JP2505010B2 - ワイヤ放電加工機の加工液噴射装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機の加工液噴射装置

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JP2505010B2
JP2505010B2 JP62320449A JP32044987A JP2505010B2 JP 2505010 B2 JP2505010 B2 JP 2505010B2 JP 62320449 A JP62320449 A JP 62320449A JP 32044987 A JP32044987 A JP 32044987A JP 2505010 B2 JP2505010 B2 JP 2505010B2
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nozzle
machining
machining fluid
electric discharge
tip
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昭二 二村
和佳 宮野
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HODEN SEIMITSU KAKO KENKYUSHO KK
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HODEN SEIMITSU KAKO KENKYUSHO KK
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ワイヤ放電加工機において、放電加工部の
冷却等のためのみならずワイヤ自動結線のためにも、加
工液を利用するようにした加工液噴射装置に関するもの
である。
【従来の技術】
ワイヤ放電加工機において、工作物のスタート穴にワ
イヤを自動的に挿通する自動結線を、加工液を噴射させ
て行うことが、従来から行われている。 これは、次のようにして行われる。ワイヤが挿通され
ているノズルの先端部から加工液をジェット水流にして
噴射し、このジェット水流をスタート穴に通す。する
と、ワイヤはジェット水流によって運ばれ、スタート穴
に挿通される。
【発明が解決しようとする問題点】
(問題点) しかしながら、前記した従来の技術では、テーパ加工
上の制約からノズル開口部の太さをある限度以上には細
くすることが出来ず、従って、ジェット水流の太さも細
くすることが出来ないという問題点があった。 (問題点の説明) ワイヤをスタート穴に挿通するには、ワイヤを乗せて
運ぶジェット水流は出来るだけ細い方がいい。なぜな
ら、細い水流の方がスタート穴に貫通させ易いからであ
る。スタート穴が細い時には、尚更である。もし、ジェ
ット水流が太くてスタート穴の縁に当たって飛散するよ
うでは、ワイヤの挿通は困難である。従って、ワイヤの
自動結線の観点から言えば、ジェット水流を噴射するノ
ズル先端部の口径は、出来るだけ細い方が良い。 しかしながら、ワイヤ放電加工機でテーパ加工をする
時、ワイヤは、ノズル内に配置されているワイヤガイド
のところを支点として、傾斜して引っ張られる。従っ
て、ノズル先端部の口径が小さいと、ワイヤを傾斜させ
た時、先端部の縁に接触してしまう。すると、正確な角
度でのテーパ加工が出来なくなってしまう。 そこで、ノズル先端部の口径は、予想されるテーパ加
工の時にもワイヤがノズル先端部の縁に接触しないよう
考慮して、あまり小さくならないようにしてやる必要が
ある。しかし、そうすると噴射されるジェット水流は細
いものとはならなかった。 本発明は、以上のような問題点を解決することを目的
とするものである。
【問題点を解決するための手段】
前記問題点を解決するため、本発明では、工作物に加
工液を噴射するノズルを有するワイヤ放電加工機の加工
液噴射装置において、内部に加工液を貫流し得る構成と
され、且つ先端部が前記ノズルの先端開口内に進入自在
となるように前記ノズル内に遊動配設されたフロート噴
射ノズルと、該フロート噴射ノズルの内部へ加工液を供
給するワイヤ自動結線時加工液供給口と、前記フロート
噴射ノズルの外面と前記ノズルの内面との間隙に加工液
を供給する放電加工時加工液供給口とを具え、ワイヤ自
動結線時には、前記ワイヤ自動結線時加工液供給口より
加工液を供給して、前記フロート噴射ノズルの内部に貫
流させることにより、前記フロート噴射ノズルの先端を
前記ノズルの先端開口内に進入させ、放電加工時には、
前記放電加工時加工液供給口より加工液を供給して、前
記フロート噴射ノズルの先端を前記ノズルの先端開口か
ら離脱させることとした。 また、前記ノズルをスプリングの弾性力に抗しつつ後
退可能とすることとした。
【作用】
自動結線時には、加工液がフロート噴射ノズルの内部
を通って貫流するよう供給される。すると、フロート噴
射ノズルは、加工液の圧力によって下降し、その先端部
はノズルの噴射口内部に進入する。 そのため、加工液は、フロート噴射ノズルの細い噴射
口から噴射される。これは、細いジェット水流なので、
ワイヤの自動結線を容易に行うことが出来る。 放電加工時には、加工液がフロート噴射ノズルの内部
を通ることなく供給される。すると、フロート噴射ノズ
ルは、加工液の圧力によって上昇し、その先端部はノズ
ルの噴射口から脱する。 そのため、加工液は、ノズルの太い噴射口から噴射さ
れ、放電加工部に充分な量の加工液を供給する。 また、細い噴射口のフロート噴射ノズルが上昇してし
まうので、テーパ加工の際にワイヤを大きい角度で傾斜
させても、該噴射口の縁にワイヤが接触しないから、テ
ーパ加工の邪魔になることはない。
【実 施 例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 (第1の実施例) 第1図,第2図に本発明の第1の実施例にかかわるワ
イヤ放電加工機の加工液噴射装置を示す。これらの図に
おいて、1はワイヤ、2はガイドホルダー、2−1はワ
イヤ自動結線時加工液供給口、2−2は放電加工時加工
液供給口、2−3はワイヤ挿通口、3はワイヤガイド、
4はノズル、4−1は先端開口、5はフロート噴射ノズ
ル、5−1は肩部、5−2は先端部、6は通電ピン、7
は上部圧力室、8は下部圧力室である。 フロート噴射ノズル5は、ノズル4内に設けられ、上
下に遊動する。そして、下降した時には、先端部5−2
がノズル4の先端開口4−1の内部に進入するように作
られている。 加工液の供給口および通流路は、自動結線時と放電加
工時とでは異ならせてある。自動結線時には、ワイヤ自
動結線時加工液供給口2−1から供給され、フロート噴
射ノズル5の内部を貫流する。加工液は、フロート噴射
ノズル5の先端部から噴射される。一方、放電加工時に
は、放電加工時加工液供給口2−2から供給され、フロ
ート噴射ノズル5の外面とノズル4の内面との間の隙間
を通って流れる。加工液は、ノズル4の先端開口4−1
から噴射される。 第1図は、自動結線時の状態を示す。ワイヤ自動結線
時加工液供給口2−1から供給された加工液は、フロー
ト噴射ノズル5の肩部5−1を下方に押圧するので、フ
ロート噴射ノズル5は下降させられる。そのため、先端
部5−2は、ノズル4の先端開口4−1内に進入する。
加工液は、細い先端部5−2よりジェット水流となって
噴射されるから、ジェット水流の太さdは細いものとな
る。 ジェット水流が細いと、スタート穴に貫通させ易くな
るから、ワイヤの自動結線は容易となる。 第2図は、放電加工時の状態を示す。加工液は放電加
工時加工液供給口2−2から供給され、ノズル4とフロ
ート噴射ノズル5との間の隙間を通って流れる。この
時、上部圧力室7において下方に見たフロート噴射ノズ
ル5の投影面積は、下部圧力室8において上方に見たフ
ロート噴射ノズル5の投影面積より小さい。加工液によ
る圧力は、投影面積が大であるほど大であるから、差引
して下方から上方に向かう圧力の方が勝ることになる。
従って、フロート噴射ノズル5は、上方に押し上げら
れ、先端部5−2は先端開口4−1より脱する。そのた
め、加工液は、ノズル4の先端開口4−1から太さDの
水流となって噴射され、放電加工部に充分な量の加工液
を供給する。 また、先端開口4−1は太いので、テーパ加工のため
ワイヤを傾斜させる場合でも、線Tのように大きな角度
で傾斜させるまで先端開口4−1の縁に接触しないの
で、テーパ加工にも支障を来すことはない。 (第2の実施例) 第3図ないし第5図に、本発明の第2の実施例にかか
わるワイヤ放電加工機の加工液噴射装置を示す。これら
の図において、第1図,第2図と同じ符号のものは、第
1図,第2図と同じものである。そして、9はスプリン
グ、10はノズルホルダー、11は工作物、11−1はスター
ト穴である。 第1の実施例と異なる点は、ノズル4をスプリング9
によって上下に遊動し得るようにした点である。スプリ
ング9が働き、第1の実施例とは異なった作用をするの
は、第5図の動作状態にある場合である。 第3図は、自動結線時の状態を示し、加工液はワイヤ
自動結線時加工液供給口2−1から供給される。この時
は、第1図と同様にフロート噴射ノズル5が下降し、細
いジェット水流が噴射される。 第4図は、放電加工時の状態を示し、加工液は放電加
工時加工液供給口2−2から供給される。なお、スプリ
ング9は、この時の加工液の通流路に配設されている。
この時も、第2図と同様にして、フロート噴射ノズル5
が上昇し、太い水流が噴射される。 第5図は、第3図のものとは異なったやり方で自動結
線を行う時の状態を示す。この時は、工作物11のスター
ト穴11−1に、フロート噴射ノズル5の先端部5−2が
一致するよう狙いを定めて、工作物11にノズル4の先端
を当接させて押し付けてゆく。ノズル4は、スプリング
9の力に抗しつつ後退する。すると、ノズル4に対して
相対的にフロート噴射ノズル5の先端部5−2が前進す
ることになり、やがて、先端開口4−1内に進入する。 先端部5−2とスタート穴11−1は接するから、ワイ
ヤ挿通口2−3に加工液を供給してワイヤを送り出せ
ば、水流は殆ど広がらないうちにスタート穴11−1に到
達する。従って、ワイヤの自動結線が容易に行える。 ワイヤの自動結線が終了すれば、押し付け力を解除す
る。ノズル4はスプリング9の力により元の位置に戻さ
れ、第4図の状態になる。
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、自動結線時にはフ
ロート噴射ノズルが下降させられ、加工液はフロート噴
射ノズルの細い先端部から噴射されることになるので、
ジェット水流は細いものとなる。そのため、ワイヤの自
動結線が行い易くなった。 また、放電加工時にはフロート噴射ノズルは上昇させ
られる。その結果、テーパ加工をする際にワイヤを傾斜
させてもワイヤに接触せず、テーパ加工に支障を来すこ
とはない。また、加工液はノズルの太い先端開口から噴
射されるので、放電部には充分な加工液が供給される。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図…本発明の第1の実施例にかかわるワイ
ヤ放電加工機の加工液噴射装置 第3図ないし第5図…本発明の第2の実施例にかかわる
ワイヤ放電加工機の加工液噴射装置 図において、1はワイヤ、2はガイドホルダー、2−1
はワイヤ自動結線時加工液供給口、2−2は放電加工時
加工液供給口、2−3はワイヤ挿通口、3はワイヤガイ
ド、4はノズル、4−1は先端開口、5はフロート噴射
ノズル、5−1は肩部、5−2は先端部、6は通電ピ
ン、7は上部圧力室、8は下部圧力室、9はスプリン
グ、10はノズルホルダー、11は工作物、11−1はスター
ト穴である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作物に加工液を噴射するノズルを有する
    ワイヤ放電加工機の加工液噴射装置において、 内部に加工液を貫流し得る構成とされ、且つ先端部が前
    記ノズルの先端開口内に進入自在となるように前記ノズ
    ル内に遊動配設されたフロート噴射ノズルと、 該フロート噴射ノズルの内部へ加工液を供給するワイヤ
    自動結線時加工液供給口と、 前記フロート噴射ノズルの外面と前記ノズルの内面との
    間隙に加工液を供給する放電加工時加工液供給口と を具え、 ワイヤ自動結線時には、前記ワイヤ自動結線時加工液供
    給口より加工液を供給して、前記フロート噴射ノズルの
    内部に貫流させることにより、前記フロート噴射ノズル
    の先端を前記ノズルの先端開口内に進入させ、 放電加工時には、前記放電加工時加工液供給口より加工
    液を供給して、前記フロート噴射ノズルの先端を前記ノ
    ズルの先端開口から離脱させる ことを特徴とするワイヤ放電加工機の加工液噴射装置。
JP62320449A 1987-12-18 1987-12-18 ワイヤ放電加工機の加工液噴射装置 Expired - Lifetime JP2505010B2 (ja)

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