JP2506860B2 - 金属缶の接着部検知装置 - Google Patents
金属缶の接着部検知装置Info
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- JP2506860B2 JP2506860B2 JP62307886A JP30788687A JP2506860B2 JP 2506860 B2 JP2506860 B2 JP 2506860B2 JP 62307886 A JP62307886 A JP 62307886A JP 30788687 A JP30788687 A JP 30788687A JP 2506860 B2 JP2506860 B2 JP 2506860B2
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- Japan
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- metal
- detection coil
- voltage
- impedance
- heating
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- General Induction Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は金属缶を誘導加熱する自動販売機等に用いる
金属缶の接着部検知装置に関するものである。
金属缶の接着部検知装置に関するものである。
従来の技術 近年、誘導加熱を利用して金属缶を加熱しその内部の
飲料水等を加熱するような自動販売機等が考えられてい
る。しかし、このような自動販売機等においては、加熱
する金属缶はその缶径が種々異なるため、これらに対応
するものでなければならない。そのため加熱コイルとし
ては円筒状ではなく半円弧形のものを用い、この上に金
属缶の側面を載せて加熱するようにしたものを発明者は
提案している。このような加熱方式では、金属缶の缶径
が一定なものでなくても加熱することができるというす
ぐれた特徴を有する。
飲料水等を加熱するような自動販売機等が考えられてい
る。しかし、このような自動販売機等においては、加熱
する金属缶はその缶径が種々異なるため、これらに対応
するものでなければならない。そのため加熱コイルとし
ては円筒状ではなく半円弧形のものを用い、この上に金
属缶の側面を載せて加熱するようにしたものを発明者は
提案している。このような加熱方式では、金属缶の缶径
が一定なものでなくても加熱することができるというす
ぐれた特徴を有する。
発明が解決しようとする問題点 ところが、上記のような加熱方式では、金属缶の接着
部が加熱面にくると、この部分は接着剤により絶縁され
ているため、缶底面または缶天面と缶側面との重なり合
う箇所に集中して異常加熱を起しこげつきが生ずる。そ
のため、金属缶の接着部を検知し、これが加熱面にこな
いようにすることが望まれる。しかしながら、この要請
を満たすための検知装置はこれまでなかった。
部が加熱面にくると、この部分は接着剤により絶縁され
ているため、缶底面または缶天面と缶側面との重なり合
う箇所に集中して異常加熱を起しこげつきが生ずる。そ
のため、金属缶の接着部を検知し、これが加熱面にこな
いようにすることが望まれる。しかしながら、この要請
を満たすための検知装置はこれまでなかった。
本発明は上記のような要請にこたえるもので、金属缶
の接着部か否かを確実に検完する装置を提供することを
目的とするものである。
の接着部か否かを確実に検完する装置を提供することを
目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の金属缶の接着部
検知装置は、誘導加熱により加熱される金属缶と、この
金属缶に近接しかつ誘導加熱による加熱面から離れた位
置に配置した検知コイルと、前記検知コイルに対向する
金属缶の部分が接着部であるか否かを、前記検知コイル
のインピーダンスによって判定するインピーダンス判定
回路とを有するものである。
検知装置は、誘導加熱により加熱される金属缶と、この
金属缶に近接しかつ誘導加熱による加熱面から離れた位
置に配置した検知コイルと、前記検知コイルに対向する
金属缶の部分が接着部であるか否かを、前記検知コイル
のインピーダンスによって判定するインピーダンス判定
回路とを有するものである。
作用 この構成により本発明の金属缶の接着部検知装置は、
検知コイルのインピーダンスを判定することにより検知
コイルの対向する金属缶の部分が接着部であるか否かを
検知することができる。
検知コイルのインピーダンスを判定することにより検知
コイルの対向する金属缶の部分が接着部であるか否かを
検知することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。第１図は本発明の一実施例における金属缶の接
着部検知装置の回路図である。
明する。第１図は本発明の一実施例における金属缶の接
着部検知装置の回路図である。
第１図において、１は接着剤による接合部1aを有する
金属缶、２はフェライトコア３に巻かれ金属缶１に近接
して配置した検知コイル、４は検知コイル２に直列に接
続した共振コンデンサ、５は共振コンデンサ４の両端の
電圧VCを分圧する分圧回路で、抵抗６および抵抗７で構
成している。８はピークホールド回路で、ダイオード９
とコンデンサ10で構成している。11は基準電圧源、12は
ピークホールド回路８の出力電圧VPと基準電圧源11の電
圧VRを比較し、VP＞VRである場合にはHIGH、VP＜VRであ
る場合にはLOWを出力するコンパレータである。13は検
知コイル２と共振コンデンサ４の直列回路に周波数の
交流電圧VSを供給する交流電源である。そして、上記し
た各部４〜13により検知コイル２のインピーダンスを判
定するインピーダンス判定回路を構成している。
金属缶、２はフェライトコア３に巻かれ金属缶１に近接
して配置した検知コイル、４は検知コイル２に直列に接
続した共振コンデンサ、５は共振コンデンサ４の両端の
電圧VCを分圧する分圧回路で、抵抗６および抵抗７で構
成している。８はピークホールド回路で、ダイオード９
とコンデンサ10で構成している。11は基準電圧源、12は
ピークホールド回路８の出力電圧VPと基準電圧源11の電
圧VRを比較し、VP＞VRである場合にはHIGH、VP＜VRであ
る場合にはLOWを出力するコンパレータである。13は検
知コイル２と共振コンデンサ４の直列回路に周波数の
交流電圧VSを供給する交流電源である。そして、上記し
た各部４〜13により検知コイル２のインピーダンスを判
定するインピーダンス判定回路を構成している。
第２図は、本実施例における交流電源13の周波数と
ピークホールド回路８の出力電圧VPの特性を示したグラ
フである。第２図において実線は接着部1aにおける周波
数と出力電圧VPの関係を示し、破線は接着部1aでない
部分における周波数と出力電圧VPの関係を示してい
る。接着部1aと接着部1aでない部分では、検知コイル２
のインピーダンスが変化するため−VP特性に差を生じ
る。第２図に示したように、この特性は金属缶１とフェ
ライトコア３の間のギャップｇによってかなり変化する
が、＝1とすることにより接着部1aにおけるｇ＝0m
m,g＝3mm,g＝10mmでのVPはそれぞれVa0，Va3，Va10とな
り、接着部1aでない部分におけるｇ＝0mm,g＝3mm,g＝10
mmでのVPはそれぞれVb0，Vb3，Vb10となる。
ピークホールド回路８の出力電圧VPの特性を示したグラ
フである。第２図において実線は接着部1aにおける周波
数と出力電圧VPの関係を示し、破線は接着部1aでない
部分における周波数と出力電圧VPの関係を示してい
る。接着部1aと接着部1aでない部分では、検知コイル２
のインピーダンスが変化するため−VP特性に差を生じ
る。第２図に示したように、この特性は金属缶１とフェ
ライトコア３の間のギャップｇによってかなり変化する
が、＝1とすることにより接着部1aにおけるｇ＝0m
m,g＝3mm,g＝10mmでのVPはそれぞれVa0，Va3，Va10とな
り、接着部1aでない部分におけるｇ＝0mm,g＝3mm,g＝10
mmでのVPはそれぞれVb0，Vb3，Vb10となる。
このため基準電圧源11の電圧VRをVa10＞VR＞Vb10とす
ることにより、０≦ｇ≦10mmの範囲において接着部1aで
コンパレータ12の出力がHIGHとなり、接着部であること
を検知することができる。接着部1aの検知は例えば金属
缶１を別な手段で回転させながら行えば、接着部1aを容
易に検知することができ、この検知位置では接着部1aが
加熱面から離れるように配属しておけばよい。
ることにより、０≦ｇ≦10mmの範囲において接着部1aで
コンパレータ12の出力がHIGHとなり、接着部であること
を検知することができる。接着部1aの検知は例えば金属
缶１を別な手段で回転させながら行えば、接着部1aを容
易に検知することができ、この検知位置では接着部1aが
加熱面から離れるように配属しておけばよい。
なお本実施例では、共振コンデンサ４の両端の電圧を
検出しているが、電流を検出してもよく、また検知コイ
ル２の電圧または電流を検知してもよく、これらのうち
の少なくとも１つを検出するようになればよい。
検出しているが、電流を検出してもよく、また検知コイ
ル２の電圧または電流を検知してもよく、これらのうち
の少なくとも１つを検出するようになればよい。
また本実施例では、棒状のフェライトコアに検知コイ
ル２を設けているが、別に空心でも良く、コアを用いる
場合でもコの字形、Ｕ字形、Ｅ形なども考えられる。
ル２を設けているが、別に空心でも良く、コアを用いる
場合でもコの字形、Ｕ字形、Ｅ形なども考えられる。
また交流電源13の出力電圧についても正弦波だけなく
てもよく、例えば方形波、三角波でも良いし、周波数に
ついてもVPのピークよりも高い周波数を用いてもよく、
要するに接着部1aと接着部1a以外の部分での出力に差が
あればよい。
てもよく、例えば方形波、三角波でも良いし、周波数に
ついてもVPのピークよりも高い周波数を用いてもよく、
要するに接着部1aと接着部1a以外の部分での出力に差が
あればよい。
発明の効果 以上の実施例からも明らかなように、本発明の金属缶
の接着部検知装置は、検知コイルを設け、そのインピー
ダンスの変化によって、前記検知コイルに対向する金属
缶の部分が接着部であるか否かを検知することができる
ものであって、これまでの要請にこたえることができる
ものである。
の接着部検知装置は、検知コイルを設け、そのインピー
ダンスの変化によって、前記検知コイルに対向する金属
缶の部分が接着部であるか否かを検知することができる
ものであって、これまでの要請にこたえることができる
ものである。
第１図は本発明の一実施例における金属缶の接着部検知
装置の回路図、第２図は同装置の交流電源周波数とピー
クホールド回路出力電圧の特性を示す図である。 １……金属缶、1a……接着部、２……検知コイル。
装置の回路図、第２図は同装置の交流電源周波数とピー
クホールド回路出力電圧の特性を示す図である。 １……金属缶、1a……接着部、２……検知コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 勝己 大阪府東大阪市高井田本通３丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 萩本 剛夫 大阪府東大阪市高井田本通３丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−53401（ＪＰ，Ａ) 特公 平７−3800（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭62−37514（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭57−49918（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (2)
- 【請求項１】誘導加熱により加熱される金属缶と、この
金属缶に近接しかつ誘導加熱による加熱面から離れた位
置に配置した検知コイルと、前記検知コイルに対向する
金属缶の部分が接着部であるか否かを、前記検知コイル
のインピーダンスによって判定するインピーダンス判定
回路とを有する金属缶の接着部検知装置。 - 【請求項２】インピーダンス判定回路は、検知コイルの
電圧または電流、前記検知コイルに接続された共振コン
デンサの電圧または電流の少なくとも１つを検出し、そ
の値が所定の範囲にあるか否かを判定する特許請求の範
囲第１項記載の金属缶の接着部検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62307886A JP2506860B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 金属缶の接着部検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62307886A JP2506860B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 金属缶の接着部検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01148956A JPH01148956A (ja) | 1989-06-12 |
| JP2506860B2 true JP2506860B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=17974347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62307886A Expired - Lifetime JP2506860B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 金属缶の接着部検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506860B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022525864A (ja) * | 2019-07-30 | 2022-05-20 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | 渦電流信号の特性を利用した電池の抵抗溶接の品質評価方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02130695A (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-18 | Fuji Electric Co Ltd | 自動販売機における飲料缶の継ぎ目検出方法 |
| JPH0719648B2 (ja) * | 1989-10-11 | 1995-03-06 | 電気興業株式会社 | 缶詰の加熱方法 |
| IT1257835B (it) * | 1992-06-17 | 1996-02-13 | Gd Spa | Dispositivo rilevatore dello spessore di materiale in nastro in particolare in dispositivi per il cambio automatico di bobine di materiale in nastro metallizzato |
| JPH0844946A (ja) * | 1995-06-30 | 1996-02-16 | Fuji Electric Co Ltd | 自動販売機の制御装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6353401A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-07 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 金属体の外周面凹凸検出装置 |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP62307886A patent/JP2506860B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022525864A (ja) * | 2019-07-30 | 2022-05-20 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | 渦電流信号の特性を利用した電池の抵抗溶接の品質評価方法 |
| JP7152618B2 (ja) | 2019-07-30 | 2022-10-12 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | 渦電流信号の特性を利用した電池の抵抗溶接の品質評価方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01148956A (ja) | 1989-06-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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