JP2503337B2 - 油圧プレス - Google Patents

油圧プレス

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧プレス、特に、板
材を把持するワークホルダと、把持された板材を加工す
るための油圧ヘッドとを備えた油圧プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、板材に孔開け加工や絞り加工等を
行うタレットパンチプレス機として、油圧シリンダを駆
動源とする油圧駆動型のものが用いられている。パンチ
プレス機では金型のヒットレートが1分間あたり数百と
いうように極めて高いため、従来はモータを駆動源とす
るクランク式のものに限定されていた。しかし、油圧装
置の改善により高速動作が可能となり、油圧式のパンチ
プレス機が用いられてきている。
【0003】この種の油圧式のパンチプレス機では、油
圧シリンダのストローク量を調整できるため、ストロー
ク量を最小限に抑えてヒットレートを向上させ、クラン
ク式のものと変わらないサイクルで加工を行うことがで
きる。たとえば、工具交換時だけ工具を上死点に上昇さ
せ、それ以外のときには工具を許容し得る最下限に待機
させておき、ストロークを最小限に抑えることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】油圧式のパンチプレス
機では、ストロークを最小限に抑えてプレス加工を行う
場合には、工具の下面とテーブルとの隙間がクランク式
のものに比べて小さくなる。このため、板材を把持する
ワークホルダと油圧シリンダの先端に係合する工具との
干渉が問題になる。つまり、前記隙間が小さくなると、
ワークホルダの上面より工具の下面が下方に位置し、ワ
ークホルダが工具に接触するおそれが生じる。
【0005】これを解決するために、ワークホルダによ
る工具の移動中に、ワークホルダが工具と干渉するか否
かを検出し、これを検出したときに油圧シリンダのスト
ロークを変更することが考えられる。しかし、移動中に
ワークホルダの干渉を検出したり、油圧シリンダのスト
ロークを変更したりすると、そのために種々の制御ルー
チンが必要となり、加工時間が長くなる。
【0006】本発明の目的は、加工時間を短縮するとと
もに、ワークホルダと油圧ヘッドとの干渉を防止するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧プレス
は、板材を把持して位置決めするワークホルダと、上昇
端と下降端との間を往復駆動して前記ワークホルダに
持された板材を加工する油圧ヘッドとを備えた油圧プレ
スにおいて、前記ワークホルダの位置決め移動に際して
前記油圧ヘッドとの干渉の可能性を判定する干渉判定手
段と、この干渉判定手段により干渉の可能性がないと判
定されたとき、前記油圧ヘッドの前記上昇端から下降端
への下降動作と前記ワークホルダの板材位置決め動作と
を並行して行い、前記干渉判定手段により干渉の可能性
があると判定されたとき、前記ワークホルダによる板材
位置決め動作の完了を待って前記下降動作を開始するよ
うに前記油圧ヘッドおよびワークホルダを制御する制御
手段とを備えたものである。複数行からなる加工プログ
ラムの加工中の行の次の行を先読みする先読み手段をさ
らに備え、上記干渉判定手段は、前記先読み手段の先読
み結果に基づいて上記干渉の可能性を判定するものでも
よい。又、前記上昇端と下降端との間の所定の待機位置
に、下降途中の前記油圧ヘッドの先端が到達したか否か
を判定するヘッド位置判定手段をさらに備え、前記制御
手段は、前記干渉判定手段により干渉の可能性がないと
判定された場合の油圧ヘッドと板材位置決めとの並行動
作過程において、板材位置決めが完了するまでは油圧ヘ
ッド先端を前記所定の待機位置より下方へ移動させない
ものでもよい。
【0008】
【作用】本発明に係る油圧プレスでは、ワークホルダに
より板材が保持されて位置決め移動され、油圧ヘッド
上昇端から下降端まで下降してワークホルダで位置決め
された板材が加工される。一方、干渉判定手段がワーク
ホルダの位置決め移動に際して前記油圧ヘッドとの干渉
の可能性を判定する。そして、この干渉判定手段により
干渉の可能性がないと判定されたとき、油圧ヘッドの上
昇端から下降端への下降動作とワークホルダの板材位置
決め動作とを並行して行い、干渉判定手段により干渉の
可能性があると判定されたとき、ワークホルダによる板
材位置決め動作の完了を待って下降動作を開始するよう
に油圧ヘッドおよびワークホルダを制御手段が制御す
る。これにより干渉しない場合にワークホルダの移動中
に油圧ヘッドの下降を行え、加工時間を短縮できる。ま
た、干渉する場合には、油圧ヘッドの上昇端から下降端
への下降動作を位置決め完了後に開始しているので、干
渉を確実に防止できる。さらに、干渉の可能性の有無に
係わらず、油圧ヘッドを上昇端と下降端との間で移動さ
せるだけでよいので、複雑なストローク制御が不要にな
る。 また、先読み手段の先読み結果に基づいて干渉の可
能性を判定する場合には、干渉の可能性を作業中に確実
に判断できる。 さらに、干渉の可能性がないと判定した
場合の油圧ヘッドと板材位置決めとの並行動作過程にお
いて、板材位置決めが完了するまで油圧ヘッド先端を所
定の待機位置より下方に移動させない場合には、板材位
置決めが油圧ヘッド下降より時間を要する場合でも、加
工時間をできる限り短縮しつつ、確実な板材加工を実現
できる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例による油圧
プレスである油圧パンチプレス機を示している。ここで
は、タレットパンチプレス機を例にとる。パンチプレス
機1は、主に、下部フレーム2と、下部フレーム2の上
方に配置された上部フレーム3と、上部フレーム3を後
方で支持するスロート部4とから構成されている。下部
フレーム2の上面中央には、固定テーブル10が配置さ
れている。下部フレーム2の上面両側部には、1対のガ
イドレール5,6が配置されている。ガイドレール5,
6上には、キャリッジ7が奥行き方向(Y軸方向)に移
動可能に配置されている。キャリッジ7には、固定テー
ブル10の両側方に配置された移動テーブル8,9が固
定されている。キャリッジ7には、板材11を配置する
ための1対のワークホルダ13,14が装着されたクロ
ススライド15が、左右方向(X軸方向)に移動可能に
設けられている。
【0010】キャリッジ7をY軸方向に移動させる移動
機構は、移動テーブルの下方に配置されている。この
移動機構は、サーボモータ16と、これに連結されたボ
ールねじ17と、ボールねじ17に螺合するボールナッ
ト18とから構成されている。ボールナット18は、移
動テーブル9の下面に固定されている。一方、クロスス
ライド15をX軸方向に移動させる移動機構は、キャリ
ッジ7内に配置されている。この移動機構は、キャリッ
ジ7の一端に配置されたサーボモータ20と、これに連
結されたボールねじ21と、ボールねじ21に螺合する
ボールナット23とから構成されている。ボールナット
23は、クロススライド15に固定されている。
【0011】上部フレーム3には、複数のパンチを収納
する上タレット12が回動可能に設けられている。上タ
レット12内には、油圧シリンダ(図3)により昇降す
るパンチヘッドが設けられている。一方、下部フレーム
2側には、複数のダイを収納する下タレット22が上タ
レット12に対向配置されている。また、加工位置にあ
るパンチ及びダイ並びに油圧シリンダ等によって加工部
24が構成されている。
【0012】スロート部4内には、図3に示すように制
御装置30が設けられている。この制御装置30は、コ
ントローラとしてのCNC31、MMC32及びPMC
33を備えている。各コントローラ間ではウィンドウを
介してデータの授受が高速で行われるようになってい
る。CNC31は、板材11をX軸方向及びY軸方向に
移動させるためのサーボモータ16,20の制御を行う
ものであり、CPU、ROM及びRAM等を含んでい
る。MMC32は、種々の処理を高級言語を用いて処理
可能なものであり、CPU、ROM及びRAM等を含ん
でいる。MMC32は、加工プログラムの加工中の次の
行の内容を先読みするとともに、先読みした内容から、
ワークホルダ13,14と加工部24とが干渉するか否
かを判定する。この判定は、たとえば、先読みしたステ
ップの内容にある加工位置と前ステップの加工位置とを
結ぶ軌跡が、ワークホルダ13,14の先端の位置の座
標の近傍にあるか否かにより行われる。PMC33は、
油圧の制御やタレットの駆動等の制御を行うものであ
り、CPU、ROM及びRAM等を含んでいる。
【0013】MMC32及びPMC33には、DSC
(ディジタル・サーボ・コントローラ)36が接続され
ている。DSC36は油圧シリンダ40の位置及び速度
をサーボ制御するためのコントローラであり、MMC3
2及びPMC33から与えられた位置情報及び速度情報
に応じて速度制御部38に速度指令を出力する。速度制
御部38は、DSC36から与えられた速度指令に応じ
て加工部24の加工速度(シリンダ40の昇降速度)を
フィードバック制御するためのものであり、速度アンプ
及び積分回路等から構成されている。また、PMC3
には圧力制御部50が接続されている。圧力制御部50
は油圧シリンダ40の圧力制御を行うためのものであ
る。
【0014】加工位置上には、油圧シリンダ40が上下
に配置されている。油圧シリンダ40のピストンロッド
先端には、加工部24を構成するパンチ41の頭部が係
合し得る係合部42が取り付けられている。油圧シリン
ダ40には、電気油圧式4ポート3位置サーボ弁44が
接続されている。サーボ弁44のスプールにはサーボコ
ントロールコイル45及びフィードバック検出器46が
設けられている。サーボコントロールコイル45には、
速度制御部38からの制御信号が入力されている。ま
た、フィードバック検出器46の検出信号は速度制御部
38に入力されており、スプールの移動量が速度制御部
38によってフィードバック制御される。これにより、
サーボ弁44を通過する流量が制御され、油圧シリンダ
40の昇降速度が制御されるようになっている。また、
油圧シリンダ40には、ピストンの位置検出を行う位置
検出器47が設けられている。位置検出器47の出力
は、A/D変換器48を介してDSC36に入力されて
いる。
【0015】一方、圧力制御部50にはPMC33から
圧力指令が与えられる。圧力制御部50はこれを電気信
号に変換し、比例電磁式リリーフ弁51に与える。ま
た、リリーフ弁51は、ポンプ52及びこれを駆動する
モータ53を含む油圧回路54に接続されている。この
油圧回路54には他のアクチュエータを制御するための
油圧機器55が接続されている。油圧回路54の油圧ラ
インはサーボ弁44に接続されている。
【0016】図4に示すように、MMC32には、キー
ボード34、CRT35、ホストコンピュータとの接続
用のホストインターフェイス37及び他の入出力部が接
続されている。またCNC31には、X軸及びY軸の制
御を行うための軸制御部39が接続されている。さら
に、PMC33には、上タレット12及び下タレット2
2を駆動するためのタレット駆動部19や他の入出力部
が接続されている。
【0017】次に、制御装置30の制御動作について図
5に示す制御フローチャートに基づいて説明する。ま
ず、ステップS1でテーブルの原点への移動等の初期設
定を行う。ステップS2では、たとえばホストコンピュ
ータからホストインターフェイス37を介して加工プロ
グラムを読み込み、CNC31内のRAMに格納する。
ステップS3では、作業者による作業開始指令を待つ。
作業開始指令が入力されるとステップS4に移行する。
ステップS4では加工プログラムの1ステップを読み込
む。続いてステップS5では、加工プログラムの次ステ
ップを読み込む。ステップS4での処理はCNC31で
行われ、ステップS5での処理はMMC32で行われ
る。ステップS6では、ステップS4で読み込んだステ
ップの内容が加工指令を意味するものであるか否かを判
断する。ステップS7では、ステップS5で読み込んだ
次ステップの内容から、次ステップにおいてワークホル
ダ13,14と加工部24とが干渉するか否かを判断す
る。この判断は前述したように、MMC32で行われ、
このステップの加工位置と次ステップの加工位置とを結
ぶ軌跡がワークホルダ13,14の先端位置の近傍にあ
るか否かにより判断する。
【0018】ステップS8では、ステップS4で読み込
んだ内容が他の指令を意味するものであるか否かを判断
する。ステップS9では、読み込んだステップの内容が
終了を意味するものであるか否かを判断する。ステップ
S9での判断がYESの場合には処理を終了する。また
NOの場合にはステップS4に戻る。一方、ステップS
6で加工を意味する指令と判断した場合にはステップS
10に移行する。
【0019】ステップS10では加工ルーチンを実行す
る。この加工ルーチンでは、図6に示すように、ステッ
プS21で、後述するステップS11で干渉フラグがセ
ットされているか否かを判断する。干渉フラグがセット
されている(干渉の危険性有り)と判断するとステップ
S22に移行する。ステップS22以降では、まず板材
11を所定の位置に移動させ、位置決め完了後に油圧ヘ
ッドを駆動する。
【0020】すなわち、まずステップS22では干渉フ
ラグをリセットする。ステップS23では、クロススラ
イド15及びキャリッジ7の移動を開始し、板材11の
移動を開始させる。ステップS24では、板材11の加
工位置が所定位置に到達するのを待つ。板材11の加工
位置が所定位置に到達するとステップS25に移行す
る。ステップS25では板材11の移動を停止する。ス
テップS26では油圧シリンダ40の下降を開始する。
ステップS27では油圧シリンダ40が下降端に到達す
るのを待つ。油圧シリンダ40が下降端に到達するとス
テップS28に移行する。ステップS28では下降を停
止させる。ステップS29では、油圧シリンダ40の上
昇を開始する。ステップS30では油圧シリンダ40が
上昇端に到達するのを待つ。油圧シリンダ40が上昇端
に到達するとステップS31に移行する。ステップS3
1では油圧シリンダ40の上昇を停止する。油圧シリン
ダ40の上昇が停止するとメインルーチンに戻る。
【0021】一方、ステップS21で干渉フラグがセッ
トされていない(干渉の危険性無し)と判断するとステ
ップS32に移行する。ステップS32以降では、板材
11の位置決めが完了するより以前に油圧ヘッドの駆動
を開始する。すなわち、ステップS32では、油圧シリ
ンダ40の下降を開始するとともに、板材11の移動を
開始する。ステップS33では、板材11が所定の加工
位置に到達したか否か、すなわち位置決めが完了したか
否かを判断する。板材11の位置決めが完了していない
場合にはステップS34に移行する。ステップS34で
は、油圧シリンダ40が所定の待機位置に到達したか否
かを判断する。この待機位置は、パンチ工具先端がワー
クホルダ13,14の最上面より上方になるように設定
されており、板材移動中に下降中のパンチ工具がワーク
ホルダ13,14あるいは板材11に接触しないように
なっている。油圧シリンダ40が待機位置に到達してい
ないと判断したときにはステップS33に戻る。油圧シ
リンダ40が待機位置に到達したと判断するとステップ
S35に移行する。ステップS35では油圧シリンダ4
0の下降を停止する。ステップS36では、板材の位置
決め完了を待つ。板材11の位置決めが完了するとステ
ップS37に移行する。ステップS37では油圧シリン
ダ40を再度下降させる。
【0022】ステップS33で板材11の位置決めが完
了したと判断した場合、またはステップS37での処理
が終了した場合にはステップS27に移行し、油圧シリ
ンダ40が下降端に到達するのを待つ。その後、前記同
様にステップS28〜ステップS31の処理を実行す
る。一方、ステップS7で先読みした次ステップの内容
によりワークホルダ13,14が加工部24に干渉する
と判断した場合にはステップS11に移行し、干渉フラ
グをセットし、ステップS8に移行する。この干渉フラ
グは、次ステップの加工において干渉が生じることを示
している。
【0023】ステップS8で他の指令と判断した場合に
はステップS12に移行し、その指令に応じた他の処理
を実行し、ステップS9に移行する。このように本実施
例では、干渉の有無を先読みして判断し、加工時には干
渉の有無により、干渉がある場合には板材が所定の加工
位置に到達してから油圧シリンダを下降させ、板材11
の加工の開始を行う。また、干渉がない場合には、油圧
シリンダ40の加工開始と板材11の移動開始とを同時
に行うとともに、板材11の移動終了前に油圧シリンダ
40が所定位置より下降してしまう場合には、油圧シリ
ンダ40を所定の位置に待機させる。
【0024】これにより、加工時間を短縮できるととも
に、加工部24とワークホルダとの干渉を防止できる。 〔他の実施例〕 記実施例では、油圧プレスとしてタレットパンチプレ
ス機を例に説明したが、シャーリング機やベンダー等の
他の油圧プレスにも本発明を適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る油圧プレスでは、干渉しな
い場合にワークホルダの移動中に油圧ヘッドの下降を行
え、加工時間を短縮できる。また、干渉する場合には、
油圧ヘッドの上昇端から下降端への下降動作を位置決め
完了後に開始しているので、干渉を確実に防止できる。
さらに、干渉の可能性の有無に係わらず、油圧ヘッドを
上昇端と下降端との間で移動させるだけでよいので、複
雑なストローク制御が不要になる。 また、先読み手段の
先読み結果に基づいて干渉の可能性を判定する場合に
は、干渉の可能性を作業中に確実に判断できる。 さら
に、干渉の可能性がないと判定した場合の油圧ヘッドと
板材位置決めとの並行動作過程において、板材位置決め
が完了するまで油圧ヘッド先端を所定の待機位置より下
方に移動させない場合には、板材位置決めが油圧ヘッド
下降より時間を要する場合でも、加工時間をできる限り
短縮しつつ、確実な板材加工を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による油圧プレスである油圧
パンチプレス機の全体斜視図。
【図2】その平面概略図。
【図3】油圧パンチプレス機の制御装置の概略ブロック
図。
【図4】制御装置のブロック図。
【図5】制御動作を示すフローチャート。
【図6】加工処理の内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 パンチプレス機 13,14 ワークホルダ 24 加工部 30 制御装置 32 MMC 33 PMC 40 油圧シリンダ 41 パンチ 43 ダイ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を把持して位置決めするワークホル
    ダと、上昇端と下降端との間を往復駆動して前記ワーク
    ホルダに把持された板材を加工する油圧ヘッドとを備え
    た油圧プレスにおいて、 前記ワークホルダの位置決め移動に際して前記油圧ヘッ
    ドとの干渉の可能性を判定する干渉判定手段と、 この干渉判定手段により干渉の可能性がないと判定され
    たとき、前記油圧ヘッドの前記上昇端から下降端への下
    降動作と前記ワークホルダの板材位置決め動作とを並行
    して行い、前記干渉判定手段により干渉の可能性がある
    と判定されたとき、前記ワークホルダによる板材位置決
    め動作の完了を待って前記下降動作を開始するように前
    記油圧ヘッドおよびワークホルダを制御する制御手段
    と、 を備えた事を特徴とする油圧プレス。
  2. 【請求項2】 複数行からなる加工プログラムの加工中
    の行の次の行を先読みする先読み手段をさらに備え、
    干渉判定手段が、前記先読み手段の先読み結果に基づ
    いて上記干渉の可能性を判定する請求項1記載の油圧プ
    レス。
  3. 【請求項3】 前記上昇端と下降端との間の所定の待機
    位置に、下降途中の前記油圧ヘッドの先端が到達したか
    否かを判定するヘッド位置判定手段をさらに備え、前記
    制御手段は、前記干渉判定手段により干渉の可能性がな
    いと判定された場合の油圧ヘッドと板材位置決めとの並
    行動作過程において、板材位置決めが完了するまでは油
    圧ヘッド先端を前記所定の待機位置より下方へ移動させ
    ない請求項1又は請求項2記載の油圧プレス。
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