JP2505927Y2 - ステアリングコラムカバ― - Google Patents

ステアリングコラムカバ―

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JP2505927Y2
JP2505927Y2 JP1990093805U JP9380590U JP2505927Y2 JP 2505927 Y2 JP2505927 Y2 JP 2505927Y2 JP 1990093805 U JP1990093805 U JP 1990093805U JP 9380590 U JP9380590 U JP 9380590U JP 2505927 Y2 JP2505927 Y2 JP 2505927Y2
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崇敦 渡辺
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のステアリングコラムを覆うステア
リングコラムカバーに関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車のステアリングコラムを覆うステアリ
ングコラムカバーは、ステアリングコラムに対する組付
けを容易にする目的で、上下一対のカバー体に2分割し
た構造が採用され、さらに、この上下一対のカバー体の
組立を容易にする目的で、一方のカバー体の内面にホル
ダを設け、このホルダにより一方のカバー体をステアリ
ングコラムに保持させている。
そして、このホルダを備えた上下2分割構造のステア
リングコラムカバーが、特開昭63-149258号公報にいく
つか示されているが、そのホルダの1つに、第9図に示
すように、図示しないステアリングコラムの下側部に係
合する前後一対の板状の受け部1と、ステアリングコラ
ムの両側部から上側部に弾性的に係合してステアリング
コラムを上記一対の受け部1に係合させる両側一対の押
え部2とを、図示しない下側のカバー体の内面に一体に
形成したものがある。
そして、この第9図に示したホルダは、前後一対の板
状の受け部1の両側部が両側一対の押え部2により連結
され、この前後一対の受け部1と両側一対の押え部2に
囲まれた部分をカバー体の内外面を連通する開口部とす
ることにより、合成樹脂によりカバー体とともにホルダ
を成形する際に、このホルダ部分の成形にスライドコマ
を用いる必要がなく、したがって、カバー体を成形する
金型の構造を簡単にすることができる。
ところで、自動車の衝突事故等の際には、運転者の膝
等がステアリングコラムカバーの下側部つまり下側のカ
バー体に衝突すると、上述した第9図のホルダを備えた
ステアリングコラムカバーの場合、前後一対の板状の受
け部1が図示しないステアリングコラムカバーに支えら
れて突っ張るおそれがある。
また、例えば、実開平1-175968号公報、あるいは、実
開昭55-113668号公報に記載されているように、ステア
リングコラムを車体に取り付けるブラケットについて、
衝撃吸収作用を備えた構成が記載されている。
しかしながら、ステアリングコラムを車体に取り付け
るブラケットは、ステアリングコラムを強固に保持しつ
つ、ボルトにより車体に固定されるため、これらの構成
をカバー体に適用すると、取り付け作業が煩雑になる問
題を有している。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、第9図のホルダを備えたステアリング
コラムカバーの場合、前後一対の板状の受け部1が図示
しないステアリングコラムカバーに支えられて突っ張る
おそれがあり、実開平1-175968号公報、あるいは、実開
昭55-113668号公報に記載された、ステアリングコラム
を車体に取り付けるブラケットは、ステアリングコラム
を強固に保持しつつ、ボルトにより車体に固定されるた
め、これらの構成をカバー体に適用すると、取り付け作
業が煩雑になる問題を有している。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので、カバ
ー体をステアリングコラムに容易に保持できるととも
に、衝撃吸収性が良好なステアリングコラムカバーを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載のステアリングコラムカバーは、ステア
リングコラム12を覆う上下2分割のカバー体14,15から
成り、下側のカバー体15の内面にホルダ16を一体に形成
し、このホルダ16により下側のカバー体15をステアリン
グコラム12に保持させるステアリングコラムカバー13に
おいて、上記ホルダ16は、上記ステアリングコラム12の
下側部に係合する前後一対の板状の受け部21と、この一
対の受け部21の両側部を連結して上方に突設されかつ先
端を内方に湾曲して上記ステアリングコラム12の両側部
から上側部に弾性的に係合しステアリングコラム12を上
記一対の受け部21に係合させる両側一対の押え部22とを
備え、上記ホルダ16の受け部21の両側上部から下部に向
かい押え部22に沿って弱部25,33,34を形成したものであ
る。
請求項2記載のステアリングコラムカバーは、請求項
1記載のステアリングコラムカバーにおいて、弱部は、
ホルダ16の受け部21の両側上部から下部に向かうスリッ
ト25を設けたものである。
請求項3記載のステアリングコラムカバーは、請求項
1記載のステアリングコラムカバーにおいて、弱部は、
受け部21と押え部22とを破断可能に連結する薄肉部33,3
4を設けたものである。
(作用) 請求項1記載のステアリングコラムカバー13では、両
側一対の押え部22間にステアリングコラム12を嵌め入れ
ると、これら両側一対の押え部22と前後一対の板状の受
け部21との間にステアリングコラム12が嵌合保持され、
下側のカバー体15がステアリングコラム12に容易に装着
される。そして、運転者の膝等が下側のカバー体15に衝
突した際に、弱部25,33,34を設けたホルダ16の前後一対
の受け部21が破壊して衝突のエネルギを吸収するととも
に、この破壊により下側のカバー体15の移動を許容し、
膝等に加わる衝撃を緩和する。さらに、ホルダ16は、前
後一対の板状の受け部21と、この一対の受け部21の両側
部を連結する両側一対の押え部22とを備え、弱部25,33,
34は、ホルダ16の受け部21の両側上部から下部に向かっ
て形成したので、下側のカバー体15の内面に容易に一体
に形成される。
請求項2記載のステアリングコラムカバー13では、請
求項1記載の作用に加え、弱部は、ホルダ16の受け部21
の両側上部から下部に向かうスリット25を設けたので、
板状の押え部22が容易に破壊して衝撃が効果的に緩和さ
れるとともに、両側一対の押え部22と変形の支点との寸
法が増すので弾性変形しやすくなり、下側のカバー体15
がステアリングコラム12に容易に装着される。
請求項3記載のステアリングコラムカバー13では、請
求項1記載の作用に加え、弱部は、受け部21と押え部22
とを破断可能に連結する薄肉部33,34を設けたので、こ
の薄肉部33,34が受け部21と押え部22とを連結した状態
で、両側一対の押え部22と前後一対の板状の受け部21と
の間にステアリングコラム12が強固に嵌合保持されると
ともに、薄肉部33,34が破断した状態で、板状の押え部2
2が容易に破壊して衝撃が効果的に緩和される。
(実施例) 本考案のステアリングコラムカバーの一実施例を図面
を参照して説明する。
第1図において、11は自動車のステアリングホイー
ル、12はステアリングホイール11の中央部に連結した図
示しないステアリングシャフトを挿通したステアリング
コラム、13はステアリングコラム12を覆う合成樹脂製の
ステアリングコラムカバーで、このステアリングコラム
カバー13は上下一対のカバー体14,15を組合わせること
により構成され、下側のカバー体15は、その内面に一体
に形成されたホルダ16により、上記ステアリングコラム
12に保持されるようになっている。
上記ホルダ16は、第2図ないし第4図に示すように、
前後一対の板状の受け部21とこの一対の受け部21の両側
部を連結して受け部21の上方において先端を内方に湾曲
した左右一対の板状の押え部22をカバー体15の内面に一
体に突設した構造で、受け部21の上縁部23は上記ステア
リングコラム12の外面に対応した円弧状に形成され、こ
の上縁部23の中央部には電線等を挿通する凹部24が形成
されているとともに、この上縁部23の両側部から下部に
向かって弱部としてのスリット25が形成され、また、押
え部22の外側面には補強用のリブ26が設けられている。
そうして、このステアリングコラムカバー13をステア
リングコラム12に組付ける際には、下側のカバー体15の
ホルダ16をステアリングコラム12に押付けると、ホルダ
16の両側一対の押え部22の先端部が、弾性的に開かれ
て、ステアリングコラム12の両側部を通過し、この後、
この一対の押え部22の先端部が、弾性的に閉じて、ステ
アリングコラム12の両側部から上側部に弾性的に係合
し、ステアリングコラム12の下側部を前後一対の受け部
21の上縁部23に押付け、これによって、この下側のカバ
ー体15がステアリングコラム12に取付けられる。したが
って、この下側のカバー体15と上側のカバー体14の組立
が容易となる。
また、このステアリングコラムカバー13の下側のカバ
ー体15の成形に際しては、ホルダ16の前後一対の板状の
受け部21と両側一対の押え部22に囲まれた部分をカバー
体15の内外面を連通する開口部とすることにより、合成
樹脂によりカバー体15とともにホルダ16を成形する際
に、このホルダ16部分の成形にスライドコマを用いる必
要がなく、したがって、カバー体15を成形する金型の構
造を簡単にすることができる。
そして、第5図に示すように、このステアリングコラ
ムカバー13には、運転者の膝が接近するため、自動車の
衝突事故等の際には、運転者の膝等が下側のカバー体15
に衝突する可能性が高いが、この衝突の際には、第6図
に示すように、矢印方向の圧力によりスリット25を設け
たホルダ16の前後一対の受け部21が破壊し、この破壊に
より、衝突のエネルギを吸収するとともに、下側のカバ
ー体15の移動を許容するので、膝等に加わる衝撃を緩和
することができ、運転者の膝等の損傷を防止することが
できる。
なお、上述した実施例では、ホルダ16の前後一対の受
け部21に形成する弱部を、スリット25としたが、これに
限らず、第7図及び第8図に示すように、円形断面の長
溝31や矩形断面の長溝32によって形成した薄肉部33,34
でもよい。
(考案の効果) 請求項1記載のステアリングコラムカバーによれば、
両側一対の押え部間にステアリングコラムを嵌め入れる
と、これら両側一対の押え部と前後一対の板状の受け部
との間にステアリングコラムを嵌合保持して、下側のカ
バー体をステアリングコラムに容易に装着できる。そし
て、運転者の膝等が下側のカバー体に衝突した際に、弱
部を設けたホルダの前後一対の受け部が破壊して衝突の
エネルギを吸収するとともに、この破壊により下側のカ
バー体の移動を許容し、膝等に加わる衝撃を緩和するこ
とができる。さらに、ホルダは、前後一対の板状の受け
部と、この一対の受け部の両側部を連結する両側一対の
押え部とを備え、弱部はホルダの受け部の両側上部から
下部に向かって形成したため、下側のカバー体の内面に
容易に一体に形成でき、製造コストを低減できる。
請求項2記載のステアリングコラムカバーによれば、
請求項1記載の効果に加え、弱部は、ホルダの受け部の
両側上部から下部に向かうスリットを設けたため、板状
の押え部が容易に破壊して衝撃を効果的に緩和できると
ともに、両側一対の押え部と変形の支点との寸法が増す
ので弾性変形しやすくなり、下側のカバー体をステアリ
ングコラムに容易に装着することができる。
請求項3記載のステアリングコラムカバーによれば、
請求項1記載の効果に加え、弱部は、受け部と押え部と
を破断可能に連結する薄肉部を設けたため、この薄肉部
が受け部と押え部とを連結した状態で、両側一対の押え
部と前後一対の板状の受け部との間にステアリングコラ
ムを強固に嵌合保持できるとともに、薄肉部が破断した
状態で、板状の押え部が容易に破壊して衝撃を効果的に
緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のステアリングコラムカバーの実施例の
使用状態を示す斜視図、第2図はそのホルダの正面図、
第3図はホルダの側面図、第4図はホルダの横断面図、
第5図は運転者との位置関係を示す側面図、第6図はそ
の作用を示すホルダの斜視図、第7図及び第8図はそれ
ぞれその変形例を示すホルダの横断面図であり、第9図
は従来のステアリングコラムカバーのホルダの斜視図で
ある。 12……ステアリングコラム、13……ステアリングコラム
カバー、14,15……カバー体、16……ホルダ、21……受
け部、22……押え部、25……弱部としてのスリット、3
3,34……弱部としての薄肉部。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングコラムを覆う上下2分割のカ
    バー体から成り、下側のカバー体の内面にホルダを一体
    に形成し、このホルダにより下側のカバー体をステアリ
    ングコラムに保持させるステアリングコラムカバーにお
    いて、 上記ホルダは、上記ステアリングコラムの下側部に係合
    する前後一対の板状の受け部と、この一対の受け部の両
    側部を連結して上方に突設されかつ先端を内方に湾曲し
    て上記ステアリングコラムの両側部から上側部に弾性的
    に係合しステアリングコラムを上記一対の受け部に係合
    させる両側一対の押え部とを備え、 上記ホルダの受け部の両側上部から下部に向かい押え部
    に沿って弱部を形成したことを特徴とするステアリング
    コラムカバー。
  2. 【請求項2】弱部は、ホルダの受け部の両側上部から下
    部に向かうスリットを設けた ことを特徴とする請求項1記載のステアリングコラムカ
    バー。
  3. 【請求項3】弱部は、受け部と押え部とを破断可能に連
    結する薄肉部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ステアリングコラムカバー。
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JPS63149258A (ja) * 1986-12-12 1988-06-22 Nippon Plast Co Ltd コラムカバ−
JPH01175968U (ja) * 1988-05-25 1989-12-14

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