM−UIフレ
ームが網、端末間で送受信される場合に、網側LAPD処理
LSIと外部制御装置(MPU)との間で授受されるコマンド
およびステータスのフォーマットを示す。第1図に示す
ように最下位の8ビットは第4図に示したオクテット5
に等しい値(但し、本例ではE=“1")とされ、最上位
の8ビットはまたLAPD処理システムにおいて、網側LAPD
処理LSIと外部制御装置(MPU)との間で授受される各種
コマンドコードおよびステータスコードの一部(TEI管
理手順用)として、第5図に示した各機能識別にそのま
ま対応させながら定義したコマンドコード、またはステ
ータスコードである。従って、コマンドおよびステータ
スは本例では該当機能種別毎にM−UIフレームの送信側
とその受信側において互いに一対一に対応したものとな
る。即ち、送信側外部制御装置(MPU)からのコマンド
コードは受信側外部制御装置(MPU)へはステータスコ
ードとして報告されるものである。
第6図に機能種別;“ID要求”のフレームの送受信シ
ーケンスを模式的に示す。これから明らかなように、
“ID要求”フレームの送信側は端末であり、端末のLAPD
処理LSIはその外部制御装置(MPU)からTEI自動割当要
求としての“ID要求”コマンドを受けた場合には、網に
対し“ID要求”対応のメッセージ種別を有するM−UIフ
レームをAi=127として送信する一方、網はそのM−UI
フレームの受信側となるため、網のLAPD処理LSIでは受
信したものが“ID要求”に係るM−UIフレームであるこ
とを識別したうえ、そのフレームに含まれているメッセ
ージ種別をそのまま“ID要求”ステータスとして外部制
御装置(MPU)へ報告するようになっている。本例では
端末側外部制御装置(MPU)からの“ID要求”に係るコ
マンドコード“00000001"はそのままメッセージ種別と
して使用され、また、そのまま網側外部制御装置(MP
U)に報告されているわけであるが、一般的には送信側
外部制御装置(MPU)から受信側のそれにそのまま送ら
れる“情報”は動作表示(Ai)だけである。M−UIフレ
ームの対応のIフイールド内でのマネジメントエンティ
ティ識別子(MEI)や参照番号(Ri)、メッセージ種別
(MTP)についてのビットパタンは全て送信側LAPD処理L
SI内部で新たに生成されるわけである。
第7図(a),(b)はその場合での端末側(送信
側)、網側(受信側)LAPD処理LSIによる処理動作のう
ち、本発明に係る部分の処理フローをそれぞれ一般的に
示したものである。第7図(a)に示すように、端末側
LAPD処理LSIでは外部制御装置(MPU)からの、“ID要
求”に係るコマンドコード(CMC)と動作表示(Ai)に
もとづきそのコマンドコード(CMC)に対応したメッセ
ージ種別(MTP)を有するUIフレーム(M−UIフレー
ム)を組立てたうえ網側に送信するようになっている。
一方、受信側としての網側LAPD処理LSIでは、フレーム
種別分析によってUIフレームとして識別された受信フレ
ームは、更にそのIフイールドのオクテット1が“0000
1111(=0FH)”(マネジメントエンティティ識別子)
であるか否かが分析されることによってM−UIフレーム
であるとして識別されるようになっている。M−UIフレ
ームであれば、Iフイールド内の動作表示(Ai)と、メ
ッセージ種別(MTP)に対応したステータスコード(ST
C)とがステータスとして、第1図に示すフォーマット
で外部制御装置(MPU)へ報告されるものである。
以上は第5図に示す機能種別“ID要求”についてのも
のであるが、第5図に示す他の全ての機能種別について
も同様に、その機能種別に対応したコマンド/ステータ
スおよび動作表示(Ai)のみによって、TEI管理手順の
ためのUIフレーム(M−UIフレーム)の送受信動作を行
ない得ることは明らかである。
さて、最後に網側LAPD処理LSIにてTEI管理手順のため
の、端末側からのM−UIフレームを受信処理する際での
許容回数に係る制御動作について述べる。第8図は網側
LAPD処理LSIにて端末側“ID要求”に係るM−UIフレー
ムを受信した場合での、本発明に係る処理のフローを示
したものである。図示のように、端末よりフレームを受
信すると、先ずそのフレーム内制御(C)フイールドよ
りフレーム種別が分析され、もしも受信フレームがUIフ
レームであると識別されたならば、次にはIフイールド
のオクテット1の内容が“00001111(=0FH)”である
か否かが判定されるようになっている。そのオクテット
1の内容がMEI以外のビットパターンである場合は、受
信フレームはTEI管理手順用のM−UIフレーム以外のも
のであるから、それに応じた処理が行なわれるが、これ
については本発明に直接関しなくその説明は省略する。
しかしながら、もしも、そのビットパタンがMEIに等し
い場合、即ち、受信フレームがM−UIフレームであると
判定された場合には、その機能種別を識別するために、
メッセージ種別(MTP)が分析されるようになってい
る。本例では分析の結果、機能種別は“ID要求”である
ので、これを処理しようとしているLAPD処理LSI(自
局)が網側である場合には、“ID要求”についての受信
処理が端末対応に行なわれるものである。具体的には、
“ID要求”に係るM−UIフレームが受信される度に、そ
のフレームが何れの端末(TEI=127は全端末共通に割当
されていることから、端末識別用TEIとしては0〜126の
127種、したがって、端末数は最大127)からのものであ
るかは仮TEIである参照番号(Ri)より知れることか
ら、端末対応に“ID要求”に係るM−UIフレームが何回
受信されたかが計数されるようになっている。端末各々
より最初のM−UIフレームがあった場合はそのフレーム
内参照番号(Ri)はまだレジスタ(メモリ)に登録され
ておらず、既にレジスタに登録されている他端末対応の
Ri値の何れとも異なることから、Ri値格納用レジスタに
空きがある限り空き格納用レジスタを指示するポインタ
(受信ポインタ)に従ってこれを格納、保持したうえ受
信ポインタは次に使用可能な空き格納用レジスタに移動
されるとともに、その参照番号(Ri)についての受信回
数は“1"に設定されるようになっている。もしも、新た
なRi値を格納するための空き格納用レジスタがなけれ
ば、受信したフレームについての以降の処理は行なわれ
ず廃棄されるものである。このようにして端末対応に一
旦登録された参照番号(Ri)はその端末に対する応答処
理、または内部処理が完了するまでその登録の解除は行
なわれないようになっている。
したがって、有意のRi値を含む“ID要求”に係るM−
UIフレームを受信した場合には、そのRi値がレジスタに
保持されているRi値の何れか一致するか否かをチェック
することによって、以前に全く同一のM−UIフレームを
少なくとも1回以上受信したか否かを判定し得、既に受
信されている場合にはその受信回数が+1更新されるよ
うにすればよいものである。しかしながら、受信回数の
計数は予め定められた最大許容受信回数までとされる。
全く同一参照番号(Ri)に係るM−UIフレームが受信さ
れた場合、その受信回数が最大許容受信回数以下にある
間、そのM−UIフレームについての受信処理が行なわ
れ、メッセージ種別(MTP)より生成されたステータス
コード(STC)と、Aiを内容とするAICとがステータスと
して外部制御装置(MPU)に報告されるものである。も
しも、以上の処理が繰り返されている間に受信回数が最
大許容受信回数を超えた場合は、以降に受信される全く
同一参照番号(Ri)に係るM−UIフレームは全て廃棄さ
れるものである。
以上同一端末より“ID要求”に係るM−UIフレームが
連続的に受信される場合での処理について述べたが、こ
のような処理はTEI検査手順の際、端末側から網側に“I
Dチェック要求”に対する応答として返送される、“ID
チェック応答”に係るM−UIフレームについても行なわ
れるようになっている。
因みに、本発明には直接関しないが、“ID要求”に対
する応答として網側より端末側に送信される、“ID割
当”に係るM−UIフレーム送信処理について説明すれば
以下のようである。
即ち、網側LAPD処理LSIでは外部制御装置(MPU)から
の“ID割当”に係るコマンドコードと動作表示(Ai)
(Aiは自動設定端末用TEIとして64〜126の値をとり、TE
Iの0〜63はTEI非自動設定端末に割当されている)にも
とづき、先ず格納済(処理待)のRi値が存在するか否か
チェックするようになっている。これらRi値としては、
CCITT勧告のLAPD規定により“ID割当”は端末からの“I
D要求”に対する応答として行なわれるから、“ID要
求”に係るM−UIフレーム受信時に格納したものを用い
る必要がある。ところで、ID割当処理時に、格納済(処
理待)のRi値が全くないとすれば、ID割当処理を実行し
得ない異常状態であるから、その旨は外部制御装置(MP
U)に報告されるが、この原因としては、例えば端末か
らの“ID要求”が全くないか、あるいは全て処理済にも
かかわらず外部制御装置(MPU)が誤ってLAPD処理LSIに
対しID割当コマンドを発行した場合等が考えられる。
さて、ID要求コマンドを受けた場合、通常は格納済
(処理待)のRi値が存在するので、次に処理すべきRi
の格納レジスタを示す送信ポインタに従い保持されてい
るRi値をそのまま送信M−UIフレームのRi値とし、ま
た、コマンドコード(CMC)からメッセージ種別(MTP)
を生成(マッピング)し、更にAICをAiとして“ID割
当”に係るM−UIフレームが送信されるようになってい
る。その際送信ポインタは次に処理すべきRi値を保持す
るレジスタまで移動され、また、送信M−UIフレーム内
のRi値をそれまで保持していたレジスタは空き状態にお
かれ以降の処理のために備えるようになっている。
以上のようにして送信される“ID割当”に係るM−UI
フレームは端末側にて受信されるが、端末各々ではその
フレーム内Ri値が自己内部に保持されているものと一致
した場合には、そのフレーム内Ai値をTEIとして以降使
用することになるものである。端末各々にて生成される
参照番号(Ri)はまたTEI検査手順(“IDチェック要
求”、“IDチェック応答”)の際にも用いられるものと
なっている。
最後に、本発明には直接関しないが、TEI管理手順で
使用されるタイマについて説明すれば、CCITTで規定し
ているTEI管理手順に係わる時間監視としては以下のも
のが挙げられるものとなっている。
(1)“ID要求”フレーム送信からその応答としての
“ID割当”フレームを受信するまでの時間監視(タイマ
T202) (2)“IDチェック要求”フレーム送信からその応答
としての“IDチェック応答”フレームを受信するまでの
時間監視(タイマT201) (3)“ID検証”フレーム送信からその応答としての
“IDチェック要求”までの時間監視(タイマT202) これらタイマT201,T202は第2図中にはタイマ(TM)1
8として代表的に示されているが、タイマ(TM)18は該
当のM−UIフレームの送信開始の通知を送信回路(TX)
10から受けると計時を開始する一方、その応答としての
該当M−UIフレームの受信の通知を受信回路(RX)13か
ら受けると計時を停止するようになっている。もしも、
規定された最大許容監視時間内に応答が受信されない場
合には、タイマ満了の旨は割込としてプロセッサ(CP
U)8に通知され、以降タイマ満了に伴う手順処理が実
行されるものである。
以上のように、TEI管理手順で規定される時間を監視
するタイマや、該当M−UIフレームの送受信判定回路を
LAPD処理LSI内部に具備せしめる場合は、該当M−UIフ
レームの送信とする時点と実際に回線上へフレームが送
出される時点との時間差や、応答としてのM−UIフレー
ムを回線から到達した時点と受信の識別時点との時間差
が共に小さくなり、CCITTで規定されるタイマ値に対し
て誤差少なくして正確な計数が可能となるものである。
[発明の効果] 以上請求項1記載のものによれば、TEI管理手順のた
めのUIフレーム(M−UIフレーム)を送受信する場合
に、外部制御装置との間では、管理機能種別に対応する
コマンド/ステータスコードと、動作表示(Ai)に対応
するビットパタンのみの授受で処理可能であるから、M
−UIフレームへの情報フイールドを格納するために外部
バッファメモリを必要としなく、したがって、それへの
アクセスによるシステム能力低下が引き起こされないと
いう効果がある。また、請求項2記載のものによる場合
は、全く同一内容をもった特定種別のM−UIフレームが
予め定めた最大許容受信回数以上に亘って受信される場
合に、その回数に達した以降の同一内容の受信フレーム
は廃棄されるので、無効に外部制御装置との間で情報授
受が行なわれることがなく、システムの処理能力低下が
引き起こされないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、TEI管理手順上網側、端末側それぞれにおい
て外部制御装置とLAPD処理LSIとの間で授受される情報
のフォーマットを示す図、第2図は、本発明に係る網側
LAPD処理LSIの一例での内部構成をそのLSI周辺とともに
示す図、第3図は、CCITT勧告に従うLAPD手順における
情報フレームのフォーマットを示す図、第4図は、TEI
管理手順上授受される非番号性情報フレームに含まれる
情報フイールドのフォーマットを示す図、第5図は、そ
の非番号性情報フレームの種別内容を示す図、第6図
は、“ID要求”に係る非番号性情報フレームの送受信シ
ーケンスを模式的に示す図、第7図(a),(b)は、
その場合での端末側、網側LAPD処理LSIによ本発明に係
る処理のフローをそれぞれ示す図、第8図は、網側LAPD
処理LSIにて端末側から“ID要求”に係る非番号性情報
フレームを連続的に受信する場合での処理のフローを示
す図、第9図は、“ID要求”に対する応答としての“ID
割当”に係る非番号性情報フレームの送信処理のフロー
を示す図である。 1……LAPD処理LSI、2……外部制御装置、3……メモ
リ、4……システムバス、5……送信回線、6……受信
回線、7……ROM、8……プロセッサ、9……RAM、10…
…送信回路、11……ダイレクトメモリアクセス制御回
路、12……送信データ用FIFO、13……受信回路、14……
受信データ用FIFO、15……ダイレクトメモリアクセス制
御回路、16……外部インタフェース回路、17……演算回
路、18……タイマ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網側LAPD処理LSIにて、TEI(端末終端点識
    別子)管理手順用の非番号性フレームを端末側LAPD処理
    LSI各々との間で授受するに際し、上記網側LAPD処理LSI
    と網側外部制御装置との間では、上記非番号性情報フレ
    ーム中の動作表示情報と、上記非番号性情報フレーム中
    のメッセージ種別(機能種別)に対応して定義されたコ
    マンド/ステータスコード情報とのみが直接的に授受さ
    れるようにしたLAPD処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、網側LAPD処理LSIに
    て、端末側より同一種別および同一参照番号に係る、TE
    I管理手順用の非番号性情報フレームが一定回数以上に
    亘って連続的に受信される場合、一定回数受信された後
    に受信される非番号性情報フレームは廃棄されるように
    したLAPD処理方法。
JP63131705A 1988-05-31 1988-05-31 Lapd処理方法 Expired - Lifetime JP2507540B2 (ja)

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JP63131705A JP2507540B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 Lapd処理方法

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JPH01302941A JPH01302941A (ja) 1989-12-06
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JP63131705A Expired - Lifetime JP2507540B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 Lapd処理方法

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JP2814132B2 (ja) * 1990-03-15 1998-10-22 株式会社日立製作所 マルチチャネル通信処理装置

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