JP2503598Y2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2503598Y2
JP2503598Y2 JP1990102543U JP10254390U JP2503598Y2 JP 2503598 Y2 JP2503598 Y2 JP 2503598Y2 JP 1990102543 U JP1990102543 U JP 1990102543U JP 10254390 U JP10254390 U JP 10254390U JP 2503598 Y2 JP2503598 Y2 JP 2503598Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は発熱体によってタンクに収納された水を加熱
する電気ポットに関する。
(従来の技術) 一般に、お茶などは一度沸騰させた湯を使用した方が
美味しいとされ、このような湯を供給できるものとして
特開昭59−118120号公報には水を収納するタンクの底部
に発熱体を設けた電気ポットが開示されており、また実
開昭59−101930号公報にはタンクの外周面下部に発熱体
を設けた電気ポットが開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術においては発熱体によりタンク内の水を
加熱して湯を沸すものであるが、沸騰湯沸し時間を短く
するために前記発熱体の消費電力を大きくする場合には
前記発熱体の単位面積当りの消費電力(ワット密度)を
大きくするか発熱体の伝熱面積を大きくすることが考え
られる。
しかしながらワット密度を大きくする場合には発熱体
の寿命を縮める原因となり、また発熱体の伝熱面積を大
きくする場合には、発熱体の取付けに適した位置が限定
されているため伝熱面積を大きくできない。すなわちタ
ンクの底面に発熱体を設ける場合にはその低面積に限度
があり一方、収容体の外周面下部に発熱体を設ける場合
にもその取付位置が限られてしまうものである。
一方、実開昭54−33262号公報には、タンクの底面と
外周面に各々発熱体を設け、タンク内の水位に応じて、
これら各発熱体の通電を切換えることで、高消費電力で
あってもワット密度を低くすることのできる電気湯沸し
器が開示されている。しかし、この電気湯沸し器は、高
水位状態の加熱時において、タンク内の水が設定温度に
達すると、一方の発熱体の動作が途中で停止してしま
い、しかも、その後の加熱では、タンク内の水は沸騰す
ることなく保温されることから、タンク内の水を短時間
で沸騰させることはできない。
本考案は前記問題点を解決して発熱体の寿命を縮める
ことがなく消費電力の大きい発熱体を設けて沸騰し、し
かも沸騰までの時間の短縮化を図る電気ポットを提供す
ることを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は水が収容される有底筒状のタンクの底面と外
周面に第1及び第2の発熱体を各々設け、前記第2の発
熱体とほぼ同じ高さに前記タンクの水位センサを設け、
さらに水位センサの出力に基づき高水位状態のときには
沸騰するまで第1及び第2の発熱体を作動し低水位状態
のときには第1の発熱体のみを作動させる制御装置を設
けたものである。
(作用) 上記構成により、タンク内が高水位の状態のときは、
沸騰するまで第1及び第2の発熱体により水が加熱さ
れ、またタンク内が低水位の状態のときには第1の発熱
体のみにより加熱して沸騰湯沸しができる。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例について第1図乃至第3図
を参照して説明する。
第1図に示すように円筒状の外装ケース1の上端開口
に支持環2が、下端開口には底蓋3が各々装着され、こ
の外装ケース1の内部には有底筒状のタンク4が収納さ
れている。また前記タンク4の底面5の下面には平板状
の第1の発熱体6が設けられている。この第1の発熱体
6は、前記底面5に形成した凸部7に嵌合されるととも
にこの第1の発熱体6の下面は前記底面5の下部外周に
スポット溶接された押え部材8により押さえられてい
る。また前記凸部7内の中央に固着した止め金9に螺子
10を介して固定した押え板11が前記押え板8を押え付け
ることにより前記第1の発熱体6が固定されている。前
記タンク4の外周面12の下端に扁平状の第2の発熱体13
がその周方向に沿って添設され、バンド方式で固定され
ている。また湯温センサ14が前記第1の発熱体6を避け
て前記底面5の端部に装着されている。尚、前記第1及
び第2の発熱体6,13の表面ワット密度は5W/cm2以下に設
定され、例えば前記第1の発熱体6の消費電力を640W、
第2の発熱体13の消費電力を360Wとし、総消費電力を10
00Wに設定している。
前記タンク4の上方に開閉自在に設けられる蓋体15は
逆椀形状であって、その一端はヒンジ部16のピン17を介
して回動自在に枢支されている。この蓋体15の下面には
基板18が設けられるとともに、この基板18の上方には可
動板19が設けられ、この可動板19と基板18との間にエア
ーポンプを構成する伸縮自在なベローズ20が設けられて
いる。また蓋体15の上端部には凹所21が形成され、この
凹所21内に操作部材として逆有底筒状の押体22が上下動
自在に嵌挿されている。前記基板18の下方には底板23が
固定されており、この底板23には外部と連通する蒸気逃
し路24が形成され、この蒸気逃し路24の流入口25は連通
路26を介してタンク4内に連通している。前記蒸気逃し
路24の途中には支持環2に装着した蒸気センサ27が臨ん
で設けられている。
さらに前記タンク4の底面5に一端(図示せず)を開
口した給湯路28が設けられており、この給湯路28の他端
は前記外装ケース1の他側上部に突出した注出口29に連
通している。また前記タンク4には上端(図示せず)及
び下端30Aがタンク4の上部及び下部に接続されてタン
ク4内に連通する透明な水位管30がゴム継手31を介して
縦設されており、この水位管30の下部に前記タンク4内
の水位を検知する水位センサ32が前記第2の発熱体13と
ほぼ同じ高さに設けられている。この水位センサ32は前
記水位管30内に上下動自在に設けられた不透明体よりな
る遮光フロータ33と、前記第2の発熱体13とほぼ同じ高
さに位置して遮光フロータ33がその高さに位置したとき
それを検知するフォトセンサ34からなり、このフォトセ
ンサ34はランプ35からの水位管30を透した光を光電素子
36に受け、遮光フロータ33がその受光を遮断したとき、
タンク4内の低水位状態を検知するようになっている。
尚、37は保温用発熱体である。
第2図はブロック図を示しており、制御装置38はCPU3
9と、これに各々接続される入力回路40及び出力回路41
及びメモリ42からなり、前記湯温センサ14、蒸気センサ
27及び水位センサ32はA/D変換器43を介して入力回路40
に接続され、また前記入力回路40には再沸騰スイッチ4
4、保温スイッチ45及び取消スイッチ46が接続されてい
る。さらに前記出力回路41には駆動回路47を介して前記
第1の発熱体6、第2の発熱体13、保温用発熱体37及び
低水位状態などを表示するランプあるいは低水位状態を
報知するブザーなどかなる警報装置48が接続されてい
る。
次に第3図のフローチャートを参照して作用を説明す
る。
予めタンク4内にはほぼ満水正状態で水Wが収容され
ており、そして電源プラグ(図示せず)をコンセント
(図示せず)に差し込みなどすると電源がONし(ステッ
プS1)、同時に水位センサ32の出力に基づき(ステップ
S2)、高水位Hの状態を検知する(ステップS3)。この
検知により第1及び第2の発熱体6,13が発熱して沸騰湯
沸しを始める(ステップS4)。このようにして所定時間
加熱状態が続くと、これを湯温センサ14により湯温を検
知し(ステップS5)、そして湯温が予め設定されている
正常な温度上昇変化に続いている場合には(ステップS
6)、第1及び第2の発熱体6,13が沸騰湯沸しを続け
る。一方、異常な温度の上昇変化の場合には断電される
(ステップS7)。そして沸騰して蒸気が発生すると、こ
の蒸気は蒸気逃し路24を通るとともに、この蒸気は蒸気
センサ27に検知される(ステップS8)。このようにして
蒸気センサ27が所定温度に達し(ステップS9)一度水が
沸騰した後、第1及び第2の発熱体6,13は断電され(ス
テップS10)、保温用発熱体37が発熱して所定温度に保
たれる(ステップS11)。そして給湯時押体22を押圧す
るとベローズ20が圧縮されて圧縮空気が連通路26を介し
てタンク4内へ供給され、この結果熱湯が給湯路28を通
って注出口29より排出できる。
一方、給湯に伴ってタンク4内の水位が低下したり、
また予め少量の水Wしかタンク4内に収容しない場合に
は遮光フロータ33が降下してランプ35の光を遮る。これ
により低水位Lの状態を水位センサ32が検知し(ステッ
プS3)、給水ランプあるいは給水ブザーなどの警報装置
48が作動する(ステップS12)。そして再沸騰スイッチ4
4をONすると(ステップS13)、制御装置38により第1の
発熱体6のみが発熱し(ステップS14)、この後前記ス
テップS5へ戻って水Wは再沸騰する。さらに前記ステッ
プS12の警報中の所定時間内に再沸騰スイッチ44がONさ
れない場合には(ステップS15)、電源が自動的に断電
される(ステップS16)。
以上のように前記実施例においては、水位センサ32に
より高水位状態を検出すると、タンク4内の水が沸騰す
るまで第1及び第2の発熱体6,13を作動させることか
ら、第1及び第2の発熱体6,13の通電を切換える構成で
ありながら、沸騰までの時間の短縮化を図ることが可能
となる。
また、タンク4の底面5に第1の発熱体6を設けると
ともに、タンク4の外周面12の下端に第2の発熱体13を
設けたことにより、例えば1000W程度の高消費電力であ
ってもワット密度を低くして、短時間で沸騰湯沸しでき
る電気ポットに対応できる。
さらに前記タンク4には水位管30を設けるとともにこ
の水位管30には前記第2の発熱体13とほぼ同じ高さに水
位センサ32を設けて、該水位センサ32の出力に基づきタ
ンク4内が高水位Hの状態のときには前記第1及び第2
の発熱体6,13を発熱し一方、水位センサ32の出力に基づ
きタンク4内が低水位Lの状態のときには第1の発熱体
6のみが発熱するように制御装置38を設けたことにより
低水位L状態の空焼きなどの虞れはなく安心して使用す
ることができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば水位センサの位置を第4図に示すように第2の発
熱体13よりやや下方に設けたり、また前記水位管内の遮
光フロータを外装ケースの外観から視認できるように外
装ケースには窓孔などを設けておくなど種々の変形が可
能である。
[考案の効果] 本考案は、水が収容される有底筒状のタンクと、この
タンクの底面に設けられる第1の発熱体と、前記タンク
の外周面に設けられる第2の発熱体と、この第2の発熱
体とほぼ同じ高さに設けられる前記タンクの水位センサ
と、前記水位センサの出力に基づき高水位状態のときは
沸騰するまで前記第1及び第2の発熱体を作動し、前記
水位センサの出力に基づき低水位状態のときには前記第
1の発熱体のみを作動させる制御装置とを具備したもの
であり、発熱体の寿命を縮めることがなく消費電力の大
きい発熱体を設けて沸騰し、しかも沸騰までの時間の短
縮化を図ることができる。さらに前記第2の発熱体はタ
ンク内の水位によって自動的に切り換えるため該第2の
発熱体による空焼きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示しており、
第1図は縦断面図、第2図はブロック図、第3図はフロ
ーチャート、第4図は第2実施例を示す断面図である。 4…タンク 5…底面 6…第1の発熱体 12…外周面 13…第2の発熱体 32…水位センサ 38…制御装置 W…水 H…高水位 L…低水位

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水が収容される有底筒状のタンクと、この
    タンクの底面に設けられる第1の発熱体と、前記タンク
    の外周面に設けられる第2の発熱体と、この第2の発熱
    体とほぼ同じ高さに設けられる前記タンクの水位センサ
    と、前記水位センサの出力に基づき高水位状態のときは
    沸騰するまで前記第1及び第2の発熱体を作動し低水位
    状態のときには前記第1の発熱体のみを作動させる制御
    装置とを具備したことを特徴とする電気ポット。
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