JP2505685B2 - 透過光−反射散乱光色相差オパ―ルガラスおよびその製造方法 - Google Patents

透過光−反射散乱光色相差オパ―ルガラスおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透過光と散乱光に著
しい差が認められ、すなわち青色から緑色に及ぶ青緑系
統の色(透過光)と赤紫色から茶色に及ぶ茶赤系統の色
(散乱光)との2色性を持った透過光−散乱光色相差オ
パールガラスおよびその製造方法に関し、主に装身具
類、工芸品類、装飾用建築材料の分野で利用される透過
光−散乱光色相差オパールガラスおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明と同様の2色性のガラスが本出願
人の出願に係わる特開昭62年第297240号公報に
透過光−反射散乱光色相差オパールガラスとして開示さ
れている。特開昭62年第297240号公報に開示さ
れた基本ガラス原料は、本出願の請求項1記載の基本ガ
ラス原料の外にリン酸を含有しており、原料混合物を1
200〜1400℃で溶融し、引き続き宙吹き、プレス
等の成型操作を行った後、600〜800℃付近の温度
で分相熱処理を行う。すなわち、ガラス溶融物の宙吹き
成型法による製品加工の工程では、溶融→成型→分相→
製品化の工程手順により製品が製造される。しかしなが
ら、板上の成型物から小物装飾品を作る場合には、ダイ
ヤモンド工具等を使用するカット成型や研磨の工程が更
に加わることになる。この成型および研磨の工程は通常
手作業で行われることが多く、製品の製造コストを大き
くする要因となる。
【0003】一方、成型研磨の工程は熱処理によって行
うこともでき、この方法によると低コスト化が実現され
る。加熱による成型研磨の熱処理条件は900〜110
0℃程度の温度が必要とされるが、リン酸を含有する前
記の透過光−反射散乱光色相差オパールガラスではこの
加熱成型処理時に完全に失透してしまいオパールガラス
の状態にならないという問題が生じている。
【0004】基本ガラス原料中に加えられているホウ酸
およびリン酸はガラスの熱処理による分相促進作用を有
するが、特にリン酸においては分相促進作用が大きく現
れ、分相が進行しすぎると失透物に至る傾向が大きい。
前記特開昭62年第297240号公報に開示された基
本ガラス原料はリン酸を含有し、900〜1100℃に
おける加熱による成型研磨時に失透する。
【0005】一方、本出願人は、基本ガラス原料にガラ
スの分相剤として酸化ホウ酸だけを使用しリン酸を使用
しないようにすると、900〜1100℃における加熱
による成型研磨操作中にガラスの分相失透が起こること
がなく、低コストの加熱による成型研磨が実施できるこ
とを発見した。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】上述したように、前記特開昭62年第29
7240号公報記載の透過光−反射散乱光色相差ガラス
は強い分相傾向を与えるリン酸を基本ガラス原料に添加
して製造されているため、600〜800℃の分相熱処
理で透過光−反射散乱光色相差オパールガラスを得るこ
とができる。しかし、900〜1100℃に加熱した場
合には、完全に失透してしまう。従って、小物装飾品を
製造する際には、板上の透過光−反射散乱光色相差オパ
ールガラスをダイヤモンド工具等でカットし、続いて研
磨して商品化が行われる。小物装飾品類を製造する場合
には、板上ガラスをカットしたのち、加熱処理によって
成型と研磨を行うと製作コストが低廉となり都合がよい
がこの透過光−反射散乱光色相差オパールガラスでは9
00〜1100℃での加熱による成型研磨時に失透す
る。すなわち、特開昭62年第297240号公報記載
のリン酸含有の基本ガラス原料では、加熱処理による成
型研磨の為の加熱処理の最適温度が900〜1100℃
の間にあるため、失透してしまい加熱による成型研磨を
実施することができない。
【0007】この発明は、加熱による成型研磨の方法を
適用することを可能にした透過光−散乱光色相差オパー
ルガラスおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】また、本発明は、未利用資源であるところ
の火山噴出物類(南九州ではシラス土壌)を利用可能に
するほか、天然資源である長石、陶石等を新利用できる
透過光−散乱光色相差オパールガラスおよびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本出願人は上
記課題を解決するために、リン酸を含有しない基本ガラ
ス原料から、透過光−反射散乱光色相差オパールガラス
を製造する研究を行い、基本ガラス原料の組成をケイ酸
−アルミナ−酸化ホウ素−炭酸カルシウム−酸化マグネ
シウム−アルカリ金属酸化物類とし、ガラス化補助剤と
して炭酸バリウムおよびフッ化物(フッ化カルシウム、
ホウフッ化ナトリウム等)を添加し、着色剤として金を
主剤とし二酸化マンガン及び稀土類酸化物類(酸化セリ
ウム、酸化イットリウム、酸化ネオジウム等)を組み合
わせて使用し、透過光−反射散乱光色相差オパールガラ
スを製造した。
【0010】本発明では、基本ガラス原料の組成を、火
山灰土壌(南九州における火山灰土壌シラス等)、長
石、陶石、ケイ酸、アルミナ、酸化ホウ素、アルカリ土
類化合物類(炭酸カルシウム、酸化マグネシウム等)、
アルカリ金属化合物類(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム
等)等を原料に使用して調合したケイ酸−アルミナ−酸
化ホウ素−炭酸カルシウム−酸化マグネシウム−アルカ
リ金属酸化物類とする。この基本ガラス原料にガラス化
の補助添加剤として、炭酸バリウムおよびフッ化物を加
え、また着色剤として金を主剤とし、二酸化マンガンお
よび稀土類酸化物類(酸化セリウム、酸化イットリウ
ム、酸化ネオジウム等)を複合して添加する。
【0011】該原料を調合した後、充分混合し、120
0〜1500℃で加熱溶融して基礎ガラスを得る。この
基礎ガラスを600〜800℃で再度加熱して分相さ
せ、オパールガラス化、または失透ガラス化したのち、
900〜1100℃に加熱すると、分相によるオパール
状態、または失透状態が解除される。この900〜11
00℃での加熱処理は分相解除と同時に金コロイドの粒
径成長を促進すると考えられ、成長した金コロイドによ
り、透過光が青緑系統の色で、反射散乱光が茶赤系統の
色をし、散乱光により半透明状態になった透過光−反射
散乱光色相差オパールガラスが製造される。
【0012】このガラスの散乱光スペクトルと透過光ス
ペクトルを測定すると、散乱光スペクトルに赤色光の散
乱強度のピークを持ち、透過スペクトルに青色光の透過
光のピークを持つ。すなわち、透過する光の色と反射散
乱する光の色が異なり、見かけの色は茶色系統、透過す
る光は青緑系統となっている。通常の色ガラスでは、透
過する光の色と、反射散乱する光の色は同じ色で、見か
けの色も透過する光の色も同一であるが、本発明による
透過光−反射散乱光色相差オパールガラスは青緑系統の
色と茶赤系統の色の2色性を示し、特殊である。
【0013】本発明における基本ガラス原料の組成は、
重量%で示すと、ケイ酸が40〜65%、アルミナが5
〜20%、酸化ホウ素が10〜25%、炭酸カルシウム
が5〜20%、酸化マグネシウムが0〜5%、炭酸リチ
ウムが0〜10%、炭酸ナトリウムが0〜10%、炭酸
カリウムが0〜10%とされる。
【0014】また、補助添加剤として、基本ガラス原料
に重量%で0〜5%の炭酸バリウム、0〜3%のフッ化
カルシウムまたはホウフッ化ナトリウム等をそれぞれ添
加する。
【0015】着色剤としては、基本ガラス原料および補
助添加剤の重量に対して、0.005〜0.05重量%
の金、0〜3重量%の二酸化マンガン、0〜3重量%の
酸化セリウム、酸化イットリウム、酸化ネオジウム等の
稀土類元素酸化物類のそれぞれを組み合わせて用いる。
【0016】本発明の基本ガラス原料には、ケイ酸源と
して、火山噴出物類、長石、陶石等の天然物を用いるこ
とができる。これらの天然の原料にはケイ酸以外の成分
も含まれるので、上記の組成範囲に入るように成分調整
して使用する。
【0017】上記の本発明における基本ガラス原料の組
成範囲設定の理由について説明すると、本発明の透過光
−反射散乱光色相差オパールガラスの製造方法は、60
0〜800℃での加熱処理によってガラスの分相を生じ
させ、分相に引き続く900〜1100℃での加熱処理
によって、ガラス中に生成した金コロイドを成長させる
操作により成っている。すなわち、基礎ガラスが加熱処
理により分相を起こす組成であることが透過光−反射散
乱光色相差オパールガラスを製造するための必要条件で
ある。
【0018】基本ガラス原料において、ケイ酸が40%
未満、あるいは65%を越えるガラス組成では、どちら
も加熱による分相を生じないガラスとなり、金コロイド
の生成成長が起こらず、本発明の方法に至らない。アル
ミナは基礎ガラスの分相抑制の効果を有し、アルミナの
使用量が20%を越える基本ガラス原料では熱処理によ
る分相が起こらず、金コロイドの生成も起こらない。ま
た、アルミナの使用量が5%未満ではガラスの不混和失
透現象等を生じ、均一の基礎ガラスとすることが困難で
あり、本発明の方法に至らない。
【0019】酸化ホウ素は分相剤としての働きを有す
る。酸化ホウ素の使用量が25%を越えると、熱処理に
よる分相が起こりすぎて金コロイドの生成が起こらず、
また10%未満では基礎ガラスが分相を起こさず、金コ
ロイドの生成が起こらず本発明の方法に至らない。炭酸
カルシウムについては基礎ガラスの分相促進の働きを有
し、アルミナの分相抑制効果と拮抗している。炭酸カル
シウムが5%未満ではアルミナの添加量が5%でも基礎
ガラスが分相を起こす組成とならず、分相が起こらない
と共に金コロイドの生成も起こらない。一方、炭酸カル
シウムが20%を越えると、分相が起こりすぎるか、不
混和失透現象を生じるとともに、金コロイドの生成も起
こらず本発明の方法に至らない。酸化マグネシウムは炭
酸カルシウム同様の分相促進効果を有しているが、基礎
ガラスに暗い呈色を与える傾向があり、5%未満の添加
量が適当とされる。なお基礎ガラス原料中に1〜2重量
%の酸化マグネシウムが含有されると、溶融ガラス成型
時の異常膨張による割れを減じる効果を有するので、基
本ガラス原料に酸化マグネシウムを1〜5%添加するこ
とが望ましい。
【0020】アルカリ金属酸化物類は基礎ガラスの粘性
を低下させる働きがあり、炭酸リチウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等のアルカリ金属塩類が単品、あるい
は複合して添加される。アルカリ金属酸化物類を基本ガ
ラス原料中に10%を越えて添加すると分相を抑制する
効果を有するとともに、基礎ガラスの異常膨張による割
れの原因にもなるので、10%未満に抑えることが必要
である。
【0021】補助添加剤について説明すると、炭酸バリ
ウム、フッ化カルシウム、ホウフッ化ナトリウム等が本
発明の基礎ガラスの粘性を低下させるなどの溶融性を向
上させる働きを有するので、本発明で製造されるところ
の透過光−反射散乱光色相差オパールガラスの呈色に影
響を及ぼさない程度の量で添加使用される。炭酸バリウ
ムを5%未満、フッ化物を3%未満の使用で溶融ガラス
の粘性が減少して基礎ガラスの操作性が向上し、本発明
の呈色に影響を及ぼさない。
【0022】着色剤について説明すると、本発明の着色
剤には金が使用される。金によるガラスの一般的な呈色
は金コロイド生成に基ずく赤色である。本発明の方法に
より製造される透過光−反射散乱光色相差オパールガラ
スでは、金を添加しないと製造不可能であり、該オパー
ルガラスの反射散乱光の茶赤色は金コロイドに起因して
現れていると考えられる。
【0023】金の添加量が0.005%未満では金によ
る呈色が現れず、従って本発明の方法による透過光−反
射散乱光色相差オパールガラスを製造することができな
い。また金の添加量が0.05%を越えると金の塊が該
オパールガラス中に生成し、不適当かつ不経済的であ
る。金と複合して用いられる二酸化マンガンは透過光−
反射散乱光色相差オパールガラスの透過光の青緑系統の
色を濃くする効果を有し、3%未満が添加される。二酸
化マンガンが3%を越えると濃い呈色となり該オパール
ガラスの呈色に不都合な濁りを生じるので不適当であ
る。単品あるいは複合して使用される稀土類元素酸化物
は、金コロイドの成長を促進する作用を持つと考えら
れ、それらを添加した場合に該オパールガラスが安定し
て製造される。また、それぞれ該オパールガラスの透過
光に微妙な変化を与え効果的である。
【0024】
【実施例】本発明の望ましい実施例を実施例1および実
施例2に示す。 〔実施例1〕基本ガラス原料、添加剤および着色剤の組
成および重量%を表1に示す組成および重量%とし、こ
れらの原料を調合した後混合した。そして、当該原料混
合物を1200〜1500℃の間の温度で加熱溶融した
後、冷却して基礎ガラスを得た。この基礎ガラスを60
0〜800℃の間の温度で再度加熱して分相ガラスとし
た後、再度900〜1100℃の間の温度で加熱した。
これにより、青色から緑色に及ぶ青緑系統の透過光と、
赤紫色から茶色に及ぶ茶赤系統の散乱光の2色性を有す
るところの透過光−反射散乱光色相差オパールガラスが
得られた。
【0025】
【表1】
【0026】〔実施例2〕基本ガラス原料、添加剤およ
び着色剤の組成および重量%を表2に示す組成および重
量%とし、これらの原料を調合した後混合した。そし
て、当該原料混合物を1200〜1500℃の間の温度
で加熱溶融した後、冷却して基礎ガラスを得た。この基
礎ガラスを600〜800℃の間の温度で再度加熱して
分相ガラスとした後、再度900〜1100℃の間の温
度で加熱した。これにより、青色から緑色に及ぶ青緑系
統の透過光と、赤紫色から茶色に及ぶ茶赤系統の散乱光
の2色性を有するところの透過光−反射散乱光色相差オ
パールガラスが得られた。
【0027】なお、表2のシラスおよび長石の組成は、
日本鉱業会誌 第91巻(1975年)第625頁の黒
岩忠春氏の論文に掲載されており、表3に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】図1は、上記実施例2で得られた透過光−
反射散乱光色相差オパールガラスの光吸収スペクトルを
示す。この吸収スペクトルから、該透過光−反射散乱光
色相差オパールガラスは可視光スペクトルの黄赤色光帯
に相当する600nm付近に吸収ピークを持ち、青緑光
帯に相当する500nm付近の光は吸収せず良く透過さ
せることが分かる。従って、この吸収スペクトルだけで
ガラスの着色を判断すると、該透過光−反射散乱光色相
差オパールガラスの色は透過する光の散乱によって青緑
系統の着色となるはずである。しかし、実際には赤茶色
に見えるのでその原因についてさらに説明する。
【0031】図2は、上記実施例2で得られた透過光−
反射散乱光色相差オパールガラスの可視光領域の光散乱
スペクトルを示す。該透過光−反射散乱光色相差オパー
ルガラスは600〜650nmの赤色光帯の光を良く散
乱することが分かる。
【0032】図1と図2の結果を総合して判断すると、
透過光は青緑帯の光、反射散乱光は赤橙色帯の光とな
る。したがって、上記実施例2で得られた透過光−反射
散乱光色相差オパールガラスでは、青緑色の透過光と、
強く散乱される赤橙色光とが複合し、見かけの赤茶色が
現れると考えられる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、900〜1100℃の
金コロイドを生成成長させる熱処理工程が、カットした
分相ガラスの加熱による成型研磨工程と同時に行われる
ことになり、ダイヤモンド工具その他を用いる成型研磨
の工程が省略されるので、製品の製造コストを下げるこ
とができる。
【0034】また、本発明によって得られる透過光−反
射散乱光色相差オパールガラスは2色性を表現する特殊
風変わりのガラス素材として、ガラス工芸、家具建材等
に利用することが可能であるので、新製品の開発等を積
極化することができる。さらに、火山灰土壌類、長石、
陶石等の天然資源を原料として利用することが可能であ
るので、該原料産出地域における地場特産品開発の促進
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製造方法によって得られた透過光
−反射散乱光色相差オパールガラスの可視光領域の光散
乱スペクトルを示すグラフである。
【図2】本発明による製造方法によって得られた透過光
−反射散乱光色相差オパールガラスの可視光領域の光散
乱スペクトルを示すグラフである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料が基本ガラス原料、ガラス化補助添
    加剤および着色剤の混合物であり、 上記基本ガラス原料が、リン酸を含んでいず、重量%で
    40〜65%のケイ酸と、5〜20%のアルミナと、1
    0〜25%の酸化ホウ素と、5〜20%の炭酸カルシウ
    ムと、0〜5%の酸化マグネシウムと、1〜10%のア
    ルカリ金属酸化物とを含み、 上記ガラス化補助添加剤が、重量%で0〜5%の炭酸バ
    リウムと、0〜3%のフッ化物とを含み、 上記着色剤が、上記基本ガラス原料および上記ガラス化
    補助添加剤の重量に対する重量%で、0.005〜0.
    05%の金と、0〜3%の二酸化マンガンと、0〜3%
    の稀土類元素酸化物類とを含み、 上記原料混合物を1200〜1500℃の間の温度で溶
    融後、冷却して基礎ガラスを得、上記基礎ガラスを60
    0〜800℃の間で再加熱処理して分相ガラスとした
    後、再度900〜1100℃に加熱して金コロイドの成
    長を行わせる透過光−反射散乱光色相差オパールガラス
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造方法によって製造さ
    れた透過光−反射散乱光色相差オパールガラス。
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