JP2504958Y2 - マイクロメ―タ― - Google Patents

マイクロメ―タ―

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JP2504958Y2
JP2504958Y2 JP12227290U JP12227290U JP2504958Y2 JP 2504958 Y2 JP2504958 Y2 JP 2504958Y2 JP 12227290 U JP12227290 U JP 12227290U JP 12227290 U JP12227290 U JP 12227290U JP 2504958 Y2 JP2504958 Y2 JP 2504958Y2
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JP
Japan
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micrometer
movable
contact
movable contact
fixed contact
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JP12227290U
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JPH0478503U (ja
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英夫 高橋
敏久 杉山
裕二 矢部
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、飲料用缶の巻締め部の寸法測定用マイク
ロメーターに関するものである。
[従来の技術] 一般に、缶ビール等の缶飲料用は、第4図に示すよう
に、有底円筒状の缶本体Aに内容物を充填した後に缶蓋
Bを巻締めして製造される。この場合、缶本体Aと缶蓋
Bとの巻締め加工が正常に行われないと、缶の内部から
ガスが抜けたり場合によっては内容物が漏洩したりして
飲料の品質を悪化させてしまう。そこで、従来より巻締
め部Cの厚さT及び幅Wの寸法を測定することにより、
巻締め部の品質管理を行うようにしている。
ところで、巻締め部の上記寸法を測定する場合には、
従来、専用のマイクロメーターを使用していた。このマ
イクロメーターは、ツマミを回転させることにより互い
に接近離間可能な一対の測定子で上記巻締め部を挟むこ
とにより、ツマミの部分に表示される寸法を読み取るよ
うに構成されている。
また、近年、寸法の読み取りを正確かつ簡便に行うと
ともに、測定寸法のコンピュータ処理を行うことを目的
として、測定値をデジタル信号として出力する機構を備
えたマイクロメーターが市販されるようになった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のようなマイクロメーターにおい
ては、デジタル信号の出力機構を備えているため、マイ
クロメーターの重量が大幅に増加し、測定時に姿勢が安
定せず正確な測定値が得られないという問題があった。
また、ツマミを回して測定部分を挟みこむ構成であるた
め、ツマミを回転させる力の大小によって測定値に差が
生じ、これによっても測定値の信頼性が低くなるという
問題もあった。
この考案は、このような問題点を解決することを目的
としてなされたもので、測定値の信頼性を大幅に向上さ
せることができるマイクロメーターを提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] この考案は、縦長のマイクロメーター本体の一端部に
把持部を設けるとともに、他端部に、固定接触子と、こ
の固定接触子に対して接近離間し得るように長手方向へ
移動可能な可動接触子とを設け、マイクロメーター本体
に、上記可動接触子を移動させるツマミと、可動接触子
を固定接触子側へ付勢する弾性部材と、可動接触子の位
置の変位を検出して電気信号を出力するセンサと、固定
接触子を挟んで可動接触子の反対側に設けられたバラン
スウエイトとを設け、さらに、上記センサから入力され
る電気信号により上記可動接触子の変位を表示する表示
手段をマイクロメーター本体とは別体に具備したもので
ある。
[作用] 上記構成のマイクロメーターにあっては、ツマミを弾
性部材の付勢力に抗して後退させた後、固定接触子と可
動接触子との間で被測定物を挟むことにより被測定物の
寸法が表示手段により表される。特に、上記構成のマイ
クロメーターにあっては、手で持つ側と反対側にバラン
スウエイトを設けているから重量バランスがよく、測定
時にマイクロメーターが傾きにくい。また、被測定物を
弾性部材の付勢力で挟持する構成であるため、被測定物
に加える力が一定である。したがって、測定者の熟練度
に拘らず測定値が一定し、検査の信頼度を大幅に向上さ
せることができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第3図を参
照しながら説明する。第1図は実施例のマイクロメータ
ーを示す側面図である。
第1図中符号1はマイクロメーター本体である。マイ
クロメーター本体1の長手方向中間部には作業者が把持
するための把持部2が形成されている。また、マイクロ
メーター本体1の先端部には他端部よりも大径の測定部
3が形成されている。この測定部3および把持部2の内
部には、中空部分が軸線に沿って形成され、測定部3の
中空部分には軸線方向へ摺動自在なプランジャ(可動接
触子)4が挿入されている。また、測定部3の内部に
は、プランジャ4の変位を検知して電気信号を発する位
置センサ(図示せず)が配置され、この位置センサは把
持部2の内部を貫通するケーブル5に接続されている。
このケーブル5には、図示しない表示手段が接続され、
上記電気信号がアナログ表示またはデジタル表示されて
プランジャ4の変位が表示されるようになっている。
また、測定部3にはツマミ6が軸線方向に摺動自在に
取り付けられている。ツマミ6は、測定部3の内部で上
記プランジャ4に取り付けられており、これによって、
ツマミ6を手でスライドさせてプランジャ4を摺動させ
ることができる。一方、測定部3の先端部には、プラン
ジャ4と相対向する位置にアンビル(固定接触子)7が
取り付けられており、このアンビル7とプランジャ4の
間に被測定物を挟むようになっている。また、測定部3
の内部には、プランジャ4を先端側へ付勢するスプリン
グ(弾性部材、図示せず)が取り付けられている。
さらに、測定部3の最先端位置には、バランスウエイ
ト(第1図にのみ示す)8が取り付けられている。バラ
ンスウエイト8は、マイクロメーターの重量が被測定物
を挟んで前後不均等になるのを緩和するものであり、そ
の重量及び形状を適宜変更できるように着脱自在に取り
付けられている。なお、図中符号9はケーブル5を保護
するためのコイルスプリングである。
次に、上記構成のマイクロメーターにより飲料用缶の
巻締め部の寸法測定を行う場合には、ツマミ6を弾性部
材の付勢力に抗して後退させ、アンビル7とプランジャ
4との間に被測定物、つまり巻締め部を位置させる。次
に、ツマミ6を持つ手を緩めて先端側へ移動させ、巻締
め部を弾性部材だけの力で挟む。この状態でプランジャ
4は、巻締め部の例えば厚さだけアンビル7から離間し
ており、この離間距離をセンサが検出して電気信号を発
する。この電気信号は表示手段に入力され、離間距離の
実際の寸法としてアナログあるいはデジタル表示され
る。なお、このデータをコンピューター等に入力してシ
ステム化してもよいことは勿論である。
このように、上記構成のマイクロメーターにおいて
は、手で持つ側と反対側にバランスウエイト8を設けて
いるから重量バランスがよく、測定時にマイクロメータ
ーが傾きにくい。また、被測定物を弾性部材の付勢力で
挟持する構成であるため、被測定物に加える力が一定で
ある。したがって、測定者の熟練度に拘らず測定値が一
定し、検査の信頼度を大幅に向上させることができる。
さらに、デジタル信号を出力するように構成した従来の
マイクロメーターに比べると、本実施例のものはセンサ
(例えば、1/100mmの検出が可能な電気プローブ)を内
臓させた簡単な構成であるため大幅に軽量化され、測定
作業をさらに簡単かつ正確に行うことができる。
次に、本発明のマイクロメーターと従来の手動による
マイクロメーターとを用いて測定精度や作業性を比較す
る試験を行ったのでその結果を表に示す。この試験では
A,B,Cの3名により巻締め部の厚さTを一人当り24点測
定した。
この表から明かなように、測定値の総平均値が本発明
では1.442mm、従来技術では1.4510mmであり、本発明で
は充分な精度が維持されることが確認された。また、測
定者による測定値のばらつきについては、従来技術では
熟練者と新人との差が多少見られるのに対し、本発明で
は殆ど差がなかった。さらに、測定に要した時間につい
ては、本発明が1分15秒であるのに対して従来技術は2
分であり、1回の測定で45秒も短縮されたことが確認さ
れた。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、種々の変更を加えることが可能である。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案のマイクロメーターにお
いては、縦長のマイクロメーター本体の一端部に把持部
を設けるとともに、他端部に、固定接触子と、この固定
接触子に対して接近離間し得るように長手方向へ移動可
能な可動接触子とを設け、マイクロメーター本体に、可
動接触子を移動させるツマミと、可動接触子を固定接触
子側へ付勢する弾性部材と、可動接触子の位置の変位を
検出して電気信号を出力するセンサと、固定接触子を挟
んで可動接触子の反対側に設けられたバランスウエイト
とを設け、さらに、センサから入力される電気信号によ
り可動接触子の変位を表示する表示手段をマイクロメー
ター本体とは別体に具備したものであるから、重量バラ
ンスがよく、測定時にマイクロメーターが傾きにくい。
また、被測定物に加える力が一定であるために測定者の
熟練度に拘らず測定値が一定し、検査の信頼度を大幅に
向上することができる。さらに、表示手段wp別体として
いるため大幅に軽量化され、測定作業をさらに簡単かつ
正確に行うことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図はマイクロメーターの側面図、第2図は第1図の
II方向矢視図、第3図は第1図のIII方向矢視図、第4
図は飲料用缶の巻締め部を示す断面図である。 1……マイクロメーター本体、2……把持部、4……プ
ランジャ(可動接触子)、6……ツマミ、7……アンビ
ル(固定接触子)、8……バランスウエイト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦長のマイクロメーター本体の一端部に把
    持部を設けるとともに、他端部に、固定接触子と、この
    固定接触子に対して接近離間し得るように長手方向へ移
    動可能な可動接触子とを設け、マイクロメーター本体
    に、上記可動接触子を移動させるツマミと、可動接触子
    を固定接触子側へ付勢する弾性部材と、可動接触子の位
    置の変位を検出して電気信号を出力するセンサと、固定
    接触子を挟んで可動接触子の反対側に設けられたバラン
    スウエイトとを設け、さらに、上記センサから入力され
    る電気信号により上記可動接触子の変位を表示する表示
    手段ををマイクロメーター本体とは別体に具備したこと
    を特徴とするマイクロメーター。
JP12227290U 1990-11-21 1990-11-21 マイクロメ―タ― Expired - Lifetime JP2504958Y2 (ja)

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JP12227290U JP2504958Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 マイクロメ―タ―

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JP12227290U JP2504958Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 マイクロメ―タ―

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Publication Number Publication Date
JPH0478503U JPH0478503U (ja) 1992-07-08
JP2504958Y2 true JP2504958Y2 (ja) 1996-07-24

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ID=31870062

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